JP6318676B2 - 有機発光装置の製造方法、有機発光装置、及び電子機器 - Google Patents

有機発光装置の製造方法、有機発光装置、及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、有機発光装置の製造方法、当該製造方法で製造した有機発光装置、及び当該有機発光装置を搭載した電子機器に関する。
有機エレクトロルミネッセンス(以降、ELと称す)装置は、液晶装置などの非発光型表示装置と比べて、光源としてのバックライトが不要となるため薄型化や軽量化の点で有利であり、ヘッドマウントディスプレイや電子ビューファインダーなどのマイクロディスプレイの表示部への応用が期待されている。さらに、ヘッドマウントディスプレイや電子ビューファインダーの表示部では、画素の小型化や高密度化が進展し、画素の面積がますます小さくなっている。
例えば、特許文献1には、陽極が設けられた基板の上に、発光層と、透明電極(陰極)と、透明保護層と、カラーフィルター層とが順に積層された有機EL装置が提案されている。カラーフィルター層は、画素ごとに所定の色相のカラーフィルター(着色層)を有し、発光層の劣化を抑制するために低温で形成されている。
特開2001−126864号公報
異なる色相の2以上のサブ画素を有する有機EL装置において、所望の色バランス(例えば、ホワイトバランス)を得るため、および/または、所定のサブ画素における有機EL素子への電流負荷(例えば電流密度)を他のサブ画素よりも低減させるため、サブ画素における発光領域の面積を異ならせることがある。例えば、青色サブ画素における発光領域の面積を他のサブ画素(例えば緑色サブ画素)よりも大きくすることがある。
特許文献1に記載の有機EL装置において、サブ画素の発光領域の面積を異ならせる場合に、所定のサブ画素に対応するカラーフィルター(例えば、緑色のカラーフィルター)の面積を、他のカラーフィルター(例えば、青色のカラーフィルター)の面積と比べて、小さくすることになる。
発光層の劣化を抑制するためにカラーフィルター層を低温で形成すると、高温で形成する場合と比べて、カラーフィルター層の密着性が弱くなる。さらに、所定のサブ画素に対応するカラーフィルターの面積が他のカラーフィルターの面積と比べて小さいので、所定のサブ画素に対応するカラーフィルターの密着性がますます弱くなる。従って、所定のサブ画素に対応するカラーフィルターは、他のサブ画素に対応するカラーフィルターと比べて、密着性が弱く、剥がれやすいという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る有機発光装置の製造方法は、有機発光層を含む発光素子と、前記発光素子上の封止層と、前記封止層上のカラーフィルター層と、を備え、前記カラーフィルター層は、第1波長領域の光を透過させる第1カラーフィルターと、第2波長領域の光を透過させる第2カラーフィルターと、を有し、前記第2カラーフィルターの面積が前記第1カラーフィルターの面積よりも小さい有機発光装置の製造方法であって、前記第1カラーフィルターを形成する工程と、その後、前記第2カラーフィルターを形成する工程と、を有することを特徴とする。
第2カラーフィルターの面積は、第1カラーフィルターの面積よりも小さいので、第2カラーフィルターは、第1カラーフィルターと比べて封止層に対する密着性が弱くなる。本適用例によれば、第1カラーフィルターを形成した後に、第2カラーフィルターを形成しているので、第2カラーフィルターは、第1カラーフィルターを形成する工程の影響を受けない。例えば、第1カラーフィルターを形成する工程で機械的ストレスを受け第2カラーフィルターが剥がれるという不具合、すなわち第2カラーフィルターの密着性が弱いことによって発生する不具合を抑制することができる。
従って、本適用例に係る製造方法では、密着性が弱い第2カラーフィルターの不具合、例えば第2カラーフィルターの剥がれが抑制され、有機発光装置を安定して製造することができる。
[適用例2]上記適用例に係る有機発光装置の製造方法は、前記カラーフィルター層は、第3波長領域の光を透過させる第3カラーフィルターをさらに有し、前記第3カラーフィルターの面積は、前記第2カラーフィルターの面積と同じ、または前記第2カラーフィルターの面積よりも大きく、前記第2カラーフィルターを形成する工程より前に前記第3カラーフィルターを形成することが好ましい。
第2カラーフィルターの面積は、第3カラーフィルターの面積と同じ、または第3カラーフィルターの面積よりも小さいので、第2カラーフィルターは、第3カラーフィルターと比べて封止層に対する密着性が同じ程度か、または弱くなる。
本適用例では、第3カラーフィルターを形成した後に、第2カラーフィルターを形成しているので、第2カラーフィルターは、第3カラーフィルターを形成する工程の影響を受けない。例えば、第3カラーフィルターを形成する工程で機械的ストレスを受け第2カラーフィルターが剥がれるという不具合、すなわち第2カラーフィルターの密着性が弱いことによって発生する不具合を抑制することができる。
[適用例3]上記適用例に係る有機発光装置の製造方法は、前記発光素子は、前記有機発光層の発光を抑制する絶縁膜を備え、前記第1カラーフィルターを形成する工程よりも前に、前記封止層と前記カラーフィルター層との間で、平面視で前記絶縁膜に重なる部分に透明層を形成する工程を有することが好ましい。
絶縁膜が設けられた領域は、発光層の発光が抑制された領域となり、透明層を形成する領域となる。絶縁膜が設けられていない領域は、発光層が発光する領域となり、カラーフィルターを形成する領域となる。透明層は、カラーフィルターを形成する領域を区画し、例えば第1カラーフィルター及び第2カラーフィルターの境界部分に配置される。透明層を形成した後に、第1カラーフィルター及び第2カラーフィルターを順に形成することで、例えば第1カラーフィルター及び第2カラーフィルターの境界部分において、第2カラーフィルターが第1カラーフィルターの側に流動し、第1カラーフィルターの色相が変化するという不具合を抑制することができる。
[適用例4]上記適用例に係る有機発光装置の製造方法は、前記カラーフィルター層を形成するプロセス温度は、110℃以下であることが好ましい。
カラーフィルター層を、110℃以下の低温で形成することによって、有機発光層の熱劣化を抑制することができる。
[適用例5]上記適用例に係る有機発光装置の製造方法は、前記カラーフィルター層を構成するカラーフィルターを、ストライプ形状に形成することが好ましい。
カラーフィルター層を複数の画素に跨るストライプ形状に形成すると、カラーフィルター層を画素毎に島状に形成する場合と比べて、カラーフィルター層の面積が大きくなり、カラーフィルター層の密着性を強くすることができる。
[適用例6]本適用例に係る有機発光装置は、有機発光層を含む発光素子と、前記発光素子上の封止層と、前記封止層上のカラーフィルター層と、を備え、前記カラーフィルター層は、第1波長領域の光を透過させる第1カラーフィルターと、第2波長領域の光を透過させる第2カラーフィルターと、を有し、前記第2カラーフィルターの面積は、前記第1カラーフィルターの面積よりも小さく、前記第1カラーフィルターと前記第2カラーフィルターとが隣り合う部分において、前記第2カラーフィルターは、前記第1カラーフィルターの端部を覆うように設けられていることを特徴とする。
本適用例によれば、第2カラーフィルターの面積は、第1カラーフィルターの面積よりも小さいので、第2カラーフィルターは、第1カラーフィルターと比べて封止層に対する密着性が弱くなる。
第2カラーフィルターを、第1カラーフィルターの端部を覆うように設けることによって、つまり第1カラーフィルターと平面的に重なる部分を有するように第2カラーフィルターを形成することによって、第1カラーフィルターと平面的に重ならない場合と比べて、第2カラーフィルターが封止層以外に接する部分の面積を大きくし、第2カラーフィルターの密着性を強くすることができる。
さらに、第2カラーフィルターは、異種材料(封止層)に接する部分に加えて、同種材料(第1カラーフィルター)に接する部分を有するようになる。同種材料が接する部分では、第2カラーフィルターの濡れ性や親和性(付着しやすさ)が向上し、第2カラーフィルターの密着性を強くすることができる。
従って、第2カラーフィルターの密着性が弱いことによる不具合、例えば第2カラーフィルターの剥がれを抑制することができる。
[適用例7]上記適用例に係る有機発光装置は、前記カラーフィルター層は、第3波長領域の光を透過させ、前記第2カラーフィルターと同じ面積、または前記第2カラーフィルターよりも大きい面積の第3カラーフィルターをさらに有し、前記第2カラーフィルターと前記第3カラーフィルターとが隣り合う部分において、前記第2カラーフィルターは、前記第3カラーフィルターの端部を覆うように設けられていることが好ましい。
第2カラーフィルターを、第3カラーフィルターの端部を覆うように設けることによって、つまり第3カラーフィルターと平面的に重なる部分を有するように第2カラーフィルターを形成することによって、第3カラーフィルターと平面的に重ならない場合と比べて、第2カラーフィルターが封止層以外に接する部分の面積を大きくし、第2カラーフィルターの密着性を強くすることができる。
さらに、第2カラーフィルターは、異種材料(封止層)に接する部分に加えて、同種材料(第3カラーフィルター)に接する部分を有するようになる。同種材料が接する部分では、第2カラーフィルターの濡れ性や親和性(付着しやすさ)が向上し、第2カラーフィルターの密着性を強くすることができる。
よって、第2カラーフィルターの密着性が弱いことによる不具合、例えば第2カラーフィルターの剥がれを抑制することができる。従って、有機発光装置では、第2カラーフィルターの剥がれによる欠陥が抑制され、高品位の表示(無欠陥あるいは欠陥が少ない表示)を提供することができる。
[適用例8]上記適用例に係る有機発光装置は、前記第1カラーフィルターと前記第2カラーフィルターとが隣り合う部分には、前記封止層と前記カラーフィルター層との間に透明層が配置されていることが好ましい。
第1カラーフィルターと第2カラーフィルターとが隣り合う部分には、透明層が配置され、例えば第2カラーフィルターが第1カラーフィルターの側に流動し、第1カラーフィルターの色相が変化するという不具合を抑制することができる。
[適用例9]上記適用例に係る有機発光装置は、前記第2カラーフィルターと前記第3カラーフィルターとが隣り合う部分には、前記封止層と前記カラーフィルター層との間に透明層が配置されていることが好ましい。
第2カラーフィルターと第3カラーフィルターとが隣り合う部分には、透明層が配置され、例えば第2カラーフィルターが第3カラーフィルターの側に流動し、第3カラーフィルターの色相が変化するという不具合を抑制することができる。
[適用例10]上記適用例に係る有機発光装置は、前記カラーフィルター層を構成するカラーフィルターは、ストライプ形状であることが好ましい。
複数の画素に跨るように形成されたストライプ形状のカラーフィルター層は、画素毎に形成された島状のカラーフィルター層と比べて、カラーフィルター層の面積が大きくなり、カラーフィルター層の密着性が強くなる。
[適用例11]本適用例に係る電子機器は、上記適用例に記載の有機発光装置を有していることを特徴とする。
上記適用例に記載の有機発光装置は、例えば第2カラーフィルターの剥がれによる欠陥が抑制され、高品位の表示(無欠陥あるいは欠陥が少ない表示)を提供することができる。従って、上記適用例に記載の有機発光装置を備えた電子機器も、高品位の表示を提供することができる。例えば、ヘッドマウントディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、デジタルカメラの電子ビューファインダー、携帯型情報端末、ナビゲーターなどの表示部を有する電子機器に、上記適用例に記載の電気光学装置を適用することができる。
実施形態1に係る有機EL装置の概要を示す概略平面図。 実施形態1に係る有機EL装置の電気的な構成を示す等価回路図。 サブ画素の構成を示す概略平面図。 図3のA−A’線に沿った有機EL装置の構造を示す概略断面図。 カラーフィルター層の製造方法を示す工程フロー。 図5に示す工程フローの各工程を経た後の状態を示す概略断面図。 実施形態2に係る有機EL装置の概要を示す概略断面図。 カラーフィルター層の製造方法を示す工程フロー。 図8に示す工程フローの各工程を経た後の状態を示す概略断面図。 実施形態3に係るヘッドマウントディスプレイの概略図。 変形例1に係る有機EL装置のサブ画素の構成を示す概略平面図。 変形例2に係る有機EL装置のサブ画素の構成を示す概略平面図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。かかる実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の各図においては、各層や各部位を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部位の縮尺を実際とは異ならせしめてある。
(実施形態1)
「有機EL装置の概要」
実施形態1に係る有機EL装置100は、本発明における「有機発光装置」の一例であり、後述するヘッドマウントディスプレイの表示部に好適な自発光型のマイクロディスプレイである。
図1は、本実施形態に係る有機EL装置の概要を示す概略平面図である。図2は、本実施形態に係る有機EL装置の電気的な構成を示す等価回路図である。
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る有機EL装置100の概要について、説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る有機EL装置100は、素子基板10と、保護基板40とを有している。両基板は、後述する樹脂層42(図4参照)によって接着されている。
素子基板10は、青色光を発するサブ画素18Bと、緑色の光を発するサブ画素18Gと、赤色の光を発するサブ画素18Rとがマトリックス状に配列された表示領域Eを有している。有機EL装置100では、サブ画素18Bとサブ画素18Gとサブ画素18Rとからなる画素19が表示単位となって、フルカラーの表示が提供される。
以降の説明では、サブ画素18B、サブ画素18G、及びサブ画素18Rを、サブ画素18と称する場合がある。
素子基板10の第1辺に沿って、複数の外部接続用端子103が配列されている。複数の外部接続用端子103と表示領域Eとの間には、データ線駆動回路15が設けられている。該第1辺と直交し互いに対向する他の第2辺、第3辺と表示領域Eとの間には、走査線駆動回路16が設けられている。
保護基板40は、素子基板10よりも小さく、外部接続用端子103が露出されるように配置されている。保護基板40は、透光性の絶縁基板であり、石英基板やガラス基板などを使用することができる。保護基板40は、表示領域Eに配置された後述する有機EL素子30(図2参照)が傷つかないように保護する役割を有し、表示領域Eよりも広く設けられている。
以降、当該第1辺に沿った方向をX方向とする。当該第1辺と直交し互いに対向する他の2辺(第2辺、第3辺)に沿った方向をY方向とする。素子基板10から保護基板40に向かう方向をZ方向とする。
表示領域Eには、カラーフィルター層36が設けられている。カラーフィルター層36は、青色の光を透過する着色層36B(以降、青色の着色層36Bと称す)、緑色の光を透過する着色層36G(以降、緑色の着色層36Gと称す)と、赤色の光を透過する着色層36R(以降、赤色の着色層36Rと称す)とで構成される。
なお、青色の光は本発明における「第1波長領域の光」の一例であり、赤色の光は本発明における「第2波長領域の光」の一例であり、緑色の光は本発明における「第3波長領域の光」の一例である。青色の着色層36Bは本発明における「第1カラーフィルター」の一例であり、赤色の着色層36Rは本発明における「第2カラーフィルター」の一例であり、緑色の着色層36Gは本発明における「第3カラーフィルター」の一例である。
青色の着色層36Bは、複数のサブ画素18Bに配置され、Y方向に延びたストライプ形状をなしている。緑色の着色層36Gは、複数のサブ画素18Gに配置され、Y方向に延びたストライプ形状をなしている。赤色の着色層36Rは、複数のサブ画素18Rに配置され、Y方向に延びたストライプ形状をなしている。
着色層36B,36G,36RのX方向の長さは、青色の着色層36B、緑色の着色層36G、赤色の着色層36Rの順に小さくなっている。青色の着色層36B、緑色の着色層36G、及び赤色の着色層36RのY方向の長さは、それぞれ同じである。従って、着色層36B,36G,36Rの面積は、青色の着色層36B、緑色の着色層36G、赤色の着色層36Rの順に小さくなっている。
図2に示すように、有機EL装置100は、互いに交差する複数の走査線12及び複数のデータ線13と、複数のデータ線13のそれぞれに対して並列する複数の電源線14とを有している。走査線12は走査線駆動回路16に接続され、データ線13はデータ線駆動回路15に接続されている。また、複数の走査線12と複数のデータ線13との各交差部に対応してマトリックス状に配置された複数のサブ画素18を有している。
サブ画素18は、有機EL素子30と、有機EL素子30の駆動を制御する画素回路20とを有している。
有機EL素子30は、画素電極31と、後述する絶縁膜28(図4参照)と、発光機能層32と、対向電極33とを有している。画素電極31は、発光機能層に32に正孔を供給する陽極として機能する。対向電極33は、発光機能層32に電子を供給する陰極として機能する。画素電極31から供給される正孔と、対向電極33から供給される電子とが発光機能層32で結合し、発光機能層32が白色に発光する。
有機EL素子30は、本発明における「発光素子」の一例である。
画素回路20は、スイッチング用トランジスター21と、蓄積容量22と、駆動用トランジスター23とを含んでいる。2つのトランジスター21,23は、例えばnチャネル型もしくはpチャネル型トランジスターを用いて構成することができる。
スイッチング用トランジスター21のゲートは、走査線12に接続されている。スイッチング用トランジスター21のソースまたはドレインのうち一方は、データ線13に接続されている。スイッチング用トランジスター21のソースまたはドレインのうち他方は、駆動用トランジスター23のゲートに接続されている。
駆動用トランジスター23のソースまたはドレインのうち一方は、有機EL素子30の画素電極31に接続されている。駆動用トランジスター23のソースまたはドレインのうち他方は、電源線14に接続されている。駆動用トランジスター23のゲートと電源線14との間には、蓄積容量22が接続されている。
走査線12が駆動されてスイッチング用トランジスター21がオン状態になると、そのときにデータ線13から供給される画像信号に基づく電位がスイッチング用トランジスター21を介して蓄積容量22に保持される。蓄積容量22の電位すなわち駆動用トランジスター23のゲート電位に応じて、駆動用トランジスター23のオン・オフ状態が決まる。そして、駆動用トランジスター23がオン状態になると、電源線14から駆動用トランジスター23を介して、画素電極31と対向電極33とで挟まれた発光機能層32に、ゲート電位に応じた量の電流が流れる。有機EL素子30は、発光機能層32に流れる電流量に応じて発光する。
「サブ画素の概要」
図3は、サブ画素の構成を示す概略平面図である。図3では、サブ画素18の構成要素のうち、画素電極31、絶縁膜28、及び着色層36B,36G,36Rが図示され、他の構成要素の図示は省略されている。
次に、図3を参照してサブ画素18の構成とその平面的な配置について説明する。
図3に示すように、赤色の着色層36Rが配置されたサブ画素18R、緑色の着色層36Gが配置されたサブ画素18G、及び青色の着色層36Bが配置されたサブ画素18Bは、Y方向に延びたストライプ形状を有し、X方向に順に配置されている。
サブ画素18のX方向の長さは、サブ画素18B、サブ画素18G、サブ画素18Rの順に小さくなっている。サブ画素18のY方向の長さは、サブ画素18B、サブ画素18G、及びサブ画素18Rで、それぞれ同じである。従って、サブ画素18の面積は、サブ画素18B、サブ画素18G、サブ画素18Rの順に小さくなっている。
なお、サブ画素18のX方向の長さ、及びサブ画素18のY方向の長さは、それぞれ10μmよりも小さい。
サブ画素18には、画素電極31が配置されている。画素電極31のX方向の長さは、サブ画素18Bに配置される画素電極31B、サブ画素18Gの配置される画素電極31G、サブ画素18Rに配置される画素電極31Rの順に小さくなっている。画素電極31のY方向の長さは、画素電極31B、画素電極31G、及び画素電極31Rのそれぞれで、同じである。従って、画素電極31の面積は、画素電極31B、画素電極31G、画素電極31Rの順に小さくなっている。
絶縁膜28は、画素電極31と発光機能層32との間に配置されている(図4参照)。絶縁膜28及び発光機能層32は、表示領域Eの略全面に配置されている。画素電極31は、複数のサブ画素18のそれぞれに島状に配置されている。図中の太い破線で囲まれた領域は、絶縁膜28が設けられていない領域である。絶縁膜28は、画素電極31の周縁部を覆うように配置され、画素電極31を露出する開口28CT(28BCT,28GCT,28RCT)を有している。つまり、絶縁膜28には、サブ画素18Bの画素電極31Bを露出する開口28BCT、サブ画素18Gの画素電極31Gを露出する開口28GCT、サブ画素18Rの画素電極31Rを露出する開口28RCTが設けられている。さらに、開口28CTの面積は、サブ画素18Bの開口28BCT、サブ画素18Gの開口28GCT、サブ画素18Rの開口28RCTの順に小さくなっている。
なお、絶縁膜28は、本発明における「発光を抑制する絶縁膜」の一例であり、また隣り合う画素電極31間でリーク電流が流れることを抑制するものである。
開口28CTが設けられた部分では、画素電極31と発光機能層32とが接し、画素電極31から発光機能層32に正孔が供給され、発光機能層32が発光する。つまり、開口28CTが設けられた部分が、発光機能層32が発光する発光領域V1となる。開口28BCTは、青色の光を発する発光領域V1となる。開口28GCTは、緑色の光を発する発光領域V1となる。開口28RCTは、赤色の光を発する発光領域V1となる。
絶縁膜28が設けられた部分では、画素電極31から発光機能層32への正孔の供給が抑制され、発光機能層32の発光が抑制される。つまり、絶縁膜28が設けられた部分が、発光機能層32の発光が抑制された発光抑制領域V2となる。
発光機能層32が長期間発光すると、つまり発光機能層32に長期間電流を流すと、発光機能層32で発した光の輝度が徐々に小さくなるという発光機能層32の劣化が進行する。発光機能層32の劣化は、発光機能層32を流れる電流密度によって変化し、発光機能層32に流れる電流密度が大きくなると、発光機能層32は早く劣化する。さらに、発光機能層32の劣化は、発光機能層32を構成する有機発光材料によっても異なり、長波長側の色を発する有機発光材料と比べて、短波長側の色を発する有機発光材料のほうが早く劣化しやすい。例えば、青色の光を発する有機発光材料は、赤色の光を発する有機発光材料と比べて早く劣化しやすい。
このため、本実施形態では、青色の光を発する発光領域V1(開口28BCT)の面積を、赤色の光を発する発光領域V1(開口28RCT)の面積よりも大きくしている。これは、サブ画素18B、サブ画素18G、やサブ画素18Rからの光により所望の色バランス(例えば、ホワイトバランス)を得るため、および/または、発光領域V1(開口28BCT)における電流密度を発光領域V1(開口28RCT)よりも低減させるための構成である。
詳しくは、発光領域V1(開口28CT)の面積を、青色の光を発する発光領域V1(開口28BCT)、緑色の光を発行する発光領域V1(開口28GCT)、赤色の光を発する発光領域V1(開口28RCT)の順に小さくしている。
X方向において、青色の着色層36Bは、青色の光を発する発光領域V1(開口28BCT)を挟んで対向する発光抑制領域V2に跨り、端部が赤色の着色層36Rと緑色の着色層36Gとに平面的に重なるように配置されている。
X方向において、緑色の着色層36Gは、緑色の光を発する発光領域V1(開口28GCT)を挟んで対向する発光抑制領域V2に跨り、端部が青色の着色層36Bと赤色の着色層36Rとに平面的に重なるように配置されている。
X方向において、赤色の着色層36Rは、緑色の光を発する発光領域V1(開口28RCT)を挟んで対向する発光抑制領域V2に跨り、端部が緑色の着色層36Gと青色の着色層36Bとに平面的に重なるように配置されている。
「有機EL装置の断面構造」
図4は、図3のA−A’線に沿った有機EL装置の構造を示す概略断面図である。
次に、図4を参照して、有機EL装置100の断面構造を説明する。
図4に示すように、有機EL装置100では、素子基板10と、樹脂層42と、保護基板40とが、Z方向に順に積層されている。
樹脂層42は、素子基板10と保護基板40とを接着する役割を有し、例えばエポキシ樹脂やアクリル樹脂などを使用することができる。
素子基板10は、基板11と、基板11にZ方向に順に積層された反射層25と、光学的距離調整層26と、有機EL素子30と、封止層34と、カラーフィルター層36とを有している。
基板11は、例えばシリコンからなる半導体基板に、走査線12、データ線13、電源線14、データ線駆動回路15、走査線駆動回路16、スイッチング用トランジスター21、蓄積容量22、駆動用トランジスター23(図2参照)などが、公知技術によって形成されたトランジスター基板である。
なお、基板11の母材は、シリコンに限定されず、例えば石英やガラスなどの透光性を有する絶縁基板であってもよい。
反射層25は、発光機能層32で発した光を反射する一対の反射層の中の一方の反射層である。反射層25は、反射率の高い材料によって形成され、複数のサブ画素18に跨って配置されている。反射層25の形成材料としては、例えばアルミニウムや銀などを使用することができる。
光学的距離調整層26は、第1絶縁膜26a、第2絶縁膜26b、及び第3絶縁膜26cで構成される。第1絶縁膜26aは、反射層25の上に設けられ、サブ画素18Bとサブ画素18Gとサブ画素18Rとに配置されている。第2絶縁膜26bは、第1絶縁膜26aの上に設けられ、サブ画素18Gとサブ画素18Rとに配置されている。第3絶縁膜26cは、第2絶縁膜26bの上に設けられ、サブ画素18Rに配置されている。その結果、光学的距離調整層26の膜厚は、サブ画素18B、サブ画素18G、サブ画素18Rの順に大きくなっている。
有機EL素子30は、Z方向に順に積層された画素電極31と、絶縁膜28と、発光機能層32と、対向電極33とを有している。
画素電極31は、例えばITO(Indium Tin Oxide)などの光透過性材料で構成され、サブ画素18毎に島状に形成されている。
絶縁膜28は、例えば酸化シリコンで構成され、画素電極31の周縁部を覆うように配置されている。上述したように、絶縁膜28は開口28CTを有し、開口28CTが設けられた部分が発光領域V1となり、絶縁膜28が設けられた部分が発光抑制領域V2となる。
発光機能層32は、Z方向に順に積層された正孔注入層、正孔輸送層、有機発光層、及び電子輸送層などを有している。有機発光層は、赤色、緑色、及び青色の光成分を有する光を発する。有機発光層は、単層で構成してもよいし、複数の層(例えば、青色で発光する青色発光層と、赤色及び緑色を含む光を発する黄色発光層)で構成してもよい。
対向電極33は、例えばMgとAgとの合金などで構成され、光透過性と光反射性とを有している。対向電極33は、発光機能層32で発した光を反射する一対の反射層の中の他方の反射層である。
封止層34は、Z方向に順に積層された第1封止層34aと、平坦化層34bと、第2封止層34cとで構成され、有機EL素子30を覆い、素子基板10の略全面に設けられている。なお、封止層34には、外部接続用端子103(図1参照)を露出させる開口(図示省略)が設けられている。
第1封止層34a及び第2封止層34cは、例えば公知技術のプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法などを用いて形成されたシリコン酸窒化物で構成され、水分や酸素に対して高いバリア性を有している。
平坦化層34bは、例えばエポキシ系樹脂や塗布型の無機材料(シリコン酸化物など)などで構成されている。平坦化層34bは、第1封止層34aの欠陥(ピンホール、クラック)や異物などを被覆し、平坦な面を形成する。
カラーフィルター層36は、青色の着色層36Bと、緑色の着色層36Gと、赤色の着色層36Rとで構成され、表示領域Eに配置されている。
青色の着色層36Bは、第2封止層34cの上で、サブ画素18Bの発光領域V1に隣り合う発光抑制領域V2に跨って配置されている。
緑色の着色層36Gは、第2封止層34cの上で、サブ画素18Gの発光領域V1に隣り合う発光抑制領域V2に跨って配置されている。サブ画素18Bとサブ画素18Gとの境界部分の発光抑制領域V2では、緑色の着色層36Gは、青色の着色層36Bの端部を覆うように配置されている。
赤色の着色層36Rは、第2封止層34cの上で、サブ画素18Rの発光領域V1に隣り合う発光抑制領域V2に跨って配置されている。サブ画素18Gとサブ画素18Rとの境界部分の発光抑制領域V2では、赤色の着色層36Rは、緑色の着色層36Gの端部を覆うように配置されている。サブ画素18Rとサブ画素18Bとの境界部分の発光抑制領域V2では、赤色の着色層36Rは、青色の着色層36Bの端部を覆うように配置されている。
「光共振構造」
発光領域V1では、光反射性を有する反射層25と、光学的距離調整層26と、画素電極31と、発光機能層32と、対向電極33とが、Z方向に順に積層されている。発光機能層32で発した光は、反射層25と対向電極33との間で繰り返し反射され、反射層25と対向電極33との間の光学的距離に対応する特定波長(共振波長)の光の強度が増幅され、表示光として保護基板40からZ方向に射出される。
詳しくは、光学的距離調整層26は、反射層25と対向電極33との間の光学的距離を調整する役割を有している。サブ画素18Bでは、共振波長(輝度が最大となるピーク波長)が470nmとなるように、光学的距離調整層26の膜厚が設定されている。サブ画素18Gでは、共振波長が540nmとなるように、光学的距離調整層26の膜厚が設定されている。サブ画素18Rでは、共振波長が610nmとなるように、光学的距離調整層26の膜厚が設定されている。
その結果、サブ画素18Bから470nmをピーク波長とする青色の光が発せられ、サブ画素18Gから540nmをピーク波長とする緑色の光が発せられ、サブ画素18Rから610nmをピーク波長とする赤色の光が発せられる。このように、有機EL装置100は、特定波長の光の強度を増幅する光共振構造を有し、保護基板40からZ方向に射出される表示光の色純度を高めている。
すなわち、有機EL装置100は、光共振構造を有し、表示光の色純度が高められ、高品位の表示を提供することができる。
「カラーフィルター層の製造方法」
図5は、カラーフィルター層の製造方法を示す工程フローである。図6は、図4に対応する図であり、図5に示す工程フローの各工程を経た後の状態を示す概略断面図である。
以下に、図5及び図6を参照して、カラーフィルター層36の製造方法の概要を説明する。
図5に示すように、カラーフィルター層36の製造方法は、青色の着色層36Bを形成する工程(ステップS1)と、緑色の着色層36Gを形成する工程(ステップS2)と、赤色の着色層36Rを形成する工程(ステップS3)と、を含んでいる。
図6(a)に示すように、青色の色材(例えば、顔料)を含む感光性レジストを塗布して、青色の感光性樹脂層を形成し、これをフォトリソグラフィー法で露光・現像し、焼成して、第2封止層34cの上でサブ画素18Bの発光領域V1に隣り合う発光抑制領域V2に跨るように、青色の着色層36Bを形成する。
詳しくは、青色の色材を含む感光性レジストをスピンコート法で塗布し、乾燥することにより、青色の感光性樹脂層を形成する。青色の感光性樹脂層は、例えば感光性のアクリル系樹脂で構成され、光が照射された(露光された)部分が不溶化する。青色の着色層36Bを形成する領域に光を照射し(露光し)、例えば現像液をノズルから吐出し、未露光の感光性樹脂層を除去する。続いて、例えば純水をノズルから吐出し、不溶化した感光性樹脂層を洗浄した後に焼成し、硬化させて、所定の形状の青色の着色層36Bを形成する。なお、感光性樹脂層は、発光機能層32が熱劣化しないように、110℃または110℃よりも低い温度で焼成されている。つまり、青色の着色層36Bを形成する工程のプロセス温度は、110℃以下である。
図6(b)に示すように、緑色の色材(例えば、顔料)を含む感光性レジストを塗布して、感光性樹脂層を形成し、これをフォトリソグラフィー法で露光・現像し、焼成し、第2封止層34cの上でサブ画素18Gの発光領域V1に隣り合う発光抑制領域V2に跨り、サブ画素18Bとサブ画素18Gとの境界部分の発光抑制領域V2において青色の着色層36Bの端部を覆うように、緑色の着色層36Gを形成する。
詳しくは、緑色の色材を含む感光性レジストをスピンコート法で塗布し、乾燥することにより、緑色の感光性樹脂層を形成する。緑色の感光性樹脂層は、例えば感光性のアクリル系樹脂で構成され、光が照射された(露光された)領域が不溶化する。緑色の着色層36Gを形成する領域に光を照射し(露光し)、例えば現像液をノズルから吐出し、未露光の感光性樹脂層を除去する。続いて、例えば純水をノズルから吐出し、不溶化した感光性樹脂層を洗浄した後に焼成し、硬化させて、所定の形状の緑色の着色層36Gを形成する。緑色の着色層36Gを形成する工程のプロセス温度は、110℃以下である。
図6(c)に示すように、赤色の色材(例えば、顔料)を含む感光性レジストを塗布して、感光性樹脂層を形成し、これをフォトリソグラフィー法で露光・現像し、焼成し、第2封止層34cの上でサブ画素18Rの発光領域V1に隣り合う発光抑制領域V2に跨り、サブ画素18Gとサブ画素18Rとの境界部分の発光抑制領域V2において緑色の着色層36Gの端部を覆い、サブ画素18Rとサブ画素18Bとの境界部分の発光抑制領域V2において青色の着色層36Bの端部を覆うように、赤色の着色層36Rを形成する。
詳しくは、赤色の色材を含む感光性レジストをスピンコート法で塗布し、乾燥することにより、赤色の感光性樹脂層を形成する。赤色の感光性樹脂層は、例えば感光性のアクリル系樹脂で構成され、光が照射された(露光された)領域が不溶化する。赤色の着色層36Rを形成する領域に光を照射し(露光し)、例えば現像液をノズルから吐出し、未露光の感光性樹脂層を除去する。続いて、例えば純水をノズルから吐出し、不溶化した感光性樹脂層を洗浄した後に焼成し、硬化させて、所定の形状の赤色の着色層36Rを形成する。赤色の着色層36Rを形成する工程のプロセス温度は、110℃以下である。
このように、カラーフィルター層36を形成する工程のプロセス温度は、110℃以下であり、発光機能層32の熱劣化が抑制されている。プロセス温度を110℃以下の低温としたために、例えば着色層36B,36G,36Rに水分が残留し、例えば110℃よりも高いプロセス温度で形成した場合と比べて、下地膜に対する着色層36B,36G,36Rの密着性が弱くなる。つまり、下地膜に対する着色層36B,36G,36Rの接着強度は弱くなる。
以降、下地膜に対する着色層36B,36G,36Rの密着性を、着色層36B,36G,36Rの密着性と称し、下地膜に対する着色層36B,36G,36Rの接着強度を着色層36B,36G,36Rの接着強度と称す。
例えば、ノズルから現像液や純水を吐出することによって、感光性樹脂層に機械的ストレスが加わるので、感光性樹脂層の密着性が弱すぎると、感光性樹脂層が下地膜から剥離する恐れがある。
下地膜と着色層36B,36G,36Rとの接触面積が小さくなると、着色層36B,36G,36Rの接着強度が弱くなる。着色層36B,36G,36Rの面積は、青色の着色層36B、緑色の着色層36G、赤色の着色層36Rの順に小さいので、着色層36B,36G,36Rの接着強度は、青色の着色層36B、緑色の着色層36G、赤色の着色層36Rの順には弱くなる。すなわち、赤色の着色層36Rの接着強度が最も弱く、剥がれやすい。
赤色の着色層36Rは、サブ画素18Rの発光領域V1に加えて、サブ画素18Rの発光領域V1に隣り合う発光抑制領域V2にも配置されている。つまり、赤色の着色層36Rは、サブ画素18Rに加えて、隣り合うサブ画素18Bやサブ画素18Gの一部にも配置されている。よって、本実施形態では、赤色の着色層36Rをサブ画素18Rだけに配置する場合と比べて、赤色の着色層36Rの配置面積(下地膜との接触面積)を大きくし、赤色の着色層36Rの接着強度を強くすることができるという効果を得ることができる。
赤色の着色層36Rは、サブ画素18Gとサブ画素18Rとの境界部分の発光抑制領域V2において緑色の着色層36Gの端部を覆い、サブ画素18Rとサブ画素18Bとの境界部分の発光抑制領域V2において青色の着色層36Bの端部を覆うように設けられている。つまり、赤色の着色層36Rは、異種材料(シリコン酸窒化物)で構成された第2封止層34cに接する部分に加えて、同種材料(アクリル系樹脂)で構成された着色層36B,36Gに接する部分を有している。
同種材料が接する部分では、異種材料が接する部分と比べて、下地膜に対する赤色の着色層36Rの濡れ性や親和性(付着しやすさ)が向上し、赤色の着色層36Rの接着強度が強くなる。よって、本実施形態では、青色の着色層36Bの端部や緑色の着色層36Gの端部を覆うように、赤色の着色層36Rを形成することによって、第2封止層34cだけを覆うように形成する場合と比べて、赤色の着色層36Rの接着強度を強くすることができるという効果を得ることができる。
さらに、本実施形態の製造方法では、面積の大きい着色層から順に形成している(接着強度が強い着色層から順に形成している)。すなわち、最初に面積が最も大きい(接着強度が最も強い)青色の着色層36Bを形成し、次に面積が二番目に大きい(接着強度が二番目に強い)緑色の着色層36Gを形成し、最後に面積が最も小さい(接着強度が最も弱い)赤色の着色層36Rを形成している。
仮に、面積が最も小さい(接着強度が最も弱い)赤色の着色層36Rを最初に形成した場合、その後に形成する青色の着色層36Bや緑色の着色層36Gの製造工程において、例えばノズルから吐出される現像液や純水の機械的ストレスによって、赤色の着色層36Rが剥離する恐れがある。本実施形態では、面積が最も小さい(接着強度が最も弱い)赤色の着色層36Rを最後に形成しているので、青色の着色層36Bや緑色の着色層36Gの製造工程の影響を受けることがない。
よって、面積が最も小さい(接着強度が最も弱い)赤色の着色層36Rを形成しても、接着強度が最も弱いことによる赤色の着色層36Rの不具合(例えば、剥がれ)が抑制されるという効果を得ることができる。
従って、接着強度が最も弱い赤色の着色層36Rの不具合が抑制され、有機EL装置100を安定して製造することができる。さらに、有機EL装置100では、例えば赤色の着色層36Rの剥がれによる欠陥が抑制され、高品位の表示(無欠陥あるいは欠陥が少ない表示)を提供することができる。
(実施形態2)
図7は、図4に対応する図であり、実施形態2に係る有機EL装置の概要を示す概略断面図である。図8は、カラーフィルター層の製造方法を示す工程フローである。図9は、図7に対応する図であり、図8に示す工程フローの各工程を経た後の状態を示す概略断面図である。
本実施形態の有機EL装置200では、第2封止層34cとカラーフィルター層36との間に凸部37が設けられている。この点が、本実施形態の有機EL装置200と実施形態1の有機EL装置100との主な相違点である。
以下に、図7乃至図9を参照して、本実施形態に係る有機EL装置200の概要を、実施形態1との相違点を中心に説明する。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明を省略する。
図7に示すように、凸部37は、着色層36B,36G,36Rと同じ主材料(色材を含まないアクリル系樹脂)で構成され、封止層34(第2封止層34c)とカラーフィルター層36との間で、発光抑制領域V2に配置されている。つまり、凸部37は、青色の着色層36Bと緑色の着色層36Gとが隣り合う部分、緑色の着色層36Gと赤色の着色層36Rとが隣り合う部分、及び赤色の着色層36Rと青色の着色層36Bとが隣り合う部分に配置されている。
さらに、着色層36B,36G,36Rは、凸部37の一部を覆うように配置されている。
なお、凸部37は、本発明における「透明層」の一例である
青色の着色層36Bは、サブ画素18Bとサブ画素18Rとの境界部分の発光抑制領域V2に配置された凸部37と、サブ画素18Bとサブ画素18Gとの境界部分の発光抑制領域V2に配置された凸部37との間を覆うように配置され、凸部37の側壁部や頂部に接している。
緑色の着色層36Gは、サブ画素18Gとサブ画素18Bとの境界部分の発光抑制領域V2に配置された凸部37と、サブ画素18Gとサブ画素18Rとの境界部分の発光抑制領域V2に配置された凸部37との間を覆うように配置され、凸部37の側壁部や頂部に接している。さらに、緑色の着色層36Gは、サブ画素18Gとサブ画素18Bとの境界部分の発光抑制領域V2において青色の着色層36Bの端部を覆っている。
赤色の着色層36Rは、サブ画素18Rとサブ画素18Bとの境界部分の発光抑制領域V2に配置された凸部37と、サブ画素18Rとサブ画素18Gとの境界部分の発光抑制領域V2に配置された凸部37との間を覆うように配置され、凸部37の側壁部や頂部に接している。さらに、赤色の着色層36Rは、サブ画素18Rとサブ画素18Bとの境界部分の発光抑制領域V2において青色の着色層36Bの端部を覆い、サブ画素18Rとサブ画素18Gとの境界部分の発光抑制領域V2において緑色の着色層36Gの端部を覆っている。
図8に示すように、カラーフィルター層36の製造方法は、凸部37を形成する工程(ステップS10)と、青色の着色層36Bを形成する工程(ステップS11)と、緑色の着色層36Gを形成する工程(ステップS12)と、赤色の着色層36Rを形成する工程(ステップS13)と、を含んでいる。
本実施形態のステップS11は、実施形態1のステップS1(図5)と同じであり、本実施形態のステップS12は、実施形態1のステップS2(図5)と同じであり、本実施形態のステップS13は、実施形態1のステップS3(図5)と同じである。
図9(a)に示すように、透明な感光性レジスト、詳しくは増感剤などを含む色味を帯びた透光性の感光性レジストを塗布し、これをフォトリソグラフィー法で露光・現像し、焼成して、発光抑制領域V2に凸部37を形成する。
詳しくは、透明な感光性レジストをスピンコート法で塗布し、乾燥することにより、透明な感光性樹脂層を形成する。透明な感光性樹脂層は、例えば感光性のアクリル系樹脂で構成され、光が照射された(露光された)領域が不溶化する。透明な感光性樹脂層は、着色層36B,36G,36Rを形成する工程で使用する感光性樹脂層と、同じ材料で構成されている。凸部37を形成する領域に光を照射し(露光し)、例えば現像液をノズルから吐出し、未露光の感光性樹脂層を除去する。続いて、例えば純水をノズルから吐出し、不溶化した感光性樹脂層を洗浄した後に焼成し、硬化させて、発光抑制領域V2に所定の形状の凸部37を形成する。なお、感光性樹脂層は、光を照射(露光)することによって、透明性が増し、透明な樹脂となる。凸部37を形成する工程のプロセス温度は、110℃以下である。
サブ画素18Bとサブ画素18Rとの境界部分の発光抑制領域V2に配置された凸部37と、サブ画素18Bとサブ画素18Gとの境界部分の発光抑制領域V2に配置された凸部37とで、青色の着色層36Bを形成する領域が区画され、後工程で使用する青色の色材を含む感光性レジストを充填するためのセル(凹部)が形成される。
サブ画素18Gとサブ画素18Bとの境界部分の発光抑制領域V2に配置された凸部37と、サブ画素18Gとサブ画素18Rとの境界部分の発光抑制領域V2に配置された凸部37とで、緑色の着色層36Gを形成する領域が区画され、後工程で使用する緑色の色材を含む感光性レジストを充填するためのセル(凹部)が形成される。
サブ画素18Rとサブ画素18Bとの境界部分の発光抑制領域V2に配置された凸部37と、サブ画素18Rとサブ画素18Gとの境界部分の発光抑制領域V2に配置された凸部37とで、赤色の着色層36Rを形成する領域が区画され、後工程で使用する赤色の色材を含む感光性レジストを充填するためのセル(凹部)が形成される。
図9(b)に示すように、青色の色材を含む感光性レジストを、凸部37によって形成されたセルの中に充填し、青色の感光性樹脂層を形成し、これをフォトリソグラフィー法で露光・現像し、焼成して、第2封止層34cや凸部37の側壁部や頂部に接するように青色の着色層36Bを形成する。
図9(c)に示すように、緑色の色材を含む感光性レジストを、凸部37によって形成されたセルの中に充填し、緑色の感光性樹脂層を形成し、これをフォトリソグラフィー法で露光・現像し、焼成して、第2封止層34cや凸部37の側壁部や頂部に接するように緑色の着色層36Gを形成する。
図9(d)に示すように、赤色の色材を含む感光性レジストを凸部37によって形成されたセルの中に充填し、赤色の感光性樹脂層を形成し、これをフォトリソグラフィー法で露光・現像し、焼成して、第2封止層34cや凸部37の側壁部や頂部に接するように赤色の着色層36Rを形成する。
本実施形態では、実施形態1で得られる効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
1)着色層36B,36G,36Rを形成する感光性レジストを、凸部37によって形成されたセルの中に充填するので、着色層36B,36G,36Rを形成する感光性レジストの膜厚の均一性を高めることができる。
2)凸部37には色材(例えば、顔料)が分散されていないので、色材が分散された着色層36B,36G,36Rと比べて、凸部37の接着強度を強くすることができる。
3)強い接着強度の凸部37の側頭部や頂部に接するように、つまり同種材料の凸部37に接するように着色層36B,36G,36Rを形成することによって、着色層36B,36G,36Rの接着強度を強くすることができる。
4)凸部37によって、例えばステップS12において緑色の着色層36Gを形成する感光性レジストが青色の着色層36Bの側に流動したり、ステップS13において赤色の着色層36Rを形成する感光性レジストが青色の着色層36Bや緑色の着色層36Gの側に流動することを抑制することができる。すなわち、凸部37によって、色材の混色を抑制することができる。
(実施形態3)
「電子機器」
図10は、電子機器の一例としてのヘッドマウントディスプレイの概略図である。
図10に示すように、ヘッドマウントディスプレイ1000は、左右の目に対応して設けられた2つの表示部1001を有している。観察者Mはヘッドマウントディスプレイ1000を眼鏡のように頭部に装着することにより、表示部1001に表示された文字や画像などを見ることができる。例えば、左右の表示部1001に視差を考慮した画像を表示すれば、立体的な映像を見て楽しむこともできる。
表示部1001には、上記実施形態に係る有機EL装置100や有機EL装置200のいずれかが搭載されている。上記実施形態では、接着強度が最も弱い赤色の着色層36Rが剥がれるという不具合が抑制され、高品位の表示を提供する有機EL装置100や有機EL装置200を安定して製造することができる。従って、表示部1001に上記実施形態に係る有機EL装置100や有機EL装置200のいずれかを搭載することによって、高品位の表示のヘッドマウントディスプレイ1000を安定して提供することができる。
なお、上記実施形態に係る有機EL装置100や有機EL装置200のいずれかが搭載される電子機器は、ヘッドマウントディスプレイ1000に限定されない。例えば、ヘッドアップディスプレイや、デジタルカメラの電子ビューファインダー、携帯型情報端末、ナビゲーターなどの表示部を有する電子機器に搭載してもよい。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う有機発光装置及び当該有機発光装置が搭載された電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態以外にも様々な変形例が考えられる。以下、変形例を挙げて説明する。
(変形例1)
図11は、変形例1に係る有機EL装置のサブ画素の構成を示す概略平面図である。本変形例では、実施形態1と比べてサブ画素18B,18G,18Rの面積が異なっている。
図11に示すように、サブ画素18BのX方向の長さ及びサブ画素18GのX方向の長さは同じであり、サブ画素18RのX方向の長さは、サブ画素18BのX方向の長さ及びサブ画素18GのX方向の長さよりも小さい。サブ画素18BのY方向の長さ、サブ画素18GのY方向の長さ、サブ画素18RのY方向の長さは、それぞれ同じである。従って、サブ画素18Bの面積及びサブ画素18Gの面積は同じであり、サブ画素18Rの面積は、サブ画素18Bの面積及びサブ画素18Gの面積よりも小さい。
さらに、開口28BCTが設けられた部分の面積は、開口28GCTが設けられた部分の面積と同じであり、開口28RCTが設けられた部分の面積は、開口28BCTが設けられた部分の面積、及び28GCTが設けられた部分の面積よりも小さい。すなわち、サブ画素18Bの発光領域V1の面積は、サブ画素18Gの発光領域V1の面積と同じであり、サブ画素18Rの発光領域V1の面積は、サブ画素18Bの発光領域V1の面積、及びサブ画素18Gの発光領域V1の面積よりも小さい。
さらに、青色の着色層36Bの面積は、緑色の着色層36Gの面積と同じであり、赤色の着色層36Rの面積は、青色の着色層36Bの面積及び緑色の着色層36Gの面積よりも小さい。よって、赤色の着色層36Rの接着強度が最も弱くなる。
赤色の着色層36Rは、実施形態1と同じ構成を有しているので、実施形態1と同じ効果、つまり接着強度が最も弱い赤色の着色層36Rを剥がれにくくすることができる。従って、本変形例においても、接着強度が最も弱い部分の着色層(赤色の着色層36R)が剥がれるという不具合が抑制され、高品位の表示(無欠陥あるいは欠陥が少ない表示)を提供する有機EL装置を安定して製造することができる。
(変形例2)
図12は、変形例2に係る有機EL装置のサブ画素の構成を示す概略平面図である。本変形例は、実施形態1と比べてサブ画素18B,18G,18Rの面積が異なっている。
図12に示すように、サブ画素18BのX方向の長さは、サブ画素18GのX方向の長さ及びサブ画素18RのX方向の長さよりも大きく、サブ画素18GのX方向の長さは、サブ画素18RのX方向の長さと同じである。サブ画素18BのY方向の長さ、サブ画素18GのY方向の長さ、サブ画素18RのY方向の長さは、それぞれ同じである。従って、サブ画素18Bの面積は、サブ画素18Gの面積及びサブ画素18Rの面積よりも大きく、サブ画素18Gの面積は、サブ画素18Rの面積と同じである。
さらに、開口28BCTが設けられた部分の面積は、開口28GCTが設けられた部分の面積及び開口28RCTが設けられた部分の面積よりも大きく、開口28GCTが設けられた部分の面積は、開口28RCTが設けられた部分の面積と同じである。すなわち、サブ画素18Bの発光領域V1の面積は、サブ画素18Gの発光領域V1の面積及びサブ画素18Rの発光領域V1の面積よりも大きく、サブ画素18Gの発光領域V1の面積は、サブ画素18Rの発光領域V1の面積と同じである。
さらに、青色の着色層36Bの面積は、緑色の着色層36Gの面積及び赤色の着色層36Rの面積よりも大きく、緑色の着色層36Gの面積は赤色の着色層36Rの面積と同じである。よって、緑色の着色層36G及び赤色の着色層36Rの接着強度が、青色の着色層36Bの接着強度よりも弱くなる。
赤色の着色層36Rは実施形態1と同じ構成を有しているので、実施形態1と同じ効果、つまり接着強度が弱い赤色の着色層36Rを剥がれにくくすることができる。
緑色の着色層36Gは、異種材料(第2封止層34c(シリコン酸窒化物))に接する部分に加えて、同種材料(青色の着色層36B(アクリル系樹脂))に接する部分を有し、同種材料に接する部分を設けることによって、緑色の着色層36Gの接着強度が強くなる。従って、接着強度が弱い緑色の着色層36Gも、赤色の着色層36Rと同様に剥がれにくくすることができる。
従って、本変形例においても、接着強度が弱い着色層(緑色の着色層36G、赤色の着色層36R)を形成しても、接着強度が弱い着色層(緑色の着色層36G、赤色の着色層36R)が剥がれるという不具合が抑制され、高品位の表示(無欠陥あるいは欠陥が少ない表示)を提供する有機EL装置を安定して製造することができる。
(変形例3)
面積が最も小さい着色層は、赤色の着色層36Rに限定されず、例えば緑色の着色層36Gであってもよい。つまり、青色の着色層36Bの面積が最も大きく(接着強度が最も強く)、赤色の着色層36Rの面積が二番目に大きく(接着強度が二番目に強く)、緑色の着色層36Gの面積が最も小さい(接着強度が最も弱い)構成であってもよい。
この場合も、面積の大きい着色層(接着強度が強い着色層)から順に形成することが重要である。すなわち、最初に面積が最も大きい青色の着色層36Bを形成し、次に面積が二番目に大きい赤色の着色層36Rを形成し、最後に面積が最も小さい緑色の着色層36Gを形成することが重要である。
さらに、面積が最も小さい緑色の着色層36Gは、面積が最も大きい青色の着色層36Bの端部や及び面積が二番目に大きい赤色の着色層36Rの端部を覆い、面積が二番目に大きい赤色の着色層36Rは、面積が最も大きい青色の着色層36Bの端部を覆うように形成することが好ましい。
(変形例4)
上記実施形態及び上記変形例において、サブ画素18のY方向の長さは、サブ画素18B、サブ画素18G、及びサブ画素18Rでそれぞれ同じであるように構成したが、異なっていてもよく、少なくともサブ画素18の面積の関係が上記のようになっていればよい。
(変形例5)
上記実施形態及び上記変形例において、画素電極31の面積が異なるようにしたが、画素電極31B、画素電極31G、画素電極31Rの面積は同じであってもよい。開口28BCTが設けられた部分の面積、開口28GCTが設けられた部分の面積、開口28RCTが設けられた部分の面積の関係が上記のようになっていればよい。
10…素子基板、11…基板、12…走査線、13…データ線、14…電源線、15…データ線駆動回路、16…走査線駆動回路、18,18B,18G,18R…サブ画素、19…画素、20…画素回路、21…スイッチング用トランジスター、22…蓄積容量、23…駆動用トランジスター、25…反射層、26…光学的距離調整層、26a…第1絶縁膜、26b…第2絶縁膜、26c…第3絶縁膜、28…絶縁膜、28BCT,28GCT,28RCT…開口、30…有機EL素子、31,31B,31G,31R…画素電極、32…発光機能層、33…対向電極、34…封止層、34a…第1封止層、34b…平坦化層、34c…第2封止層、36…カラーフィルター層、36B…青色の着色層、36G…緑色の着色層、36R…赤色の着色層、E…表示領域、V1…発光領域、V2…発光抑制領域、S1,S11…青色の着色層を形成する工程、S2,S12…緑色の着色層を形成する工程、S3,S13…赤色の着色層を形成する工程、S10…凸部を形成する工程。

Claims (8)

  1. 有機発光層を含む発光素子と、前記発光素子上の封止層と、前記封止層上のカラーフィルター層と、を備え、
    前記カラーフィルター層は、第1波長領域の光を透過させる第1カラーフィルターと、第2波長領域の光を透過させる第2カラーフィルターと、第3波長領域の光を透過させる第3カラーフィルターを有し、
    前記第2カラーフィルターが対応するサブ画素の面積は前記第3カラーフィルターが対応するサブ画素の面積より小さく、前記第3カラーフィルターが対応するサブ画素の面積は前記第1カラーフィルターが対応するサブ画素の面積よりも小さい有機発光装置の製造方法であって、
    前記第1カラーフィルターを形成する工程と、
    その後、前記第3カラーフィルターを形成する工程と、
    その後、前記第2カラーフィルターを形成する工程と、
    を有することを特徴とする有機発光装置の製造方法。
  2. 前記発光素子は、前記有機発光層の発光を抑制する絶縁膜を備え、
    前記第1カラーフィルターを形成する工程よりも前に、前記封止層と前記カラーフィルター層との間で、平面視で前記絶縁膜に重なる部分にのみ透明層を形成する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の有機発光装置の製造方法。
  3. 前記カラーフィルター層を形成するプロセス温度は、110℃以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機発光装置の製造方法。
  4. 前記カラーフィルター層を構成するカラーフィルターを、ストライプ形状に形成することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の有機発光装置の製造方法。
  5. 有機発光層を含む発光素子と、前記発光素子上の封止層と、前記封止層上のカラーフィルター層と、を備え、
    前記カラーフィルター層は、第1波長領域の光を透過させる第1カラーフィルターと、第2波長領域の光を透過させる第2カラーフィルターと、第3波長領域の光を透過させる第3カラーフィルターを有し、
    前記第2カラーフィルターが対応するサブ画素の面積は前記第3カラーフィルターが対応するサブ画素の面積より小さく、前記第3カラーフィルターが対応するサブ画素の面積は前記第1カラーフィルターが対応するサブ画素の面積よりも小さく、
    前記第1カラーフィルターと前記第2カラーフィルターとが隣り合う部分において、前記第2カラーフィルターは、前記第1カラーフィルターの端部及び前記第3カラーフィルターの端部を覆うように設けられていることを特徴とする有機発光装置。
  6. 前記第1カラーフィルター、前記第2カラーフィルター及び前記第3カラーフィルターが隣り合う部分には、前記封止層と前記カラーフィルター層との間に透明層が配置されていることを特徴とする請求項に記載の有機発光装置。
  7. 前記カラーフィルター層を構成するカラーフィルターは、ストライプ形状であることを特徴とする請求項5または6に記載の有機発光装置。
  8. 請求項乃至のいずれか1項に記載の有機発光装置を有していることを特徴とする電子機器。
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