JP2018081799A - 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び、電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び、電子機器 Download PDF

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卓 赤川
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Abstract

【課題】カラーフィルターの剥離に起因する色変化が視認される可能性を低減させる。
【解決手段】発光素子と、発光素子を覆う封止層と、封止層上に最初に形成され、第1の波長領域の光を透過させる第1のカラーフィルターと、
封止層上及び第1のカラーフィルター上に形成され、第2の波長領域の光を透過させる第2のカラーフィルターと、を備え、第1の波長領域の光は、第2の波長領域の光よりも視感度が高い、ことを特徴とする電気光学装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び、電子機器に関する。
有機EL(electro luminescent)素子等の発光素子を含む電気光学装置において、カラー表示を実現するために、発光素子を覆う封止層の上に、所望の波長領域の光を透過するカラーフィルターが設けられた構成が知られている。例えば、特許文献1及び特許文献2には、発光素子を覆う封止層上に、赤色の光を透過させる赤色のカラーフィルターが積層され、封止層上及び赤色のカラーフィルター上に、緑色の光を透過させる緑色のカラーフィルターが積層され、封止層上、赤色のカラーフィルター上、及び、緑色のカラーフィルター上に、青色の光を透過させる青色のカラーフィルターが積層された構成が開示されている。
特開2010−237384号公報 特開2004−227851号公報
ところで、カラーフィルターを形成するプロセスでは、熱による発光素子の劣化を防止するために、当該プロセスの温度を低温(例えば、110度以下)に抑制することが一般的である。しかし、カラーフィルターを低温で形成する場合、高温で形成する場合と比較して、カラーフィルター及び封止層の間の接着強度が弱くなる。このため、カラーフィルターを形成した後において、カラーフィルターの一部または全部が封止層から剥離してしまうことがあった。
そして、特に、視感度の高い光を透過させるカラーフィルター、例えば、緑色の光を透過させる緑色のカラーフィルターにおいて剥離が生じる場合、視感度の低い光を透過させるカラーフィルターにおいて剥離が生じる場合と比較して、カラーフィルターの剥離が色変化として視認される可能性が高くなる、という問題があった。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、カラーフィルターの剥離に起因する色変化が視認される可能性を低減させる技術の提供を、解決課題の一つとする。
以上の課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置は、発光素子と、前記発光素子を覆う封止層と、前記封止層上に最初に形成され、第1の波長領域の光を透過させる第1のカラーフィルターと、前記封止層上及び前記第1のカラーフィルター上に形成され、第2の波長領域の光を透過させる第2のカラーフィルターと、を備え、前記第1の波長領域の光は、前記第2の波長領域の光よりも視感度が高い、ことを特徴とする。
本発明によれば、視感度の高い光を透過させる第1のカラーフィルター上に、視感度の低い光を透過させる第2のカラーフィルターを形成することで、第1のカラーフィルターの少なくとも一部を、第2のカラーフィルターで保護することができる。よって、本発明によれば、第2のカラーフィルター上に第1のカラーフィルターが形成される場合と比較して、第2のカラーフィルターにおいて剥離が生じる可能性は増大するものの、第1のカラーフィルターにおいて剥離が生じる可能性を低減させることができる。そして、第1のカラーフィルターの剥離が色変化として視認される可能性は、第2のカラーフィルターの剥離が色変化として視認される可能性よりも高い。このため、本発明によれば、第1のカラーフィルター及び第2のカラーフィルターを含むカラーフィルター層において剥離が生じた場合に、当該剥離が色変化として視認される可能性を低減させることができる。
上述した電気光学装置は、前記封止層上、前記第1のカラーフィルター上、及び、前記第2のカラーフィルター上に形成され、第3の波長領域の光を透過させる第3のカラーフィルターを備え、前記第1の波長領域の光は、前記第3の波長領域の光よりも視感度が高い、ことを特徴としてもよい。
この態様によれば、視感度の高い光を透過させる第1のカラーフィルター上に、視感度の低い光を透過させる第2のカラーフィルター及び第3のカラーフィルターを形成することで、第1のカラーフィルターの少なくとも一部を、第2のカラーフィルター及び第3のカラーフィルターで保護することができる。このため、第1のカラーフィルター、第2のカラーフィルター、及び、第3のカラーフィルターを含むカラーフィルター層において剥離が発生する確率に対する、第1のカラーフィルターにおいて剥離が発生する確率を相対的に低減させることができる。これにより、カラーフィルター層において剥離が生じた場合に、当該剥離が色変化として視認される可能性を低減させることができる。
上述した電気光学装置において、前記第1の波長領域の光は、緑色の光であり、前記第2の波長領域の光は、青色の光であり、前記第3の波長領域の光は、赤色の光である、ことを特徴としてもよい。
この態様によれば、視感度の高い緑色の光を透過させる第1のカラーフィルター上に、緑色の光に比べて視感度の低い青色の光を透過させる第2のカラーフィルターと、緑色の光に比べて視感度の低い赤色の光を透過させる第3のカラーフィルターを形成することで、第1のカラーフィルターの少なくとも一部を、第2のカラーフィルター及び第3のカラーフィルターで保護することができる。このため、カラーフィルター層において剥離が生じた場合に、当該剥離が色変化として視認される可能性を低減させることができる。
上述した電気光学装置において、前記第1のカラーフィルターは、前記第2のカラーフィルターよりも薄く、前記第2のカラーフィルターは、前記第3のカラーフィルターよりも薄い、ことを特徴としてもよい。
この態様によれば、第2のカラーフィルターを第1のカラーフィルターに比べて厚くするため、第2のカラーフィルターにおいて剥離が生じたとしても、当該剥離が色変化として視認される可能性を低減することができる。同様に、第3のカラーフィルターを第2のカラーフィルターに比べて厚くするため、第3のカラーフィルターにおいて剥離が生じたとしても、当該剥離が色変化として視認される可能性を低減することができる。
上述した電気光学装置は、前記封止層及び前記第1のカラーフィルターの間であって、前記封止層及び前記第2のカラーフィルターの間に設けられた凸部を備える、ことを特徴としてもよい。
この態様によれば、第1のカラーフィルターを形成すべき位置に第2のカラーフィルターが形成され、または、第2のカラーフィルターを形成すべき位置に第1のカラーフィルターが形成されることに起因して、表示品位が劣化することを抑制することが可能となる。
上述した電気光学装置において、前記凸部は、透光性の感光性樹脂材料を含み、前記第1のカラーフィルターは、色材と前記感光性樹脂材料とを含む、ことを特徴としてもよい。
この態様によれば、第1のカラーフィルター及び凸部が同一の感光性樹脂材料を用いて形成されるため、第1のカラーフィルター及び凸部が異なる材料を用いて形成される場合と比較して、第1のカラーフィルター及び凸部の接着強度を高めることが可能となり、第1のカラーフィルターが封止層から剥離する可能性を低減させることができる。
また、本発明に係る電気光学装置の製造方法は、発光素子を覆う封止層上に、第1の波長領域の光を透過させる第1のカラーフィルターを形成するステップと、前記封止層上及び前記第1のカラーフィルター上に、第2の波長領域の光を透過させる第2のカラーフィルターを形成するステップと、前記封止層上、前記第1のカラーフィルター上、及び、前記第2のカラーフィルター上に、第3の波長領域の光を透過させる第3のカラーフィルターを形成するステップと、を備え、前記第1の波長領域の光は、前記第2の波長領域の光よりも視感度が高く、且つ、前記第3の波長領域の光よりも視感度が高い、ことを特徴とする。
本発明によれば、第1のカラーフィルターの少なくとも一部を、第2のカラーフィルターで保護し、第1のカラーフィルターにおいて剥離が生じる可能性を低減させることができるため、第1のカラーフィルター及び第2のカラーフィルターを含むカラーフィルター層において剥離が生じた場合に、当該剥離が色変化として視認される可能性を低減させることができる。
また、本発明は、電気光学装置のほか、当該電気光学装置を備える電子機器として概念することも可能である。電子機器としては、典型的にはヘッドマウント・ディスプレイ(HMD)や電子ビューファイダーのなどの表示装置が挙げられる。
本発明の実施形態に係る電気光学装置1の構成の一例を示すブロック図である。 画素Pxの構成の一例を示す等価回路図である。 表示部12の構成の一例を示す平面図である。 表示部12の構成の一例を示す部分断面図である。 電気光学装置1の製造方法の一例を示すフローチャートである。 電気光学装置1の製造方法の一例を説明するための説明図である。 電気光学装置1の製造方法の一例を説明するための説明図である。 電気光学装置1の製造方法の一例を説明するための説明図である。 変形例1に係る表示部12の構成の一例を示す平面図である。 変形例1に係る表示部12の構成の一例を示す部分断面図である。 変形例1に係る凸状パターン7及びカラーフィルター層8の大きさの一例を示す部分断面図である。 本発明に係るヘッドマウントディスプレイ300の斜視図である。 本発明に係るパーソナルコンピューター400の斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<<A.実施形態>>
以下、本実施形態に係る電気光学装置1を説明する。
<<1.電気光学装置の概要>>
図1は、本実施形態に係る電気光学装置1の構成の一例を示すブロック図である。
図1に例示するように、電気光学装置1は、複数の画素Pxを有する表示パネル10と、表示パネル10の動作を制御する制御回路20とを備える。
制御回路20には、図示省略された上位装置より、デジタルの画像データVideoが同期信号に同期して供給される。ここで、画像データVideoとは、表示パネル10の各画素Pxが表示すべき階調レベルを規定するデジタルデータである。また、同期信号とは、垂直同期信号、水平同期信号、及び、ドットクロック信号等を含む信号である。
制御回路20は、同期信号に基づいて、表示パネル10の動作を制御するための制御信号Ctrを生成し、生成した制御信号Ctrを表示パネル10に対して供給する。また、制御回路20は、画像データVideoに基づいて、アナログの画像信号Vidを生成し、生成した画像信号Vidを表示パネル10に対して供給する。ここで、画像信号Vidとは、各画素Pxが画像データVideoの指定する階調を表示するように、当該画素Pxが備える発光素子の輝度を規定する信号である。
図1に例示するように、表示パネル10は、X方向に延在するM本の走査線13と、Y方向に延在するN本のデータ線14と、M行の走査線13とN列のデータ線14との交差に対応して、M行×N列にマトリクス状に配列されたM×N個の画素Pxを有する表示部12と、表示部12を駆動する駆動回路11と、を備える(Mは1以上の自然数。Nは3以上の自然数)。
なお、以下では、複数の画素Px、複数の走査線13、及び、複数のデータ線14を互いに区別するために、+Y方向から−Y方向(以下、+Y方向及び−Y方向を「Y軸方向」と総称する)に向けて順番に、第1行、第2行、…、第M行と称し、−X方向から+X方向(以下、+X方向及び−X方向を「X軸方向」と総称する)に向けて順番に、第1列、第2列、…、第N列と称する。
表示部12に設けられる複数の画素Pxは、赤色(R)を表示可能な画素PxRと、緑色(G)を表示可能な画素PxGと、青色(B)を表示可能な画素PxBと、が含まれる。そして、本実施形態では、kを、3≦k≦Nを満たす3の倍数の自然数を表す変数として、第1列〜第N列のうち、第(k−2)列には画素PxRが配置され、第(k−1)列には画素PxGが配置され、第k列には画素PxBが配置される場合を、一例として想定する。
図1に例示するように、駆動回路11は、走査線駆動回路111と、データ線駆動回路112と、を備える。
走査線駆動回路111は、第1行〜第M行の走査線13を順番に走査(選択)する。具体的には、走査線駆動回路111は、1フレームの期間において、第1行〜第M行の走査線13のそれぞれに対して出力する走査信号Gw[1]〜Gw[M]を、水平走査期間毎に順番に所定の選択電位に設定することで、走査線13を行単位に水平走査期間毎に順番に選択する。換言すれば、走査線駆動回路111は、1フレームの期間のうち、m番目の水平走査期間において、第m行の走査線13に出力する走査信号Gw[m]を、所定の選択電位に設定することで、第m行の走査線13を選択する(mは、1≦m≦Mを満たす自然数)。なお、1フレームの期間とは、電気光学装置1が1個の画像を表示する期間である。
データ線駆動回路112は、制御回路20より供給される画像信号Vid及び制御信号Ctrに基づいて、各画素Pxが表示すべき階調を規定するアナログのデータ信号Vd[1]〜Vd[N]を生成し、生成したデータ信号Vd[1]〜Vd[N]を、水平走査期間毎に、N本のデータ線14に対して出力する。換言すれば、データ線駆動回路112は、各水平走査期間において、第n列のデータ線14に対して、データ信号Vd[n]を出力する(nは、1≦n≦Nを満たす自然数)。
なお、本実施形態では、制御回路20が出力する画像信号Vidはアナログの信号であるが、制御回路20が出力する画像信号Vidはデジタルの信号であってもよい。この場合、データ線駆動回路112は、画像信号VidをD/A変換し、アナログのデータ信号Vd[1]〜Vd[N]を生成する。
図2は、各画素Pxと1対1に対応して設けられる画素回路100の構成の一例を示す等価回路図である。なお、本実施形態では、複数の画素Pxに対応する複数の画素回路100は、電気的には互いに同一の構成であることとする。図2では、第m行第n列の画素Pxに対応して設けられる画素回路100を例示して説明する。
画素回路100は、当該画素回路100に対応する画素Pxに含まれる発光素子3と、PチャネルMOS型のトランジスター41及び42と、保持容量43と、を備える。なお、トランジスター41及び42の一方または両方は、NチャネルMOS型のトランジスターであってもよい。また、トランジスター41及び42は、薄膜トランジスターや電界効果トランジスターであってもよい。
発光素子3は、画素電極31と、発光機能層32と、対向電極33とを備える。画素電極31は、発光機能層32に正孔を供給する陽極として機能する。対向電極33は、画素回路100の低電位側の電源電位である電位Vctに設定された給電線16に電気的に接続され、発光機能層32に電子を供給する陰極として機能する。そして、画素電極31から供給される正孔と、対向電極33から供給される電子とが発光機能層32で結合し、発光機能層32が白色に発光する。
なお、詳細は後述するが、画素PxRが有する発光素子3(以下、発光素子3Rと称する)には、赤色のカラーフィルター8Rが重ねて配置され、画素PxGが有する発光素子3(以下、発光素子3Gと称する)には、緑色のカラーフィルター8Gが重ねて配置され、画素PxBが有する発光素子3(以下、発光素子3Bと称する)には、青色のカラーフィルター8Bが重ねて配置される。このため、画素PxR、画素PxG、及び、画素PxBにより、フルカラーの表示が可能となる。
トランジスター41は、ゲートが、第m行の走査線13に電気的に接続され、ソースまたはドレインの一方が、第n列のデータ線14に電気的に接続され、ソースまたはドレインの他方が、トランジスター42のゲートと、保持容量43が有する2つの電極のうち一方の電極と、に電気的に接続されている。
トランジスター42は、ゲートが、トランジスター41のソースまたはドレインの他方と、保持容量43の一方の電極と、に電気的に接続され、ソースまたはドレインの一方が、画素回路100の高電位側の電源電位である電位Velに設定された給電線15に電気的に接続され、ソースまたはドレインの他方が、画素電極31に電気的に接続されている。
保持容量43は、保持容量43が有する2つの電極のうち一方の電極が、トランジスター41のソースまたはドレインの他方と、トランジスター42のゲートと、に電気的に接続され、保持容量43が有する2つの電極のうち他方の電極が、給電線15に電気的に接続されている。保持容量43は、トランジスター42のゲートの電位を保持する保持容量として機能する。
走査線駆動回路111が、走査信号Gw[m]を所定の選択電位に設定し、第m行の走査線13を選択すると、第m行第n列の画素Pxに設けられたトランジスター41がオンする。そして、トランジスター41がオンすると、第n列のデータ線14から、トランジスター42のゲートに対して、データ信号Vd[n]が供給される。この場合、トランジスター42は、発光素子3に対して、ゲートに供給されたデータ信号Vd[n]の電位(正確には、ゲート及びソース間の電位差)に応じた電流を供給する。そして、発光素子3は、トランジスター42から供給される電流の大きさに応じた輝度、すなわち、データ信号Vd[n]の電位に応じた輝度で発光する。
その後、走査線駆動回路111が、第m行の走査線13の選択を解除して、トランジスター41がオフした場合、トランジスター42のゲートの電位は、保持容量43により保持される。このため、発光素子3は、トランジスター41がオフした後も、データ信号Vd[n]に応じた輝度で発光することができる。
<<2.表示部の構成>>
以下、図3及び図4を参照しつつ、本実施形態に係る表示部12の構成を説明する。
図3は、本実施形態に係る表示部12の概略的な構造の一例を示す平面図である。
具体的には、図3は、電気光学装置1が光を出射する方向である+Z方向(以下、+Z方向及び−Z方向を「Z軸方向」と総称する)から、表示部12の一部を平面視した場合を例示している。なお、Z軸方向は、X軸方向及びY軸方向に交差する方向である。
図3に示すように、表示部12の第(k−1)列においてY軸方向に並ぶM個の画素PxGが有するM個の発光素子3Gの上(+Z方向)には、当該M個の発光素子3Gを覆うように、緑色のカラーフィルター8G(「第1のカラーフィルター」の一例)が配置される。カラーフィルター8Gは、540nmの波長の光の輝度が最大となる緑色光(「第1の波長領域の光」の一例)を透過する。また、表示部12の第k列においてY軸方向に並ぶM個の画素PxBが有するM個の発光素子3Bの上(+Z方向)には、当該M個の発光素子3Bを覆うように、青色のカラーフィルター8B(「第2のカラーフィルター」の一例)が配置される。カラーフィルター8Bは、470nmの波長の光の輝度が最大となる青色光(「第2の波長領域の光」の一例)を透過する。また、表示部12の第(k−2)列においてY軸方向に並ぶM個の画素PxRが有するM個の発光素子3Rの上(+Z方向)には、当該M個の発光素子3Rを覆うように、赤色のカラーフィルター8R(「第3のカラーフィルター」の一例)が配置される。カラーフィルター8Rは、610nmの波長の光の輝度が最大となる赤色光(「第3の波長領域の光」の一例)を透過する。
図4は、表示部12を、図3におけるE−e線で破断した部分断面図の一例であり、画素PxRの断面と、画素PxGの断面と、画素PxBの断面とを含む。
図4に示すように、表示部12は、素子基板5と、対向基板9と、素子基板5及び対向基板9の間に設けられた接着層90と、を備える。なお、本実施形態では、電気光学装置1が対向基板9側(+Z側)から光を出射するトップエミッション方式である場合を想定する。
接着層90は、素子基板5及び対向基板9を接着するための透明な樹脂層である。接着層90は、例えば、エポキシ樹脂やアクリル樹脂等の透明な樹脂材料を用いて形成される。
対向基板9は、接着層90の+Z側に配置される透明な基板である。対向基板9としては、例えば、石英基板やガラス基板等を採用することができる。
素子基板5は、基板50と、基板50上に積層された、反射層51、距離調整層52、発光層30、封止層60、及び、カラーフィルター層8と、を備える。詳細は後述するが、発光層30は、上述した発光素子3(3R、3G、3B)を含む。発光素子3は、+Z方向及び−Z方向に対して光を出射する。また、カラーフィルター層8は、上述したカラーフィルター8R、カラーフィルター8G、及び、カラーフィルター8Gを含む。
基板50は、走査線13やデータ線14等の各種配線と、駆動回路11や画素回路100等の各種回路と、が実装された基板である。基板50は、各種配線及び各種回路を実装可能な基板であればよい。基板50としては、例えば、シリコン基板、石英基板、または、ガラス基板等を採用することができる。基板50の+Z側には、反射層51が積層される。
反射層51は、発光層30の発光素子3から出射された光を+Z方向側に反射するための構成要素である。反射層51は、反射率の高い材料、例えば、アルミニウムや銀等を用いて形成される。反射層51の+Z側には、距離調整層52が積層されている。
距離調整層52は、発光層30の発光素子3と反射層51との間の光学的距離を調整するための、絶縁性の透明層である。距離調整層52は、絶縁性の透明材料、例えば、酸化シリコン(SiOx)等を用いて形成される。距離調整層52の+Z側には、発光層30が積層されている。
発光層30は、距離調整層52上に積層された画素電極31と、距離調整層52及び画素電極31上に積層された絶縁膜34と、画素電極31及び絶縁膜34を覆うように積層された発光機能層32と、発光機能層32上に積層された対向電極33と、を有する。
画素電極31は、画素Px毎に個別に島状に形成された、導電性を有する透明層である。画素電極31は、導電性の透明材料、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)等を用いて形成される。
絶縁膜34は、各画素電極31の周縁部を覆うように配置された、絶縁性の構成要素である。絶縁膜34は、絶縁性の材料、例えば、酸化シリコン等を用いて形成される。
対向電極33は、複数の画素Pxに跨るように配置された、光透過性と光反射性とを有する導電性の構成要素である。対向電極33は、例えば、MgとAgとの合金等を用いて形成される。
発光機能層32は、正孔注入層、正孔輸送層、有機発光層、及び、電子輸送層を備え、複数の画素Pxに跨るように配置されている。上述のとおり、発光機能層32は、画素電極31のうち絶縁膜34により覆われていない部分から正孔が供給され、白色に発光する。すなわち、平面視した場合に、発光層30のうち、画素電極31が絶縁膜34により覆われていない部分が、発光素子3に該当する。また、本実施形態では、平面視した場合に、発光素子3が設けられる部分を、画素Pxと看做すこととする。換言すれば、平面視した場合に、絶縁膜34は、表示部12の有する複数の画素Pxを互いに区分するように配置される。なお、発光素子3から出射される白色の光とは、赤色の光、緑色の光、及び、青色の光を含む光である。
本実施形態では、反射層51と対向電極33とにより、光共振構造が形成されるように、距離調整層52の膜厚が調整される。そして、発光機能層32から出射された光は、反射層51と対向電極33との間で繰り返し反射され、反射層51と対向電極33との間の光学的距離に対応する波長の光の強度が増幅され、当該増幅された光が、対向電極33〜対向基板9を介して+Z側に出射される。
本実施形態では、一例として、画素PxRにおいては、610nmの波長の光が増幅され、画素PxGにおいては、540nmの波長の光が増幅され、画素PxBにおいては、470nmの波長の光が増幅されるように、画素Px毎に距離調整層52の膜厚が設定される。このため、本実施形態において、画素PxRからは、610nmの波長の光の輝度が最大となる赤色光が出射され、画素PxGからは、540nmの波長の光の輝度が最大となる緑色光が出射され、画素PxBからは、470nmの波長の光の輝度が最大となる青色光が出射されることになる。
封止層60は、対向電極33上に積層された下側封止層61と、下側封止層61上に積層された平坦化層62と、平坦化層62上に積層された上側封止層63と、を備える。
下側封止層61及び上側封止層63は、複数の画素Pxに跨るように配置された、絶縁性を有する透明層である。下側封止層61及び上側封止層63は、水分や酸素等の発光層30への侵入を抑止するための構成要素であり、例えば、酸化シリコン(SiOx)、窒化シリコン(SiNx)、または、酸化アルミニウム(AlxOy)等の無機材料を用いて形成される。
平坦化層62は、複数の画素Pxに跨るように配置された透明層であり、平坦な上面(+Z側の面)を提供するための構成要素である。平坦化層62は、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、若しくは、シリコン樹脂等の樹脂材料、または、シリコン酸化物等の無機材料を用いて形成される。
カラーフィルター層8は、カラーフィルター8R、カラーフィルター8G、及び、カラーフィルター8Bを含む。
図4に示すように、カラーフィルター8Gは、発光素子3Gの+Z側において、平面視して発光素子3Gを覆うように、上側封止層63上に形成される。また、カラーフィルター8Bは、発光素子3Bの+Z側において、平面視して発光素子3Bを覆うように、上側封止層63とカラーフィルター8Gとの上に形成される。また、カラーフィルター8Rは、発光素子3Rの+Z側において、平面視して発光素子3Rを覆うように、上側封止層63とカラーフィルター8Gとカラーフィルター8Rとの上に形成される。
なお、カラーフィルター8Rは、赤色の色材を含む感光性樹脂材料から形成され、カラーフィルター8Gは、緑色の色材を含む感光性樹脂材料から形成され、カラーフィルター8Bは、青色の色材を含む感光性樹脂材料から形成される。
図4に示すように、カラーフィルター層8の+Z側には、カラーフィルター層8を覆うように接着層90が設けられ、接着層90の+Z側には、対向基板9が設けられる。
なお、本実施形態では、図4に示すように、カラーフィルター8RのZ軸方向における厚さの最大値Zr、カラーフィルター8GのZ軸方向における厚さの最大値Zg、及び、カラーフィルター8BのZ軸方向における厚さの最大値Zbの間に、以下の式(1)に示す関係が成立するように、カラーフィルター層8を形成する。
Zg<Zb<Zr ……(1)
より具体的には、本実施形態では、一例として、厚さZrが、1.0μm≦Zr≦1.5μmとなり、厚さZgが、0.5μm≦Zg≦1.2μmとなり、厚さZbが、0.8μm≦Zb≦1.3μmとなり、且つ、上記式(1)の関係を満たすように、カラーフィルター層8を形成する。
また、カラーフィルター8Gを透過する緑色光は、カラーフィルター8Rを透過する赤色光よりも視感度が高く、カラーフィルター8Rを透過する赤色光は、カラーフィルター8Bを透過する青色光よりも視感度が高い。このため、本実施形態では、平面視した場合に、画素PxRが画素PxGよりも大きい面積を有し、且つ、画素PxBが画素PxRよりも大きい面積を有するように、各画素Pxを形成する。具体的には、本実施形態では、画素PxRのX軸方向の幅Xr、画素PxGのX軸方向の幅Xg、及び、画素PxBのX軸方向の幅Xbの間に、以下の式(2)に示す関係が成立するように、各画素Pxを形成する。
Xg<Xr<Xb ……(2)
<<3.電気光学装置の製造方法>>
以下、図5乃至図8を参照しつつ、本実施形態に係る電気光学装置1の製造方法の一例を説明する。
図5は、電気光学装置1の製造方法の一例を説明するためのフローチャートである。図5に示すように、電気光学装置1の製造方法は、基板50上に反射層51を形成する工程(S1)と、反射層51上に距離調整層52を形成する工程(S2)と、距離調整層52上に発光層30を形成する工程(S3)と、発光層30上に封止層60を形成する工程(S4)と、封止層60の上側封止層63上であって、発光層30が有する発光素子3Gの+Z側にカラーフィルター8Gを形成する工程(S5)と、上側封止層63上、及び、カラーフィルター8G上であって、発光層30が有する発光素子3Bの+Z側にカラーフィルター8Bを形成する工程(S6)と、上側封止層63上、カラーフィルター8G上、及び、カラーフィルター8B上であって、発光層30が有する発光素子3Rの+Z側にカラーフィルター8Rを形成する工程(S7)と、カラーフィルター層8上に接着層90を形成し、接着層90によって、素子基板5及び対向基板9を接着する工程(S8)と、を含む。
以下では、上記ステップS1〜S8のうち、カラーフィルター層8の製造工程であるステップS5〜S7の一例について説明する。
ステップS5の工程では、まず、上側封止層63上に、緑色の色材を含む感光性樹脂材料をスピンコート法で塗布して、乾燥させることにより、緑色の感光性樹脂層を形成する。次に、緑色の感光性樹脂層のうち、カラーフィルター8Gを形成する部分に光を照射して露光し、当該感光性樹脂層に対して現像液等を吐出することにより、未露光の感光性樹脂層を除去する。その後、緑色の感光性樹脂層を焼成し、硬化させることで、図6に示すように、上側封止層63上に、カラーフィルター8Gを形成する。
ステップS6の工程では、まず、上側封止層63上、及び、カラーフィルター8G上に、青色の色材を含む感光性樹脂材料をスピンコート法で塗布して、乾燥させることにより、青色の感光性樹脂層を形成する。次に、青色の感光性樹脂層のうち、カラーフィルター8Bを形成する部分に光を照射して露光し、当該感光性樹脂層に対して現像液等を吐出することにより、未露光の感光性樹脂層を除去する。その後、青色の感光性樹脂層を焼成し、硬化させることで、図7に示すように、上側封止層63上及びカラーフィルター8G上に、カラーフィルター8Bを形成する。
ステップS7の工程では、まず、上側封止層63上、カラーフィルター8G上、及び、カラーフィルター8B上に、赤色の色材を含む感光性樹脂材料をスピンコート法で塗布して、乾燥させることにより、赤色の感光性樹脂層を形成する。次に、赤色の感光性樹脂層のうち、カラーフィルター8Rを形成する部分に光を照射して露光し、当該感光性樹脂層に対して現像液等を吐出することにより、未露光の感光性樹脂層を除去する。その後、赤色の感光性樹脂層を焼成し、硬化させることで、図8に示すように、上側封止層63上、カラーフィルター8G上、及び、カラーフィルター8B上に、カラーフィルター8Rを形成する。
<<4.実施形態の効果>>
上述のとおり、カラーフィルター8Gを透過する緑色光は、カラーフィルター8Bを透過する青色光や、カラーフィルター8Rを透過する赤色光と比較して、視感度が高い。このため、カラーフィルター8Gの一部分、例えば、平面視して所定面積のカラーフィルター8Gが剥離した場合には、所定面積のカラーフィルター8Bまたは所定面積のカラーフィルター8Rが剥離した場合と比較して、剥離に起因する色変化が視認される可能性が高い。
また、上述のとおり、平面視した場合のカラーフィルター8Gの面積は、平面視した場合のカラーフィルター8Bの面積、及び、平面視した場合のカラーフィルター8Rの面積よりも小さい。このため、カラーフィルター8Gの一部分、例えば、平面視して所定面積のカラーフィルター8Gが剥離した場合には、所定面積のカラーフィルター8Bまたは所定面積のカラーフィルター8Rが剥離した場合と比較して、剥離に起因する色変化が視認される可能性が高い。
すなわち、カラーフィルター8Gの剥離に起因する色変化が視認される可能性は、カラーフィルター8Bまたはカラーフィルター8Rの剥離に起因する色変化が視認される可能性よりも高い。
これに対して、本実施形態では、封止層60上において、最初にカラーフィルター8Gを形成し、二番目にカラーフィルター8Bを形成し、三番目にカラーフィルター8Rを形成する。よって、カラーフィルター8Gの少なくとも一部が、カラーフィルター8B及びカラーフィルター8Rで覆われることになる。このため、カラーフィルター8Gの少なくとも一部を、カラーフィルター8B及びカラーフィルター8Rにより保護することができる。
これにより、本実施形態によれば、封止層60上にカラーフィルター8Gを最初に形成しない場合と比較して、カラーフィルター8Gの剥離の可能性を低減させることができる。すなわち、カラーフィルター層8全体において剥離が発生する確率に対する、カラーフィルター8Gにおいて剥離が発生する確率(相対的な確率)を小さく抑えることができる。これにより、カラーフィルター層8において剥離が発生した場合であっても、当該剥離が色変化として視認される可能性を抑制することができる。
また、一般的に、赤色光は、赤色光に含まれる光の周波数に多少の変化が生じても、赤色光と視認される可能性が高いのに対して、青色光は、青色光に含まれる光の周波数が変化した場合に、青色以外の色の光、例えば、緑色光と視認される可能性が高い。つまり、青色光は、赤色光と比較して、光の周波数の変動が色変化として視認される可能性が高い。このため、カラーフィルター8Bの剥離に起因する色変化が視認される可能性は、カラーフィルター8Rの剥離に起因する色変化が視認される可能性よりも、高い。
これに対して、本実施形態によれば、カラーフィルター8Bを形成した後に、カラーフィルター8Bの少なくとも一部の上にカラーフィルター8Rを形成することで、カラーフィルター8Bの少なくとも一部を、カラーフィルター8Rにより保護する。このため、本実施形態によれば、カラーフィルター8Rの上にカラーフィルター8Bを形成する場合と比較して、カラーフィルター8Bにおいて剥離が発生する可能性を低減させることができる。これにより、カラーフィルター層8において剥離が発生した場合であっても、当該剥離が色変化として視認される可能性を抑制することができる。
<<B.変形例>>
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
<<変形例1>>
上述した実施形態では、表示部12において、カラーフィルター層8が封止層60の全部を覆うように形成されるが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、表示部12において、封止層60及びカラーフィルター層8の間に、凸状パターン7(「凸部」の一例)を形成してもよい。
図9は、変形例1に係る表示部12の概略的な構造の一例を示す平面図である。
図9に示すように、本変形例に係る表示部12には、X軸方向に隣り合う2個の発光素子3の間に、Y軸方向に延在する複数の凸状パターン7が設けられる。より具体的には、本変形例に係る表示部12には、第1列から第N列のN列の画素Pxを互いに区分するように、(N−1)列の凸状パターン7が設けられる。但し、第1列よりも−X側、及び、第N列よりも+X側のうち、一方または双方に凸状パターン7を設けてもよい。
図10は、変形例1に係る表示部12を、図9におけるE−e線で破断した部分断面図の一例であり、画素PxRの断面と、画素PxGの断面と、画素PxBの断面とを含む。
凸状パターン7は、封止層60上に形成される、透明な構成要素であり、封止層60に接する平坦な底面71と、カラーフィルター層8に接する曲面状の上面72と、を有する。なお、図10に示す凸状パターン7の形状は一例であり、凸状パターン7の上面72は、多面体であってもよく、角を有する形状であってもよい。
凸状パターン7は、色材を含まない透明な感光性樹脂材料、例えば、アクリル系樹脂を用いて形成される。つまり、凸状パターン7の材料として採用される感光性樹脂材料は、カラーフィルター層8の主材料と同一の材料である。
本変形例において、カラーフィルター8Gは、図10に示すように、上側封止層63上と凸状パターン7上とに形成される。また、カラーフィルター8Bは、上側封止層63上と凸状パターン7上とカラーフィルター8G上とに形成される。また、カラーフィルター8Rは、上側封止層63上と凸状パターン7上とカラーフィルター8G上とカラーフィルター8B上とに形成される。すなわち、画素PxG及び画素PxRの間の凸状パターン7は、上側封止層63及びカラーフィルター8Gの間であって、上側封止層63及びカラーフィルター8Rの間に形成される。また、画素PxG及び画素PxBの間の凸状パターン7は、上側封止層63及びカラーフィルター8Gの間であって、上側封止層63及びカラーフィルター8Bの間に形成される。また、画素PxB及び画素PxRの間の凸状パターン7は、上側封止層63及びカラーフィルター8Bの間であって、上側封止層63及びカラーフィルター8Rの間に形成される。
図11は、凸状パターン7及びカラーフィルター層8のサイズ(幅及び厚さ)を説明するための説明図である。なお、図11は、図10に示す部分断面図から、凸状パターン7とカラーフィルター層8と上側封止層63とを抜き出した図である。
本変形例では、図12に示すように、凸状パターン7のZ軸方向における厚さの最大値Zt、カラーフィルター8RのZ軸方向における厚さの最大値Zr、カラーフィルター8GのZ軸方向における厚さの最大値Zg、及び、カラーフィルター8BのZ軸方向における厚さの最大値Zbの間に、以下の式(3)に示す関係が成立するように、凸状パターン7及びカラーフィルター層8を形成する。
Zt<Zg<Zb<Zr ……(3)
また、本変形例では、図12に示すように、凸状パターン7と上側封止層63とが接する部分におけるX軸方向の幅Xt、カラーフィルター8Rと上側封止層63とが接する部分におけるX軸方向の幅Xr、カラーフィルター8Gと上側封止層63とが接する部分におけるX軸方向の幅Xg、及び、カラーフィルター8Bと上側封止層63とが接する部分におけるX軸方向の幅Xbの間に、以下の式(4)に示す関係が成立するように、凸状パターン7及びカラーフィルター層8を形成する。
Xt<Xg<Xr<Xb ……(4)
このように、本変形例では、封止層60及びカラーフィルター層8の間に、凸状パターン7を設ける。
上述のとおり、凸状パターン7は、色材を含まない感光性樹脂材料を主成分とする。一般的に、色材を含まない樹脂材料の接着強度は、色材を含む樹脂材料の接着強度よりも強い。よって、本変形例のように、封止層60上に形成される構成要素(以下、「封止層上構成物」と称する)が、色材を含むカラーフィルター層8に加えて色材を含まない凸状パターン7を有する場合、色材を含むカラーフィルター層8のみから構成される場合と比較して、封止層上構成物の封止層60に対する接着強度を強くすることができる。このため、本変形例によれば、電気光学装置1の製造工程等において、カラーフィルター層8等の封止層上構成物が封止層60から剥離する可能性を低減させることが可能となる。
また、本変形例では、凸状パターン7及びカラーフィルター層8を、同一の感光性樹脂材料を主成分として形成する。一般的に、主成分が同一の構成要素同士の接着強度は、主成分が異なる構成要素同士の接着強度に比べて強い。このため、カラーフィルター層8及び凸状パターン7の間の接着強度は、カラーフィルター層8及び封止層60の間の接着強度よりも強い。よって、本変形例のように、封止層上構成物が凸状パターン7を有することで、カラーフィルター層8が封止層60から剥離する可能性を低減させることが可能となる。
また、本変形例では、凸状パターン7を、上面72が曲面となるように形成する。そして、凸状パターン7の上面72が曲面である場合、凸状パターン7の上面72が多面体のような角を有する形状である場合と比較して、上面72上に形成されるカラーフィルター層8と凸状パターン7との間の密着性が高くなる。このため、本変形例によれば、凸状パターン7の上面72が角を有する場合と比較して、凸状パターン7及びカラーフィルター層8の接着強度を強くすることができる。これにより、カラーフィルター層8が凸状パターン7及び封止層60から剥離する可能性を低減させることが可能となる。
<<変形例2>>
上述した実施形態及び変形例では、カラーフィルター8Bを形成した後に、カラーフィルター8Bの少なくとも一部の上にカラーフィルター8Rを形成するが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、カラーフィルター8Rを形成した後に、カラーフィルター8Rの少なくとも一部の上にカラーフィルター8Bを形成してもよい。つまり、封止層60上において、最初にカラーフィルター8Gを形成し、二番目にカラーフィルター8Rを形成し、三番目にカラーフィルター8Bを形成してもよい。
なお、本変形例では、二番目に形成されるカラーフィルター8Rが「第2のカラーフィルター」の一例であり、カラーフィルター8Rを透過する赤色光が「第2の波長領域の光」の一例である。また、本変形例では、三番目に形成されるカラーフィルター8Bが「第3のカラーフィルター」の一例であり、カラーフィルター8Bを透過する青色光が「第3の波長領域の光」の一例である。
<<変形例3>>
上述した実施形態及び変形例では、封止層60上において、最初にカラーフィルター8Gを形成した後に、カラーフィルター8Gの少なくとも一部の上に、カラーフィルター8B及びカラーフィルター8Rを形成するが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、最初にカラーフィルター8Gを形成した後に、カラーフィルター8Gの少なくとも一部の上に、カラーフィルター8Bまたはカラーフィルター8Rの一方のみを形成してもよい。
<<C.応用例>>
上述した実施形態及び変形例に係る電気光学装置1は、各種の電子機器に適用することができる。以下、本発明に係る電子機器について説明する。
図12は本発明の電気光学装置1を採用した電子機器としてのヘッドマウントディスプレイ300の外観を示す斜視図である。図12に示されるように、ヘッドマウントディスプレイ300は、テンプル310、ブリッジ320、投射光学系301L、及び、投射光学系301Rを備える。そして、図12において、投射光学系301Lの奥には左眼用の電気光学装置1(図示省略)が設けられ、投射光学系301Rの奥には右眼用の電気光学装置1(図示省略)が設けられる。
図13は、電気光学装置1を採用した可搬型のパーソナルコンピューター400の斜視図である。パーソナルコンピューター400は、各種の画像を表示する電気光学装置1と、電源スイッチ401及びキーボード402が設けられた本体部403と、を備える。
なお、本発明に係る電気光学装置1が適用される電子機器としては、図12及び図13に例示した機器のほか、携帯電話機、スマートフォン、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、車載用の表示器(インパネ)、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末等が挙げられる。更に、本発明に係る電気光学装置1は、プリンター、スキャナー、複写機、及び、ビデオプレーヤー等の電子機器に設けられる表示部として適用することができる。
1…電気光学装置、3…発光素子、5…素子基板、7…凸状パターン、8…カラーフィルター層、8R…カラーフィルター、8G…カラーフィルター、8B…カラーフィルター、9…対向基板、10…表示パネル、11…駆動回路、12…表示部、13…走査線、14…データ線、30…発光層、31…画素電極、32…発光機能層、33…対向電極、34…絶縁膜、50…基板、51…反射層、52…距離調整層、60…封止層、61…下側封止層、62…平坦化層、63…上側封止層、20…制御回路、90…接着層、Px…画素。

Claims (8)

  1. 発光素子と、
    前記発光素子を覆う封止層と、
    前記封止層上に最初に形成され、第1の波長領域の光を透過させる第1のカラーフィルターと、
    前記封止層上及び前記第1のカラーフィルター上に形成され、第2の波長領域の光を透過させる第2のカラーフィルターと、
    を備え、
    前記第1の波長領域の光は、前記第2の波長領域の光よりも視感度が高い、
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記封止層上、前記第1のカラーフィルター上、及び、前記第2のカラーフィルター上に形成され、第3の波長領域の光を透過させる第3のカラーフィルターを備え、
    前記第1の波長領域の光は、前記第3の波長領域の光よりも視感度が高い、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記第1の波長領域の光は、緑色の光であり、
    前記第2の波長領域の光は、青色の光であり、
    前記第3の波長領域の光は、赤色の光である、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記第1のカラーフィルターは、前記第2のカラーフィルターよりも薄く、
    前記第2のカラーフィルターは、前記第3のカラーフィルターよりも薄い、
    ことを特徴とする、請求項2または3に記載の電気光学装置。
  5. 前記封止層及び前記第1のカラーフィルターの間であって、前記封止層及び前記第2のカラーフィルターの間に設けられた凸部を備える、
    ことを特徴とする、請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の電気光学装置。
  6. 前記凸部は、透光性の感光性樹脂材料を含み、
    前記第1のカラーフィルターは、色材と前記感光性樹脂材料とを含む、
    ことを特徴とする、請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 発光素子を覆う封止層上に、第1の波長領域の光を透過させる第1のカラーフィルターを形成するステップと、
    前記封止層上及び前記第1のカラーフィルター上に、第2の波長領域の光を透過させる第2のカラーフィルターを形成するステップと、
    前記封止層上、前記第1のカラーフィルター上、及び、前記第2のカラーフィルター上に、第3の波長領域の光を透過させる第3のカラーフィルターを形成するステップと、
    を備え、
    前記第1の波長領域の光は、前記第2の波長領域の光よりも視感度が高く、且つ、前記第3の波長領域の光よりも視感度が高い、
    ことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  8. 請求項1乃至7のうち何れか1項に記載の電気光学装置を備える、
    ことを特徴とする電子機器。
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