JP2023069396A - 読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基準スケールを用いた物体の寸法測定の精度が低下するのを抑制可能な読取装置を提供する。【解決手段】読取装置は、光学センサが取得する基準スケール及び平面ゲージを含む読取画像から補正値を算出する補正値算出部と、光学センサが取得する物体及び基準スケールを含む測定画像を補正値を用いて補正し、補正した測定画像に基づいて物体の寸法を算出する寸法算出部とを備え、基準スケールは、キャリッジの移動により光学センサが物体を走査して当該物体の画像を取得する画像取得範囲の外側で、且つ当該光学センサが物体の画像を取得するためにキャリッジが移動可能な最大移動範囲の内側において、副走査方向に直交する主走査方向に延設され、平面ゲージは、画像取得範囲の内側において、表面に描かれた第一基準線を主走査方向に向けてコンタクトガラスに載置可能である。【選択図】図9

Description

本発明は、読取装置及び画像形成装置に関する。
従来より、物体の形状等を光学的に読み取る読取装置が知られている。当該読取装置は、読み取り対象の物体をコンタクトガラス上に載置し、コンタクトガラスに沿って移動するキャリッジに搭載された光学センサで、物体の形状を読み取って画像データを生成する機能を備える。
従来の読取装置の一例として、硬質部材に設定間隔で目盛りを形成した基準スケールを読取面上に載置し、物体及び基準スケールを含む画像を読み取り、読み取った画像における目盛り部分の画像の位置情報を測定する機能を備えるものがある(特許文献1を参照)。これにより、画像内における物体の寸法を測定することができる。
しかしながら、上記構成の読取装置は、駆動部品または摺動部品の摩耗や経時劣化、或いは読取装置の設置環境の変化などに起因して、キャリッジが傾いた状態(スキュー)で移動したり、光学センサの読取特性が変化する可能性がある。その結果、光学センサで読み取った画像に歪みが生じて、基準スケールを用いた寸法測定の精度が低下するという課題がある。
本発明は、基準スケールを用いた物体の寸法測定の精度が低下するのを抑制可能な読取装置を提供することを目的とする。
上記技術的課題を解決するため、本発明の一態様は、副走査方向に移動可能なキャリッジに搭載されて、コンタクトガラスに載置された物体を走査する光学センサと、前記光学センサが前記物体を走査して取得する画像に基づいて、当該物体の寸法を算出するための基準となる基準スケールと、前記光学センサが取得する画像を補正する補正値を算出するために、前記光学センサに読み取らせる平面ゲージと、前記光学センサが取得する前記基準スケール及び前記平面ゲージを含む読取画像から前記補正値を算出する補正値算出部と、前記光学センサが取得する前記物体及び前記基準スケールを含む測定画像を前記補正値を用いて補正し、補正した前記測定画像に基づいて前記物体の寸法を算出する寸法算出部と、を備え、前記基準スケールは、前記キャリッジの移動により前記光学センサが前記物体を走査して当該物体の画像を取得する画像取得範囲の外側で、且つ当該光学センサが前記物体の画像を取得するために前記キャリッジが移動可能な最大移動範囲の内側において、前記副走査方向に直交する主走査方向に延設され、前記平面ゲージは、前記画像取得範囲の内側において、表面に描かれた第一基準線を前記主走査方向に向けて前記コンタクトガラスに載置可能である、ことを特徴とする。
本発明によれば、基準スケールを用いた物体の寸法測定の精度が低下するのを抑制することができる。
本発明に係る画像形成装置の実施形態としてのMFPの構成を示す概要図。 MFPが備える制御部としてのコントローラのハードウェア構成図。 本実施形態に係るMFPの機能構成を模式的に示すブロック図。 キャリッジが搭載する光学系の概要を示す図。 キャリッジがスキューする原因を説明するための図。 スキャナユニットの平面図。 スキャナユニットが備える基準スケールの配置例を示す図。 読取対象物が立体物であるときの読取範囲を例示する図。 部品計測処理の手順(a)、読取画像(b)、及び登録画像(c)を示す図。 補正値算出処理のフローチャート。 スキャナユニットの動作例を示す図。 部品計測処理のフローチャート。 寸法計測処理のフローチャート 様々な読取対象物及び基準スケールを含む補正画像を示す図。 部品計測処理の別例を示すフローチャート。
以下、本発明に係る画像形成装置及び読取装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[画像形成装置の実施形態]
図1は、本発明に係る画像形成装置の実施形態としてのMFP1の構成を示す概要図である。MFP1は、本発明に係る読取装置の実施形態としてのスキャナユニット100と、シート状の媒体に画像を形成する画像形成ユニット200と、を有する。但し、本発明は、MFP1のみならず、読取装置(スキャナユニット100)単体にも適用できる。
スキャナユニット100は、コンタクトガラス101と、光学センサ102と、キャリッジ103と、を有する。コンタクトガラス101は、読み取り対象の物体としての読取対象物Bを載置する載置面に相当する。光学センサ102は、コンタクトガラス101に載置された読取対象物Bに光を照射し、その反射光に基づいて読取対象物Bの光学像を取得する画像センサである。キャリッジ103は、光学センサ102が読取対象物Bを走査するように、読取対象物Bに対して副走査方向に移動する。
光学センサ102は、キャリッジ103の移動方向としての副走査方向に直交する主走査方向においてライン状に配列されている。スキャナユニット100は、光学センサ102の読み取り位置としてのラインが読取対象物Bを副走査方向に移動しながら走査することで、読取対象物Bの全体を画像として取得することができるように構成されている。
スキャナユニット100は、コンタクトガラス101に、シート状の読取対象物B(媒体)を搬送する媒体搬送部としてのADF500も備えている。
画像形成ユニット200は、シート状の媒体としての用紙Pを収容する媒体収容部201と、用紙Pに対して画像を形成する画像形成部202と、を有する。画像形成部202は、スキャナユニット100において読み取られた画像を用紙Pに形成することもできる。
[MFP1が備える制御部のハードウェア構成]
図2は、MFP1が備える制御部としてのコントローラ150のハードウェア構成の例である。図2に示すように、MFP1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等と同様の構成を含む。すなわち、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40、及びI/F50がバス90を介して接続されている。また、I/F50には、表示部60、操作部70、及び専用デバイス80が接続されている。専用デバイス80には、スキャナユニット100や画像形成ユニット200が含まれる。
CPU10は演算手段であり、MFP1全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や、印加電圧制御プログラムなどの各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
I/F50は、バス90と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。表示部60は、ユーザがMFP1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースであり、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置によって実現される。操作部70は、ユーザがMFP1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がRAM20にロードされたプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るMFP1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
[MFP1の機能ブロック]
次に、本実施形態に係るMFP1の機能構成について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係るMFP1の機能構成を模式的に示すブロック図である。なお、図3においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、転写紙若しくは文書束の流れを破線の矢印で示している。
図3に示すように、本実施形態に係るMFP1は、コントローラ150、給紙テーブル203、プリントエンジン300、プリント用排紙トレイ400、ADF(Auto Document Feeder:原稿自動搬送装置)500、スキャナエンジン600、スキャン用排紙トレイ700、ディスプレイパネル800、ネットワークI/F900を有する。また、コントローラ150は、主制御部151、エンジン制御部152、画像処理部153、操作表示制御部154、及び入出力制御部155を有する。
給紙テーブル203は、画像形成部であるプリントエンジン300に転写紙を給紙する。プリントエンジン300は、給紙テーブル203から搬送されてきた転写紙に対して画像形成出力を実行することにより画像を描画する画像形成部である。本実施形態に係るプリントエンジン300の具体的態様としては、電子写真方式による画像形成機構である。このプリントエンジン300により画像が描画された画像形成済みの転写紙は、プリント用排紙トレイ400に排紙される。プリントエンジン300は、図2に示す専用デバイス80によって実現される。
ADF500は、スキャナユニット100における主要な処理を実行するスキャナエンジン600において、読取対象物Bを読み取り可能な位置に自動搬送する。スキャナエンジン600は、光学情報を電気信号に変換する光電変換素子を含む原稿読取部であり、ADF500により自動搬送されてきた原稿、若しくは、図示しない原稿台ガラスにセットされた原稿を光学的に走査して読み取って画像情報を生成する原稿読取部である。ADF500により自動搬送されてスキャナエンジン600により読み取られた原稿は、スキャン用排紙トレイ700に排紙される。ADF500及びスキャナエンジン600は、図2に示す専用デバイス80によって実現される。
ディスプレイパネル800は、MFP1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザがMFP1を直接操作し若しくはMFP1に対して情報を入力する際の入力インタフェースでもある。すなわち、ディスプレイパネル800は、ユーザによる操作を受けるための画像を表示する機能を含む。ディスプレイパネル800は、図2に示す表示部60及び操作部70によって実現される。
ネットワークI/F900は、MFP1がネットワークを介して管理者用端末やPC(Personal Computer)等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェース、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)、FeliCa(登録商標)等のインタフェースが用いられる。このように、本実施形態に係るMFP1は、ネットワークI/F900を介して接続された端末から印刷依頼の画像データや、印刷要求などの各種制御コマンドを受信する。ネットワークI/F900は、図2に示すI/F50によって実現される。
コントローラ150は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM30やHDD40等の不揮発性記憶媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM20にロードされ、それらのプログラムに従ってCPU10が演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ150が構成される。コントローラ150は、MFP1全体を制御する制御部として機能する。そのため、本実施形態においては、コントローラ150が印加電圧制御装置として機能する。
主制御部151は、コントローラ150に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ150の各部に命令を与える。また、主制御部151は、入出力制御部155を制御し、ネットワークI/F900及びネットワークを介して他の装置にアクセスする。エンジン制御部152は、プリントエンジン300、スキャナエンジン600等の駆動部を制御し若しくは駆動させる。
画像処理部153は、主制御部151の制御に従い、PDL(Page Description Language)等により記述された画像情報、例えば、入力された印刷ジョブに含まれる文書データ若しくは画像データに基づいて描画情報を出力情報として生成する。この描画情報とは、CMYKのビットマップデータ等の情報であり、画像形成部であるプリントエンジン300が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。
また、画像処理部153は、スキャナエンジン600から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。この画像データとは、スキャナ動作の結果物としてMFP1に格納され若しくはネットワークI/F900及びネットワークを介して他の機器に送信される情報である。尚、本実施形態に係るMFP1は、画像情報の代わりに描画情報が直接入力され、直接入力された描画情報に基づいて画像形成出力を実行することも可能である。
操作表示制御部154は、ディスプレイパネル800に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル800を介して入力された情報を主制御部151に通知する。入出力制御部155は、ネットワークI/F900及びネットワークを介して入力される信号や命令を主制御部151に入力する。
[スキャナユニット100の詳細]
次に、スキャナユニット100の詳細な構成に関して説明をする。図4は、キャリッジ103が搭載する光学系の概要を示す図である。図4に示すように、キャリッジ103が搭載する光源からの光が読取対象物Bによって反射し、その反射光が光路hから縮小光学系に入り、第一ミラー1031で反射される。なお、図3において光源の図示は省略している。
第一ミラー1031で反射された光は、第二ミラー1032、第三ミラー1033、第四ミラー1034、第五ミラー1035、第六ミラー1036で反射されて、レンズ1037を通過して光学センサ102へと入る。光学センサ102は、例えば、CCDセンサである。
光学センサ102において検知された光に基づいて、読取対象物Bの画像が電気信号に変換されてコントローラ150において所定の処理に付される。これによって、読取対象物Bの画像データが生成される。
図5は、キャリッジ103がスキューする原因の1つを説明するための図である。図5に示すように、スキャナユニット100は、キャリッジ103を副走査方向に移動させる駆動機構104をさらに備える。そして、キャリッジ103は、主走査方向に延設された状態で、駆動機構104によって副走査方向に移動可能に構成されている。
図5(a)に示すように、駆動機構104は、モータ1041と、駆動プーリ1042と、従動プーリ1043と、タイミングベルト1044と、ガイドロッド1045とで構成される。駆動プーリ1042及び従動プーリ1043は、副走査方向に離間して配置されている。タイミングベルト1044は、駆動プーリ1042及び従動プーリ1043に掛け渡されると共に、キャリッジ103に接続されている。ガイドロッド1045は、副走査方向に延設されて、キャリッジ103の移動をガイドする。
そして、モータ1041の駆動力が伝達されることによって、駆動プーリ1042が回転すると、駆動プーリ1042及び従動プーリ1043の間をタイミングベルト1044が周回する。その結果、キャリッジ103は、ガイドロッド1045にガイドされて、副走査方向に往復移動する。
図5(b)に示すように、ガイドロッド1045に沿ってキャリッジ103が移動するためには、キャリッジ103とガイドロッド1045との間に隙間(ガタ)が必要になる。また、タイミングベルト1044とガイドロッド1045とは、主走査方向に離間して配置される。キャリッジ103とガイドロッド1045との間の隙間(ガタ)は、主走査方向において、ガイドロッド1045の外周面とキャリッジ103との嵌合部分に生ずる。その結果、図5(c)に示すように、タイミングベルト1044から駆動力が伝達されて移動するキャリッジ103は、ガイドロッド1045の位置を基点として、傾斜して移動することがある。
すなわち、キャリッジ103を副走査方向に移動させるためにキャリッジ103に力が加わる位置は、キャリッジ103の主走査方向の一方の端部近傍である。ここに固定されているタイミングベルト1044が周回すると、キャリッジ103とガイドロッド1045との嵌合部分が支点となり、キャリッジ103の端部がタイミングベルト1044の周回方向に回動しようとする。このような作用によって、キャリッジ103が副走査方向に移動するときガイドロッド1045に直交する姿勢よりも傾斜した状態になるので、読取対象物Bに対する読取処理を実行するときに、キャリッジ103の姿勢が主走査方向の正常な姿勢に対して傾斜した姿勢のままで副走査方向に移動しながら読取りが行われる。
図6は、スキャナユニット100の平面図であって、読取対象物Bが載置される載置面側からコンタクトガラス101を見た図である。なお、図6に例示したコンタクトガラス101の裏面(紙面奥行き側の面)が、コンタクトガラス101の読取面に相当する。
図6に示すように、コンタクトガラス101の載置面側には、平面状(シート状)の読取対象物Bを載置するときの基準位置としての原稿サイズ基準1011が示されている。図6は、スキャナユニット100が読取り動作を開始する前の待機状態を例示しているので、キャリッジ103は、キャリッジホームポジション1012で待機している。キャリッジホームポジション1012は、キャリッジ103の走査開始前の待機位置に相当する。
スキャナユニット100には、読取対象物Bを走査して画像を取得する画像取得範囲の最大範囲である平面媒体最大サイズ読取領域1013と、キャリッジ103によって光学センサ102が走査可能な最大移動範囲としてのキャリッジ最大読取領域1014が、予め設定されている。すなわち、キャリッジ103が走査を行う最大範囲の端部位置と、これの反対側の端部であるキャリッジホームポジション1012とによって囲まれる領域がキャリッジ最大読取領域1014に相当する。
図6は、読取対象物BがA3判の用紙Pであった場合の平面媒体最大サイズ読取領域1013を網掛け領域で例示している。
図7は、スキャナユニット100が備える基準スケール105の配置例を示す図である。図7に示すように、基準スケール105は、主走査方向スケール1051と、副走査方向スケール1052とを含む。図7に示すように、主走査方向スケール1051は、コンタクトガラス101上で読取可能な最大原稿サイズの副走査方向の端部よりも外側において、主走査方向に延設されている。副走査方向スケール1052は、コンタクトガラス101上で読取可能な最大原稿サイズの主走査方向の端部よりも外側において、副走査方向に延設されている。
そして、主走査方向スケール1051及び副走査方向スケール1052は、いずれも、平面媒体最大サイズ読取領域1013の外側、かつ、キャリッジ最大読取領域1014の内側に相当する位置に配置されている。図7において、基準スケール105は、コンタクトガラス101上の読取面に寸法の計測基準として機能する「目盛り線」を配置する部材である。主走査方向スケール1051には、主走査方向に離間した位置において、各々が副走査方向に延びる目盛り線が描かれている。副走査方向スケール1052には、副走査方向に離間した位置において、各々が主走査方向に延びる目盛り線が描かれている。
なお、基準スケール105は、コンタクトガラス101の下面(キャリッジ103側)に配置されてもよいし、上面(読取対象物Bの載置面)側のいずれに配置されてもよい。
なお、上面側(読取対象物Bの載置面)に基準スケール105を配置した方が、光学センサ102による読み取りの較正における精度が向上する。また、基準スケール105は、光学センサ102の較正に用いるものであるから、下面(キャリッジ103側)に目盛り線を設けることが必須となる。すなわち、上面側と下面側の両面に基準スケール105を配置してもよい。基準スケール105を両面に配置すると、ユーザが基準スケール105の位置を視認可能にしつつ、かつ、コンタクトガラス101の下面側から上方向に向いている光学センサ102が、基準スケール105と読取対象物Bの画像を同時に取得することができる。
なお、キャリッジ103側に配置される基準スケール105の面は、キャリッジ103が搭載する光源からの光を反射しないように、目盛り線を表示する色と、目盛り線が形成されている部分の色を異なる色にするほうが望ましい。例えば、SUS磨きなどで目盛り線を表示する線を白色にし、画像において線のコントラストを強調して識別しやすくする。
なお、基準スケール105の素材をSUSとし、目盛り線を黒色で形成しても、読取対象物Bと同時に画像を取得する処理において問題は生じない。
図8は、読取対象物Bが立体物であるときの読取範囲を例示する図である。図8に示すように、部品計測範囲1015は、読取対象物Bが平面物の場合の読取範囲である平面媒体最大サイズ読取領域1013とは異なる位置に設定されている。部品計測範囲1015は副走査方向の範囲が、キャリッジ103の移動における折り返し位置付近が載置基準位置として設定されている。また、主走査方向の範囲は、光路中心に対して振り分けるように設定されているので、主走査方向の中央位置が載置基準位置として設定されている。
なお、キャリッジ103の移動方向(副走査方向)と、キャリッジ103に搭載された光学センサ102が読取対象物Bを光学的に読み取る光学方向(主走査方向)とでは、キャリッジ103の移動方向の方が、位置ずれが大きくなる傾向を有する。そこで、計測精度をよち向上させるために、副走査方向スケール1052の目盛り線の間隔を、主走査方向スケール1051の目盛り線の間隔よりも狭く形成されている。すなわち、主走査方向スケール1051よりも副走査方向スケール1052の方がより細かい基準スケール105である。
[スキャナユニット100による補正値算出処理]
次に、スキャナユニット100による補正値算出処理について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、部品計測処理の手順(a)、読取画像(b)、及び登録画像(c)を示す図である。図10は、スキャナユニット100において実行可能な補正値算出処理の例を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、コンタクトガラス101の載置面に読取対象物Bを載置するために、圧板を開ける(S1001)。圧板とは、ADF104を含む構成であって、コンタクトガラス101に平面物が載置されたときに、これを保持するためにコンタクトガラス101上を覆う板状部材の例である。
続いて、ユーザは、コンタクトガラス101の載置面に平面ゲージ106を載置する(S1002)。図9(a)に示すように、平面ゲージ106は、複数の第一基準線1061と、複数の第二基準線1062とが描かれたシート形状(例えば、紙、平板)の部材である。
複数の第一基準線1061及び複数の第二基準線1062それぞれは、互いに離間した位置に配置されている。また、第一基準線1061及び第二基準線1062は、互いに直交する方向に延設されている。すなわち、複数の第一基準線1061及び複数の第二基準線1062は、平面ゲージ106上で格子状に配置されている。そして、平面ゲージ106は、第一基準線1061を主走査方向に向け、第二基準線1062を副走査方向に向けた状態で、平面媒体最大サイズ読取領域1013に載置される。
続いて、ユーザは、操作部70に設けられている「補正値算出ボタン」を押下して、読取り処理を開始させる(S1003)。読取り処理が開始されると、まず、キャリッジ103が稼働し(S1004)、キャリッジ103の移動とともに光学センサ102が読取対象物Bを走査する。
補正値算出部は、キャリッジ103をキャリッジ最大読取領域1014まで移動させながら、平面ゲージ106及び基準スケール105を走査し、平面ゲージ106及び基準スケール105を含む読取画像を取得し、記憶領域に保存する(S1005)。ここで、図5(c)に示すように、キャリッジ103がスキューした状態で移動すると、ステップS1005で取得される読取画像は、図9(b)に示すように歪む。
一方、図9(c)に示すように、HDD40(メモリ)には、登録画像が記憶される。登録画像は、基準スケール105と、第一基準線1061が主走査方向を向き且つ第二基準線1062が副走査方向を向く平面ゲージ106とを含む画像である。すなわち、登録画像は、図9(a)の状態を読み取った歪みのない画像に相当する。登録画像は、予め作成されてHDD40に記憶されている。
続いて、補正値算出部は、図9(b)に示す読取画像と、図9(c)に示す登録画像とを比較することによって、補正値を算出する(S1006)。補正値は、光学センサ102が取得する読取画像を、HDD40に記憶された登録画像に近づける(より詳細には、一致させる)ための各画素の移動量を示す数値である。
より詳細には、補正値算出部は、読取画像を構成する複数の画素それぞれについて、登録画像内の対応する画素(同一部分を示す画素)を特定する。次に、補正値算出部は、読取画像及び登録画像の対応する各画素のずれ量(=移動量)を、補正値として算出する。例えば、図9(b)及び図9(c)において、画素P1、P2の補正値は、画素P1、P2を矢印の方向に矢印の長さだけ移動させる値である。一方、図9(b)及び図9(c)の画素P3は一致するので、画素P3の補正値はゼロとなる。すなわち、補正値は、画素ごとに異なる場合がある。そして、補正値算出部は、算出した補正値をHDD40に保存する(S1007)。
なお、補正値算出部は、読取画像を構成する全ての画素について個々に補正値を算出してもよいし、隣接する複数の画素の集合(=画素ブロック)毎に補正値を算出してもよいし、副走査方向に隣接する画素列毎に補正値を算出してもよい。また、補正値算出部による画像処理の方法は既に周知なので、詳細な説明は省略する。
図9及び図10に例示した処理(すなわち、補正値算出部)は、主制御部151及び画像処理部153において実行可能な演算処理によって実現される。上記の処理において、基準スケール105及び平面ゲージ106を含む読取画像に対し、画像処理部153において、それぞれの画像部分が特定される処理が実行される。その処理の結果が主制御部151に渡されて、主制御部151において補正値の算出処理が実行される。
[スキャナユニット100による部品計測処理]
次に、スキャナユニット100による部品計測処理について、図11を用いて説明する。図11(a)は、読取対象物Bが平面物であって、A3判の用紙Pであった場合、これに対する読取り処理を行って取得される画像の例である。この場合、420mm×297mmの範囲で画像が取得されている。
図11(b)は、読取対象物Bが立体物であって、キャリッジ103が移動可能な範囲まで走査して画像を取得している例である。この場合、例えば、440mm×305mmの範囲で読取対象物Bと基準スケール105の画像を同時に取得する。
そして、取得された画像に含まれる読取対象物Bの画像部分に対して、基準スケール105の画像部分を対比させて、読取対象物Bの寸法を計測する処理を実施する。
[部品計測処理フローの第一例]
図12は、スキャナユニット100において実行可能な部品計測処理の例を示すフローチャートである。図12のフローチャートは、読取対象物Bが立体物の場合を例示している。
まず、ユーザは、コンタクトガラス101の載置面に読取対象物Bを載置するために、圧板を開ける(S1201)。続いて、ユーザは、コンタクトガラス101の載置面に読取対象物Bを載置する(S1202)。
続いて、ユーザは、操作部70に設けられている「部品計測ボタン」を押下して、読取り処理を開始させる(S1203)。読取り処理が開始されると、まず、キャリッジ103が稼働し(S1204)、キャリッジ103の移動とともに光学センサ102が読取対象物Bを走査する。
寸法算出部は、キャリッジ103をキャリッジ最大読取領域1014まで移動させながら、読取対象物Bを走査し、読取対象物B及び基準スケール105を含む計測画像を取得し、記憶領域に保存する(S1205)。
続いて、寸法算出部は、図13に示す寸法計測処理を実行する(S1206)。寸法計測処理は、取得した計測画像を補正し、補正した計測画像に含まれる基準スケール105の部分と読取対象物Bの部分とを特定し、これら特定した画像同士を比較することで、読取対象物Bの寸法を計測する処理である。図13は、ステップS1206で実行される寸法計測処理の例を示すフローチャートである。
まず、寸法算出部は、ステップS1205で取得した計測画像を、ステップS1006で算出した補正値で補正する(S1301)。より詳細には、寸法算出部は、計測画像を構成する各画素を、対応する補正値だけ移動させる。これにより、計測画像の歪みを補正した補正画像が生成される。
続いて、寸法算出部は、基準スケール105の目盛り線と、読取対象物Bの輪郭とを、補正画像から抽出する(S1302)。補正画像内から特定の部分を抽出する方法(例えば、エッジ検出)は既に周知なので、詳細な説明は省略する。
続いて、寸法算出部は、抽出した基準スケール105の目盛り線の間隔に基づいて、抽出した読取対象物Bの寸法を特定する(S1303)。より詳細には、寸法算出部は、寸法を特定しようとする読取対象物Bの輪郭線に対面する目盛り線の数に、予め特定された目盛り線の間隔(μm)を乗じることによって、寸法を特定する。また、読取対象物Bの終端位置が隣接する目盛り線の間に位置する場合、寸法算出部は、目盛り線の間の画素数を比例配分する。寸法を特定する具体的な処理は、特許文献1にも記載されている通り既に周知なので、詳細な説明は省略する。
最後に図12に戻って、寸法計測部は、表示部60に対して計測処理の結果を表示して(S1207)、立体物の読取り処理を終了する。
図14を参照して、ステップS1303で読取対象物B1、B2、B3の各種寸法を特定する方法を説明する。図14は、様々な読取対象物B1、B2、B3及び基準スケール105を含む補正画像を示す図である。
図14(a)に示すように、長方形の読取対象物B1の寸法D1を特定する場合、寸法算出部は、頂点a1、a2の間の主走査方向スケール1051の目盛り線の数をカウントする。また、読取対象物B1の寸法D2を特定する場合、寸法算出部は、頂点a2、a3の間の副走査方向スケール1052の目盛り線の数をカウントする。
また、図14(b)に示すように、長方形の読取対象物B2の寸法D3を特定する場合、寸法算出部は、頂点a4、a5の主走査方向の寸法D4と、頂点a4、a5の副走査方向の寸法D5とを特定する。寸法D4、D5の特定方法は、図14(a)と同様である。そして、寸法算出部は、三平方の定理を利用して、特定した寸法D4、D5から寸法D3を特定する。
さらに、図14(c)に示すように、円形の読取対象物B3の直径D6を特定する場合、寸法算出部は、読取対象物B3の主走査方向及び副走査方向それぞれの最大寸法を、図14(a)の方法で特定する。そして、寸法算出部は、主走査方向の最大寸法と、副走査方向の最大寸法との平均値を、直径D6として特定する。
[部品計測処理フローの第二例]
図15は、スキャナユニット100において実行可能な部品計測処理の別例を示すフローチャートである。図15のフローチャートは、読取対象物Bが立体物の場合であって、計測箇所をユーザが任意に指定する処理を例示している。
すでに説明をした第一例と同様に、まず、ユーザは、コンタクトガラス101の載置面に読取対象物Bを載置するために、圧板を開け(S1501)、コンタクトガラス101の載置面に読取対象物Bを載置する(S1502)。その後、ユーザは、操作部70に設けられている「プレビューボタン」を押下して、プレビュー処理を開始させる(S1503)。
プレビュー処理は、読取対象物Bの画像だけを取得し、取得した画像を表示部60にプレビュー表示をする処理である。すなわち、まず、寸法計測部は、キャリッジ103を稼働させて(S1504)、キャリッジ103の移動とともに光学センサ102によって読取対象物Bを走査する。スキャナユニット100は、読取対象物Bを読み取るために設定されている領域(部品計測範囲1015)でキャリッジ103を移動させながら、読取対象物Bを走査して、読取対象物Bの画像を同時に取得し(S1505)、記憶領域に保存する。
続いて、寸法計測部は、記憶領域に保存された画像をプレビュー画像として表示部60に表示させる(S1506)。そして、ユーザは、表示部60に表示された画像に対して、操作部70を介して、計測箇所を指定する操作を行う(S1507)。そして、ユーザは、計測箇所の指定が終了した後、操作部70に設けられている「部品計測ボタン」を押下して、読取り処理を開始させる(S1508)。
読取り処理が開始されると、スキャナユニット100は、キャリッジ103が移動して光学センサ102が読取対象物Bを走査し、キャリッジ103をキャリッジ最大読取領域1014まで移動させながら、読取対象物Bの走査を実行する。その結果、計測箇所として指定された範囲の読取対象物Bの画像と、基準スケール105の画像とを含む計測画像を取得することができ、寸法計測部はこれを記憶領域に保存する(S1509)。
続いて、寸法計測部は、図13に示す寸法計測処理を実行する(S1510)。最後に、寸法計測部は、表示部60に対して計測処理の結果を表示して(S1511)、立体物の読取り処理を終了する。
図12、図13、及び図15に例示した処理(すなわち、寸法算出部)は、主制御部151及び画像処理部153において実行可能な演算処理によって実現される。上記の処理において、読取対象物Bと基準スケール105との画像を同時に取得した読取画像に対し、画像処理部153において、それぞれの画像部分が特定される処理が実行される。その処理の結果が主制御部151に渡されて、主制御部151において寸法の算出処理が実行される。
上記の実施形態によれば、平面ゲージ106を用いて算出した補正値を用いて測定画像を補正することによって、基準スケール105を用いた読取対象物Bの寸法測定の精度が低下するのを抑制することができる。
また、上記の実施形態によれば、互いに直交する第一基準線1061及び第二基準線1062を平面ゲージ106に付加することによって、主走査方向の補正値と副走査方向の補正値とを同時に算出することができる。その結果、より正確に測定画像を補正することができる。但し、キャリッジ103が図5に示すようにスキューしている場合は、副走査方向の補正値のみを算出すれば足りるので、平面ゲージ106には少なくとも第一基準線1061が描かれていればよい。
なお、図13の寸法計測処理では、計測画像全体を補正した後に、基準スケール105の目盛り線及び読取対象物Bの輪郭を補正画像から抽出する例を説明したが、処理手順はこれに限定されない。他の例として、寸法算出部は、基準スケール105及び読取対象物Bを計測画像から抽出した後に、補正値を用いて抽出した部分だけを補正してもよい。これにより、計測画像中の必要な部分のみを選択的に補正すればよいので、処理速度を向上させることができる。
また、上記の実施形態では、操作部70に設けられている「補正値算出ボタン」をユーザが押下したタイミングで、図10に示す補正値算出処理が実行される例を説明した。これにより、ユーザがMFP1の設置環境を変更したタイミングで、明示的に補正値算出処理の実行を指示することができる。但し、補正値算出処理の実行タイミングは、前述の例に限定されない。
他の例として、コントローラ150は、MFP1(より詳細には、スキャナユニット100)が所定の稼働時間を稼働したことに応じて、図10に示す補正値算出処理を実行して、HDD40に記憶された補正値を更新すればよい。これにより、駆動部品または摺動部品の摩耗や経時劣化に追従して、適切な補正値を算出することができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、その技術的要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。上記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者であれば、開示した内容から様々な変形例を実現することが可能である。そのような変形例も、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1 :MFP
10 :CPU
20 :RAM
30 :ROM
40 :HDD
50 :I/F
60 :表示部
70 :操作部
80 :専用デバイス
90 :バス
100 :スキャナユニット
101 :コンタクトガラス
102 :光学センサ
103 :キャリッジ
104 :駆動機構
105 :基準スケール
106 :平面ゲージ
150 :コントローラ
151 :主制御部
152 :エンジン制御部
153 :画像処理部
154 :操作表示制御部
155 :入出力制御部
200 :画像形成ユニット
201 :媒体収容部
202 :画像形成部
203 :給紙テーブル
300 :プリントエンジン
400 :プリント用排紙トレイ
600 :スキャナエンジン
700 :スキャン用排紙トレイ
800 :ディスプレイパネル
900 :ネットワークI/F
1012 :キャリッジホームポジション
1013 :平面媒体最大サイズ読取領域
1014 :キャリッジ最大読取領域
1015 :部品計測範囲
1031 :第一ミラー
1032 :第二ミラー
1033 :第三ミラー
1034 :第四ミラー
1035 :第五ミラー
1036 :第六ミラー
1037 :レンズ
1041 :モータ
1042 :駆動プーリ
1043 :従動プーリ
1044 :タイミングベルト
1045 :ガイドロッド
1051 :主走査方向スケール
1052 :副走査方向スケール
1061 :第一基準線
1062 :第二基準線
特開2011-151548号公報

Claims (8)

  1. 副走査方向に移動可能なキャリッジに搭載されて、コンタクトガラスに載置された物体を走査する光学センサと、
    前記光学センサが前記物体を走査して取得する画像に基づいて、当該物体の寸法を算出するための基準となる基準スケールと、
    前記光学センサが取得する画像を補正する補正値を算出するために、前記光学センサに読み取らせる平面ゲージと、
    前記光学センサが取得する前記基準スケール及び前記平面ゲージを含む読取画像から前記補正値を算出する補正値算出部と、
    前記光学センサが取得する前記物体及び前記基準スケールを含む測定画像を前記補正値を用いて補正し、補正した前記測定画像に基づいて前記物体の寸法を算出する寸法算出部と、を備え、
    前記基準スケールは、前記キャリッジの移動により前記光学センサが前記物体を走査して当該物体の画像を取得する画像取得範囲の外側で、且つ当該光学センサが前記物体の画像を取得するために前記キャリッジが移動可能な最大移動範囲の内側において、前記副走査方向に直交する主走査方向に延設され、
    前記平面ゲージは、前記画像取得範囲の内側において、表面に描かれた第一基準線を前記主走査方向に向けて前記コンタクトガラスに載置可能である、ことを特徴とする読取装置。
  2. 前記基準スケールには、前記主走査方向に離間した位置において、各々が前記副走査方向に延びる目盛り線が描かれていることを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
  3. 前記基準スケールは、さらに前記副走査方向に延設され、前記副走査方向に離間した位置において、各々が前記主走査方向に延びる目盛り線が描かれていることを特徴とする請求項2に記載の読取装置。
  4. 前記平面ゲージには、互いに平行な複数の前記第一基準線と、前記第一基準線と直交し且つ互いに平行な複数の第二基準線が描かれていることを特徴とする請求項3に記載の読取装置。
  5. 前記平面ゲージは、前記画像取得範囲より小さいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の読取装置。
  6. 前記基準スケール及び前記第一基準線が前記主走査方向を向いた前記平面ゲージを含む登録画像を記憶するメモリを備え、
    前記補正値算出部は、前記光学センサが取得する前記読取画像を、前記メモリに記憶された前記登録画像に近づけるための画素の移動量を示す前記補正値を算出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の読取装置。
  7. 前記補正値算出部は、前記読取装置が所定の稼働時間を稼働したことに応じて、前記補正値を更新することを特徴とする請求項6に記載の読取装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の読取装置と、
    前記読取装置が取得した画像をシート状の媒体に形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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