JPH0615853Y2 - 縦型ポンプ式液体噴出容器 - Google Patents

縦型ポンプ式液体噴出容器

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JPH0615853Y2
JPH0615853Y2 JP1987086950U JP8695087U JPH0615853Y2 JP H0615853 Y2 JPH0615853 Y2 JP H0615853Y2 JP 1987086950 U JP1987086950 U JP 1987086950U JP 8695087 U JP8695087 U JP 8695087U JP H0615853 Y2 JPH0615853 Y2 JP H0615853Y2
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JP
Japan
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stem
cylinder
piston
discharge valve
fitted
Prior art date
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JP1987086950U
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JPS63197665U (ja
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孝之 後藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、縦型ポンプ式の液体噴出容器に関するもので
ある。
「従来の技術」 上記のような液体噴出容器として、本出願人は先に実願
昭61-2920号で第3図に示すようなものを提案した。
これは、容器体1の口頸部にパッキン2及び第1リング
キャップ3を用いて装着された、玉弁式の吸込弁4付き
シリンダ5と、該シリンダ5内へ上方付勢状態で上下動
自在に下部を挿入させた有底筒状のステム6を有して、
該ステム6の下部外面には筒状ピストン7を、かつステ
ム6の上端にはノズル8付き押下げヘッド9を、それぞ
れ付設した吐出弁10付き作動部材11とを有する。そし
て、上記ステム6の下部に通孔12を穿設させると共に、
該ステム6へ上下動自在に外嵌させた筒状ピストン7内
壁面で上記通孔12を開閉させて吐出弁10を形成させ、さ
らに、上記通孔12上方のステム6外面に、上記筒状ピス
トン7のステム6に対する上限位置を規制して上記吐出
弁10を開弁させることが可能な突条状の第1係合部14
を、かつ上記通孔12下方のステム6外面に、上記筒状ピ
ストン7のステム6に対する下限位置を規制して上記吐
出弁10を閉弁させることが可能な外向きフランジ状の第
2係合部15を、それぞれ周設させている。
従って、押下げヘッド9の押下げ時には、吸込弁4と吐
出弁10との間のポンプ室A容積が縮小されることから、
加圧されたポンプ室A内液体が吐出弁10を押し開いてス
テム6及びノズル8を通って外部に噴出される。
押下げ解放時には、ポンプ室A容積が拡大されることか
ら、ポンプ室A内の負圧化により吐出弁10が閉弁する一
方吸込弁4が開弁し、容器体1内液体がポンプ室Aに吸
入されて再度のヘッド押下げに備える。
なお、輸送時等においては、図示のように押下げヘッド
9の螺筒部16を、シリンダ5の上端部に装着した第2リ
ングキャップ17の螺筒部18に螺合させることにより、押
下げヘッド9が不用意に押下げられて液体が噴出するの
を防止できると共に輸送時等において容器が嵩ばるのを
防止できるようになっている。さらに、この際、第2係
合部15の外周縁から垂設させた短筒部20がシリンダ5下
部の縮径部21内面へ水密に嵌合して、容器転倒時にポン
プ室A内液体及び吸込弁4開弁により容器体1内液体が
外部に漏出するのが防止できるようになっている。
また、容器使用時における押下げ解放時には、第2リン
グキャップ17の螺筒部18下端面が筒状ピストン7上端面
に圧接して即ち、筒状ピストン7のステム6に対する上
方移動を規制して吐出弁10を閉弁保持するようになって
いる。
なお、図中22は吸上げパイプで、23はステム上方付勢用
のコイルスプリングである。また、各部材は、パッキン
2、コイルスプリング23及び吸込弁4のボール弁体を除
きすべて合成樹脂材で成形製作される。上記容器は、ス
テム6の上下動に際してピストン7がステム6に対して
上下動して通孔12を開閉する如く構成することにより吐
出弁10を構成しているため、例えば、吐出孔を塞ぐ弁板
外周縁部を弾性連結片により周囲と連結した吐出弁と比
較して、弾性連結片のような屈曲部が無いため弁体に無
理がかからず耐久性に優れている。また、ノズル上昇状
態ではピストン7が通孔12を閉塞して、誤って容器を倒
した場合にもこの閉塞が外れることが無く、従って液の
漏出を生じない等の優れた効果を発揮するものである。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、上記のような従来の液体噴出容器にあって
は、外周面の軸線方向に複数の段部を有したステム6が
合成樹脂材を用いた一体成形により製作されていたた
め、ステム成形の際に型抜きが難しい等の理由で複数の
複雑な型を必要とし、また、ピストン7を組付ける場合
も第1,第2係合部間に無理に嵌め込まなければならな
いため、組付け性も悪く、依って生産性低下によるコス
トアップを招来する問題があった。
そこで本考案は、加工性や組付性の向上が図れる縦型ポ
ンプ式液体噴出容器を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本考案容器は、容器体1に装
着された吸込弁4付きシリンダ5と、作動部材11とを有
し、上記作動部材11は、シリンダ内へ上方付勢状態で上
下動自在に下部を挿入させたステム6と、該ステム下部
外面に上下動自在に外嵌させるとともに、外周面をシリ
ンダ内面に摺動可能に嵌合させた環状ピストン7と、上
記ステム上端に付設したノズル8付き押下げヘッド9と
を有し、上記ステム6の上下動に伴うステムに対するピ
ストン7の上下動により開閉する吐出弁10を設けてなる
縦型ポンプ式液体噴出容器において、上記ステムを、上
筒部6Aと該上筒部に上部を嵌合させた底壁6b付きの下筒
部6Bとに分割形成させるとともに、上記下筒部の筒壁に
通孔12を穿設させ、かつ該下筒部へ上下動自在に外嵌さ
せた筒状ピストン7内壁面で上記通孔12を開閉させて吐
出弁10を形成させ、上記上筒部外面に、上記筒状ピスト
ンのステムに対する上限位置を規制して上記吐出弁を開
弁させることが可能な第1係合部14を、また上記通孔下
方の下筒部外面に、上記筒状ピストンのステムに対する
下限位置を規制して上記吐出弁を閉弁させることが可能
な第2係合部15を、それぞれ周設させて構成した。
「作用」 ステム6を上筒部6Aと該上筒部に上部を嵌合させた底壁
6b付きの下筒部6Bとに分割形成させ、また、上筒部6A外
面にはピストンのステムに対する上限位置を規制する第
1係合部14を、下筒部6B外面にはピストンのステムに対
する下限位置を規制する第2係合部15を周設させたの
で、それぞれの筒部には突出部分が一か所で済むため、
成形時の型抜きが容易な形状となり、型数も少なくて済
む。また、例えば、ピストンを最初下筒部に嵌合させた
後、下筒部を上筒部に嵌合させれば、ピストンを無理な
く容易に組付けることが出来る。
「実施例」 以下添付図面に基づいて、本考案の一実施例を説明す
る。
第1図及び第2図において、5は容器体1に装着され
た、吸込弁4付きのシリンダで、11は上記シリンダ5内
へ上方付勢状態で上下動自在に下部を挿入させたステム
6を有し、該ステム6の下部外面には筒状ピストン7
を、かつステム6の上端にはノズル8付き押下げヘッド
9を、それぞれ付設した吐出弁10付きの作動部材であ
り、第3図と同様である。
そして、本実施例では、上記ステム6を、上筒部6Aと該
上筒部6Aに上部を嵌合させた底壁6b付きの下筒部6Bとに
分割形成させると共に、上記下筒部6Bの筒壁に通孔12を
穿設させ、かつ該下筒部6Bへ上下動自在に外嵌させた筒
状ピストン7内壁面で上記通孔12を開閉させて吐出弁10
を形成させている。
さらに、上記上筒部6Aの下端外周に、上記筒状ピストン
7のステム6に対する上限位置を規制して上記吐出弁10
を開弁させることが可能な外向きフランジ状の第1係合
部14を(第2図参照)、また上記通孔12下方の下筒部6B
外面に、上記筒状ピストン7のステム6に対する下限位
置を規制して上記吐出弁10を閉弁させることが可能な第
2係合部15を(第1図参照)、それぞれ周設させてい
る。
図示例では、上記第2係合部15がスカート状壁に形成さ
れて、その外周縁から第3図と同様に短筒部20が垂設さ
れている。
その他の構成は第3図と同様なので、第3図と同一部材
には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、ステムを上筒部と
下筒部とに効果的に分割形成するようにしたので、金型
設計等の加工性や筒状ピストンの組付性の向上が図れ、
依って生産性が高められてコストダウンが図れる。ま
た、上筒部と下筒部との材質を変えられ、依ってシール
性等において品質の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、第2図は
作用状態を示す要部断面図、第3図は従来例の要部断面
図である。 5……シリンダ、11……吐出弁付き作動部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器体1に装着された吸込弁4付きシリン
    ダ5と、作動部材11とを有し、上記作動部材11は、シリ
    ンダ内へ上方付勢状態で上下動自在に下部を挿入させた
    ステム6と、該ステム下部外面に上下動自在に外嵌させ
    るとともに、外周面をシリンダ内面に摺動可能に嵌合さ
    せた環状ピストン7と、上記ステム上端に付設したノズ
    ル8付き押下げヘッド9とを有し、上記ステム6の上下
    動に伴うステムに対するピストン7の上下動により開閉
    する吐出弁10を設けてなる縦型ポンプ式液体噴出容器に
    おいて、上記ステムを、上筒部6Aと該上筒部に上部を嵌
    合させた底壁6b付きの下筒部6Bとに分割形成させるとと
    もに、上記下筒部の筒壁に通孔12を穿設させ、かつ該下
    筒部へ上下動自在に外嵌させた筒状ピストン7内壁面で
    上記通孔12を開閉させて吐出弁10を形成させ、上記上筒
    部外面に、上記筒状ピストンのステムに対する上限位置
    を規制して上記吐出弁を開弁させることが可能な第1係
    合部14を、また上記通孔下方の下筒部外面に、上記筒状
    ピストンのステムに対する下限位置を規制して上記吐出
    弁を閉弁させることが可能な第2係合部15を、それぞれ
    周設させたことを特徴とする縦型ポンプ式液体噴出容
    器。
JP1987086950U 1987-06-04 1987-06-04 縦型ポンプ式液体噴出容器 Expired - Lifetime JPH0615853Y2 (ja)

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JPS63197665U JPS63197665U (ja) 1988-12-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5036721Y2 (ja) * 1971-10-27 1975-10-25
JPS57126347U (ja) * 1981-02-02 1982-08-06
JPS5982569U (ja) * 1982-11-29 1984-06-04 株式会社三谷バルブ 噴霧器

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