JPH07206Y2 - 手動式液体噴出器 - Google Patents

手動式液体噴出器

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JPH07206Y2
JPH07206Y2 JP5011389U JP5011389U JPH07206Y2 JP H07206 Y2 JPH07206 Y2 JP H07206Y2 JP 5011389 U JP5011389 U JP 5011389U JP 5011389 U JP5011389 U JP 5011389U JP H07206 Y2 JPH07206 Y2 JP H07206Y2
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JP
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cylinder
hole
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義幸 角田
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は手動でかつ小形の液体噴出器に係る。
「従来の技術」 近時、例えば実開昭63−185475号公報が示すような蓄圧
式の噴霧器が多用されている。該蓄圧式噴霧器は、容器
体内に垂設した吸込み弁付きの小径シリンダ内から、下
端に小径筒状ピストンを付設した管状部材を上方付勢さ
せて起立し、該部材上端に付設した大径筒状ピストンを
押下げヘッド下面から垂設した大径シリンダ内へ嵌合さ
せ、かつその部材上端から起立する弁体と大径シリンダ
頂壁に穿設した弁孔とで吐出弁を形成させ、上記押下げ
ヘッドを容器体に対して押下げすると大径シリンダ内の
高圧化により上記管状部材が付勢に抗い下降して吐出弁
が開きその押下げヘッド側面に開口する噴霧孔から噴霧
し、又上記高圧化解消により押下げヘッドを離すと上記
付勢により吐出弁を閉じたままで管状部材および押下げ
ヘッドが上昇してこのとき吸込み弁が開き、両シリンダ
および管状部材内へ容器体内液体が吸込まれるよう設け
たものである。尚本案が云う液体噴出器とは噴霧器のほ
か、泡出し器、或いは液体をそのまま吐出させる噴霧器
を指称するもので、これ等はノズルを有する押下げヘッ
ドを充填するだけで自由に改変することが出来る。
「考案が解決しようとする課題」 従来の蓄圧式噴霧器は、その噴霧時間が比較的短かく、
又押下げヘッド押下げ時にだけ噴霧するものであった。
本案液体噴出器は、その押下げヘッド押下げ時のほか、
付勢による上昇時にも液体が噴出して、連続にその噴出
を行わせることが出来るよう設けたものである。
「課題を解決するための手段」 口頸部2を起立する容器体1と、その口頸部に、上端部
を着脱自在に装着させて容器体内へ垂設した、底部に吸
込み弁6を有するシリンダ5と、該シリンダ内へ嵌合さ
せた筒状ピストン34をステム22の下部に有し、シリンダ
上方へ起立するステム22上端に液体吐出孔付きの押下げ
ヘッドを嵌着させた作動部材21と、該作動部材を上方へ
付勢するスプリング43とを有する手動式の液体噴出器に
おいて、上記シリンダ5の上部内面へ内筒15を嵌着させ
ると共に該内筒に水密に接する環状シール部27を上記ス
テムの中間部外面に付設し、かつステムの下部外面に凹
溝23を周設して該凹溝下部に吐出弁孔26を穿設し、更に
その凹溝23内へ透孔32付きの環部33外面に上記筒状ピス
トン34を付設した環状部材31を上下動自在に嵌合させる
ことで、上記吸込み弁6と環状部材31との間のシリンダ
部分内を第1加圧室41に、かつ環状部材31と環状シール
部27との間のシリンダ部分内を第2加圧室42となし、上
記環状部材31は、凹溝23下端に移動したとき該環状部材
一部が凹溝23下面に水密に接することで第1加圧室内と
吐出弁孔26との連通が遮断されると共に第2加圧室内と
吐出弁孔26とが上記透孔32を介して連通し、又凹溝上端
に移動したときは第1、第2両加圧室41,42が、その第
2加圧室は上記透孔32を介して、吐出弁孔26に連通可能
に形成した。
「作用」 第1図の状態から作動部材21を押下げすると、第1加圧
室41内の高圧化により筒状ピストン34付きの環状部材31
が第2図が示すように凹溝23上端側へ係合し、よって第
1加圧室内液体はステム22内を通り、ノズル24から噴出
される。又このとき第2加圧室42内も吐出弁孔26に、環
状部材の透孔32を介して連通し、かつ該第2加圧室はシ
リンダ5に対する環状部材31の下降と共にその容積を拡
大するから一部の液体はその第2加圧室内に貯えられ
る。次いで押下げヘッド21を離すと、スプリング43の押
上げによりまずステム22が上昇し、凹溝下面が環部33下
面に接して第1加圧室41内と吐出弁孔26との間が閉塞さ
れたまま作動部材21が上昇する。該上昇により第1加圧
室内は負圧化して吸込み弁6を介して容器体内液体を吸
込み、又第2加圧室42内は高圧化して透孔32および吐出
弁孔26を介して第2加圧室内液体を噴出する。
「実施例」 1は口頸部2を起立する容器体である。
上記容器体内には、上記口頸部に上端部を着脱自在に装
着させてシリンダ5が垂設されている。該シリンダは底
部間に吸込み弁6を有し、該吸込み弁から容器体底部に
吸上げパイプ7を垂下して、上端部に付設した外向きフ
ランジ8を容器体口頂面上へ載置している。容器体口頸
部への装着は、別に設けた装着筒9を口頸部2外面に螺
合し、かつ装着筒上端の内向きフランジ10と口頸部上端
面との間で上記シリンダの外向きフランジ8を挟持させ
ることで行っているが、その装着筒をシリンダと一体成
形することも出来る。
上記シリンダの上部内には内筒15を装着させる。該内筒
は上部内面に係合突条16を有し、内筒上端に付設した外
向きフランジ17下面から垂下する嵌合筒部18をシリンダ
上端から起立する延長筒部11外面へ嵌着させている。
既述シリンダ5内へは、押下げヘッドを上方へ突出させ
て作動部材21を上下動自在に嵌合させる。該作動部材は
ステム22下部に凹溝23を周設して該凹溝部分へ環状部材
を上下動可能に嵌合させ、かつステム上端にノズル24付
きの押下げヘッド25を嵌着させている。その環状部材31
は、透孔32付きの環部33外面に筒状ピストン34を付設し
たもので、その透孔32は常に環状部材31上方のシリンダ
室内部分が形成する第2加圧室42内と上記凹溝23下部に
穿設した吐出弁孔26とを連通する。又該環状部材は凹溝
23下端に位置したとき、環部下面が凹溝下面に水密に接
して環状部材下方のシリンダ室内部分が形成する第1加
圧室41内と吐出弁孔26との連通を遮断し、凹溝上方への
移動によって連通させる。又ステム22の中間部外面には
環状シール部27を付設し、既述内筒15の係合突条16下面
にその環状シール部27が係合することで、シリンダ5に
対する作動部材21の抜出しが防止されるよう設けてい
る。
作動部材21は、シリンダ下部内に装着されたコイルスプ
リング43で上方へ付勢されている。
尚作動部材21は、通常シリンダ5に対し上昇状態にあっ
て、液体噴出器輸送はその押下げヘッドが邪魔となるか
ら、その作動部材を押下げた状態で輸送等を行うため、
押下げヘッドから垂下するステム嵌合筒25aを既述内筒1
9内面に螺合させるようにすることが可能である。
「考案の効果」 本案は既述構成としたから、シリンダ5に対して作動部
材21を押下げる際と、付勢によりシリンダに対して作動
部材が上昇する際とに、それぞれ第1加圧室41と第2加
圧室42とが各別に加圧されて液体を噴出することとな
り、よってその作動に無駄がなく、又上昇時における液
体噴出のための作動部材押上げはスプリング43が行うか
らその液体噴出を容易に行うことが出来、更に作動部材
21押下げ時に第1加圧室41内液体の一部は第2加圧室42
内に流入してその残りの液体だけがノズルから噴出され
るため、比較的容易に作動部材21の押下げが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は作動部材上昇時における本案液体噴出器の断面
図、第2図は作動部材下降時におけるその断面図、第3
図はその噴出器に使用する環状部材の一部を切欠いて示
す拡大斜視図である。 5……シリンダ、21……作動部材 31……環状部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】口頸部2を起立する容器体1と、その口頸
    部に、上端部を着脱自在に装着させて容器体内へ垂設し
    た、底部に吸込み弁6を有するシリンダ5と、該シリン
    ダ内へ嵌合させた筒状ピストン34をステム22の下部に有
    し、シリンダ上方へ起立するステム22上端に液体吐出孔
    付きの押下げヘッドを嵌着させた作動部材21と、該作動
    部材を上方へ付勢するスプリング43とを有する手動式の
    液体噴出器において、上記シリンダ5の上部内面へ内筒
    15を嵌着させると共に該内筒に水密に接する環状シール
    部27を上記ステムの中間部外面に付設し、かつステムの
    下部外面に凹溝23を周設して該凹溝下部に吐出弁孔26を
    穿設し、更にその凹溝23内へ透孔32付きの環部33外面に
    上記筒状ピストン34を付設した環状部材31を上下動自在
    に嵌合させることで、上記吸込み弁6と環状部材31との
    間のシリンダ部分内を第1加圧室41に、かつ環状部材31
    と環状シール部27との間のシリンダ部分内を第2加圧室
    42となし、上記環状部材31は、凹溝23下端に移動したと
    き該環状部材一部が凹溝23下面に水密に接することで第
    1加圧室内と吐出弁孔26との連通が遮断されると共に第
    2加圧室内と吐出弁孔26とが上記透孔32を介して連通
    し、又凹溝上端に移動したときは第1、第2両加圧室4
    1,42が、その第2加圧室は上記透孔32を介して、吐出弁
    孔26に連通可能に形成したことを特徴とする手動式液体
    噴出器。
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