JPH08337263A - ポンプディスペンサ及びイジェクタヘッド - Google Patents

ポンプディスペンサ及びイジェクタヘッド

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JPH08337263A
JPH08337263A JP8108540A JP10854096A JPH08337263A JP H08337263 A JPH08337263 A JP H08337263A JP 8108540 A JP8108540 A JP 8108540A JP 10854096 A JP10854096 A JP 10854096A JP H08337263 A JPH08337263 A JP H08337263A
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valve
nozzle
intersection
head
inclined surface
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JP8108540A
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Nagaaki Hori
修彰 堀
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成でロック時及び吸入完了時における
内溶液の液漏れを防止し、かつ吐出完了時のノズル部か
らの液だれを防止し得るポンプディスペンサを提供す
る。 【解決手段】ポンプ室2内に弁軸20を上下方向に移動
可能に装着し、弁軸20下端の吸入弁用弁体23が吸入
弁7の弁座72に当接した状態で、弁軸20上端の位置
をロック時における吐出弁9の弁座92よりも高い位置
に設定して吐出弁9の弁体9を弁座92から弁軸20上
端によって持ち上げ可能とし、さらに、弁軸20には、
ロック時には第1シール座51に密接して流路8を閉塞
し、吸入完了位置では第2シール座52に密接して流路
8を閉塞するシール用弁体22を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、たとえばシャンプ
ー,リンス等の据置タイプの容器に用いられるポンプデ
ィスペンサに関し、特に使用後の液だれやノズル部への
液の付着・固化を防止する技術に関する。
【0002】また、このようなポンプディスペンサに用
いられるノズル部を備えたイジェクタヘッドに関する。
【0003】
【従来の技術】従来のこの種のポンプディスペンサとし
ては、たとえば図8に示すようなものが知られている。
【0004】すなわち、内部に液体を貯溜するポンプ室
100を備えたポンプ本体101と、ポンプ本体101
内に往復移動自在に挿入されポンプ室100の容積を拡
張,収縮させるピストン102と、ピストン102に中
空のステム103を介して連接されるノズル部104を
備えたイジェクタヘッド105と、ポンプ室100下端
に設けられる吸入弁106と、ポンプ室100とノズル
部104とを連通するステム103内の流路107途中
に設けられる吐出弁108と、前記ピストン102をポ
ンプ室100の容積を拡張させる方向に常時付勢するば
ね部材109と、を備えている。
【0005】吸入弁106はポンプ室100内が負圧の
時に開いて正圧の時に閉じ、吐出弁108はポンプ室1
00内が負圧の時は閉じて正圧の時は開く構成となって
いる。
【0006】このポンプの作動は、ばね部材109のば
ね力に抗して、手でイジェクタヘッド105を下方に押
してステム103をポンプ本体101内に押し込み、ス
テム103に設けられたピストン102によってポンプ
室100を収縮させた状態で手を離す。すると、ばね部
材108の付勢力によってピストン102が移動してポ
ンプ室100内の容積が拡張し、ポンプ室100内が負
圧になる。この負圧によって吸入弁106が開いて一定
量の内容液が自動的にポンプ室100内に吸入される。
【0007】そして、ばね部材108のばね力に抗して
再びイジェクタヘッド105を押し込むと、ピストン1
02によってポンプ室100が圧縮されて吐出弁108
が開き、ポンプ室100内に吸入された内容液がノズル
部104を通じて吐出されることになる。
【0008】また、通常状態(吸入完了状態)及びロッ
ク時での転倒時の液漏れを防止するために、ポンプ室1
00内にポペット110が内装されている。ポペット1
10は、その下端がポンプ室100下端内周に嵌合固定
され、上端がステム103の下端開口部からその内部に
挿入されている。
【0009】ポペット110の上下端には第1,第2弁
部111,112が設けられ、通常状態では上端の第1
弁部111にステム103内周に設けた第1弁座113
が下方から当接してステム103内の流路を閉塞し、ロ
ック状態では下端の第2弁部112にステム103下端
の第2弁座114が上方から当接してステム103内の
流路107を閉塞していた。
【0010】さらに、ノズル部104からの液だれや、
ノズル部104内の残留液体の固化を防止するために、
吐出完了後、一定時間吐出弁を強制的に開いておいてノ
ズル部104内の残留液をポンプ室100内に戻すバッ
クサクション機構115が設けられていた。
【0011】このバックサクション機構115は、ポペ
ット110上端に吐出弁108の下方から弁体を持ち上
げる操作部材116と、この操作部材116を支持する
スプリング117とから構成されていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、通常状態及びロック時のシール用としてポペット
110が必要となる。
【0013】また、ノズル部104内の残液を戻すため
に、上記ポペット110の他に、さらにスプリング11
7及び操作部材116を必要とする。
【0014】このように、転倒時の液漏れ防止及びノズ
ル部104内の残液戻しのために、それぞれ専用の部品
を必要とし、構造が複雑になって部品点数が増大すると
共に、組立工数も増大し、コスト高になるという問題が
あった。
【0015】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
簡単な構成でロック時及び吸入完了時における内溶液の
液漏れを防止し、かつ吐出完了時のノズル部からの液だ
れを防止し得るポンプディスペンサを提供することにあ
る。
【0016】また、ポンプディスペンサのノズル部に用
いられる新規な形状のイジェクタヘッドを提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、容器開口部に装着される内部に
ポンプ室を備えたポンプ本体と、該ポンプ本体の上端に
設けられた開口部からポンプ室内に往復動自在に挿入さ
れ内部に流路が形成された中空のステムと、該ステムの
下端部に設けられポンプ室内を往復移動するピストン
と、前記ステムの上端部に装着され前記ステム内の流路
と接続されるノズル部を備えたイジェクタヘッドと、前
記ステム内の流路に設けられた吐出弁と、前記ポンプ室
の下端部に設けられた吸入弁と、前記ステムを弾発力に
よって上方に付勢するばね部材と、を備え、前記ピスト
ンは、通常使用時には、上限の吸入完了位置と、下限の
吐出完了位置間を移動し、ロック時には吐出完了位置よ
りもさらに下方のロック位置まで移動するポンプディス
ペンサにおいて、前記ポンプ室内に上下方向に延びる一
本の弁軸を設け、該弁軸の上端を前記ステムの内部に挿
入すると共に、前記弁軸の下端には前記吸入弁用の弁体
を設け、前記吐出完了位置において、前記弁軸下端の吸
入弁用弁体が吸入弁の弁座に当接した状態で、前記弁軸
上端が前記吐出弁の弁口を突き抜けて弁座よりも所定寸
法だけ高い位置となるように設定し、吐出弁の弁体を吐
出完了状態から吸入行程に移行する一定時間強制的に弁
座から離間させて開弁状態に維持し、前記ステムには、
ロック時の内容液の液漏れを防止するための第1シール
座と、吸入完了位置における内容液の液漏れを防止する
ための第2シール座とを設けると共に、前記弁軸の中途
部には、ロック位置において第1シール座に密接してス
テム内の流路を閉塞し、吸入完了位置において前記第2
シール座に密接してステム内の流路を閉塞するシール用
弁体を設けたことを特徴とする。
【0018】本発明にあっては、ばね部材のばね力に抗
して、手でイジェクタヘッドを下方に押してステムをポ
ンプ本体内に押し込み、ステムに設けられたピストンに
よってポンプ室を収縮させた状態で手を離す。すると、
ばね部材の付勢力によってピストンが移動してポンプ室
内の容積が拡張し、ポンプ室内が負圧になる。この負圧
によって吸入弁が開いて一定量の内容液が自動的にポン
プ室内に吸入される。
【0019】そして、ばね部材のばね力に抗して再びイ
ジェクタヘッドを押し込むと、ピストンによってポンプ
室が圧縮されて吐出弁が開き、ポンプ室内に吸入された
内容液がノズル部を通じて吐出されることになる。
【0020】吐出完了時点では、弁軸上端が吐出弁の弁
口に入り込んで弁座上方まで突出し、弁体を弁座から強
制的に持ち上げている。
【0021】イジェクタヘッドから手を離すと、ばね部
材の付勢力によってステムが上方に押し戻され、ポンプ
室の容積が拡張して負圧となる。ステムが吐出完了位置
から所定距離だけ上方に移動する間はまだ弁軸上端は吐
出弁の弁座から上方に突出しており、この弁軸上端によ
って弁体が強制的に弁座から離され、ノズル部内の残液
が吐出弁の弁口を通じてポンプ室内に戻される。
【0022】そして、ステムが所定距離上動して弁軸上
端が吐出弁の弁座位置よりも下になると、吐出弁の弁体
が弁座に着座して弁口を閉塞する。一方、弁軸下端の弁
体が吸入弁の弁座から浮き上がり、ポンプ室内に内容液
が吸入される。
【0023】ステムが最上端である吸入完了位置に達す
ると、ステム内の第2シール座が弁軸のシール用弁体が
当接し、ステム内の流路が閉塞される。
【0024】一方、ロック時には、ステムは吐出完了位
置よりもさらに下方のロック位置に達し、その分弁軸上
端の吐出弁の弁座からの突出量は大きくなる。一方、弁
軸の中途部に設けられたシール用弁体がロック用の第1
シール部に当接してステム内の流路が閉塞される。
【0025】ノズルはイジェクタヘッドの付け根位置か
ら先端に向かって上向きの傾斜がつけられていることを
特徴とする。
【0026】また、ノズル部を上向きにしておけば、重
力によって吐出完了後のノズル部内の残液が戻りやす
い。
【0027】本発明のイジェクタヘッドは、略円形のヘ
ッド本体と、該ヘッド本体から側方に延びるノズル部を
備え、ヘッド本体が、天面部と、該天面部を取り囲むよ
うに下方に延びるスカート部と、天面部とスカート部の
境界領域に天面部から徐々にスカート部に移行する傾斜
面部が設けられ、該傾斜面部の位置にノズル部の付け根
が位置し、前記傾斜面部の内、前記ノズル部の付け根が
接続される部位をほぼ垂直面によって構成したことを特
徴とする。
【0028】また、本発明の他のイジェクタヘッドは、
天面部と、該天面部周縁から連続して下方に向かって延
びる傾斜面部と、該傾斜面部から連続して下端まで延び
るスカート部とを有するヘッド本体と、該ヘッド本体の
傾斜面部から側方に延びるノズル部と、を備え、前記ノ
ズル部左右両側面に位置しノズル部を上下に区分する2
本のパーティングラインとヘッド本体との交点が前記傾
斜面部に位置しているイジェクタヘッドにおいて、前記
傾斜面部およびスカート部の少なくともノズル部の下方
に位置する部分を、前記ヘッド本体の傾斜面部に位置す
るノズル部パーティングラインの交点を起点としてスカ
ート部下端まで上下に切りとった型抜き面とし、ヘッド
本体の中心軸を中心にしてノズル部に対して90度の方
向から水平方向に見た場合に、型抜き面のスカート部下
端線との交点が、前記ノズル部パーティングラインの傾
斜面部との交点を通る垂直線に対して最大離型許容角度
でヘッド本体の中心軸から離れる方向に傾斜させて描い
た傾斜線とスカート部下端線との交点よりもヘッド本体
の中心軸側に位置していることを特徴とする。
【0029】最大離型許容角度は約8度であり、4度以
下が最適である。
【0030】型抜き面とスカート部下端線との交点が、
ノズル部パーティングラインの傾斜面部との交点を通る
垂直線とスカート部下端線の交点よりもヘッド本体の中
心軸側に位置していることを特徴とする。
【0031】イジェクタヘッドをヘッド本体の中心軸方
向下方から見た場合に、型抜き面とノズル部中心線との
交点と、一対のノズル部パーティングラインの傾斜面部
との交点とを結ぶ型抜き面の形状線が、ヘッド本体の中
心軸とノズル部パーティングラインの傾斜面部との交点
間の距離と等しい半径を有するかまたは大きい半径を有
する円で描かれる形状となっていることを特徴とする。
【0032】また、イジェクタヘッドをヘッド本体の中
心軸方向下方から見た場合に、型抜き面とノズル部中心
線との交点と、一対のノズル部パーティングラインの傾
斜面部との交点とを結ぶ型抜き面の形状線が、型抜き面
とノズル部中心線との交点と、一対のノズル部パーティ
ングラインの傾斜面部との交点とを直線で結んだ形状で
あることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0034】図1乃至図3は本発明の一実施の形態に係
るポンプディスペンサを示している。
【0035】図1は自由状態(吸入完了位置)を示し、
図2(a),(b)はそれぞれ吐出完了位置とロック位置を
示している。図3はノズル部内の残液をポンプ室内に戻
すバックサクション行程を示している。
【0036】図1を中心にポンプディスペンサの構成を
説明すると、このポンプディスペンサ1は、据置型のシ
ャンプー容器等に用いられるもので、容器開口部に装着
される内部にポンプ室2を備えたポンプ本体としてのア
キュムレータ3と、このアキュムレータ3内に往復移動
自在に挿入されポンプ室2の容積を拡張,収縮させるピ
ストン4と、ピストン4にステム5を介して連接される
ノズル部を備えたイジェクタヘッド6と、ポンプ室2下
端に設けられる吸入弁7と、ポンプ室2内部とイジェク
タヘッド6とを連通する流路8の上端部に設けられる吐
出弁9と、ピストン4をポンプ室2の容積を拡張させる
方向に常時付勢するばね部材10と、から構成されてい
る。
【0037】アキュムーレタ3はシリンダ形状で、容器
の開口部から容器内部に挿入され、その上端に容器の口
縁部11上端に係合するフランジ部12が設けられてい
る。このフランジ部12は容器口頚部11外周に螺着さ
れるコンテナキャップ13によって固定されている。ま
た、このアキュムレータ3の上端には、ステム5を案内
するガイドリング14が装着されている。このガイドリ
ング14内周には、ロック時にイジェクタヘッド6に設
けられた雄ねじ15と螺合される雌ねじ16が設けられ
ている。
【0038】一方、容器内部に挿入されるアキュムレー
タ3の下端には、吸入弁7が設けられると共に、容器底
部に向かって延びるディップチューブ17が接続されて
いる。
【0039】ステム5は中空の円筒状部材で、その下端
付近にはピストン4が一体成形されており、上端には別
体のイジェクタヘッド6が装着されている。
【0040】ピストン4は、図1,図2に示すように、
通常使用時には、上限の吸入完了位置Aと、下限の吐出
完了位置B間を移動し、ロック時には吐出完了位置Bよ
りもさらに下方のロック位置Cまで移動する。吸入完了
位置Aはステム5の中途部外周に設けられたストッパ段
部18がガイドリング14下端に突き当たることによっ
て位置決めされる。吐出完了位置Bは、図2(a)に示す
ように、イジェクタヘッド6の雄ねじ15がガイドリン
グ14の雌ねじ16と当接した位置で位置決めされる。
ロック位置は雄ねじ15と雌ねじ16のねじ込み完了に
よって位置決めされる。
【0041】一方、ポンプ室2内には上下方向に延びる
1本の弁軸20が上下方向に移動可能に装着されてい
る。この弁軸20は、上下方向に直線的に延びる弁軸本
体21と、弁軸本体21の中途部に一体的に設けられる
シール用弁体22と、弁軸本体21の下端に一体的に設
けられる吸入弁用弁体23と、から構成されている。弁
軸本体21の太さは中途部のシール用弁体22の上方半
部が下方半部よりも細くなっている。
【0042】ここで、吐出弁9はステム5内の流路8上
端部に設けられるもので、中央に上下に貫通する弁口9
1を備えた弁座92と、弁座92に接離自在のチェック
ボールよりなる弁体93と、から構成され、通常は弁体
93の自重によって弁座92に密接して弁口91を閉塞
している。
【0043】吸入弁7は、弁口71が開口する弁座72
と、この弁座72に接離する上記弁軸20下端に設けら
れた吸入弁用弁体23と、から構成されており、通常は
弁軸20全体の自重によって吸入用弁体23が弁座72
に密接して弁口71を閉塞している。吸入用弁体23は
ポンプ室2の底面に設けられた凹部73内に上下動自在
に収納され、凹部73の開口縁には収納された吸入用弁
体23の上下動を規制するストッパ部74が設けられて
いる。また、吸入弁用弁体23外周には凹部73内周に
摺動自在に接触するガイド凸部23aが設けられてい
る。
【0044】そして、上記弁軸20の上端は吐出弁9の
弁口91に下方から挿入可能となっており、弁軸20下
端の吸入弁用弁体23が吸入弁7の弁座71に当接した
状態で、弁軸20の上端の位置をロック時における吐出
弁9の弁座92よりも高い位置になるように設定し、吐
出弁9の弁体92を弁座から弁軸20の上端によって持
ち上げ可能としている。弁軸20の上端は弁体93の形
状に合わせて凹みを設けている。
【0045】シール用弁体22は弁軸本体21から局部
的に環状に膨出させた構成となっており、その上端面2
2aが周縁から中央部に向けて円錐台状に上方に突出す
る傾斜面で、下端面22bがほぼ水平面に形成されてい
る。また、外周面22cが円筒面形状となっている。
【0046】また、ステム5の中空内部には、ロック時
の内容液の液漏れを防止するための第1シール座51
と、吸入完了位置Aにおける内容液の液漏れを防止する
ための第2シール座52とを上下方向に離間して設けら
れている。
【0047】この実施の形態では、ステム5が前記スト
ッパ段部18を境にして上方の小径部53と下方の大径
部54とによって構成されており、大径部54の上端に
第1シール座51が設けられ、大径部54の下端開口部
に第2シール座52が設けられている。第1シール座5
1はストッパ段部18の内周側の段部によって構成さ
れ、第2シール座52はステム5の下端縁をリップ形状
に絞ることによって構成されている。すなわち、第2シ
ール座52は下端に向かって徐々に小径となるように傾
斜している。この第2シール座52の先端部は断面略三
角形状で、その頂部がシール用弁体22の外周面22c
に径方向に密接するようになっている。
【0048】そして、弁軸20のシール用弁体22は大
径部53内に遊嵌状態で挿入され、外周面22cが僅少
な間隔でもって大径部53内周にガイドされ、ポンプ室
2底面に設けられた凹部73内に挿入される吸入用弁体
23と共に弁軸20が倒れないように軸方向に移動可能
に支持している。
【0049】ロック時にはシール用弁体22の円錐台上
の上端面22aが第1シール座51に下方から当接して
ステム5内の流路8を閉塞する。自然状態(吸入完了状
態)ではシール用弁体22の外周面22cが第2シール
座52内周が嵌合してステム5内の流路8を閉塞するよ
うになっている。第2シール座52の内径はシール用弁
体22の外径よりも若干小径で第2シール座52内周に
シール用弁体22の外周面22cに密接するように嵌り
込む。
【0050】一方、イジェクタヘッド6は、略円形のヘ
ッド本体61と、ヘッド本体61から側方に延びるノズ
ル部62とを備えている。ノズル部62は先端に向かっ
て上向きとなるように傾斜しており、その吐出通路61
aも直線的に傾斜している。そして、ノズル部62の先
端開口部のみが斜め下向きに曲げられている。一方、ヘ
ッド本体61は、天面部63と、天面部63を取り囲む
ように下方に延びるスカート部64とから構成され、天
面部63とスカート部64の境界領域に天面部63から
徐々にスカート部64に移行する傾斜面部65が設けら
れている。この傾斜面部65は天面部63から連続する
断面円弧形状となっている。また、天面部63の裏面側
にはステム5上端に接続される頚部67が突出形成され
ている。
【0051】そして、上記傾斜面部65の位置にノズル
部62の付け根が位置しており、図4(a),(f)に示す
ように、傾斜面部65の内、ノズル部62の付け根が接
続される部位が部分的にほぼ垂直面66によってカット
された構成となっている。すなわち、図4(f)におい
て、仮想線64aはスカート部64の円形の輪郭線の延
長線であり、この円弧部を直線状にカットした形状とな
っている。
【0052】傾斜面部65に垂直面66を設けない状態
で型成形する場合を考えると、図4(d)に示すように、
イジェクタヘッド260のノズル部262のパーティン
グラインP1は、ノズル部262の外周面中央を通って
ヘッド本体261の傾斜面部265に至り、さらに傾斜
面部265を下方に降りてスカート部264下端まで延
びるように型割りすることが想定される。
【0053】図4(e)はその金型の模式図である。すな
わち、上型200と下型201を上記パーティングライ
ンP1に沿って型割りすると、下型201上面に段部2
02が設けられ、この段部202の上面にノズル部26
2の下半部を形成するための第1凹部203が形成さ
れ、段部202の側面にノズル部262の付け根に位置
する傾斜面部265に対応する第2凹部204が形成さ
れることになる。この傾斜面部265に対応する第2凹
部204がアンダーカットとなり離型できなくなってし
まう。
【0054】そこで、傾斜面部65のノズル付け根部位
を部分的に垂直面66によってカットすることにより、
下型にアンダーカット部が生じないようにしたものであ
る。
【0055】すなわち、パーティングラインP2は、図
4(b)に示すように、ノズル部62の外周面中央を通っ
てヘッド本体61の垂直面66に至り、さらに垂直面6
6を下方に降りてスカート部64下端まで延びるように
型割りされる。
【0056】図4(c)はその金型の模式図である。すな
わち、上型300と下型301を上記パーティングライ
ンP2に沿って型割りすると、下型301上面に段部3
02が設けられ、この段部302の上面にノズル部62
の下半部を形成するための第1凹部303が形成され、
段部302の側面はノズル部62の付け根に位置する垂
直面66に対応した垂直面304となり、図4(e)に示
すような傾斜面部に対応する第2凹部204が必要無く
なって、アンダーカットが生じない。
【0057】したがって離型が可能となり、ノズル部6
2の位置を天面部63とスカート部64の境界領域であ
る傾斜面部65に位置させることができ、デザインの自
由度が大きくなった。
【0058】図5には、本発明の他の実施の形態に係る
イジェクタヘッド406の基本形態を示している。
【0059】このイジェクタヘッド406も、また、天
面部463と、天面部463周縁から連続して下方に向
かって延びる傾斜面部465と、傾斜面部465から連
続して下端まで延びるスカート部464とを有するヘッ
ド本体461と、ヘッド本体461の傾斜面部465か
ら側方に延びるノズル部462と、を備えている。この
実施の形態の場合には、天面部463,傾斜面部465
およびスカート部464が連続する半球面状に成形され
ている。図示例ではノズル部462の接続される中腹部
分を傾斜面部465とし、球冠部を天面部463とし、
傾斜面部465より下方の球帯部をスカート部464と
する。ノズル部462左右両側面に位置しノズル部46
2を上下に区分する2本のパーティングラインPLとヘ
ッド本体461との交点Qは、上記傾斜面部465に位
置している。
【0060】そして、ヘッド本体461の傾斜面部46
5に位置する一対のノズル部パーティングラインPLの
交点Q,Qを起点としてスカート部464下端まで延び
る型抜き面466が形成されている。
【0061】そして、ヘッド本体461の中心軸Oを中
心にしてノズル部462に対して90度の方向から水平
方向に見た場合に、この型抜き面466のスカート部下
端線Bとの交点T2は、ノズル部パーティングラインP
Lの交点Qを通る垂直線Vに対して離型最大許容角度θ
でヘッド本体461の中心軸Oから離れる方向に傾斜さ
せて引いた傾斜線Iがスカート部下端線Bと交わる交点
T1よりも、ヘッド本体461の中心軸O側に位置して
いる。
【0062】図示例では、型抜き面466のスカート部
下端線Bとの交点T2をノズル部パーティングラインP
Lの交点Q,Qを通る垂直線V上に位置させているが、
図5(c)に示すように垂直線Vに対してヘッド本体4
61の中心軸Oと反対側にT1の範囲まで移動させても
よいし、図5(d)に示すように垂直線Vに対してヘッ
ド本体461の中心軸O側に移動させてもよい。
【0063】離型最大許容角度θは材質や形状寸法にも
よるが、一般的には約8度がアンダカットになっても金
型が無理抜きできる角度である。最適角度は4度以下で
ある。
【0064】型抜き面466は、図6(a)に示すよう
に、ノズル部パーティングラインPLの交点を通る垂直
面で切断し、ノズル部462の下方部分だけでなくその
周辺領域まで含む半月状に成形されているが、少なくと
もノズル部462の下方に位置する部分に形成すればよ
く、図6(b)に示すように、ノズル部462の幅を有
する溝形状としてもよい。
【0065】また、図6(c)に示すように、イジェク
タヘッド406をヘッド本体461の中心軸O方向下方
から見た場合に、型抜き面466とノズル部中心線NO
との交点X1と、一対のノズル部パーティングラインP
Lの傾斜面部465との交点X2,X2とを結ぶ型抜き面
466のノズル部462の幅分の形状線が、ヘッド本体
461の中心軸Oとノズル部パーティングラインPLの
傾斜面部465との交点X2,X2間の距離と等しい半径
r1を有するかまたは大きい半径rを有する円で描かれ
る形状となっている。半径が無限大のときは図示実線の
ように直線となる。また、図6(d)に示すように、X
1とX2,X2間を直線で結んだ形状としてもよい。もっ
とも、ノズル部462の幅hに対応する部分のみであっ
て、ノズル部462の幅よりも外側の形状は任意であ
る。
【0066】本実施の形態ではノズル部62が上向きに
傾斜している場合を例にとって説明したが、ノズル部6
2が水平の場合でも下向き傾斜の場合でも適用できる。
【0067】なお、スカート64を傾斜面部65のみで
形成してもよいし、傾斜面部65の形状としては、断面
円弧形状に限らず直線的にカットした形状の場合でも同
様である。
【0068】本発明にあっては、液体の吐出行程では、
図1に示す吸入完了状態から、ばね部材10の付勢力に
抗してイジェクタヘッド6を下方に押し込む。これによ
りポンプ室2内の容積が縮小して内容液が圧縮され、こ
の圧力によって吐出弁9の弁座92から弁体93が浮き
上がり、ポンプ室2内の内容液がノズル部62から注出
される。
【0069】吐出完了時点で、図2(a)に示すように、
弁軸20上端が吐出弁9の弁口91に挿入されて、弁軸
20上端が弁座92位置よりも上方に突出している。
【0070】そして、イジェクタヘッド6から手を離す
と、図3(a)に示すように、ばね部材10の付勢力によ
ってステム5が上方に押し戻され、ポンプ室2の容積が
拡張して負圧となる。ステム5が吐出完了位置Bから所
定距離だけ上方に移動する間はまだ弁軸20上端は吐出
弁9の弁座92から上方に突出しており、この弁軸20
上端によって弁体93が強制的に弁座92から離され、
ノズル部62内の残液が吐出弁9の弁口91を通じてポ
ンプ室2内に戻される。
【0071】そして、ステム5が所定距離上動して弁軸
20上端が吐出弁9の弁座92位置よりも下方に位置す
ると、図3(b)に示すように、吐出弁9の弁体93が弁
座92に着座して弁口91を閉塞し、ステム5の上方に
伴って負圧が増大していく。この負圧の増大によって弁
軸20下端の吸入弁用弁体23が吸入弁7の弁座72か
ら浮き上がり、ポンプ室2内に内容液が吸入される。
【0072】図3(c)に示すように、吸入完了位置Aに
達すると、ステム5内の第2シール座52が弁軸20の
シール用弁体22の外周面22cに当接し、ステム5内
の流路8が閉塞される。
【0073】弁軸20のシール用弁体22の下端面22
bが第2シール座52に当接した時点で、弁軸20は上
方に持ち上げられるが、下端の吸入弁用弁体23が凹部
73開口縁のストッパ部74によってその上動が規制さ
れ、シール用弁体22の外周面22cが第2シール座5
2内周に嵌り込む。
【0074】ロック時には、図2(b)に示すように、ス
テム5は吐出完了位置Bよりもさらに下方のロック位置
Cに達し、その分弁軸20上端の吐出弁7の弁座72か
らの突出量は大きくなる。一方、弁軸20の中途部に設
けられたシール用弁体22はロック用の第1シール部5
1に当接してステム5内の流路8が閉塞される。
【0075】また、ノズル部62を上向きにしておけ
ば、吐出完了後のノズル部62内の残液が戻りやすい。
【0076】図7は本発明の他の実施の形態を示してい
る。
【0077】この実施の形態は、ロック時のシール構造
と、吸入弁用弁体23の上下動の規制構造の2点で上記
実施の形態と相違するのみで、他の構成は上記実施の形
態と全く同一であるので、相違点のみを説明し、同一の
構成部分については同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0078】ロック時のシール構造として、シール用弁
体22を大径部54内に収納される第1弁体部221
と、この第1弁体部221から上方に延びて小径部53
内に挿入される第2弁体部222と、から構成したもの
である。
【0079】一方、吐出弁9の弁口91の下端開口縁に
は下方に延びる円筒状の第1シール座55が設けられて
いる。
【0080】吐出完了位置では弁軸本体21上端部のみ
が吐出弁9の弁口91内に挿通され、ロック位置ではシ
ール用弁体22の第2弁体部222外周が第1シール座
55内周に差し込まれ弁口91を密閉する構成としたも
のである。第2弁体部222の上端222aも第1弁体
部221の上端面22aと同様に円錐台状のテーパ面と
なっている。
【0081】このシール構造は半径方向のシールであ
り、上下方向の移動が許容されるので、上記実施の形態
と同様、第1弁体部221と大径部54と小径部55の
境界にある第1シール座51と共に、二重のシール構成
をとってもよい。
【0082】また、吸入弁用弁体23の上下動の規制構
造は、この実施の形態ではポンプ室2の底面に凹部を設
けないで、ポンプ室2内周壁に吸入弁用弁体23外周に
設けた複数のガイド凸部23aと係合する複数のガイド
リブ75を設け、このガイドリブ75上端をコイルスプ
リングよりなるばね部材10のばね座とし、このガイド
リブ75上端に係合するばね部材10の座巻部10aに
よって吸入弁用弁体23のガイド凸部の23a上下動を
規制するようにしたものである。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、一本の弁軸だけで、吸入弁の弁体としての機能と、
シール用弁体としての機能と、バックサクション機能を
果たすことができ、従来技術に比べて部品点数を格段に
少なくでき、組立も簡単になった。
【0084】また、ノズル部を上向きにしておけば、吐
出完了後のノズル部内の残液が戻りやすい。
【0085】また、本発明のイジェクタヘッドによれ
ば、スカート部と天面部の境界領域の傾斜面部にノズル
を設ける場合に、ノズル部の付け根部を垂直面にカット
することにより型成形が可能となり、デザインの自由度
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態に係るポンプディ
スペンサを示す断面図である。
【図2】図2は図1のポンプディスペンサのロック状態
及び吐出完了状態を示す図である。
【図3】図3は図1のポンプディスペンサの吐出完了か
ら吸入行程の説明図である。
【図4】図4は図1のイジェクタヘッドおよびその成形
金型の説明図である。
【図5】図5はイジェクタヘッドの他の形態を示す図で
ある。
【図6】図6は図5のイジェクタヘッドの説明図であ
る。
【図7】図7は本発明の他の実施の形態に係るポンプデ
ィスペンサを示す断面図である。
【図8】図8は従来のポンプディスペンサを示す断面図
である。
【符号の説明】
1 ポンプディスペンサ 2 ポンプ室 3 アキュムレータ(ポンプ本体) 4 ピストン 5 ステム 51 第1シール座 52 第2シール座 53 小径部 54 大径部 6 イジェクタヘッド 61 ヘッド本体 62 ノズル部 63 天面部 64 スカート部 65 傾斜面部 66 垂直面部 7 吸入弁 71 弁口 72 弁座 73 凹部 74 ストッパ部 8 流路 9 吐出弁 91 弁口 92 弁座 93 弁体 10 ばね部材 20 弁軸 21 弁軸本体 22 シール用弁体 23 吸入弁用弁体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器開口部に装着される内部にポンプ室を
    備えたポンプ本体と、該ポンプ本体の上端に設けられた
    開口部からポンプ室内に往復動自在に挿入され内部に流
    路が形成された中空のステムと、該ステムの下端部に設
    けられポンプ室内を往復移動するピストンと、前記ステ
    ムの上端部に装着され前記ステム内の流路と接続される
    ノズル部を備えたイジェクタヘッドと、前記ステム内の
    流路に設けられた吐出弁と、前記ポンプ室の下端部に設
    けられた吸入弁と、前記ステムを弾発力によって上方に
    付勢するばね部材と、を備え前記ピストンは、通常使用
    時には、上限の吸入完了位置と、下限の吐出完了位置間
    を移動し、ロック時には吐出完了位置よりもさらに下方
    のロック位置まで移動するポンプディスペンサにおい
    て、 前記ポンプ室内に上下方向に延びる一本の弁軸を設け、
    該弁軸の上端を前記ステムの内部に挿入すると共に、前
    記弁軸の下端には前記吸入弁用の弁体を設け、前記吐出
    完了位置において、前記弁軸下端の吸入弁用弁体が吸入
    弁の弁座に当接した状態で、前記弁軸上端が前記吐出弁
    の弁口を突き抜けて弁座よりも所定寸法だけ高い位置と
    なるように設定し、吐出弁の弁体を吐出完了状態から吸
    入行程に移行する一定時間強制的に弁座から離間させて
    開弁状態に維持し、 前記ステムには、ロック時の内容液の液漏れを防止する
    ための第1シール座と、吸入完了位置における内容液の
    液漏れを防止するための第2シール座とを設けると共
    に、 前記弁軸の中途部には、ロック位置において第1シール
    座に密接してステム内の流路を閉塞し、吸入完了位置に
    おいて前記第2シール座に密接してステム内の流路を閉
    塞するシール用弁体を設けたことを特徴とするポンプデ
    ィスペンサ。
  2. 【請求項2】ノズルはイジェクタヘッドの付け根位置か
    ら先端に向かって上向きの傾斜がつけられている請求項
    1に記載のポンプディスペンサ。
  3. 【請求項3】略円形のヘッド本体と、該ヘッド本体から
    側方に延びるノズル部を備え、 ヘッド本体が、天面部と、該天面部を取り囲むように下
    方に延びるスカート部と、天面部とスカート部の境界領
    域に天面部から徐々にスカート部に移行する傾斜面部が
    設けられ、該傾斜面部の位置にノズル部の付け根が位置
    するイジェクタヘッドにおいて、 前記傾斜面部の内、前記ノズル部の付け根が接続される
    部位をほぼ垂直面によって構成したことを特徴とするイ
    ジェクタヘッド。
  4. 【請求項4】天面部と、該天面部周縁から連続して下方
    に向かって延びる傾斜面部と、該傾斜面部から連続して
    下端まで延びるスカート部とを有するヘッド本体と、 該ヘッド本体の傾斜面部から側方に延びるノズル部と、
    を備え、 前記ノズル部左右両側面に位置しノズル部を上下に区分
    する2本のパーティングラインとヘッド本体との交点が
    前記傾斜面部に位置しているイジェクタヘッドにおい
    て、 前記傾斜面部およびスカート部の少なくともノズル部の
    下方に位置する部分を、前記ヘッド本体の傾斜面部に位
    置するノズル部パーティングラインの交点を起点として
    スカート部下端まで上下に切りとった型抜き面とし、 ヘッド本体の中心軸を中心にしてノズル部に対して90
    度の方向から水平方向に見た場合に、 型抜き面のスカート部下端線との交点が、前記ノズル部
    パーティングラインの傾斜面部との交点を通る垂直線に
    対して最大離型許容角度でヘッド本体の中心軸から離れ
    る方向に傾斜させて描いた傾斜線とスカート部下端線と
    の交点よりもヘッド本体の中心軸側に位置していること
    を特徴とするイジェクタヘッド。
  5. 【請求項5】最大離型許容角度は約8度であることを特
    徴とする請求項4に記載のイジェクタヘッド。
  6. 【請求項6】型抜き面とスカート部下端線との交点が、
    ノズル部パーティングラインの傾斜面部との交点を通る
    垂直線とスカート部下端線の交点よりもヘッド本体の中
    心軸側に位置していることを特徴とする請求項4または
    5に記載のイジェクタヘッド。
  7. 【請求項7】イジェクタヘッドをヘッド本体の中心軸方
    向下方から見た場合に、型抜き面とノズル部中心線との
    交点と、一対のノズル部パーティングラインの傾斜面部
    との交点とを結ぶ型抜き面の形状線が、ヘッド本体の中
    心軸とノズル部パーティングラインの傾斜面部との交点
    間の距離と等しい半径を有するかまたは大きい半径を有
    する円で描かれる形状となっていることを特徴とする請
    求項4,5または6に記載のイジェクタヘッド。
  8. 【請求項8】イジェクタヘッドをヘッド本体の中心軸方
    向下方から見た場合に、型抜き面とノズル部中心線との
    交点と、一対のノズル部パーティングラインの傾斜面部
    との交点とを結ぶ型抜き面の形状線が、型抜き面とノズ
    ル部中心線との交点と、一対のノズル部パーティングラ
    インの傾斜面部との交点とを直線で結んだ形状であるこ
    とを特徴とする請求項4,5または6に記載のイジェク
    タヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009154900A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体噴出ポンプ
JP2016123927A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社吉野工業所 吐出器
CN107214013A (zh) * 2017-05-26 2017-09-29 北京中科泰安脉冲气压喷射技术有限公司 一种便携式流体喷射器、喷射方法及灌充方法

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CN107214013A (zh) * 2017-05-26 2017-09-29 北京中科泰安脉冲气压喷射技术有限公司 一种便携式流体喷射器、喷射方法及灌充方法

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