JP3976885B2 - 手動噴霧容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は縦形ポンプ式の手動噴霧容器、特に霧化し難い液体用として用いると便利な噴霧容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来小形の手動噴霧容器が広く用いられているが、それ等は通常ノズル孔内に噴出液体を高速回転させる、いわゆるスピン機構を設けて、ノズル孔から高速回転し乍ら噴出した液体が外気に触れ、霧化するよう設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記噴霧容器は、容器体内収納液体の品質によりその霧化が困難となる場合があった。
【0004】
本発明は、ベルヌーイの定理応用により、ノズル孔から高速噴出する空気で液体を吸上げ、空気と共に霧として噴出させることが可能としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として容器体1内へ垂下するシリンダ部材6内から、上方付勢されて起立する作動部材21を有し、
上記シリンダ部材6は、上部を大径の空気シリンダ8に、かつ下部は小径の液体シリンダ10として、該液体シリンダ下端から吸上げパイプを垂設しておき、
作動部材21は、液体シリンダ10内から起立するステム23内に液止め弁46を設けると共に、該ステムの上部外面に押下げヘッド26の周壁25を嵌着させ、かつそのステムの中間部を空気シリンダ8内へ嵌合させた大径筒状ピストン27の中心部に嵌合させ、
又押下げヘッド頂板24の前面にノズル孔37を、該ノズル孔後方の頂板部分に、ノズル孔よりも大内径の横穴を、それぞれ穿設し、かつ該横穴内へ射出管36を、該射出管前面とノズル孔後端との間に小空隙部38をおいて嵌合させて、その射出管孔で第1通路を、射出管外面と横穴内面との間に第2通路を、それぞれ形成してそれ等両通路の一方と空気シリンダ8内とを、又他方とステム23内とを、それぞれ連通して上記小空隙部38に連通する空気噴出路42と液体流出路44とを形成し、付勢に抗して作動部材を押下げたとき、空気シリンダ内空気が空気噴出路42を通りノズル孔から噴出することで、液体流出路44内が負圧化し、該負圧化で容器体内液体が上記噴出空気と混合して噴霧可能とした。
【0006】
第2の手段として、口頸部を起立する容器体1と、上記口頸部外面へ嵌合させた周壁3を、内向きフランジ状頂壁4外周から垂下する装着筒2と、上記口頸部上端面と頂壁4との間で挟持された外向きフランジ7を、大径の空気シリンダ8上端に有し、該空気シリンダ8下端の内向きフランジ状底壁9内周から小径で下端を開放した液体シリンダ10を垂下し、該液体シリンダ10下端から吸上げパイプ11を垂下するシリンダ部材6と、上記液体シリンダ内から起立する、下端に小径筒状ピストン22を有するステム23の上部外面へ、頂板24外周から垂下する周壁25を嵌合固着させて押下げヘッド26を設け、又空気シリンダ8内へ嵌合させた大径筒状ピストン27の中央部に貫設した基筒部27a を、該基筒部の上部を押下げヘッド周壁25の下部内面へ小ストローク上下動可能にかつ水密に嵌合させて、ステム23の外面へ嵌合させると共に、ステム23を上方付勢させて、装着筒頂壁4から垂下する停止筒5下端を大径筒状ピストン27上面へ、かつ基筒部27a 下端面をステム中間部に付設した受座30上面へ、それぞれ圧接させた作動部材21とからなり、該作動部材は、押下げヘッド頂板24の前面にノズル孔37を、該ノズル孔後方の頂板部分にノズル孔よりも大内径の横穴を、それぞれ穿設し、かつ該横穴内へ射出管36を、該射出管前面とノズル孔後端との間に小空隙部38をおいて嵌合させ、その射出管孔で第1通路を、射出管外面と横穴内面との間に第2通路をそれぞれ小空隙部38に連通させて形成し、それ等両通路の一方を、基筒部27a および押下げヘッド周壁25の各内面とステム23外面との間に設けた通路と、他方をステム23の上端部内と、それぞれ連通させて空気噴出路42と液体流出路44とを形成し、更に基筒部27a 下端面と受座30上面とで空気吐出弁45を、又大径筒状ピストンの基筒部と外周筒状部との間のフランジ状壁27b に外気吸込み弁34を、ステム23上部内に液止め弁46を、それぞれ設け、空気シリンダ8内壁面に対する大径筒状ピストン27の摩擦抵抗を、ステム23外面に対する基筒部27a の摩擦抵抗よりも大とした。
【0007】
第3の手段として、上記第1又は第2の手段を有すると共に空気噴出路42の前端部に、スピン機構としての渦巻状溝74を設けた。
【0008】
第4の手段として、上記第2の手段を有すると共に基筒部27a の下部外面に合成樹脂製筒部32を気密に嵌着させると共に、該筒部の下部外面から上外方へ外向きフランジ状弾性薄板33を突出して、該弾性薄板の外周縁を、大径筒状ピストンのフランジ状壁27b に穿設した外気吸込み弁孔31よりも外方のフランジ状壁部下面へ気密に圧接させて、外気吸込み弁34とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図1から図3が示す第1実施形態について説明すると、1は口頸部を起立する容器体である。
【0010】
2は上記口頸部外面へ嵌合させた周壁3上端に、内向きフランジ状頂壁4を付設する装着筒で、その頂壁は径方向中間を起立筒部とし、かつ頂壁内周部から停止筒5を垂下する。
【0011】
6はシリンダ部材で、上記口頸部上端面と頂壁4との間で挟持された外向きフランジ7を、大径の空気シリンダ8上端に有し、該空気シリンダ下端の内向きフランジ状底壁9内周から、小径の液体シリンダ10を垂下し、該シリンダ下端から吸上げパイプ11を容器体内底部まで垂下する。
【0012】
21は作動部材で、上記液体シリンダ10内から起立する、下端に小径筒状ピストン22を有するステム23の上部外面へ、頂板24外周から垂下する二重筒状の周壁25を嵌合固着させた押下げヘッド26を有し、又空気シリンダ8内へ嵌合させた大径筒状ピストン27の中央部に基筒部27a を貫設して、該基筒部27a を、ステム23の中間部外面へ上下動可能に嵌合させている。その基筒部27a の上部は押下げヘッド26の周壁25下部内面へ水密に、かつ小ストローク上下動可能に嵌合させる。又ステム23は小径の液体シリンダ10内へ設けたコイルスプリング29で上方付勢させ、該上方付勢により、装着筒の頂壁4下面から垂下する停止筒5下端面を大径筒状ピストン27のフランジ状壁27b 上面へ、又基筒部27a の下端面をステム23の中間部外面へ付設した受座30の上面へ、それぞれ圧接させている。
【0013】
大径筒状ピストン27の基筒部27a と、外周筒状部27c との間の、フランジ状壁27b は、図示例において、その径方向中間部を起立筒部とし、かつ基筒部27a に接するフランジ状壁部分に複数の外気吸込み弁孔31を穿設し、又基筒部27a の下部外面に合成樹脂製筒部32を気密に嵌着させると共に、該筒部の下部外面から上外方へ外向きフランジ状弾性薄板33を突出して、該弾性薄板の外周縁を、上記外気吸込み弁孔31よりも外方のフランジ状壁27b 下面へ圧接させて、これ等で外気吸込み弁34を形成している。但し該外気吸込み弁は他の構造のものでもよい。
【0014】
又該作動部材は、押下げヘッド26の頂板24前後方向に横穴を設けてその底壁35と頂板24上壁との間に射出管36を横設して、該射出管前方の頂板前面部分にノズル孔37を穿設している。ノズル孔と射出管前面間には小空隙部38を設ける。その射出管は後端部に複数の切欠きを設け、又中間部外面から前端まで筒方向に沿って複数の凹溝を穿設し、更に射出管前端面を閉塞して図5が示すように閉塞壁中心に透孔39を穿設し、更に又射出筒前端部外面へ上記凹溝と連通する複数の凹部40を穿設している。上記ノズル孔37は、図示のように頂板24前面部分に射出管36を挿入可能な横穴を穿設して射出管36を嵌合固着させた後、ノズル孔37付きの嵌合板部材41を上記横穴前部内へ抜出し不能に嵌着させて形成すればよい。
【0015】
既述基筒部27a の下端内面から、ステム23外面と基筒部内面との間、およびステム外面と周壁25内面との間、更に射出管36内、小空隙部38を通ってノズル孔37と連通する空気噴出路42を、又ステム23内から横穴底壁35に穿設した透孔43を通り、更に凹溝、凹部40、小空隙部38を通ってノズル孔37と連通する液体流出路44を、それぞれ設ける。
【0016】
更に基筒部27a 下端面と受座30上面とで空気吐出弁45を、又ステム23内に液止め弁46を設ける。
【0017】
図示例においては既述小径筒状ピストン22をステム23と別に設けており、小径筒状ピストン22を筒部51下端に有する、小径ピストン付き筒部材52をステム23の下部内面へ嵌着させ、又その筒部の上端部内面へは係合突条53を周設させている。又小径液体シリンダ10の下部内面へ複数縦設した係合起立板54の中間部内面に上向きの係合段部を設け、その係合起立板間に上下動自在に嵌合させた係合突子55を下部外面に複数付設した棒56を液体シリンダ10内へ、棒上部は上記小径ピストン付き筒部材52内へ挿通させて遊嵌している。棒上端部は、半球状に上部を大径部57としてその上部外面を、筒部51上端内面の係合突条53上面へ水密に係合させ液洩れ防止弁58を形成している。又その棒56を遊挿させて、小径シリンダ下部と小径筒状ピストン22との間には、圧縮コイルスプリング29を、該スプリング下端を既述係合起立板54の係合段部上へ載置させて設けて、小径筒状ピストン22を介して作動部材21を上方付勢し、該上方付勢により係合突条53を介して棒56を、係合突子55がコイルスプリング29下端面へ圧接する状態に引き上げている。
【0018】
図4が示す第2実施形態は、ステム23の下方内面に、有底で、かつ下端に付設した外向きフランジ61から下外方へ液体透孔付きの弾性シール筒62を垂下する補助筒部材63の筒部64上部を、その補助筒部材下部をステム下方まで垂下させて嵌着させ、又ステム下部内面を大径化して、ステム下端と上記外向きフランジ61との間に、内外二重筒を中間部でフランジ状壁により連結した形状の小径筒状ピストン65を設けて、その内面上部をステム下部内へ水密に嵌合させ、又内面下端を外向きフランジ61上面へ載置させ、更に外筒を液体シリンダ10内壁面へ水密に当接させて、小ストロークだけ、ステムおよび補助筒部材63に対して上下動可能とし、又液体シリンダ上端部内面には、上記外筒上端が接して抜出し不能に、抜け止め筒66を嵌着させている。又補助筒部材の筒部64下部には液体透孔67を穿設している。尚上記内筒下端と外向きフランジ61上面とが液洩れ防止弁58を形成する。
【0019】
上記以外の部分については、第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
既述実施形態において、図1、図4が示す状態から数回作動部材21を上下動させることで液体シリンダ内に液体が入る。該状態から図2が示すように作動部材21を押下げすると、まず大径筒状ピストン27に対してステム23が押下げヘッド26と共に下降して空気吐出弁45が開き、次いで押下げヘッド26の周壁下端が大径筒状ピストン27のフランジ状壁上面に接して、空気吐出弁45を開いたままで該大径筒状ピストンもステム23と共に下降する。このとき外気吸込み弁34は閉塞しているから、空気シリンダ8内の空気は空気噴出路42および小空隙部38を通ってノズル孔37から噴出する。このとき小空隙部38の外周部はベルヌーイの定理により負圧化するから、該小空隙部に連通する液体流出路44内も負圧化することとなり、よって液体流出路44を介して液体シリンダ10内液体が小空隙部38内へ吸出され、該小空隙部内へ吸出された液体は上記噴出空気と混合してノズル孔37から霧となって噴出する。押下げヘッド26を離すと空気噴出は停止するため、小空隙部38内の負圧状態が解消し、すると液止め弁46は閉塞する。又大径筒状ピストン27に先だってステム23が上昇することで空気吐出弁45が閉じ、次いで大径筒状ピストン27も受座30で、引上げられるため、空気シリンダ8内が負圧化し、よって外気吸込み弁34が開いて外気を空気シリンダ内に吸入する。
【0020】
図1から図3が示す実施形態の場合は、作動部材21が上限まで押上げられた状態で棒56上端の大径部57上部外面と小径ピストン付き筒部材52上端内面の係合突条53とが形成する液洩れ防止弁58が、又図4実施形態の場合は、補助筒部材63の筒部下端の外向きフランジ61上面と、小径筒状ピストン65の内筒下端面とが形成する液洩れ防止弁58が、それぞれ閉塞することとなり、よって容器が倒れる等しても小径シリンダ内液体がステム23内へ液洩れすることはない。
【0021】
以上実施形態においては、ノズル孔37から霧が直進して噴出するよう設けているが、公知のスピン機構を設けることで霧を高速回転させて噴出させることが出来る。
【0022】
この場合は図6が示すように、射出管36の前端部内へ、スピン用チップ71を嵌合させるとよい。該チップは射出筒孔前端部内へ嵌着可能な短棒状をなし、その棒部の外周面の前端から後端まで複数の溝72を穿設し、かつ棒部前端面には、図7が示すように上記溝前端から前端面中心に設けた円形凹部73の側壁へ開溝させて渦巻状溝74を穿設し、それ等各溝および渦巻状溝を通って円形凹部73内へ入った液体が円形凹部の側壁に沿って同一方向へ回転するよう各渦巻状溝内端の開溝位置を円形凹部中心に対し偏心させている。但しそれ等溝および渦巻状溝は射出管内面へ設けることも出来、この場合は溝72を射出管の内周面へ、かつ渦巻状溝74を射出管前端の閉塞壁内面へ設けることとなる。尚渦巻状溝を嵌合板部材41の内面に設けることも考えられる。
【0023】
図8と図9が示す実施形態は、射出管36内を液体流出路44の一部に、又射出管外面側の溝を空気噴出路42の一部に、それぞれ形成した例を示す。
【0024】
この場合は射出管嵌合用の横穴を短かく設けて、その横穴後端と、ステム23上部内へ嵌合させて頂板24下面から垂設した嵌合筒が囲む頂板部分下半へ穿設した縦孔75とを連通させて、その縦孔75と射出管内とで液体流出路44を形成している。又空気噴出路42は、ステム23の上部外面と周壁25内面との間の間隙前部を横穴底壁に開口させて、それ等間隙と射出管外面の溝とで空気噴出路42を形成している。尚該実施形態にあっては、既述スピン機構としての渦巻状溝74を射出管前面の透孔39付き閉塞板前面に穿設している。該渦巻状溝はノズル孔37付きの嵌合板部材41内面に形成することも出来る。
【0025】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするものであり、第1の手段の場合は、シリンダ部材6上部を大径の空気シリンダ8に、下部を小径の液体シリンダ10として、その液体シリンダ下端から吸上げパイプ11を垂下しておき、又上記シリンダ部材内から上方付勢されて起立する作動部材21は、液体シリンダ内から起立するステム上部に押下げヘッド26を嵌着させると共に、その中間部を空気シリンダ内へ嵌合させた大径筒状ピストン27中央部に嵌合し、又押下げヘッド上部内に射出管36を横設し該射出管内を通って射出管前方に穿設されたノズル孔37と連通する第1通路と、その射出管外面を通ってノズル孔と連通する第2通路とを設けて、それ等両通路の一方と空気シリンダ8内とを、又他方とステム23内とを、それそれ連通させて空気噴出路42と液体流出路44とを設けたから、作動部材押下げで大径筒状ピストン27が下降し、空気シリンダ内空気が空気噴出路を通りノズル孔37から噴出すると、ベルヌーイの定理で液体流出路44を通り容器体内液体が吸上げられ、噴出空気との混合で噴霧することとなり、よって霧化し難い液体であっても、噴出空気圧を高めることで容易かつ確実に霧化させることが出来る。
【0026】
第2の手段は、上記第1の手段の効果を併せ有すると共に、大径筒状ピストン中央部に貫設した基筒部27a 下端面を、ステム中間部に付設した受座30上面へ載置させて空気吐出弁45を形成し、又空気シリンダ内壁面に対する大径筒状ピストン27の摩擦抵抗を、ステム23外面に対する基筒部27a の摩擦抵抗よりも大としたから、作動部材押下げの際、ステム23が大径筒状ピストン27に先だって下降して空気吐出弁45が開き、又作動部材上昇の際は大径筒状ピストン27に先だってステム23が上昇して上記空気吐出弁45が閉じることとなって、その空気吐出弁の開閉を確実とすることが出来、又大径筒状ピストン27のフランジ状壁27b に外気吸込み弁34を設けたから、空気シリンダ8内への空気供給も確実に行うことが出来る。
【0027】
第3の手段の場合は、上記第1の手段又は第2の手段の効果のほか、空気噴出路42の前部にスピン機構としての渦巻状溝74を設けたから、ノズル孔37から噴出する霧を高速回転させて円錐状に放出できる。
【0028】
第4の手段の場合は、上記第2の手段が有する効果のほか、大径筒状ピストン中央部に貫設した基筒部27a の下部外面へ、合成樹脂製筒部32を嵌着させると共に該筒部の下部外面から上外方へ外向きフランジ状の弾性薄板33を突出してその外周縁を、大径筒状ピストンのフランジ状壁27b に穿設した外気吸込み弁孔31よりも外方のフランジ状壁27b 下面へ気密に圧接させて、外気吸込み弁34を形成したから、該弁の形成が容易でかつ正確な作動を行わせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明噴霧容器の縦断面図である。
【図2】 図1噴霧容器の作動部材を押下げた状態で示す縦断面図である。
【図3】 図2の状態からの作動部材上昇途中の状態を示す縦断面図である。
【図4】 実施形態を異にして示す、噴霧容器の縦断面図である。
【図5】 第1、第2実施形態における噴霧容器ノズル部分の拡大断面図である。
【図6】 第3実施形態で示す、噴霧容器要部の拡大断面図である。
【図7】 図6噴霧容器に使用する部材の拡大正面図である。
【図8】 第4実施形態で示す、噴霧容器要部の拡大断面図である。
【図9】 図8容器に使用している部材の拡大正面図である。
【符号の説明】
21…作動部材 26…押下げヘッド
34…外気吸込み弁 36…射出管
42…空気噴出路 44…液体流出路
45…空気吐出弁 46…液止め弁
Claims (3)
- 口頸部を起立する容器体1と、上記口頸部外面へ嵌合させた周壁3を、内向きフランジ状頂壁4外周から垂下する装着筒2と、上記口頸部上端面と頂壁4との間で挟持された外向きフランジ7を、大径の空気シリンダ8上端に有し、該空気シリンダ8下端の内向きフランジ状底壁9内周から小径で下端を開放した液体シリンダ10を垂下し、該液体シリンダ10下端から吸上げパイプ11を垂下するシリンダ部材6と、上記液体シリンダ内から起立する、下端に小径筒状ピストン22を有するステム23の上部外面へ、頂板24外周から垂下する周壁25を嵌合固着させて押下げヘッド26を設け、又空気シリンダ8内へ嵌合させた大径筒状ピストン27の中央部に貫設した基筒部27a を、該基筒部の上部を押下げヘッド周壁25の下部内面へ小ストローク上下動可能にかつ水密に嵌合させて、ステム23の外面へ嵌合させると共に、ステム23を上方付勢させて、装着筒頂壁4から垂下する停止筒5下端を大径筒状ピストン27上面へ、かつ基筒部27a 下端面をステム中間部に付設した受座30上面へ、それぞれ圧接させた作動部材21とからなり、該作動部材は、押下げヘッド頂板24の前面にノズル孔37を、該ノズル孔後方の頂板部分にノズル孔よりも大内径の横穴を、それぞれ穿設し、かつ該横穴内へ射出管36を、該射出管前面とノズル孔後端との間に小空隙部38をおいて嵌合させ、その射出管孔で第1通路を、射出管外面と横穴内面との間に第2通路をそれぞれ小空隙部38に連通させて形成し、それ等両通路の一方を、基筒部27a および押下げヘッド周壁25の各内面とステム23外面との間に設けた通路と、他方をステム23の上端部内と、それぞれ連通させて空気噴出路42と液体流出路44とを形成し、更に基筒部27a 下端面と受座30上面とで空気吐出弁45を、又大径筒状ピストンの基筒部と外周筒状部との間のフランジ状壁27b に外気吸込み弁34を、ステム23上部内に液止め弁46を、それぞれ設け、空気シリンダ8内壁面に対する大径筒状ピストン27の摩擦抵抗を、ステム23外面に対する基筒部27a の摩擦抵抗よりも大としたことを特徴とする手動噴霧容器。
- 空気噴出路42の前端部に、スピン機構としての渦巻状溝74を設けたことを特徴とする、請求項1記載の手動噴霧容器。
- 基筒部27a の下部外面に合成樹脂製筒部32を気密に嵌着させると共に、該筒部の下部外面から上外方へ外向きフランジ状弾性薄板33を突出して、該弾性薄板の外周縁を、大径筒状ピストンのフランジ状壁27b に穿設した外気吸込み弁孔31よりも外方のフランジ状壁部下面へ気密に圧接させて、外気吸込み弁34としたことを特徴とする、請求項1記載の手動噴霧容器。
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Family Applications (1)
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JP09671198A Expired - Lifetime JP3976885B2 (ja) | 1997-08-13 | 1998-03-24 | 手動噴霧容器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3976885B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4757643B2 (ja) * | 2006-01-27 | 2011-08-24 | 株式会社吉野工業所 | 噴霧器 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP09671198A patent/JP3976885B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH11114462A (ja) | 1999-04-27 |
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