JP5423586B2 - セラミック電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、セラミック電子部品に関する。
近年、携帯電話機や携帯音楽プレイヤーなどの電子機器の小型化に伴い、電子機器に搭載されるセラミック電子部品の薄型化・小型化が急速に進んできている。それに伴い、薄型化・小型化されたセラミック電子部品が種々開発されつつある。
しかしながら、セラミック電子部品の強度は、薄型化・小型化に伴って低下する。このため、薄型化・小型化されたセラミック電子部品では、セラミック電子部品の実装時や使用時にセラミック電子部品にクラックが生じる場合がある。
例えば、下記の特許文献1には、直方体状のセラミック素体の両端部の上に形成された第1及び第2の外部電極を有する積層セラミックコンデンサでは、外部電極が設けられているセラミック素体の両端部において、主面から厚み方向にクラックが生じることが記載されている。また、特許文献1には、上記クラックに水分などが侵入することにより、セラミック素体の内部に設けられた第1及び第2の内部電極間が短絡することを抑制できるとする技術が記載されている。
特開平6−163311号公報
上述のように、セラミック電子部品の薄型化・小型化が進んでいるが、例えば配線基板の内部に埋め混まれるセラミック電子部品には、薄型化が特に強く望まれている。そこで、本発明者らは、セラミック電子部品をさらに薄型化する試みをしていたところ、薄型化されたセラミック電子部品では、上記特許文献1に記載の技術を適用したとしても、内部電極間の短絡を十分に抑制できない場合があることを見出した。
本発明は、係る点に鑑みてなされたものであり、その目的は、セラミック素体と、セラミック素体の内部に形成された第1及び第2の内部電極とを有するセラミック電子部品であって、セラミック素体の厚み寸法が小さい場合であっても、第1及び第2の内部電極間の短絡が生じ難いセラミック電子部品を提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究の結果、厚み寸法が小さな薄型のセラミック素体を有するセラミック電子部品においては、長さ方向に沿った稜線部からセラミック素体の内部に向かってクラックが生じる場合があることを見出した。また、本発明者らは、その場合、クラックと端面とのなす角の大きさ(進入角度)は、30度未満であることを見出した。その結果、本発明者らは、本発明を成すに至った。
すなわち、本発明に係るセラミック電子部品は、直方体状のセラミック素体と、第1及び第2の内部電極とを備えている。第1及び第2の内部電極は、セラミック素体内において、セラミック素体の長さ方向及び幅方向に沿って形成されている。第1及び第2の内部電極は、セラミック素体の長さ方向の両端面のいずれか一方に引き出されている。セラミック素体は、セラミック素体の幅方向における中央に位置する中央部と、中央部の幅方向における一方側に位置する第1の端部と、中央部の幅方向における他方側に位置する第2の端部とを有する。中央部には、第1及び第2の内部電極が設けられている。第1及び第2の端部には、第1及び第2の内部電極が設けられていない。本発明に係るセラミック電子部品は、セラミック素体の厚み寸法をT、第1の端部の幅方向に沿った寸法をW1、第2の端部の幅方向に沿った寸法をW2としたときに、下記式(1)及び(2)を満たす。
W1>T ……… (1)
W2>T ……… (2)
本発明に係るセラミック電子部品のある特定の局面では、第1及び第2の内部電極は、厚み方向に対向するように配置されている。
本発明に係るセラミック電子部品の他の特定の局面では、セラミック電子部品は、第1及び第2の外部電極を有する。第1の外部電極は、セラミック素体の上に形成されている。第1の外部電極は、第1の内部電極に電気的に接続されている。第2の外部電極は、セラミック素体の上に形成されている。第2の外部電極は、第2の内部電極に電気的に接続されている。セラミック素体は、第1及び第2の主面と、第1及び第2の側面と、第1及び第2の端面とを有する。第1及び第2の主面は、長さ方向及び幅方向に沿って延びている。第1及び第2の側面は、長さ方向及び厚み方向に沿って延びている。第1及び第2の端面は、幅方向及び厚み方向に沿って延びている。第1及び第2の外部電極のそれぞれは、第1及び第2の主面、第1及び第2の側面並びに第1及び第2の端面のうちの、第1及び第2の主面並びに第1または第2の端面の上に実質的に形成されている。この構成では、第1及び第2の外部電極が第1及び第2の側面の上には実質的に形成されていない。このため、例えば、セラミック電子部品の温度が変化し、セラミック電子部品が膨張または収縮したときにも、第1及び第2の外部電極がセラミック素体に加える応力の大きさを小さくすることができる。従って、セラミック素体にクラックが発生することを効果的に抑制することができる。
本発明では、W1>TかつW2>Tとされている。このため、長さ方向に沿って延びる稜線部からセラミック素体の内部に向かってクラックが生じた場合であっても、クラックは、第1及び第2の内部電極が設けられている中央部に至りにくい。従って、第1及び第2の内部電極間が短絡することを抑制することができる。
第1の実施形態に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。 第1の実施形態に係るセラミック電子部品の略図的側面図である。 図1の線III−IIIにおける略図的断面図である。 図1の線IV−IVにおける略図的断面図である。 図3の線V−Vにおける略図的断面図である。 導電パターンが形成されたセラミックグリーンシートの略図的平面図である。 マザー積層体の略図的平面図である。 第2の実施形態に係るセラミック電子部品の略図的断面図である。 第3の実施形態に係るセラミック電子部品の略図的側面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の好ましい実施形態について、図1に示すセラミック電子部品1を例に挙げて説明する。但し、セラミック電子部品1は、単なる例示である。本発明は、以下に示すセラミック電子部品1及びその製造方法に何ら限定されない。
図1は、第1の実施形態に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。図2は、第1の実施形態に係るセラミック電子部品の略図的側面図である。図3は、図1の線III−IIIにおける略図的断面図である。図4は、図1の線IV−IVにおける略図的断面図である。図5は、図3の線V−Vにおける略図的断面図である。
まず、図1〜図5を参照しながら、セラミック電子部品1の構成について説明する。
図1〜図5に示すように、セラミック電子部品1は、セラミック素体10を備えている。セラミック素体10は、セラミック電子部品1の機能に応じた適宜のセラミック材料からなる。具体的には、セラミック電子部品1がコンデンサである場合は、セラミック素体10を誘電体セラミック材料により形成することができる。誘電体セラミック材料の具体例としては、例えば、BaTiO、CaTiO、SrTiO、CaZrOなどが挙げられる。なお、セラミック素体10には、所望するセラミック電子部品1の特性に応じて、上記セラミック材料を主成分として、例えば、Mn化合物、Mg化合物、Si化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物、希土類化合物などの副成分を適宜添加してもよい。
セラミック電子部品1がセラミック圧電素子である場合は、セラミック素体10を圧電セラミック材料により形成することができる。圧電セラミック材料の具体例としては、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系セラミック材料などが挙げられる。
セラミック電子部品1がサーミスタ素子である場合は、セラミック素体10を半導体セラミック材料により形成することができる。半導体セラミック材料の具体例としては、例えば、スピネル系セラミック材料などが挙げられる。
セラミック電子部品1が、インダクタ素子である場合は、セラミック素体10を磁性体セラミック材料により形成することができる。磁性体セラミック材料の具体例としては、例えば、フェライトセラミック材料などが挙げられる。
セラミック素体10は、直方体状に形成されている。図1〜図4に示すように、セラミック素体10は、長さ方向x及び幅方向yに沿って延びる第1及び第2の主面10a、10bを有する。セラミック素体10は、図1、図2、図4及び図5に示すように、厚み方向z及び長さ方向xに沿って延びる第1及び第2の側面10c、10dを有する。また、図2、図3及び図5に示すように、厚み方向z及び幅方向yに沿って延びる第1及び第2の端面10e、10fを備えている。
なお、本明細書において、「直方体状」には、角部や稜線部が面取り状またはR面取り状である直方体が含まれるものとする。すなわち、「直方体状」の部材とは、第1及び第2の主面、第1及び第2の側面並びに第1及び第2の端面とを有する部材全般を意味する。また、主面、側面、端面の一部または全部に凹凸などが形成されていてもよい。
本実施形態では、セラミック素体10は、(1/5)・W≦T≦(2/3)・Wを満たすことが好ましい。T≦0.3mmを満たすことが好ましい。T<W<Lを満たすことが好ましい。
但し、
L:セラミック素体の長さ寸法、
W:セラミック素体の幅寸法、
T:セラミック素体の厚み寸法、
である。
図3〜図5に示すように、セラミック素体10の内部には、略矩形状の複数の第1及び第2の内部電極11,12が厚み方向zに沿って等間隔に交互に配置されている。第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれは、第1及び第2の主面10a、10bと平行である。第1及び第2の内部電極11,12は、厚み方向zにおいて、セラミック層10gを介して、互いに対向している。
なお、セラミック層10gの厚さは、特に限定されない。セラミック層10gの厚さは、例えば、0.5μm〜10μm程度とすることができる。第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれの厚さも、特に限定されない。第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれの厚さは、例えば、0.3μm〜2μm程度とすることができる。
第1及び第2の内部電極11,12は、適宜の導電材料により形成することができる。第1及び第2の内部電極11,12は、例えば、Ni、Cu,Ag,Pd,Auなどの金属や、Ag−Pd合金などの、これらの金属の一種以上を含む合金により形成することができる。
図4及び図5に示すように、第1及び第2の内部電極11,12は、セラミック素体10の幅方向yにおける全体に形成されている訳ではない。第1及び第2の内部電極11,12は、セラミック素体10の幅方向yにおける中央部に形成されており、両端部には形成されていない。すなわち、セラミック素体10は、幅方向yにおける中央に位置し、第1及び第2の内部電極11,12が設けられている中央部10Aと、中央部10Aの幅方向yにおける一方側y1に位置し、第1及び第2の内部電極11,12が設けられていない第1の端部10Bと、中央部10Aの幅方向yにおける他方側y2に位置し、第1及び第2の内部電極11,12が設けられていない第2の端部10Cとを有する。
ここで、
W1:第1の端部10Bの幅方向に沿った寸法、
W2:第2の端部10Cの幅方向に沿った寸法、
とすると、本実施形態のセラミック電子部品1は、下記の式(1)及び式(2)を満たしている。
W1>T ……… (1)
W2>T ……… (2)
図1〜図5に示すように、セラミック素体10の表面の上には、第1及び第2の外部電極13,14形成されている。第1の外部電極13は、第1の内部電極11に電気的に接続されている。一方、第2の外部電極14は、第2の内部電極12に電気的に接続されている。
第1の外部電極13は、第1及び第2の主面10a、10b、第1及び第2の側面10c、10d並びに第1及び第2の端面10e、10fのうちの、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1の端面10eの上に形成されている。具体的には、第1の外部電極13は、第1の主面10aの上に形成されている第1の部分13aと、第2の主面10bの上に形成されている第2の部分13bと、第1の端面10eの上に形成されている第3の部分13cとを備えている。本実施形態では、第1の外部電極13は、第1及び第2の側面10c、10dの上には実質的に形成されていない。
第2の外部電極14は、第1及び第2の主面10a、10b、第1及び第2の側面10c、10d並びに第1及び第2の端面10e、10fのうちの、第1及び第2の主面10a、10b並びに第2の端面10fの上に形成されている。具体的には、第2の外部電極14は、第1の主面10aの上に形成されている第1の部分14aと、第2の主面10bの上に形成されている第2の部分14bと、第2の端面10fの上に形成されている第3の部分14cとを備えている。本実施形態では、第2の外部電極14は、第1及び第2の側面10c、10dの上には実質的に形成されていない。
このように、本実施形態では、第1及び第2の外部電極13,14が第1及び第2の側面10c、10dの上に実質的に形成されていない。このため、セラミック電子部品1を小型化することができる。
第1及び第2の外部電極13,14は、特に限定されず、例えば、Cu,Ni,Ag,Pd,Auなどの金属や、Ag−Pd合金などのこれらの金属のうちの一種以上を含む合金により形成することができる。また、第1及び第2の外部電極13,14は、セラミック素体10を構成するセラミック材料と主成分が同じセラミック材料を含有していてもよい。また、第1及び第2の外部電極13,14は、上記金属や合金からなる複数の導電層の積層体により構成することもできる。例えば、第1及び第2の外部電極13,14は、セラミック素体10の上に形成されており、下地層と、下地層の上に形成された1または複数のめっき層との積層体により構成することもできる。また、下地層とめっき膜との間に、応力緩和用の樹脂層を介在させてもよい。めっき層の厚みは、例えば、1μm〜10μm程度とすることができる。
第1及び第2の外部電極13,14の厚みは、特に限定されないが、例えば、10μm〜50μm程度とすることができる。
次に、本実施形態のセラミック電子部品1の製造方法の一例について説明する。
まず、セラミック素体10を構成するためのセラミック材料を含むセラミックグリーンシート20(図6を参照)を用意する。次に、図6に示すように、そのセラミックグリーンシート20の上に、導電性ペーストを塗布することにより、導電パターン21を形成する。なお、導電ペーストの塗布は、例えば、スクリーン印刷法などの各種印刷法により行うことができる。導電性ペーストは、導電性微粒子の他に、公知のバインダーや溶剤を含んでいてもよい。
次に、導電パターン21が形成されていない複数枚のセラミックグリーンシート20、第1または第2の内部電極11,12に対応した形状の導電パターン21が形成されているセラミックグリーンシート20、及び導電パターン21が形成されていない複数枚のセラミックグリーンシート20をこの順番で積層し、積層方向に静水圧プレスすることにより、図7に示すマザー積層体22を作製する。
次に、マザー積層体22の上に、第1及び第2の外部電極13,14形成用の導電パターン23を、スクリーン印刷法などの適宜の印刷法により形成する。
次に、仮想のカットラインLに沿ってマザー積層体22をカッティングすることにより、マザー積層体22から複数の生のセラミック積層体を作製する。なお、マザー積層体22のカッティングは、ダイシングや押切により行うことができる。
生のセラミック積層体作成後、バレル研磨などにより、生のセラミック積層体の稜線部及び稜線部の面取りまたはR面取り及び表層の研磨を行うようにしてもよい。
次に、生のセラミック積層体の両端面に、第1及び第2の外部電極13,14形成用の導電性ペーストを塗布する。この導電性ペーストの塗布は、例えば、ディップやスクリーン印刷などにより行うことができる。
次に、生のセラミック積層体の焼成を行う。この焼成工程において、セラミック素体10、第1及び第2の外部電極13,14の下地層並びに第1及び第2の内部電極11,12が同時焼成される(コファイア)。焼成温度は、使用するセラミック材料や導電性ペーストの種類により適宜設定することができる。焼成温度は、例えば、900℃〜1300℃程度とすることができる。なお、第1及び第2の外部電極13,14の下地層を形成する際、生のセラミック積層体の焼成を行った後に、導電性ペーストを塗布して700℃〜900℃程度で焼き付けてもよい(ポストファイア)。
次に、下地層の上にめっきを施すことにより、下地層とめっき膜との積層体からなる第1及び第2の外部電極13,14を形成し、セラミック電子部品1を完成させることができる。
ところで、本実施形態のセラミック電子部品1のように、W1>T及びW2>Tを満たすような薄型のセラミック電子部品においては、長さ方向xに沿って延びる稜線部からセラミック素体10にクラックが生じやすい。本発明者らが鋭意研究した結果、このクラックの進入角度(クラックと側面10c、10dとのなす角度)θは大きくとも30°であることが分かった。
ここで、本実施形態においては、W1>TかつW2>Tとされている。このため、進入角度が30°未満のクラックが稜線部から生じた場合においても、クラックが第1及び第2の内部電極11,12に至ることを十分に抑制することができる。従って、セラミック電子部品1は薄型であるにも関わらず、セラミック電子部品1では、第1及び第2の内部電極11,12間が短絡することが効果的に抑制されている。
また、本実施形態では、第1及び第2の側面10c、10dには、第1及び第2の外部電極13,14が実質的に形成されていない。このため、例えば、セラミック電子部品1の温度が変化し、セラミック電子部品1が膨張または収縮したときにも、第1及び第2の外部電極13,14がセラミック素体10に加える応力の大きさを小さくすることができる。従って、セラミック素体10にクラックが発生することを効果的に抑制することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態の他の例について説明する。但し、以下の説明において、上記第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の機能で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係るセラミック電子部品の略図的断面図である。
上記第1の実施形態では、第1及び第2の主面10a、10bのうち、第1または第2の外部電極13,14が形成されている部分と、第1または第2の外部電極13,14が形成されていない部分とが面一に形成されている例について説明した。但し、本発明はこの構成に限定されない。第1及び第2の主面10a、10bのうち、第1または第2の外部電極13,14が形成されている部分と、第1または第2の外部電極13,14が形成されていない部分とは、面一でなくてもよい。
例えば、図8に示すように、第1及び第2の主面10a、10bのうち、第1または第2の外部電極13,14が形成されている部分は、第1または第2の外部電極13,14が形成されていない部分よりも厚み方向zにおける内側に位置していてもよい。この場合は、セラミック電子部品1をより薄型化することができる。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態に係るセラミック電子部品の略図的側面図である。
上記第1の実施形態では、第1及び第2の側面10c、10d上には、第1及び第2の外部電極13,14が実質的に形成されない例について説明した。但し、図9に示すように、第1及び第2の外部電極13,14を、第1及び第2の側面10c、10d上にも形成してもよい。
このようにすることにより、セラミック電子部品1を配線基板に実装した場合のセラミック電子部品1と配線基板の接続信頼性を高めることができる。
1…セラミック電子部品
10…セラミック素体
10A…中央部
10B…第1の端部
10C…第2の端部
10a…第1の主面
10b…第2の主面
10c…第1の側面
10d…第2の側面
10e…第1の端面
10f…第2の端面
10g…セラミック層
11…第1の内部電極
12…第2の内部電極
13…第1の外部電極
13a…第1の外部電極の第1の部分
13b…第1の外部電極の第2の部分
13c…第1の外部電極の第3の部分
14…第2の外部電極
14a…第2の外部電極の第1の部分
14b…第2の外部電極の第2の部分
14c…第2の外部電極の第3の部分
20…セラミックグリーンシート
21…導電パターン
22…マザー積層体
23…導電パターン

Claims (3)

  1. 直方体状のセラミック素体と、
    前記セラミック素体内において、セラミック素体の長さ方向及び幅方向に沿って形成されており、前記セラミック素体の長さ方向の両端面のいずれか一方に引き出されている第1及び第2の内部電極と、
    を備えるセラミック電子部品であって、
    前記セラミック素体は、前記セラミック素体の幅方向における中央に位置し、前記第1及び第2の内部電極が設けられている中央部と、前記中央部の前記幅方向における一方側に位置し、前記第1及び第2の内部電極が設けられていない第1の端部と、前記中央部の前記幅方向における他方側に位置し、前記第1及び第2の内部電極が設けられていない第2の端部とを有し、
    前記セラミック素体の厚み寸法をT、前記第1の端部の前記幅方向に沿った寸法をW1、前記第2の端部の前記幅方向に沿った寸法をW2としたときに、下記式(1)及び(2)を満たす、セラミック電子部品。
    W1>T ……… (1)
    W2>T ……… (2)
  2. 前記第1及び第2の内部電極は、厚み方向に対向するように配置されている、請求項1に記載のセラミック電子部品。
  3. 前記セラミック素体の上に形成されており、前記第1の内部電極に電気的に接続されている第1の外部電極と、
    前記セラミック素体の上に形成されており、前記第2の内部電極に電気的に接続されている第2の外部電極と、
    をさらに備え、
    前記セラミック素体は、長さ方向及び幅方向に沿って延びる第1及び第2の主面と、長さ方向及び厚み方向に沿って延びる第1及び第2の側面と、幅方向及び厚み方向に沿って延びる第1及び第2の端面とを有し、
    前記第1及び第2の外部電極のそれぞれは、前記第1及び第2の主面、前記第1及び第2の側面並びに前記第1及び第2の端面のうちの、前記第1及び第2の主面並びに前記第1または第2の端面の上に実質的に形成されている、請求項1または2に記載のセラミック電子部品。
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