JP2520766Y2 - 加圧液体噴出器 - Google Patents
加圧液体噴出器Info
- Publication number
- JP2520766Y2 JP2520766Y2 JP15246289U JP15246289U JP2520766Y2 JP 2520766 Y2 JP2520766 Y2 JP 2520766Y2 JP 15246289 U JP15246289 U JP 15246289U JP 15246289 U JP15246289 U JP 15246289U JP 2520766 Y2 JP2520766 Y2 JP 2520766Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- valve
- liquid
- cap
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は加圧ガスを使用しないで、エアゾール式スプレ
ーと同様の操作で液体噴出できるよう設けた加圧液体噴
出器に係る。尚本案は、噴出器に限らず、液体のまま噴
出したり、泡噴出する噴出器を含む。
ーと同様の操作で液体噴出できるよう設けた加圧液体噴
出器に係る。尚本案は、噴出器に限らず、液体のまま噴
出したり、泡噴出する噴出器を含む。
「従来の技術」 例えば特公昭57−20024号公報が示すように、容器体
に装着させた主筒の上部外面に更に嵌合させた帽状筒を
主筒に対して回動させると、主筒内の摺動筒が付勢に抗
して上昇して主筒と摺動筒との各下部が形成する液体吸
込み路付きの加圧室内へ容器体内液体が吸込まれて加圧
され、又上記帽状筒頂部を貫通して起立するノズル孔付
きの作動子を付勢に抗して押下げすると、帽状筒の頂部
下面に付設されて加圧室と連通する弁箱内に作動子下端
部の吐出弁孔が開口して上記加圧液体がノズル孔から噴
出するよう設けた加圧液体噴出器が知られている。該噴
出器は摺動筒が下限まで下降したとき、該摺動筒下部が
形成する筒状プランジャ外面と主筒下部が形成するシリ
ンダ内面との間およびシリンダ上部壁に穿設された透孔
を通って加圧室内の残圧が容器体内へ排出されて、摺動
筒上昇による容器体内液体の吸込みが容易であるよう設
けられている。又容器体内の液体減少による負圧化を防
止するため、上記シリンダ上端と該シリンダ上方の主筒
部分との間に設けられたフランジに外気吸込弁を設けて
いる。
に装着させた主筒の上部外面に更に嵌合させた帽状筒を
主筒に対して回動させると、主筒内の摺動筒が付勢に抗
して上昇して主筒と摺動筒との各下部が形成する液体吸
込み路付きの加圧室内へ容器体内液体が吸込まれて加圧
され、又上記帽状筒頂部を貫通して起立するノズル孔付
きの作動子を付勢に抗して押下げすると、帽状筒の頂部
下面に付設されて加圧室と連通する弁箱内に作動子下端
部の吐出弁孔が開口して上記加圧液体がノズル孔から噴
出するよう設けた加圧液体噴出器が知られている。該噴
出器は摺動筒が下限まで下降したとき、該摺動筒下部が
形成する筒状プランジャ外面と主筒下部が形成するシリ
ンダ内面との間およびシリンダ上部壁に穿設された透孔
を通って加圧室内の残圧が容器体内へ排出されて、摺動
筒上昇による容器体内液体の吸込みが容易であるよう設
けられている。又容器体内の液体減少による負圧化を防
止するため、上記シリンダ上端と該シリンダ上方の主筒
部分との間に設けられたフランジに外気吸込弁を設けて
いる。
「考案が解決しようとする課題」 上記従来の加圧液体噴出器における残圧排出機構は、
シリンダ上部に穿設した透孔から残圧が容器体内に噴出
するよう設けているから残圧と共に噴出される液体が容
器体胴部の液面上方内面部分へ付着し、その原因を知ら
ない消費者が商品に対する不安感を持ち易く、又外見上
も好ましいものではなかった。又容器体内への外気吸入
弁を別に設けるため主筒構造が複雑となる不便があっ
た。
シリンダ上部に穿設した透孔から残圧が容器体内に噴出
するよう設けているから残圧と共に噴出される液体が容
器体胴部の液面上方内面部分へ付着し、その原因を知ら
ない消費者が商品に対する不安感を持ち易く、又外見上
も好ましいものではなかった。又容器体内への外気吸入
弁を別に設けるため主筒構造が複雑となる不便があっ
た。
本案は上記欠点を除去すると共に、加圧室内への液体
吸込み時および排出時のそれぞれにおいて容器体が倒れ
ても液洩れしないよう設けたものである。
吸込み時および排出時のそれぞれにおいて容器体が倒れ
ても液洩れしないよう設けたものである。
「課題を解決するための手段」 容器体1に装着させた主筒2上部に帽状筒20を、かつ
主筒に対する帽状筒の回動で上下動する摺動筒10を下方
へ付勢して主筒2内へ、それぞれ嵌合させると共に、主
筒下部が形成する第1シリンダ4と摺動筒下部が形成す
る筒状プランジャ11とで形成した液体吸込み路付き加圧
室19内と帽状筒上部内に固定した弁箱内とを連通させて
おき、帽状筒上部を貫通して弁箱内から起立するノズル
孔付きの作動子45を付勢に抗して押下げすることによ
り、上記加圧室内液体が弁箱を介してノズル孔から噴出
するよう設け、更に上記筒状プランジャ11が第1シリン
ダ下限に位置したとき、第1シリンダ壁上部に穿設した
透孔を介して加圧室19内と容器体内とが連通するよう設
けた加圧液体噴出器において、上記主筒2を、第1シリ
ンダ上部外面から、該外面上方の第1シリンダ壁部分と
の間に間隙をおいて起立する複数連結板60上端に外向き
フランジ5aを付設し、かつ該外向きフランジ外周から上
筒部5を起立して形成し、かつ上記外向きフランジ5a上
面に外周部を固定して、内周面を筒状プランジャ11外面
へ水密に接する鍔状板65下面から弾性筒63を垂下する弁
筒62を、その弾性筒63を上記間隙内へ挿入し、かつ弾性
筒63下端内周部を第1シリンダ外壁面へ密接させて外気
吸入弁64となし、更に透孔ないし割溝61を第1シリンダ
上端部に穿設すると共に、上記筒状プランジャ11が上限
に位置したとき上記鍔状板65内周部の密接を開放して上
筒部5内と透孔ないし割溝61とを連通する凹部67を、筒
状プランジャ11の外面に穿設した。
主筒に対する帽状筒の回動で上下動する摺動筒10を下方
へ付勢して主筒2内へ、それぞれ嵌合させると共に、主
筒下部が形成する第1シリンダ4と摺動筒下部が形成す
る筒状プランジャ11とで形成した液体吸込み路付き加圧
室19内と帽状筒上部内に固定した弁箱内とを連通させて
おき、帽状筒上部を貫通して弁箱内から起立するノズル
孔付きの作動子45を付勢に抗して押下げすることによ
り、上記加圧室内液体が弁箱を介してノズル孔から噴出
するよう設け、更に上記筒状プランジャ11が第1シリン
ダ下限に位置したとき、第1シリンダ壁上部に穿設した
透孔を介して加圧室19内と容器体内とが連通するよう設
けた加圧液体噴出器において、上記主筒2を、第1シリ
ンダ上部外面から、該外面上方の第1シリンダ壁部分と
の間に間隙をおいて起立する複数連結板60上端に外向き
フランジ5aを付設し、かつ該外向きフランジ外周から上
筒部5を起立して形成し、かつ上記外向きフランジ5a上
面に外周部を固定して、内周面を筒状プランジャ11外面
へ水密に接する鍔状板65下面から弾性筒63を垂下する弁
筒62を、その弾性筒63を上記間隙内へ挿入し、かつ弾性
筒63下端内周部を第1シリンダ外壁面へ密接させて外気
吸入弁64となし、更に透孔ないし割溝61を第1シリンダ
上端部に穿設すると共に、上記筒状プランジャ11が上限
に位置したとき上記鍔状板65内周部の密接を開放して上
筒部5内と透孔ないし割溝61とを連通する凹部67を、筒
状プランジャ11の外面に穿設した。
「作用」 第1図の状態から、主筒2に対して帽状筒20を回す
と、ボール17が第3図に示すカム溝16の垂直溝部15上端
から傾斜溝部14内へ押込まれることで第2図が示すよう
に摺動筒10が主筒2に対し手引き上げられることとな
り、すると加圧室19内の容積拡大により吸込み弁3が開
いて容器体内液体をその加圧室内に吸込む。このときボ
ール17はカム溝の垂直溝部15下端に位置し、かつ摺動筒
10は第1スプリング25で下方へ押されているため、加圧
室内液体は加圧されている。該状態から押下げヘッド48
を押下げすると、筒状弁体51を残したまままず作動子45
が下降して吐出弁孔50を開くことでノズル孔から液体を
噴出し、更に押下げることで作動子の内筒49が筒状弁体
51を押下げる。作動子を離すと第2圧縮スプリング58が
押上げにより作動子45が上昇してその肩部に筒状弁体51
が接することで吐出弁孔50が閉じた後、その筒状弁体51
も共に上昇して原状に復帰する。
と、ボール17が第3図に示すカム溝16の垂直溝部15上端
から傾斜溝部14内へ押込まれることで第2図が示すよう
に摺動筒10が主筒2に対し手引き上げられることとな
り、すると加圧室19内の容積拡大により吸込み弁3が開
いて容器体内液体をその加圧室内に吸込む。このときボ
ール17はカム溝の垂直溝部15下端に位置し、かつ摺動筒
10は第1スプリング25で下方へ押されているため、加圧
室内液体は加圧されている。該状態から押下げヘッド48
を押下げすると、筒状弁体51を残したまままず作動子45
が下降して吐出弁孔50を開くことでノズル孔から液体を
噴出し、更に押下げることで作動子の内筒49が筒状弁体
51を押下げる。作動子を離すと第2圧縮スプリング58が
押上げにより作動子45が上昇してその肩部に筒状弁体51
が接することで吐出弁孔50が閉じた後、その筒状弁体51
も共に上昇して原状に復帰する。
摺動筒10が上限まで引きあげられたとき、第2図が示
すように、摺動筒下部が形成する筒状プランジャ11外面
の凹部67が、主筒2下部が形成する第1シリンダ4上端
部分に固定された弁筒62の鍔状板65内方に位置してその
凹部および第1シリンダ上端の透孔ないし割溝61を通
り、更に弾性筒63を押し拡げて外気が容器体内に入って
液体減少による容器体内の負圧化を解消し、又第1図の
ように筒状プランジャ11が下限まで下降したとき、第1
シリンダの下端内面の凹溝67と、第1シリンダと筒状プ
ランジャとの間を通り、更に弾性筒63を押し拡げて第1
シリンダ4内の残圧が容器体内へ排出される。
すように、摺動筒下部が形成する筒状プランジャ11外面
の凹部67が、主筒2下部が形成する第1シリンダ4上端
部分に固定された弁筒62の鍔状板65内方に位置してその
凹部および第1シリンダ上端の透孔ないし割溝61を通
り、更に弾性筒63を押し拡げて外気が容器体内に入って
液体減少による容器体内の負圧化を解消し、又第1図の
ように筒状プランジャ11が下限まで下降したとき、第1
シリンダの下端内面の凹溝67と、第1シリンダと筒状プ
ランジャとの間を通り、更に弾性筒63を押し拡げて第1
シリンダ4内の残圧が容器体内へ排出される。
「実施例」 1は容器体、2は下方に吸込み弁3付きの第1シリン
ダ4を有する主筒2で、第1シリンダ上端に設けた外向
きフランジ5aから上筒部5を起立する。上筒部の中間部
外面には螺合筒6を付設して、該螺合筒を容器体口頸部
に螺合させており、又上筒部5の上部内面には複数の縦
溝7を等間隔に穿設している。
ダ4を有する主筒2で、第1シリンダ上端に設けた外向
きフランジ5aから上筒部5を起立する。上筒部の中間部
外面には螺合筒6を付設して、該螺合筒を容器体口頸部
に螺合させており、又上筒部5の上部内面には複数の縦
溝7を等間隔に穿設している。
上記主筒2内へは摺動筒10を上下動可能に嵌合させ
る。該摺動筒は、その下半を筒状プランジャ11として第
1シリンダ4内へ嵌合させ、かつその上端から外向きフ
ランジ12を介して起立するカム筒13を上筒部5内へ嵌合
させている。カム筒13はその外面に第3図が示すよう
に、傾斜溝部14と垂直溝部15とを連続するカム溝16を有
し、そのカム溝16と既述縦溝7とに各一半を嵌合させて
ボール17を設け、主筒2に対して摺動筒10を回動させる
と、該摺動筒が上下動し乍ら回動するよう設けている。
カム筒内面には複数の第1係合溝18を縦設している。筒
状プランジャ11と第1シリンダ4とが加圧室19を形成す
る。
る。該摺動筒は、その下半を筒状プランジャ11として第
1シリンダ4内へ嵌合させ、かつその上端から外向きフ
ランジ12を介して起立するカム筒13を上筒部5内へ嵌合
させている。カム筒13はその外面に第3図が示すよう
に、傾斜溝部14と垂直溝部15とを連続するカム溝16を有
し、そのカム溝16と既述縦溝7とに各一半を嵌合させて
ボール17を設け、主筒2に対して摺動筒10を回動させる
と、該摺動筒が上下動し乍ら回動するよう設けている。
カム筒内面には複数の第1係合溝18を縦設している。筒
状プランジャ11と第1シリンダ4とが加圧室19を形成す
る。
上筒部5の上部外面には、回動可能に帽状筒20を嵌合
させる。該帽状筒は図示例のように内装筒20aと外装筒2
0bとで形成するとよい。内装筒は上記第1係合溝18へ上
下動自在に係合する第1係合突条21を外面に有する第1
係合筒22上端の鍔状頂壁23外周から第2係合筒24を垂下
して上筒部5の上部外面へ回動可能に嵌合させ、かつ鍔
状頂壁内周部下面と摺動筒10の外向きフランジとの間に
第1圧縮スプリング25を介装し、更に鍔状頂壁上面から
外面に第2係合突条26を縦設する第3係合筒27を起立す
る。
させる。該帽状筒は図示例のように内装筒20aと外装筒2
0bとで形成するとよい。内装筒は上記第1係合溝18へ上
下動自在に係合する第1係合突条21を外面に有する第1
係合筒22上端の鍔状頂壁23外周から第2係合筒24を垂下
して上筒部5の上部外面へ回動可能に嵌合させ、かつ鍔
状頂壁内周部下面と摺動筒10の外向きフランジとの間に
第1圧縮スプリング25を介装し、更に鍔状頂壁上面から
外面に第2係合突条26を縦設する第3係合筒27を起立す
る。
外装筒20bは、頂壁部中心に作動子挿入孔28を有し、
かつその外周部から上筒部5外面へ回動可能に嵌合させ
た周壁29を垂下し、更に周壁29内方の頂壁部から、第4
係合筒30を垂下して該筒内面に縦設した第2係合溝31内
へ既述第2係合突条26を係合させ、外装筒20bを介して
内装筒20aを回動可能に形成している。又頂壁部32の第
4係合筒30内方部分には下面開口の凹溝33を周設してい
る。
かつその外周部から上筒部5外面へ回動可能に嵌合させ
た周壁29を垂下し、更に周壁29内方の頂壁部から、第4
係合筒30を垂下して該筒内面に縦設した第2係合溝31内
へ既述第2係合突条26を係合させ、外装筒20bを介して
内装筒20aを回動可能に形成している。又頂壁部32の第
4係合筒30内方部分には下面開口の凹溝33を周設してい
る。
上記凹溝33内へは管状部材40の上端部を嵌着させる。
該部材は従来の弁箱としての第2シリンダ41を上部に有
し、その第2シリンダ下端に付設した内向きフランジ状
底壁内周から既述筒状プランジャ11内へ管部42を垂下す
るもので、該管部下半はその上半よりも小外径として筒
状プランジャ11内面に水密に接してその筒状プランジャ
が上下動できるよう設けている。
該部材は従来の弁箱としての第2シリンダ41を上部に有
し、その第2シリンダ下端に付設した内向きフランジ状
底壁内周から既述筒状プランジャ11内へ管部42を垂下す
るもので、該管部下半はその上半よりも小外径として筒
状プランジャ11内面に水密に接してその筒状プランジャ
が上下動できるよう設けている。
上記第2シリンダ41内へは作動子45の下部を遊挿させ
る。該作動子下部は第3シリンダ46上端から肩部を介し
てステム47を起立し、該ステム上端にノズル孔付き押下
げヘッド48の内筒49を嵌着させており、そのステム47の
下端部に吐出弁孔50を有する。内筒49は既述作動子挿通
孔28内を上下動可能な外径としてある。
る。該作動子下部は第3シリンダ46上端から肩部を介し
てステム47を起立し、該ステム上端にノズル孔付き押下
げヘッド48の内筒49を嵌着させており、そのステム47の
下端部に吐出弁孔50を有する。内筒49は既述作動子挿通
孔28内を上下動可能な外径としてある。
上記作動子45の肩部と内筒49下端との間のステム部分
外面には筒状弁体51を、上記肩部の押上げにより上昇可
能に、かつ内筒49下端面の押下げにより下降可能に、そ
の外周面を第2シリンダ41内面に摺接させて嵌合させ
る。該筒状弁体は、作動子45が上昇したとき、肩部と外
装筒20bの頂壁部32下面との間で挟持される。又吐出弁
孔50は、筒状弁体51が作動子の肩部上面に接したとき閉
塞され、かつ肩部上面から第1図左半が示すように離れ
たとき、開孔される。
外面には筒状弁体51を、上記肩部の押上げにより上昇可
能に、かつ内筒49下端面の押下げにより下降可能に、そ
の外周面を第2シリンダ41内面に摺接させて嵌合させ
る。該筒状弁体は、作動子45が上昇したとき、肩部と外
装筒20bの頂壁部32下面との間で挟持される。又吐出弁
孔50は、筒状弁体51が作動子の肩部上面に接したとき閉
塞され、かつ肩部上面から第1図左半が示すように離れ
たとき、開孔される。
既述管状部材40の管部上半内へは流路溝55付きの棒部
56を嵌着させる。該棒部はその上方に第3シリンダ46内
へ嵌合させたピストン部57を有する。
56を嵌着させる。該棒部はその上方に第3シリンダ46内
へ嵌合させたピストン部57を有する。
上記ピストン部57とステム47内面に形成した下向き段
部との間には第2圧縮スプリング58を介装させ、作動子
45を上方へ付勢する。
部との間には第2圧縮スプリング58を介装させ、作動子
45を上方へ付勢する。
本案にあっては、既述第1シリンダ4と外向きフラン
ジ5aとを、第1シリンダ上部外面から該外面上方の第1
シリンダ壁部分との間に間隙をおいて起立する複数の連
結板60を介して連結する。又第1シリンダ上端部には透
孔ないし割溝61を穿設する。なお、図示例では割溝61の
みを穿設している。
ジ5aとを、第1シリンダ上部外面から該外面上方の第1
シリンダ壁部分との間に間隙をおいて起立する複数の連
結板60を介して連結する。又第1シリンダ上端部には透
孔ないし割溝61を穿設する。なお、図示例では割溝61の
みを穿設している。
上記第1シリンダ壁上部と連結板60との間の隙間内へ
は弁筒62の弾性筒63を垂下させ、該筒下端内周部を上記
隙間下方の第1シリンダ外壁面部分に密接させて残圧排
出弁兼用の外気吸入弁64とする。弁筒62は鍔状板65下面
から弾性筒63を垂下し、かつその鍔状板外周部を上記外
向きフランジ5aの上面へ固定させている。該固定は図示
のように、上筒部5の下部内面に周設した突条下面へ押
え環66外周部を係合させて、該押え環により鍔状板65を
外向きフランジ5aとの間で挟持させればよい。
は弁筒62の弾性筒63を垂下させ、該筒下端内周部を上記
隙間下方の第1シリンダ外壁面部分に密接させて残圧排
出弁兼用の外気吸入弁64とする。弁筒62は鍔状板65下面
から弾性筒63を垂下し、かつその鍔状板外周部を上記外
向きフランジ5aの上面へ固定させている。該固定は図示
のように、上筒部5の下部内面に周設した突条下面へ押
え環66外周部を係合させて、該押え環により鍔状板65を
外向きフランジ5aとの間で挟持させればよい。
第2図が示すように摺動筒10が上限に位置するとき、
上記鍔状板65内周面と接する筒状プランジャ11外周部分
には、該外周部分に対する鍔状板65内周面の密接を開放
できる凹部67を穿設し、該凹部と、弁筒62上方の上筒部
5内面と摺動筒10外面との間とを通って容器体1内に外
気が流入可能とする。
上記鍔状板65内周面と接する筒状プランジャ11外周部分
には、該外周部分に対する鍔状板65内周面の密接を開放
できる凹部67を穿設し、該凹部と、弁筒62上方の上筒部
5内面と摺動筒10外面との間とを通って容器体1内に外
気が流入可能とする。
尚図示例においては、筒状プランジャ11の上端部外周
に凹溝68を形成し、かつ該凹溝下面に横溝を穿設し、更
に内周部を上記凹溝68内へ嵌合させると共に外周面を上
筒部5内面へ周設させてパッキング69を装着させてお
り、該パッキングと既述鍔状板65上面から起立する短筒
70とで、空操作時における摺動筒10下降時における衝撃
音の発生を予防している。
に凹溝68を形成し、かつ該凹溝下面に横溝を穿設し、更
に内周部を上記凹溝68内へ嵌合させると共に外周面を上
筒部5内面へ周設させてパッキング69を装着させてお
り、該パッキングと既述鍔状板65上面から起立する短筒
70とで、空操作時における摺動筒10下降時における衝撃
音の発生を予防している。
「考案の効果」 本案は既述構成とするもので、弁筒62の弾性筒63の下
端内周部を第1シリンダ外壁面に密接させて残圧排出弁
兼用の外気吸入弁64とし、その弾性筒密接部分上方の第
1シリンダ上端部に透孔ないし割溝61を穿設したから、
加圧室内の残圧の排出は上記下方へ垂下する弾性筒63を
外方へ押し拡げて行うこととなり、よって残液を含む残
圧は斜下外方へ排出されることとなって、水平方向に排
出された従来の場合と異なり、上記残液が容器体の上部
内面に付着して消費者の不信感ないし不安感を与えるこ
とがない。又筒状プランジャ11が上限に位置したとき、
鍔状板65の内周部が接する位置に凹部67を穿設して筒状
プランジャ外面に対する鍔状板内周部の気密な接触が開
放され上筒部5内と透孔ないし割溝61とが連通するよう
設けたから、容器体内が負圧化すると外気吸入弁64を通
って外気が吸入されることとなり、このようにその外気
吸入弁は残圧排気弁を兼用するから主筒2の構造を簡易
化できる。更に外気吸入弁は弾性筒下端が第1シリンダ
外壁面に密接して通常閉塞状態にあるから、摺動筒10が
上限に位置する、加圧室19内への液体吸込み状態におい
て容器体が倒れても、その外気吸入弁64を通って容器体
内液体が漏れることがない。
端内周部を第1シリンダ外壁面に密接させて残圧排出弁
兼用の外気吸入弁64とし、その弾性筒密接部分上方の第
1シリンダ上端部に透孔ないし割溝61を穿設したから、
加圧室内の残圧の排出は上記下方へ垂下する弾性筒63を
外方へ押し拡げて行うこととなり、よって残液を含む残
圧は斜下外方へ排出されることとなって、水平方向に排
出された従来の場合と異なり、上記残液が容器体の上部
内面に付着して消費者の不信感ないし不安感を与えるこ
とがない。又筒状プランジャ11が上限に位置したとき、
鍔状板65の内周部が接する位置に凹部67を穿設して筒状
プランジャ外面に対する鍔状板内周部の気密な接触が開
放され上筒部5内と透孔ないし割溝61とが連通するよう
設けたから、容器体内が負圧化すると外気吸入弁64を通
って外気が吸入されることとなり、このようにその外気
吸入弁は残圧排気弁を兼用するから主筒2の構造を簡易
化できる。更に外気吸入弁は弾性筒下端が第1シリンダ
外壁面に密接して通常閉塞状態にあるから、摺動筒10が
上限に位置する、加圧室19内への液体吸込み状態におい
て容器体が倒れても、その外気吸入弁64を通って容器体
内液体が漏れることがない。
第1図は摺動筒が下限に位置する状態での本案噴出器の
断面図、第2図は摺動筒が上限に位置する状態での断面
図、第3図はその噴出器に用いられているカム溝の展開
図である。 10…摺動筒、20…帽状 40…管状部材、45…作動 51…筒状弁体、56…棒部 62…弁筒
断面図、第2図は摺動筒が上限に位置する状態での断面
図、第3図はその噴出器に用いられているカム溝の展開
図である。 10…摺動筒、20…帽状 40…管状部材、45…作動 51…筒状弁体、56…棒部 62…弁筒
Claims (1)
- 【請求項1】容器体1に装着させた主筒2上部に帽状筒
20を、かつ主筒に対する帽状筒の回動で上下動する摺動
筒10を下方へ付勢して主筒2内へ、それぞれ嵌合させる
と共に、主筒下部が形成する第1シリンダ4と摺動筒下
部が形成する筒状プランジャ11とで形成した液体吸込み
路付き加圧室19内と帽状筒上部内に固定した弁箱内とを
連通させておき、帽状筒上部を貫通して弁箱内から起立
するノズル孔付きの作動子45を付勢に抗して押下げする
ことにより、上記加圧室内液体が弁箱を介してノズル孔
から噴出するよう設け、更に上記筒状プランジャ11が第
1シリンダ下限に位置したとき、第1シリンダ壁上部に
穿設した透孔を介して加圧室19内と容器体内とが連通す
るよう設けた加圧液体噴出器において、 上記主筒2を、第1シリンダ上部外面から、該外面上方
の第1シリンダ壁部分との間に間隙をおいて起立する複
数連結板60上端に外向きフランジ5aを付設し、かつ該外
向きフランジ外周から上筒部5を起立して形成し、かつ
上記外向きフランジ5a上面に外周部を固定して、内周面
を筒状プランジャ11外面へ水密に接する鍔状板65下面か
ら弾性筒63を垂下する弁筒62を、その弾性筒63を上記間
隙内へ挿入し、かつ弾性筒63下端内周部を第1シリンダ
外壁面へ密接させて外気吸入弁64となし、更に透孔ない
し割溝61を第1シリンダ上端部に穿設すると共に、上記
筒状プランジャ11が上限に位置したとき上記鍔状板65内
周部の密接を開放して上筒部5内と透孔ないし割溝61と
を連通する凹部67を、筒状プランジャ11の外面に穿設し
たことを特徴とする加圧液体噴出器。
Priority Applications (20)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15246289U JP2520766Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 加圧液体噴出器 |
DE69033467T DE69033467T2 (de) | 1989-12-28 | 1990-12-21 | Flüssigkeitsstrahl-Erzeuger |
PCT/JP1990/001677 WO1991009683A1 (en) | 1989-12-28 | 1990-12-21 | Liquid sprayer |
AU69110/91A AU640978B2 (en) | 1989-12-28 | 1990-12-21 | Liquid sprayer |
EP96100569A EP0722783B1 (en) | 1989-12-28 | 1990-12-21 | Liquid jet blower |
EP91900945A EP0462281B1 (en) | 1989-12-28 | 1990-12-21 | Liquid sprayer |
CA002046339A CA2046339C (en) | 1989-12-28 | 1990-12-21 | Liquid jet blower |
EP96100552A EP0722781B1 (en) | 1989-12-28 | 1990-12-21 | Liquid jet blower |
DE69028100T DE69028100T2 (de) | 1989-12-28 | 1990-12-21 | Flüssigkeitszerstäuber |
DE69033466T DE69033466T2 (de) | 1989-12-28 | 1990-12-21 | Flüssigkeitsstrahl-Erzeuger |
EP96100567A EP0722782B1 (en) | 1989-12-28 | 1990-12-21 | Liquid jet blower |
DE69033465T DE69033465T2 (de) | 1989-12-28 | 1990-12-21 | Flüssigkeitsstrahl-Erzeuger |
KR1019910700992A KR0151549B1 (ko) | 1989-12-28 | 1990-12-21 | 액체분출기 |
US07/741,416 US5240153A (en) | 1989-12-28 | 1991-08-01 | Liquid jet blower |
AU39992/93A AU658298B2 (en) | 1989-12-28 | 1993-06-03 | Liquid jet blower |
AU39993/93A AU647989B2 (en) | 1989-12-28 | 1993-06-03 | Liquid jet blower |
AU39991/93A AU647988B2 (en) | 1989-12-28 | 1993-06-03 | Liquid jet blower |
US08/077,394 US5328062A (en) | 1989-12-28 | 1993-06-17 | Liquid jet blower |
US08/223,224 US5392959A (en) | 1989-12-28 | 1994-04-05 | Suckback drain valve for a liquid jet blower |
US08/338,149 US5474215A (en) | 1989-12-28 | 1994-11-09 | Liquid jet blower |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15246289U JP2520766Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 加圧液体噴出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0390664U JPH0390664U (ja) | 1991-09-17 |
JP2520766Y2 true JP2520766Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=31698725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15246289U Expired - Fee Related JP2520766Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 加圧液体噴出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520766Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4749189B2 (ja) * | 2006-03-24 | 2011-08-17 | 株式会社吉野工業所 | 泡噴出器 |
JP5238534B2 (ja) * | 2009-01-30 | 2013-07-17 | 株式会社吉野工業所 | 液体噴出容器 |
JP5792085B2 (ja) * | 2012-01-31 | 2015-10-07 | 株式会社吉野工業所 | ディスペンサ |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP15246289U patent/JP2520766Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0390664U (ja) | 1991-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4317531A (en) | Accumulator type manual atomizer | |
JPS5815021Y2 (ja) | 手動噴霧器の噴射装置 | |
JP2520766Y2 (ja) | 加圧液体噴出器 | |
JPH0417855U (ja) | ||
JP2002102753A (ja) | 液体噴出ポンプ | |
JP2510818Y2 (ja) | 加圧液体噴出器 | |
JPH082130Y2 (ja) | 液体噴出容器 | |
JP3527324B2 (ja) | クリーム状物注出容器 | |
JPH0733893Y2 (ja) | 手動式液体噴出器 | |
JPH084466Y2 (ja) | 小形噴霧器 | |
JPH0418692Y2 (ja) | ||
JP2515953Y2 (ja) | 液体噴出容器 | |
JPH0454851Y2 (ja) | ||
JPS6036363Y2 (ja) | 蓄圧式手動噴霧器 | |
JP2517062Y2 (ja) | 小形噴霧器 | |
JPH0752052Y2 (ja) | クリーム状物吐出容器 | |
JPH07206Y2 (ja) | 手動式液体噴出器 | |
JPH0410922Y2 (ja) | ||
JP2593393Y2 (ja) | 液体注出ポンプ | |
JPH0733896Y2 (ja) | 液体噴出器 | |
JPH082144Y2 (ja) | クリーム状物吐出容器 | |
JPH0446843Y2 (ja) | ||
JP2001009330A (ja) | 液体噴出ポンプ | |
JP4429553B2 (ja) | 蓄圧式噴霧器 | |
JP3976885B2 (ja) | 手動噴霧容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |