JP6256357B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体にトナー像を定着させる定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンターなどの電子写真方式の画像形成装置は、用紙などの記録媒体にトナー像を定着させる定着装置を備えている。
例えば、特許文献1には、定着ベルトと、定着ベルトに圧接して定着ニップを形成する加圧部材(特許文献1の「加圧ローラ4」参照)と、定着ベルトを加熱する熱源(特許文献1の「ハロゲンランプ6」参照)と、定着ベルトを加圧部材側に向かって押圧する押圧部材(特許文献1の「支持体5」参照)と、を備えた定着装置が開示されている。
このような構成の定着装置において、定着ベルトが回転していない状態で熱源が定着ベルトを加熱すると、定着ベルトが過昇温する恐れがある。そこで、特許文献1の定着装置には、定着ベルトの回転状態を検知する回転検知手段が設けられている。この回転検知手段は、定着ベルトの回転に追従して回転するコロと、コロの回転を入力として、定着ベルトの回転を増速して出力する回転伝達装置と、回転伝達装置の出力に基づいて定着ベルトの回転状態を検知するフォトセンサーと、を備えている。
特開2010−72480号公報
特許文献1の定着装置では、回転検知手段がフォトセンサーの他にコロや回転伝達装置を必要としており、回転検知手段の構成が複雑化している。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、簡易な構成を用いて、定着ベルトが回転しているか否かを判断することを目的とする。
本発明の定着装置は、回転可能に設けられる定着ベルトと、前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧部材と、前記定着ベルトを加熱する熱源と、前記定着ベルトを前記加圧部材側に向かって押圧する押圧部材と、前記定着ベルトの温度を検知する温度センサーと、前記温度センサーの検知温度が入力される制御部と、を備え、前記定着ベルトは、基材層と、前記基材層に周設される弾性層と、を備え、前記定着ベルトには、前記温度センサーによって温度を検知される被検知領域が形成され、前記被検知領域の前記弾性層には、周方向の一部に穴が設けられ、前記制御部は、前記熱源が前記定着ベルトを加熱している状態で前記温度センサーの前記検知温度が増減を繰り返す場合には前記定着ベルトが回転していると判断し、前記熱源が前記定着ベルトを加熱している状態で前記温度センサーの前記検知温度が増減を繰り返さない場合には前記定着ベルトが回転していないと判断することを特徴とする。
このような構成を採用することで、簡易な構成を用いて、定着ベルトが回転しているか否かを判断することが可能となる。
前記定着装置は、前記定着ベルトを回転させる駆動源を更に備え、前記制御部は、前記被検知領域の前記弾性層の前記穴が前記温度センサーと対向する位置で前記定着ベルトの回転が停止するように前記駆動源を制御しても良い。
このような構成を採用することで、定着ベルトが回転していない状態で熱源が定着ベルトを加熱した場合に、温度センサーの検知温度の上昇速度が速くなる。これに伴って、定着ベルトの回転異常を素早く検知することが可能となる。
前記熱源は、前記定着ベルトの内径側に配置され、前記温度センサーは、前記定着ベルトのうちの前記熱源からの輻射熱が直接照射される部分の外周面と対向していても良い。
このような構成を採用することで、定着ベルトのうちの昇温速度が速い部分の温度を温度センサーによって検知することが可能となる。これに伴って、定着ベルトの回転異常を素早く検知することが可能となる。
前記熱源は、前記定着ベルトの内径側に配置され、前記被検知領域の内周面は、前記定着ベルトの前記被検知領域以外の領域の内周面よりも熱吸収性が高くても良い。
このような構成を採用することで、被検知領域の昇温速度を速くすることが可能となる。これに伴って、定着ベルトの回転異常を素早く検知することが可能となる。
前記被検知領域の前記弾性層は、前記定着ベルトの前記被検知領域以外の領域の前記弾性層よりも熱伝導率が高くても良い。
このような構成を採用することで、被検知領域の昇温速度を速くすることが可能となる。これに伴って、定着ベルトの回転異常を素早く検知することが可能となる。
前記被検知領域の前記弾性層の前記穴は、前記被検知領域の前記弾性層の外周面から内周面まで貫通していても良い。
このような構成を採用することで、被検知領域の弾性層に穴を容易に設けることが可能となる。
前記被検知領域の前記弾性層の前記穴は、前記被検知領域の前記弾性層の外周面に凹設されており、前記被検知領域の前記弾性層の外周面から内周面まで貫通していなくても良い。
このような構成を採用することで、被検知領域の弾性層に穴を設けることによる被検知領域の強度の低下を抑制することが可能となる。
前記制御部は、前記温度センサーの前記検知温度の増減の周期が所定の閾値以下である場合には前記定着ベルトの回転が安定していると判断し、前記温度センサーの前記検知温度の増減の周期が所定の閾値を超えている場合には前記定着ベルトの回転が不安定であると判断しても良い。
このような構成を採用することで、簡易な構成を用いて、定着ベルトが回転しているか否かだけでなく、定着ベルトの回転が安定しているか否かも判断することができる。
本発明の画像形成装置は、上記したいずれかの定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成を用いて、定着ベルトが回転しているか否かを判断することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着ベルトの通紙領域を通過する断面における断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着ベルトの被検知領域を通過する断面における断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の前端部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着ベルト及び温度センサーを示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の制御システムを示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着ベルトが回転している時と回転していない時の温度センサーの検知温度を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着ベルトの回転が安定している時と不安定な時の温度センサーの検知温度を示すグラフである。 本発明の他の異なる実施形態に係る定着装置において、定着ベルト及び温度センサーを示す断面図である。 本発明の他の異なる実施形態に係る定着装置において、定着ベルトの被検知領域を通過する断面における断面図である。
まず、図1を用いて、プリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。以下、図1における紙面手前側を、プリンター1の前側とする。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれプリンター1の前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には、用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が収容され、プリンター本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。プリンター本体2の上面には、排紙トレイ4の側方に上カバー5が開閉可能に取り付けられ、上カバー5の下方にはトナーコンテナ6が収納されている。
プリンター本体2の上部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器7が排紙トレイ4の下方に配置され、露光器7の下方には、画像形成部8が設けられている。画像形成部8には、像担持体である感光体ドラム10が回転可能に設けられており、感光体ドラム10の周囲には、帯電器11と、現像器12と、転写ローラー13と、クリーニング装置14とが、感光体ドラム10の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置されている。
プリンター本体2の内部には、用紙の搬送経路15が設けられている。搬送経路15の上流端には給紙部16が設けられ、搬送経路15の中流部には、感光体ドラム10と転写ローラー13によって構成される転写部17が設けられ、搬送経路15の下流部には定着装置18が設けられ、搬送経路15の下流端には排紙部19が設けられている。搬送経路15の下方には、両面印刷用の反転経路20が形成されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置18の温度設定等の初期設定が実行される。そして、プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器11によって感光体ドラム10の表面が帯電された後、露光器7からのレーザー光(図1の二点鎖線P参照)により感光体ドラム10に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器12がトナーによりトナー像に現像する。
一方、給紙部16によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部17へと搬送され、転写部17において感光体ドラム10上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路15を下流側へと搬送されて定着装置18に進入し、この定着装置18において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部19から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム10上に残留したトナーは、クリーニング装置14によって回収される。
次に、図2〜図5を用いて、定着装置18について詳細に説明する。図2の矢印Yは、用紙の搬送方向を示している。図4、図5の矢印Iは前後方向内側を示し、図4、図5の矢印Oは前後方向外側を示している。
図2、図3等に示されるように、定着装置18は、定着ベルト22と、定着ベルト22の下側(外径側)に配置される加圧ローラー23(加圧部材)と、定着ベルト22の内径側に配置されるヒーター24(熱源)と、定着ベルト22の内径側においてヒーター24の下側に配置される反射板25(反射部材)と、定着ベルト22の内径側において反射板25の下側に配置される支持部材26と、定着ベルト22の内径側において支持部材26の下側に配置される押圧部材27と、定着ベルト22の内径側において支持部材26の前後両端部に固定されるカバー部材28と、定着ベルト22の前後両端部に装着される形状規制部材30と、定着ベルト22の上側(外径側)に配置される温度センサー31と、を備えている。
定着ベルト22は、前後方向に長い略円筒状を成している。定着ベルト22は、前後方向に延びる回転軸Aの周りを回転可能に設けられている。つまり、本実施形態では、前後方向が定着ベルト22の回転軸方向である。
定着ベルト22は、可撓性を有しており、周方向には無端状である。定着ベルト22は、例えば、基材層35と、この基材層35に周設される弾性層36と、この弾性層36を被覆する離型層37と、を備えている。定着ベルト22の基材層35は、例えばSUSなどの金属によって形成されている。なお、定着ベルト22の基材層35は、PI(ポリイミド)などの樹脂によって形成されていても良い。定着ベルト22の弾性層36は、例えばシリコンゴムによって形成されている。定着ベルト22の弾性層36の厚みは、例えば200μmである。定着ベルト22の離型層37は、例えばPFAチューブによって形成されている。定着ベルト22の離型層37の厚みは、例えば10μmである。定着ベルト22の内周面には、定着ベルト22の摺動性及び熱吸収性を向上させるためのコーティング層34が設けられている。コーティング層34は、単一の材料によって形成されている。
図5等に示されるように、定着ベルト22には、通紙領域22aが設けられている。通紙領域22aは、最大サイズの用紙が通過する領域である。定着ベルト22には、通紙領域22aよりも前側(通紙領域22aの前後方向外側)に被検知領域22bが設けられている。
図3等に示されるように、定着ベルト22の被検知領域22bの基材層35には、穴が設けられていない。被検知領域22bの弾性層36には、周方向の一部に穴38が設けられている。穴38は、被検知領域22bの弾性層36の外周面から内周面まで貫通している。穴38は、例えば、被検知領域22bの弾性層36の一部を剥がすことで形成されている。被検知領域22bの離型層37には、被検知領域22bの弾性層36の穴38と対応する位置に、貫通孔39が設けられている。貫通孔39は、被検知領域22bの離型層37の外周面から内周面まで貫通している。貫通孔39は、例えば、被検知領域22bの離型層37の一部を剥がすことで形成されている。以上のような構成により、被検知領域22bの基材層35の外周面の一部が定着ベルト22の外周側に露出している(図4、図5等参照)。
図2、図3等に示されるように、加圧ローラー23は、前後方向に長い略円柱状を成している。加圧ローラー23は、定着ベルト22に圧接しており、定着ベルト22と加圧ローラー23の間には定着ニップNが形成されている。加圧ローラー23は、回転可能に設けられている。
加圧ローラー23は、例えば、円柱状の芯材40と、この芯材40に周設される弾性層41と、この弾性層41を被覆する離型層42と、を備えている。加圧ローラー23の芯材40は、例えば、鉄等の金属によって形成されている。加圧ローラー23の弾性層41は、例えば、シリコンゴムによって形成されている。加圧ローラー23の離型層42は、例えば、PFAチューブによって形成されている。
ヒーター24は、例えば、ハロゲンヒーターによって構成されている。ヒーター24は、定着ベルト22の内部空間の上部(加圧ローラー23から離間する側の部分)に配置されており、定着ベルト22の回転軸Aに対して上側(加圧ローラー23から離間する側)に偏った位置に設けられている。そのため、定着ベルト22のうちでは、定着ベルト22の上端部がヒーター24に最も接近しており、最も昇温しやすくなっている。
反射板25は、前後方向に長い形状を成している。反射板25は、例えば、光輝アルミニウム等の金属によって形成されている。反射板25は、ヒーター24と支持部材26の間に配置されている。反射板25の断面は、上側(加圧ローラー23から離間する側)に向かって凸となるコ字状を成している。
反射板25は、略水平に設けられる本体部44と、本体部44の左右両端部(用紙の搬送方向における上流側と下流側の端部)から下方に向かって屈曲されるガイド部45と、を備えている。本体部44の上面は、ヒーター24に対向しており、ヒーター24から放射される輻射熱を定着ベルト22の内周面に向かって反射する反射面(鏡面)である。
支持部材26は、前後方向に長い形状を成している。支持部材26の上部は、反射板25の各ガイド部45の間に挿入されている。支持部材26は、スペーサー51を介して反射板25を支持しており、反射板25と直接的には接触していない。
支持部材26は、例えばSECC(亜鉛メッキ鋼板)等から成る一対のL字状の板金52を組み合わせることで形成されており、四角筒状(中空状)を成している。支持部材26の左下隅部には、下方に向かって突出する係合突起53が設けられている。係合突起53は、一方の板金52を下方に延出させることによって形成されている。支持部材26の両側壁26aは、上下方向に沿って延びており、互いに平行に設けられている。これに伴って、支持部材26は、略長方形の外郭形状を有している。
押圧部材27は、前後方向に長い平板状を成している。押圧部材27は、例えば、LCP(液晶ポリマー)等の耐熱性樹脂によって形成されている。押圧部材27の上面の左端部には、係合凹部55が設けられている。係合凹部55には、支持部材26の係合突起53が係合している。押圧部材27の上面には、複数のボス56が突設されている。各ボス56の上端部は、支持部材26の下面に当接している。以上のような構成により、支持部材26によって押圧部材27が支持されており、押圧部材27の反りが規制されている。
押圧部材27の下面の左側部分(用紙の搬送方向下流側の部分)は、右側(用紙の搬送方向上流側)から左側(用紙の搬送方向下流側)に向かって下側(加圧ローラー23側)に傾斜している。押圧部材27の下面は、定着ベルト22を下側(加圧ローラー23側)に向かって押圧している。
各カバー部材28は、上方に向かって円弧状に湾曲する湾曲部57と、湾曲部57の左右両端部(用紙の搬送方向における上流側と下流側の端部)から下方に向かって屈曲される取付部58と、を備えている。湾曲部57は、定着ベルト22の内周面に沿って配置されている。各取付部58の下端部は、支持部材26の左右両側面に取り付けられている。
各形状規制部材30は、各カバー部材28よりも前後方向外側に配置されている。各形状規制部材30は、規制片60と、規制片60に取り付けられるリング片61と、を備えている。
各形状規制部材30の規制片60は、基台部62と、基台部62の前後方向内側の面に突設される挿入部63と、を備えている。規制片60には、基台部62と挿入部63を貫通する貫通穴64が前後方向に沿って設けられており、この貫通穴64をヒーター24及び支持部材26が貫通している。規制片60の挿入部63は、貫通穴64の外周に沿って湾曲しており、円弧状(下向きC字状)を成している。挿入部63は、定着ベルト22の前後両端部に挿入されている。これにより、定着ベルト22の形状が規制されている(定着ベルト22の変形が抑制されている)。
各形状規制部材30のリング片61は、円環状を成している。リング片61は、規制片60の挿入部63の外周に装着されている。リング片61は、定着ベルト22の前後両端部の前後方向外側に配置されており、定着ベルト22の蛇行(前後方向外側への移動)を規制している。リング片61の上部は、規制片60の基台部62の前後方向内側に配置されており、これにより、リング片61の前後方向外側への移動が規制されている。
温度センサー31は、定着ベルト22に対して非接触で設けられている。温度センサー31は、例えば、サーモパイルによって構成されており、定着ベルト22の被検知領域22bから放射される輻射熱を検知する機能を有している。温度センサー31は、定着ベルト22の上端部の外周面と対向している。
次に、定着装置18の制御システムについて説明する。
図6に示されるように、定着装置18には、制御部71が設けられている。制御部71は、ROM、RAM等の記憶装置で構成される記憶部72と接続されており、記憶部72に格納された制御プログラムや制御用データに基づいて、制御部71が定着装置18の各部の制御を行うように構成されている。
制御部71は、モーターなどによって構成される駆動源73に接続され、駆動源73は加圧ローラー23に接続されている。そして、制御部71からの信号に基づいて駆動源73が加圧ローラー23を回転させると、加圧ローラー23に圧接する定着ベルト22が加圧ローラー23とは逆方向に従動回転するようになっている。つまり、駆動源73によって定着ベルト22及び加圧ローラー23を回転させるようになっている。
制御部71は、ヒーター24に接続されている。そして、制御部71からの信号に基づいてヒーター24が点灯するようになっている。
制御部71は、温度センサー31に接続されており、温度センサー31が定着ベルト22の被検知領域22bの温度を検知すると、温度センサー31が検知した定着ベルト22の被検知領域22bの温度(以下、「温度センサー31の検知温度」と称する。)が制御部71に入力されるようになっている。
上記のように構成された定着装置18において、用紙にトナー像を定着させる際には、駆動源73によって加圧ローラー23を回転させる(図2、図3の矢印B参照)。このように加圧ローラー23が回転すると、加圧ローラー23に圧接する定着ベルト22が加圧ローラー23とは逆方向に従動回転する(図2、図3の矢印C参照)。このように定着ベルト22が回転すると、定着ベルト22が押圧部材27に対して摺動する。
また、用紙にトナー像を定着させる際には、ヒーター24を点灯させる。このようにヒーター24が点灯すると、ヒーター24から輻射熱が放射される。ヒーター24から放射された輻射熱の一部は、図2、図3に矢印Dで示されるように、定着ベルト22の内周面に直接照射され、吸収される。また、ヒーター24から放射された輻射熱の別の一部は、図2、図3に矢印Eで示されるように、反射板25の本体部44の上面によって定着ベルト22の内周面に向かって反射され、定着ベルト22の内周面に吸収される。以上のような作用により、ヒーター24によって定着ベルト22が加熱される。この状態で、用紙が定着ニップNを通過すると、トナー像が加熱されて溶融し、用紙にトナー像が定着される。
本実施形態では、熱容量の小さい定着ベルト22をヒーター24によって直接加熱する構成を採用している。そのため、ヒーター24が暴走すると、定着ベルト22が回転していない状態でヒーター24が定着ベルト22を加熱してしまい、定着ベルト22(特に、定着ベルト22の上端部)が過昇温する恐れがある。
また、本実施形態では、加圧ローラー23の回転に従動して定着ベルト22を回転させる構成を採用している。このような構成を採用する場合に、定着ベルト22の駆動トルク(定着ベルト22を押圧部材27に対して摺動させるのに必要なトルク)が上昇すると、加圧ローラー23の回転に従動して定着ベルト22を回転させることが困難になる。そのため、ヒーター24が暴走した場合と同様に、定着ベルト22が回転していない状態でヒーター24が定着ベルト22を加熱してしまい、定着ベルト22が過昇温する恐れがある。
そこで、本実施形態では、以下のようにして、定着ベルト22が回転していない状態でヒーター24が定着ベルト22を加熱するのを防止している。
上記のように、定着ベルト22の被検知領域22bの弾性層36には、周方向の一部に穴38が設けられている。これに伴って、被検知領域22bのうちの弾性層36に穴38が設けられている部分(以下、「被検知領域22bの穴形成部分」と称する。)は、被検知領域22bの穴形成部分以外の部分(以下、「被検知領域22bのその他の部分」と称する。)よりも熱容量が小さくなっている。従って、ヒーター24によって被検知領域22bを加熱すると、被検知領域22bの穴形成部分が被検知領域22bのその他の部分よりも速く昇温する。
そのため、定着ベルト22が回転している状態でヒーター24が定着ベルト22を加熱すると、被検知領域22bの穴形成部分(温度が高い部分)の温度と被検知領域22bのその他の部分(温度が低い部分)の温度を温度センサー31が交互に検知することで、温度センサー31の検知温度が増減を繰り返す(図7の実線参照)。この場合には、制御部71は、定着ベルト22が回転していると判断し、ヒーター24の点灯を継続する。
一方で、定着ベルト22が回転していない状態でヒーター24が定着ベルト22を加熱すると、被検知領域22bの穴形成部分(温度が高い部分)の温度又は被検知領域22bのその他の部分(温度が低い部分)のどちらか一方のみの温度を温度センサー31が検知し続ける。そのため、温度センサー31の検知温度が増減を繰り返さず、上昇し続ける(図7の点線参照)。この場合には、制御部71は、定着ベルト22が回転していないと判断し、ヒーター24の点灯を停止させる。
本実施形態ではこのように、簡易な構成を用いて、定着ベルト22が回転しているか否かを判断し、定着ベルト22が回転している場合にのみヒーター24を点灯させることが可能となっている。
また、制御部71は、定着ベルト22の回転を停止させる際には、被検知領域22bの弾性層36の穴38が温度センサー31と対向する位置(図3参照)で定着ベルト22の回転が停止するように、駆動源73を制御する。具体的には、制御部71は、温度センサー31の検知温度から定着ベルト22の回転周期を算出し、この算出した回転周期から被検知領域22bの弾性層36の穴38が温度センサー31と対向するタイミングを予測して、定着ベルト22の回転を停止させるタイミング(駆動源73の駆動を停止させるタイミング)を決定する。このような構成を採用することで、被検知領域22bの弾性層36の穴38が温度センサー31と対向する位置(図3参照)で定着ベルト22の回転が常に開始されることになる。そのため、定着ベルト22が回転していない状態でヒーター24が定着ベルト22を加熱した場合には、被検知領域22bの弾性層36の穴38を介して露出する定着ベルト22の基材層35の温度を温度センサー31が検知することになる。定着ベルト22の基材層35は熱容量が小さく、昇温速度が速いため、温度センサー31の検知温度の上昇速度も速くなる。これに伴って、定着ベルト22の回転異常を素早く検知することが可能となる。
また、温度センサー31は、定着ベルト22の上端部(定着ベルト22のうちでヒーター24に最も接近し、最も昇温しやすい部分)の外周面と対向している。これに伴って、定着ベルト22の回転異常を一層素早く検知することが可能となる。
また、穴38は、被検知領域22bの弾性層36の外周面から内周面まで貫通している。このような構成を採用することで、被検知領域22bの弾性層36に穴38を容易に設けることが可能となる。
また、上記のように構成された定着装置18において、定着ニップNを用紙が通過する前の定着ベルト22の線速と定着ニップNを用紙が通過している間の定着ベルト22の線速の差が大きくなると、画像不良につながる恐れがある。そのため、定着ベルト22の回転が安定していること(定着ベルト22の回転速度が一定速度以上であること)を確認する必要がある。そこで、本実施形態では以下のようにして、定着ベルト22の回転が安定しているか否かを判断している。
定着ベルト22の回転が安定している場合には、定着ベルト22の回転速度が常に一定速度以上となる。そのため、定着ベルト22の回転周期が常に一定時間以下となり、これに伴って、温度センサー31の検知温度の増減の周期T1(図8参照)が記憶部72に記憶された閾値Tth以下となる。この場合には、制御部71は、定着ベルト22の回転が安定していると判断する。
一方で、定着ベルト22の回転が不安定である場合には、定着ベルト22の回転速度が一時的に又は常に一定速度未満となる。そのため、定着ベルト22の回転周期が一時的に又は常に一定時間を超え、これに伴って、温度センサー31の検知温度の増減の周期T2(図8参照)が一時的に又は常に記憶部72に記憶された閾値Tthを超える。この場合には、制御部71は、定着ベルト22の回転が不安定であると判断する。本実施形態ではこのように、簡易な構成を用いて、定着ベルト22が回転しているか否かだけでなく、定着ベルト22の回転が安定しているか否かも判断することが可能となっている。
本実施形態では、定着ベルト22の弾性層36が単一の材料(シリコンゴム)によって形成される場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、図9に示されるように、被検知領域22bの弾性層36bと被検知領域22b以外の領域の弾性層36aを異なる材料によって形成しても良い。例えば、被検知領域22bの弾性層36bを被検知領域22b以外の領域の弾性層36aよりも熱伝導率が高い材料によって形成すれば、被検知領域22bの弾性層36bの熱伝導率を被検知領域22b以外の領域の弾性層36aの熱伝導率よりも高くすることができる。これに伴って、被検知領域22bの昇温速度を速くすることが可能となり、定着ベルト22の回転異常を素早く検知することが可能となる。
本実施形態では定着ベルト22のコーティング層34の構成について特に説明を行わなかったが、他の異なる実施形態では、図9に示されるように、被検知領域22bのコーティング層34bと被検知領域22b以外の領域のコーティング層34aを異なる材料によって形成しても良い。例えば、被検知領域22bのコーティング層34bを被検知領域22b以外の領域のコーティング層34aよりも熱吸収性が高い材料によって形成すれば、被検知領域22bの内周面の熱吸収性を被検知領域22b以外の領域の内周面の熱吸収性よりも高くすることが可能となる。これに伴って、被検知領域22bの昇温速度を速くすることが可能となり、定着ベルト22の回転異常を素早く検知することが可能となる。
本実施形態では、穴38が被検知領域22bの弾性層36の外周面から内周面まで貫通している場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、図10に示されるように、穴38が被検知領域22bの弾性層36の外周面に凹設されており、被検知領域22bの弾性層36の外周面から内周面まで貫通していなくても良い。このような構成を採用することで、被検知領域22bの弾性層36に穴38を設けることによる被検知領域22bの強度の低下を抑制することが可能となる。
本実施形態では、定着ベルト22の上端部の外周面と温度センサー31が対向している場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、定着ベルト22の上端部以外の部分の外周面と温度センサー31が対向していても良い。なお、図3に矢印Gで示されるように、定着ベルト22のうちのヒーター24からの輻射熱が直接照射される部分(本実施形態では、定着ベルト22の上部)の外周面と温度センサー31が対向しているのが好ましい。このような構成を採用することで、定着ベルト22のうちの昇温速度が速い部分の温度を温度センサー31によって検知することが可能となる。これに伴って、定着ベルト22の回転異常を素早く検知することが可能となる。
本実施形態では、温度センサー31がサーモパイルによって構成される場合について説明したが、他の異なる実施形態では、非接触式サーミスター等を温度センサー31として用いても良い。
本実施形態では、ヒーター24がハロゲンヒーターによって構成される場合について説明したが、他の異なる実施形態では、セラミックヒーターなどをヒーター24として用いても良い。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
18 定着装置
22 定着ベルト
22b 被検知領域
23 加圧ローラー(加圧部材)
24 ヒーター(熱源)
27 押圧部材
31 温度センサー
35 (定着ベルトの)基材層
36 (定着ベルトの)弾性層
38 穴
71 制御部
73 駆動源
N 定着ニップ

Claims (8)

  1. 回転可能に設けられる定着ベルトと、
    前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧部材と、
    前記定着ベルトを加熱する熱源と、
    前記定着ベルトを前記加圧部材側に向かって押圧する押圧部材と、
    前記定着ベルトの温度を検知する温度センサーと、
    前記温度センサーの検知温度が入力される制御部と、
    前記定着ベルトを回転させる駆動源と、を備え、
    前記定着ベルトは、基材層と、前記基材層に周設される弾性層と、を備え、
    前記定着ベルトには、前記温度センサーによって温度を検知される被検知領域が形成され、前記被検知領域の前記弾性層には、周方向の一部に穴が設けられ、
    前記制御部は、前記熱源が前記定着ベルトを加熱している状態で前記温度センサーの前記検知温度が増減を繰り返す場合には前記定着ベルトが回転していると判断し、前記熱源が前記定着ベルトを加熱している状態で前記温度センサーの前記検知温度が増減を繰り返さない場合には前記定着ベルトが回転していないと判断し、
    前記制御部は、前記被検知領域の前記弾性層の前記穴が前記温度センサーと対向する位置で前記定着ベルトの回転が停止するように前記駆動源を制御することを特徴とする定着装置。
  2. 前記熱源は、前記定着ベルトの内径側に配置され、
    前記温度センサーは、前記定着ベルトのうちの前記熱源からの輻射熱が直接照射される部分の外周面と対向していることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  3. 回転可能に設けられる定着ベルトと、
    前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧部材と、
    前記定着ベルトを加熱する熱源と、
    前記定着ベルトを前記加圧部材側に向かって押圧する押圧部材と、
    前記定着ベルトの温度を検知する温度センサーと、
    前記温度センサーの検知温度が入力される制御部と、を備え、
    前記定着ベルトは、基材層と、前記基材層に周設される弾性層と、を備え、
    前記定着ベルトには、前記温度センサーによって温度を検知される被検知領域が形成され、前記被検知領域の前記弾性層には、周方向の一部に穴が設けられ、
    前記制御部は、前記熱源が前記定着ベルトを加熱している状態で前記温度センサーの前記検知温度が増減を繰り返す場合には前記定着ベルトが回転していると判断し、前記熱源が前記定着ベルトを加熱している状態で前記温度センサーの前記検知温度が増減を繰り返さない場合には前記定着ベルトが回転していないと判断し、
    前記熱源は、前記定着ベルトの内径側に配置され、
    前記被検知領域の内周面は、前記定着ベルトの前記被検知領域以外の領域の内周面よりも熱吸収性が高いことを特徴とする定着装置。
  4. 回転可能に設けられる定着ベルトと、
    前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧部材と、
    前記定着ベルトを加熱する熱源と、
    前記定着ベルトを前記加圧部材側に向かって押圧する押圧部材と、
    前記定着ベルトの温度を検知する温度センサーと、
    前記温度センサーの検知温度が入力される制御部と、を備え、
    前記定着ベルトは、基材層と、前記基材層に周設される弾性層と、を備え、
    前記定着ベルトには、前記温度センサーによって温度を検知される被検知領域が形成され、前記被検知領域の前記弾性層には、周方向の一部に穴が設けられ、
    前記制御部は、前記熱源が前記定着ベルトを加熱している状態で前記温度センサーの前記検知温度が増減を繰り返す場合には前記定着ベルトが回転していると判断し、前記熱源が前記定着ベルトを加熱している状態で前記温度センサーの前記検知温度が増減を繰り返さない場合には前記定着ベルトが回転していないと判断し、
    前記被検知領域の前記弾性層は、前記定着ベルトの前記被検知領域以外の領域の前記弾性層よりも熱伝導率が高いことを特徴とする定着装置。
  5. 前記被検知領域の前記弾性層の前記穴は、前記被検知領域の前記弾性層の外周面から内周面まで貫通していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 回転可能に設けられる定着ベルトと、
    前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧部材と、
    前記定着ベルトを加熱する熱源と、
    前記定着ベルトを前記加圧部材側に向かって押圧する押圧部材と、
    前記定着ベルトの温度を検知する温度センサーと、
    前記温度センサーの検知温度が入力される制御部と、を備え、
    前記定着ベルトは、基材層と、前記基材層に周設される弾性層と、を備え、
    前記定着ベルトには、前記温度センサーによって温度を検知される被検知領域が形成され、前記被検知領域の前記弾性層には、周方向の一部に穴が設けられ、
    前記制御部は、前記熱源が前記定着ベルトを加熱している状態で前記温度センサーの前記検知温度が増減を繰り返す場合には前記定着ベルトが回転していると判断し、前記熱源が前記定着ベルトを加熱している状態で前記温度センサーの前記検知温度が増減を繰り返さない場合には前記定着ベルトが回転していないと判断し、
    前記被検知領域の前記弾性層の前記穴は、前記被検知領域の前記弾性層の外周面に凹設されており、前記被検知領域の前記弾性層の外周面から内周面まで貫通していないことを特徴とする定着装置。
  7. 前記制御部は、前記温度センサーの前記検知温度の増減の周期が所定の閾値以下である場合には前記定着ベルトの回転が安定していると判断し、前記温度センサーの前記検知温度の増減の周期が所定の閾値を超えている場合には前記定着ベルトの回転が不安定であると判断することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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