JPH02166078A - クリーム等吐出容器および該容器に対する吐出装置の組付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、クリーム等を吐出する容器と該容器に対する
吐出装置の組付は方法とに関する。

「従来の技術」 例えば実開昭６３−１６４４５４　号公報のクリーム等
吐出容器が知られており、該容器は、上下両端開口筒部
の上部内に吸込み弁付き７Ｊ７９を横設してその頂壁上
方にポンプ式の吐出装置を設けると共に、上記筒部内へ
その下端からクリーム等を充填した後、その筒部の下端
部内へ慴動可能な底板を上昇可能に嵌合させて、上記吐
出装置作動により筒部内クリーム等をその装宜内へ吸上
げかつその装置が有するノズルから吐出させ、該吐出に
よる筒部内負圧化を上記底板上昇によって解消するよう
設けている。

「発明が解決しようとする課題」 従来のクリーム等吐出容器は、胴部下端面を開口してそ
の開口部分からクリーム等を充填した後、その胴部下端
面を慴動底板で上昇可能に、かつ抜は落ちないよう閉塞
しているが、容器体内負圧化によってその慴動底板が上
昇するよう設けた吐出容器の特色として、−旦胴部内へ
嵌合するとその慴動底板を再び胴部下方へｔ友き出すこ
とは出来ないよう設けられているため、慴動底板を仮嵌
合して容器体内部に水を充填して行う液洩れテストを行
うことが出来ない、そのため消費者が使用中にその慴動
底板と刺部内面との間からの液洩れが生ずることがある
。

本発明は事前に容器体胴部の下端部内へ慴動底板を嵌合
させておき、クリーム等充填は容器体上端部から行うよ
うにすることで、慴動底板を装着したままでの液洩れテ
ストを容器とすると共に容器体内に充填されたクリーム
等の上面と容器体上端部に組付ける吐出装置との間に空
気が残らないよう設けたものであり、更にその空気を残
さないよう容器体上部に吐出装置を組付ける方法を提供
することを目的とする。

「課題を解決するための手段」 下端面開口の胴部上端から口頸部３を起立する容器体ｌ
と、上記胴部の下端部内へ、外周面を胴部内壁面に水密
に接し、かつ上昇可能に嵌合された慴動底板７と、上記
口頸部外面に、頂部外周から垂下する周壁１３を嵌合さ
せると共に頂部中央の開口部から上記口頸部内へ下端開
口のシリンダ１４を垂下し、かつ該シリンダ内から上方
付勢状態に作動子１６を起立するクリーム等吐出装置１
１と、上記シリンダの下部外面へ水密にかつ上室不能に
嵌合させた弾性環状栓３５とからなり、上記口ｍ部３の
内面を下方から小内径部３ａと中内径部３ｂと大内径部
３ｃとに形成して、小内径部上端と中内径部下端との間
の上向き段部４上面へ環状栓３５の下面外閏部を係合さ
せて環状栓外周面を中内径部内面へ水密に嵌合させた。

下端面開口の胴部上端から口頸部３を起立して、該口頸
部内面を、下方から小内径部３ａと中内径部３ｂと大内
径部３ｃとなした容器体胴部の下端部内に、胴部内壁面
に外周面を水密に接して、かつ上昇可能に慴動底板７を
嵌合させておき、該慴動底板上方の容器体内へ上記口頸
部を介してクリーム等をその上面がほぼ中内径部に位置
するよう完膚した後、頂部外周から周壁１３を垂下する
と共にその頂部中央の開口部から下端面開口のシリンダ
１４を垂下し、かつ該シリンダ内から上方付勢状態に作
動子１６を起立するクリーム等吐出装置１１を、そのシ
リンダ下部外面に弾性環状栓３５を上昇不浦に嵌合させ
た状態でその環状栓付きシリンダを口頸部内へ挿入して
環状栓の外周部下面を上記小内径部上端と中内径部下端
との間の上向き段部４上面へ係合させると共に周壁１３
を口頸部外面へ嵌合させ、咳嵌合の際のシリンダ下端部
および環状栓下部による上記容器体内クリーム等の上面
押圧により該クリーム等の一部を環状栓上方の口頸部内
とシリンダ内とのいずれか一方ないし双方へ溢出させて
組付ける。

下端面開口の胴部上端から口頸部３を起立して、該口頸
部内面を、下方から小内径部と中内径部と大内径部とな
した容器体胴部の下端部内に、胴部内壁面に外周面を水
密に接して、かつ上昇可能に慴動底板７を嵌合させてお
き、該慴動底板上方の容器体へ上記口頸部を介してクリ
ーム状物等をその上面がほぼ中内径部に位１するよう充
填した後、上記小内径部上端と中内径部下端との間の上
向き段部４上面へ、外周部下面を係合させて弾性環状栓
３５を口頭部３内へ嵌合させ、該嵌合後に、頂部外周か
ら周壁１３を垂下すると共にその頂部中央の開口部から
下端面開口のシリンダ１４を垂下し、かつ該シリンダ内
から上方付勢状態に作動子１６を起立するクリーム吹物
等吐出装置！１１を、そのシリンダ下部を上記環状栓３
５内へ水密に、かつ周壁１３を口頸部外面へそれぞれ嵌
合させ、咳嵌合の際のシリンダ下端部による容器体内ク
リーム状物等の上面押圧により、該クリーム状物等の一
部を環状栓上方の口頸部内とシリンダ内とのいずれか一
方ないし双方へ溢出させて組付ける。

「作用」 第１図の状態から作動子！６を押下げると、筒状ピスト
ン２０およびシリンダ１４に対してステム１７および吸
込み弁体３）が下降し、次いで、筒状ピストン２０上端
が小外径部上端に達し、かつ吸込み弁体３）下端がシリ
ンダ底面に達すると筒状ピストン２０はステムにより押
下げられ、又吸込み弁体３）はその上部を挟持する筒部
２２が慴動することで停止して、以後ステム１７と筒状
ピストン２０とが下降してシリンダ内を加圧する。この
とき吸込み弁孔１５は閉じ、吐出弁孔２）は開孔してい
るからシリンダ内のクリーム等はノズル１８から吐出さ
れる０次に作動子１６の押下げを離すと、筒状ピストン
２０およびシリンダ１４に対してステム１７および吸込
み弁体３）が上昇して吸込み弁孔１５が開き、又吐出弁
孔２）が閉塞する０次いで係合ビン３２．３２がスプリ
ング下面に接し、かつ筒状ピストン２０が小外径部下端
に接することで、吸込み弁体３）は停止し、かつ筒状ピ
ストン２０はステム下端の大外径部により押上げられる
こととなるため、吸込み弁体３）上部を挟持する筒部２
２に対して吸込み弁体３）が慴動し、よってステム１７
はスプリング３３の押上げにより筒状ピストン２０と共
に上昇し、該上昇によりシリンダ内は負圧化するため、
容器体内クリーム状物はシリンダ内に吸込まれ、又該吸
込みによる容器体内の負圧化により慴動底板７が上昇し
てその負圧化を解ン肖する。

「実施例」 １は下端面開口の胴部２上端から肩部を介して口頭部３
を起立する容器体で、その口頸部内面はその下部下端部
を小内径部３ａとし、かつ上向き段部４を介してその上
方下部部分内面を中内径部３ｂとし、更にその上方を大
内径部３ｃとしている。その胴部下端には透孔５付きの
底壁６を嵌着させてもよい。

上記胴部２の下部内へは慴動底板７を嵌合させる。該慴
動底板はその外周面を胴部内壁面に水密に接してその上
方胴部分内の負圧化により上昇可能とする。

上記慴動底板上方の容器体内へはクリーム、或いは液体
等、つまりクリーム等を口頸部３を介して充填する。

１１はクリーム等吐出装置であって、頂部１２外周から
垂下する周壁１３を容器体口頸部の外面へ螺合させ、又
頂部中央の開口部から下端面開口のシリンダ１４を垂下
する。その口部が吸込み弁孔１５を形成する。又そのシ
リンダ内からは上方付勢状態に作動子１６を起立する。

該作動子は起立するステム１７上端にノズル１８付きの
押下げへラド１９を嵌着し、かつステムの下端部を大外
径に、かつその上方外面を小外径部として該部分間だけ
上下動自在に筒状ピストン２０を嵌合させ、該筒状ピス
トンが下方に位置するとき、ステム下部に穿設した吐出
弁孔２）が、その筒状ピストンにより閉塞され、上方へ
移動したとき、開孔するよう設けてあって、その吐出弁
孔と筒状ピストン２０とで吐出弁を形成している。又シ
リンダ１４内には棒状の吸込み弁体３）が起立させてあ
って、その弁体上部はステムの下部から下内方へ突出す
る筒部２２内へ挿入してその節部の下部内面により慴動
および引上げ自在に挟持されていて、その吸込み弁体下
面がシリンダ下端部内面に接することでシリンダ下端の
吸込み弁孔１５が閉塞され、その離税により吸込み弁が
開孔する。その吸込み弁体３）の下部からは係合ピン３
２．３２を突出しており、該ビンはシリンダ下端部内面
に縦設されたガイド板＋４ａ　、　１４ａ間に上下動自
在に位置させてあり、又そのガイド板上端には作動子を
上方へ付勢するスプリング３３下端が載置してあって、
上記ピンがスプリング下端に接することで吸込み弁体３
）の上限を定めている。

シリンダ１４の下部外径は下向き段部１４ｂを介して小
外径部としてあり、その小外径部外面には弾性ある環状
栓３５を水密に嵌着させ、その上面内周部を上記下向き
段部に係合させ、シリンダに対する上方移動を防止して
いる。又環状栓３５はその下部を口頸部３の小内径部３
ａよりも小外径とし、かつその上部を口頸部の中内径部
３ｂ内へ緊密に嵌合可焼な外径でかつ大内径部３ｃより
も小外径とする。

又、その上部は下部内径に対して大内径とし、その上部
下面外周を上向き段部４上へ載置する。

容器体内へのクリーム等充填後に吐出装置１１を組付け
る際は次のように行う。

予めクリーム等をほぼ口頸部３の中内径部３ｂあたりま
で充填しておき、予め環状栓３５をシリンダ１４の下部
外面へ嵌着させておき、作動子１６をシリンダ１４に対
して押下げ、吐出弁孔２）を開いた状態で吐出装置１１
を容器体上部に組付けすると、環状栓３５が大内径部３
ｃ内を下降する間はその環状栓と大内径部内面との間を
通って口頸部内空気が排出され、又その環状栓３５が中
内径部３ｂ内への嵌合を始めると、容器体内クリーム等
の上方部分の一部は環状けの弾性変形によりその外面と
中内径部３ｂ内面との間を通ってその上方へ、又（−の
一部は第２図が示すようにシリンダ１４下端の吸込み弁
孔１５から吸込み弁体３）を押上げてシリンダ１４内へ
溢出し、このようにして吐出装置１１下面を充填された
クリーム等の上方部分内へ埋設した状態で、環状栓下面
外周部を、小内径部上端と中内径部下端との間の上向き
段部４上へ載１させることが出来る。

このようにすることで容器体内クリーム等上面と吐出装
置および環状栓下面との間の空気を完全に除去すること
が出来る。

吐出装置組付は方法の第二の方法として、既述のように
クリーム等をほぼ口頭部３の中内径部あたりまで充填し
た後、予め環状栓３５を中内径部３ｂに嵌着させておき
、次にその環状栓３５内へシリンダ下部を差込み乍ら、
かつ作動子１６をやや押下げて吐出弁孔２）を開孔させ
た状態で吐出装置１１を組付けする。この場合も第２図
のように吸込み弁体３）を押上げてクリーム等の一部が
シリンダ１４内へ入り、又他の一部が環状栓３５内面と
シリンダ外面との間を通って環状栓上方へ溢出する場合
もある。

「発明の効果」 本発明容器は既述構成としたから、クリーム等充填後に
容器体に対して吐出装置を組付けることが出来、よって
予め容器体上部内へ慴動底板を嵌合させ、該状態で液洩
れテストを行ってもクリーム等の充填は容器体口頸部か
ら行えばよいため、従来のように消費者が使用中に液洩
れを生ずるようなことがなく、又容器体内クリーム等の
上面と容器体上部に組付けられた吐出装置下面との間に
空気が残ると、該空気はクリーム等と共にノズルから排
出されることとなり、その際吐出されたクリーム等を飛
散させたり、又吐出装置内へ入った際、そのポンプ機能
を阻害することとなるが、本発明の容器体ではその口頸
部内面を、下方から小内径部３ａと中内径部３ｂと大内
径部３ｃとなし、その小内径部上端と中内径部下端との
間の上向き段部に下面外周部を係合させて環状栓３５を
中内径部３ｂへ水密に嵌合させ、かつその環状栓にはシ
リンダ下部を嵌合するよう設けたから口頸部内空気をそ
の環状栓と大内径部との間の隙間から排出することで容
器体内空気を減少することが出来る。充填されたクリー
ム等上方に空気を残さないためには容器休日ｍ面までク
リーム等を充填させた状態で吐出装置を組付ければよい
筈であるが、このようにすると口頸部内に挿入させるシ
リンダ下部により溢出するクリーム等が口頸部外方へ流
出し、その外面等を汚す０本発明では環状栓嵌合位置を
口頸部大内径部３ｃ下方に定めたからその嵌合によって
溢出するクリーム等は大内径部３ｃとシリンダとの間に
貯められることとなって、ないしは下端開口のシリンダ
内へ流出するため、口頭部外面等に上記溢出するクリー
ム等が付着することもない。

容器体内へ、上面がほぼ中内径部に位置するようクリー
ム等を充填しておき、シリンダの下部外面へ環状栓を嵌
合させて吐出装置１１を組付けする方法、および上記位
！までクリーム等を充填した後シリンダの下部外面へ環
状栓を嵌合させ、かつその環状栓内にシリンダ下部を嵌
合させる組付は方法の場合は、共に既述された液洩れテ
ストが可能である効果のほか、空気を容器内に残すこと
なく吐出装置を組付けできて、かつ溢出するクリーム等
は環状栓上方又はシリンダ内へ流入させることが出来、
よって容器が溢出クリーム等で汚れる事がないと共に、
吐出装置内空気をその流入クリーム分だけ減小でき、よ
ってその吐出操作が容器となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明吐出容器の縦断面図、第２図は、その容
器の作動子が下降し、かつ吸込み弁体が上昇した状態を
示す縦断面図である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）下端面開口の胴部上端から口頸部３を起立する容
   器体１と、上記胴部の下端部内へ、外周面を胴部内壁面
   に水密に接し、かつ上昇可能に嵌合された慴動底板７と
   、上記口頸部外面に、頂部外周から垂下する周壁１３を
   嵌合させると共に頂部中央の開口部から上記口頸部内へ
   下端開口のシリンダ１４を垂下し、かつ該シリンダ内か
   ら上方付勢状態に作動子１６を起立するクリーム等吐出
   装置１１と、上記シリンダの下部外面へ水密にかつ上昇
   不能に嵌合させた弾性環状栓３５とからなり、上記口頸
   部３の内面を下方から小内径部３ａと中内径部３ｂと大
   内径部３ｃとに形成して、小内径部上端と中内径部下端
   との間の上向き段部４上面へ環状栓３５の下面外周部を
   係合させて環状栓外周面を中内径部内面へ水密に嵌合さ
   せたことを特徴とするクリーム等吐出容器。
2. （２）下端面開口の胴部上端から口頸部３を起立して、
   該口頸部内面を、下方から小内径部３ａと中内径部３ｂ
   と大内径部３ｃとなした容器体胴部の下端部内に、胴部
   内壁面に外周面を水密に接して、かつ上昇可能に慴動底
   板７を嵌合させておき、該慴動底板上方の容器体内へ上
   記口頸部を介してクリーム等をその上面がほぼ中内径部
   に位置するよう充填した後、頂部外周から周壁１３を垂
   下すると共にその頂部中央の開口部から下端面開口のシ
   リンダ１４を垂下し、かつ該シリンダ内から上方付勢状
   態に作動子１６を起立するクリーム等吐出装置１１を、
   そのシリンダ下部外面に弾性環状栓３５を上昇不能に嵌
   合させた状態でその環状栓付きシリンダを口頸部内へ挿
   入して環状栓の外周部下面を上記小内径部上端と中内径
   部下端との間の上向き段部４上面へ係合させると共に周
   壁１３を口頸部外面へ嵌合させ、該嵌合の際のシリンダ
   下端部および環状栓下部による上記容器体内クリーム等
   の上面押圧により該クリーム等の一部を環状栓上方の口
   頸部内とシリンダ内とのいずれか一方ないし双方へ溢出
   させて組付けることを特徴とする、クリーム等吐出容器
   に対する吐出装置の組付け方法。
3. （３）下端面開口の胴部上端から口頸部３を起立して、
   該口頸部内面を、下方から小内径部と中内径部と大内径
   部となした容器体胴部の下端部内に、胴部内壁面に外周
   面を水密に接して、かつ上昇可能に慴動底板７を嵌合さ
   せておき、該慴動底板上方の容器体へ上記口頸部を介し
   てクリーム状物等をその上面がほぼ中内径部に位置する
   よう充填した後、上記小内径部上端と中内径部下端との
   間の上向き段部４上面へ、外周部下面を係合させて弾性
   環状栓３５を口頸部３内へ嵌合させ、該嵌合後に、頂部
   外周から周壁１３を垂下すると共にその頂部中央の開口
   部から下端面開口のシリンダ１４を垂下し、かつ該シリ
   ンダ内から上方付勢状態に作動子１６を起立するクリー
   ム状物等吐出装置１１を、そのシリンダ下部を上記環状
   栓３５内へ水密に、かつ周壁１３を口頸部外面へそれぞ
   れ嵌合させ、該嵌合の際のシリンダ下端部による容器体
   内クリーム状物等の上面押圧により、該クリーム状物等
   の一部を環状栓上方の口頸部内とシリンダ内とのいずれ
   か一方ないし双方へ溢出させて組付けることを特徴とす
   る、クリーム状物等の吐出容器に対する吐出装置の組付
   け方法。