JP6380162B2 - 積層セラミック電子部品 - Google Patents

積層セラミック電子部品 Download PDF

Info

Publication number
JP6380162B2
JP6380162B2 JP2015036266A JP2015036266A JP6380162B2 JP 6380162 B2 JP6380162 B2 JP 6380162B2 JP 2015036266 A JP2015036266 A JP 2015036266A JP 2015036266 A JP2015036266 A JP 2015036266A JP 6380162 B2 JP6380162 B2 JP 6380162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
multilayer ceramic
facing
ceramic electronic
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015036266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015228481A (ja
Inventor
俊介 竹内
俊介 竹内
真史 西村
真史 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2015036266A priority Critical patent/JP6380162B2/ja
Priority to KR1020150053153A priority patent/KR101693188B1/ko
Priority to US14/702,875 priority patent/US9805866B2/en
Priority to CN201510226962.3A priority patent/CN105097277B/zh
Publication of JP2015228481A publication Critical patent/JP2015228481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6380162B2 publication Critical patent/JP6380162B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/005Electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/005Electrodes
    • H01G4/012Form of non-self-supporting electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/228Terminals
    • H01G4/232Terminals electrically connecting two or more layers of a stacked or rolled capacitor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/30Stacked capacitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)

Description

本発明は、積層セラミックコンデンサなどの積層セラミック電子部品に関する。
近年、電子機器の高性能化に伴い、積層セラミックコンデンサの大容量化及び小型化が進んでいる。積層セラミックコンデンサの大容量化のために、例えばチタン酸バリウムなどの高誘電率のセラミックス材料が用いられている。
高誘電率のセラミックス材料は圧電性及び電歪性を有する。そのため、高誘電率のセラミックス材料を用いた積層セラミックコンデンサに電圧が印加されると、機械的な歪みを生じる。上記歪みに起因して、積層セラミックコンデンサが振動することがあった。上記振動が回路基板に伝播することにより、可聴音の周波数帯域である20Hz〜20000Hz付近の周波数で回路基板が振動することがあった。そのため、いわゆる鳴き(acoustic noise)と称されている騒音が発生することがあった。
下記の特許文献1のコンデンサでは、回路基板上の電極ランドが分割されているため、コンデンサの端面の中心と電極ランドとが接合されていない。特許文献1においては、上記歪みに起因したコンデンサの振動の振幅が最も大きい部分は、コンデンサの端面の中心であると述べられている。コンデンサにおける振幅が最も大きい部分が電極ランドに接合されていないため、振動が回路基板に伝播され難い。
特開2013−65820号公報
しかしながら、特許文献1のように電極ランドを分割すると、コンデンサを回路基板に搭載する位置にずれが生じた場合に、実装不良が生じるおそれがある。
また、上述のように、近年では積層セラミックコンデンサの小型化が進んでいる。小型の積層セラミックコンデンサにおいては電極ランドの面積は小さいため、電極ランドの分割は困難である。よって、電極ランドの分割により、鳴きを抑制することは困難であった。
本発明の目的は、鳴き(acoustic noise)と呼ばれる騒音を低減できる、積層セラミック電子部品を提供することにある。
本発明に係る積層セラミック電子部品は、長さ方向及び幅方向に沿って延びており、互いに対向する第1,第2の主面と、長さ方向及び厚み方向に沿って延びており、互いに対向する第1,第2の側面と、幅方向及び厚み方向に沿って延びており、互いに対向する第1,第2の端面とを含むセラミック素体と、上記セラミック素体の内部に位置し、少なくとも一部同士が厚み方向に対向する対向部を含む第1,第2の内部電極と、上記第1の端面から上記第2の主面にわたって設けられており、上記第1の内部電極に電気的に接続された第1の端子電極と、上記第2の端面から上記第2の主面にわたって設けられており、上記第2の内部電極に電気的に接続された第2の端子電極とを備える。平面視において、上記第1,第2の端子電極の幅が、上記対向部における上記第1の内部電極の幅及び上記第2の内部電極の幅よりも小さい。
本発明に係る積層セラミック電子部品の他の特定の局面では、平面視において、上記第1の端子電極は、上記第2の主面に位置し、上記第1,第2の内部電極の前記対向部と重なる第1の重複部を含み、該第1の重複部における一対の幅方向端部は、上記第1,第2の内部電極の上記対向部の一対の幅方向端部の間に位置し、平面視において、上記第2の端子電極は、上記第2の主面に位置し、上記第1,第2の内部電極の対向部と重なる第2の重複部を含み、該第2の重複部における一対の幅方向端部は、上記第1,第2の内部電極の上記対向部の一対の幅方向端部の間に位置する。
本発明に係る積層セラミック電子部品のさらに他の特定の局面では、上記セラミック素体は、上記第2の主面および前記第1の側面に連なる第1の稜線部と、前記第2の主面および前記第の側面に連なる第2の稜線部とを含み、上記第1の稜線部及び上記第2の稜線部は丸められている。上記第1,第2の端子電極は上記第1,第2の稜線部に至っており、かつ上記第1,第2の側面に至っていない。
本発明に係る積層セラミック電子部品の他の特定の局面では、上記第1の内部電極は、上記対向部から上記第1の端面に至る引出し部を含み、該引出し部の上記対向部に連なる部分の幅は上記対向部の幅よりも小さく、かつ、該引出し部は、上記対向部に連なる部分から上記第1の端面に露出する部分まで徐々に幅が小さくなり、上記第2の内部電極は、上記対向部から上記第2の端面に至る引出し部を含み、該引出し部の上記対向部に連なる部分の幅は上記対向部の幅よりも小さく、かつ、該引出し部は、上記対向部に連なる部分から上記第2の端面に露出する部分まで徐々に幅が小さくなる。
本発明に係る積層セラミック電子部品の別の特定の局面では、上記第1の端子電極は上記第1の端面から上記第1の主面にわたって設けられている。上記第2の端子電極は上記第2の端面から上記第1の主面にわたって設けられている。
本発明に係る積層セラミック電子部品のさらに別の特定の局面では、平面視において、上記第1の端子電極は、上記第1の主面に位置し、上記第1及び第2の内部電極の上記対向部と重なる第3の重複部を含み、該第3の重複部における一対の幅方向端部は、上記第1,第2の内部電極の上記対向部の一対の幅方向端部の間に位置しており、平面視において、上記第2の端子電極は、上記第1の主面に位置し、上記第1,第2の内部電極の対向部と第4の重複部を含み、該第4の重複部の一対の幅方向端部は、上記第1,第2の内部電極の上記対向部の一対の幅方向端部の間に位置している。
本発明に係る積層セラミック電子部品のさらに別の特定の局面では、上記セラミック素体が、上記第1の主面及び上記第1の側面に連なる第3の稜線部と、上記第1の主面及び第2の側面に連なる第4の稜線部とを含み、上記第3の稜線部及び上記第4の稜線部は丸められている。上記第1,第2の端子電極は上記第3,第4の稜線部に至っており、かつ上記第1,第2の側面に至っていない。
本発明に係る積層セラミック電子部品のさらに別の特定の局面では、上記セラミック素体の厚み方向の寸法と幅方向の寸法とが異なり、長手方向において上記第1,第2の端面が対向している。
本発明によれば、騒音を低減できる、積層セラミック電子部品を提供することができる。
(a)は、本発明の第1の実施形態に係る積層セラミック電子部品の平面図であり、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る積層セラミック電子部品の端面方向から見た図であり、(c)は、本発明の第1の実施形態に係る積層セラミック電子部品の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る積層セラミック電子部品の側面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る積層セラミック電子部品が回路基板に実装された状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る積層セラミック電子部品及び比較のために作製した積層セラミック電子部品における端子電極の幅方向端部間の距離と、距離が0.67mmにおける場合の音圧値との騒音の音圧差との関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る積層セラミック電子部品の側面断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る積層セラミック電子部品が回路基板に実装された状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る積層セラミック電子部品が収納されているテーピング電子部品連の一実施形態を示す、テーピング電子部品連の長さ方向の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る積層セラミック電子部品の側面断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る積層セラミック電子部品の斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る積層セラミック電子部品の斜視図である。 本発明の第6の実施形態に係る積層セラミック電子部品の平面図である。 本発明の第7の実施形態に係る積層セラミック電子部品の平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1(a)、(b)及び(c)は、本発明の第1の実施形態に係る積層セラミック電子部品の平面図、端面方向から見た図及び斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係るセラミック電子部品の側面断面図である。
積層セラミック電子部品1は、直方体状のセラミック素体2を有する。セラミック素体2は、長さ方向及び幅方向に沿って延び互いに対向する第1,第2の主面2a,2b、長さ方向及び厚み方向に沿って延び互いに対向する第1,第2の側面2c,2d、及び幅方向及び厚み方向に延び互いに対向する第1,第2の端面2e,2fを有する。本実施形態では、セラミック素体2の長さ方向の寸法のほうが幅方向の寸法よりも大きい。なお、セラミック素体2の長さ方向の寸法のほうが幅方向の寸法よりも短くてもよい。
セラミック素体2は、それぞれ、セラミック素体2の3つの面に連なる第1〜第8の角部2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nを有する。
また、セラミック素体2は、それぞれ、セラミック素体2の2つの面に連なる第1〜第4の稜線部2o,2p,2q,2rを有する。
本実施形態では、セラミック素体2の第1〜第8の角部2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2n及び第1〜第4の稜線部2o,2p,2q,2rは丸められている。なお、セラミック素体2の第1〜第8の角部2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2n及び第1〜第4の稜線部2o,2p,2q,2rの少なくとも1つが丸められていなくてもよい。
本実施形態では、セラミック素体2は、高誘電率のセラミックス材料からなる。高誘電率のセラミックス材料としては、例えば、BaTiO、CaTiO及びSrTiOなどが挙げられる。なお、セラミック素体2には、Mn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物またはNi化合物などの適宜の副成分が添加されていてもよい。また、セラミック素体2は、Siやガラスなどを含んでいてもよい。
図2に示すように、セラミック素体2の内部には、第1,第2の内部電極3a,3bが設けられている。第1,第2の内部電極3a,3bは、厚み方向に互いに対向する対向部3a1,3b1を有する。
第1の内部電極3aは、対向部3a1に連なり、かつセラミック素体2の第1の端面2eまで延びる引き出し部3a2を有する。第2の内部電極3bは対向部3b1に連なり、かつセラミック素体2の第2の端面2fまで延びる引き出し部3b2を有する。
図1(a)に戻り、第1の内部電極3aは、対向部3a1において、第3,第4の幅方向端部3a11,3a12を有する。また、図1(b)に示すように、第2の内部電極3bは、対向部において、第3,第4の幅方向端部3b11,3b12を有する。
本実施形態では、第1の内部電極3aの引き出し部3a2は、対向部3a1に連なっている部分からセラミック素体2の第1の端面2eに露出する部分にかけて幅が徐々に小さくなっている。また、図2に示す第2の内部電極3bの引き出し部3b2は、対向部3b1に連なっている部分からセラミック素体2の第2の端面2fに露出する部分にかけて幅が徐々に小さくなっている。このように、引き出し部3a2,3b2の幅が小さくなっているので、丸められた第1〜第8の角部2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2n及び第1〜第4の稜線部2o,2p,2q,2rから引き出し部3a2,3b2が必要以上に露出するおそれが小さくなる。好ましくは、引き出し部3a2,3b2の対向部3a1,3b2に連なっている部分の幅は、対向部3a1,3b2の幅よりも小さい。これにより、引き出し部3a2,3b2が、必要以上に露出するおそれがさらに小さくなる。また、引き出し部3a2,3b2の幅を徐々に小さくすることによって、第1,第2の端面2e,2fと対向部3a1,3b1との間の部分において、内部電極の含有量が増え、固くなる。この場合、第1,第2の端面2e,2fと対向部3a1,3b1との間の部分の変形が抑制され、騒音を低減することが可能になる。なお、第1,第2の内部電極3a,3bの引き出し部3a2,3b2の幅の大きさは、特に限定されない。
セラミック素体2の第1,第2の端面2e,2fには、第1,第2の端子電極4a,4bが設けられている。図1(a)及び(b)に示すように、第1の端子電極4aは、第1,第2の幅方向端部4a1,4a2を有する。第2の端子電極4bは、第1,第2の幅方向端部4b1,4b2を有する。本実施形態では、第1の端子電極4aの第1の幅方向端部4a1と第2の幅方向端部4a2との距離は、セラミック素体2の第1の端面2e上と第1,第2の主面2a,2b上とにおいて同じ大きさである。また、第2の端子電極4bの第1の幅方向端部4b1と第2の幅方向端部4b2との距離は、セラミック素体2の第2の端面2f上と第1,第2の主面2a,2b上とにおいて同じ大きさである。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る積層セラミック電子部品が回路基板に実装された状態を示す斜視図である。
回路基板5上には第1,第2の電極ランド6a,6bが設けられている。第1,第2の電極ランド6a,6b上に接合剤7a,7bを介して積層セラミック電子部品1が搭載されている。積層セラミック電子部品1の第1の端子電極4aは、接合剤7aを介して電極ランド6aに電気的に接続されている。第2の端子電極4bは、接合剤7bを介して電極ランド6bに電気的に接続されている。本実施形態では、接合剤7a,7bははんだからなる。なお、接合剤7a,7bは他の適宜のろう材用金属などからなってもよい。
接合剤7a,7bは、第1,第2の端面2e,2fの第1,第2の端子電極4a,4bをぬれ上がることによりフィレットを形成している。積層セラミック電子部品1は、第2の主面2b側から回路基板5に実装されている。すなわち、本実施形態においては、第2の主面2bが実装面に相当する。
図1(a)及び(b)に戻り、第1の端子電極4aの第1の幅方向端部4a1と第2の幅方向端部4a2との距離、すなわち、第1の端子電極4aの幅を距離Aとする。第2の端子電極4bの第1の幅方向端部4b1と第2の幅方向端部4b2との距離、すなわち、第2の端子電極4bの幅を距離Bとする。上記距離A,Bは、第1,第2の内部電極3a,3bの対向部3a1,3b1における幅C,Dよりも平面視において小さい。また、第1,第2の端子電極4a,4bの第1,第2の幅方向端部4a1,4a2,4b1,4b2は、第1,第2の内部電極3a,3bの第3,第4の幅方向端部3a11,3a12,3b11,3b12よりも平面視において幅方向内側に位置している。このような構造が実現可能なのは、上述したように、図2に示す第1,第2の内部電極3a,3bの引き出し部3a2,3b2が、それぞれ対向部3a1,3b1に連なっている部分からセラミック素体2の第1,第2の端面2e,2fに露出する部分にかけて幅が小さくなっているためである。なお、平面視とは、積層セラミック電子部品1の主面に平行な断面を見ることであり、図1(a)で表される図として観察される。
本実施形態の特徴は、上記距離A,Bが上記幅C,Dよりも小さいことにある。それによって、騒音を低減することができる。これを以下において説明する。
本実施形態に係る積層セラミック電子部品の効果を見出すにあたって、本願発明者らは、実験を行った。まず、長さ方向の寸法は1.15mm、幅方向の寸法は0.69mm、厚み方向の寸法は0.68mmであるセラミック素体2を用意した。第1,第2の内部電極3a,3bの対向部3a1,3b1の幅C,Dは、いずれも0.527mmである。また、容量は10μFである。次に、本願発明者らは、上記距離Aを異ならせ、かつ上記距離Bを上記距離Aと等しくして複数の積層セラミック電子部品を作製した。そして、それぞれの積層セラミック電子部品における最大ピークとなる周波数5.33kHzにおける騒音の音圧を求めた。
図4は、実験において作製した積層セラミック電子部品の端子電極の幅方向端部間の距離を横軸に示し、当該距離における音圧値と、距離が0.67mmにおける音圧値との差を、音圧差として縦軸に示している。作製された積層セラミック電子部品それぞれの端子電極の幅は、0.081mm、0.162mm、0.324mm、0.500mm、0.527mm、0.647mm、0.670mmである。
図4における端子電極の幅方向端部間の距離は、上記距離A,Bに相当する。端子電極の幅方向端部間の距離A,Bが第1,第2の内部電極3a,3bの対向部3a1,3b1の幅C,D以上のとき、騒音の音圧には大きい変化はない。これに対して、端子電極の幅方向端部間の距離A,Bが第1,第2の内部電極3a,3bの対向部3a1,3b1の幅C,Dよりも小さいとき、騒音の音圧は著しく小さくなっている。
従って、本実施形態に係る積層セラミック電子部品1により、騒音を低減し得ることがわかる。
上記距離A,Bが上記幅C,Dよりも小さいことによって騒音を低減し得る理由は、以下の通りと考えられる。騒音は、積層セラミック電子部品内部の有効体積部の振動によって引き起こされる。端子電極の幅を狭めることで、端子電極と基板との接合部の幅も有効体積の幅より狭まり、有効体積部から基板へ伝達される振動量が抑えられる。そのため、騒音を低減することができる。
ところで、上記距離A,Bが上記幅C,Dよりも小さいことによって、積層セラミック電子部品1を回路基板5に実装する際、接合剤が積層セラミック電子部品1と回路基板5との間に溜まり、積層セラミック電子部品1の姿勢が不安定化するおそれがある。そこで、図1(b)に示すように、本実施形態におけるセラミック素体2には、実装面側である第2の主面2bの第3,第4の稜線部2q,2rが丸められている。それによって、図3に示す回路基板5に実装する際、第1,第2の電極ランド6a,6bと第1,第2の端子電極4a,4bとの間に間隙が生じる。さらに、第1,第2の端子電極4a,4bは、セラミック素体2の第3,第4の稜線部2q,2rに至っている。それによって、上記間隙に、溶融した接合剤7a,7bが入り込み、セラミック素体2の第3,第4の稜線部2q,2rからその周囲にかけてフィレットが形成される。それによって、騒音を低減する上述の構成を維持しつつ、積層セラミック電子部品1の実装姿勢を効果的に安定させることができる。
さらに、第1,第2の端子電極4a,4bは、セラミック素体2の第1,第2の側面2c,2dに至っていない。それによって、上記フィレットの形成を適度な範囲内に抑制することができる。そのため、複数の積層セラミック電子部品1を同じ回路基板5上に実装した場合において、隣接する積層セラミック電子部品1同士が接触した場合にも、互いの第1,第2の端子電極4a,4b同士が電気的に接触し難い。従って、実装する際に、積層セラミック電子部品1同士の間隔を小さくすることができる。積層セラミック電子部品1同士の間隔を小さくすることにより、積層セラミック電子部品1から回路基板5に伝達した振動が互いに打ち消しあって、騒音をより一層低減し得る。
なお、第1,第2の端子電極4a,4bの実装面の反対側の部分の形状は、本実施形態のように、実装面側の形状と同一としてもよい。すなわち、第1,第2の端子電極4a,4bは、第1,第2の側面2c,2dに至っていない限り、第1,第2の稜線部2o,2pに至っていてもよい。
ところで、第1,第2の端子電極4a,4bが、第1,第2の側面2c,2dに至っていない場合、積層セラミック電子部品1において割れやクラックが生じやすいことを発見している。そこで、本発明者らは、図1(a)及び図2に示すように、第1の端子電極4aは、上記第1,第2の主面2a,2b上に位置し、第1,第2の内部電極3a,3bの対向部3a1,3b1と平面視において重なる第1の重複部4a3,4a4を含むとともに、当該第1の重複部4a3,4a4の一対の幅方向端部が、対向部3a1,3b1の一対の幅方向端部の間に位置するように、積層セラミック電子部品を構成している。また、第2の端子電極4bは、上記第1,第2の主面2a,2b上に位置し第1,第2の内部電極3a,3bの対向部3a1,3b1と平面視において重なる第2の重複部4b3,4b4を含むとともに、当該第2の重複部4b3,4b4の一対の幅方向端部が、対向部3a1,3b1の一対の幅方向端部の間に位置するように、積層セラミック電子部品を構成している。それによって、積層セラミック電子部品1の割れやクラックはより一層生じ難い。この理由を以下において説明する。
例えば、積層セラミック電子部品の製造方法には、生のセラミック素体を焼成してセラミック素体を得た後、上記セラミック素体上に端子電極用ペーストを塗布し、焼き付けることにより第1,第2の端子電極を形成するという方法がある。この場合、上記第1,第2の端子電極の焼成時の熱収縮により、上記セラミック素体には引っ張り応力が付加される。それによって、積層セラミック電子部品に割れやクラックが生じることがあった。
本発明の第1の実施形態に係る積層セラミック電子部品1におけるセラミック素体2及び第1,第2の端子電極4a,4bは、上記積層セラミック電子部品と同様の方法で形成される。本実施形態においても、第1,第2の端子電極4a,4bとセラミック素体2との熱収縮差により、セラミック素体2に引っ張り応力が付加される。また、第1,第2の内部電極3a,3bとセラミック素体2との熱収縮差により、セラミック素体2に圧縮応力が付加される。しかしながら、本実施形態では、第1,第2の端子電極4a,4bの上記第1,第2の主面2a,2b上に位置している部分と第1,第2の内部電極3a,3bとは平面視において重なっている。そのため、セラミック素体2に付加される引っ張り応力は、上記圧縮応力により軽減される。従って、積層セラミック電子部品1の割れやクラックが生じ難い。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る積層セラミック電子部品の側面断面図である。
本実施形態に係る積層セラミック電子部品11においては、第1,第2の端子電極14a,14bはセラミック素体2の第2の主面2bから第1,第2の端面2e,2fにわたって設けられているが、セラミック素体2の第1の主面2a上には設けられていない。よって、厚み方向の寸法を小さくすることができる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る積層セラミック電子部品が回路基板に実装された状態を示す斜視図である。
積層セラミック電子部品11を回路基板5に実装する際、回路基板5上の第1,第2の電極ランド6a,6b上に接合剤7a,7bによるフィレットが形成される。図5及び図6に示すように、第1,第2の端子電極14a,14bの厚み方向端部14a1,14b1は、第1及び第2の端面2e,2f上にそれぞれ設けられている。そのため、接合剤7aの厚み方向端部7a1及び接合剤7bの厚み方向端部の位置は第1,第2の端子電極14a,14bの厚み方向端部14a1,14b1と同じ位置、またはセラミック素体2の第2の主面2bに近い位置となる。すなわち、第1,第2の端子電極14a,14bの厚み方向端部14a1,14b1の位置を調整することにより、接合剤7aの厚み方向端部7a1及び接合剤7bの厚み方向端部の位置を調整することができる。従って、騒音を低減できるように第1,第2の端子電極14a,14bの厚み方向端部14a1,14b1の位置を設計することができる。
積層セラミック電子部品11の第1の主面2a側の形状と第2の主面2b側の形状とは非対称である。よって、実装面である第2の主面2bを容易に識別することができる。従って、実装不良を低減することができる。
また、複数の積層セラミック電子部品11をテーピング電子部品連に収納する際、確実に積層セラミック電子部品11の方向を揃えることができる。以下に積層セラミック電子部品11が収納されているテーピング電子部品連の一実施形態を示す。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る積層セラミック電子部品が収納されているテーピング電子部品連の一実施形態を示す、テーピング電子部品連の長さ方向の断面図である。
テーピング電子部品連10は、複数の凹部18aが分布する長尺状のキャリアテープ18を有する。積層セラミック電子部品11は、キャリアテープ18の凹部18aの底面18a1側に第2の主面2bが向く姿勢で、凹部18aに収納されている。キャリアテープ18の各凹部18aを覆うように、カバーテープ19が設けられている。
テーピング電子部品連10に収納された積層セラミック電子部品11を実装する際には、まず、テーピング電子部品連10のカバーテープ19を取り外す。次に、積層セラミック電子部品11の第1の主面2a側から吸着し、第2の主面2b側から回路基板に実装する。そのため、テーピング電子部品連10においては、積層セラミック電子部品11の方向を揃える必要がある。積層セラミック電子部品11は、上記のように第1の主面2aと第2の主面2bとを容易に識別できるため、テーピング電子部品連10に収納するに際し、確実にかつ容易に方向を揃えることができる。
また、積層セラミック電子部品11の第1の主面2aには、第1,第2の端子電極14a,14bが設けられていない。よって、積層セラミック電子部品11の第1の主面2aには第1,第2の端子電極14a,14bによる凹凸がない。そのため、実装の際、積層セラミック電子部品11の第1の主面2a側をより確実に吸着することができる。従って、実装不良をより一層低減することができる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る積層セラミック電子部品の側面断面図である。
積層セラミック電子部品21は、第1,第2の内部電極23a,23bが厚み方向に積層されている内部電極層23Aを有する。厚み方向において、内部電極層23Aとセラミック素体22の第1の主面22aとの間には、第1の外層22Aが設けられている。また、内部電極層23Aとセラミック素体22の第2の主面22bとの間には、第2の外層22Bが設けられている。
本実施形態では、第2の外層22Bの厚みのほうが第1の外層22Aの厚みよりも大きい。それによって、内部電極層23Aと実装面である第2の主面22bとの距離が大きくなる。すなわち、内部電極層23Aから第1,第2の端子電極14a,14bの第2の主面22b側に振動が伝播する経路が長くなる。従って、騒音をより一層低減することができる。
また、本実施形態におけるセラミック素体22の厚みを上記第1の実施形態におけるセラミック素体2の厚みよりも大きくしても、積層セラミック電子部品21の厚みを第1の実施形態における積層セラミック電子部品1の厚み以下に収めることができる。それによって、厚み方向の寸法を定められている場合、第2の外層22Bの厚みをより一層大きくすることができる。従って、より一層騒音を低減することができる。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る積層セラミック電子部品の斜視図である。
積層セラミック電子部品31におけるセラミック素体32の全ての角部及び全ての稜線部は丸められていない。また、幅方向の寸法よりも厚み方向の寸法のほうが大きい。
ところで、電子部品を実装する際に電子部品の方向を認識するために一般的に用いられる方法として、透過認識を挙げることができる。透過認識は、電子部品の外形形状の投影図により電子部品の方向を認識する方法である。積層セラミック電子部品31の幅方向の寸法と厚み方向の寸法とは異なる。よって、積層セラミック電子部品31を実装する際、積層セラミック電子部品31の主面方向を確実に識別することができる。
好ましくは、積層セラミック電子部品31の厚み方向の寸法は幅方向の寸法よりも20%以上大きい。それによって、積層セラミック電子部品31を実装する際、積層セラミック電子部品31の主面方向を確実に識別することができる。
なお、本実施形態では、セラミック素体32の全ての角部及び全ての稜線部は丸められていないが、上記角部および稜線部の少なくとも1つが丸められていてもよい。
図10は、本発明の第5の実施形態に係る積層セラミック電子部品の斜視図である。
本実施形態では、第4の実施形態と同様、積層セラミック電子部品41におけるセラミック素体42の全ての角部及び全ての稜線部は丸められていない。しかし、本実施形態では、幅方向の寸法よりも厚み方向の寸法のほうが小さい。すなわち、積層セラミック電子部品41の幅方向の寸法と厚み方向主面の寸法とは異なる。よって、積層セラミック電子部品41を実装する際、積層セラミック電子部品41の主面方向を確実に識別することができる。
好ましくは、積層セラミック電子部品41の厚み方向の寸法は幅方向の寸法よりも20%以上小さい。それによって、積層セラミック電子部品41を実装する際、積層セラミック電子部品41の主面方向をより一層確実に識別することができる。
なお、本実施形態では、セラミック素体42の全ての角部及び全ての稜線部は丸められていないが、上記角部および稜線部の少なくとも1つが丸められていてもよい。
図11は、本発明の第6の実施形態に係る積層セラミック電子部品の平面図である。
積層セラミック電子部品51のセラミック素体2の第1の主面2aにおいては、セラミック素体2の第1の端面2e側から第2の端面2f側にかけて、第1の端子電極54aの第1の幅方向端部54a1と第2の幅方向端部54a2との距離が小さくなっている。また、セラミック素体2の第2の端面2f側から第1の端面2e側にかけて、第2の端子電極54bの第1の幅方向端部54b1と第2の幅方向端部54b2との距離が小さくなっている。第1,第2の端子電極54a,54bの上記第1の主面2a上に位置している部分と第1の内部電極3a及び第2の内部電極とは平面視において重なっている。
このような場合においても、第1の実施形態と同様に、第1,第2の端子電極54a,54bによりセラミック素体2に付加される引っ張り応力を軽減することができる。よって、積層セラミック電子部品51の割れやクラックはより一層生じ難い。
なお、本実施形態では第1,第2の端子電極54a,54bの上記第1の主面2a上に位置している部分の形状を示したが、第1,第2の端子電極54a,54bの上記第2の主面2b上に位置している部分の形状も、第1の実施形態とは異なる形状としてもよい。
図12は、本発明の第7の実施形態に係る積層セラミック電子部品の平面図である。
積層セラミック電子部品61のセラミック素体2の第1の主面2aにおいては、第1の端子電極64aの第1,第2の幅方向端部64a1,64a2は、平面視において曲線形状である。また、セラミック素体2の第1の端面2e側から第2の端面2f側にかけて、第1の端子電極64aの第1の幅方向端部64a1と第2の幅方向端部64a2との距離が小さくなっている。第2の端子電極64bの第1,第2の幅方向端部64b1,64b2は、平面視において曲線形状である。また、セラミック素体2の第2の端面2f側から第1の端面2e側にかけて、第2の端子電極64bの第1の幅方向端部64b1と第2の幅方向端部64b2との距離が小さくなっている。第1,第2の端子電極64a,64bの第1の主面2a上に位置している部分と第1の内部電極3a及び第2の内部電極とは平面視において重なっている。
このような場合においても、第1の実施形態と同様に、第1,第2の端子電極64a,64bによりセラミック素体2に付加される引っ張り応力を軽減することができる。よって、積層セラミック電子部品61の割れやクラックはより一層生じ難い。
なお、本実施形態では第1,第2の端子電極64a,64bの上記第1の主面2a上に位置している部分の形状を示したが、第1,第2の端子電極64a,64bの上記第2の主面2b上に位置している部分の形状も、第1の実施形態とは異なる形状としてもよい。
1…積層セラミック電子部品
2…セラミック素体
2a,2b…第1,第2の主面
2c,2d…第1,第2の側面
2e,2f…第1,第2の端面
2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2n…第1〜第8の角部
2o,2p,2q,2r…第1〜第4の稜線部
3a,3b…第1,第2の内部電極
3a1,3b1…対向部
3a11,3a12…第3,第4の幅方向端部
3b11,3b12…第3,第4の幅方向端部
3a2,3b2…引き出し部
4a,4b…第1,第2の端子電極
4a1,4a2…第1,第2の幅方向端部
4a3,4a4…第1の重複部
4b1,4b2…第1,第2の幅方向端部
4b3,4b4…第2の重複部
5…回路基板
6a,6b…第1,第2の電極ランド
7a,7b…接合剤
7a1…厚み方向端部
10…テーピング電子部品連
11…積層セラミック電子部品
14a,14b…第1,第2の端子電極
14a1,14b1…厚み方向端部
18…キャリアテープ
18a…凹部
18a1…底面
19…カバーテープ
21…積層セラミック電子部品
22…セラミック素体
22a,22b…第1,第2の主面
22A…第1の外層
22B…第2の外層
23a,23b…第1,第2の内部電極
23A…内部電極層
31…積層セラミック電子部品
32…セラミック素体
41…積層セラミック電子部品
42…セラミック素体
51…積層セラミック電子部品
54a,54b…第1,第2の端子電極
54a1,54a2…第1,第2の幅方向端部
54b1,54b2…第1,第2の幅方向端部
61…積層セラミック電子部品
64a,64b…第1,第2の端子電極
64a1,64a2…第1,第2の幅方向端部
64b1,64b2…第1,第2の幅方向端部

Claims (7)

  1. 長さ方向及び幅方向に沿って延びており、互いに対向する第1,第2の主面と、長さ方向及び厚み方向に沿って延びており、互いに対向する第1,第2の側面と、幅方向及び厚み方向に沿って延びており、互いに対向する第1,第2の端面とを含むセラミック素体と、
    前記セラミック素体の内部に位置し、少なくとも一部同士が厚み方向に対向する対向部を含む第1,第2の内部電極と、
    前記第1の端面から前記第2の主面にわたって設けられており、前記第1の内部電極に電気的に接続された第1の端子電極と、
    前記第2の端面から前記第2の主面にわたって設けられており、前記第2の内部電極に電気的に接続された第2の端子電極とを備えており、
    平面視において、前記第1,第2の端子電極の幅が、前記対向部における前記第1の内部電極の幅及び前記第2の内部電極の幅よりも小さく、
    前記セラミック素体が前記第2の主面および前記第1の側面に連なる第1の稜線部と、前記第2の主面および前記第の側面に連なる第2の稜線部とを含み、
    前記第1の稜線部及び前記第2の稜線部が丸められており、前記第1,第2の端子電極が前記第1,第2の稜線部に至っており、かつ前記第1,第2の側面に至っていない、積層セラミック電子部品。
  2. 平面視において、前記第1の端子電極は、前記第2の主面に位置し、前記第1,第2の内部電極の前記対向部と重なる第1の重複部を含み、該第1の重複部における一対の幅方向端部は、前記第1,第2の内部電極の前記対向部の一対の幅方向端部の間に位置し、
    平面視において、前記第2の端子電極は、前記第2の主面に位置し、前記第1,第2の内部電極の対向部と重なる第2の重複部を含み、該第2の重複部における一対の幅方向端部は、前記第1,第2の内部電極の前記対向部の一対の幅方向端部の間に位置する、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  3. 前記第1の内部電極は、前記対向部から前記第1の端面に至る引き出し部を含み、該引き出し部の前記対向部に連なる部分の幅は前記対向部の幅よりも小さく、かつ、該引き出し部は、前記対向部に連なる部分から前記第1の端面に露出する部分まで徐々に幅が小さくなり、
    前記第2の内部電極は、前記対向部から前記第2の端面に至る引き出し部を含み、該引き出し部の前記対向部に連なる部分の幅は前記対向部の幅よりも小さく、かつ、該引き出し部は、前記対向部に連なる部分から前記第2の端面に露出する部分まで徐々に幅が小さくなる、請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
  4. 前記第1の端子電極が前記第1の端面から前記第1の主面にわたって設けられており、前記第2の端子電極が前記第2の端面から前記第1の主面にわたって設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層セラミック電子部品。
  5. 平面視において、前記第1の端子電極は、前記第1の主面に位置し、前記第1及び第2の内部電極の前記対向部と重なる第3の重複部を含み、該第3の重複部における一対の幅方向端部は、前記第1,第2の内部電極の前記対向部の一対の幅方向端部の間に位置しており、
    平面視において、前記第2の端子電極は、前記第1の主面に位置し、前記第1,第2の内部電極の対向部と第4の重複部を含み、該第4の重複部の一対の幅方向端部は、前記第1,第2の内部電極の前記対向部の一対の幅方向端部の間に位置している、請求項4に記載の積層セラミック電子部品。
  6. 前記セラミック素体が、前記第1の主面及び前記第1の側面に連なる第3の稜線部と、前記第1の主面及び第2の側面に連なる第4の稜線部とを含み、
    前記第3の稜線部及び前記第4の稜線部が丸められており、前記第1,第2の端子電極が前記第3,第4の稜線部に至っており、かつ前記第1,第2の側面に至っていない、請求項4または5に記載の積層セラミック電子部品。
  7. 前記セラミック素体の厚み方向の寸法と幅方向の寸法とが異なり、長手方向において前記第1,第2の端面が対向している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の積層セラミック電子部品。
JP2015036266A 2014-05-09 2015-02-26 積層セラミック電子部品 Active JP6380162B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015036266A JP6380162B2 (ja) 2014-05-09 2015-02-26 積層セラミック電子部品
KR1020150053153A KR101693188B1 (ko) 2014-05-09 2015-04-15 적층 세라믹 전자부품
US14/702,875 US9805866B2 (en) 2014-05-09 2015-05-04 Laminated ceramic electronic component
CN201510226962.3A CN105097277B (zh) 2014-05-09 2015-05-06 层叠陶瓷电子部件

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014097731 2014-05-09
JP2014097731 2014-05-09
JP2015036266A JP6380162B2 (ja) 2014-05-09 2015-02-26 積層セラミック電子部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015228481A JP2015228481A (ja) 2015-12-17
JP6380162B2 true JP6380162B2 (ja) 2018-08-29

Family

ID=54368451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015036266A Active JP6380162B2 (ja) 2014-05-09 2015-02-26 積層セラミック電子部品

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9805866B2 (ja)
JP (1) JP6380162B2 (ja)
KR (1) KR101693188B1 (ja)
CN (1) CN105097277B (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016181597A (ja) 2015-03-24 2016-10-13 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
JP6632808B2 (ja) * 2015-03-30 2020-01-22 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
JP2016219624A (ja) * 2015-05-21 2016-12-22 京セラ株式会社 積層型コンデンサおよびその実装構造体
KR20170030962A (ko) 2015-09-10 2017-03-20 현대자동차주식회사 전기 자동차의 충격 완화 제어 방법 및 시스템
JP6405327B2 (ja) 2016-02-26 2018-10-17 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
JP6405329B2 (ja) 2016-02-26 2018-10-17 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
JP6405328B2 (ja) 2016-02-26 2018-10-17 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
JP6577906B2 (ja) 2016-05-30 2019-09-18 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
JP2018056543A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 積層型キャパシタ及びその製造方法
KR101992450B1 (ko) * 2017-08-23 2019-06-25 삼성전기주식회사 커패시터 부품 및 그 제조 방법
JP7017893B2 (ja) 2017-09-25 2022-02-09 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
JP7122818B2 (ja) * 2017-11-30 2022-08-22 太陽誘電株式会社 積層セラミック電子部品及びその製造方法
JP7107712B2 (ja) 2018-03-19 2022-07-27 太陽誘電株式会社 セラミック電子部品およびその製造方法
JP7221616B2 (ja) 2018-08-27 2023-02-14 太陽誘電株式会社 セラミック電子部品、セラミック電子部品の製造方法および電子部品実装回路基板
JP7178886B2 (ja) * 2018-11-27 2022-11-28 太陽誘電株式会社 積層セラミック電子部品及び実装基板
JP2021027087A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 太陽誘電株式会社 積層セラミック電子部品及び部品実装基板
JP7380291B2 (ja) * 2020-02-13 2023-11-15 Tdk株式会社 電子部品
KR20230103495A (ko) 2021-12-31 2023-07-07 삼성전기주식회사 적층형 커패시터
KR20230138670A (ko) 2022-03-24 2023-10-05 삼성전기주식회사 적층형 전자 부품

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09260184A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミックコンデンサ
JPH11186092A (ja) * 1997-12-25 1999-07-09 Tdk Corp チップ状電子部品
JP3548883B2 (ja) * 1998-03-06 2004-07-28 株式会社村田製作所 セラミック電子部品の製造方法
JP2001023864A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多連型電子部品
JP3459945B2 (ja) * 2001-08-06 2003-10-27 Tdk株式会社 積層チップ型電子部品
US6829134B2 (en) 2002-07-09 2004-12-07 Murata Manufacturing Co., Ltd. Laminated ceramic electronic component and method for manufacturing the same
JP3918095B2 (ja) * 2002-11-28 2007-05-23 株式会社村田製作所 積層セラミック電子部品及びその製造方法
EP1780813A4 (en) 2004-06-24 2010-07-07 Kyocera Corp MULTI-LAYER ELECTRONIC COMPONENT AND INJECTION SYSTEM USING THE SAME
JP2007043093A (ja) * 2005-07-05 2007-02-15 Taiyo Yuden Co Ltd 積層コンデンサ
JP4905497B2 (ja) * 2009-04-22 2012-03-28 株式会社村田製作所 電子部品
JP4582245B1 (ja) 2009-06-05 2010-11-17 株式会社村田製作所 電子部品の製造方法及び製造装置
JP4962536B2 (ja) * 2009-07-01 2012-06-27 株式会社村田製作所 電子部品
JP5423586B2 (ja) 2010-06-01 2014-02-19 株式会社村田製作所 セラミック電子部品
JP2012009766A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Kyocera Corp コンデンサ
JP5533387B2 (ja) 2010-07-21 2014-06-25 株式会社村田製作所 セラミック電子部品
JP5777302B2 (ja) 2010-07-21 2015-09-09 株式会社村田製作所 セラミック電子部品の製造方法、セラミック電子部品及び配線基板
JP5751080B2 (ja) * 2010-09-28 2015-07-22 株式会社村田製作所 積層セラミック電子部品
JP5566274B2 (ja) * 2010-11-26 2014-08-06 京セラ株式会社 積層型電子部品
JP2012164966A (ja) 2011-01-21 2012-08-30 Murata Mfg Co Ltd セラミック電子部品
JP5375877B2 (ja) * 2011-05-25 2013-12-25 Tdk株式会社 積層コンデンサ及び積層コンデンサの製造方法
JP5884653B2 (ja) 2011-09-01 2016-03-15 株式会社村田製作所 実装構造
JP5678919B2 (ja) 2012-05-02 2015-03-04 株式会社村田製作所 電子部品
KR102061507B1 (ko) * 2013-05-31 2020-01-02 삼성전기주식회사 적층 세라믹 전자부품 및 적층 세라믹 전자부품 실장 기판

Also Published As

Publication number Publication date
US9805866B2 (en) 2017-10-31
KR101693188B1 (ko) 2017-01-05
US20150325377A1 (en) 2015-11-12
JP2015228481A (ja) 2015-12-17
CN105097277B (zh) 2018-09-28
KR20150128554A (ko) 2015-11-18
CN105097277A (zh) 2015-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6380162B2 (ja) 積層セラミック電子部品
US8315035B2 (en) Multilayer capacitor and method of manufacturing same
JP6036979B2 (ja) 積層コンデンサ
KR102463337B1 (ko) 적층형 전자 부품 및 그 실장 기판
US9338889B2 (en) Method of manufacturing mounting substrate on which monolithic ceramic capacitors are mounted and mounting structure
KR102516765B1 (ko) 적층형 전자 부품 및 그 실장 기판
KR102414842B1 (ko) 적층형 전자 부품
JP2010161172A (ja) 積層コンデンサ及び積層コンデンサの実装構造
KR20190038974A (ko) 적층형 전자 부품 및 그 실장 기판
KR20140113453A (ko) 적층 콘덴서
JP2017028229A (ja) 積層型コンデンサおよびその実装構造体
KR20190024186A (ko) 적층형 전자 부품 및 그 실장 기판
KR102380840B1 (ko) 적층형 전자 부품 및 그 실장 기판
JP7547694B2 (ja) 積層型キャパシタ
JP6483400B2 (ja) 積層型コンデンサおよび実装構造
JP2009059888A (ja) 積層セラミックコンデンサ
KR20190116136A (ko) 적층형 전자 부품 및 그 실장 기판
WO2016208633A1 (ja) 積層型コンデンサおよびその実装構造体
KR20190116169A (ko) 적층형 전자 부품 및 그 실장 기판
KR101746601B1 (ko) 적층 세라믹 전자부품의 실장 구조체
JP2016219624A (ja) 積層型コンデンサおよびその実装構造体
JP2014187317A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JPWO2016051853A1 (ja) Lcフィルタ
KR20190041274A (ko) 적층형 전자 부품 및 그 실장 기판
JP2014183214A (ja) コンデンサ素子の実装構造および実装方法ならびに製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6380162

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150