JP6370723B2 - 連結具及び遮蔽体 - Google Patents

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Description

本発明は、振動を発生する振動体と、振動体から発せられる所定の物理的エネルギーを遮る板状の遮蔽体との連結部分に設けられる連結具及びこの連結具を備える遮蔽体に関し、特に、振動体から遮蔽体へ伝達される振動を抑制する連結具及び遮蔽体に関する。
エンジン、これに付設されるエキゾーストマニホールド、及びターボチャージャーなどは、エンジンの影響を受けて又はそれ自体が振動する振動体である。
このような振動体には様々な部品が装着されており、例えば、装着部品として、エキゾーストマニホールドカバー、ヒートインシュレーターなどと称される遮蔽体がある。
遮蔽体は、一般的に、対向配置される二枚の金属板を備え、振動体から発せられる熱、音などの物理的エネルギーのエンジン周りの他の部品や車外への伝達を遮蔽するように構成されている。
このような遮蔽体は、振動体からの振動を直接又は間接的に受けて、破損したり異音を発生したりすることがある。
このような振動による影響を避けるために、振動体と遮蔽体との連結部分に防振構造を備える連結具が開示されている。
例えば、特許文献1に記載の連結具は、振動体と遮蔽体との間に、重量調整されたおもり部材(ダンプマス)を備えるグロメットを介在させて、遮蔽体の振動を抑制するようになっている。
特開2004−169733号公報
しかしながら、従来の連結具では、おもり部材(ダンプマス)のダンパとして作用により振動の早期の減衰を達成できるものの、積極的に振動を吸収することはできなかった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、積極的に振動を吸収可能な連結具と、このような連結具を備える遮蔽体の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の連結具は、振動を発生する振動体と、前記振動体から発せられる所定の物理的エネルギーを遮る板状の遮蔽体との連結部分に設けられる連結具であって、前記遮蔽体を間に介在可能な間隔を空けて対向配置される第一及び第二の面と、貫通孔を有するとともにこの貫通孔を中心として所定の線材を曲率が連続して変化する渦巻き状に巻回させ伸縮可能に形成された付勢部材と、前記遮蔽体に形成される孔及び前記貫通孔に挿通されるとともに第一及び第二の面間の距離を一定の間隔に保持する保持部と、を備え、前記付勢部材は、第一の面と前記遮蔽体との間に配置されるとともに伸縮方向において曲率の小さい側を前記遮蔽体側に臨ませて配置される第一の付勢部材と、第二の面と前記遮蔽体との間に配置されるとともに伸縮方向において曲率の小さい側を前記遮蔽体側に臨ませて配置される第二の付勢部材と、を有し、さらに、前記遮蔽体に形成される孔の内縁部を挟持するように対向配置されるとともに第一の付勢部材及び第二の付勢部材の曲率の小さい側にそれぞれ当接する第一及び第二の環状部材を備え、第一及び第二の環状部材は、第一の付勢部材及び第二の付勢部材と係合して、第一の付勢部材及び第二の付勢部材との径方向に対する位置ずれを規制する第一の規制手段と、前記遮蔽体と係合して、前記遮蔽体との面方向に対する位置ずれを規制する第二の規制手段と、を備える構成としてある。
また、本発明の連結具は、振動を発生する振動体と、前記振動体から発せられる所定の物理的エネルギーを遮る板状の遮蔽体との連結部分に設けられる連結具であって、前記遮蔽体を間に介在可能な間隔を空けて対向配置される第一及び第二の面と、貫通孔を有するとともにこの貫通孔を中心として所定の線材を曲率が連続して変化する渦巻き状に巻回させ伸縮可能に形成された付勢部材と、前記遮蔽体に形成される孔及び前記貫通孔に挿通されるとともに第一及び第二の面間の距離を一定の間隔に保持する保持部と、を備え、前記付勢部材は、第一の面と前記遮蔽体との間に配置されるとともに伸縮方向において曲率の小さい側を前記遮蔽体側に臨ませて配置される第一の付勢部材と、第二の面と前記遮蔽体との間に配置されるとともに伸縮方向において曲率の小さい側を前記遮蔽体側に臨ませて配置される第二の付勢部材と、を有し、第一及び第二の面は、前記貫通孔における曲率の小さい側の孔及び前記遮蔽体に形成される孔よりも小さい外形を有する構成とすることもできる。
また、本発明の連結具は、振動を発生する振動体と、前記振動体から発せられる所定の物理的エネルギーを遮る板状の遮蔽体との連結部分に設けられる連結具であって、前記遮蔽体を間に介在可能な間隔を空けて対向配置される第一及び第二の面と、貫通孔を有するとともにこの貫通孔を中心として所定の線材を曲率が連続して変化する渦巻き状に巻回させ伸縮可能に形成された付勢部材と、前記遮蔽体に形成される孔及び前記貫通孔に挿通されるとともに第一及び第二の面間の距離を一定の間隔に保持する保持部と、を備え、前記付勢部材は、第一の面と前記遮蔽体との間に配置されるとともに伸縮方向において曲率の小さい側を前記遮蔽体側に臨ませて配置される第一の付勢部材と、第二の面と前記遮蔽体との間に配置されるとともに伸縮方向において曲率の小さい側を前記遮蔽体側に臨ませて配置される第二の付勢部材と、を有し、第一及び第二の面は、前記貫通孔における曲率の小さい側の孔及び前記遮蔽体に形成される孔よりも小さい外形を有し、さらに、前記遮蔽体に形成される孔の内縁部を挟持するように対向配置されるとともに第一の付勢部材及び第二の付勢部材の曲率の小さい側にそれぞれ当接する第一及び第二の環状部材を備え、第一及び第二の環状部材は、第一の付勢部材及び第二の付勢部材と係合して、第一の付勢部材及び第二の付勢部材との径方向に対する位置ずれを規制する第一の規制手段と、前記遮蔽体と係合して、前記遮蔽体との面方向に対する位置ずれを規制する第二の規制手段と、を備える構成とすることもできる。
また、本発明の遮蔽体は、振動を発生する振動体に装着され、前記振動体から発せられる所定の物理的エネルギーを遮る遮蔽体であって、前記振動体と、当該遮蔽体との連結部分に設けられる連結具を備え、前記連結具が上記本発明の連結具である構成としてある。
本発明の連結具とこれを備える遮蔽体によれば、振動体が発生する振動が積極的に吸収され、遮蔽体への振動の伝達が抑制される。
一実施形態に係る連結具1A(遮蔽体の一部を含む)の斜視図である。 連結具1Aの分解斜視図である。 第一部材及び第二部材の断面図であり、(a)は一実施形態に係る第一部材及び第二部材の断面図、(b)は他の実施形態に係る第一部材及び第二部材の断面図である。 一実施形態に係る環状部材(スペーサー)の図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は正面側から見た斜視図、(d)は底面側から見た斜視図である。 他の実施形態に係る環状部材(スペーサー)の図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は正面側から見た斜視図、(d)は底面側から見た斜視図である。 連結具の断面図であり、(a)は一実施形態に係る連結具1Aの断面図、(b)は他の実施形態に係る連結具1Bの断面図である。 他の実施形態に係る連結具1Bの寸法図であり、(a)は他の実施形態に係る第一部材及び第二部材の断面図、(b)は他の実施形態に係る連結具1Bの断面図、(c)は各部の寸法を示す図表である。 他の実施形態に係る連結具1B(遮蔽体の一部を含む)の斜視図である。 他の実施形態に係る遮蔽体の取り付け孔周縁部を示す斜視図である。 他の実施形態に係る連結具1Cの断面図である。 他の実施形態に係る連結具1Dの断面図であり、(a)は連結具1D−1(スペーサーありタイプ)の断面図、(b)は連結具1D−2(スペーサーなしタイプ)の断面図である。 他の実施形態に係る連結具1Eの断面図であり、(a)は連結具1E−1(スペーサーありタイプ)の断面図、(b)は連結具1E−2(スペーサーなしタイプ)の断面図である。 遮蔽体の斜視図である。 付勢部材(圧縮コイルバネ)のバネ定数に関する説明図であり、(a)はバネ定数の測定方法を示す断面図、(b)はバネ定数の測定結果を示す図である。 連結具を介して被打撃体に取り付けられた試験体の振動減衰特性に関する説明図であり、(a)の(i)は振動減衰特性の測定方法を示す側面図、(a)の(ii)は試験体の正面図、(b)は振動減衰特性の測定結果を示す図、(c)は半値幅法の説明図である。 連結具を介して振動体(エンジン)に取り付けられた遮蔽体の振動伝達特性に関する試験結果であり、(a)はエンジン回転数と振動(加速度)との関係を示す図、(b)はエンジン回転数と振動音との関係を示す図である。
以下、本発明に係る連結具及び遮蔽体の好ましい実施形態について図1〜図16を参照しながら説明する。
本実施形態に係る連結具1は、エンジン、これに付設されるエキゾーストマニホールド、及びターボチャージャーなどの振動体10と、これらに装着される遮蔽体100との連結部分に設けられ、振動体10から発せられる振動を積極的に吸収して、遮蔽体100への振動の伝達を抑制するように構成されている。
また、遮蔽体100は、二枚の金属板の間に形成される空隙に満たされる空気層が抵抗となり、振動体10の振動に伴う音、熱などの物理的エネルギーをエンジン周りの他の部品や車外への伝達を遮蔽するように構成されている。
以下、連結具1及び遮蔽体100それぞれの構成について説明する。
[連結具]
本実施形態に係る連結具1(1A,1B)は、図1〜8に示すように、第一部材2,第二部材3、圧縮コイルバネ4(4a,4b)、スペーサー5(5a,5b)を備え、遮蔽体100をスペーサー5a,5bの間に挟持可能に構成されている。
なお、図1、図2、図6、図7及び図8では、遮蔽体100の一部(取り付け孔103の周縁部)のみを表している。
第一部材2,第二部材3は、例えば、鉄、ステンレスなどの金属から構成され、ボビン状の組み立て形状を有し、図2、図3(a)及び図6(a)に示すように、対向する2つのフランジ部20,30の間に、圧縮コイルバネ4a,4b、スペーサー5a,5b、及び遮蔽体100を挟み込み可能な隙間を有している。
第一部材2は、フランジ部20と、中央に孔21とを有する平座金状に形成され、第二部材3に嵌合装着される。
第二部材3は、中央に孔312の形成されたリベット形状を有し、フランジ部30と、筒状の胴部31とを備えている。胴部31の先端側には段部311が形成されており、この段部311に第一部材2の孔21が嵌合されて、ボビン状に組み立てられる。
また、第一部材2及び第二部材3の他の実施形態として、図3(b)及び図6(b)に示すような形状を有するものを採用することもできる。この形態では、双方ともにリベット形状を有し、第一部材2側に形成された段部211に第二部材3の孔312が嵌合されて、ボビン状に組み立てられる。
このように、第一部材2と第二部材3とがボビン状に組み立てられることで、それぞれのフランジ部20,30に形成される二つの面20a,30a同士が対向配置されるとともに、胴部31により二つの面20a,30aが圧縮コイルバネ4、スペーサー5、及び遮蔽体100を挟持可能な一定の間隔に保持されることになる。
圧縮コイルバネ4a,4bは、それぞれ貫通孔40を有するとともにこの貫通孔40を中心として所定の線材(例えば、SUS304、φ1.0)を曲率が連続して変化する渦巻き状に巻回させて伸縮可能に形成された付勢部材であり、無負荷状態では所定の高さを有するものの圧縮状態でほぼ平坦な形状に変形する。
スペーサー5a、5bは、例えば、鉄、ステンレスなどの金属から構成され、圧縮コイルバネ4a,4bに挟まれた状態で、遮蔽体100に形成される取り付け孔103の内縁部を挟持する環状部材である。
このような各部材は、図2、6に示すように、組み立てられて連結具として構成される。以下、組み立て手順を示しながら、各部材の詳細な構成及び機能的な役割について説明する。
まず、第二部材3に圧縮コイルバネ4bを装着する。装着は、胴部31の貫通孔40への挿入により完了する。このとき、圧縮コイルバネ4bの曲率の大きい側の端部41がフランジ部30側を向くように挿入する。また、端部41側貫通孔40の孔径は、胴部31の外径よりも僅かに大きく形成され、これにより、胴部31に対する圧縮コイルバネ4bの径方向の移動が規制される。
次いで、圧縮コイルバネ4bの上に、スペーサー5bを載置する。
スペーサー5bは、図4に示すように、バネ設置部51と、その外周に環状凸部52とが形成され、環状凸部52の内周側に圧縮コイルバネ4bを収容可能としてある。この環状凸部51により、スペーサー5bに対する圧縮コイルバネ4bの径方向の位置ずれが規制される。
続いて、スペーサー5bの上に、遮蔽体100を載置する。スペーサー5bには、複数の壁部53が形成され、その外側に取り付け孔103の内縁部が配置される。複数の壁部53を仮想的につなげた円の外径は、取り付け孔103の孔径よりも僅かに小さく形成され、この壁部53により、スペーサー5bに対する遮蔽体100の面方向の位置ずれが規制される。
また、スペーサー5bには、環状凹部54が形成され、遮蔽体100との接触面積が減少される。なお、バネ設置部51の反対面側であって遮蔽体100に面する側にも図示しない環状凹部(溝)を設けることもできる。
続いて、遮蔽体100の上に、スペーサー5aを載置する。
スペーサー5aは、スペーサー5bと同様、バネ設置部51、環状凸部52、壁部53、及び環状凹部54を備えており、スペーサー5bを単に天地逆さに載置したものである。遮蔽体100との関係では、壁部53が遮蔽体100の面方向の位置ずれを規制し、環状凹部53が遮蔽体100との接触面積の減少させるように作用する。
次いで、スペーサー5aの上に、圧縮コイルバネ4aを載置する。
圧縮コイルバネ4aを、貫通孔40を胴部31に挿通させながら、曲率の小さい側の端部42がスペーサー5aに当接するように載置する。また、スペーサー5aには、スペーサー5bと同様に、バネ設置部51と、その外周に環状凸部52とが形成されていることから、環状凸部52の内周側に圧縮コイルバネ4aが収められるとともに、この環状凸部52により、スペーサー5aに対する圧縮コイルバネ4aの径方向の位置ずれが規制される。
続いて、第一部材2を第二部材3の段部311に嵌合させて、組み立てが完了する。
また、このように組み立てられた状態では、図6に示すように、スペーサー5a及びスペーサー5bそれぞれに形成された壁部53が相互に行き違って交差するように形成されている。これにより、スペーサー5aの壁部53が圧縮コイルバネ4bの径方向の位置ずれを、スペーサー5bの壁部53が圧縮コイルバネ4aの径方向の位置ずれを、それぞれ規制するようになっている。
また、スペーサー5の他の実施形態として、図5及び図6(b)に示すような形状のものを採用することもできる。この形態では、環状凸部52に代えて、複数のバネ支持部55を備えている。複数のバネ支持部55を仮想的につなげた円の外径は、圧縮コイルバネ4の端部42側貫通孔40の孔径よりも僅かに小さく形成され、このバネ支持部55により、スペーサー5に対する圧縮コイルバネ4の径方向の位置ずれが規制される。また、バネ支持部55は、外方に向けて折り曲げ可能に形成され、事前にスペーサー5と圧縮コイルバネ4とを一体的に組み付けておくことができ、組み立て作業の効率化が図られるようになっている。
なお、前述の第一部材2及び第二部材3の他の実施形態、スペーサー5の他の実施形態を用いて組み立てられたものが、図6(b)、図7(b)及び図8に示す連結具1Bである。
このように組み立てられた連結具1は、図2に示すように、第一部材2側から孔312にボルト150を貫通させ、このボルト150のネジ部151をエンジンなどの振動体10に形成された固定穴11に螺着させることで、遮蔽体100が連結具1を介して振動体10に装着されることになる。
このような構成により、連結具1が以下のように動作して、振動体10から発せられる振動を積極的に吸収して、遮蔽体100への振動の伝達を抑制する。
第一及び第二部材2,3は、振動体10に固定されていることから、振動体10からの振動が直接伝達される。すなわち、第一及び第二部材2,3は、振動体10とともに振動する。
また、各フランジ部20,30の外径は、図6に示すように、圧縮コイルバネ4の端部42側貫通孔40の孔径、スペーサー5の内径及び取り付け孔103よりも小さく形成され、フランジ部20,30とスペーサー5及び遮蔽体100との間には、フランジ部20,30が可動する十分な領域が確保されており、フランジ部20,30がこれらに干渉することがないため、第一及び第二部材2,3の振動が遮蔽体100に直接伝達されることはない。また、フランジ部30の底面から遮蔽体100までの距離(図6中の高さ方向の距離)を、振動体10の振れ幅以上に設定してある。これにより、振動している振動体10が遮蔽体100に干渉しないようになっている。
このような構成により、振動体10から遮蔽体100への振動の伝達は、圧縮コイルバネ4を介してのみ伝わることになる。圧縮コイルバネ4は、第一及び第二部材2,3の振動に応じて伸縮するものの、遮蔽体100には静止状態を保とうとする慣性が作用することから、結局は、圧縮コイルバネ4のみが伸縮することになる。すなわち、遮蔽体100へ伝達される振動が圧縮コイルバネ4により吸収され、遮蔽体100への振動の伝達が抑制されることになる。
特に、圧縮コイルバネ4は、曲率が連続的に変化する圧縮コイルバネであることから、無負荷時と負荷時とで端部41と端部42の位置が入れ替わるまで変位することができ、バネの巻き(高さ)方向に対する変位量を十分に確保できるとともに、径方向にも変位可能であることから、遮蔽体100への振動の伝達が確実に抑制される。
また、振動体10からの熱は、スペーサー5を介して遮蔽体100に伝達される。スペーサー5と遮蔽体100を材質(熱伝導率)の同じ金属で形成した場合、熱を加えた状態で負荷がかかると、遮蔽体100が破壊することがあるが、材質(熱伝導率)の異なる金属で形成すると(例えば、スペーサー5をステンレス、遮蔽体100をアルミニウムで形成)、伝熱が抑制され、遮蔽体100が破壊しにくくなる。
なお、本実施形態では、圧縮コイルバネ4と遮蔽体100との間にスペーサー5を介在させたが、圧縮コイルバネ4と遮蔽体100との間にスペーサー5を介在させずに、圧縮コイルバネ4aと圧縮コイルバネ4bとで遮蔽体100を直接挟持する構成とすることもできる。この場合、図9に示すように、遮蔽体100の取り付け孔103の周縁部に、スペーサー5の環状凸部52やバネ支持部55と同様な機能を発揮するバネ規制部105a,105bを設けることができる。これにより、圧縮コイルバネ4a,4bに対する遮蔽体100の面方向の位置ずれが規制される。
ここで、連結具1Bの各部寸法を具体的に示す。
図7(c)に示す図表には、図7(a)及び(b)に示すA〜Lの各記号に対応する寸法として設計値が記載されている。
設計値は、製品として製作された連結具1Bの実寸法とほぼ一致しており、この値は好ましい数値範囲の中から選択された一つの値に過ぎず、他の設計値を採用可能であることはいうまでもない。
例えば、二つの面20a,30a間の距離Bは、圧縮コイルバネ4a及び4bを圧縮させたときの高さ(例えば、4mm(2mm×2))と、スペーサー5a及び5bの厚み(K×2)と、遮蔽体100の厚み(L)とを加算した数値以上となることが好ましい。
また、振動体10(連結具1Bの取り付け面)から面30aまでの距離Cは、3.0mm以上となることが好ましい。
また、スペーサー5の内半径からフランジ部20,30の外半径を減算した差分Gは、3.0mm以上となることが好ましい。
また、圧縮コイルバネ4の無負荷時の高さは、圧縮時の高さ(例えば、2mm)に3.0mmを加えた値以上となることが好ましい。
なお、図表中の設計値における数値の記載がない部分においても、具体的な数値が設定されるものの、限定的な解釈を避けるため、便宜上「適宜」と記載してある。
また、ここで、上記の連結具1A、1Bとは異なる形態を有する連結具であって、本発明に係るその他の実施形態の連結具1C〜1Eについて、例示する。
図10に示す連結具1Cは、連結具1Bの変形実施形態であり、スペーサー5の形状が連結具1Bと異なる。具体的には、バネ支持部55の形状(スペーサーの中心に向けて開口を臨ませた略コの字状)及び形成位置(スペーサー外周縁側に形成)が異なる点と、バネ支持部55に加えて環状凸部52が(スペーサー内周縁側に)追加形成されている点が相違する。
図11(a)に示す連結具1D−1は、連結具1Aの変形実施形態であり、環状凸部52の形状(スペーサーを断面L字形成)が連結具1Aと相違する。
また、図11(b)に示す連結具1D−2は、連結具1D−1からスペーサー5を除いた実施形態である。この例では、圧縮コイルバネ4に対する遮蔽体100の面方向の位置ずれを規制するために、遮蔽体100の取り付け孔103の周縁部に、図9に示すバネ規制部105a,105bを設けることが好ましい。
図12(a)に示す連結具1E−1は、連結具1Aの変形実施形態であり、環状凸部52の形状(スペーサーを断面L字形成)が連結具1Aと相違するとともに、各フランジ部20,30の外径と、スペーサー5の内径及び取り付け孔103の孔径との大小関係が連結具1Aと相違する。
この例では、各フランジ部20,30の外径よりも、スペーサー5の内径及び取り付け孔103の孔径の方が小さく形成されている。
また、図12(b)に示す連結具1E−2は、連結具1E−1からスペーサー5を除いた実施形態である。この例でも、圧縮コイルバネ4に対する遮蔽体100の面方向の位置ずれを規制するために、遮蔽体100の取り付け孔103の周縁部に、図9に示すバネ規制部105a,105bを設けることが好ましい。
このような形態を有する連結具1C〜1Eも本発明に係る連結具の一実施形態であることはいうまでもない。なお、第一及び第二部材2,3の形状は任意な形状から適宜選択可能であることから、連結具1D,1Eでは、これらを模式的に示している。
[遮蔽体]
遮蔽体100は、所定の金属板を、図13に示すように、被覆対象となる振動体10の外形に合わせた形状に成形加工したものからなる。
本実施形態の遮蔽体100は、例えば、二枚の金属板を重ね合わせた二重構造を有している。この二枚の金属板の間には、所定の断熱材等を挟装させることもできるし、何ら挟装させない構成とすることもできる。
また、金属板は、スペーサー5とは異なる金属であることが好ましく、例えば、スペーサー5を鉄やステンレスで形成したときには、金属板をアルミニウムで形成することができる。
また、金属板の表面には凹凸加工が施されていることが好ましい。
このように構成された遮蔽体100は取り付け孔103を有している。この取り付け孔103の周縁部をスペーサー5a,5bが挟持するように連結具1を取り付けることにより、遮蔽体100と連結具1とが一体となった遮蔽体100が完成する。
この完成品は、連結具1を介してエンジンなどの振動体10に固定されることになるが、連結具1の作用により、振動体10が発生する振動の遮蔽体100への伝達が抑制される。
以上説明したように、本実施形態の連結具及び遮蔽体によれば、振動体が発生する振動が積極的に吸収され、遮蔽体への振動の伝達が抑制される。
以上、本発明の連結具及び遮蔽体の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る連結具及び遮蔽体は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、連結具1は、遮蔽体100の大きさ、質量、連結箇所の数等に応じて、各部材の材質、質量、大きさ、バネ特性(例えば、バネの定数、巻き数、線径など)等を適宜変更することで、振動の吸収特性を調整することができる。
なお、ここで、本発明に係る連結具1の振動の吸収特性に係る基礎データを以下に開示する。
基礎データとして、例えば、本実施形態で採用した圧縮コイルバネ4のバネ定数、連結具により得られる振動減衰特性、制振特性、振動音出力特性を開示する。
[バネ定数]
圧縮コイルバネ4は、ステンレス製、曲率の大きい側の端部41の内径φ11mm、曲率の小さい側の端部42の外径φ28mm、無負荷時の高さ6mm、線径φ1mm、有効巻き数1のものを用いた。
バネ定数は、図14(a)に示す方法(JIS B2704−1に準拠)により測定した。
具体的には、圧縮コイルバネ4をφ24mmの貫通孔を有する載置部62に載置し、φ18mmの可動部61を端部41側から降下させて圧縮コイルバネ4を圧縮した。
このとき、可動部61の圧縮コイルバネ4との対向面(下面)に設けられた荷重変換器(ロードセル)により、圧縮コイルバネ4の反発力(荷重)を測定した。
可動部61を、無負荷時の高さ6mmを始点に徐々に降下させ、圧縮コイルバネ4がほぼ平になる圧縮状態を超え、さらには、端部41と端部42の天地が逆転した状態となる3mm下方まで移動させた。
このような方法により測定された荷重(反発力)と圧縮量(可動部61移動量)との関係を図14(b)に示す。
この関係から無負荷状態から圧縮状態までのバネ定数は約0.3N/mm、圧縮状態を超えて端部41と端部42の天地が逆転した状態のバネ定数は約0.6N/mmとなることが分かる。
このようなバネ定数は、最適な値として採用可能であるものの、好ましい数値範囲の中から選択された一つの値に過ぎず、好ましい数値範囲は上記の値を包含する、例えば、0.1〜10N/mmとすることができる。
このような好ましい数値範囲以外のバネ定数を有する圧縮コイルバネ4を採用すると、例えば、バネ定数が0.1N/mm未満では、軟らか過ぎて腰がなくなり振動時に他部品との干渉回避が困難となり、10N/mmを超えると、強ばり過ぎて振動を遮蔽体100に直接伝達させるおそれがあり、本発明の奏功を得ることができない。
[振動減衰特性]
振動減衰特性を、図15(a)に示す方法により測定した。
この方法は、制振鋼板の振動減衰特性試験方法(JIS G0602−1993)を利用したものである。
具体的には、糸72により吊り下げられた被打撃体71(外形は試験体74と同等)に連結具1(1B)を介して試験体74を取り付け、被打撃体71をハンマー73により打撃加振させたときに、試験体74(アルミめっき鋼板150mm×150mm×150mm×0.4t)の測定ポイント75に取り付けた加速度センサ(加速度ピックアップ)から出力される振動特性を測定した。なお、連結具1はボルトなどの固定具76により被打撃体71に一体固定されているものの、試験体74は連結具1を介して間接的に被打撃体71に取り付けられている。
このような方法により測定された測定ポイント75の振幅と周波数との関係を図15(b)に示す。
このような関係から振動特性を示す指標として損失係数を求めることができる。損失係数は、共振ピーク時において、図15(c)に示す半値幅法により0.07という値が算出された。
損失係数は、値が大きくなるほど振動減衰効果が高くなる特性を示しており、ちなみに、被打撃体71に連結具1を介することなく試験体74を取り付けたときの損失係数が0.006であったため、連結具1(1B)により振動の伝達が抑制されていることが確認された。
[制振特性]
遮蔽体10を実際のエンジンに取り付け、連結具1(1B)によるエンジンから伝達される振動の吸収度合を測定した。
4気筒直列エンジンに付設されるエキゾーストマニホールド部分を、遮蔽体10で覆うように取り付け、エンジンの回転数を1000〜6000rpmの間で変化させながら、エンジンの振動(加速度)と遮蔽体10の振動(加速度)とを測定した。
振動の測定は、エキゾーストマニホールド及び遮蔽体10のそれぞれに加速度センサ(加速度ピックアップ)を取り付け、それより出力される振動特性を測定した。
図16(a)は、エンジン回転数と遮蔽体10の振動(加速度)との関係を示すグラフである。
エキゾーストマニホールドの振動の最大値(加速度)110m/sに対して、遮蔽体10の振動の最大値(加速度)が32m/sであったため、連結具1(1B)により振動の伝達が抑制されていることが確認された。
[振動音出力特性]
制振特性と同様に、遮蔽体10を実際のエンジンに取り付け、エンジンから直接出音される振動音(音圧レベル)と、遮蔽体10を介して間接的に出音される振動音(音圧レベル)とを測定した。
エンジン及び遮蔽体10から所定距離(例えば、100mm)離れた位置にマイクをそれぞれ設置して、エンジンと遮蔽体10からの振動音を測定した。
図16(b)は、エンジン回転数と遮蔽体10からの振動音(音圧レベル)との関係を示すグラフである。
例えば、エンジン回転数4000rpmまでのOA(オーバーオール)値で比較すると、エンジンからの振動音86.5dBに対して、遮蔽体10からの振動音85.4dBであったため、連結具1(1B)により振動音が抑制されていることが確認された。
本発明は、エンジン、これに付設されるエキゾーストマニホールド、ターボチャージャーなどから発せられる所定の物理的エネルギーを遮る遮蔽体、及びこれらと遮蔽体との連結部分に設けられる連結具に広く利用することができる。
1(1A,1B,1C,1D,1E) 連結具
2 第一部材(第一の面)
3 第二部材(第二の面、保持部)
4 圧縮コイルバネ(付勢部材)
5 スペーサー(環状部材)
52 環状凸部
53 壁部
54 環状凹部
55 バネ支持部
100 遮蔽体
103 取り付け孔
105 バネ規制部
150 ボルト

Claims (4)

  1. 振動を発生する振動体と、前記振動体から発せられる所定の物理的エネルギーを遮る板状の遮蔽体との連結部分に設けられる連結具であって、
    前記遮蔽体を間に介在可能な間隔を空けて対向配置される第一及び第二の面と、
    貫通孔を有するとともにこの貫通孔を中心として所定の線材を曲率が連続して変化する渦巻き状に巻回させ伸縮可能に形成された付勢部材と、
    前記遮蔽体に形成される孔及び前記貫通孔に挿通されるとともに第一及び第二の面間の距離を一定の間隔に保持する保持部と、を備え、
    前記付勢部材は、
    第一の面と前記遮蔽体との間に配置されるとともに伸縮方向において曲率の小さい側を前記遮蔽体側に臨ませて配置される第一の付勢部材と、
    第二の面と前記遮蔽体との間に配置されるとともに伸縮方向において曲率の小さい側を前記遮蔽体側に臨ませて配置される第二の付勢部材と、を有し、
    さらに、前記遮蔽体に形成される孔の内縁部を挟持するように対向配置されるとともに第一の付勢部材及び第二の付勢部材の曲率の小さい側にそれぞれ当接する第一及び第二の環状部材を備え、
    第一及び第二の環状部材は、
    第一の付勢部材及び第二の付勢部材と係合して、第一の付勢部材及び第二の付勢部材との径方向に対する位置ずれを規制する第一の規制手段と、
    前記遮蔽体と係合して、前記遮蔽体との面方向に対する位置ずれを規制する第二の規制手段と、を備え
    ことを特徴とする連結具。
  2. 振動を発生する振動体と、前記振動体から発せられる所定の物理的エネルギーを遮る板状の遮蔽体との連結部分に設けられる連結具であって、
    前記遮蔽体を間に介在可能な間隔を空けて対向配置される第一及び第二の面と、
    貫通孔を有するとともにこの貫通孔を中心として所定の線材を曲率が連続して変化する渦巻き状に巻回させ伸縮可能に形成された付勢部材と、
    前記遮蔽体に形成される孔及び前記貫通孔に挿通されるとともに第一及び第二の面間の距離を一定の間隔に保持する保持部と、を備え、
    前記付勢部材は、
    第一の面と前記遮蔽体との間に配置されるとともに伸縮方向において曲率の小さい側を前記遮蔽体側に臨ませて配置される第一の付勢部材と、
    第二の面と前記遮蔽体との間に配置されるとともに伸縮方向において曲率の小さい側を前記遮蔽体側に臨ませて配置される第二の付勢部材と、を有し、
    第一及び第二の面は、前記貫通孔における曲率の小さい側の孔及び前記遮蔽体に形成される孔よりも小さい外形を有する
    ことを特徴とする連結具。
  3. 振動を発生する振動体と、前記振動体から発せられる所定の物理的エネルギーを遮る板状の遮蔽体との連結部分に設けられる連結具であって、
    前記遮蔽体を間に介在可能な間隔を空けて対向配置される第一及び第二の面と、
    貫通孔を有するとともにこの貫通孔を中心として所定の線材を曲率が連続して変化する渦巻き状に巻回させ伸縮可能に形成された付勢部材と、
    前記遮蔽体に形成される孔及び前記貫通孔に挿通されるとともに第一及び第二の面間の距離を一定の間隔に保持する保持部と、を備え、
    前記付勢部材は、
    第一の面と前記遮蔽体との間に配置されるとともに伸縮方向において曲率の小さい側を前記遮蔽体側に臨ませて配置される第一の付勢部材と、
    第二の面と前記遮蔽体との間に配置されるとともに伸縮方向において曲率の小さい側を前記遮蔽体側に臨ませて配置される第二の付勢部材と、を有し、
    第一及び第二の面は、前記貫通孔における曲率の小さい側の孔及び前記遮蔽体に形成される孔よりも小さい外形を有し、
    さらに、前記遮蔽体に形成される孔の内縁部を挟持するように対向配置されるとともに第一の付勢部材及び第二の付勢部材の曲率の小さい側にそれぞれ当接する第一及び第二の環状部材を備え、
    第一及び第二の環状部材は、
    第一の付勢部材及び第二の付勢部材と係合して、第一の付勢部材及び第二の付勢部材との径方向に対する位置ずれを規制する第一の規制手段と、
    前記遮蔽体と係合して、前記遮蔽体との面方向に対する位置ずれを規制する第二の規制手段と、を備え
    ことを特徴とする連結具。
  4. 振動を発生する振動体に装着され、前記振動体から発せられる所定の物理的エネルギーを遮る遮蔽体であって、
    前記振動体と、当該遮蔽体との連結部分に設けられる連結具を備え、前記連結具が請求項1〜3のいずれかに記載の連結具である
    ことを特徴とする遮蔽体。
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