JP6398349B2 - 積層型セラミック電子部品 - Google Patents

積層型セラミック電子部品 Download PDF

Info

Publication number
JP6398349B2
JP6398349B2 JP2014121271A JP2014121271A JP6398349B2 JP 6398349 B2 JP6398349 B2 JP 6398349B2 JP 2014121271 A JP2014121271 A JP 2014121271A JP 2014121271 A JP2014121271 A JP 2014121271A JP 6398349 B2 JP6398349 B2 JP 6398349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
continuous film
multilayer ceramic
outer layer
thickness
ceramic electronic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014121271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015062216A (ja
Inventor
遠藤 誠
誠 遠藤
山口 孝一
孝一 山口
慶介 石田
慶介 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2014121271A priority Critical patent/JP6398349B2/ja
Priority to KR1020140105677A priority patent/KR101697950B1/ko
Priority to US14/462,244 priority patent/US9607767B2/en
Priority to CN201410419233.5A priority patent/CN104425127B/zh
Publication of JP2015062216A publication Critical patent/JP2015062216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6398349B2 publication Critical patent/JP6398349B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
    • H01G4/1209Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material
    • H01G4/1218Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material based on titanium oxides or titanates
    • H01G4/1227Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material based on titanium oxides or titanates based on alkaline earth titanates
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/008Thermistors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/10Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material voltage responsive, i.e. varistors
    • H01C7/1006Thick film varistors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/18Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material comprising a plurality of layers stacked between terminals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/30Stacked capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/003Thick film resistors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

本発明は、積層セラミックコンデンサ等の積層型セラミック電子部品に関するものである。
電子機器の小型化や薄層化に伴い、電子機器に実装される電子部品の小型化、低背化が進んでいる。携帯電話、特にスマートフォンには製品形状0.6mm×0.3mm×0.3mmの積層セラミックコンデンサが数多く用いられており、最近では0.4mm×0.2mm×0.2mmの部品も採用されている。
携帯電話、スマートフォンを代表とする携帯機器は、使用時の落下による衝撃を受ける可能性が高いため、高い機械強度が要求される。さらに、炎天下の車内、氷点下の野外等の過酷な環境においても耐えられるように、高い熱衝撃性も要求されている。
特許文献1は、セラミック焼結体の外表面全体を酸化物ガラスでコーティングすることで、機械強度と耐湿性が向上する技術を開示している。
また、特許文献2は、外層セラミック部分を強度の高い酸化物層で挟持することで機械的強度を補強する方法を提案している。
特許第3531543号公報 特開平6−124807号公報
しかしながら、電子部品の小型化による薄層化に伴い、機械強度は保持されるものの、耐熱衝撃性は悪化してしまうという不具合が生じる。そのため、薄層化における、機械強度と耐熱衝撃性の両立は困難であった。
特許文献1の技術では、基板の曲げに対する耐曲げ強度は向上するものの、耐熱衝撃性に関する問題点については記載されていない。はんだ付け等による実装時や、使用時の外部環境による熱衝撃が繰り返し生じると、外表面の酸化物ガラスとセラミック焼結体接合面の熱膨張収縮に起因する応力による剥離が生じ、所望の強度が得られなくなるという課題があった。
特許文献2は、Fe又はガラスを主成分とした外層部の熱膨張率が内層部と比べて大きい事により、外層部分に残留応力が内在し、引っ張り応力に対する強度は保持されるものの、耐熱衝撃性を満足していない。
本発明はこのような実状を鑑みてなされ、その目的は、低背形状であっても良好な機械的強度を有し、しかも耐熱衝撃性を併せ持つ、積層セラミックコンデンサなどの積層型セラミック電子部品を提供する事である。
上述した課題を解決する為、本発明に係る積層型セラミック電子部品は、ABO(但し、Aは、少なくともBaを含み、Bは、少なくともTiを含むペロブスカイト型結晶を表す。)を主成分とする誘電体層と内部電極層とが、交互に積層された内層部と、該内層部を挟む一対の外層部とを備える積層体であり、前記外層部に、Ba−Si−Ti−O系結晶相を含む連続膜を備えることを特徴とする。
また、前記Ba−Si−Ti−O系結晶相は、BaTiSi(フレスノイト)結晶相を主相に含むことが好ましい。BaTiSiと前記誘電体層及び外層部の熱膨張率は近似しているので、熱膨張差によるクラックを抑制することができる。
また、前記連続膜の厚さは、0.2〜4.0μmである事が好ましい。
上記範囲を満足することで、十分な機械的強度を付与する事ができ、且つ強度バラツキを小さくする事が出来る。
また、前記外層部に対する連続膜の厚さは、1〜20%である事が好ましい。
上記範囲を満足することで、耐熱衝撃性をより高める事が出来る。
本発明によれば、外層部連続膜にBa−Si−Ti−O系結晶相の連続膜を設ける事により、機械強度が高く、しかも、熱衝撃を受けても強度低下し難い積層型セラミック電子部品を提供する事が出来る。
本発明の一実施形態としての、積層セラミックコンデンサの断面外略図である。 本発明の実施例1に係る積層セラミックコンデンサ外層部のX線回折チャートである。 本発明の実施例1に係る積層セラミックコンデンサの断面における、外層部の走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、同一の部材については同一の符号を付すものとし、重複する説明を省略する。なお、図面は模式的なものであり、部材相互間の寸法の比率や部材の形状等は実際のものと異なっていても良い。
<積層型セラミック電子部品(積層セラミックコンデンサ)>
本発明の積層型セラミック電子部品の一実施形態として、図1に積層セラミックコンデンサの断面模式図を示す。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る積層型セラミック電子部品(積層セラミックコンデンサ)1は、誘電体層2aおよび内部電極層3が交互に積層された構成の素体10を有する。最外に位置する内部電極を挟み込むように外層部2bがある。
さらに、外層部2bには、Ba−Si−Ti−O系結晶相を主成分とした連続膜5を形成してある。尚、連続膜5は素体10の外表面に露出させる必要性はなく、必要に応じて外表面に保護層を被覆させても良い。
内部電極層3は、一対の内部電極層が交互に素体10の両端面4からそれぞれ露出するように形成されている。交互に積層される一方の内部電極層3は、素体10の一方の端面4を覆うように形成してある端子電極6の内側に対して電気的に接続してある。また、交互に積層される他方の内部電極層3は、素体10の他方の端面4の外側に形成してある端子電極6の内側に対して電気的に接続してある。
素体10の形状は、特に制限されず、目的および用途に応じて適宜選択されるが、形状は通常、直方体とされる。寸法についても、制限はなく、目的および用途に応じて適宜選択され、通常、縦(0.4〜3.2mm)×横(0.2〜2.5mm)×高さ(0.2〜1.9mm)程度である。
誘電体層2aおよび外層部2bは、本発明の実施形態に係る誘電体磁器組成物から構成されている。誘電体磁器組成物は主成分としてABOで表され、ペロブスカイト型結晶を有する化合物である誘電体粒子から構成される。Aは、少なくともBaを含み、Bは、少なくともTiを含んでいる。
また、Aサイト原子と、Bサイト原子とのモル比は、A/B比として表され、本実施形態では、A/B比は、0.98〜1.02であることが好ましい。
本実施形態では、上記の誘電体粒子は、所望の特性に応じて、添加成分元素を含有してもよい。前記添加成分元素としては特に限定されないが、希土類元素および、Mgから選ばれる少なくとも1種類であることが好ましい。さらにSi、GeおよびAlから選ばれる少なくとも1つを含む酸化物を含有してもよい。
希土類元素の酸化物の含有量は、所望の特性に応じて決定すればよいが、Rを希土類元素で表した場合、ABO 100モルに対して、R換算で、好ましくは0.2〜2.0モル、より好ましくは0.5〜1.5モルである。希土類元素を含有させることで、寿命特性を向上させるという利点を有する
希土類元素は、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuからなる群から選ばれる少なくとも1つであり、Y、Dy、GdおよびHoからなる群から選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。
本実施形態では、上記の誘電体粒子は、さらに、所望の特性に応じて、その他の副成分を含有してもよい。
たとえば、Mnおよび/またはCrの酸化物が含有されていてもよい。該酸化物の含有量は、ABO 100モルに対して、各酸化物換算で、0.02〜0.30モルであることが好ましい。
また、V、Ta、Nb、MoおよびWから選ばれる少なくとも1つの元素の酸化物が含有されていてもよい。該酸化物の含有量は、ABO 100モルに対して、各酸化物換算で、0.02〜0.30モルであることが好ましい。
外層部2bの厚みは、目的や用途に応じ適宜決定すればよい。好ましくは、2μm〜80μm、より好ましくは、10μm〜40μmである。
上記範囲の厚みで構成すると、Ba−Si−Ti−O系結晶相の連続膜を設ける事による機械的強度向上の寄与が大きくなる。
誘電体層10の厚みは、目的や用途に応じ適宜決定すればよい。好ましくは、1.0μm以下、より好ましくは、0.7μm以下である。
連続膜5は外層部2bの表面全体を隙間無く存在することは必須ではないが、連続膜5覆われずに露出している部分の面積比率が10%以下である連続膜で構成される。連続膜5は、BaTiSi,BaTiSiO,BaTiSi,BaTiSiから選ばれる結晶で構成されており、単一相でなくてもよい。
なお、BaTiSi(フレスノイト)を主相として体積分率70%以上を構成する事で、途切れの少ない連続膜を形成する事が可能になるほか、外層部と連続膜の熱膨張挙動の違いによる応力負荷を抑える事が出来るので、耐熱衝撃性が向上する。
また、上記結晶にはBaの一部がCa、およびSrから選ばれる少なくとも1つの元素によって置換されていてもよい。
また、上記結晶にはTiの一部がZr、Al,およびHfから選ばれる少なくとも1つの元素によって置換されていてもよい。
また、上記結晶にはSiの一部がGeによって置換されていてもよい。
連続膜5の厚みは、本発明電子部品に十分な機械的強度を付与し、且つ強度バラツキを少なくするため、0.2〜4.0μmとする事が好ましい。より好ましくは、0.4〜2.0μmである。
連続膜5の厚みは、外層部2bの厚みに対して、1〜20%とする事が好ましい。
上記範囲にする事で、外部環境温度が変化する時に電子部品に加わる応力が、連続膜に集中する事を抑制する事ができるので、耐熱衝撃性がより優れたものになる。
外部電極6に含有される導電材は特に限定されないが、本発明では安価なNi,Cuや、これらの合金を用いることができる。
又、外部電極6には、それぞれ熱硬化性樹脂と導電性粒子とを主成分とする導電性樹脂からなる樹脂電極層を設けても良い。
<積層セラミックコンデンサの製造方法>
本実施形態の積層セラミックコンデンサ1は、従来の積層セラミックコンデンサと同様に、ペーストを用いた通常の印刷法やシート法によりグリーンチップを作製し、これを焼成した後、外部電極を印刷または転写して焼き付けすることにより製造される。以下、製造方法について具体的に説明する。
まず、誘電体層を形成するための誘電体原料を準備し、これを塗料化して、誘電体層用ペーストを調製する。
誘電体原料として、まずABOの原料と、Mgの酸化物の原料と、Rの酸化物の原料と、Siを含む酸化物の原料と、を準備する。これらの原料としては、上記した成分の酸化物やその混合物、複合酸化物を用いることができる。また、焼成により上記した酸化物や複合酸化物となる各種化合物から適宜選択して用いることができ、これらを混合して用いることもできる。各種化合物としては、たとえば、炭酸塩、シュウ酸塩、硝酸塩、水酸化物、有機金属化合物等が挙げられる。
なお、ABOの原料は、いわゆる固相法の他、各種液相法(たとえば、シュウ酸塩法、水熱合成法、アルコキシド法、ゾルゲル法など)により製造されたものなど、種々の方法で製造されたものを用いることができる。
さらに、誘電体層に、上記の主成分および副成分以外の成分が含有される場合には、該成分の原料として、上記と同様に、それらの成分の酸化物やその混合物、複合酸化物を用いることができる。また、その他、焼成により上記した酸化物や複合酸化物となる各種化合物を用いることができる。
誘電体原料中の各化合物の含有量は、焼成後に上述した誘電体磁器組成物の組成となるように決定すればよい。塗料化する前の状態で、誘電体原料の粒径は、通常、平均粒径0.1〜1μm程度である。
次に、上記で得られた、ABOおよび添加成分化合物を含む誘電体粉末に、有機ビヒクルを混合して誘電体層用ペーストを作製する。
有機ビヒクルとは、バインダを有機溶剤中に溶解したものである。バインダは特に限定されず、エチルセルロース、ポリビニルブチラール等の周知の各種バインダから適宜選択すればよい。有機溶剤も特に限定されず、印刷法やシート法などに応じて、テルピネオール、ブチルカルビトール、アセトン、トルエン等の各種有機溶剤から適宜選択すればよい。
内部電極層用ペーストは、導電性金属や合金からなる導電材と、上記した有機ビヒクルを混合して作製する。導電材として用いる金属としてはNiまたはNi合金が好ましい。
そして、誘電体層用ペーストを印刷法等によりグリーンシート形状とし、そのグリーンシート上に内部電極層用ペーストを印刷して内部電極パターン層を形成する。このようにして得られた内部電極パターン層印刷済みのグリーンシートを複数積層してグリーンチップを得る。
次に、得られたグリーンチップを脱バインダ工程に供し、加熱によって有機成分を除去する。その後、焼成工程、アニール工程および連続膜形成工程を経て、素体10となる。そして、得られた素体10に、端子電極6を形成して、積層型電子部品が製造される。
尚、連続膜形成工程は、焼成工程、アニール工程と同時、あるいは焼成工程、アニール工程の前後に実施してもよい。
脱バインダ工程における条件としては、昇温速度を好ましくは5〜300℃/時間、保持温度を好ましくは500〜800℃、温度保持時間を好ましくは0.5〜24時間とする。また、雰囲気は、空気もしくは還元性雰囲気とする。
焼成工程における条件としては、昇温速度を好ましくは500℃/時間以上である。
保持温度は、好ましくは1100〜1350℃であり、その保持時間は、好ましくは0.05〜1時間である。
また、焼成工程の雰囲気は、還元性雰囲気とすることが好ましく、雰囲気ガスとしてはたとえば、NとHとの混合ガスを加湿して用いることができる。酸素分圧は、10−6〜10−2Paとすることが好ましい。
又、上記焼結工程は、例えば、ホットプレス法、HIP処理等を採用して行うこともできる。
アニール工程における保持温度は、好ましくは650〜1100℃であり、保持時間は、好ましくは0.1〜24時間である。また、アニール工程の雰囲気は、加湿したNガス(酸素分圧:1.0×10−3〜1.0Pa)とすることが好ましい。
上記した脱バインダ工程、焼成工程およびアニール工程において、Nガスや混合ガス等を加湿する場合には、たとえばウェッター等を使用すればよい。
脱バインダ工程、焼成工程およびアニール工程は、連続して行なっても、独立に行なってもよい。尚、必要に応じて焼成工程、アニール工程を複数回実施してもよい。
連続膜形成方法は特に限定されないが、焼成工程およびアニール工程において連続膜構成元素を含有する板状体を接触させる方法、アニール工程後に酸化物をコーティングさせる方法、薄膜法により成膜する方法などがある。薄膜法としては、特に限定されないが、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法などが例示される。
尚、アニール工程後に酸化物をコーティングさせる、もしくは薄膜法で成膜する場合、必要に応じてアニール工程を複数回実施してもよい。
上記のようにして得られた素子10に、たとえばバレル研磨やサンドブラストなどにより端面研磨を施し、外部電極用ペーストを印刷ないし転写して焼成し、外部電極6を形成する。そして必要に応じ、外部電極の外面にめっき等により被覆層を形成する。
以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されない。
<実施例1>
本実施例では、(Ba0.96Ca0.04)(Ti0.85Zr0.15)O+MgO(0.1質量部)+MnO(0.3質量部)+Y(0.4質量部)+SiO(0.3質量部)+V(0.05質量部)の組成の誘電体層を有する積層型セラミック電子部品を製造した。
まず、粒径0.1〜1μmのBaTiO、CaTiO、BaZrO、MgCO3、MnCO、Y、SiOの材料粉末を、ボールミルにより16時湿式混合し、乾燥することに
よって誘電粉末を用意した。
誘電体粉末100質量部に対し、アクリル樹脂4.8質量部と、酢酸エチル100質量部と、ミネラルスピリット6質量部と、トルエン4質量部をボールミルで混合してペースト化し、誘電体層用ペーストを得た。
次いで、平均粒径0.15μmのNi粒子100質量部に対し、有機ビヒクル(エチルセルロース8質量部をブチルカルビトール92質量部に溶解したもの)40質量部と、ブチルカルビトール10質量部とを3本ロールにより混練してペースト化し、内部電極層用ペーストを得た。
得られた誘電体層用ペーストを用いて、PETフィルム上に、ドクターブレード法によりシート成形を行い、乾燥することにより、グリーンシートを形成した。このとき、焼結後の誘電体厚みが0.7μmになるようグリーンシート厚みを調節した。この上に内部電極用ペーストを印刷した後、PETフィルムからシートを剥離した。次いで、内部電極パターン層印刷済みのグリーンシートと外層部用グリーンシート(内部電極層用ペーストを印刷しないもの)とを積層、圧着して、グリーンチップを得た。このとき、焼結後の外層部厚みが15μmになるように厚みを調整した。
次いで、グリーンチップを所定サイズに切断し、脱バインダ工程、焼成工程アニール工程、および連続膜形成工程を下記条件にて行って、積層セラミック焼結体(素体)を作製した。
脱バインダ工程は、下記条件にて行なった。
昇温速度:50℃/時間
保持温度:250℃
保持時間:8時間
降温速度:200℃/時間
雰囲気:空気中
焼成工程は、下記条件にておこなった。
昇降温速度:1000°C/時間
保持温度:1200℃
保持時間:0.1時間
雰囲気:2.0×10−5Pa
次いで、アニール及び連続膜形成を行なう。まず、焼成後チップの外層部表面に接触するようにSiCからなる1対の板状体で、焼成後チップを挟み、さらに、焼成後チップに対して0.5MPaの圧力が加わるように錘を載せる。
この状態を維持しながら、下記条件でアニールおよび連続膜形成を同時に行なった。
昇降温速度:200℃/時間
保持温度:1000℃
保持時間:2時間
雰囲気:3.0×10−2Pa
なお、焼成および再酸化の雰囲気は、Hと加湿したNとの混合雰囲気とした。
このようにして得られた素体の両面に、端子電極としてCuペーストを塗布し、N雰囲気中において800℃の温度で焼付け、積層セラミックコンデンサを得た。
得られた積層セラミックコンデンサの端子電極部を除いたサイズは、1.0mm×0.5mm×0.21mmであり、内部電極層に挟まれた誘電体層の数は130層、1層あたりの誘電体層の厚みは、0.7μmであり、内部電極層の厚みは0.7μmであった。
得られたコンデンサの連続膜の結晶構造を、X線回折(XRD)測定したところ、BaTiSiである事が確認できた。測定結果を図2に示す。さらに、得られたコンデンサ試料を積層方向に平行な面で切断し、断面を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、連続膜からなる連続膜を形成している事を確認した。観察像を図3に示す。
<実施例2>
連続膜形成工程を、焼成工程と同時に実施する他は、実施例1と同様に作製した。
尚、得られたコンデンサの連続膜の結晶構造を、X線回折(XRD)測定したところ、BaTiSiの他にCaTiSiの存在を確認できた。
<実施例3>
連続膜形成工程において、BaTiSiOからなる板状体を用いる他は、実施例2と同様に作製した。尚、得られたコンデンサの連続膜の結晶構造を、X線回折(XRD)測定したところ、BaTiSi2Oの他にBaTiSiOの存在を確認できた。
<実施例4>
連続膜形成工程において、BaTiSiOからなる板状体を用いる他は、実施例1と同様に作製した。尚、得られたコンデンサの連続膜の結晶構造を、X線回折(XRD)測定したところ、BaTiSiOである事が確認できた。
<実施例5>
連続膜形成工程において、SiOからなる板状体を用い、アニール工程の保持温度を850℃とする他は、実施例1と同様に作製した。
尚、得られたコンデンサの連続膜の結晶構造を、X線回折(XRD)測定したところ、BaTiSiおよびBaTiSiである事が確認できた。
<比較例1>
アニール工程後に、SiOターゲットを用いて、スパッタリング法にて連続膜形成工程を行なった他は実施例1と同様に作製した。
<比較例2>
アニール工程後に、外層部表面にB−Si−Zn−Alからなるガラス粉末を付着させ、700℃の温度で1時間保持する事で、連続膜形成工程を行なった他は、実施例1と同様に作製した。
<比較例3>
連続膜形成を行なわずに、実施例1と同様に作製した。
<抗折強度評価>
三点曲げ強度を測定した。測定条件は、支点間距離L=0.5mm、荷重速度=1mm/secとし、破壊時の荷重Pと次式から、積層型セラミックコンデンサの抗折強度Fを算出した。
F=(3×P×L)/(2×w×t
ただし、w:積層型セラミックコンデンサの幅、t:積層型セラミックコンデンサの厚みである。積層型セラミックコンデンサ100個について抗折強度Fを測定し、その平均値を求めた。
<耐熱衝撃性評価>
積層型セラミックコンデンサに対して、下記(i)工程〜(iv)工程からなる1つの熱処理サイクルを施した。1つの熱処理サイクルは、(i)基板及び検査用チップ型電子部品TCを、素体1の温度が−55℃となる温度条件のもとで30分保持する工程、(ii)上記保持時間の10%の時間(3分)以内に素体1の温度を125℃まで昇温する工程、(iii)素体1の温度が125℃となる温度条件のもとで30分保持する工程、(iv)上記保持時間の10%の時間(3分)以内に素体1の温度を−55℃まで降温する工程とからなる。
積層型セラミックコンデンサ100個について、一つの熱処理サイクルを1000回繰り返した後、三点曲げ強度を測定し、抗折強度Fが、抗折強度評価で得る抗折強度平均値の60%未満となるものを故障と判定し、故障率を求めた。
一つの熱処理サイクルを1500回繰り返した際の故障率も同様に求めた。結果を表1に示す。
表1を見れば明らかなように、連続膜がBa−Si−Ti−O系結晶相で形成されていると、抗折強度が向上するだけでなく、熱衝撃を与えても抗折強度の劣化が見られない事が確認できる。
さらに、連続膜がBaTiSiを主相とする場合は、耐熱衝撃性がより良好である事が分かる。
一方、比較例1、および比較例2は、熱衝撃により抗折強度が劣化し、故障率が高い事が確認できる。
<実施例6〜25>
実施例1と同様にして、外層部の厚み、及び連続膜の厚みのみを調整した。
連続膜の厚みは、実施例1記載のアニール工程及び連続膜形成工程の保持温度を、950℃〜1050℃、保持時間を、1〜30時間の範囲から調整し、所望の厚みを得た。
外層部及び連続膜の厚み、及び外層部厚みに対する連続膜厚みの割合は表2に記した。
抗折強度評価は、積層型セラミックコンデンサ100個についての抗折強度F平均値に加え、ワイブル解析することで、抗折強度Fのばらつきを示す形状パラメータも算出した。形状パラメータが大きい程ばらつきが少ない事を意味し、15以上が好ましい。
耐熱衝撃性評価の熱処理サイクル回数を1000回あるいは1500回とすると、実施例6〜25のいずれにおいても故障が発生しなかった事から、3000回とした。抗折強度評価で得る抗折強度平均値の60%未満となるものを故障と判定した。故障率は40%未満が好ましい。
表1を見れば明らかなように、外層部厚みに因らず、連続膜厚みが0.2〜4.0μmであると、抗折強度の形状パラメータが良好になる事がわかる。その上、連続膜厚みが外層部に対して1〜20%であると、耐熱衝撃性がより向上する事がわかる。
本発明は、良好な機械的強度を有し、耐熱衝撃性を併せ持つ積層セラミック電子部品を提供できる。また、本発明は積層セラミックコンデンサに限らず、その他の表面実装型電子部品、たとえば、バリスタ、サーミスタ、LC複合部品などにも適用可能である。
1 積層型セラミック電子部品(積層セラミックコンデンサ)
2a 誘電体層
2b 外層部
3 内部電極層
4 素体端面
5 連続膜
6 端子電極
10 素体

Claims (4)

  1. ABO (但し、Aは少なくともBaを含み、Bは、少なくともTiを含むペロブスカイト型結晶を表す。)を主成分とする誘電体層と内部電極層とが、交互に積層された内層部と、該内層部を挟む一対の外層部とを備える積層体であり、
    前記外層部に、Ba−Si−Ti−O系結晶相を含む連続膜を備え、
    前記Ba−Si−Ti−O系結晶相は、フレスノイト結晶相を主相に含むことを特徴とする、積層型セラミック電子部品。
  2. 前記連続膜が、覆われずに露出している部分の面積比率が10%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の積層型セラミック電子部品。
  3. 前記連続膜の厚さは、0.2〜4.0μmであることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の積層型セラミック電子部品。
  4. 前記外層部に対する前記連続膜の厚さは、1〜20%であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層型セラミック電子部品。
JP2014121271A 2013-08-23 2014-06-12 積層型セラミック電子部品 Active JP6398349B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014121271A JP6398349B2 (ja) 2013-08-23 2014-06-12 積層型セラミック電子部品
KR1020140105677A KR101697950B1 (ko) 2013-08-23 2014-08-14 적층형 세라믹 전자 부품
US14/462,244 US9607767B2 (en) 2013-08-23 2014-08-18 Laminate-type ceramic electronic component
CN201410419233.5A CN104425127B (zh) 2013-08-23 2014-08-22 层叠型陶瓷电子部件

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013173378 2013-08-23
JP2013173378 2013-08-23
JP2014121271A JP6398349B2 (ja) 2013-08-23 2014-06-12 積層型セラミック電子部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015062216A JP2015062216A (ja) 2015-04-02
JP6398349B2 true JP6398349B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=52480179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014121271A Active JP6398349B2 (ja) 2013-08-23 2014-06-12 積層型セラミック電子部品

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9607767B2 (ja)
JP (1) JP6398349B2 (ja)
KR (1) KR101697950B1 (ja)
CN (1) CN104425127B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6376002B2 (ja) * 2014-03-04 2018-08-22 Tdk株式会社 誘電体組成物
JP6376001B2 (ja) * 2014-03-04 2018-08-22 Tdk株式会社 誘電体組成物
KR101808794B1 (ko) * 2015-05-07 2018-01-18 주식회사 모다이노칩 적층체 소자
JP6714840B2 (ja) 2015-07-17 2020-07-01 株式会社村田製作所 積層セラミック電子部品およびその製造方法
US10068710B2 (en) 2015-07-17 2018-09-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. Laminated ceramic electronic component and method for manufacturing same
JP6900157B2 (ja) 2015-07-17 2021-07-07 株式会社村田製作所 積層セラミックコンデンサ
CN106356191B (zh) 2015-07-17 2019-05-31 株式会社村田制作所 层叠陶瓷电容器、浆料及钙钛矿型构造
JP6795292B2 (ja) * 2015-09-15 2020-12-02 Tdk株式会社 積層電子部品
JP7145652B2 (ja) 2018-06-01 2022-10-03 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサおよびその製造方法
JP7446705B2 (ja) * 2018-06-12 2024-03-11 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサおよびその製造方法
KR102115521B1 (ko) * 2018-09-13 2020-05-26 삼성전기주식회사 적층형 커패시터
JPWO2023054185A1 (ja) * 2021-09-28 2023-04-06
CN117957626A (zh) * 2021-09-28 2024-04-30 株式会社村田制作所 层叠陶瓷电容器
WO2023054184A1 (ja) * 2021-09-28 2023-04-06 株式会社村田製作所 積層セラミックコンデンサ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06124807A (ja) 1992-10-13 1994-05-06 Murata Mfg Co Ltd 積層型チップ部品
JPH06214807A (ja) 1993-01-14 1994-08-05 Nec Software Ltd ジョブ起動方式
JP2000243648A (ja) * 1999-02-17 2000-09-08 Hitachi Aic Inc 積層セラミックコンデンサ
JP3531543B2 (ja) 1999-07-30 2004-05-31 株式会社村田製作所 積層セラミック電子部品の製造方法及び積層セラミック電子部品
JP4111006B2 (ja) * 2003-03-03 2008-07-02 株式会社村田製作所 誘電体セラミックおよびその製造方法ならびに積層セラミックコンデンサ
JP4683052B2 (ja) * 2008-01-28 2011-05-11 Tdk株式会社 セラミック素子
JP5263226B2 (ja) * 2010-07-05 2013-08-14 株式会社村田製作所 多層セラミック基板およびその製造方法
KR101581809B1 (ko) * 2012-06-29 2015-12-31 다이요 유덴 가부시키가이샤 적층 세라믹 콘덴서

Also Published As

Publication number Publication date
KR20150022678A (ko) 2015-03-04
KR101697950B1 (ko) 2017-01-19
US20150055273A1 (en) 2015-02-26
CN104425127B (zh) 2017-10-24
CN104425127A (zh) 2015-03-18
JP2015062216A (ja) 2015-04-02
US9607767B2 (en) 2017-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6398349B2 (ja) 積層型セラミック電子部品
JP3908723B2 (ja) 誘電体磁器組成物の製造方法
JP4858248B2 (ja) 誘電体磁器組成物および電子部品
JP5141708B2 (ja) 電子部品および電子部品の製造方法
US20120075768A1 (en) Dielectric ceramic composition and manufacturing method thereof, and ceramic electronic device
US8492301B2 (en) Dielectric ceramic composition and ceramic electronic component
JP4587924B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP6753221B2 (ja) 誘電体組成物および積層電子部品
JP2008254988A (ja) 誘電体セラミックス及びその製造方法並びに積層セラミックコンデンサ
JP5566434B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP5685931B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP5838968B2 (ja) 誘電体セラミック、積層セラミック電子部品、およびこれらの製造方法
JP5194370B2 (ja) 電子部品、誘電体磁器組成物およびその製造方法
JP6795302B2 (ja) セラミック電子部品
KR20130042578A (ko) 유전체 세라믹, 적층 세라믹 콘덴서, 및 이들의 제조방법
JP2007261913A (ja) 誘電体磁器組成物、電子部品および積層セラミックコンデンサ
JP2019129283A (ja) セラミックコンデンサおよびその製造方法
US8492302B2 (en) Dielectric ceramic composition and ceramic electronic component
JP2009096671A (ja) 誘電体セラミックス及び積層セラミックコンデンサ
JPWO2011162044A1 (ja) 誘電体セラミック組成物、および積層セラミック電子部品
JP5167591B2 (ja) 電子部品、誘電体磁器組成物およびその製造方法
JP6226078B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP2012206885A (ja) 誘電体磁器組成物の製造方法及び電子部品
JP5251993B2 (ja) 積層電子部品
JP5103761B2 (ja) 電子部品、誘電体磁器組成物およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6398349

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150