JPH08230988A - 生ビール樽用フィッティング - Google Patents

生ビール樽用フィッティング

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JPH08230988A
JPH08230988A JP31168095A JP31168095A JPH08230988A JP H08230988 A JPH08230988 A JP H08230988A JP 31168095 A JP31168095 A JP 31168095A JP 31168095 A JP31168095 A JP 31168095A JP H08230988 A JPH08230988 A JP H08230988A
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beer
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bush
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JP31168095A
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Toshio Yamaguchi
敏夫 山口
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NASU TOA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生ビール樽本体に生ビールを下詰め方式で充
填する際、泡立ちを防止して生ビールの品質の劣化を防
止する。 【構成】 リテーナ36はリング状部37の外縁にスカ
ート部38を一体に設けるとともに、複数箇所で係合部
39を一体に設け、スカート部38のリング状部37と
は反対側の外周縁に噴き上げ規制板40を一体に設け
る。ブッシュ6の内端内側に複数箇所で突設した受部3
5上にリテーナ36の係合部39を係合し、ブッシュ6
における受部35間の内壁とリテーナ36との間の流路
42に生ビール樽本体1の内方でリテーナ36の噴き上
げ規制板40を対向させる。倒立姿勢の生ビール樽本体
1に生ビールをブッシュ6の内側のガス流路23から注
入する際、流路42から噴き上げようとする生ビールを
噴き上げ規制板40により規制して側方へ円滑に流入さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務用の生ビール
樽用フィッティングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の生ビール樽用フィッティ
ングの一例として、図7ないし図9に示すような構成が
知られている。
【0003】図7、図9において、1はステンレス製の
生ビール樽本体、2は生ビール樽本体1の上鏡3の中央
部に形成された穴4に溶接により固定された口金、5は
口金2に取り外し可能に取り付けられたフィッティング
である。
【0004】フィッティング5について説明すると、口
金2および生ビール樽本体1内の上部にブッシュ6が挿
入され、口金2の上部内周に形成された雌ねじ7にブッ
シュ6の上部外周に形成された雄ねじ8が取外し可能に
螺合されている。口金2の基部内周に形成された環状突
出部9とブッシュ6の中間部外周に形成された環状段部
10との間およびブッシュ6の外周面と口金2の内周面
との間に0リングからなるパッキング11が圧縮状態で
介在されてシールされている。
【0005】ブッシュ6内にはビールチューブ(ダウン
チューブ)12の上部が挿入され、ビールチューブ12
はその先端が生ビール樽本体1の底部付近に位置され、
昇降可能(軸方向に移動可能)となっている。ビールチ
ューブ12の基端部内側には外周部をゴムにより形成し
たガスバルブ13の下部が圧入等により固定されてい
る。ブッシュ6の内端内側の複数箇所に受部14が形成
されている。リテーナ15は、特に図8(a)〜(c)
から明らかなように、リング16の外周複数箇所に受部
14に対応して係合部17が形成されている。このリテ
ーナ15はビールチューブ12の外周において、各係合
部17が受部14に係合され、各係合部17の間に形成
された切欠18とブッシュ6の内壁とで流路19が形成
され、この流路19によって生ビール樽本体1の内外が
連通されるようになっている。このリテーナ15はビー
ルチューブ12の上下方向(軸方向)への移動を案内す
ることができる。ブッシュ6内と生ビール樽本体1内と
はブッシュ6の下部に形成された穴20(図7参照)と
上記流路19によっても連通されている。
【0006】ビールチューブ12の基部側のフランジ部
とリテーナ15のリング16との間にはビールチューブ
12の外周において圧縮ばね21が介在され、この圧縮
ばね21の弾性によりビールチューブ12およびガスバ
ルブ13が一体に外方(上方)へ付勢されている。これ
によりガスバルブ13のゴムから成る上部外周部がブッ
シュ6の内側に設けられて弁座22に当接され、ガス流
路23が閉塞されている。そして、ガスバルブ13およ
びビールチューブ12が押圧されて圧縮ばね21の弾性
に抗して下降(生ビール樽本体1の底部側へ移動)する
ことにより、ガスバルブ13が弁座22から離隔し、ガ
ス流路23が開放されてビール樽本体1内がガス流路2
3を介して外部に開放されるようになっている。
【0007】ビールチューブ12の基部内側にはステン
レス製のビールバルブ24が軸方向に移動可能に設けら
れている。ビールチューブ12においてビールバルブ2
4の内方内周に形成された段部25とビールバルブ24
とに圧縮ばね26が介在され、この圧縮ばね26の弾性
によりビールバルブ24が外方(上方)へ付勢されてい
る。これによりビールバルブ24がガスバルブ13にお
けるゴムから成る弁座27に当接され、ビール流路28
が閉塞されるようになっている。そして、ビールバルブ
24が押圧されて圧縮ばね26の弾性に抗して下降(生
ビール樽本体1の底部側へ移動)することにより、ビー
ルバルブ24が弁座27から離隔してビール流路28が
開放され、ビール樽本体1内がビール流路28を介して
外部に開放されるようになっている。
【0008】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。生ビール樽本体1内に生ビールを充填す
るには、口金2を上方に位置させた正常姿勢による上詰
め方式と、口金2を下方に位置させた倒立姿勢による下
詰め方式とがある。上詰め方式は古くから用いられてい
るが、生ビールが泡立ち、充填時間が長くかかるなどの
問題がある。そこで、近年、生ビールの泡立ちが少な
く、充填時間も短くて済む下詰め方式が採用されつつあ
る。
【0009】この下詰め方式は、図9に示すように、生
ビール樽本体1を倒立状態にし、下向きの口金2にディ
スペンサ30を装着してガス排出管31の先端によりガ
スバルブ13を押圧し、ガスバルブ13およびビールチ
ューブ12等を圧縮ばね21の弾性に抗して生ビール樽
本体1の底部側へ移動(上昇)させるとともに、押圧部
材32によりビールバルブ24を押圧し、ビールバルブ
24を圧縮ばね26の弾性に抗して生ビール樽本体1の
底部側へ移動(上昇)させる。これに伴い、ガスバルブ
13がブッシュ6の弁座22から離隔してガス流路23
を開放するとともに、ビールバルブ24をガスバルブ1
3の弁座27から離隔してビール流路28を開放する。
そして、ブッシュ6の内側に嵌合したビール供給管33
に送られた生ビールをガス流路23から生ビール樽本体
1内に注入し、生ビール樽本体1内のガスをビールチュ
ーブ12およびビール流路28を介してガス排出管31
から排出する。
【0010】次に、生ビールの注出動作について説明す
ると、図7に示すように、生ビール樽本体1の正常姿勢
で口金2にディスペンサ(図示省略)を装着してガスバ
ルブ13を押圧し、ガスバルブ13およびビールチュー
ブ12等を圧縮ばね21の弾性に抗して下降させるとと
もに、ビールバルブ24を押圧し、ビールバルブ24を
圧縮ばね26の弾性に抗して下降させる。これに伴い、
ガスバルブ13がブッシュ6の弁座22から離隔してガ
ス流路23を開放するとともに、ビールバルブ24をガ
スバルブ13の弁座27から離隔してビール流路28を
開放する。そして、ガス流路23から生ビール樽本体1
内にガスを送り込むことにより、生ビール樽本体1内の
生ビールをビールチューブ12を経てビール流路28か
ら外部へ注出することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のフィッティングでは、生ビール樽本体1に生ビー
ルを下詰め方式により充填する際、上詰め方式により充
填する場合には生じなかった問題が生じるようになっ
た。すなわち、圧力のかかった生ビールが注入されると
きに、ブッシュ6とリテーナ15との狭い流路19から
噴き上がり、既に注入され始めている生ビール面に大き
な落差で落下して泡が発生し、生ビールの品質を劣化す
るおそれがある。
【0012】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、生ビール樽本体に生ビールを下詰め方
式で充填する際、生ビールを円滑に充填し、泡立ちを防
止して生ビールの品質の劣化を防止することができるよ
うにした生ビール樽用フィッィテングを提供することを
目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、生ビール樽本体の口金の内側
に螺合されたブッシュと、このブッシュの内側に昇降可
能に挿入され、ガスバルブおよびビールバルブを有する
ビールチューブと、上記ブッシュの内端内側の複数箇所
に突設された受部上に係合される係合部、この係合部と
一体に設けられ、上記受部と上記ビールチューブの間か
ら上記生ビール樽本体の内方へ向かって突出されるスカ
ート部、このスカート部と一体に設けられ、生ビールの
下詰め時に上記ブッシュにおける受部間の内壁との間の
流路から生ビール樽本体内に流入する生ビールが噴き上
げるのを規制する噴き上げ規制板を有するリテーナと、
このリテーナと上記ビールチューブとの間に介在され、
上記ビールチューブを外方へ付勢して上記ガスバルブを
上記ブッシュの弁座に当接させてガス流路を閉塞させる
ばねとを備えたものである。
【0014】そして、上記技術的手段において、リテー
ナの噴き上げ規制板を生ビールの流入方向に対して直角
方向に配置し、流入する生ビールを側方へ導くように構
成するのが好ましく、特に、リテーナの噴き上げ規制板
を生ビールの流入方向に対して直角方向よりもやや鋭角
となるように配置し、流入する生ビールを側方で、かつ
やや下向きに導くように構成するのが好ましい。
【0015】また、上記各技術的手段において、リテー
ナのスカート部と噴き上げ規制板との連設部を湾曲させ
るのが好ましい。
【0016】上記のように構成された本発明によれば、
倒立姿勢の生ビール樽本体に生ビールをブッシュの内側
のガス流路から注入する際、ブッシュとリテーナとの間
に形成された流路から噴き上げようとする生ビールをリ
テーナの噴き上げ規制板により噴き上げないように規制
し、注入され始めている生ビール面に対して大きな落差
で落下されずに円滑に流入させることができ、注入され
ている生ビールが噴き上げ規制板に被ると落差を完全に
なくすことができるので、生ビールの泡立ちを防止する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1の実
施形態について説明する。図1ないし図3は本発明の第
1の実施形態における生ビール樽用フィッティングを示
し、図1は全体の縦断面図、図2はブッシュの一部とリ
テーナの斜面図、図3は生ビールを下詰している状態の
説明図である。本実施例においては、上記従来例と同一
部分については同一符号を付してその説明を省略し、主
として異なる構成について説明する。
【0018】本実施例の特徴とするところは、図1およ
び図2に示すように、ブッシュ6とリテーナ36の関連
構造にある。ブッシュ6は内端内側に120度ごとの均
等割り位置で受部35が突設され、各受部35はブッシ
ュ6の周方向の幅が従来例に比べて狭くなるように設定
されている。リテーナ36は本実施例ではステンレスが
プレス成形され、リング状部37の外縁に短い円筒状の
スカート部38が一体に設けられ、リング状部37の外
縁に120度ごとの均等割り位置で、すなわち、ブッシ
ュ6の受部35に対応して係合部39がスカート部38
からの切り起こしにより一体に設けられ、スカート部3
8におけるリング状部37とは反対側の(下側)外周縁
に噴き上げ規制板40が一体に設けられている。噴き上
げ規制板40の下面側複数箇所にはフィッティング5に
組み込む際に治具を係合させるための係合部41が凹入
されている。
【0019】そして、リテーナ36はビールチューブ1
2の外周において、各係合部39の凹部がブュッシュ6
の各受部35上に係合され、スカート部38が受部35
とビールチューブ12の間から生ビール樽本体1の内方
へ向かって突出され、噴き上げ規制板40がリテーナ3
6における隣り合う係合部39間のスカート部38とブ
ッシュ6の受部35間の内壁との間に形成された流路4
2に対向されている。この状態で噴き上げ規制板40は
流路42からの生ビール流入方向と直角方向となるよう
に配置されている。流路42はリテーナ36の係合部3
9の間隔、すなわち、周方向は勿論のこと、直径方向に
おいて大きく開放されるのが好ましい。
【0020】また、上記構成に加え、ブッシュ6の下部
に形成される穴43は周方向に拡開するように形成さ
れ、かつ軸方向に2列に形成され、なるべく広く生ビー
ル樽本体1内に開放されるのが好ましい。
【0021】以上の構成のフィッティング5を備えた生
ビール樽体1に生ビールを下詰め方式により充填するに
は、上記従来例と同様、図3に示すように、生ビール樽
本体1を倒立状態にし、下向きの口金2にディスペンサ
30を装着してガス排出管31の先端によりガスバルブ
13を押圧し、ガスバルブ13およびビールチューブ1
2等を圧縮ばね21の弾性に抗して生ビール樽本体1の
底部側へ移動(上昇)させるとともに、押圧部材32に
よりビールバルブ24を押圧し、ビールバルブ24を圧
縮ばね26の弾性に抗して生ビール樽本体1の底部側へ
移動(上昇)させる。これに伴い、ガスバルブ13がブ
ッシュ6の弁座22から離隔してガス流路23を開放す
るとともに、ビールバルブ24をガスバルブ13の弁座
27から離隔してビール流路28を開放する。そして、
ブッシュ6の内側に嵌合したビール供給管33に送られ
た生ビールをガス流路23から生ビール樽本体1内に注
入し、生ビール樽本体1内のガスをビールチューブ12
およびビール流路28を介してガス排出管31から排出
する。
【0022】このとき、ブッシュ6とリテーナ36との
間に形成された流路42から流入して噴き上げようとす
る生ビールをリテーナ36の噴き上げ規制板40により
噴き上げないように規制し、注入され始めている生ビー
ル面に対して大きな落差で落下させず、側方へ導き、円
滑に流入させることができ、注入されている生ビールが
噴き上げ規制板40に被ると落差を完全になくすことが
できるので、生ビールの泡立ちを防止することができ
る。
【0023】また、上記のように流路42を大きく拡開
させることにより、圧力がかかったビールの流速を弱め
ることができ、更に一層効果的に生ビールの泡立ちを防
止することができる。また、ブッシュ6の内部には圧縮
ばね21が組み込まれているため、注入された生ビール
の流れが乱され、図7で示す上記従来例のように穴20
が小さい場合にはこの穴20から生ビールが大きく飛び
出すおそれがあるが、本実施例のように大きく拡開した
穴43を形成することにより、生ビールの飛び出しを防
止することができる。
【0024】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図4は本発明の第2の実施形態における生ビー
ル樽用フィッティングに用いるリテーナを示す斜視図で
ある。
【0025】本実施例の特徴とするところは、図4に示
すように、噴き上げ規制板40がスカート部38におけ
るリング状部37とは反対側(下側)の外周縁に溶接に
より一体に設けられたものであり、その他の構成につい
ては上記第1の実施形態と同様である。
【0026】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図5は本発明の第3の実施形態における生ビー
ル樽用フィッティングに用いるリテーナを示す斜視図で
ある。
【0027】本実施例の特徴とするところは、図5に示
すように、スカート部38の上側外周に係合部39とば
ね受け44とが交互に突設されたものであり、その他の
構成については上記第1の実施形態と同様である。
【0028】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。図6は本発明の第4の実施形態における生ビー
ル樽用フィッティングを示し、生ビールを下詰している
状態の縦断面図である。
【0029】本実施例の特徴とするところは、図6に示
すように、リテーナ36の噴き上げ規制板40が、生ビ
ールの流入方向に対して直角方向よりもやや鋭角、好ま
しくは直角方向に対する角度αが約9度となるように配
置され、しかも、スカート部38と噴き上げ規制板40
との連設部45が円弧状に湾曲された点にある。その他
の構成については上記第1の実施形態と同様である。
【0030】本実施例によれば、流路42から流入して
噴き上げようとする生ビールをリテーナ36の噴き上げ
規制板40により規制し、側方で、かつやや下向きにな
るように導き、注入され始めている生ビール面に対する
落差を更に小さくすることができ、しかも、スカート部
38と噴き上げ規制板40との連設部45、すなわち、
流路42の奥側隅部を円弧状に湾曲させて流入する生ビ
ールがなるべく乱れず、円滑に流れるように導くことが
できるので、更に一層効果的に生ビールの泡立ちを防止
することができる。
【0031】なお、リテーン36のスカート部38と噴
き上げ規制板40との連設部45は上記第4の実施形態
に限らず、その他の構成のリテーナにおいても円弧状に
湾曲させることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、倒
立姿勢の生ビール樽本体に生ビールをブッシュの内側の
ガス流路から注入する際、ブッシュとリテーナとの間に
形成された流路から噴き上げようとする生ビールをリテ
ーナの噴き上げ規制板により噴き上げなように規制し、
注入され始めている生ビール面に対して大きな落差で落
下せずに円滑に流入させることができ、注入されている
生ビールが噴き上げ規制板に被ると落差を完全になくす
ことができるので、泡立ちを防止することができる。し
たがって、生ビールの品質の劣化を防止することができ
る。
【0033】また、リテーナの噴き上げ規制板を生ビー
ルの流入方向に対して直角方向に配置し、流入する生ビ
ールを側方へ導くように構成することにより、初期注入
時の落差を小さくし、泡立ちを効果的に防止することが
できる。
【0034】また、リテーナの噴き上げ規制板を生ビー
ルの流入方向に対して直角方向よりもやや鋭角となるよ
うに配置し、流入する生ビールを側方で、かつやや下向
きに導くように構成することにより、初期注入時の落差
を更に小さくし、泡立ちを更に効果的に防止することが
できる。
【0035】また、リテーナのスカート部と噴き上げ規
制板との連設部を湾曲させることにより、生ビールの流
入時の乱れを少なく抑えて円滑に流入させることがで
き、泡立ちを更に一層効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における生ビール樽用
フィッティングを示す縦断面図である。
【図2】同生ビール樽用フィッティングに用いるブッシ
ュの一部とリテーナを示す斜視図である。
【図3】同生ビール樽用フィッティングを示し、生ビー
ルを下詰めする状態の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における生ビール樽用
フィッティングに用いるリテーナを示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施形態における生ビール樽用
フィッティングに用いるリテーナを示す斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施形態における生ビール樽用
フィッティングを示し、生ビールを下詰めしている状態
の縦断面図である。
【図7】従来例における生ビール樽用フィッティングを
示す一部破断正面図である。
【図8】(a)は同生ビール樽用フィッティングに用い
るリテーナを示す正面図である。(b)は同リテーナを
示す平面図である。(c)は同リテーナを示す底面図で
ある。
【図9】同生ビール樽用フィッティングを示し、生ビー
ルを下詰めする状態の説明図である。
【符号の説明】
1 生ビール樽本体 2 口金 5 フィッティング 6 ブッシュ 12 ビールチューブ 13 ガスバルブ 23 ガス流路 24 ビールバルブ 28 ビール流路 36 リテーナ 38 スカート部 39 係合部 40 噴き上げ規制板 42 流路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ビール樽本体の口金の内側に螺合され
    たブッシュと、このブッシュの内側に昇降可能に挿入さ
    れ、ガスバルブおよびビールバルブを有するビールチュ
    ーブと、上記ブッシュの内端内側の複数箇所に突設され
    た受部上に係合される係合部、この係合部と一体に設け
    られ、上記受部と上記ビールチューブの間から上記生ビ
    ール樽本体の内方へ向かって突出されるスカート部、こ
    のスカート部と一体に設けられ、生ビールの下詰め時に
    上記ブッシュにおける受部間の内壁との間の流路から生
    ビール樽本体内に流入する生ビールが噴き上げるのを規
    制する噴き上げ規制板を有するリテーナと、このリテー
    ナと上記ビールチューブとの間に介在され、上記ビール
    チューブを外方へ付勢して上記ガスバルブを上記ブッシ
    ュの弁座に当接させてガス流路を閉塞させるばねとを備
    えた生ビール樽用フィッティング。
  2. 【請求項2】 リテーナの噴き上げ規制板が生ビールの
    流入方向に対して直角方向に配置され、流入する生ビー
    ルを側方へ導くように構成された請求項1記載の生ビー
    ル樽用フィッティング。
  3. 【請求項3】 リテーナの噴き上げ規制板が生ビールの
    流入方向に対して直角方向よりもやや鋭角となるように
    配置され、流入する生ビールを側方で、かつやや下向き
    に導くように構成された請求項1記載の生ビール樽用フ
    ィッティング。
  4. 【請求項4】 リテーナのスカート部と噴き上げ規制板
    との連設部が湾曲された請求項1ないし3のいずれかに
    記載の生ビール樽用フィッティング。
JP31168095A 1994-11-11 1995-11-07 生ビール樽用フィッティング Pending JPH08230988A (ja)

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