JP6828256B2 - Ntcサーミスタ素子 - Google Patents
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Description
NTCサーミスタ材料によりなるサーミスタ層と、前記サーミスタ層を介して互いに隔てられて積層される第1内部電極層および第2内部電極層と、を有するサーミスタ素体と、
前記サーミスタ素体の外表面のうち互いに対向する一対の端面に少なくとも一部がそれぞれ設けられている第1外部電極および第2外部電極と、を有しており、
前記第1内部電極層は前記第1外部電極に接続しており、前記第2内部電極層は前記第2外部電極に接続しており積層方向に関して前記第1内部電極層より前記外表面から遠くに配置されており、
前記積層方向から見て前記第1内部電極層と前記第2内部電極層とが重なる領域であって前記積層方向に関して前記第1内部電極層と前記第2内部電極層の間に挟まれるサーミスタ機能領域は、前記サーミスタ機能領域から前記第2外部電極までの距離が、前記サーミスタ機能領域から前記第1外部電極までの距離より長くなるように配置されていることを特徴とする。
前記第2電極側面部は、前記側面の両辺に位置する2つの第2電極辺部が、前記側面における前記第2電極辺部の間に位置する第2電極中央部に比べて、前記サーミスタ素体の他方の前記端面へ向かってせり出していてもよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係るNTCサーミスタ素子10を表す外観図である。NTCサーミスタ素子10は、略直方体の外形状を有するサーミスタ素体20と、サーミスタ素体20の外表面21に形成された第1外部電極44および第2外部電極46を有する。第1外部電極44および第2外部電極46は、サーミスタ素体20の外表面21のうち互いに対向する一対の端面である第1端面21aおよび第2端面21bに、少なくとも一部がそれぞれ設けられている。
図5は、本発明の第2実施形態に係るNTCサーミスタ素子100を積層方向(Z軸正方向側)から見た上面図である。NTCサーミスタ素子100は、第1外部電極144および第2外部電極146の形状と、第2内部電極層138の形状が異なる点で図2等に示すNTCサーミスタ素子10とは異なるが、その他の部分についてはNTCサーミスタ素子10と同様である。NTCサーミスタ素子100の説明では、第1実施形態に係るNTCサーミスタ素子10との相違点のみを説明し、共通点については説明を省略する。
図6は、本発明の第3実施形態に係るNTCサーミスタ素子200の断面図である。NTCサーミスタ素子200は、サーミスタ素体220が第1ダミー内部電極層233および第2ダミー内部電極層239を有する点で図4に示すNTCサーミスタ素子10と異なるが、それ以外の部分についてはNTCサーミスタ素子10と同様である。
次に、上述の実施形態を具体化した実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
サーミスタ材料:四三酸化マンガン(Mn3O4)、酸化ニッケル、酸化アルミニウム
グリーンシート用スラリー:サーミスタ材料100重量部、ポリビニルブチラール樹脂10重量部、ジオクチルフタレート(DOP)5重量部、アルコール100重量部を混合して作製
内部電極ペースト:Pdペースト
グリーンシートの作製:ドクターブレード法
グリーンシートへの導体パターンの形成:スクリーン印刷法
グリーン状態の素子本体への熱処理条件:(1)脱バインダ 昇温速度30℃/時間、保持温度300〜400℃、保持時間8時間、雰囲気 空気中 (2)焼成 昇温速度200℃/時間、保持温度1000〜1400℃、保持時間2時間、雰囲気 空気中 (3)アニール 昇温速度200℃/時間、保持温度600〜800℃、保持時間2時間、雰囲気 空気中
外部電極の形成:サーミスタ素体20の側面をSiO2被膜(スパッタ)で覆った後、両端部にAg電極を形成し、さらにNiメッキ層およびSnメッキ層を形成
外形寸法:0.4mm(X方向)×0.2mm(Y方向)×0.09mm(Z方向)
第1外部電極、第2外部電極のX方向長さ:0.1mm
サーミスタ機能領域の寸法:0.12mm(X方向)×0.07mm(Y方向)×0.1mm(Z方向)
サーミスタ機能領域のX方向位置(X/Y):0.47〜2.14(ただし、XはX負方向側の素子端面からサーミスタ機能領域までの距離、YはX正方向側の素子端面からサーミスタ機能領域までの距離(図7参照))
20、120、220…サーミスタ素体
21…外表面
21a、221a…第1端面
21b、221b…第2端面
21c、121c…側面
24、26、124…サーミスタ機能領域
32、34、132…第1内部電極層
38、138…第2内部電極層
44、144…第1外部電極
44b…第1電極端面部
44c、144c…第1電極側面部
46、146…第2外部電極
46b、146b…第2電極端面部
46c、146c…第2電極側面部
146cb…第2電極辺部
146cc…第2電極中央部
233…第1ダミー内部電極層
239…第2ダミー内部電極層
Claims (3)
- NTCサーミスタ材料によりなるサーミスタ層と、前記サーミスタ層を介して互いに隔てられて積層される第1内部電極層および第2内部電極層と、を有するサーミスタ素体と、
前記サーミスタ素体の外表面のうち互いに対向する一対の端面に少なくとも一部がそれぞれ設けられている第1外部電極および第2外部電極と、を有しており、
前記第1内部電極層は前記第1外部電極に接続しており、前記第2内部電極層は前記第2外部電極に接続しており積層方向に関して前記第1内部電極層より前記外表面から遠くに配置されており、
前記積層方向から見て前記第1内部電極層と前記第2内部電極層とが重なる領域であって前記積層方向に関して前記第1内部電極層と前記第2内部電極層の間に挟まれるサーミスタ機能領域は、前記サーミスタ機能領域から前記第2外部電極までの距離が、前記サーミスタ機能領域から前記第1外部電極までの距離より長くなるように配置されており、
前記サーミスタ素体は、一対の前記第1内部電極層と、前記一対の前記第1内部電極層の間にある1つの前記第2内部電極層と、前記端面の一つである第1端面で前記第1外部電極に接続しており、前記第2内部電極層と同一平面に沿って配置されており、一対の前記端面を接続する第1方向の長さがいずれの前記第1内部電極層より短い第1ダミー内部電極層と、を有し、
前記第1内部電極層の前記積層方向および一対の前記端面を接続する第1方向に垂直な第2方向の長さをW1とし、前記サーミスタ素体の前記第2方向の長さをW2とし、前記積層方向に関する前記第1内部電極層から前記外表面までの距離をaとした場合、W1≦W2−2aであり、前記積層方向に関する一方の前記第1内部電極層から前記外表面までの最短距離は、前記積層方向に関する他方の前記第1内部電極層から前記外表面までの最短距離より長いことを特徴とするNTCサーミスタ素子。 - 前記第2外部電極は、前記サーミスタ素体の一方の前記端面に設けられる第2電極端面部と、前記第2電極端面部に接続しており前記サーミスタ素体において前記端面に垂直な側面に設けられる第2電極側面部と、を有しており、
前記第2電極側面部は、前記側面の両辺に位置する2つの第2電極辺部が、前記側面における前記第2電極辺部の間に位置する第2電極中央部に比べて、前記サーミスタ素体の他方の前記端面へ向かってせり出していることを特徴とする請求項1に記載のNTCサーミスタ素子。 - 前記サーミスタ機能領域は、前記積層方向および一対の前記端面を接続する第1方向に垂直な第2方向から見て前記第1外部電極および前記第2外部電極とは重ならないことを特徴とする請求項1または2に記載のNTCサーミスタ素子。
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