JP6332623B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に係り、更に詳しくは、画像データに基づいて像担持体を露光して画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来、画像データに基づいて像担持体を露光して画像を形成する画像形成装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されている画像形成装置では、画像の再現性に向上の余地があった。
本発明は、少なくとも1つの所定パターンを含む画像データに基づいて像担持体を露光して画像を形成する画像形成装置において、前記所定パターンは、複数の露光画素から成り、かつ前記画像データにおける前記所定パターンの周辺領域は複数の非露光画素から成り、前記複数の露光画素の露光量を設定する処理装置を備え、前記処理装置は、前記所定パターンと前記周辺領域との境界に隣接する、前記所定パターン内の少なくとも1つの露光画素から成る特定領域の露光画素の露光量と、前記所定パターン内の前記特定領域以外の領域の露光画素の露光量とを互いに異なる値に設定することを特徴とする画像形成装置である。
これによれば、画像の再現性を向上できる。
一実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を示す図である。 図2(A)及び図2(B)は、それぞれコロトロン帯電及びスコロトロン帯電を説明するための図である。 図3(A)〜図3(C)は、図1における光走査装置を説明するための図(その1〜その3)である。 プリンタ制御装置及び走査制御装置を説明するためのブロック図である。 図5(A)及び図5(B)は、それぞれ画像処理部を説明するための図(その1及びその2)である。 静電潜像計測装置を説明するための図である。 真空チャンバの断面図である。 図8(A)は、加速電圧と帯電の関係を示すグラフであり、図8(B)は、加速電圧と帯電電位の関係を示すグラフである。 図9(A)及び図9(B)は、それぞれ2次電子による電荷分布・電位分布検出の原理モデルである。 図10(A)〜図10(D)は、それぞれ光走査装置により形成される潜像パターン(その1〜その4)を説明するための図である。 グリッドメッシュ配置による測定例を説明するための図である。 図12(A)及び図12(B)は、それぞれ電位ポテンシャルと加速電圧との関係を説明するための図(その1及びその2)である。 潜像深さ計測結果の一例を示す図である。 図14(A)及び図14(B)は、それぞれ孤立パターンを示す図(その1及びその2)である。 図15(A)〜図15(C)は、それぞれ積分光量について説明するための図(その1〜その3)である。 図16(A)及び図16(B)は、それぞれ比較例1及び実施例1の孤立パターンの各露光画素の露光量と、該孤立パターンに対応する感光体ドラム上の静電潜像を示す図である。 図17(A)及び図17(B)は、それぞれ比較例2及び実施例2の孤立パターンの各露光画素の露光量と、該孤立パターンに対応する感光体ドラム上の静電潜像を示す図である。 比較例3の積分光量について説明するための図である。 実施例3の積分光量(第1積分光量)について説明するための図である。 実施例4の積分光量(第2積分光量)について説明するための図である。 比較例4の積分光量について説明するための図である。 実施例5の積分光量(第3積分光量)について説明するための図である。 実施例6の積分光量(第4積分光量)について説明するための図である。 孤立パターンの具体例を示す図である。 2つの孤立パターンが隣接している例を示す図である。 図26(A)は、従来の露光方式について説明するため図であり、図26(B)〜図26(D)は、それぞれTC露光について説明するための図(その1〜その3)である。 図27(A)、図27(B)及び図27(C)は、それぞれ比較例5、実施例7及び実施例8の各露光画素に対する露光量設定値及び該露光量設定値に対応する静電潜像を示す図である。 図28(A)及び図28(B)は、それぞれ比較例6及び実施例9の各露光画素に対する露光量設定値及び該露光量設定値に対応する静電潜像を示す図である。 図29(A)、図29(B)及び図29(C)は、それぞれ比較例7、実施例10及び実施例11の各露光画素に対する露光量設定値及び該露光量設定値に対応する静電潜像を示す図である。 図30(A)及び図30(B)は、それぞれ比較例8及び実施例12の各露光画素に対する露光量設定値及び該露光量設定値に対応する静電潜像を示す図である。 45°傾斜ラインを形成するための複数の孤立パターンを示す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図31に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係るレーザプリンタ1000の概略構成が示されている。
このレーザプリンタ1000は、露光装置としての光走査装置1010、像担持体としての感光体ドラム1030、帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034、クリーニングユニット1035、トナーカートリッジ1036、給紙コロ1037、給紙トレイ1038、レジストローラ対1039、定着ローラ1041、排紙ローラ1042、排紙トレイ1043、原稿読取装置としてのスキャナ10(図4参照)、通信制御装置1050、プリンタ制御装置1060(処理装置)などを備えている。なお、これらは、プリンタ筐体1044の中の所定位置に収容されている。
通信制御装置1050は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
感光体ドラム1030は、円柱状の部材であり、その表面には感光層が形成されている。すなわち、感光体ドラム1030の表面が被走査面である。そして、感光体ドラム1030は、図1における矢印方向に回転するようになっている。
帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034及びクリーニングユニット1035は、それぞれ感光体ドラム1030の表面近傍に配置されている。そして、感光体ドラム1030の回転方向に沿って、帯電チャージャ1031→現像ローラ1032→転写チャージャ1033→除電ユニット1034→クリーニングユニット1035の順に配置されている。
帯電チャージャ1031は、感光体ドラム1030の表面を均一に帯電させる。
帯電チャージャ1031は、図2(A)に示されるようなコロトロン帯電や図2(B)に示されるようなスコロトロン帯電、あるいはローラによる帯電で、所望の電位を作ることができる。
光走査装置1010は、帯電チャージャ1031で帯電された感光体ドラム1030の表面を、例えばパソコン等の上位装置からの画像データ(画像情報)に基づいて変調されたレーザ光により走査する。この結果、感光体ドラム1030の表面に画像データに対応した静電潜像が形成される。ここで形成された静電潜像は、感光体ドラム1030の回転に伴って現像ローラ1032の方向に移動する。なお、この光走査装置1010の構成については後述する。
トナーカートリッジ1036にはトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ1032に供給される。
現像ローラ1032は、感光体ドラム1030の表面に形成された静電潜像にトナーカートリッジ1036から供給されたトナーを付着させて顕像化させる。ここでトナーが付着した静電潜像(以下では、便宜上「トナー像」ともいう)は、感光体ドラム1030の回転に伴って転写チャージャ1033の方向に移動する。
給紙トレイ1038には記録紙1040が格納されている。この給紙トレイ1038の近傍には給紙コロ1037が配置されており、該給紙コロ1037は、記録紙1040を給紙トレイ1038から1枚ずつ取り出し、レジストローラ対1039に搬送する。該レジストローラ対1039は、給紙コロ1037によって取り出された記録紙1040を一旦保持するとともに、該記録紙1040を感光体ドラム1030の回転に合わせて感光体ドラム1030と転写チャージャ1033との間隙に向けて送り出す。
転写チャージャ1033には、感光体ドラム1030の表面のトナーを電気的に記録紙1040に引きつけるために、トナーとは逆極性の電圧が印加されている。この電圧により、感光体ドラム1030の表面のトナー像が記録紙1040に転写される。ここで転写された記録紙1040は、定着ローラ1041に送られる。
定着ローラ1041では、熱と圧力とが記録紙1040に加えられ、これによってトナーが記録紙1040上に定着される。ここで定着された記録紙1040は、排紙ローラ1042を介して排紙トレイ1043に送られ、排紙トレイ1043上に順次スタックされる。
除電ユニット1034は、感光体ドラム1030の表面を除電する。
クリーニングユニット1035は、感光体ドラム1030の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラム1030の表面は、再度帯電チャージャ1031に対向する位置に戻る。
次に、前記光走査装置1010の構成について説明する。この光走査装置1010は、一例として図3(A)に示されるように、複数の発光部を含む光源、コリメートレンズ、シリンダレンズ、折り返しミラー、ポリゴンミラー、走査レンズL1、走査レンズL2、受光素子としてのPD(フォトディテクタ)、走査制御装置15(図4参照)などを備えている。そして、これらは、図示しないハウジングの中の所定位置に組み付けられている。
光源から射出された光ビームは、コリメートレンズで略平行光とされた後、線像結像光学系としてのシリンダレンズに入射する。シリンダレンズは副走査方向にのみパワーを有し、入射してくる複数の光ビームを副走査方向にのみ集束させ、ポリゴンミラーの反射面近傍に、主走査方向に長い線像として結像させる。
ここで、ポリゴンミラーを駆動させるための不図示のモータ部と駆動用ICが設けられている。駆動用ICに適切なクロックを与えることでモータ部を所望の速度で回転させることができる。
モータ部によりポリゴンミラーが図3(A)の矢印方向に等速回転されると、該ポリゴンミラーの偏向反射面で反射された複数の光ビームは、それぞれ偏向ビームとなって等角速度的に偏向される。
各偏向ビームは、偏向されつつ、走査結像光学系としての走査レンズL1、L2を透過し、長尺平面鏡である折り返しミラーにより反射されて光路を屈曲され、感光体ドラム1030の表面(被走査面)上に、走査レンズL1、L2の作用により光スポットとして集光する。
このようにして、光走査装置1010は、ポリゴンミラーの1つの偏向反射面による走査で被走査面の複数のラインを同時に走査する。
この結果、感光体ドラム1030上に画像データに応じた静電潜像が形成される。
また、ポリゴンミラーにより偏向されたレーザ光は、1ラインの走査が終了された後に又は1ラインの走査が開始される前にPDに入射する。PDは、レーザ光を受光すると、その受光量を電気信号に変換し、該電気信号を後述する、光源を制御する走査制御装置15に出力する。
走査制御装置15内のバッファメモリには、光源の各発光部に対応する1ライン分の印字データが蓄えられる。ポリゴンミラーの偏向反射面1面毎に上記印字データが読み出され、感光体ドラム1030上の走査線上で印字データに対応して光ビームが点滅し、走査線に従って静電潜像が形成される。
図3(B)には、光源の一例として、4個の発光部(半導体レーザ)がコリメートレンズの光軸に垂直な方向に1次元配列された半導体レーザアレイが示されている。
図3(C)には、光源の一例として、12個の発光部(面発光レーザ:VCSEL)がコリメートレンズの光軸に垂直な平面に沿って2次元配列された面発光レーザアレイが示されている。ここでは、12個の発光部が水平方向(主走査方向)に3行、垂直方向(副走査方向)に4列にマトリクス状に並んでいる。この場合、一つの走査線上を水平方向に並ぶ3つの発光部により走査し、垂直方向4本の走査線を同時に走査することもできる。
ここで、感光体に静電潜像が形成されるメカニズムを簡単に説明する。感光体(OPC)は、導電性支持体の上に電荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)層から構成され、表面が帯電している状態で、露光されると、CGLの電荷発生材料(CGM)によって、光が吸収され、正負両極性のチャージキャリアが発生する。このキャリアは、電界によって、一方はCTLに、他方は導電性支持体に注入される。CTLに注入されたキャリアはCTL中を電界によって、CTL表面にまで移動し、感光体表面の電荷と結合して消去する。ULは、導電性支持体からの電荷注入を阻止する働きがある。これにより、感光体表面に電荷分布、すなわち静電潜像が形成される。
ここで、プリンタ制御装置1060について説明する。
プリンタ制御装置1060は、図4に示されように、レーザプリンタ1000の各構成部を統括的に制御する制御部(不図示)、画像処理部1060a、露光量設定部1060b等を有している。
画像処理部1060aは、図5(A)に示されるように、画像処理ユニット(IPU:Image Processing Unit)、コントローラ部、メモリ部などを含む。
画像処理ユニットは、図5(B)に示されるように、濃度変換部、フィルタ部、色補正部、セレクタ部、階調補正部、階調処理部、各部を統括的に制御するユニット制御部(不図示)等を有している。
濃度変換部は、スキャナ10やパソコンからのRGBの画像データを、ルックアップテーブルを用いて濃度データに変換して、フィルタ部に出力する。
フィルタ部は、濃度変換部から入力される濃度データに対して、平滑化処理やエッジ強調処理等の画像補正処理を施して、色補正部に出力する。
色補正部は、フィルタ部から入力される画像補正された濃度データに対して、色補正(マスキング)処理を施して、セレクタ部に出力する。
セレクタ部は、ユニット制御部の制御下で、色補正部から入力される色補正された濃度データに対して、C、M、Y、Kのいずれかを選択して、階調補正部に出力する。
階調補正部は、セレクタ部から入力されるC、M、Y、Kの濃度データに対して、リニアな特性が得られるγカーブを設定する。
階調処理部は、階調補正部から入力されるγカーブが設定された濃度データに対してティザ処理等の階調処理を施す。
なお、画像処理ユニットは、画像処理前の画像データ又は画像処理後の画像データ(濃度データ)を必要に応じてコントローラ部に出力する。
コントローラ部は、画像処理ユニットからの画像データに対して、回転・リピート・集約・圧縮伸張などの処理を行った後、画像処理ユニットに出力する。
メモリ部には、上記ルックアップテーブル等の種々のデータが予め格納されている。
画像処理部1060aにおいて、以上のような一連の処理が施された画像データ、オブジェクト情報を識別するタグデータ等が、露光量設定部1060bに出力される。
露光量設定部1060bは、画像処理部1060aからの画像処理後の画像データの各露光画素の露光量の設定を行い、露光量設定後の画像データ、タグデータ等を走査制御装置15に出力する。露光量設定部1060bについては、後に詳述する。なお、画像処理部1060aから露光量設定部1060bに送られる画像データは、白部(非露光部)と黒部(露光部)とが画素ごとに指定されている。
走査制御装置15を含む光走査装置2は、露光量設定部1060bからの露光量設定後の画像データ、タグデータ等に基づいて、感光体ドラム1030の表面を走査して、感光体ドラム1030の表面に静電潜像を形成する。
走査制御装置15は、以下に詳述するように、露光量設定部1060bからの画像データ及びタグデータ等を必要に応じてインプットし、光源の駆動情報を生成し、該駆動情報を用いて光源の各発光部を駆動する。
走査制御装置15は、図4に示されるように、基準クロック生成回路402、画素クロック生成回路405、光源変調データ生成回路407、光源選択回路414、書込みタイミング信号生成回路415、及び光源駆動回路400を備えている。なお矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
基準クロック生成回路402は、走査制御装置15全体の基準となる高周波クロック信号を生成する。
画素クロック生成回路405は、主にPLL回路からなり、同期信号s1及び基準クロック生成回路402からの高周波クロック信号に基づいて、画素クロック信号を生成する。画素クロック信号は、周波数は高周波クロック信号と同一で、位相は同期信号s1と一致している。したがって、画素クロック信号に画像データを同期させることで、走査ごとの書込み位置をそろえることができる。ここで生成された画素クロック信号は、上記駆動情報の1つとして光源駆動回路400に供給されるとともに光源変調データ生成回路407に供給され上記駆動情報の1つとしての書込みデータs16のクロック信号として用いられる。
光源変調データ生成回路407は、露光量設定部1060bからの画像データやタグデータに基づいて、最適な潜像が形成されるべく、画像データをPM+PWM信号に変換する。
光源選択回路414は、光源が発光部を複数含む場合に用いられる回路であり、走査光の像面が走査終端に達すると、次の走査の開始を検知するのに用いられる発光部を複数(例えば32個)の発光部から選択し、選択された発光部を指定する信号を出力する。この光源選択回路414の出力信号s14は、上記駆動情報の1つとして光源駆動回路400に供給される。なお、光源に単一の発光部を用いる場合、光源選択回路414を設けなくても良い。
書込みタイミング信号生成回路415は、同期信号s1に基づいて書き込み開始のタイミングを求め、そのタイミング信号である出力信号s15を上記駆動情報の1つとして光源駆動回路400に出力する。
光源駆動回路400は、上記駆動情報に基づいて光源の各発光部の駆動電流(例えばパルス電流)を生成し、該発光部に供給する。
次に、感光体ドラムに形成された静電潜像を計測する装置(静電潜像計測装置)について、図6を参照して説明する。
この静電潜像計測装置は、図6に示されるように、荷電粒子ビームを照射する荷電粒子照射部、露光部、感光体試料設置部、感光体試料に適切な電圧を印加するための複数の電圧電源、1次反転荷電粒子や2次電子などの検出部を含む。
ここでいう「荷電粒子」とは、電子ビームあるいはイオンビームなど電界や磁界の影響を受ける粒子を指す。以下では、電子ビームを照射する例について説明する。
荷電粒子照射部は、電子ビームを発生させるための電子銃と、電子ビームを制御するためのサプレッサ電極及び引き出し電極と、電子ビームのエネルギを制御するための加速電極と、電子銃から発生された電子ビームを集束させるためのコンデンサレンズと、電子ビームの照射電流を制御するための可動絞りと、電子ビームをON/OFFさせるためのビームブランキング電極と、該ビームブランキング電極を通過した電子ビームを走査させるための走査レンズと、該走査レンズを介した電子ビームを再び集光させるための対物レンズとを含む。各レンズ等には、図示しない駆動用電源が接続されている。
なお、イオンビームの場合には、電子銃の代わりに液体金属イオン銃などを用いる。
露光部は、実機(光走査装置1010)と同じ構成でも良いし、帯電・露光条件を様々に変えられるような評価専用の構成であっても良い。
具体的には、露光部は、感光体に対して感度を持つ発振波長のLD(レーザダイオード)等の光源、コリメートレンズ、アパーチャ、集光レンズなどを含み、感光体試料上に所望のビーム径、ビームプロファイルの光スポットを照射可能となっている。この際、光源制御回路により適切な露光時間、露光強度に制御される。
なお、露光部は、ライン状のパターンを形成するために、光学系にガルバノミラーやポリゴンミラーを用いたスキャニング機構を有していても良い。また、図3(B)、図3(C)に示されるようなLDアレイやVCSELアレイ等のマルチビーム光源であっても良い。
また、主走査方向に加えて、副走査方向にもスキャンさせる機構を設けることにより、2次元の露光パターンを形成可能な方式であっても良い。
露光部は、ポリゴンミラーなどの偏向器の振動や電磁場の影響が電子ビームの軌道に影響を与えないように、荷電粒子照射部が収容されている真空チャンバの外に配置されることが好ましい。荷電粒子照射部から遠ざけることにより、外乱の影響を抑制することが可能となる。露光部からの光は、真空チャンバに設けられた光学的に透明な入射窓から入射させることが望ましい。
図7には、上述したスキャニング機構を有する露光部を含む静電潜像計測装置の断面図が示されている。図7に示されるように、真空チャンバの鉛直軸に対して45°の位置に、真空チャンバ内部に対して光源からの光が外部から入射可能なガラス窓が設けられ、真空チャンバ外部に露光部(光学ユニット)が配置されている。ここでは、露光部は、光源、光偏向器(図7中のポリゴンスキャナ)、走査レンズ、同期検知手段等を有している。
露光部を保持する光学ハウジングは、露光部全体をカバーで覆い、真空チャンバ内部へ入射する外光(有害光)を遮光する構成をとっても良い。
走査レンズは、fθ特性を有しており、光偏光器が一定速度で回転しているときに、光ビームは像面に対して略等速に移動する構成となっている。また、ビームスポット径を略一定にしつつ走査可能な構成となっている。
露光部は、真空チャンバに対して離れて配置されているので、ポリゴンスキャナ等の光偏向器を駆動する際に発生する振動は、直接真空チャンバに伝播されることの影響は少ない。さらに、図7では図示していないが、構造体と除振台との間にダンパを挿入すれば更に効果の高い防振効果を得ることができる。
このように露光部がスキャニング機構を有することにより、感光体試料の母線方向に対して、ラインパターンを含めた任意の潜像パターンを形成することができる。
また、所定の位置に潜像パターンを形成するために、光偏向器からの走査ビームを検知する同期検知手段を有しても良い。
また、試料の形状は、平面であっても曲面であっても良い。
以下に、静電潜像計測装置を用いた静電潜像の計測方法を説明する。まず、感光体試料に電子ビームを照射させる。加速電圧|Vacc|は、2次電子放出比が1となる加速電圧より高い加速電圧に設定することにより、入射電子量が、放出電子量より上回るため電子が試料に蓄積され、チャージアップを起こす(図8(A)参照)。この結果、試料をマイナスに一様に帯電させることができる。加速電圧と帯電電位には、図8(B)に示されるような関係があり、加速電圧と照射時間を適切に設定することにより、電子写真における実機(光走査装置1010)と同じ帯電電位を形成することができる。照射電流は大きい方が、短時間で、目的の帯電電位に到達することができるため、数nAで照射している。
この後、静電潜像が観察できるように入射電子量を1/100〜1/1000に下げる。
次に露光部により感光体試料に、露光を行う。露光部の光学系は、所望のビーム径及びビームプロファイルを形成するように調整されている。必要な露光エネルギは、感光体特性によって決まるファクタであるが、通常、2~10mJ/m程度である。感度が低い感光体では、十数mJ/m必要なこともある。帯電電位や必要露光エネルギは、感光体特性やプロセス条件に合わせて設定すると良い。
これらを用いることにより、電子写真の実機(例えば光走査装置1010)に合わせた露光条件、例えば露光エネルギ密度0.5~10mJ/m2、ビームスポット径30〜100um、デューティ、画周波数、書込密度、画像パターン等の条件を設定すると良い。画像パターンとしては、1ドット孤立の他、1dot格子、2by2、2ドット孤立など、また、ラインなど様々なパターンを形成することができる。
これにより、感光体試料に静電潜像を形成することができる。
すなわち、感光体試料を電子ビームで走査し、放出される2次電子をシンチレータを含む2次電子検出部で検出し、電気信号に変換してコントラスト像を観察する。
このようにすると、非露光部が2次電子検出量が多く、露光部が2次電子検出量が少ない明暗のコントラスト像が生じる。暗の部分を露光による潜像部とみなすことができる。
試料表面に電荷分布があると、空間に表面電荷分布に応じた電界分布が形成される。このため、入射電子によって、発生した2次電子はこの電界によって押し戻され、検出器に到達する量が減少する。従って、電荷リーク箇所は、露光部が黒、非露光部が白となり、表面電荷分布に応じたコントラスト像を測定することができる。
図9(A)は、荷電粒子捕獲器24と、試料SPとの間の空間における電位分布を、等高線表示で説明図的に示したものである。試料SPの表面は、光減衰により電位が減衰した部分を除いては負極性に一様に帯電した状態であり、荷電粒子捕獲器24には正極性の電位が与えられているから、「実線で示す電位等高線群」においては、試料SPの表面から荷電粒子捕獲器24に近づくに従い「電位が高く」なる。
従って、試料SPにおける「負極性に均一帯電している部分」である図のQ1点やQ2点で発生した2次電子el1、el2は、荷電粒子捕獲器24の正電位に引かれ、矢印G1や矢印G2で示すように変位し、荷電粒子捕獲器24に捕獲される。
一方、図9(A)において、Q3点は「光照射されて負電位が減衰した部分」であり、Q3点近傍では電位等高線の配列は「破線で示す如く」であり、この部分電位分布では「Q3点に近いほど電位が高く」なっている。換言すると、Q3点の近傍で発生した2次電子el3には、矢印G3で示すように、試料SP側に拘束する電気力が作用する。このため2次電子el3は、破線の電位等高線の示す「ポテンシャルの穴」に捕獲され、荷電粒子捕獲器24に向って移動しない。図9(B)は、上記「ポテンシャルの穴」を模式的に示している。
すなわち、荷電粒子捕獲器24より検出される2次電子のベクトル(2次電子数)は、ベクトルの大きい部分が「静電潜像の地の部分(均一に負帯電している部分、図9(A)の点Q1やQ2に代表される部分)」に対応し、ベクトルの小さい部分が「静電潜像の画像部(光照射された部分図9(A)の点Q3に代表される部分)」に対応することになる。
従って、2次電子検出部で得られる電気信号を、信号処理部で適当なサンプリング時間でサンプリングすれば、前述の如く、サンプリング時刻:Tをパラメータとして、表面電位分布:V(X,Y)を「サンプリングに対応した微小領域」ごとに特定でき、信号処理部により上記表面電位分布(電位コントラスト像):V(X,Y)を2次元的な画像データとして構成し、これをアウトプット装置で出力すれば、静電潜像が可視的な画像として得られる(図10(A)〜図10(D)参照)。
例えば、捕獲される2次電子のベクトルを「明るさの強弱で表現」すれば、静電潜像の画像部分は暗く、地の部分は明るくコントラストがつき、表面電荷分布に応じた明暗像として表現(出力)することができる。勿論、表面電位分布が知れれば、表面電荷分布も知ることができる。
表面電荷分布や表面電位分布のプロファイルを測定することにより、さらに高精度に測定することが可能である。
図11には、静電潜像計測装置の他の例が示されている。
感光体試料の下側の試料設置部には、電圧±Vsubを印加できる電圧印加部が接続されている。また、感光体試料の上側には、入射電子ビームが試料電荷の影響を受けることを抑制するために、グリッドメッシュが配置されている。
図12(A)及び図12(B)は、入射電子と試料の関係を示す図である。図12(A)は加速電圧が表面電位ポテンシャルより大きい場合を示し、図12(B)は加速電圧が表面電位ポテンシャルより小さい場合を示す。
入射する荷電粒子の試料垂直方向の速度ベクトルが、試料到達前に反転するような状態が存在する領域が存在し、その1次入射荷電粒子を検出する構成となっている。
なお、加速電圧は、正で表現することが一般的であるが、加速電圧の印加電圧Vaccは負であり、電位ポテンシャルとして、物理的意味を持たせるためには、負で表現する方が説明しやすいため、ここでは加速電圧は負(Vacc<0)と表現する。電子ビームの加速電位ポテンシャルをVacc(<0)、試料の電位ポテンシャルをVp(<0)とする。
電位とは、単位電荷が持つ電気的な位置エネルギである。したがって、入射電子は、電位0(V)では加速電圧Vaccに相当する速度で移動する。すなわち、電子の電荷量をeとし電子の質量をmとすると、電子の初速度vは、mv /2=e×|Vacc|で表される。真空中ではエネルギ保存の法則により、加速電圧の働かない領域では等速で運動し、試料面に接近するに従い、電位が高くなり、試料電荷のクーロン反発の影響を受けて速度が遅くなる。
したがって、一般的に以下のような現象が起こる。
図12(A)において、|Vacc|≧|Vp|なので、電子は、速度は減速されるものの、試料に到達する。図12(B)において、|Vacc|<|Vp|
場合には、入射電子の速度は試料の電位ポテンシャルの影響を受けて、徐々に減速し、試料に到達する前に速度が0となって、反対方向に進む。
空気抵抗の無い真空中では、エネルギ保存則がほぼ完全に成立する。したがって、入射電子のエネルギを変えたときの、試料面上でのエネルギ、すなわちランディングエネルギがほぼ0となる条件を計測することで、表面の電位を計測することができる。ここでは1次反転荷電粒子、特に電子の場合を1次反転電子と呼ぶことにする。試料に到達したとき発生する2次電子と1次反転荷電粒子では、検出器に到達する量が大きく異なるので、明暗のコントラストの境界より、識別することができる。
なお、走査電子顕微鏡などには、反射電子検出器があるが、この場合の反射電子とは、一般的に試料の物質との相互作用により、入射電子が後方背面に反射(散乱)され、試料の表面から飛び出す電子のことを指す。反射電子のエネルギは入射電子のエネルギに匹敵する。反射電子のベクトルは試料の原子番号が大きいほど大きいといわれ、試料の組成の違い、凹凸がわかるための検出方法である。これに対して、1次反転電子は、試料表面の電位分布の影響を受けて、試料表面に到達する前に反転する電子のことで有り、全く異なる現象である。
図13には、潜像深さの計測結果の一例が示されている。各走査位置(x,y)で、加速電圧Vaccと、試料下部印加電圧Vsubとの差をVth(=Vacc−Vsub)とすれば、ランディングエネルギがほぼ0となるときのVth(x,y)を測定することで電位分布V(x,y)を測定することができる。Vth(x,y)は、電位分布V(x,y)とは一意的な対応関係があり、Vth(x,y)はなだらかな電荷分布などであれば、近似的に電位分布V(x,y)と等価となる。
図13の上段の曲線は、試料表面の電荷分布によって生じた表面電位分布の一例を示している。2次元的に走査する電子銃の加速電圧は−1800Vとした。中心(横軸座標=0)の電位が約−600Vであり、中心から外側に向かうに従って、電位がマイナス方向に大きくなり、中心から半径が75μmを超える周辺領域の電位は約−850V程度になっている。
図13の中段の楕円形は、試料の裏面をVsub=−1150Vに設定したときの検出器出力を画像化した図である。このとき、Vth=Vacc−Vsub=−650Vとなっている。
図13の下段の楕円形は、Vsub=−1100Vとしたほかは上記条件と同じ条件で得られた検出器出力を画像化したものである。このときのVthは−700Vになっている。したがって、加速電圧Vaccまたは印加電圧Vsubを変えながら、試料表面を電子で走査させ、Vth分布を計測することにより、試料の表面電位情報を計測することが可能となる。
この方法を用いることにより、従来困難であった、潜像プロファイルをミクロンオーダーで可視化することが可能となる。
1次反転電子で潜像プロファイルを計測する方式では、入射電子のエネルギが極端に変わるため、入射電子の軌道がずれてくることが生じ、その結果として、走査倍率が変わったり、歪曲収差を生じたりすることになる。その場合には、静電場環境や電子軌道をあらかじめ計算しておき、それをもとに補正することにより、さらに高精度に計測することが可能となる。
このようにして、潜像電荷分布、表面電位分布、電界強度分布及び試料垂直方向の電界ベクトルを高精度に計測することが現実的に可能となった。
ところで、昨今、多色画像形成装置に対する画像形成の高速化への要求が高まるとともに、画像形成装置がオンデマンドプリンティングシステムとして簡易印刷に用いられるようになり、画像の高品質化、高精度化が求められている。
電子写真方式の画像形成装置による画像形成の課題として、孤立したパターン(以下では、孤立パターンとも称する)の再現性が挙げられる。特に、解像度600dpiで1dot相当以下のサイズの孤立パターンに基づいて形成される画像は、目標画像に比べて濃度が下がったり面積が小さくなったりしやすいので、高品質な画像形成を行うためには、そのような孤立パターンの形成においても優れた再現性が求められる。
電子写真方式の画像形成装置では、帯電、露光、現像、転写、定着の各工程における結果の良し悪しが、最終的に出力される画像の品質に大きく影響を与えるが、中でも、露光プロセスにより感光体上に生じる静電潜像の状態は、トナー粒子の挙動に直接影響を及ぼす重要なファクタである。そのため、露光により感光体上に形成される静電潜像を改善することは、高品質の画像を形成する上で極めて重要である。
以下に、本実施形態のレーザプリンタ1000による、孤立パターンを含む画像データに基づく画像形成方法について説明する。
図14(A)には、複数(例えば16個)の露光画素から成る孤立パターンが示され、図14(B)には、複数(例えば16個)の非露光画素から成る孤立パターンが示されている。すなわち、「孤立パターン」は、複数の非露光画素から成る非露光領域(白領域)である周辺領域に取り囲まれた複数の露光画素から成る露光領域(黒領域)、又は複数の露光画素から成る露光領域(黒領域)である周辺領域に取り囲まれた複数の非露光画素から成る非露光領域(白領域)を意味する。
ここで、光源からの光で感光体ドラムに静電潜像を形成する場合、露光領域に対応する感光体ドラムの表面の部位を、例えば、図15(A)に示されるように、所定時間(t0)、所定光出力値(P0)で一様に露光する。すなわち、露光領域の各露光画素に対する露光量を均一にする。各露光画素に対する露光量は、該露光画素に対する光出力値(露光強度)の時間積分値であり、該光出力値が一定の場合、該光出力値と露光時間の積となる。
また、複数の露光画素から成る露光領域に対する総露光量(全露光エネルギ)、すなわち光出力値(露光強度)の時間積分値を「積分光量」と定義する。「積分光量」は、光出力値が一定の場合は、光出力値と総露光時間の積となる。特に、図15(A)のように、光出力値が所定光出力値(P0)、総露光時間が所定時間(t0)のときの積分光量を、「基準積分光量」と称する。
例えば、図15(A)の場合と同じ面積の露光領域に対応する静電潜像を形成する際、図15(B)のように光出力値だけを2倍にした場合や、図15(C)のように露光時間だけを2倍にした場合は、基準積分光量の2倍の積分光量となる。
図16(A)に示される比較例1のように、複数(例えば16個)の露光画素から成る孤立パターンの各露光画素に対する露光量を等しくした場合、孤立パターンに対応する静電潜像は、目標とする静電潜像に比べて小さく形成される。なお、前述した静電潜像計測装置により、孤立パターンに基づいて静電潜像を形成し、該静電潜像を計測することができる。
そこで、図16(B)に示される実施例1では、露光量設定部1060bは、孤立パターンが複数(例えば16個)の露光画素から成る場合に、孤立パターンと該孤立パターンの周辺領域との境界に隣接する、該孤立パターン内の複数の露光画素から成る特定領域を検出し、該特定領域の各露光画素に対する露光量を、該孤立パターン内の特定領域以外の領域(以下では、通常領域とも称する)の各露光画素に対する露光量よりも大きくする。この結果、孤立パターンに対応する静電潜像が、目標とする静電潜像にほぼ忠実な大きさに形成される。なお、露光量設定部1060bは、画像処理部1060aからの画像データに基づいて、孤立パターンが複数の露光画素から成るか、複数の非露光画素から成るかを判定する。
ここでは、「特定領域」は、孤立パターン内における中央の4個の露光画素から成る通常領域(図16(B)の一辺が2画素幅の正方形の灰色部分)を取り囲む12個の露光画素から成る正方形枠状の領域(図16(B)の1画素幅の黒色部分)である。
なお、実施例1では、孤立パターンは、16個の露光画素から成る正方形パターンとされているが、これに限られない。例えば、36個以上の露光画素から成る正方形パターンとされても良い。この場合、「特定領域」は2画素幅以上とされても良く、「通常領域」は3画素幅以上とされても良い。また、孤立パターンの形状は、正方形以外の形状であっても良い。
図17(A)に示される比較例2のように、複数の露光画素から成る周辺領域の各露光画素に対する露光量を等しくした場合、孤立パターンに対応する静電潜像は、目標とする静電潜像に比べて小さく形成されてしまう。
そこで、図17(B)に示される実施例2では、露光量設定部1060bは、孤立パターンが複数(例えば16個)の非露光画素から成る場合に、孤立パターンと該孤立パターンの周辺領域との境界に隣接する、該周辺領域内の複数の露光画素から成る特定領域を検出し、該特定領域の各露光画素に対する露光量を、該周辺領域内の特定領域以外の領域(以下では通常領域とも称する)の各露光画素に対する露光量よりも小さくする。この結果、孤立パターンに対応する静電潜像が、目標とする静電潜像にほぼ忠実な大きさに形成される。なお、露光量設定部1060bは、画像処理部1060aからの画像データに基づいて、孤立パターンが複数の露光画素から成るか複数の非露光画素から成るかを判定する。
ここでは、「特定領域」は、周辺領域内における孤立パターンを取り囲む16個の露光画素(図17(B)の1画素幅の薄い灰色部分)から成り、「通常領域」は、周辺領域内における特定領域以外の領域(図17(B)の複数画素幅の濃い灰色部分)から成る。
なお、実施例2では、孤立パターンは、16個の非露光画素から成る正方形パターンとされているが、これに限られない。例えば、4個又は36個以上の非露光画素から成る正方形パターンとされても良い。
また、実施例2では、「特定領域」は、1画素幅とされているが、2画素幅以上とされも良い。また、孤立パターンの形状は、正方形以外の形状であっても良い。
ここで、特に、孤立パターンが複数の露光画素から成る微小パターンである場合、すなわち複数の露光画素から成る孤立パターンの面積が第1基準面積(例えば解像度600dpiでの1画素の面積)以下の場合に、目標とする静電潜像を形成するために、孤立パターン内の特定領域に対する積分光量を孤立パターン内の通常領域に対する積分光量(例えば基準積分光量)よりも大きくすることが望まれる。なお、孤立パターンの面積は、該孤立パターンの画素数/解像度である。
ところで、基準積分光量は、孤立パターンの面積(所定解像度での画素数)に比例して大きくなる(図18参照)。
図18に示される比較例3のように、孤立パターンの面積が第1基準面積以下の場合に、特定領域に対する積分光量を、孤立パターンの面積によらず通常領域に対する積分光量(例えば基準積分光量)以上であり、かつ極値を持つ曲線上で変化させると、該極値をとる面積を境に積分光量の逆転(濃度の逆転)が起きてしまう。
この場合、強調すべき孤立パターンの面積(孤立パターンの1画素の面積と画素数の積)とそれに対応する積分光量のバランスが適切とならず、孤立パターンを必要以上に強調し過ぎたり、露光量が足りずにドットが再現されなくなるおそれがある。
そこで、図19に示される実施例3では、孤立パターンの面積が第1基準面積以下の場合に、特定領域に対する積分光量である第1積分光量を、孤立パターンの面積によらず通常領域に対する積分光量(例えば基準積分光量)以上となり、かつ孤立パターンの面積の増加(画素数の増加)に対して単調増加となるように(例えば曲線上、直線上、折れ線上などで)変化させることとしている。これにより、孤立パターンの面積の増加に対する積分光量の逆転を防止できる。
ところで、孤立パターンの面積が第1基準面積(例えば解像度600dpiでの1画素の面積)以下の場合に、基準積分光量よりも大きく、かつ孤立パターンの面積の増加に対して単調増加となる第1積分光量で露光すると目標の静電潜像に近い静電潜像を形成できることが明らかになっているが、孤立パターンの面積が第2基準面積(例えば解像度1200dpiでの1画素の面積)以下の場合に、基準積分光量の2倍以上(好ましくは、2〜3倍)となる第2積分光量で露光すると、特に目標画像に忠実な静電潜像を形成できることがわかっている。なお、第2積分光量が基準積分光量の1.1倍以上になると、画質改善効果が現れ始めることが分かっている。
そこで、図20に示される実施例4では、孤立パターンの面積が第1基準面積よりも小さい第2基準面積以下の場合に、孤立パターン内の特定領域に対する積分光量である第2積分光量を、孤立パターン内の通常領域に対する積分光量(例えば基準積分光量)の2倍以上となる積分光量に設定する。
ここで、特に、孤立パターンが複数の非露光画素から成る微小パターンである場合、すなわち複数の非露光画素から成る孤立パターンの面積が第1基準面積(例えば解像度600dpiでの1画素の面積)以下の場合に、目標とする静電潜像を形成するために、周辺領域内の特定領域に対する積分光量を周辺領域内の通常領域に対する積分光量(例えば基準積分光量)よりも小さくすることが望まれる。なお、孤立パターンの面積は、該孤立パターンの画素数/解像度である。
ところで、基準積分光量は、孤立パターンの面積(所定解像度での画素数)に比例して大きくなる(図21参照)。
図21に示される比較例4のように、孤立パターンの面積が第1基準面積以下の場合に、周辺領域内の特定領域に対する積分光量を、孤立パターンの面積によらず通常領域に対する積分光量(例えば基準積分光量)以下であり、かつ極値を持つ曲線上で変化させると、該極値をとる面積を境に積分光量の逆転(濃度の逆転)が起きてしまう。
この場合、強調すべき孤立パターンの面積(孤立パターンの1画素の面積と画素数の積)とそれに対応する積分光量のバランスが適切とならず、孤立パターンを必要以上に強調し過ぎたり、露光量が足りずにドットが再現されなくなるおそれがある。
そこで、図22に示される実施例5では、孤立パターンの面積が第1基準面積以下の場合に、周辺領域内の特定領域に対する積分光量である第3積分光量を、孤立パターンの面積によらず通常領域に対する積分光量(例えば基準積分光量)以下となり、かつ孤立パターンの面積の増加(画素数の増加)に対して単調増加となるように(例えば曲線上、直線上、折れ線上などで)変化させることとしている。この場合、孤立パターンの面積の増加に対する積分光量の逆転を防止できる。
ところで、孤立パターンの面積が第1基準面積(例えば解像度600dpiでの1画素の面積)以下の場合に、基準積分光量よりも小さく、かつ孤立パターンの面積の増加に対して単調増加となる積分光量で露光すると目標の静電潜像に近い静電潜像を形成できることが明らかになっているが、孤立パターンの面積が第2基準面積(例えば解像度1200dpiでの1画素の面積)以下の場合に、基準積分光量の0.8倍以下(好ましくは、0.5〜0.7倍以下)となる第2積分光量で露光すると、特に目標画像に忠実な静電潜像を形成できることがわかっている。
そこで、図23に示される実施例6では、孤立パターンの面積が第1基準面積よりも小さい第2基準面積以下の場合に、周辺領域内の特定領域に対する積分光量を、周辺領域内の通常領域に対する積分光量(例えば基準積分光量)の0.8倍以下となる積分光量に設定する。
図24には、1200dpiでの1画素の面積の孤立パターン(露光部)を、解像度4800dpiで表現した具体例が5例ほど示されている。各例では、各露光画素が少なくとも1辺以上で他の露光画素と隣接している。この場合、「孤立パターン」を、各露光画素が少なくとも一辺以上で他の露光画素と隣接する複数の露光画素から成るパターンと定義することができる。
孤立パターンをこのように定義すると、図25に示されるような場合、2つの孤立パターンX、Yが1画素の頂点で互いに隣接していると捉えることができる。
一方、孤立パターンが非露光部である場合も、同様に、「孤立パターン」を、各非露光画素が少なくとも一辺以上で他の非露光画素と隣接する複数の非露光画素から成るパターンと定義することができる。
ここで、特定領域を通常領域に対して強調露光する場合に、図26(A)に示される従来の露光方式を用いても良いが、図26(B)〜図26(D)に示されるようなTC露光方式を用いても良い。
TC露光(Time Concentration Exposure)とは、短い点灯時間に強い光出力で時間的に集中して露光する方式であり、ビームサイズを変えずに潜像解像力を向上できる効果がある。この方式を用いることができれば、潜像改善するために潜像調節の自由度を持たすことができ、粒状度に限らず画質全体の向上が期待できる。
具体的には、潜像電界を立たせる、潜像解像力を上げる、黒画素濃度を維持できる効果があり、必要な部分、必要な時だけ解像力を増加させる方法として非常に適している。
例えば、基準積分光量の2倍の積分光量で露光する際、従来の露光方式では、光出力だけを2倍にするか、露光時間だけを2倍にするか、のいずれかであった。ここで、さらに潜像解像力を向上させたい場合は、TC露光方式を用いて、例えば露光時間を半分にして光出力を4倍にすれば良い。
ここで、図27(A)、図27(B)、図27(C)にそれぞれ示される比較例5、実施例7、実施例8では、それぞれが複数の露光画素から成る複数(例えば3個)の孤立パターンが一の露光画素の頂点で互いに隣接した状態で傾斜方向に並んだ画像データに基づいて静電潜像が形成される。なお、傾斜方向とは、マトリクス状に配置された複数の画素の行方向及び列方向のいずれに対しても傾斜する方向を意味する。ここでは、各孤立パターンは、一例として、24個の露光画素から成る長方形パターンとされている。
比較例5では、画像データの各露光画素の露光量を同一に設定する(例えば図27(A)左図の数字「1」)。この場合、隣接する2つの孤立パターンの隣接部に対応する静電潜像の部分がかすれたり、途切れたりするおそれがある(図27(A)右図参照)。
そこで、実施例7では、各孤立パターンの頂点のみで互いに隣接する一の露光画素の露光量を、他の露光画素の露光量(例えば図27(B)左図の数字「1」)よりも大きく(例えば2倍に)設定する(例えば図27(B)左図の数字「2」)。この場合、隣接する2つの孤立パターンの隣接部に対応する静電潜像の部分がかすれたり、途切れたりするのを防止できる(図27(B)右図参照)。なお、ここでは、上記一の露光画素は、露光量設定部1060bにより予め特定領域の露光画素として検出される。
また、実施例8では、各孤立パターンの頂点のみで互いに隣接する第1露光画素、該第1露光画素に対して行方向に隣接する第2露光画素、及び第1露光画素に対して列方向に隣接する第3露光画素の露光量を、他の露光画素の露光量(例えば図27(C)左図の数字「1」)よりも大きく設定する(例えば図27(C)左図の数字「2」)。この場合、隣接する2つの孤立パターンの隣接部に対応する静電潜像の部分がかすれたり、途切れたりするのより確実に防止できる(図27(C)右図参照)。なお、ここでは、第1〜第3露光画素は、露光量設定部1060bにより予め特定領域の露光画素として検出される。
なお、実施例7及び8では、孤立パターンは、24個の露光画素から成る長方形パターンとされているが、これに限られない。
また、実施例8では、各孤立パターンの第1〜第3露光画素から成る1画素幅のL字領域の各露光画素の露光量を他の露光画素の露光量よりも大きくしているが、第1〜第3露光画素を含む2画素幅以上のL字領域の各露光画素の露光量を他の露光画素の露光量よりも大きくしても良い。
ここで、図28(A)及び図28(B)にそれぞれ示される比較例6及び実施例9では、それぞれが複数の露光画素から成る複数(例えば2個)の孤立パターンが一の露光画素の頂点で互いに隣接した状態で傾斜方向に並んだ画像データに基づいて静電潜像が形成される。ここでは、一例として、2個の孤立パターンのうち、一方は24個の露光画素から成る長方形パターンとされ、他方は56個の露光画素から成るジグザグパターンとされている。
比較例6では、画像データの各露光画素の露光量を同一に設定する(例えば図28(A)左図の数字「1」)。この場合、隣接する2つの孤立パターンの隣接部に対応する静電潜像の部分がかすれたり途切れたりするおそれがあるとともに、各孤立パターンの角部に対応する静電潜像の部分にジャギーが発生するおそれがある(図28(A)右図参照)。
そこで、実施例9では、各孤立パターンの頂点のみで互いに隣接する第1露光画素の露光量を、他の露光画素の露光量(例えば図28(B)左図の数字「1」、文字「W」)よりも大きく設定する(例えば図28(B)左図の数字「2」)とともに、各孤立パターンの各角部(但し、隣接する2つの孤立パターンの隣接部を除く)の第2露光画素の露光量を他の露光画素の露光量(例えば図28(B)左図の数字「1」、「2」)よりも小さく設定する(例えば図28(B)の左図の文字「W」)。この場合、隣接する2つの孤立パターンの隣接部に対応する静電潜像の部分がかすれたり途切れたりするのを防止できるとともに、各孤立パターンの角部に対応する静電潜像の部分にジャギーが発生するのを防止できる(図28(B)右図参照)。なお、ここでは、第1及び2露光画素は、露光量設定部1060bにより予め特定領域の露光画素として検出される。
なお、実施例9では、各孤立パターンの第1露光画素の露光量を他の露光画素の露光量よりも大きくしているが、第1露光画素を含む少なくとも3つの露光画素から成るL字領域の各露光画素の露光量を他の露光画素の露光量よりも大きくしても良い。
また、実施例9では、各孤立パターンの各角部(但し、隣接する2つの孤立パターンの隣接部を除く)の第2露光画素の露光量を他の露光画素の露光量よりも小さくしているが、第2露光画素を含む少なくとも3つの露光画素から成る1画素幅以上のL字領域の各露光画素の露光量を他の露光画素の露光量よりも小さくしても良い。
ここで、図29(A)、図29(B)、図29(C)にそれぞれ示される比較例7、実施例10、実施例11では、それぞれが複数の非露光画素から成る複数(例えば3個)の孤立パターンが一の非露光画素の頂点で互いに隣接した状態で傾斜方向に並んだ画像データに基づいて静電潜像が形成される。ここでは、各孤立パターンは、24個の非露光画素から成る長方形パターンとされている。
比較例7では、画像データの各露光画素の露光量を同一に設定する(例えば図29(A)左図の数字「1」)。この場合、隣接する2つの孤立パターンの隣接部に対応する静電潜像の部分がかすれたり、途切れたりするおそれがある(図29(A)右図参照)。
そこで、実施例10では、各孤立パターンの頂点のみで互いに隣接する一の非露光画素に対して行方向に隣接する第1露光画素及び該一の非露光画素に対して列方向に隣接する第2露光画素の露光量を、他の露光画素の露光量(例えば図29(B)左図の数字「1」)よりも小さく設定する(例えば図29(B)左図の文字「W」)。この場合、隣接する2つの孤立パターンの隣接部に対応する静電潜像の部分がかすれたり、途切れたりするのを防止できる(図29(B)右図参照)。なお、ここでは、第1及び第2露光画素は、露光量設定部1060bにより予め特定領域の露光画素として検出される。
また、実施例11では、各孤立パターンの頂点のみで互いに隣接する一の非露光画素に対して行方向に隣接する第1露光画素、該一の非露光画素に対して列方向に隣接する第2露光画素、第1露光画素に対して行方向に隣接する第3露光画素、第1露光画素に対して列方向に隣接する第4露光画素、第2露光画素に対して行方向に隣接する第5露光画素、及び第2露光画素に対して列方向に隣接する第6露光画素の露光量を、他の露光画素の露光量(例えば図29(C)左図の数字「1」)よりも小さく設定する(例えば図29(C)左図の文字「W」)。この場合、隣接する2つの孤立パターンの隣接部に対応する静電潜像の部分がかすれたり、途切れたりするのを確実に防止できる(図29(B)右図参照)。なお、ここでは、第1〜第6露光画素は、露光量設定部1060bにより特定領域の露光画素として検出される。
なお、実施例10及び11では、孤立パターンは、24個の非露光画素から成る長方形パターンとされているが、これに限られない。
また、実施例11では、周辺領域の第1〜第3露光画素から成る1画素幅のL字領域及び第4〜第6露光画素から成る1画素幅のL字領域の各露光画素の露光量を他の露光画素の露光量よりも小さくしているが、周辺領域の第1〜第3露光画素を含む2画素幅以上のL字領域、及び第4〜第6露光画素を含む2画素幅以上のL字領域の各露光画素の露光量を他の露光画素の露光量よりも小さくしても良い。
ここで、図30(A)及び図30(B)にそれぞれ示される比較例8及び実施例12では、それぞれが複数の非露光画素から成る複数(例えば2個)の孤立パターンが一の非露光画素の頂点で互いに隣接した状態で傾斜方向に並んだ画像データに基づいて静電潜像が形成される。ここでは、一例として、2個の孤立パターンのうち、一方は、24個の非露光画素から成る長方形パターンとされ、他方は、56個の非露光画素から成るジグザグパターンとされている。
比較例8では、画像データの各露光画素の露光量を同一に設定する(例えば図30(A)左図の数字「1」)。この場合、隣接する2つの孤立パターンの隣接部に対応する静電潜像の部分がかすれたり途切れたりするおそれがあるとともに、各孤立パターンの角部に対応する静電潜像の部分にジャギーが発生するおそれがある(図30(A)右図参照)。
そこで、実施例12では、各孤立パターンの頂点のみで互いに隣接する第1非露光画素に対して行方向に隣接する第1露光画素及び列方向に隣接する第2露光画素の露光量を、他の露光画素の露光量(例えば図30(B)左図の数字「1」、「2」)よりも小さくする(例えば図30(B)左図の文字「W」)とともに、各孤立パターンの各角部(但し、隣接する2つの孤立パターンの隣接部を除く)の第2非露光画素に対して頂点で隣接する第3露光画素、第2非露光画素に対して行方向に隣接する第4露光画素、第2非露光画素に対して列方向に隣接する第5露光画素の露光量を他の露光画素の露光量(例えば図30(B)左図の数字「1」、文字「W」)よりも大きく設定する(例えば図30(B)の左図の数字「2」)。この場合、隣接する2つの孤立パターンの隣接部に対応する静電潜像の部分がかすれたり途切れたりするのを防止できるとともに、各孤立パターンの角部に対応する静電潜像の部分にジャギーが発生するのを防止できる(図30(B)右図参照)。なお、ここでは、第1〜第5露光画素は、露光量設定部1060bにより予め特定領域の露光画素として検出される。
なお、実施例12では、周辺領域の第1及び第2の露光画素の露光量を他の露光画素の露光量よりも小さくしているが、周辺領域の第1露光画素を含む少なくとも3つの露光画素から成る1画素幅以上のL字領域の各露光画素の露光量を他の露光画素の露光よりも小さくしても良い。
また、実施例12では、周辺領域の第3〜第5露光画素から成る1画素幅のL字領域の各露光画素の露光量を他の露光画素の露光量よりも大きくしているが、周辺領域の第3〜第5露光画素を含む2画素幅以上のL字領域の各露光画素の露光量を他の露光画素の露光量よりも大きくしても良い。
以上説明した実施例7〜12によれば、画像データに含まれる複数の孤立パターンが斜線又は曲線を形成すべく隣接して配置される場合に、斜線又は曲線の再現性を向上させることができる。
なお、実施例7〜12では、傾斜方向に隣接しつつ並ぶ孤立パターンの個数は、3つ又は2つとされているが、これに限らず、適宜変更可能である。
また、実施例7〜12に示される露光量設定は、例えば、線幅0.06pt、45°傾斜ライン(黒ベタ又は白抜き)を形成するときに特に効果が得られることが分かっている。この傾斜ラインは、解像度4800dpiの4×4dotの孤立パターンが複数(例えば4個)連なるパターンに基づいて形成される。
以上説明した本実施形態(実施例1、3、4、7、8、9)のレーザプリンタ1000は、少なくとも1つの孤立パターン(所定パターン)を含む画像データに基づいて感光体ドラム1030を露光して画像を形成する画像形成装置であり、孤立パターンは、複数の露光画素から成り、かつ画像データにおける孤立パターンの周辺領域は複数の非露光画素から成り、孤立パターンと周辺領域との境界に隣接する、孤立パターン内の少なくとも1つの露光画素から成る特定領域を検出し、該特定領域の露光画素に対する露光量と孤立パターン内の特定領域以外の領域の露光画素に対する露光量とを互いに異なる値に設定するプリンタ制御装置1060(処理装置)を備えている。
また、本実施形態(実施例2、5、6、10〜12)のレーザプリンタ1000は、少なくとも1つの孤立パターン(所定パターン)を含む画像データに基づいて感光体ドラム1030を露光して画像を形成する画像形成装置であり、画像データにおける孤立パターンの周辺領域は複数の露光画素から成り、かつ孤立パターンは複数の非露光画素から成り、孤立パターンと周辺領域との境界に隣接する、周辺領域内の少なくとも1つの露光画素から成る特定領域を検出し、該特定領域の露光画素に対する露光量を前記周辺領域内の前記特定領域以外の領域の露光画素に対する露光量とは異なる値に設定するプリンタ制御装置1060(処理装置)を備えている。
本実施形態(実施例1〜12)のレーザプリンタ1000では、目標画像に近似する画像を感光体ドラム1030上に形成することができる。
この結果、画像の再現性を向上できる。
レーザプリンタ1000は、孤立パターンが複数の露光画素から成る場合に実施例1、3、4、7、8、9のいずれかの処理を行う機能、及び孤立パターンが複数の非露光画素から成る場合に実施例2、5、6、10〜12のいずれかの処理を行う機能の少なくとも一方を有していることが望ましい。
また、上記実施形態では、感光体ドラムを露光する露光装置として、光走査装置が用いられているが、これに限らず、例えば、少なくとも感光体ドラムの長手方向に平行な方向に離間して配列された複数の発光部を含む光プリントヘッドを用いても良い。すなわち、光プリントヘッドからの光に対して感光体ドラム1030を回転させることで感光体ドラム上を露光しても良い。
また、上記実施形態では、光源として、複数のLDを含むLDアレイや複数のVCSELを含むVCSELアレイが用いられているが、単一のLDやVCSEL、半導体レーザ以外のレーザ、単一のLED(発光ダイオード)や複数のLEDを含むLEDアレイ、単一の有機EL素子や複数の有機EL素子を含む有機EL素子アレイを用いても良い。
また、上記実施形態では、本発明の画像形成装置として、レーザプリンタ1000を採用しているが、これに限られない。例えば、本発明の画像形成装置は、複数の感光体ドラムを備えるカラープリンタであっても良い。
また、本発明の画像形成装置は、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
また、本発明は、上述したレーザプリンタ、カラープリンタに加えて、デジタル複写機等の画像形成装置にも、適用可能である。要は、本発明は、画像データに基づいて像担持体を露光して画像を形成する画像形成装置全般に適用可能である。
1000…レーザプリンタ(画像形成装置)、1060…プリンタ制御装置(処理装置)。
特開2013−257510号公報

Claims (14)

  1. 少なくとも1つの所定パターンを含む画像データに基づいて像担持体を露光して画像を形成する画像形成装置において、
    前記所定パターンは、複数の露光画素から成り、かつ前記画像データにおける前記所定パターンの周辺領域は複数の非露光画素から成り、
    前記複数の露光画素の露光量を設定する処理装置を備え、
    前記処理装置は、前記所定パターンと前記周辺領域との境界に隣接する、前記所定パターン内の少なくとも1つの露光画素から成る特定領域の露光画素の露光量と、前記所定パターン内の前記特定領域以外の領域の露光画素の露光量とを互いに異なる値に設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 少なくとも1つの所定パターンを含む画像データに基づいて像担持体を露光して画像を形成する画像形成装置において、
    前記画像データにおける前記所定パターンの周辺領域は複数の露光画素から成り、かつ前記所定パターンは複数の非露光画素から成り、
    前記複数の露光画素の露光量を設定する処理装置を備え、
    前記処理装置は、前記所定パターンと前記周辺領域との境界に隣接する、前記周辺領域内の少なくとも1つの露光画素から成る特定領域の露光画素の露光量と、前記周辺領域内の前記特定領域以外の領域の露光画素の露光量とを互いに異なる値に設定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記特定領域は、前記特定領域以外の領域を取り囲む領域であり、
    前記処理装置は、前記特定領域の露光画素の露光量を、前記特定領域以外の領域の露光画素の露光量よりも大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記特定領域は、前記所定パターンを取り囲む領域であり、
    前記制御装置は、前記特定領域の露光画素の露光量を、前記特定領域以外の領域の露光画素の露光量よりも小さくすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定パターンの総面積は、基準面積以下であり、
    前記処理装置は、前記特定領域の総露光量を、前記総面積の増加に対して単調増加するように変化させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定パターンの総面積は、基準面積以下であり、
    前記処理装置は、前記特定領域の総露光量を、前記総面積の増加に対して単調増加するように変化させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記総面積は、前記基準面積よりも小さい別の基準面積以下であり、
    前記処理装置は、前記特定領域の総露光量を、前記特定領域以外の領域の総露光量の2倍以上に設定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記総面積は、前記基準面積よりも小さい別の基準面積以下であり、
    前記処理装置は、前記特定領域の総露光量を、前記特定領域以外の領域の総露光量の0.8倍以下に設定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記少なくとも1つの所定パターンは、互いに一の露光画素の頂点で隣接するように一方向に配列された少なくとも2つの所定パターンを含み、
    前記少なくとも2つの所定パターンそれぞれの前記一の露光画素を含む少なくとも1つの露光画素から成る領域は、該所定パターン内の前記特定領域に含まれることを特徴とする請求項3、5、7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記少なくとも1つの所定パターンは、互いに一の非露光画素の頂点で隣接するように一方向に配列された少なくとも2つの所定パターンを含み、
    前記少なくとも2つの所定パターンそれぞれの前記一の非露光画素に隣接する、前記周辺領域内の少なくとも1つの露光画素から成る領域は、該周辺領域内の前記特定領域に含まれることを特徴とする請求項4、6、8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記少なくとも2つの所定パターンそれぞれの少なくとも1つの露光画素から成る角部は、該所定パターン内の前記特定領域に含まれ、
    前記処理装置は、前記角部の露光画素の露光量を前記特定領域以外の領域の露光量よりも小さく設定することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 前記少なくとも2つの所定パターンそれぞれの少なくとも1つの非露光画素から成る角部の非露光画素に隣接する、前記周辺領域内の少なくとも1つの露光画素から成る隣接領域は、前記特定領域に含まれ、
    前記処理装置は、前記隣接領域の露光画素の露光量を前記特定領域以外の領域の露光量よりも大きく設定することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  13. 少なくとも1つの所定パターンを含む画像データに基づいて像担持体を露光して画像を形成する画像形成方法において、
    前記所定パターンが複数の露光画素から成り、かつ前記画像データにおける前記所定パターンの周辺領域が複数の非露光画素から成り、
    前記所定パターンと前記周辺領域との境界に隣接する、前記所定パターン内の少なくとも1つの露光画素を含む特定領域を検出する工程と、
    前記特定領域の露光画素の露光量と前記所定パターン内の前記特定領域以外の領域の露光画素の露光量とを互いに異なる値に設定する工程と、を含む画像形成方法。
  14. 少なくとも1つの所定パターンを含む画像データに基づいて像担持体を露光して画像を形成する画像形成方法において、
    前記画像データにおける前記所定パターンの周辺領域が複数の露光画素から成り、かつ前記所定パターンが複数の非露光画素から成り、
    前記所定パターンと前記周辺領域との境界に隣接する、前記周辺領域内の少なくとも1つの露光画素を含む特定領域を検出する工程と、
    前記特定領域の露光画素の露光量と前記周辺領域内の前記特定領域以外の領域の露光画素の露光量とを互いに異なる値に設定する工程と、を含む画像形成方法。
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