JP6379994B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラムに関する。
レーザプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置に備えられる定着装置は、ヒータによって加熱される定着ベルトなどの加熱部材と、加熱部材に接触した状態で回転する加圧ローラとを主に備えている。加圧ローラは、温度が上昇するとローラ部分が膨張することで、その径が変化する。そのため、特に加圧ローラに駆動力が入力されることで用紙を搬送する定着装置においては、加圧ローラの径の変化によって加圧ローラの周速が変化するので、用紙の搬送速度が変化してしまうという問題が発生する。
そこで、例えば、特許文献1には、定着装置に、加圧ローラの芯金の温度を検出するサーミスタを設け、サーミスタが検出した温度に基づいて加圧ローラの回転速度を制御する構成が開示されている。
2007−298720号公報
ところで、従来技術は、サーミスタが芯金に接触しているため、例えば、定着ベルトと定着ローラとの間から漏れたグリスなどによって芯金が汚れると、芯金の回転によってグリスなどがサーミスタと芯金との間に入り込み、サーミスタが汚れるおそれがある。サーミスタが汚れると、温度を精度良く検出できなくなるため、加圧ローラの回転速度を精度良く制御することができなくなる。また、定着装置に、加圧ローラの温度を検出するセンサを新たに設けると、コストアップやサイズアップを招く。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、加圧ローラの温度を検出するセンサを設けることなく、加圧ローラの回転速度を、温度変化による加圧ローラの径の変化に対応させて制御することができる画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、装置本体と、ヒータおよび前記ヒータによって加熱される加熱部材を有する加熱ユニットと、前記加熱部材に接触した状態で駆動力が入力されることで回転する加圧ローラと、前記加熱ユニットの温度を検出する温度検出部材と、前記温度検出部材が検出した温度と、前記加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて前記加圧ローラの回転速度を制御する制御部と、を備える。
このような構成によれば、加圧ローラの温度を検出するセンサを設けることなく、加圧ローラの回転速度を、温度変化による加圧ローラの径の変化に対応させて制御することができる。
前記した画像形成装置において、前記制御部は、前記温度検出部材が検出した温度と、前記パラメータとに基づいて前記加圧ローラの温度を予測し、予測した前記加圧ローラの温度に基づいて前記加圧ローラの回転速度を決定する構成とすることができる。
前記した画像形成装置において、前記制御部は、前記加圧ローラの温度の前回予測値に、温度変化量を加算することで前記加圧ローラの温度を予測し、前記温度変化量は、前記加圧ローラと前記加熱部材のニップ位置の温度と、前記前回予測値との差分に、第1の係数を乗算する第1の項を含む構成とすることができる。
前記した画像形成装置において、前記第1の係数は、前記パラメータとしての前記加圧ローラの回転の有無に応じて異なる値が設定される構成とすることができる。
前記した画像形成装置において、前記第1の係数は、前記加圧ローラが回転している場合、前記パラメータとしての前記加圧ローラと前記加熱部材との間のシートの有無に応じて異なる値が設定される構成とすることができる。
前記した画像形成装置において、前記ニップ位置の温度は、前記加圧ローラと前記加熱部材との間にシートがある場合、シート温度に設定され、前記加圧ローラと前記加熱部材との間にシートがない場合、前記温度検出部材が検出した温度に設定される構成とすることができる。
前記した画像形成装置において、前記制御部は、前記加圧ローラの温度の前回予測値に、温度変化量を加算することで前記加圧ローラの温度を予測し、前記温度変化量は、前記加圧ローラの周囲の部材の温度と、前記前回予測値との差分に、第2の係数を乗算する第2の項を含む構成とすることができる。
前記した画像形成装置において、前記制御部は、前記加圧ローラの周囲の部材の温度TFnを、前記加圧ローラの周囲の部材の温度の前回値TFn-1、前記温度検出部材が検出した温度TH、前記前回予測値TPn-1および係数A4,A5から、下記の式に基づいて算出する構成とすることができる。
TFn=TFn-1+{A4(TH−TFn-1)+A5(TPn-1−TFn-1)}
前記した画像形成装置において、前記制御部は、前記加圧ローラの温度の前回予測値に、温度変化量を加算することで前記加圧ローラの温度を予測し、前記温度変化量は、前記パラメータとしての環境温度と、前記前回予測値との差分に、第3の係数を乗算する第3の項を含む構成とすることができる。
前記した画像形成装置は、前記装置本体内を冷却するファンを備え、前記第3の係数は、前記パラメータとしての前記ファンの作動状態に応じて異なる値が設定される構成とすることができる。
前記した画像形成装置において、前記加熱部材は、回転可能なエンドレスベルトであり、前記加熱ユニットは、前記加圧ローラとの間で前記加熱部材を挟んだ状態で前記加熱部材の内周面に摺接するニップ部材を有し、前記温度検出部材は、前記ニップ部材の温度を検出する構成とすることができる。
前記した画像形成装置において、前記制御部は、第1の時間ごとに前記加圧ローラの回転速度を決定する構成とすることができる。
前記した画像形成装置において、前記制御部は、一のシートが前記加熱部材と前記加圧ローラの間を通過した後、次のシートが前記加熱部材と前記加圧ローラの間に入る前に、前記加圧ローラの回転速度を切り替える構成とすることができる。
これによれば、画像の乱れを抑制することができる。
前記した画像形成装置は、シートの搬送方向における前記加圧ローラの下流側に設けられ、シートの通過を検知する第1検知センサを備え、前記制御部は、前のシートが前記第1検知センサを通過した後に、前記加圧ローラの回転速度を切り替える構成とすることができる。
また、前記した画像形成装置は、シートの搬送方向における前記加圧ローラの上流側に設けられ、シートの有無を検知する第2検知センサを備え、前記制御部は、前記第2検知センサがシートを検知して第2の時間が経過したときに、前記加圧ローラの回転速度を切り替える構成とすることができる。
また、前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置の制御方法は、装置本体と、ヒータおよび前記ヒータによって加熱される加熱部材を有する加熱ユニットと、前記加熱部材に接触した状態で駆動力が入力されることで回転する加圧ローラと、前記加熱ユニットの温度を検出する温度検出部材と、前記加圧ローラの回転速度を制御する制御部と、を備える画像形成装置の制御方法であって、前記温度検出部材が検出した温度と、前記加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて前記加圧ローラの回転速度を制御する処理を実行する。
また、前記した目的を達成するため、本発明のプログラムは、装置本体と、ヒータおよび前記ヒータによって加熱される加熱部材を有する加熱ユニットと、前記加熱部材に接触した状態で駆動力が入力されることで回転する加圧ローラと、前記加熱ユニットの温度を検出する温度検出部材と、を備える画像形成装置を制御するコンピュータに適用されるプログラムであって、前記コンピュータに、前記温度検出部材が検出した温度と、前記加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて前記加圧ローラの回転速度を制御する処理を実行させる。
本発明によれば、加圧ローラの温度を検出するセンサを設けることなく、加圧ローラの回転速度を、温度変化による加圧ローラの径の変化に対応させて制御することができる。
画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタの全体構成を示す図である。 定着装置の主要部の構成を示す断面図である。 ニップ板を示す斜視図である。 定着装置、モータおよび制御部を示す図である。 制御部による加圧ローラの回転速度決定の処理を示すフローチャートである。 第1実施形態における制御部による加圧ローラの回転速度制御の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における制御部による加圧ローラの回転速度制御の処理を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
次に、第1実施形態について説明する。なお、以下においては、まず、画像形成装置や定着装置の主要部の構成について説明し、その後に発明の特徴部分に係る構成や制御について詳細に説明する。また、以下の説明において、方向は、画像形成装置を使用するユーザを基準にした方向で説明する。具体的には、ユーザから見て手前側である図1の左側を「前」とし、ユーザから見て奥側である図1の右側を「後」とし、図1の紙面手前側を「右」とし、図1の紙面奥側を「左」とする。また、図1の上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタ1は、シートの一例としての用紙Sの両面に画像を形成可能に構成されており、装置本体の一例としての本体筐体2と、給紙ユニット3と、露光装置5と、プロセスユニット6と、転写ユニット7と、定着装置8とを主に備えている。なお、本実施形態においては、露光装置5、プロセスユニット6および転写ユニット7が、用紙Sに現像剤像を形成する像形成部4を構成している。
給紙ユニット3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Sが収容される給紙トレイ31と、圧板32と、給紙ローラ33と、分離ローラ34と、分離パッド35と、搬送ローラ36と、レジストローラ37とを主に備えている。給紙ユニット3は、給紙トレイ31に収容された用紙Sを、圧板32によって押し上げて給紙ローラ33に寄せ、給紙ローラ33によって送り出す。そして、送り出された用紙Sを、分離ローラ34と分離パッド35の間で1枚ずつ分離して、搬送ローラ36やレジストローラ37によって像形成部4に供給する。
露光装置5は、本体筐体2内の上部に設けられ、図示しない複数のレーザ光源やポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。露光装置5は、画像データに基づいて各レーザ光源から出射されるレーザ光(鎖線参照)を、各感光体ドラム61の表面で高速走査することで、各感光体ドラム61の表面を露光する。
プロセスユニット6は、給紙トレイ31と露光装置5の間に配置され、ドロワ60と、4つの感光体ドラム61と、各感光体ドラム61に対応して1つずつ設けられた帯電器62および現像カートリッジ63とを主に備えている。各現像カートリッジ63は、それぞれ、現像ローラ64や供給ローラ65、層厚規制ブレード66、トナー(現像剤)を収容する収容部67などを備えている。収容部67内のトナーは、供給ローラ65から現像ローラ64に供給され、現像ローラ64と層厚規制ブレード66の間で一定の厚さに規制された上で、現像ローラ64上に担持される。
ドロワ60は、感光体ドラム61などを保持する部材であり、フロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対し着脱可能に装着される構成となっている。これにより、感光体ドラム61は、ドロワ60とともに交換可能となっている。また、ドロワ60は、各現像カートリッジ63を着脱可能に支持している。これにより、現像カートリッジ63は、ドロワ60を本体筐体2内から引き出した状態で交換可能となっている。
プロセスユニット6は、感光体ドラム61の表面を、帯電器62によって一様に帯電し、露光装置5からのレーザ光によって露光することで、感光体ドラム61上に静電潜像を形成する。次に、現像ローラ64が担持するトナーを感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給することで、静電潜像を可視像化し、感光体ドラム61上にトナー像(現像剤像)を形成する。
転写ユニット7は、給紙トレイ31とプロセスユニット6の間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、駆動ローラ71と従動ローラ72の間に張設された無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを主に備えている。搬送ベルト73は、外側の面が各感光体ドラム61に接しており、その内側には各転写ローラ74が各感光体ドラム61との間で搬送ベルト73を挟持するように配置されている。転写ユニット7は、給紙ユニット3から供給された用紙Sを、感光体ドラム61と転写ローラ74との間で搬送することで、感光体ドラム61上のトナー像を用紙Sに転写する。
定着装置8は、プロセスユニット6の後方に配置され、加熱ユニット100と、加圧ローラ140とを主に備えている。そして、図2および図3に示すように、加熱ユニット100は、加熱部材の一例としての定着ベルト110と、ヒータの一例としてのハロゲンランプ120と、ニップ部材の一例としてのニップ板130と、反射板150と、ステイ160と、温度検出部材の一例としてのサーミスタ170と、サーモスタット180とを主に備えて構成されている。
図2に示すように、定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する筒状の部材(エンドレスベルト)であり、ステンレス鋼などの金属から形成された素管と、素管の外周面に形成されたフッ素樹脂などからなるコート層とを主に有している。定着ベルト110は、カバー部材200に形成されたガイド310,320,330などによって案内されることで、図示反時計回りに回転可能に設けられている。また、定着ベルト110は、カバー部材200に設けられた線バネ201によって付勢されることでテンションがかけられている。定着ベルト110の内周面には、定着ベルト110とニップ板130などとの摺動性を高めるため、図示しないグリスが配置されている。
ハロゲンランプ120は、ニップ板130や定着ベルト110を加熱することで用紙S上に転写されたトナーを加熱する部材であり、定着ベルト110の内側で、定着ベルト110の内周面から所定の間隔を隔てて配置されている。
ニップ板130は、ハロゲンランプ120からの輻射熱を受ける部材であり、定着ベルト110の内側で、ハロゲンランプ120と所定の間隔を隔てて配置されている。より詳細には、ニップ板130は、加圧ローラ140との間で定着ベルト110を挟んだ状態で、定着ベルト110の内周面に摺接するように配置されている。ニップ板130は、例えば、ステイ160よりも熱伝導率が大きい、アルミニウム板などを折り曲げることで形成されている。図3に示すように、ニップ板130は、左右方向に長い板状部131と、板状部131の前端から上方に向けて屈曲する前側屈曲部132と、板状部131の後端から上方に向けて延びる後側屈曲部133と、後側屈曲部133の上端から後方に向けて延びる3つの被検知部134A,134B,134Cとを主に有している。
図2に示すように、加圧ローラ140は、定着ベルト110との間でトナー像が形成された用紙Sを搬送する部材であり、ニップ板130との間で定着ベルト110を挟んでニップ板130の下方に配置されている。加圧ローラ140は、スチールなどの金属から形成されたシャフト141と、シャフト141の周囲に設けられた弾性を有するローラ本体142とを主に有している。加圧ローラ140および加熱ユニット100は、一方が他方に向けて付勢されている。これにより、加圧ローラ140は、ローラ本体142の一部が弾性変形した状態でニップ板130との間で定着ベルト110を挟むことで、定着ベルト110との間でニップNを形成する。
加圧ローラ140は、シャフト141の端部に設けられた駆動入力ギヤ143(図4参照)に駆動力が入力されることで、ローラ本体142が定着ベルト110に接触した状態で回転するように構成されている。加圧ローラ140が回転駆動すると定着ベルト110が従動回転し、これによって、加熱ユニット100と加圧ローラ140との間で用紙Sを搬送することができるようになっている。
反射板150は、ハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に反射する部材であり、定着ベルト110の内側で、ハロゲンランプ120を取り囲むように配置されている。反射板150は、例えば、アルミニウム板などを折り曲げることで形成され、断面視略U字形状をなす反射部151と、反射部151の前後の端から前後方向外側に向けて延びるフランジ部152とを主に有している。
ステイ160は、反射板150のフランジ部152を介してニップ板130を支持することで加圧ローラ140から荷重が加わるニップ板130の剛性を確保する部材であり、定着ベルト110の内側で反射板150を取り囲むように配置されている。ステイ160は、例えば、鋼板などを断面視略U字形状に折り曲げることで形成され、上壁161と、上壁161の前端から下方に延びる前壁162と、上壁161の後端から下方に延びる後壁163と、前壁162の下端から前方に延びるフランジ部164とを主に有している。
図3に示すように、サーミスタ170およびサーモスタット180は、加熱ユニット100の温度を検出する部材であり、定着ベルト110の内側に配置されている。より詳細には、サーミスタ170は、ニップ板130の被検知部134A,134Bに対向して配置され、サーモスタット180は、被検知部134Cに対向して配置されて、それぞれがニップ板130の温度を検出するように設けられている。サーミスタ170が検出した温度の情報は、ハロゲンランプ120の制御、すなわち、定着装置8の温度制御に利用される。なお、定着装置8の温度制御については、広く公知の手法を採用することができるので、本明細書では詳細な説明を省略する。また、サーモスタット180は、ハロゲンランプ120に接続され、所定以上の温度を検出したときにハロゲンランプ120への通電を遮断する。
図2に示すように、カバー部材200は、ハロゲンランプ120、ニップ板130、反射板150、ステイ160、サーミスタ170およびサーモスタット180を支持する部材であり、第1カバー部材210と、第2カバー部材220とを主に有している。
第1カバー部材210は、耐熱性を有する樹脂から左右方向に長く延びるように形成され、定着ベルト110の内側でステイ160を取り囲むように配置されている。第1カバー部材210は、後側壁211と、前側壁212と、側壁211,212の上端同士を連結する上壁213と、後側壁211の下端から後方に向けて延びる延出壁214とを主に有している。前側壁212の下端には、定着ベルト110の前側下部を案内する上流ガイド310が形成され、延出壁214の後端には、定着ベルト110の後側下部を案内する下流ガイド320が形成されている。
第2カバー部材220は、耐熱性を有する樹脂から左右方向に長く延びるように形成され、定着ベルト110の内側で第1カバー部材210を覆うように配置されている。第2カバー部材220は、上壁221と、上壁221の後端から下方に向けて延びる後壁222と、後壁222の下端から後方に向けて延びる延出壁223とを主に有している。上壁221の左右方向両端部には、定着ベルト110の上側の両端部を案内する左右一対の端部ガイド330が形成されている。
定着装置8は、トナー像が転写された用紙Sを、加熱ユニット100と加圧ローラ140との間で搬送することで、トナー像を用紙Sに熱定着する。トナー像が熱定着された用紙Sは、図1に示すように、搬送ローラ23や排出ローラ24によって搬送される。そして、用紙Sの一方の面(第1面)のみに画像を形成する場合、用紙Sは、排紙トレイ22上に排出される。一方、用紙Sの他方の面(第2面)にも画像を形成する場合、用紙Sは、逆回転した排出ローラ24によって再搬送経路28に案内され、再搬送ローラ29や搬送ローラ36、レジストローラ37によって再び像形成部4に供給される。その後、用紙Sは、第2面にトナー像が転写され、定着装置8によってトナー像が熱定着された後、搬送ローラ23や排出ローラ24によって排紙トレイ22上に排出される。
カラーレーザプリンタ1は、像形成部4や定着装置8などのほか、ファン25、環境温度センサ81および第1検知センサ91と、図4に示すモータ83および制御部10とをさらに備えている。なお、制御部10やモータ83は、定着装置8内に設けられていてもよいし、本体筐体2などの定着装置8外に設けられていてもよい。
図1に示すように、ファン25は、本体筐体2内を冷却する部材であり、本体筐体2の左側の壁に形成された排気口に設けられている。本実施形態において、ファン25は、定着装置8の下方に配置され、作動したときに本体筐体2内の空気を外部に排出することで、本体筐体2内、さらに言えば、定着装置8を冷却するように構成されている。ファン25は、公知の手法により、例えば、用紙Sへの画像形成が行われているときなどには作動し、印刷の指示や用紙Sに形成すべき画像データなどを含む印刷ジョブの入力を待っているときなどには停止するように制御される。ファン25の作動状態の情報、より詳細には、ファン25が作動しているか(ON状態であるか)、停止しているか(OFF状態であるか)の情報は制御部10に出力される。
環境温度センサ81は、カラーレーザプリンタ1が設置された環境の温度、すなわち、室温を検知するセンサであり、本体筐体2の適宜な位置に設けられている。環境温度センサ81が検出した温度(環境温度TA)の情報は制御部10に出力される。
第1検知センサ91は、本体筐体2内を搬送される用紙Sの通過(有無)を検知するセンサであり、一例として、用紙Sが当接することで揺動するアクチュエータと、アクチュエータの揺動を検知する光センサとを主に有して構成されている。第1検知センサ91は、用紙Sの搬送方向における加圧ローラ140の下流側、具体的に、本実施形態では、定着装置8の後斜め上方に設けられている。用紙Sが、第1検知センサ91を通過したか否かの情報は制御部10に出力される。
図4に示すように、定着装置8は、加圧ローラ140を支持するフレーム500を備えている。加圧ローラ140は、金属製のシャフト141と、シリコーンゴムなどのゴムから形成されたローラ本体142と、駆動入力ギヤ143とを有している。シャフト141は、ローラ本体142が周囲に形成された略円筒状(中空)の芯金部141Aと、芯金部141Aの左右両端から加圧ローラ140の回転軸方向外側に向けて延びる、芯金部141Aよりも径が小さい左右一対の軸部141Bとを有している。駆動入力ギヤ143は、左の軸部141Bに固定されている。加圧ローラ140は、軸部141Bが金属製の軸受部材190に嵌合し、軸受部材190がフレーム500に形成されたローラ支持部510に保持されることで、フレーム500に対して回転可能に支持されている。
モータ83は、加圧ローラ140のシャフト141に駆動入力ギヤ143を介して駆動力を与える駆動源である。本実施形態において、モータ83は、給紙ユニット3や像形成部4、搬送ローラ23、排出ローラ24などに駆動力を与える図示しないモータとは独立して設けられている。
制御部10は、加圧ローラ140の回転速度を制御する装置である。より詳細には、制御部10は、CPU,ROM,RAMなどを備えるコンピュータからなり、予め用意されたプログラムを実行することで、サーミスタ170が検出した温度と、加圧ローラ140の温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて、加圧ローラ140の回転速度を制御する処理を実行するように構成されている。
具体的に、制御部10は、まず、加圧ローラ140の温度を予測し、この温度に基づいて、加圧ローラ140によって搬送される用紙Sの基準状態(カラーレーザプリンタ1が設置された環境における加圧ローラ140が十分に冷えた状態)からの速度変化率を算出し、さらに、算出した速度変化率に基づいて、加圧ローラ140の回転速度を決定する。
制御部10は、予め設定された第1の時間ごとに加圧ローラ140の回転速度を決定する。第1の時間は、適宜設定することができるが、一例として、0.1秒などとすることができる。
図5に示すように、制御部10は、第1の時間(例えば、0.1秒)が経過したか否かを判定する(S101)。そして、第1の時間が経過したとき(S101,Yes)、制御部10は、ステップS110,S120,S130の処理をこの順に実行する。図5の処理は繰り返し実行される。
<1.加圧ローラの温度の予測>
ステップS110において、制御部10は、サーミスタ170が検出した温度THと、加圧ローラ140の温度(より詳細には、ローラ本体142の温度)に影響を及ぼすパラメータとに基づいて、加圧ローラ140の温度TPnを予測する。本実施形態では、加圧ローラ140の温度に影響を及ぼすパラメータとして、環境温度TAと、ファン25の作動状態と、定着ベルト110と加圧ローラ140との間の用紙Sの有無(ニップNの位置における用紙Sの有無)と、加圧ローラ140の回転の有無とを用いている。
制御部10は、下記の式(1)に示すように、前回予測した加圧ローラ140の温度(前回予測値TPn-1)に、温度変化量Cを加算することで今回の加圧ローラ140の温度TPnを予測する。
TPn=TPn-1+C ・・・(1)
温度変化量Cは、下記の式(2)に示すように、第1の項としてのA1(TN−TPn-1)と、第2の項としてのA2(TFn-1−TPn-1)と、第3の項としてのA3(TA−TPn-1)とを含んでいる。
C={A1(TN−TPn-1)+A2(TFn-1−TPn-1)+A3(TA−TPn-1)}
・・・(2)
第1の項としてのA1(TN−TPn-1)は、定着ベルト110と加圧ローラ140のニップNの位置の状態、具体的には、ニップNの位置における用紙Sの有無や加圧ローラ140の回転の有無が加圧ローラ140の温度に及ぼす影響を考慮した項であり、ニップNの位置の温度TNと、前回予測値TPn-1との差分に、予め設定した第1の係数A1を乗算したものである。
ニップNの位置の温度TNは、定着ベルト110と加圧ローラ140との間に用紙Sがある場合、用紙Sの温度に相当する用紙温度TS(シート温度)に設定され、定着ベルト110と加圧ローラ140との間に用紙Sがない場合、ニップNの温度とみなせるサーミスタ170が検出した温度THに設定される。ここで、本実施形態において、用紙温度TSは、用紙Sの第1面に画像を形成する場合、用紙Sの温度が室温と略同じであると考え、環境温度TAに設定される。また、用紙温度TSは、用紙Sの第2面に画像を形成する場合、用紙Sが定着装置8を一度通過して加熱されていることで温度が上昇するので、環境温度TAに予め設定した補正温度TBを加算した温度(TA+TB)に設定される。
なお、定着ベルト110と加圧ローラ140との間の用紙Sの有無は、加圧ローラ140の下流側に配置された第1検知センサ91からの出力により判定することができる。例えば、用紙Sが第1検知センサ91を通過するまでは定着ベルト110と加圧ローラ140との間に用紙Sがあると判定し、用紙Sが第1検知センサ91を通過した後は定着ベルト110と加圧ローラ140との間に用紙Sがないと判定することができる。また、サーミスタ170が検出した温度THは、2つのサーミスタ170(図3参照)が検出した温度の平均値を用いてもよいし、2つのサーミスタ170のうちの予め決めた一方が検出した温度を用いてもよい。
第1の係数A1は、加圧ローラ140の回転の有無に応じて異なる値が設定される。具体的に、本実施形態では、第1の係数A1は、加圧ローラ140が回転していない場合、0に設定され、加圧ローラ140が回転している場合、加圧ローラ140と定着ベルト110との間の用紙Sの有無に応じて異なる値が設定される。より詳細に、加圧ローラ140が回転しているときには、第1の係数A1は、加圧ローラ140と定着ベルト110との間に用紙Sがある場合、0よりも大きい値に設定され、加圧ローラ140と定着ベルト110との間に用紙Sがない場合、用紙Sがある場合よりも大きい値に設定される。なお、加圧ローラ140の回転の有無は、加圧ローラ140の回転を制御する制御部10自身が保有する情報により判定することができる。
第2の項としてのA2(TFn-1−TPn-1)は、加圧ローラ140の周囲の部材の温度が加圧ローラ140(ローラ本体142)の温度に及ぼす影響を考慮した項であり、加圧ローラ140の周囲の部材の温度TFn-1と、前回予測値TPn-1との差分に、予め設定した第2の係数A2を乗算したものである。ここで、加圧ローラ140の周囲の部材(より詳細には、ローラ本体142の周囲の部材)としては、例えば、加熱ユニット100やフレーム500、シャフト141などを挙げることができる。
第2の係数A2は、加圧ローラ140と定着ベルト110との間に用紙Sがある場合の第1の係数A1よりも大きく、かつ、加圧ローラ140と定着ベルト110との間に用紙Sがない場合の第1の係数A1よりも小さい値に設定される。
制御部10は、加圧ローラ140の周囲の部材の温度TFn(第2の項のTFn-1)を、下記の式(3)に基づいて算出する。
TFn=TFn-1+{A4(TH−TFn-1)+A5(TPn-1−TFn-1)} ・・・(3)
式(3)において、TFn-1は、加圧ローラ140の周囲の部材の温度の前回値であり、A4,A5は、予め設定した係数である。
係数A4,A5は、加圧ローラ140と定着ベルト110との間に用紙Sがある場合の第1の係数A1よりも大きく、かつ、第2の係数A2よりも小さい値に設定される。係数A4は、係数A5よりも大きい値に設定される。
式(3)中、A4(TH−TFn-1)は、サーミスタ170が検出した温度TH、より詳細には、ハロゲンランプ120からの熱が加圧ローラ140の周囲の部材の温度に及ぼす影響を考慮した項であり、式(3)中、A5(TPn-1−TFn-1)は、ローラ本体142と、ローラ本体142の周囲の部材との間での熱の移動を考慮した項である。
第3の項としてのA3(TA−TPn-1)は、加圧ローラ140(定着装置8)の周囲の状況、具体的には、環境温度TAやファン25の作動状態が加圧ローラ140の温度に及ぼす影響を考慮した項であり、環境温度TAと、前回予測値TPn-1との差分に、予め設定した第3の係数A3を乗算したものである。
第3の係数A3は、ファン25の作動状態に応じて異なる値が設定される。具体的に、本実施形態では、第3の係数A3は、第2の係数A2よりも大きく、かつ、加圧ローラ140と定着ベルト110との間に用紙Sがない場合の第1の係数A1よりも小さい値に設定される。そして、第3の係数A3は、ファン25がON状態である場合、ファン25がOFF状態である場合よりも大きい値に設定される。
<2.速度変化率の算出>
ステップS120において、制御部10は、予測した加圧ローラ140の温度TPnに基づいて、速度変化率ΔVを、下記の式(4)により算出する。
ΔV=A6(TPn−TPi) ・・・(4)
式(4)において、TPiは、基準状態における加圧ローラ140の温度(基準温度)であり、一例として、25[℃]などに設定することができる。なお、基準温度TPiは、25[℃]などのような固定値でなくてもよく、例えば、可変値としてもよい。また、A6は、加圧ローラ140の温度TPnと基準温度TPiとの差分を速度変化率ΔVに換算するための係数であり、実験やシミュレーションなどによって予め設定されている。
<3.加圧ローラの回転速度の決定>
ステップS130において、制御部10は、算出した速度変化率ΔVに基づいて、加圧ローラ140の回転速度(目標速度VT)を、下記の式(5)により決定する。
VT=VT0 /(1+ΔV) ・・・(5)
式(5)において、VT0は、予め設定された基準目標速度VT0(固定値)である。
制御部10は、以上のようにして決定した目標速度VTに基づいてモータ83を制御することで、加圧ローラ140の回転速度を制御する。
制御部10は、この制御において、一の用紙Sが定着ベルト110と加圧ローラ140の間を通過するのを第1検知センサ91で検知した後(前の用紙が第1検知センサを通過した後)、次の用紙Sが定着ベルト110と加圧ローラ140の間に入る前に、加圧ローラ140の回転速度を切り替える。すなわち、加圧ローラ140の目標速度VTを、これまでの目標速度VT1から、新たに決定された目標速度VT2に切り替える。
具体的には、図6に示すように、制御部10は、印刷ジョブが入力されたとき、用紙Sへの画像形成のため、目標速度VTを、この時点での最新の目標速度VT1に設定して、加圧ローラ140の回転を開始する(S141)。
次に、制御部10は、用紙Sが第1検知センサ91を通過したか否かを判定する(S142)。用紙Sが第1検知センサ91を通過したとき(S142,Yes)、制御部10は、次の用紙Sに形成すべき画像データがあるか否かを判定する(S143)。次の用紙Sに形成すべき画像データがある場合(S143,Yes)、制御部10は、目標速度VTを、この時点での最新の目標速度VT2に切り替え、加圧ローラ140の回転速度を切り替える(S145)。その後、制御部10は、ステップS142以降の処理を実行する。
ステップS143において、次の用紙Sに形成すべき画像データがない場合(No)、用紙Sへの画像形成は終了なので、制御部10は、加圧ローラ140の回転を停止させ(S146)、処理を終了する。
なお、印刷ジョブが入力されたときには、図5の処理と図6の処理とが並行して実行される。
以上のようなカラーレーザプリンタ1で印刷を実行すると、基準状態からの駆動直後であれば、加圧ローラ140の目標速度VTが基準目標速度VT0に設定される。そして、加圧ローラ140の温度が上昇して加圧ローラ140が膨張し、その径が大きくなると、加圧ローラ140の温度上昇により速度変化率ΔVが大きくなるため、加圧ローラ140の目標速度VTは、基準目標速度VT0よりも小さい値に設定される。これにより、加圧ローラ140の回転速度が遅くなるため、加圧ローラ140の径が大きくなった場合においても、加圧ローラ140の周速が略一定に保たれることになり、定着装置8での用紙Sの搬送速度が一定に保たれる。
また、例えば、定着ベルト110と加圧ローラ140との間を搬送される用紙Sに熱が奪われることで、加圧ローラ140の温度が低下して加圧ローラ140が収縮し(元の径に近づき)、その径が小さくなると、速度変化率ΔVが小さくなるため、加圧ローラ140の目標速度VTは、加圧ローラ140が高温であったときよりも大きい値に設定される。これにより、加圧ローラ140の回転速度が速くなるため、加圧ローラ140の径が小さくなった場合においても、加圧ローラ140の周速が略一定に保たれることになり、定着装置8での用紙Sの搬送速度が一定に保たれる。
以上説明した本実施形態によれば、加圧ローラ140の温度を検出するセンサを設けることなく、加圧ローラ140の回転速度を、温度変化による加圧ローラ140の径の変化に対応させて制御することができる。
また、本実施形態では、前の用紙Sが定着ベルト110と加圧ローラ140の間を通過した後、次の用紙Sが定着ベルト110と加圧ローラ140の間に入る前に、加圧ローラ140の回転速度を切り替えるので、定着ベルト110と加圧ローラ140との間で用紙Sを搬送しているときに、定着ベルト110と用紙Sとが擦れることを抑制することができる。これにより、用紙S上に形成される画像の乱れを抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、前記した第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その詳細な説明を省略することとする。
図1に示すように、カラーレーザプリンタ1は、第2検知センサ92を備えている。
第2検知センサ92は、本体筐体2内を搬送される用紙Sの有無を検知するセンサであり、第1検知センサ91と同様に、用紙Sが当接することで揺動するアクチュエータと、アクチュエータの揺動を検知する光センサとを主に有して構成されている。第2検知センサ92は、用紙Sの搬送方向における加圧ローラ140の上流側、具体的に、本実施形態では、レジストローラ37の後斜め上方に設けられている。用紙Sが、第2検知センサ92によって検知されたか否かの情報は制御部10に出力される。
本実施形態においても、制御部10は、決定した目標速度VTに基づいて加圧ローラ140の回転速度を制御する際、一の用紙Sが定着ベルト110と加圧ローラ140の間を通過した後、次の用紙Sが定着ベルト110と加圧ローラ140の間に入る前に、加圧ローラ140の回転速度を切り替える。具体的に、本実施形態では、制御部10は、第2検知センサ92が用紙Sを検知して第2の時間が経過したときに、加圧ローラ140の回転速度を切り替える。
ここで、第2の時間は、第2検知センサ92が次の用紙Sを検知してから、前の用紙Sの後端が定着ベルト110と加圧ローラ140の間を抜けるまでの時間よりも長い時間であって、かつ、次の用紙Sの先端が定着ベルト110と加圧ローラ140の間(ニップN)に入るまでの時間よりも短い時間として設定されている。
次に、本実施形態における制御部10による加圧ローラ140の回転速度制御の処理について説明する。
図7に示すように、制御部10は、印刷ジョブが入力されたとき、用紙Sへの画像形成のため、目標速度VTを、この時点での最新の目標速度VT1に設定して、加圧ローラ140の回転を開始する(S141)。なお、加圧ローラ140の回転開始は、後述するステップS144での処理と同様に、第2検知センサ92が用紙Sを検知して第2の時間が経過したときであってもよい。
次に、制御部10は、次の用紙Sに形成すべき画像データがあるか否かを判定する(S143)。次の用紙Sに形成すべき画像データがある場合(S143,Yes)、制御部10は、第2検知センサ92が用紙Sを検知して第2の時間が経過したか否かを判定する(S144)。第2検知センサ92が用紙Sを検知して第2の時間が経過したとき(S144,Yes)、制御部10は、目標速度VTを、この時点での最新の目標速度VT2に切り替え、加圧ローラ140の回転速度を切り替える(S145)。その後、制御部10は、ステップS143以降の処理を実行する。
ステップS143において、次の用紙Sに形成すべき画像データがない場合(No)、用紙Sへの画像形成は終了なので、制御部10は、用紙Sが加熱ユニット100と加圧ローラ140との間を通過した後、具体的には、例えば、用紙Sが第1検知センサ91を通過した後に、加圧ローラ140の回転を停止させ(S146)、処理を終了する。
以上説明した本実施形態においても、前の用紙Sが定着ベルト110と加圧ローラ140の間を通過した後、次の用紙Sが定着ベルト110と加圧ローラ140の間に入る前に、加圧ローラ140の回転速度を切り替えるので、用紙S上に形成される画像の乱れを抑制することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、用紙温度TSが、用紙Sの第1面に画像を形成する場合は環境温度TAに設定され、用紙Sの第2面に画像を形成する場合は環境温度TAに補正温度TBを加算した温度に設定されていたが、これに限定されるものではない。例えば、カラーレーザプリンタが環境温度センサを備えない構成であれば、用紙温度を、第1面に画像を形成する場合は予め設定した第1の固定値に設定し、第2面に画像を形成する場合は予め設定した第2の固定値に設定してもよい。また、環境温度センサの検出値に基づいて用紙温度を設定する構成において、用紙温度を、加圧ローラの温度を予測する時点よりも所定の時間前の時点から、加圧ローラの温度を予測する時点までの、環境温度センサの検出値の平均値に設定してもよい。また、カラーレーザプリンタに用紙の温度を検出する温度センサを設け、用紙温度を、当該温度センサが検出した温度に設定してもよい。
前記実施形態では、環境温度(カラーレーザプリンタが設置された環境の温度)として、環境温度センサ81が検出した温度を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、環境温度は、カラーレーザプリンタが環境温度センサを備えない構成であれば、25℃などのような、予め設定した固定値であってもよい。
前記実施形態では、ファン25の作動状態が、ON状態とOFF状態の2種類であり、第3の係数A3は、ON状態の場合とOFF状態の場合とで異なる値が設定されていたが、これに限定されるものではない。例えば、ファンの作動状態が、所定の速度で回転する状態、所定の速度よりも遅い速度で回転する状態、および、OFF状態(停止状態)などのように3種類ある場合、第3の係数は、各作動状態に応じて異なる値が設定されていてもよい。ファンの作動状態が4種類以上ある場合についても同様である。
前記実施形態では、制御部10が、サーミスタ170が検出した温度と、加圧ローラ140の温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて加圧ローラ140の温度を予測し、予測した加圧ローラ140の温度に基づいて加圧ローラ140の回転速度を決定するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、制御部は、サーミスタが検出した温度と、加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて、直接、加圧ローラの回転速度を決定するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、加圧ローラ140の温度に影響を及ぼすパラメータとして、環境温度TA、ファン25の作動状態、定着ベルト110と加圧ローラ140との間の用紙Sの有無、加圧ローラ140の回転の有無を例示したが、これに限定されるものではない。具体的に、加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータの他の例としては、厚さやサイズ、材質などの違いによって区別することができるシートの種類、加圧ローラが回転しているときにはその回転速度、シートの温度を検出する温度センサを備える場合には当該温度センサが検出したシート温度などを挙げることができる。また、前記実施形態では、加圧ローラ140の温度に影響を及ぼすパラメータとして、4つのパラメータを用いたが、これに限定されず、計算に用いるパラメータの数は、例えば、環境温度センサの有無や、ファンの有無などによって適宜変更することができる。
前記実施形態では、サーミスタ170(温度検出部材)がニップ板130の温度を検出するように設けられていたが、これに限定されず、例えば、温度検出部材は、定着ベルトの温度を検出するように設けられていてもよい。
前記実施形態では、像形成部4などに駆動力を与えるモータとは独立して設けられたモータ83から、加圧ローラ140に駆動力が入力される構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、像形成部などに駆動力を与えるモータから加圧ローラに駆動力が入力される構成であってもよい。なお、この場合は、モータと加圧ローラとの間に変速機構を設けることで、加圧ローラの回転速度を変えることができる。
前記実施形態では、ファン25が本体筐体2の排気口に設けられていたが、これに限定されず、例えば、ファンは、本体筐体の吸入口に設けられていてもよい。
前記実施形態で示した加圧ローラ140の構成は一例であり、前記した構成に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、加圧ローラ140は、シャフト141の芯金部141Aが中空であったが、これに限定されず、加圧ローラは、中実のシャフトを有する構成であってもよい。また、前記実施形態では、ローラ本体142がゴムから形成されていたが、これに限定されず、ゴム以外の弾性体から形成されていてもよい。
前記実施形態では、加熱部材として、可撓性を有する定着ベルト110(エンドレスベルト)を例示したが、これに限定されず、例えば、加熱部材は、金属から形成された円筒状の部材(加熱ローラまたは定着ローラなどと呼ばれる部材)であってもよい。
前記実施形態では、加熱部材を加熱するヒータとして、ハロゲンランプ120(ハロゲンヒータ)を例示したが、これに限定されず、例えば、セラミックヒータやカーボンヒータ、IHヒータなどであってもよい。
前記実施形態では、ニップ部材として、板状のニップ板130を例示したが、これに限定されず、例えば、ニップ部材は、板状でない厚めの部材などであってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置として、現像カートリッジ63を複数備えた、カラー画像を形成可能なカラーレーザプリンタ1を例示したが、これに限定されず、例えば、現像カートリッジを1つだけ備えた、モノクロ画像のみを形成可能なプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、用紙の両面に画像を形成可能な構成に限定されず、例えば、用紙の一方の面のみに画像を形成可能な構成であってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複写機や複合機などであってもよい。また、前記実施形態では、画像形成装置が、感光体ドラム61を露光装置5からのレーザ光によって露光するように構成されていたが、これに限定されず、例えば、感光体ドラムをLEDなどから出射される光によって露光するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、シートとして、いわゆる普通紙などの用紙Sを例示したが、これに限定されず、例えば、OHPシートなどであってもよい。
1 カラーレーザプリンタ
2 本体筐体
10 制御部
25 ファン
91 第1検知センサ
92 第2検知センサ
100 加熱ユニット
110 定着ベルト
120 ハロゲンランプ
130 ニップ板
140 加圧ローラ
170 サーミスタ
N ニップ
S 用紙

Claims (19)

  1. 装置本体と、
    ヒータと、前記ヒータによって加熱される加熱部材とを有する加熱ユニットと、
    前記加熱部材に接触した状態で駆動力が入力されることで回転する加圧ローラと、
    前記加熱ユニットの温度を検出する温度検出部材と、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて前記加圧ローラの回転速度を制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記パラメータとに基づいて前記加圧ローラの温度を予測し、予測した前記加圧ローラの温度に基づいて前記加圧ローラの回転速度を決定し、
    前記加圧ローラの温度の前回予測値に、温度変化量を加算することで前記加圧ローラの温度を予測し、
    前記温度変化量は、前記加圧ローラと前記加熱部材のニップ位置の温度と、前記前回予測値との差分に、第1の係数を乗算する第1の項を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の係数は、前記パラメータとしての前記加圧ローラの回転の有無に応じて異なる値が設定されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の係数は、前記加圧ローラが回転している場合、前記パラメータとしての前記加圧ローラと前記加熱部材との間のシートの有無に応じて異なる値が設定されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記ニップ位置の温度は、前記加圧ローラと前記加熱部材との間にシートがある場合、シート温度に設定され、前記加圧ローラと前記加熱部材との間にシートがない場合、前記温度検出部材が検出した温度に設定されることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 装置本体と、
    ヒータと、前記ヒータによって加熱される加熱部材とを有する加熱ユニットと、
    前記加熱部材に接触した状態で駆動力が入力されることで回転する加圧ローラと、
    前記加熱ユニットの温度を検出する温度検出部材と、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて前記加圧ローラの回転速度を制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記パラメータとに基づいて前記加圧ローラの温度を予測し、予測した前記加圧ローラの温度に基づいて前記加圧ローラの回転速度を決定し、
    前記加圧ローラの温度の前回予測値に、温度変化量を加算することで前記加圧ローラの温度を予測し、
    前記温度変化量は、前記加圧ローラの周囲の部材の温度と、前記前回予測値との差分に、第2の係数を乗算する第2の項を含むことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記加圧ローラの周囲の部材の温度TFnを、前記加圧ローラの周囲の部材の温度の前回値TFn-1、前記温度検出部材が検出した温度TH、前記前回予測値TPn-1および係数A4,A5から、下記の式に基づいて算出することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
    TFn=TFn-1+{A4(TH−TFn-1)+A5(TPn-1−TFn-1)}
  7. 装置本体と、
    ヒータと、前記ヒータによって加熱される加熱部材とを有する加熱ユニットと、
    前記加熱部材に接触した状態で駆動力が入力されることで回転する加圧ローラと、
    前記加熱ユニットの温度を検出する温度検出部材と、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて前記加圧ローラの回転速度を制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記パラメータとに基づいて前記加圧ローラの温度を予測し、予測した前記加圧ローラの温度に基づいて前記加圧ローラの回転速度を決定し、
    前記加圧ローラの温度の前回予測値に、温度変化量を加算することで前記加圧ローラの温度を予測し、
    前記温度変化量は、前記パラメータとしての環境温度と、前記前回予測値との差分に、第3の係数を乗算する第3の項を含むことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記装置本体内を冷却するファンを備え、
    前記第3の係数は、前記パラメータとしての前記ファンの作動状態に応じて異なる値が設定されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記加熱部材は、回転可能なエンドレスベルトであり、
    前記加熱ユニットは、前記加圧ローラとの間で前記加熱部材を挟んだ状態で前記加熱部材の内周面に摺接するニップ部材を有し、
    前記温度検出部材は、前記ニップ部材の温度を検出することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、第1の時間ごとに前記加圧ローラの回転速度を決定することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、一のシートが前記加熱部材と前記加圧ローラの間を通過した後、次のシートが前記加熱部材と前記加圧ローラの間に入る前に、前記加圧ローラの回転速度を切り替えることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. シートの搬送方向における前記加圧ローラの下流側に設けられ、シートの通過を検知する第1検知センサを備え、
    前記制御部は、前のシートが前記第1検知センサを通過した後に、前記加圧ローラの回転速度を切り替えることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. シートの搬送方向における前記加圧ローラの上流側に設けられ、シートの有無を検知する第2検知センサを備え、
    前記制御部は、前記第2検知センサがシートを検知して第2の時間が経過したときに、前記加圧ローラの回転速度を切り替えることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 装置本体と、ヒータおよび前記ヒータによって加熱される加熱部材を有する加熱ユニットと、前記加熱部材に接触した状態で駆動力が入力されることで回転する加圧ローラと、前記加熱ユニットの温度を検出する温度検出部材と、前記加圧ローラの回転速度を制御する制御部と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて前記加圧ローラの回転速度を制御する処理を実行し、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記パラメータとに基づいて前記加圧ローラの温度を予測し、予測した前記加圧ローラの温度に基づいて前記加圧ローラの回転速度を決定し、
    前記加圧ローラの温度の前回予測値に、温度変化量を加算することで前記加圧ローラの温度を予測し、
    前記温度変化量は、前記加圧ローラと前記加熱部材のニップ位置の温度と、前記前回予測値との差分に、第1の係数を乗算する第1の項を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  15. 装置本体と、ヒータおよび前記ヒータによって加熱される加熱部材を有する加熱ユニットと、前記加熱部材に接触した状態で駆動力が入力されることで回転する加圧ローラと、前記加熱ユニットの温度を検出する温度検出部材と、前記加圧ローラの回転速度を制御する制御部と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて前記加圧ローラの回転速度を制御する処理を実行し、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記パラメータとに基づいて前記加圧ローラの温度を予測し、予測した前記加圧ローラの温度に基づいて前記加圧ローラの回転速度を決定し、
    前記加圧ローラの温度の前回予測値に、温度変化量を加算することで前記加圧ローラの温度を予測し、
    前記温度変化量は、前記加圧ローラの周囲の部材の温度と、前記前回予測値との差分に、第2の係数を乗算する第2の項を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  16. 装置本体と、ヒータおよび前記ヒータによって加熱される加熱部材を有する加熱ユニットと、前記加熱部材に接触した状態で駆動力が入力されることで回転する加圧ローラと、前記加熱ユニットの温度を検出する温度検出部材と、前記加圧ローラの回転速度を制御する制御部と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて前記加圧ローラの回転速度を制御する処理を実行し、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記パラメータとに基づいて前記加圧ローラの温度を予測し、予測した前記加圧ローラの温度に基づいて前記加圧ローラの回転速度を決定し、
    前記加圧ローラの温度の前回予測値に、温度変化量を加算することで前記加圧ローラの温度を予測し、
    前記温度変化量は、前記パラメータとしての環境温度と、前記前回予測値との差分に、第3の係数を乗算する第3の項を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  17. 装置本体と、ヒータおよび前記ヒータによって加熱される加熱部材を有する加熱ユニットと、前記加熱部材に接触した状態で駆動力が入力されることで回転する加圧ローラと、前記加熱ユニットの温度を検出する温度検出部材と、を備える画像形成装置を制御するコンピュータに適用されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて前記加圧ローラの回転速度を制御する処理を実行させ
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記パラメータとに基づいて前記加圧ローラの温度を予測し、予測した前記加圧ローラの温度に基づいて前記加圧ローラの回転速度を決定させ、
    前記加圧ローラの温度の前回予測値に、温度変化量を加算することで前記加圧ローラの温度を予測させ、
    前記温度変化量は、前記加圧ローラと前記加熱部材のニップ位置の温度と、前記前回予測値との差分に、第1の係数を乗算する第1の項を含むことを特徴とするプログラム。
  18. 装置本体と、ヒータおよび前記ヒータによって加熱される加熱部材を有する加熱ユニットと、前記加熱部材に接触した状態で駆動力が入力されることで回転する加圧ローラと、前記加熱ユニットの温度を検出する温度検出部材と、を備える画像形成装置を制御するコンピュータに適用されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて前記加圧ローラの回転速度を制御する処理を実行させ
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記パラメータとに基づいて前記加圧ローラの温度を予測し、予測した前記加圧ローラの温度に基づいて前記加圧ローラの回転速度を決定させ、
    前記加圧ローラの温度の前回予測値に、温度変化量を加算することで前記加圧ローラの温度を予測させ、
    前記温度変化量は、前記加圧ローラの周囲の部材の温度と、前記前回予測値との差分に、第2の係数を乗算する第2の項を含むことを特徴とするプログラム。
  19. 装置本体と、ヒータおよび前記ヒータによって加熱される加熱部材を有する加熱ユニットと、前記加熱部材に接触した状態で駆動力が入力されることで回転する加圧ローラと、前記加熱ユニットの温度を検出する温度検出部材と、を備える画像形成装置を制御するコンピュータに適用されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記加圧ローラの温度に影響を及ぼすパラメータとに基づいて前記加圧ローラの回転速度を制御する処理を実行させ
    前記温度検出部材が検出した温度と、前記パラメータとに基づいて前記加圧ローラの温度を予測し、予測した前記加圧ローラの温度に基づいて前記加圧ローラの回転速度を決定させ、
    前記加圧ローラの温度の前回予測値に、温度変化量を加算することで前記加圧ローラの温度を予測させ、
    前記温度変化量は、前記パラメータとしての環境温度と、前記前回予測値との差分に、第3の係数を乗算する第3の項を含むことを特徴とするプログラム。
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