JP6403001B2 - 画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は画像形成システムに関する。
従来より、記録シートの搬送態様を高速搬送と低速搬送とで切り替える画像形成装置が知られている。例えば、特許文献1には、サイレントモードでは通常モードに比べて記録シートを低速で搬送することで、騒音の発生を抑えるようにした画像形成装置が開示されている。
しかしながら、低速搬送時の記録シートの搬送速度については、様々な制約によって低減できる値に限界があることから、十分な静音効果が得られないことがある。例えば、記録シートの搬送速度を下げ過ぎると、給紙分離部での記録シートの分離を良好に行うことが困難になって、複数枚の記録シートを重ねた状態で搬送する重送と呼ばれる現象を多発させてしまうことがある。また、静電潜像を書き込むための感光体に対する光走査をレーザー光学系で行う構成では、高い書き込み精度を維持するためにポリゴンミラーをある程度の高速で回転させる必要があり、記録シートをポリゴンミラーの回転速度に応じた速度で搬送する必要がある。このような様々な制約により、記録シートの搬送速度を大きく低減できないことから、十分な静音効果を得ることが困難なのである。
上述した課題を解決するために、本発明は、記録シートに画像を形成する画像形成装置と、シート状の原稿の画像を読み取る画像読取手段と、前記原稿を前記画像読取手段に向けて搬送する原稿搬送手段とを備える画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、記録シートに可視像を形成する可視像形成手段と、シート収容手段から送り出した記録シートを前記可視像形成手段に向けて給送する送出給送手段と、前記可視像形成手段及び前記送出給送手段による記録シートの搬送態様を高速搬送と低速搬送とで切り替える制御手段とを備える画像形成装置であり、前記制御手段を、複数の記録シートに対して画像を連続的に形成する連続プリントモードにおける先行する記録シートの後端と後続の記録シートの先端との距離であるシート間距離について、記録シートを低速搬送する場合の値を高速搬送する場合の値よりも大きくするように構成するとともに、前記原稿搬送手段による原稿の搬送態様を高速搬送と低速搬送とで切り替え、且つ、前記原稿搬送手段によって複数の原稿を連続的に搬送する連続搬送モードにおける先行する原稿の後端と後続の原稿の先端との距離である原稿間距離について、原稿を低速搬送する場合の値を高速搬送する場合の値よりも大きくするように構成し、前記画像形成装置による記録シートの高速搬送と低速搬送との速度変化率を、前記原稿搬送手段による原稿の高速搬送と低速搬送との速度変化率よりも低くしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、記録シートを低速搬送する際に、従来よりも騒音の発生を抑えることができるという優れた効果がある。
実施形態に係る画像形成システムを示す概略構成図。 同画像形成システムにおけるプリンタの内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図。 同プリンタにおける4つの作像ユニットからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図。 同画像形成システムの画像読取ユニットを示す斜視図。 同画像読取ユニットのADFを示す概略構成図。 同画像形成システムのプリンタ及びADFの電気回路の一部を示すブロック図。 同ADFにおける第二面固定読取部Fの電気回路の要部をコントローラや本体制御部とともに示すブロック図。 静音モードにおいて、シート供給装置やプリンタで複数のA4サイズの記録シートを134[mm/s]の搬送速度で69[mm]のシート間距離を設けて連続横搬送した場合の騒音量と経過時間との関係を示すグラフ。 静音モードにおいて、シート供給装置やプリンタで複数のA4サイズの記録シートを134[mm/s]の搬送速度で192[mm]のシート間距離を設けて連続横搬送した場合の騒音量と経過時間との関係を示すグラフ。 具体例に係る画像形成システムの本体制御部やコントローラによって実施される設定処理の処理フローを示すフローチャート。
以下、本発明を適用した画像形成システムの実施形態について説明する。
まず、実施形態に係る画像形成システムの基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係る画像形成システムを示す概略構成図である。この画像形成システムは、プリンタ1と、シート供給装置40と、原稿搬送読取ユニット50とを備えている。原稿搬送読取ユニット50は、プリンタ1の上に固定された画像読取手段たるスキャナー150と、これに支持される原稿搬送手段たるADF(自動原稿搬送装置)51とを有している。
シート供給装置40は、ペーパーバンク41内に多段に配設された2つの給紙カセット42、給紙カセット42から記録シートを送り出す送出ローラ43、送り出された記録シートを分離して給送路44に供給する分離ローラ45等を有している。また、プリンタ1の受入後給送路37に記録シートを搬送する複数の搬送ローラ対46等も有している。そして、給紙カセット42内の記録シートをプリンタ1内の受入後給送路37内に給送する。
図2は、プリンタ1の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図である。プリンタ1は、光書込装置2、転写ユニット24、シート搬送ユニット28、レジストローラ対33、定着装置34、スイッチバック装置36、受入後給送路37等を備えている。また、K(ブラック),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)のトナー像を作像する4つの作像ユニット3K,3Y,3M,3Cも備えている。そして、光書込装置2内に配設された図示しないレーザーダイオードやLED等の光源を駆動して、ドラム状の4つの感光体4K,4Y,4M,4Cに向けてそれぞれ書込光Lを照射する。この照射により、感光体4K,4Y,4M,4Cの表面には静電潜像が形成され、それらは所定の現像プロセスによってKトナー像,Yトナー像,Cトナー像,Mトナー像に現像される。
作像ユニット3K,3Y,3M,3Cは、感光体4K,4Y,4C,4Mとその周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、プリンタ1本体に対して着脱可能になっている。ブラック用の作像ユニット3Kを例にすると、これは、感光体4Kの他、これの表面に形成された静電潜像をKトナー像に現像するための現像装置6Kを有している。また、後述するK用の一次転写ニップを通過した後の感光体4K表面に付着している転写残トナーをクリーニングするドラムクリーニング装置15Kなども有している。本画像形成システムは、4つの作像ユニット3K,3Y,3M,3Cを、後述する中間転写ベルト25に対してその無端移動方向に沿って並べて対向配設した、いわゆるタンデム型の構成になっている。
図3は、4つの作像ユニット3K,3Y,3M,3Cからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図である。なお、4つの作像ユニット3K,3Y,3M,3Cは、互いに使用するトナーの色が異なる点の他はほぼ同様の構成になっているので、同図においては、各部材を示す符号の後に添えるに付すK,Y,M,Cという添字の記載を省略している。
同図に示されるように、作像ユニット3は、感光体4の周りに、帯電装置23、現像装置6、ドラムクリーニング装置15、除電ランプ22等を有している。感光体4としては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置6は、磁性キャリアと非磁性トナーとを含有する二成分現像剤(以下、単位現像剤という)を用いて静電潜像を現像するものである。内部に収容している現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ12に供給する攪拌部7と、現像スリーブ12に担持された現像剤中のトナーを感光体4に転移させるための現像部11とを有している。
攪拌部7は、現像部11よりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された二本の搬送スクリュウ8、これらスクリュウ間に設けられた仕切り板、現像ケース9の底面に設けられたトナー濃度センサ10などを有している。現像部11は、現像ケース9の開口を通して感光体4に対向する現像スリーブ12、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ13、現像スリーブ12に先端を接近させるドクタブレード14などを有している。
現像スリーブ12は、非磁性の回転可能な筒状になっている。また、マグネットローラ13は、ドクタブレード14との対向位置からスリーブの回転方向に向けて順次並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれスリーブ上の現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部7から送られてくる現像剤を現像スリーブ12表面に引き寄せて担持させるとともに、スリーブ表面上で磁力線に沿った磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは、現像スリーブ12の回転に伴ってドクタブレード14との対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体4に対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ12に印加される現像バイアスと、感光体4の静電潜像との電位差によってトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。
現像領域を通過した現像剤は、現像スリーブ12の回転に伴って再び現像部11内に戻り、マグネットローラ13の磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部7内に戻される。攪拌部7内には、トナー濃度センサ10による検知結果に基づいて、二成分現像剤に適量のトナーが補給される。なお、現像装置6として、二成分現像剤を用いるものの代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤を用いるものを採用してもよい。
ドラムクリーニング装置15は、感光体4に押し当てたポリウレタンゴム製のクリーニングブレード16によって感光体4の表面から転写残トナーを掻き取るものである。ブレード方式に代えて、ブラシローラ方式など、他の方式のものを採用してもよい。クリーニング性を高める目的で、本例では、接触導電性のファーブラシ17を、図中矢印方向に回転させながら感光体4に摺擦させる方式のものを採用している。このファーブラシ17は、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体4表面に塗布する役割も兼ねている。
ドラムクリーニング装置15には、ファーブラシ17にバイアスを印加する金属製の電界ローラ18が図中矢示方向に回転自在に設けられている。この電界ローラ18には、スクレーパ19の先端が押し当てられている。ファーブラシ17に付着したトナーは、ファーブラシ17に対してカウンタ方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ18に転位する。そして、スクレーパ19によって電界ローラ18から掻き取られた後、回収スクリュウ20上に落下する。
回収スクリュウ20は、回収トナーをドラムクリーニング装置15における図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置に受け渡す。リサイクル搬送装置は、受け渡されたトナーを現像装置6に送ってリサイクルする。
除電ランプ22は、光照射によって感光体4を除電する。除電後の感光体4の表面は、帯電装置23によって一様に帯電せしめられた後、光書込装置2による光書込処理がなされる。なお、帯電装置23としては、帯電バイアスが印加される帯電ローラを感光体4に当接させながら回転させるものを用いている。感光体4に対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ等を用いてもよい。
図2において、4つの作像ユニット3K,3Y,3M,3Cの感光体4K,4Y,4M,4Cには、これまで説明してきたプロセスによってKトナー像,Yトナー像,Mトナー像,Cトナー像が形成される。
4つの作像ユニット3K,3Y,3M,3Cの下方には、転写ユニット24が配設されている。この転写ユニット24は、複数のローラによって張架した中間転写ベルト25を、感光体4K,4Y,4M,4Cに当接させながら図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体4K,4Y,4M,4Cと中間転写ベルト25とが当接するK,Y,M,C用の一次転写ニップが形成されている。K,Y,M,C用の一次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された一次転写ローラ26K,26Y,26M,26Cによって中間転写ベルト25を感光体4K,4Y,4M,4Cに向けて押圧している。
一次転写ローラ26K,26Y,26M,26Cには、それぞれ一次転写バイアスが印加されている。これにより、K,Y,M,C用の一次転写ニップには、感光体4K,4Y,4M,4C上のトナー像を中間転写ベルト25に向けて静電移動させる一次転写電界が形成されている。図中時計回り方向の無端移動に伴ってK,Y,M,C用の一次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト25のおもて面には、各一次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト25のおもて面には四色重ね合わせトナー像が形成される。
転写ユニット24の図中下方には、駆動ローラ30と二次転写ローラ31との間に、無端状のシート搬送ベルト29を掛け渡して無端移動させるシート搬送ユニット28が設けられている。そして、自らの二次転写ローラ31と、転写ユニット24の下部張架ローラ27との間に、中間転写ベルト25及びシート搬送ベルト29を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト25のおもて面と、シート搬送ベルト29のおもて面とが当接する二次転写ニップが形成されている。
転写ユニット24の下部張架ローラ27には二次転写バイアスが印加されている。一方、シート搬送ユニット28の二次転写ローラ31は接地されている。これにより、二次転写ニップに二次転写電界が形成されている。二次転写ニップの図中右側方には、レジストローラ対33が配設されており、ローラ間に挟み込んだ記録シートを中間転写ベルト25上の四色重ね合わせトナー像に同期させ得るタイミングで二次転写ニップに送り出す。二次転写ニップ内では、中間転写ベルト25上の4色トナー像が二次転写電界やニップ圧の影響によって記録シートに一括二次転写され、記録シートの白色と相まってフルカラー画像となる。
二次転写ニップを通過した記録シートは、中間転写ベルト25から離間して、シート搬送ベルト29のおもて面に保持されながら、その無端移動に伴って定着装置34へと搬送される。また、二次転写ニップを通過した中間転写ベルト25の表面には、二次転写ニップで記録シートに転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、中間転写ベルト25に当接するベルトクリーニング装置によって掻き取り除去される。
定着装置34に搬送された記録シートは、定着装置34内における加圧や加熱によってフルカラー画像が定着させしめられた後、定着装置34から排紙ローラ対35に送られた後、機外へと排出される。
図1において、シート搬送ユニット28および定着装置34の下方には、スイッチバック装置36が配設されている。片面に対する画像定着処理を終えた記録シートは、切換爪によって行き先が選択される。具体的には、排紙ローラ対35へ向かう進路、スイッチバック装置36へ向かう進路の何れかが選択される。スイッチバック装置36に進んだ場合には、上下反転させられながら、再び二次転写転写ニップに送られる。そして、もう片面にも画像の二次転写処理と定着処理とが施された後、排紙ローラ対35を経由して排紙トレイ上に排紙される。
プリンタ1の上に固定されたスキャナー150は、固定読取部や移動読取部152を有している。移動読取部152は、原稿MSに接触するようにスキャナー150のケーシング上壁に固定された第二コンタクトガラス(図4の155)の直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第二コンタクトガラス上に載置された図示しない原稿で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナー本体に固定された画像読取センサ153で受光する。
一方、固定読取部は、スキャナー150の内部に配設された第一面固定読取部151と、ADF51内に配設された第二面固定読取部(図5のF)とからなる。光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサなどを有する第一面固定読取部151は、原稿MSに接触するようにスキャナー150のケーシング上壁に固定された第一コンタクトガラス154(図4参照)の直下に配設されている。そして、ADF51によって搬送される原稿MSが第一コンタクトガラス上を通過する際に、光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサで受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿MSの第一面を走査する。
また、ADF51の第二面固定読取部(図5のF)は、第一面固定読取部151を通過した後の原稿MSの第二面を走査する。
スキャナー150の上に配設されたADF51は、本体カバー52に、読取前の原稿MSを載置するための原稿載置台53、原稿MSを搬送するための搬送ユニット54、読取後の原稿MSをスタックするための原稿スタック台55などを保持している。図4に示されるように、スキャナー150に固定された蝶番159によって上下方向に揺動可能に支持されている。そして、その揺動によって開閉扉のような動きをとり、開かれた状態でスキャナー150の上面の第一コンタクトガラス154や第二コンタクトガラス155を露出させる。
原稿束の片隅を綴じた本などの片綴じ原稿の場合には、原稿を一枚ずつ分離することができないため、ADF51による搬送を行うことができない。そこで、片綴じ原稿の場合には、ADF51を図4に示されるように開いた後、読み取らせたいページが見開かれた片綴じ原稿を下向きにして第二コンタクトガラス155上に載せた後、ADF51を閉じる。そして、スキャナー150の移動読取部152(図1参照)によってそのページの画像を読み取らせる。
一方、互いに独立した複数枚のシート状の原稿MSを積み重ねた原稿束の場合には、その原稿MSをADF51によって1枚ずつ自動搬送しながら、スキャナー150内の第一面固定読取部151やADF51内の第二面固定読取部に順次読み取らせていく。この場合、原稿束を原稿載置台53上にセットした後、コピースタートボタン158(図4参照)を押す。すると、ADF51が、原稿載置台53上に載置された原稿束の原稿MSを上から順に搬送ユニット54内に送り、それを反転させながら原稿スタック台55に向けて搬送する。この搬送の過程で、原稿MSを反転させた直後にスキャナー150の第一面固定読取部151の真上に通す。このとき、原稿MSの第一面の画像がスキャナー150の第一面固定読取部151によって読み取られる。
図5は、ADF51を示す概略構成図である。また、図6は、プリンタ1及びADF51の電気回路の一部を示すブロック図である。ADF51は、図5に示されるように、原稿セット部A、分離給送部B、レジスト部C、ターン部D、第一面読取用搬送部E、第二面固定読取部F、排紙部G、スタック部H、駆動部、コントローラなどを有している。ADF51の制御を司るコントローラ99には、図6に示されるように、レジストセンサー77、原稿セットセンサー65、排紙センサー84、突き当てセンサー71、原稿幅センサー73、読取入口センサー75などが電気接続されている。また、テーブル上昇検知センサー68、底板ホームポジションセンサー66、第二面読取センサー85、ピックアップモータ92、給紙モータ93、読取モータ94、排紙モータ95、底板上昇モータ96、原稿検知フィラー64なども電気接続されている。
原稿束は、原稿セット部Aの可動原稿テーブル63や原稿テーブル62の上にその第一面を上向きにした状態で載置される。そして、原稿セット部Aに設けられた原稿搬送方向に直交する方向に移動可能なサイドガイドによって同方向の位置が調整される。原稿束が正しくセットされると、原稿検知フィラー64や原稿セットセンサー65が原稿を検知し、後述するコントローラ(図6の99)及びインターフェースを介して原稿検知信号をプリンタ1の本体制御部(図6の49)に送信する。
可動原稿テーブル63は、底板上昇モータ96の駆動によって図5中の矢印a,b方向に上下移動せしめられるようになっている。コントローラ99は、原稿検知フィラー64や原稿セットセンサー65から原稿検知信号が送られてくると、底板上昇モータ96を正転させる。これにより、可動原稿テーブル63は図5中の矢印a方向に移動して原稿束の先端部を上昇させていく。すると、やがてテーブル上昇検知センサー68が原稿束の上面を検知して検知信号を発信する。コントローラ99は、テーブル上昇検知センサー68から検知信号が送られてくると、検知信号が送られて来なくなるまで、底板上昇モータ96を逆転駆動する。この逆転駆動を停止させた後、所定時間だけ底板上昇モータ96を正転駆動することで、原稿束の上面をピックアップローラ67に適切な圧力で当接させる。
分離給送部Bのピックアップローラ67は、ピックアップモータ92の正転、逆転により、図5中の矢印c,d方向に揺動するようになっている。そして、可動原稿テーブル63の上昇に伴って原稿束の先端部が押し当てられると、図5中のc方向に上昇する。その上昇量がある程度の値に達すると、可動原稿テーブル63上の原稿束がテーブル上昇検知センサー68によって検知される。
原稿束をセットしたユーザーは、プリンタ1の操作表示部48に対して、両面読取モードか片面読取モードかを指定するための入力操作を行う。両面読取モードや片面読取モードについては、セットした原稿束中の全ての原稿MSについて一律に設定することも可能であるし、それぞれの原稿MSについて個別にモードを指定することも可能である。例えば、全10枚の原稿のうち、1枚目及び10枚目については両面読取モード、その他については片面読取モードという指定を行うことも可能である。
モードの指定を行ったユーザーがコピースタートキーを押下すると、本体制御部49から原稿給紙信号が発信される。この原稿給紙信号は、インターフェースを介してADF51のコントローラ99に送られる。
コントローラ99は、原稿給紙信号を受信すると、給紙モータ93の正転駆動によって分離給紙部Bのピックアップローラ67を正回転させる。これにより、原稿束から数枚(理想的には1枚)の原稿MSを無端状の給紙ベルト69に向けて送り出す。給紙モータ93が正転駆動すると、ピックアップローラ67が正回転するとともに、給紙ベルト69が給紙方向に無端移動する。更に、給紙ベルト69に当接して分離ニップを形成しているリバースローラ70に対して給紙とは逆方向の回転駆動力が付与される。但し、トルクリミッターを介して給紙モータ93に接続されているリバースローラ70が無端移動する給紙ベルト69に直接当接しているときや、分離ニップに原稿MSが1枚だけ進入しているときには、トルクリミッターに閾値を超えるトルクが作用する。これにより、トルクリミッターが駆動伝達を断ち切ることから、リバースローラ70は給紙ベルト69又は1枚の原稿MSに追従して給紙方向に回転する。
一方、分離ニップに複数枚の原稿MSが進入すると、重なり合った原稿MS間でスリップが発生することから、トルクリミッターに作用するトルクが閾値を下回る。すると、トルクリミッターは、給紙モータ93の駆動力をリバースローラ70に繋いで、リバースローラ70を給紙とは逆方向に回転駆動する。これにより、給紙ベルト69に直接接触している最上位の原稿MSよりも下に存在する原稿MSが、リバースローラ70によって原稿テーブル62に向けて戻される。このようにして、分離給送部Bにおいて原稿MSが1枚ずつに分離されながら、次工程に向けて給送される。
1枚に分離された原稿MSは、給紙ベルト69によって給紙方向に搬送され、やがてレジスト部Cの突き当てセンサー71によってその先端部が検知された直後に、停止しているプルアウトローラ72に突き当たる。コントローラ99は、突き当てセンサー71から検知信号が送られてくると、ピックアップモータ92の逆転駆動によってピックアップローラ67を原稿束の上面から退避させることで、1枚に分離しておいた原稿MSを給紙ベルト69の搬送力だけで搬送させる。そして、前述の検知信号が送られてきたタイミングから所定時間後に給紙モータ93の正転駆動を停止させる。この結果、プルアウトローラ72に先端を突き当てた原稿MSがスキューしていない正しい姿勢に整合されながら所定量の撓みをもった状態で停止する。
その後、コントローラ99は、給紙モータ93の逆転駆動によってプルアウトローラ72やターン部Dの中間ローラ74を給紙方向に回転させる。この時、ピックアップローラ67や給紙ベルト69には、給紙モータ93の駆動力が伝達されないようになっている。
プルアウトローラ72の回転によって給紙方向に搬送される原稿MSは、搬送方向と直交する方向に並べられた複数の原稿検知センサーを具備する原稿幅センサー73によって、同方向(以下、幅方向という)のサイズが検知される。なお、原稿MSの搬送方向のサイズについては、突き当てセンサー71によって得られる原稿MSの先端検知タイミングと後端検知タイミングとの時間差に基づいて算出される。
プルアウトローラ72及び中間ローラ74の回転駆動によるレジスト部Cからターン部Dに向けての原稿搬送速度は、後述する第一面読取搬送部Eにおける原稿搬送速度よりも高速で行われる。これにより、原稿MSを第一面読取搬送部Eに送り込むまでの処理時間の短縮が図られている。
ターン部Dに差し掛かった原稿MSは、その後、ターン部Dにおいて上下を反転させながらターンする。この際、原稿MSの先端を検知した読取入口センサー75から検知信号が出力されると、コントローラ99は、第一面読取搬送部Eの読取入口ローラ対76のニップに原稿MSの先端を進入させる前のタイミングで、原稿搬送速度を変更する。具体的には、レジスト部Cやターン部Dにおける原稿搬送速度を第一面読取搬送部Eにおける原稿搬送速度と同じにする。同時に、読取モータ94を正転駆動して読取入口ローラ対76、読取出口ローラ83、及びCIS出口ローラ87を給紙方向に回転駆動させる。
読取入口ローラ対76との接触位置を通過した直後の原稿MSの先端部は、レジストセンサー77によって検知される。レジストセンサー77から検知信号が出力されると、コントローラ99は原稿MSを所定の距離だけ搬送しながら搬送速度を減速し、第一面読取位置80の手前で原稿MSを一時停止させる。同時に、プリンタ1の本体制御部49に対してインターフェースを介してレジスト停止信号を送信する。その後、本体制御部49から送られてくる読取開始信号を受信すると、一時停止させていた原稿MSの搬送を再開し、第一面読取位置80に原稿先端を到達させるまでに搬送速度を所定速度まで増速させる。そして、読取モータ94のパルスカウントにより把握した、原稿MS先端を第一面読取位置80に到達させるタイミングで、本体制御部49に対して第一面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号の送信を開始する。この送信は、原稿MSの後端を第一面読取位置80から排出するまで行われる。これにより、スキャナー150の第一面固定読取部151による第一面の画像の読み取りが行われる。
片面読取モードの場合には、第一面読取搬送部Eを通過した原稿MSが、第二面の画像を読み取られることなく第二面固定読取部Fを通過して排紙部Gに排出される。この際、原稿MSの先端を検知した排紙センサー84が検知信号を出力すると、コントローラ99は排紙モータ95を正転駆動して排紙ローラ88を排紙方向に回転させる。また、前述の検知信号の出力開始タイミングから排紙モータ95のパルスカウントを行うことで、原稿MSの後端を排紙ローラ88の上下ローラ対のニップから抜け出させる直前のタイミングを把握する。そして、そのタイミングが到来すると、排紙モータ95の駆動速度を減速させて、排紙トレイ89上に排出される原稿MSのトレイからの飛び出しを抑える。
一方、両面読取モードの場合には、前述のパルスカウントにより、原稿MSの先端を第二面固定読取部Fに到達させるタイミングを把握する。そして、そのタイミングが到来すると、第二面読取センサー85に対して副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号の送信を開始する。この送信は、原稿MSの後端が第二面固定読取部Fを抜け出るまで継続される。これにより、原稿MSの第二面の画像が読み取られる。なお、白色基準部材86は第二面読取センサー85による第二面の原稿の読取結果をシェーディング補正するためのデータを構築する際に必要になる白色画像読取を実現するために、白色の部材から構成されている。
原稿セット部Aにセットされた原稿束の原稿MSが全て給紙されると、コントローラ99は底板上昇モータ96を逆転駆動させて次の原稿束をセットできるようにホームポジション位置まで可動原稿テーブル63を下降させる。
図7は、第二面固定読取部Fの電気回路の要部をコントローラ99や本体制御部49とともに示すブロック図である。同図において、第二面固定読取部Fは、LEDアレイ、蛍光灯、あるいは冷陰極管などからなる光源部F01を有している。また、主走査方向(原稿幅方向に対応する方向)に並ぶ複数のセンサチッF02、それぞれのセンサチップF02に個別に接続された複数のOPアンプ回路F03、それぞれのOPアンプ回路F03に個別に接続された複数のA/DコンバータF04も有している。更には、画像処理部F05、フレームメモリF06、出力制御回路F07、I/F回路F08なども有している。
センサチップF02は、等倍密着イメージセンサと称される光電変換素子と集光レンズとを具備するものである。第二面固定読取部Fよる第二面読取位置に原稿MSが進入するのに先立って、コントローラ99から光源部F01に点灯ON信号が送られる。これにより、光源部F01が点灯し、その光を原稿MSの第二面に向けて照射する。原稿MSの第二面で反射した反射光は、複数のセンサチップF02において、集光レンズによって光電変換素子に集光されて画像情報として読み取られる。それぞれのセンサチップF02で読み取られた画像情報は、OPアンプ回路F03によって増幅された後、A/DコンバータF04によってデジタル画像情報に変換される。これらデジタル画像情報は、画像処理部F05に入力されてシェーディング補正などが施された後、フレームメモリF06に一時記憶される。その後、出力制御回路F07によって本体制御部49に受入可能なデータ形式に変換された後、I/F回路F08を経由して本体制御部49に出力される。
なお、コントローラ99からは原稿MSの先端が第二面固定読取部Fによる読取位置に到達するタイミング(そのタイミング以降の画像データが有効データとして扱われる)を知らせるためのタイミング信号、光源の点灯信号、電源等が出力される。
プリンタ1の操作表示部48に対しては、コピー動作モードを通常モードや静音モードに設定するためのモード情報を入力することが可能である。本体制御部49は、操作表示部48にモード情報が入力されると、コピー動作モードを入力されたモード情報に対応するものに設定するとともに、モード情報をADF51のコントローラ99に転送する。コントローラ99は、モード情報が転送されてくると、コピー動作モードを入力されたモード情報に対応するものに設定する。
本体制御部49は、コピー動作モードを通常モードに設定した場合には、シート供給装置40やプリンタ1における記録シートの搬送速度(プロセス線速)を、所定の標準速度に設定して、その標準速度に対応する駆動速度で各種のモータを駆動する。これにより、シート供給装置40やプリンタ1において、記録シートを高速搬送する。一方、コピー動作モードを静音モードに設定した場合には、シート供給装置40やプリンタ1における記録シートの搬送速度を、標準速度よりも遅い速度に設定する。これにより、静音モードでは、記録シートを標準速度よりも遅い速度で低速搬送することで、騒音の発生を抑える。
ADF51のコントローラ99は、コピー動作モードを通常モードに設定した場合には、ADF51における原稿MSの搬送速度を、所定の基準速度に設定して、その基準速度に対応する駆動速度で各種のモータを駆動する。これにより、ADF51において、原稿MSを高速搬送する。一方、コピー動作モードを静音モードに設定した場合には、ADF51における原稿MSの搬送速度を、基準速度よりも遅い速度に設定する。これにより、静音モードでは、原稿MSを基準速度よりも遅い速度で低速搬送することで、騒音の発生を抑える。
以上の構成の画像形成システムにおいては、光書込装置2、作像ユニット3K,3Y,3C,3M、転写ユニット24などの組み合わせが、記録シートに可視像を形成する可視像形成手段として機能している。また、シート供給装置40、スイッチバック装置36、レジストローラ対33などの組み合わせが、シート収容手段たる給紙カセット42から送り出した記録シートを可視像形成手段に向けて給送する送出給送手段として機能している。また、本体制御部49及びコントローラ99の組み合わせが、可視像形成手段及び送出給送手段による記録シートの搬送態様や、原稿搬送手段たるADF51による原稿の搬送態様を高速搬送と低速搬送とで切り替える制御手段として機能している。
プリンタ1においては、静音モードにおける記録シートの搬送速度について、様々な制約によって低減できる値に限界があることから、十分な静音効果を得ることが困難である。例えば、記録シートの搬送速度を下げ過ぎると、分離ローラ45による記録シートの分離を良好に行うことが困難になって、複数枚の記録シートを重ねた状態で搬送する重送を多発させてしまう。また、光書込装置2では、感光体4K,4Y,4C,4Mに対する静電潜像の書き込み精度を高く確保するためにポリゴンミラーをある程度の高速で回転させる必要がある。そして、記録シートをポリゴンミラーの回転速度に応じた速度で搬送する必要がある。このような様々な制約により、記録シートの搬送速度を大きく低減できないことから、十分な静音効果を得ることが困難なのである。
次に、実施形態に係る画像形成システムの特徴的な構成について説明する。本体制御部49は、複数の記録シートに対して画像を連続的に形成する連続コピーモードや連続プリントモードにおいて、先行する記録シートの後端と後続の記録シートの先端との距離であるシート間距離を、通常モードと静音モードとで異ならせる。具体的には、静音モードにおけるシート間距離を、通常モードにおけるシート間距離よりも大きくする。
静音モードにおいてシート間距離を通常よりも大きくすると、大きくしない場合に比べて、単位時間あたりのプリント枚数を少なくすることになる。例えば、静音モードにおいて、記録シートを134[mm/s]の搬送速度で搬送し、且つシート間距離を69[mm]に設定したとする。この条件でA4サイズの記録シートを横搬送しながらプリントジョブを実施した場合には、1分あたりに28.8枚の記録シートにプリントを行うことになる(60分/((210mm+69mm)/134)。これに対し、搬送速度を同じ134[mm/s]に設定していても、シート間距離を192[mm]に拡大すると、A4サイズの横搬送で1分あたりに20枚の記録シートにプリントを行うことになり、プリント枚数を8.8枚だけ少なくする。
シート供給装置40やプリンタ1においては、記録シートを送り出している送出動作中に特に大きな騒音を発生させる部分が存在する。例えば、分離ローラ45などを具備する分離給送部では、給紙カセット42から送り出された複数枚の記録シートのうち、最上位を除く下位の記録シートを給紙カセット42に向けて戻し搬送する際に、シートの摺擦音を発生させる。これにより、最上位の記録シートを分離ローラ45から送り出す際の送出動作の際に特に大きな騒音を発生させる。
図8は、静音モードにおいて、シート供給装置40やプリンタ1で複数のA4サイズの記録シートを134[mm/s]の搬送速度で69[mm]のシート間距離を設けて連続横搬送した場合の騒音量と経過時間との関係を示すグラフである。同図において、矩形パルス状の大きな騒音波が周期的に発生しているが、それら騒音波は分離給送部などにおける導出動作に伴って発生しているものである。1分間あたりに28.8個の騒音波が発生している。1分間あたりの総音量の累積は、それら騒音波の面積を合計した値に等しくなる。
図9は、静音モードにおいて、シート供給装置40やプリンタ1で複数のA4サイズの記録シートを134[mm/s]の搬送速度で192[mm]のシート間距離を設けて連続横搬送した場合の騒音量と経過時間との関係を示すグラフである。騒音波の高さは図8の騒音波と変わらないものの、騒音波の数が図8の28.8個から20個に減っている。これにより、1分間あたりの総音量の累積は、図8の条件よりも大きく低減している。このように、記録シートを同じ搬送速度で低速搬送しているにもかかわらず、シート間距離をより大きくした方が総音量を低減することができる。そこで、本体制御部49は、静音モードでは、通常モードに比べてシート間距離を大きくする。これにより、静音モードで記録シートを低速搬送する際に、シート間距離を通常モードと同じ値に設定していた従来よりも騒音の発生を抑えることができる。
次に、実施形態に係る画像形成システムに、より特徴的な構成を付加した実施例について説明する。なお、以下に特筆しない限り、実施例に係る画像形成システムの構成は、実施形態と同様である。
次に示す表1は、実施例に係る画像形成システムにおける通常モードや静音モードでの各種の条件を示したものである。
Figure 0006403001
ADF51における通常モードでの原稿MSの搬送速度は、プリンタ1やシート供給装置40における通常モードでの記録シートの搬送速度よりも速い値に設定されている。これは、ADF51がいくつかのプリンタ機種に共通して仕様されるオプション品であって、その搬送速度を1つのプリンタ機種における搬送速度に合わせずに独自の仕様で決定しているためである。通常モードにおいて、ADF51と、プリンタ1及びシート供給装置40とで搬送速度が異なっているにもかかわらず、1分間あたりの生産性は互いに同じになっている。具体的には、プリンタ1及びシート供給装置40におけるA4サイズ横搬送でのプリント枚数は1分間あたり40枚である。そして、ADF51におけるA4サイズ横搬送での画像読取枚数も1分間あたり40枚でプリント枚数と同じになっている。このように互いの生産性を同じにする値に、シート間距離(69mm)や原稿間距離(129mm)が設定されている。
生産性の統一を考慮しない場合、通常であれば、搬送速度のより速いADF51における読取枚数が、搬送速度のより遅いプリンタ1やシート供給装置40におけるプリント枚数に先行することになる。そして、ADF51のデータバッファーが一杯になった時点で、ADF51による読み取り動作が一時停止された後、データバッファーの容量に余裕がでてきた時点で、ADF51による読み取り動作が再会される。このように、読取動作の一時停止と再稼働とを繰り返すと、エネルギーを消費してしまう。
これに対し、実施例に係る画像形成システムのように、通常モードにおいて、ADF51とプリンタ1及びシート供給装置40とで生産性を同じにすることで、ADF51における一時停止と再稼働との繰り返しを防止する。これにより、繰り返しに起因するエネルギー消費を回避することができる。
ADF51では、表1に示されるように、静音モードにおける原稿MSの搬送速度(117mm/s)を通常モードにおける搬送速度(226mm/s)の51.8[%]まで低減している。そして、静音モードでは通常モードに比べて原稿間距離を大きくしている。これらの相乗作用により、静音モードにおいて十分なレベルまでADF51からの騒音の発生を抑えることができる。
一方、シート供給装置40やプリンタ1では、記録シートの搬送速度を低減する上での制約がある。このため、表1に示されるように、静音モードにおける記録シートの搬送速度(134mm/s)を通常モードにおける搬送速度(186mm/s]の72[%]までしか低減していない。このような低減率に留めることで、分離給送部における重送の発生を抑えたり、ポリゴンモータの回転速度の増速に起因する騒音の悪化を回避したりすることができる。
具体的には、プリンタ1の光書込装置2は、K,Y,C,Mの各色についてそれぞれ書込光Lを2本生成して、主走査方向の光走査を同時に2ライン分行うようになっている(2ビーム方式)。書き込み精度を維持するためにポリゴンモータの回転速度をある程度高い値に維持しつつ、光走査効率を下げて記録シートの搬送速度を十分に低下させるためには、2ビーム方式を1ビーム方式に変更する必要がある。そして、1ビーム方式に変更した場合、ポリゴンモータを標準速度で回転させていると、光走査がシート搬送よりも遅れてしまうことから、ポリゴンモータの回転速度を増速させて光走査をシート搬送に追従させる必要が生じる。これにより、騒音を却って悪化させてしまうのである。そこで、静音モードにおける記録シートの搬送速度の低減率(速度変化率)を原稿の搬送速度の低減率(速度変化率)よりも低い72[%]に留めることで、前述のような騒音の悪化を回避しているのである。
ところが、このようにして騒音の悪化を回避すると、シート供給装置40やプリンタ1から生ずる騒音を十分なレベルまで低減できない。そこで、静音モードにおけるシート間距離(192mm)を通常モードにおけるシート間距離(69mm)よりも大幅に拡大している。これにより、シート間距離を拡大しない場合に比べて、単位時間あたりの生産性を低下させることで、シート供給装置40やプリンタ1から発せられる騒音を所望のレベルまで低減することができている。
なお、表1に示されるように、静音モードにおいても、ADF51と、シート供給装置40及びプリンタ1とで、生産性を同じにしている。これにより、静音モードにおいても、ADF51、シート供給装置40、及びプリンタ1を連続的に動作させて、一時停止と再稼働とを繰り返すことによるエネルギー消費を回避することができる。
実施例に係る画像形成システムでは、静音モードにおいても、ADF51と、シート供給装置40及びプリンタ1とで生産性を同じにするために、ADF51においても、通常モードと静音モードとで原稿間距離を異ならせている。
以上のようにADF51、シート供給装置40、及びプリンタ1における生産性を調整することで、静音モードにおける騒音を63[dBA]以下まで低減することができている。
次に、実施例に係る画像形成システムに、より特徴的な構成を付加した具体例について説明する。なお、以下に特筆しない限り、具体例に係る画像形成システムの構成は、実施例と同様である。
実施例に係る画像形成システムにおいては、片面プリントモードにおけるプリンタ1での生産性が両面プリントモードの60[%]まで低下してしまう。つまり、静音モードを両面プリントモードで実施する場合、A4サイズ横搬送での1分間あたりのプリント枚数が12枚まで低下してしまう。これに対し、静音モードにおいて、ADF51でA4サイズ横搬送を行う場合の読み取り枚数は1分間あたりに20枚である。つまり、両面プリントモードを静音モードで実施する場合に、シート供給装置40及びプリンタ1における生産性を、ADF51における生産性よりも低下させてしまうのである。
そこで、具体例に係る画像形成システムの本体制御部49は、静音モードを両面プリントモードで実施する場合のシート間距離を、静音モードを片面プリントモードで実施する場合のシート間距離よりも小さくする。
次に示す表2は、具体例に係る画像形成システムにおける静音モードでの各種の条件を示したものである。
Figure 0006403001
静音モードを片面プリントモードで実施する場合と、静音モードを両面プリントモードで実施する場合とで、記録シートの搬送速度は何れも134[mm/s]で変わらない。搬送速度の低減率を通常モードの72[%]に留めるためである。但し、シート間距離は両者で大きく異なっている。静音モードを両面プリントモードで実施する場合のシート間距離を、静音モードを片面プリントモードで実施する場合のシート間距離(192mm)よりも大幅に小さい31[mm]に設定している。これにより、同じ搬送速度であるにもかかわらず、両面プリントモードにおける片面ずつの生産性をそれぞれ高めることで、両面合計での生産性を片面プリントモードと同じ20[枚/分]にしている。よって、静音モードを両面プリントモードで実施する場合でも、ADF51とシート供給装置40及びプリンタ1とで生産性を同じにして、一時停止と再稼働とを繰り返すことによるエネルギー消費の発生を開始することができる。
図10は、具体例に係る画像形成システムの本体制御部49やコントローラ99(以下、制御手段という)によって実施される設定処理の処理フローを示すフローチャートである。設定処理を開始した制御手段は、まず、ユーザーによって指定された動作モードについて通常モードであるか否かを判定する(ステップ1:以下、ステップをSと記す)。そして、通常モードである場合には(S1でYES)、搬送速度、シート間距離、原稿間距離をそれぞれ通常モード用の値に設定する(S2)。具体的には、ADF51における搬送速度をA、原稿間距離をaに設定する。また、プリンタ1やシート供給装置40における記録シートの搬送速度をB(B<A)、シート間距離をbに設定する。
一方、通常モードでない場合、即ち、静音モードである場合には(S1でNo)、搬送速度、シート間距離、原稿間距離をそれぞれ静音モード用の値に設定する(S3、S4)。具体的には、片面モード用として、ADF51における搬送速度をA×0.518、原稿間距離をa+a’に設定する。更に、プリンタ1やシート供給装置40における記録シートの搬送速度をB×0.72、シート間距離をb+b’に設定する。また、両面モード用として、ADF51における搬送速度をA×0.518、原稿間距離をa+a’に設定する。更に、プリンタ1やシート供給装置40における記録シートの搬送速度をB×0.72、シート間距離をb−b”に設定する。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[態様A]
記録シートに可視像を形成する可視像形成手段(例えば光書込装置2、作像ユニット3K,3Y,3C,3M、及び転写ユニット24の組み合わせ)と、シート収容手段(例えば給紙カセット42)から送り出した記録シートを前記可視像形成手段に向けて給送する送出給送手段(例えばシート供給装置40、スイッチバック装置36、及びレジストローラ対33などの組み合わせ)と、前記可視像形成手段及び前記送出給送手段による記録シートの搬送態様を高速搬送と低速搬送とで切り替える制御手段(例えば本体制御部49)とを備える画像形成装置(例えばプリンタ1)において、複数の記録シートに対して画像を連続的に形成する連続プリントモードにおける先行する記録シートの後端と後続の記録シートの先端との距離であるシート間距離について、記録シートを低速搬送する場合の値を高速搬送する場合の値よりも大きくするように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
かかる構成では、記録シートを低速搬送する際に、高速搬送する場合に比べてシート間距離を大きくすることで、大きくしない場合に比べて単位時間あたりのシート給送動作回数を低減する。これにより、シート給送動作に伴って発生する単位時間あたりの総音量を低減することで、従来よりも騒音の発生を抑えることができる。
[態様B]
記録シートに画像を形成する画像形成装置と、シート状の原稿の画像を読み取る画像読取手段(例えばスキャナー150)と、前記原稿を前記画像読取手段に向けて搬送する原稿搬送手段(例えばADF51)とを備える画像形成システムにおいて、前記画像形成装置として、態様Aの画像形成装置を用いたことを特徴とするものである。
[態様C]
態様Bにおいて、前記原稿搬送手段による原稿の搬送態様を高速搬送と低速搬送とで切り替え、且つ、前記原稿搬送手段によって複数の原稿を連続的に搬送する連続搬送モードにおける先行する原稿の後端と後続の原稿の先端との距離である原稿間距離について、原稿を低速搬送する場合の値を高速搬送する場合の値よりも大きくするように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、原稿搬送手段においても、低速搬送時に原稿間距離を通常よりも大きくすることで、大きくしない場合に比べて騒音の発生を抑えることができる。
[態様D]
態様Dは、態様B又はCにおいて、前記原稿搬送手段による原稿の搬送速度を高速搬送と低速搬送とで切り替え、コピー動作中に、前記画像形成装置による記録シートの高速搬送と前記原稿搬送手段による原稿の高速搬送とを同時に実施し、且つ前記画像形成装置による記録シートの低速搬送と前記原稿搬送手段による原稿の低速搬送とを同時に実施するように、前記制御手段(例えば本体制御部49及びコントローラ99の組み合わせ)を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、連続コピーを行う際に、画像形成装置と原稿搬送手段とをそれぞれ一緒に静音モード(低速搬送モード)で動作させたり、通常モード(高速搬送モード)で動作させたりすることができる。
[態様E]
態様Eは、態様C又はDにおいて、前記画像形成装置による記録シートの高速搬送と低速搬送との速度変化率を、前記原稿搬送手段による原稿の高速搬送と低速搬送との速度変化率よりも低くしたことを特徴とするものである。かかる構成では、記録シートの搬送速度を低減する値に制約のある画像形成装置における高速搬送と低速搬送との速度変化率を、原稿の搬送速度を低減する値に制約のない原稿搬送手段における高速搬送と低速搬送との速度変化率よりも低くする。これにより、低速搬送モードで画像形成装置における記録シートの搬送速度を低減し過ぎることに起因する重送の多発を抑えたり、騒音の悪化を回避したりすることができる。
[態様F]
態様Fは、態様C〜Eにおいて、連続コピーのために記録シート及び原稿の搬送をそれぞれ低速搬送で実施する際における、前記原稿搬送手段での単位時間あたりの原稿搬送枚数と、前記画像形成装置での単位時間あたりのプリント枚数とを等しくする値に、前記画像形成装置における低速搬送時の前記シート間距離を設定したことを特徴とするものである。かかる構成では、画像形成装置と原稿搬送手段とで生産性を異ならせることに起因して何れか一方の一時停止と再駆動との繰り返すことによるエネルギー消費を回避することができる。
[態様G]
態様Gは、態様C〜Fの何れかにおいて、前記可視像形成手段を通過して第一面に可視像が形成された記録シートの第二面にも可視像を形成するために前記記録シートを上下反転させながら前記画像形成手段に再送する再送手段(例えばスイッチバック装置36)を前記画像形成装置に設けるとともに、記録シートの両面に可視像を形成する両面プリントを前記低速搬送で実施する際の前記シート間距離と、記録シートの片面だけに可視像を形成する片面プリントを前記低速搬送で実施する際の前記シート間距離とを異ならせるように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、シート間距離の調整により、両面プリントを低速搬送で実施する際の生産性と、片面プリントを低速搬送で実施する際の生産性とを個別且つ自在に設定することができる。
[態様H]
態様Hは、態様Gにおいて、両面プリントを前記低速搬送で実施する際の前記シート間距離を、片面プリントを前記低速搬送で実施する際の前記シート間距離よりも短くするように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、両面プリントを低速搬送で実施する際における生産性を、片面プリントを低速搬送で実施する際における生産性に近づけたり両者を同じにしたりすることができる。
[態様I]
態様Iは、態様C〜Hの何れかにおいて、低速搬送時における単位時間あたりのプリント枚数を、高速搬送時における単位時間あたりのプリント枚数の半分にする値に、低速搬送時の前記シート間距離を設定したことを特徴とするものである。
[態様J]
態様Jは、態様C〜Iの何れかであって、原稿及び記録シートをそれぞれ低速搬送しながら連続コピーを行う際における騒音が63[dBA]以下であることを特徴とするものである。
2:光書込装置(可視像形成手段の一部)
3K,3Y,3C,3M:作像ユニット(可視像形成手段の一部)
24:転写ユニット(可視像形成手段の一部)
33:レジストローラ対(送出給送手段の一部)
36:スイッチバック装置(再送手段、送出給送手段の一部)
40:シート供給装置(送出給送手段の一部)
42:給紙カセット(シート収容手段)
49:本体制御部(制御手段の一部)
51:ADF(原稿搬送手段、画像読取手段の一部)
99:コントローラ(制御手段の一部)
150:スキャナー(画像読取手段の一部)
特開平9−281877号公報

Claims (8)

  1. 録シートに画像を形成する画像形成装置と、シート状の原稿の画像を読み取る画像読取手段と、前記原稿を前記画像読取手段に向けて搬送する原稿搬送手段とを備える画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置は、記録シートに可視像を形成する可視像形成手段と、シート収容手段から送り出した記録シートを前記可視像形成手段に向けて給送する送出給送手段と、前記可視像形成手段及び前記送出給送手段による記録シートの搬送態様を高速搬送と低速搬送とで切り替える制御手段とを備える画像形成装置であり、
    前記制御手段を、
    複数の記録シートに対して画像を連続的に形成する連続プリントモードにおける先行する記録シートの後端と後続の記録シートの先端との距離であるシート間距離について、記録シートを低速搬送する場合の値を高速搬送する場合の値よりも大きくするように構成するとともに、
    前記原稿搬送手段による原稿の搬送態様を高速搬送と低速搬送とで切り替え、且つ、前記原稿搬送手段によって複数の原稿を連続的に搬送する連続搬送モードにおける先行する原稿の後端と後続の原稿の先端との距離である原稿間距離について、原稿を低速搬送する場合の値を高速搬送する場合の値よりも大きくするように構成し、
    前記画像形成装置による記録シートの高速搬送と低速搬送との速度変化率を、前記原稿搬送手段による原稿の高速搬送と低速搬送との速度変化率よりも低くしたことを特徴とする画像形成システム
  2. 請求項の画像形成システムにおいて、
    前記原稿搬送手段による原稿の搬送速度を高速搬送と低速搬送とで切り替え、コピー動作中に、前記画像形成装置による記録シートの高速搬送と前記原稿搬送手段による原稿の高速搬送とを同時に実施し、且つ前記画像形成装置による記録シートの低速搬送と前記原稿搬送手段による原稿の低速搬送とを同時に実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成システム。
  3. 記録シートに画像を形成する画像形成装置と、シート状の原稿の画像を読み取る画像読取手段と、前記原稿を前記画像読取手段に向けて搬送する原稿搬送手段とを備える画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置は、記録シートに可視像を形成する可視像形成手段と、シート収容手段から送り出した記録シートを前記可視像形成手段に向けて給送する送出給送手段と、前記可視像形成手段及び前記送出給送手段による記録シートの搬送態様を高速搬送と低速搬送とで切り替える制御手段とを備える画像形成装置であり、
    前記制御手段を、
    複数の記録シートに対して画像を連続的に形成する連続プリントモードにおける先行する記録シートの後端と後続の記録シートの先端との距離であるシート間距離について、記録シートを低速搬送する場合の値を高速搬送する場合の値よりも大きくするように構成するとともに、
    前記原稿搬送手段による原稿の搬送速度を高速搬送と低速搬送とで切り替え、コピー動作中に、前記画像形成装置による記録シートの高速搬送と前記原稿搬送手段による原稿の高速搬送とを同時に実施し、且つ前記画像形成装置による記録シートの低速搬送と前記原稿搬送手段による原稿の低速搬送とを同時に実施するように構成し
    前記画像形成装置による記録シートの高速搬送と低速搬送との速度変化率を、前記原稿搬送手段による原稿の高速搬送と低速搬送との速度変化率よりも低くしたことを特徴とする画像形成システム。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像形成システムにおいて、
    連続コピーのために記録シート及び原稿の搬送をそれぞれ低速搬送で実施する際における、前記原稿搬送手段での単位時間あたりの原稿搬送枚数と、前記画像形成装置での単位時間あたりのプリント枚数とを等しくする値に、前記画像形成装置における低速搬送時の前記シート間距離を設定したことを特徴とする画像形成システム。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像形成システムにおいて、
    前記可視像形成手段を通過して第一面に可視像が形成された記録シートの第二面にも可視像を形成するために前記記録シートを上下反転させながら前記可視像形成手段に再送する再送手段を前記画像形成装置に設けるとともに、
    記録シートの両面に可視像を形成する両面プリントを前記低速搬送で実施する際の前記シート間距離と、記録シートの片面だけに可視像を形成する片面プリントを前記低速搬送で実施する際の前記シート間距離とを異ならせるように、前記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成システム。
  6. 請求項の画像形成システムにおいて、
    両面プリントを前記低速搬送で実施する際の前記シート間距離を、片面プリントを前記低速搬送で実施する際の前記シート間距離よりも短くするように、前記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成システム。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像形成システムにおいて、
    低速搬送時における単位時間あたりのプリント枚数を、高速搬送時における単位時間あたりのプリント枚数の半分にする値に、低速搬送時の前記シート間距離を設定したことを特徴とする画像形成システム。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像形成システムであって、
    原稿及び記録シートをそれぞれ低速搬送しながら連続コピーを行う際における騒音が63[dBA]以下であることを特徴とする画像形成システム。
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