JP6233698B2 - ベルト装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

ベルト装置、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、駆動ローラでベルトを回転駆動するベルト装置、並びに、そのベルト装置を備えた定着装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、ローラ形状の加熱部材と、パッドやローラなどの支持部材と、それらの加熱部材及び支持部材に架け渡されたベルトと、回転駆動可能な駆動ローラ(加圧ローラ)とを備えた定着装置が知られている(例えば特許文献1参照)。駆動ローラは、その軸方向の一端部に設けられた被駆動ギアなどを介して回転駆動力が伝達される。ベルトは、駆動ローラに従動して回転するとともに、加熱部材で加熱される。また、駆動ローラは、ベルトをバックアップする支持ローラとの距離方向に移動可能に構成され、ベルトを挟んで支持部材に向けて加圧され、ベルトの支持部材でバックアップされている部分の外周面に圧接する。これにより、ベルトの支持部材に支持されている部分と駆動ローラとが所定の圧力で互いに圧接する定着ニップが形成され、この定着ニップを記録部材が通過することにより、記録媒体上の画像が熱と圧力で定着される。
上記特許文献1には、次のようなベルトの蛇行を防止する蛇行抑制ローラも開示されている。この蛇行抑制ローラは、上記ベルトの移動方向における定着ニップの上流側において、ベルトの支持部材に巻き付いている部分の幅方向端部に対して圧接するように設けられている。蛇行抑制ローラの外周面は、ベルト幅方向における外側ほど径が大きくなるようなテーパー形状を有している。
一般に、ベルトを用いる定着装置では、ベルトが回転するときに幅方向にずれる蛇行が発生するおそれがある。ベルトの蛇行はベルトの破損の原因にもなり得る。このベルトの蛇行の原因の1つとして、次のような定着ニップにおける幅方向の圧接力の傾き(「定着荷重の偏差」ともいう。)がある。前述の駆動ローラ(加圧ローラ)は、軸方向の一端部に設けられた被駆動ギアを介して、駆動源側から回転駆動力が伝達される。この被駆動ギアにおける駆動源側の駆動ギアの噛み合い位置によっては、駆動ローラの被駆動ギアが設けられた一端部側がベルト側に近づく向きの力や、逆に、その駆動ローラの一端部側がベルトから遠ざかる向きの力が発生する場合がある。このような力が駆動ローラの一端部側に発生すると、その一端部側で駆動ローラが定着ベルトを押圧する力が他端部側よりも大きくなったり小さくなったりする。このため、定着ニップの幅方向において駆動ローラと定着ベルトとが圧接する圧接力が、駆動ローラの回転駆動力が伝達される一端部側に近いほど大きくなったり小さくなったりするので、定着ニップの幅方向において圧接力の傾きが発生する。この定着ニップの幅方向における圧接力の傾きにより、定着ニップを通過するベルトに蛇行が発生するおそれがある。
しかしながら、特許文献1の定着装置では、駆動ローラ(加圧ローラ)の一端部に回転駆動力を伝達する構成にした場合、前述の定着ニップの幅方向における圧接力の傾き自体は発生してしまう。そのため、この圧接力の傾きによるベルトの蛇行を上記蛇行抑制部材で防止しきれないおそれがある。
なお、上記圧接力の傾きによるベルトの蛇行を上記蛇行抑制部材で防止しきれないという問題は、前述の定着装置に限らず、ベルトの支持部材で支持されている部分の外周面に駆動ローラを接触させた構成のベルト装置において発生し得るものである。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、次のようなベルト装置を提供することである。すなわち、ベルトの支持部材で支持されている部分の外周面と駆動ローラとが接するニップに所定の圧接力を発生させるとともに、駆動ローラの一端部に回転駆動力を伝達することによるベルトの蛇行をより確実に防止できるベルト装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の支持部材に回転可能に支持されたベルトと、前記ベルトを挟んで前記複数の支持部材のいずれかに対向するように設けられ軸方向における一方の端部に回転駆動力が伝達される駆動ローラと、を備えたベルト装置であって、前記複数の支持部材のうち前記駆動ローラに対向する対向支持部材との距離方向に該駆動ローラの回転軸心の位置が変化しないように該駆動ローラの軸方向の端部を保持する駆動ローラ保持手段と、前記対向支持部材を該駆動ローラとの距離方向に進退移動可能に保持する対向支持部材保持手段と、前記対向支持部材を前記駆動ローラに向かう方向に付勢する付勢手段と、を備え、前記複数の支持部材のうち前記駆動ローラに対向しない非対向支持部材は、回転可能なローラ形状を有する部材であり、前記非対向支持部材の回転軸心の位置が変化しないように該非対向支持部材の軸方向の端部を保持する非対向支持部材保持手段を備え、前記駆動ローラ保持手段、前記対向支持部材保持手段及び前記非対向支持部材保持手段は、前記駆動ローラの長手方向の両端部それぞれにおいて該駆動ローラと前記非対向支持部材と前記対向支持部材とを一体部品で保持するように構成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、ベルトの支持部材で支持されている部分の外周面と駆動ローラとが接するニップに所定の圧接力を発生させるとともに、駆動ローラの一端部に回転駆動力を伝達することによるベルトの蛇行をより確実に防止できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一構成例を示す概略構成図。 本発明の実施形態に係る定着装置の主要部の概略構成を示す断面図。 従来例に係る定着装置における加熱ローラ、定着ステー及び加圧ローラそれぞれの両端における保持機構を示す説明図。 加圧ローラ及び加熱ローラを駆動する駆動伝達系の説明図。 従来例に係る定着装置における加圧ギアに発生する駆動力の説明図。 ギアのレイアウトの説明図。 本発明の実施形態(実施形態1)に係る定着装置における加熱ローラ、定着ステー及び加圧ローラそれぞれの両端における保持機構を示す説明図。 本発明の他の実施形態(実施形態2、3)に係る定着装置の主要部の概略構成を示す断面図。 実施形態2に係る図8の定着装置における加熱ローラ、定着ステー及び加圧ローラそれぞれの両端における保持機構を示す説明図。 実施形態3に係る図8の定着装置における加熱ローラ、定着ステー及び加圧ローラそれぞれの両端における保持機構を示す説明図。 本発明の更に他の実施形態(実施形態4)に係る定着装置の主要部の概略構成を示す断面図。 本発明の更に他の実施形態に係る定着装置における加熱ローラ、定着ステー及び加圧ローラそれぞれの両端における保持機構を示す説明図。 図12の形状の共通保持部材によって加圧ローラの軸心位置が固定にされる理由を示す説明図。 定着パッドと定着ベルトとの間の摩擦N及び加圧ローラの半径Rの説明図。 本発明の実施形態に係る定着装置における定着パッドの一構成例を示す斜視図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一構成例を示す概略構成図である。なお、本実施形態では、画像形成装置がプリンタである場合について説明するが、本発明は、プリンタ以外の、複写機、ファクシミリ装置、複合機などの他の画像形成装置にも適用できる。
図1において、本実施形態に係る画像形成装置は、一般的な電子写真方式の作像プロセスに従って画像を形成するタンデム型の電子写真方式のカラー画像形成装置の例である。この画像形成装置は、光書込手段(露光手段)としての書込装置1と、互いに異なる4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)のトナーが封入された画像形成部としてのプロセスカートリッジ2とを備えている。トナーとしては、例えば外添剤としてオイル含有シリカを含むトナーを用いることができる。更に、この画像形成装置は、一次転写手段としての一次転写装置3、記録媒体供給手段としての給紙装置4、二次転写手段としての二次転写装置5、定着手段としての定着装置6、記録媒体排出手段としての排紙ローラ7などを備えている。一次転写装置3は、プロセスカートリッジ2で形成されたトナー像を中間転写体としての中間転写ベルト上に重ね合わせる。二次転写装置5は、一次転写装置3で転写された中間転写ベルト上のトナー像を記録媒体としての用紙に転写し、給紙装置4は、用紙を積載するとともに、二次転写装置5による転写位置に用紙を供給する。定着装置6は、用紙上のトナー像を定着させ、排紙ローラ7は、トナー像の定着後の用紙を排出する。一次転写装置3、給紙装置4、二次転写装置5及び定着装置6はそれぞれ、装置本体に対して着脱可能なユニットとして構成され、一次転写ユニット、給紙ユニット、二次転写ユニット及び定着ユニットとも呼ばれる。
図2は、本発明の実施形態に係る定着装置6の主要部の概略構成を示す断面図である。
定着装置6は、非対向支持部材(加熱部材)としての加熱ローラ62と、対向支持部材としての定着パッド63と、対向支持部材保持手段としての定着ステー64と、定着ベルト65と、駆動ローラとしての加圧ローラ66とを備えている。加熱ローラ62は、定着ニップを加熱する熱を発生する熱源としてのヒータ61を内包している。定着ステー64は、加圧ローラ66と対向する方向に沿って定着パッド63を進退移動可能に保持し、加圧による変形を防止するため所定の剛性を有する。加圧ローラ66は、軸方向における一方の端部に回転駆動力が伝達され、定着ベルト65を挟んで定着パッド63と圧接する。定着ベルト65は、加熱ローラ62及び定着パッド63を内包し、加圧ローラ66との間に用紙が通過する定着ニップを形成するように、定着パッド63及び加熱ローラ62に回転可能に支持されている。
図2の定着装置6において、加圧ローラ66を矢印Aの方向に回転駆動させることにより、定着ベルト65は定着パッド63と摺擦しながら矢印Bの方向に従動回転する。なお、定着パッド63には、定着ベルト65の摺動性を向上させるために低摩擦係数のシート部品を取り付けてもよい。
図3は、従来例に係る定着装置における加熱ローラ、定着ステー及び加圧ローラそれぞれの両端における保持機構を示す説明図である。
図3において、定着ステー64は、定着装置6のフレーム(以下「定着フレーム」という。)67に設けられたステー保持穴671により一義的に固定される。加圧ローラ66は、加圧ローラ軸受661を介して加圧保持穴672に保持される。加圧ローラ軸受661は、加圧保持穴内を矢印Cの方向に進退移動可能となっている。支点681を中心に回転可能な加圧レバー68は加圧バネ682によって加圧ローラ軸受661と当接・付勢し、定着パッド63に定着荷重を印加する。加圧ローラ66はゴム層を有しており、定着パッド63に圧接してゴム層が所定量変形して加圧ローラ66の位置が決まる。一方、加熱ローラ62は加熱ローラ軸受621を介して加熱保持穴673に保持される。加熱ローラ軸受621は、加熱保持穴内を矢印Dの方向に移動可能になっている。加熱ローラ軸受621と定着ステー64との間には張力印加部材としてのベルトテンションバネ6821が設けられ、所定のベルトテンションを印加する。
図4は、加圧ローラ66及び加熱ローラ62を駆動する駆動伝達系の説明図である。図示しない装置本体側の駆動ギヤから伝達されてくる回転駆動力により、中継ギアとしてのアイドラギヤ691を介して被駆動ギアとしての加圧ギヤ662が駆動される。また、加熱ローラ62の被駆動ギアとしての加熱ギヤ692は、中継ギアとしてのアイドラギヤ691、692を介して駆動される。
図5は、従来例に係る定着装置における加圧ギア662に発生する駆動力の説明図である。
図5において、加圧ギヤ662は、矢印Eの方向(ギヤ662,691の回転軸心間を結ぶ線の垂線からギヤの圧力角:20度だけ傾いた方向)に駆動力が印加される。この駆動力は、水平方向の分力Exと垂直方向分力Eyとに分解できる。分力Exは定着荷重の印加方向Fと同じなので、駆動側は定着荷重に加えてギヤの駆動力の水平方向分力が印加されるため、ギヤがある側と無い側とで定着荷重に偏差が発生する。荷重に偏差が生じると、定着ベルト65の駆動力に幅方向における左右偏差が発生するので、ベルト蛇行が発生する。このベルト蛇行の現象を発生させない方法として、次の(1)〜(3)の方法が考えられる。
(1)ギヤ駆動力方向Eが垂直方向(定着ニップに向かう水平方向に垂直な鉛直方向)になるようなギヤレイアウトにする。
(2)強制的に定着ベルトの蛇行を規制する部品を追加する。
(3)駆動力の水平方向の分力Exを見込んでギヤがある側の定着荷重を小さくする。
しかしながら、上記(1)の方法では、ギヤレイアウトの制約が大きくなる。すなわち、ギヤの圧力角を20度とすると、図6に示すように線G上にギヤを配置する必要がある。その上、部品精度のバラツキで位置がずれると、少なからず分力Exが発生する。また、上記(2)の方法ではコストアップする。また上記(3)の方法では、後述するように駆動力が加圧ローラ66を駆動するトルクに依存するので、トルクの初期バラツキや経時変動の発生により少なからず分力Exが発生する。
そこで、本実施形態では、以下に示すように定着装置6を構成した。
図7は、本発明の実施形態(実施形態1)に係る定着装置6における加熱ローラ62、定着ステー64及び加圧ローラ66それぞれの両端における保持機構を示す説明図である。この定着装置6は、複数の支持部材としての定着パッド(対向支持部材)63と加熱ローラ(非対向支持部材)62とに回転可能に支持された定着ベルト65を有する次のようなベルト装置を備える。このベルト装置は、定着ベルト65を挟んで複数の支持部材のうち定着パッド(対向支持部材)63に対向するように設けられ軸方向における一方の端部に回転駆動力が伝達される加圧ローラ66を更に有する。
図7において、定着フレーム67に設けられた加圧保持穴672は、加圧ローラ軸受661と嵌合している。加圧ローラ軸受661としては、C字型のすべり軸受が好ましい。また、定着フレーム67に設けられたステー保持穴671は、ステー保持部材641を介して定着ステー64を図中矢印Hの方向に進退移動可能に保持している。支点681を中心に回転可能な加圧レバー68は、加圧バネ682によって定着ステー64と当接・付勢して定着荷重を印加している。一方、加熱ローラ62は加熱ローラ軸受621を介して加熱保持穴673に保持される。加熱ローラ軸受621としては、C字型のすべり軸受が好ましい。加熱ローラ軸受621は、加熱保持穴内を矢印Dの方向に移動可能になっている。加熱ローラ軸受621と定着ステー64との間にはベルトテンションバネ6821が設けられ、所定のベルトテンションを印加する。
図7の定着装置6において、定着パッド63との距離方向に加圧ローラ66の回転軸心の位置が変化しないように加圧ローラ66の軸方向の端部を保持する駆動ローラ保持手段を備える。この駆動ローラ保持手段は、定着フレーム67の加圧保持穴672と加圧ローラ軸受661とを用いて構成されている。また、定着パッド63を加圧ローラ66との距離方向に進退移動可能に保持する対向支持部材保持手段は、定着ステー64と定着フレーム67のステー保持穴671とを用いて構成されている。また、加圧ローラ66に向かう方向に定着パッド63を付勢する付勢手段は、加圧レバー68と加圧バネ682とを用いて構成されている。
図7の構成であれば、加圧ローラ66の軸心位置は固定されているので、装置本体側の駆動ギヤの駆動力が加圧ギヤ662に印加されても、その駆動力を加圧ローラ軸受661が受け止め、定着パッド63に荷重はかからない。定着荷重は加圧レバー68が定着ステー64を付勢する荷重のみで形成される。そのため、加圧ローラ66の一方の端部におけるギヤの駆動力によるベルト幅方向における定着荷重の偏差が発生しないので、定着ベルト65が蛇行しにくい定着装置6を提供できる。
図8は、本発明の他の実施形態(実施形態2、3)に係る定着装置6の主要部の概略構成を示す断面図である。なお、図8において、図2と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。本実施形態の定着装置6において、図2との違いは、定着ベルト65にテンションを印加するテンションローラ683が設けられている点である。
図9は、実施形態2に係る図8の定着装置6における加熱ローラ62、定着ステー64及び加圧ローラ66それぞれの両端における保持機構を示す説明図である。なお、図9において、図7と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。また、説明の便宜上、以下の図では加圧レバー68を省略するが、前述の図7と同様に加圧レバー68によって定着ステー64は加圧ローラ66に向かって付勢されている。
図9の定着装置6において、図7との違いは、加熱保持穴673と加熱ローラ軸受621とが嵌合している点と、テンションローラ保持部材684を介して図中矢印J方向に進退移動可能に張力印加部材としてのテンションローラ683を保持した点である。加熱保持穴673と加熱ローラ軸受621とを嵌合させることで、加熱ローラ軸受621の位置が固定される。これにより、加圧ローラ66と定着ステー64と加熱ローラ62との間の平行度が向上し、その平行度の悪化によるベルト蛇行を抑制することができる。なお、図9の構成において、加熱ローラ62の回転軸心の位置が変化しないように加熱ローラ62の軸方向の端部を保持する非対向支持部材保持手段は、定着フレーム67の加熱保持穴673と加熱ローラ軸受621とを用いて構成されている。
図10は、実施形態2に係る図8の定着装置6における加熱ローラ62、定着ステー64及び加圧ローラ66それぞれの両端における他の保持機構を示す説明図である。なお、図10において、図7及び図9と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
図10の定着装置6において、図7との違いは、テンションローラ保持部材684を介して図中矢印J方向に進退移動可能にテンションローラ683を保持した点と、加圧ローラ66及び定着ステー64を同一の共通保持部材663で保持している点である。本実施形態では、1つの共通保持部材663で加圧ローラ66及び定着ステー64それぞれの位置を決めるので、個別に保持部品を設けて保持するよりも加圧ローラ66及び定着ステー64の位置精度が向上し、定着ベルト65のベルト寄りを低減できる。なお、加圧ローラ66及び定着ステー64それぞれの両端部を保持する共通保持部材663を同じ形状の部品とした。これにより、両端部間での共通保持部材663の部品精度による加圧ローラ66と定着ステー64との間の平行度の悪化を無くすことができる。
図11は、本発明の更に他の実施形態(実施形態4)に係る定着装置6の主要部の概略構成を示す断面図である。なお、図11において、図2及び図8と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。本実施形態の定着装置6において、図8との違いは、ベルトテンションを張力印加部材としての板バネ685により印加している点である。テンションローラよりも板バネの方が熱容量が小さいので省エネ化を図ることができる。
なお、板バネ685は、定着ベルト65の画像の定着に用いられない非定着面に当接させるのが好ましい。また、板バネ685の当接圧は、定着ベルト65の幅方向における中央より両端側を大きくするのが好ましい。
図12は、本発明の更に他の実施形態に係る定着装置6における加熱ローラ62、定着ステー64及び加圧ローラ66それぞれの両端における保持機構を示す説明図である。なお、図12において、図7及び図9と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
図12の例では、加圧ローラ66、定着ステー64及び加熱ローラ62のすべてを同一の共通保持部材664で保持している。このため、3部品(加圧ローラ66、定着ステー64、加熱ローラ62)の間の平行度を向上することができ、ベルト蛇行が更に発生しにくい。一方で、加圧ローラ66は完全に嵌合しているわけではなく、図中矢印Kの方向に進退移動可能になっている。
図13は、図12の形状の共通保持部材664によって加圧ローラ66の軸心位置が固定にされる理由を示す説明図である。
図13において、加圧ローラ66には、定着荷重とギヤ駆動力とがそれぞれF、Eの方向に印加されている。ギヤ駆動力Eの水平方向分力Exと定着荷重Fとを比較して、定着荷重Fの方が大きければ、加圧ローラ66は図12の共通保持部材664の右端に位置する加圧保持穴672の内壁面に押し付けられ、一義的に位置が決まる。一方で、加圧ローラ66の駆動トルクをTとし、加圧ギヤ662のピッチ円半径をrとし、水平方向とギア駆動力の方向とのなす角をθとすると、ギヤ駆動力の水平方向分力Exについては次の(1)式が成り立つ。
Ex=E×cosθ
=(T/r)×cosθ ・・・(1)
さらに、図14に示すように定着パッド63と定着ベルト65との間の摩擦係数をμとし、加圧ローラ66の半径をRとすると、加圧ローラ66の駆動トルクTは次の(2)のようになる。
T=N×R=μ×F×R ・・・(2)
上記(2)式を上記(1)式に代入すると、次の(3)式のようになる。
Ex=μ×F×(R/r)×cosθ ・・・(3)
F>Exとなる条件は、次の(4)式の条件であり、両辺にr/Fを乗じると、(5)式が得られる。
F>μ×F×(R/r)×cosθ ・・・(4)
r>μ×R×cosθ ・・・(5)
ここで、一般的なグリス潤滑における摩擦係数は0.1程度であり、またcosθ<1なので、次の(6)式を満たすように加圧ギヤ662のピッチ円半径rに設定すれば、加圧ローラ66の軸心位置は固定される。その結果、平行度悪化によるベルト蛇行が更に少ない定着装置を提供できる。
r>0.1×R ・・・(6)
図15は、本発明の実施形態に係る定着装置における定着パッド63の一構成例を示す斜視図である。
図15において、定着パッド63は、ニップ形成部631と蛇行規制部632と座屈防止部633とを有する。ニップ形成部631は、定着ベルト65を挟んで加圧ローラ66と圧接し定着ニップを形成する。蛇行規制部632は、定着ベルト65の蛇行を規制する。座屈防止部633は、蛇行した定着ベルト65が蛇行規制部632に突き当たったときに定着ベルト65の内側と接して定着ベルト65の座屈を防止する。また、定着パッド63の材料はガラス無しPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂とした。なお、PPS樹脂の代わりにPAI(ポリアミドイミド)樹脂を用いてもよい。一方、定着ベルト65の材質は、基材:PI(ポリイミド)樹脂、弾性材:シリコンゴム、表層材:PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)樹脂とした。
表1は、前述の従来例の定着装置及び本実施形態1,2,3,4の定着装置それぞれを備えた画像形成装置で実施した実通紙試験の結果を示す。実通紙試験では、定着ベルト65のベルト蛇行により破損するまでの印刷枚数をカウントした。また、画像面積率が5%のチャートを用いて、片面印刷3枚を繰り返し印刷した。表1に示すように、本実施形態1,2,3,4の定着装置では従来例よりも破損にいたるまでの印刷枚数が多い結果が得られた。
Figure 0006233698
なお、上記各実施形態では、熱源としてのヒータ61を加熱ローラ62に設けた例について説明したが、加熱ローラ62内のヒータ61の代わりに又はそれに加えて、加圧ローラ66や定着ステー64にヒータを設けてもよい。また、定着ニップを加熱する熱を発生するものであれば他の熱源を用いてもよい。
また、上記各実施形態では、加圧ローラ(駆動ローラ)に対向する対向支持部材が定着パッドである例について説明したが、本発明は、上記対向支持部材が定着パッド以外のローラなどである場合にも適用できる。
また、上記各実施形態では、定着ベルト65を用いた定着装置について説明したが、本発明は、定着装置に限らず、ベルトの支持部材で支持されている部分の外周面に駆動ローラを接触させた構成のベルト装置であれば同様に適用できるものである。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
加熱ローラ62及び定着パッド63などの複数の支持部材に回転可能に支持された定着ベルト65などのベルトと、ベルトを挟んで定着パッド63などの複数の支持部材のいずれかに対向するように設けられ軸方向における一方の端部に回転駆動力が伝達される加圧ローラ66などの駆動ローラと、を備えたベルト装置であって、前記複数の支持部材のうち駆動ローラに対向する定着パッド63などの対向支持部材との距離方向に駆動ローラの回転軸心の位置が変化しないように駆動ローラの軸方向の端部を保持する定着フレーム67の加圧保持穴672及び加圧ローラ軸受661などの駆動ローラ保持手段と、対向支持部材を駆動ローラとの距離方向に進退移動可能に保持する定着ステー64及び定着フレーム67のステー保持穴671などの対向支持部材保持手段と、対向支持部材を駆動ローラに向かう方向に付勢する加圧レバー68及び加圧バネ682などの付勢手段と、を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルトを支持する対向支持部材との距離方向に駆動ローラの回転軸心の位置が変化しないように駆動ローラの軸方向の端部を保持している。これにより、駆動ローラの一端部に回転駆動力を伝達するときに駆動ローラの回転軸心の位置が対向支持部材との距離方向に変化しない。従って、駆動ローラとベルトとが互いに圧接するニップのベルト幅方向において圧接力の傾きが発生せず、その圧接力の傾きによるベルトの蛇行をより確実に防止できる。また、駆動ローラへの回転駆動力の伝達の影響を受けない対向支持部材を駆動ローラに向かう方向に付勢することにより、対向支持部材で支持されたベルトと駆動ローラとが互いに圧接するニップに所定の圧接力を発生させることができる。よって、ベルトの支持部材で支持されている部分の外周面と駆動ローラとが接するニップに所定の圧接力を発生させるとともに、駆動ローラの一端部に回転駆動力を伝達することによるベルトの蛇行をより確実に防止できる。
(態様B)
上記態様Aにおいて、前記複数の支持部材のうち駆動ローラに対向しない加熱ローラ62などの非対向支持部材は、回転可能なローラ形状を有する部材であり、非対向支持部材の回転軸心の位置が変化しないように非対向支持部材の軸方向の端部を保持する定着フレーム67の加熱保持穴673及び加熱ローラ軸受621などの非対向支持部材保持手段を備える。これによれば、上記実施形態について説明したように、非対向支持部材と対向支持部材との間の平行度を向上させ、その平行度の悪化によるベルト蛇行の発生を抑制することができる。
(態様C)
上記態様Bにおいて、前記駆動ローラ保持手段、前記対向支持部材保持手段及び前記非対向支持部材保持手段は、駆動ローラの長手方向の両端部それぞれにおいて駆動ローラと非対向支持部材と対向支持部材とを共通保持部材664などの一体部品で保持するように構成した。これによれば、上記実施形態について説明したように、別体部品でそれぞれ保持する場合に比べて駆動ローラと対向支持部材と非対向支持部材との間の平行度を向上させ、その平行度の悪化によるベルト蛇行の発生をより確実に抑制することができる。
(態様D)
上記態様Cにおいて、駆動ローラの長手方向の両端部それぞれにおいて駆動ローラと非対向支持部材と対向支持部材とを保持する1組の共通保持部材664などの一体部品は、互いに同一形状の部品である。これによれば、上記実施形態について説明したように、保持部材の精度のばらつきによる駆動ローラと対向支持部材と非対向支持部材との間の平行度の悪化を抑制し、その平行度の悪化によるベルト蛇行の発生をより確実に抑制することができる。
(態様E)
上記態様A又はBにおいて、前記駆動ローラ保持手段及び前記対向支持部材保持手段は、駆動ローラの長手方向の両端部それぞれにおいて駆動ローラと対向支持部材とを共通保持部材663などの一体部品で保持するように構成した。これによれば、上記実施形態について説明したように、別体部品でそれぞれ保持する場合に比べて駆動ローラと対向支持部材との間の平行度を向上させ、その平行度の悪化によるベルト蛇行の発生をより確実に抑制することができる。
(態様F)
上記態様において、駆動ローラの長手方向の両端部それぞれにおいて駆動ローラと対向支持部材とを保持する1組の共通保持部材663などの一体部品は、互いに同一形状の部品である。これによれば、上記実施形態について説明したように、保持部材の精度のばらつきによる駆動ローラと対向支持部材との間の平行度の悪化を抑制し、その平行度の悪化によるベルト蛇行の発生をより確実に抑制することができる。
(態様G)
上記態様A乃至Fのいずれかにおいて、ベルトに所定の当接圧で当接しベルトに張力を印加するテンションローラ683などの張力印加部材を備える。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルトに張力を印加することで、ベルトを安定駆動させ、ベルト蛇行をより確実に抑制することができる。
(態様H)
上記態様Gにおいて、前記張力印加部材は板バネ685である。これによれば、上記実施形態について説明したように、熱容量が小さい板バネを用いることにより、省エネ性に優れる。
(態様I)
上記態様Hにおいて、前記板バネの当接圧を、ベルトの幅方向における中央より両端側を大きくする。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルト蛇行をより確実に抑制できる。
(態様J)
上記態様A乃至Iいずれかにおいて、前記駆動ローラ保持手段は、駆動ローラの軸方向の端部をC字型のすべり軸受で保持するように構成した。これによれば、上記実施形態について説明したように、O字型のものより体積が小さいC字型のすべり軸受を用いることにより、材料費が低減でき、低コスト化を図ることができる。
(態様K)
上記態様A乃至Jのいずれかにおいて、駆動ローラの軸方向における一方の端部に設けられたギヤのピッチ円半径をrとし、駆動ローラのベルトに接触する部分の半径をRとしたとき、r>0.1×Rを満たす。これによれば、上記実施形態について説明したように、駆動ローラの軸受がO字型の軸受でない場合でも、駆動ローラの回転軸心の位置が変化しないように駆動ローラの軸方向の端部を保持することができる。
(態様L)
上記態様A乃至Kのいずれかにおいて、前記対向支持部材は、ベルトが蛇行しないようにベルトの幅方向における両端部を規制する蛇行規制部632などの規制部を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルト寄りを発生させるニップの近くでベルトの幅方向における両端部を規制できるため、ベルト幅方向におけるベルト寄りを効果的に抑制できる。
(態様M)
上記態様A乃至Lのいずれかにおいて、前記対向支持部材は、ベルトが内側に座屈するのを防止する座屈防止部を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルト幅方向にベルトが寄ったときにベルトの端部の座屈による破損を回避できる。
(態様N)
上記態様A乃至Mのいずれかにおいて、前記ベルトの基材は樹脂であり、前記対向支持部材の材質は、ガラス無しのPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂又はPAI(ポリアミドイミド)樹脂である。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルトの基材をPI(ポリイミド)などの樹脂にすることで金属のベルトよりコストダウンを図ることができる。また、対向支持部材の材質をガラス無しのPPS樹脂又はPAI樹脂にすることで、対向支持部材がベルトと摺動してもベルトを傷つけにくいので、より長寿命化を図ることができる。
(態様O)
上記態様A乃至Nのいずれかベルト装置を備え、画像が形成された記録媒体をベルトと駆動ローラとが互いに圧接するニップを通過させて記録媒体上の画像を定着させる定着装置6である。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルトの支持部材で支持されている部分の外周面と駆動ローラとが接するニップに所定の圧接力を発生させることができる。しかも、駆動ローラの一端部に回転駆動力を伝達することによるベルトの蛇行をより確実に防止できる。
(態様P)
上記態様Oにおいて、ベルトに所定の当接圧で当接しベルトに張力を印加する板バネ685を備え、その板バネ685をベルトの画像の定着に用いられない非定着面に当接させる。これによれば、上記実施形態について説明したように、板バネが定着面に当接した時に発生するベルト傷による異常画像の発生を抑制できる。
(態様Q)
用紙などの記録媒体に対して画像を形成するプロセスカートリッジ2などの画像形成部と、画像形成部で形成された記録媒体上の画像を定着させる定着手段と、を備えた画像形成装置において、前記定着手段として、上記態様O又はPの定着装置6を備える。これによれば、上記実施形態について説明したように、定着ニップに所定の圧接力を発生させるとともに、その定着ニップでベルトに対向する駆動ローラの一端部に回転駆動力を伝達することによるベルトの蛇行をより確実に防止できる。
(態様R)
上記態様Qにおいて、定着装置6は、画像形成装置本体に対して着脱可能である。これによれば、上記実施形態について説明したように、定着装置を容易に交換できる。
(態様S)
上記態様Q又はRにおいて、前記画像形成部は、外添剤としてオイル含有シリカを含むトナーを用いて記録媒体上に画像を形成する。これによれば、上記実施形態について説明したように、定着装置における定着性を向上させることができる。
1 書込装置
2 プロセスカートリッジ
3 一次転写ユニット
4 給紙ユニット
5 二次転写ユニット
6 定着ユニット
61 ヒータ
62 加熱ローラ
621 加熱ローラ軸受
63 定着パッド
631 ニップ形成部
632 蛇行規制部
633 座屈防止部
64 定着ステー
641 定着ステー保持部材
65 定着ベルト
66 加圧ローラ
661 加圧ローラ軸受
662 加圧ギヤ
663 共通保持部材
664 共通保持部材
67 定着フレーム
671 ステー保持穴
672 加圧保持穴
673 加熱保持穴
674 テンションローラ保持穴
68 加圧レバー
681 加圧レバー支点
682 加圧バネ
6821 ベルトテンションバネ
683 テンションローラ
684 テンションローラ保持部材
685 板バネ
691 アイドラギヤ
692 アイドラギヤ
7 排紙ローラ
A 加圧ローラ回転方向
B 定着ベルト回転方向
C 加圧ローラ移動方向
D 加熱ローラ移動方向
E 駆動力方向
F 定着荷重印加方向
G ギヤ位置
H パッド移動方向
J テンションローラ移動方向
N 摩擦力
R 加圧ローラ径
r 加圧ギヤピッチ円半径
T 加圧ローラ駆動トルク
θ 駆動力角度
μ ベルト−パッド摩擦係数
特開2013−057708号公報

Claims (17)

  1. 複数の支持部材に回転可能に支持されたベルトと、前記ベルトを挟んで前記複数の支持部材のいずれかに対向するように設けられ軸方向における一方の端部に回転駆動力が伝達される駆動ローラと、を備えたベルト装置であって、
    前記複数の支持部材のうち前記駆動ローラに対向する対向支持部材との距離方向に該駆動ローラの回転軸心の位置が変化しないように該駆動ローラの軸方向の端部を保持する駆動ローラ保持手段と、
    前記対向支持部材を該駆動ローラとの距離方向に進退移動可能に保持する対向支持部材保持手段と、
    前記対向支持部材を前記駆動ローラに向かう方向に付勢する付勢手段と、を備え
    記複数の支持部材のうち前記駆動ローラに対向しない非対向支持部材は、回転可能なローラ形状を有する部材であり、
    前記非対向支持部材の回転軸心の位置が変化しないように該非対向支持部材の軸方向の端部を保持する非対向支持部材保持手段を備え
    記駆動ローラ保持手段、前記対向支持部材保持手段及び前記非対向支持部材保持手段は、前記駆動ローラの長手方向の両端部それぞれにおいて該駆動ローラと前記非対向支持部材と前記対向支持部材とを一体部品で保持するように構成したことを特徴とするベルト装置。
  2. 請求項のベルト装置において、
    前記駆動ローラの長手方向の両端部それぞれにおいて該駆動ローラと前記非対向支持部材と前記対向支持部材とを保持する1組の一体部品は、互いに同一形状の部品であることを特徴とするベルト装置。
  3. 複数の支持部材に回転可能に支持されたベルトと、前記ベルトを挟んで前記複数の支持部材のいずれかに対向するように設けられ軸方向における一方の端部に回転駆動力が伝達される駆動ローラと、を備えたベルト装置であって、
    前記複数の支持部材のうち前記駆動ローラに対向する対向支持部材との距離方向に該駆動ローラの回転軸心の位置が変化しないように該駆動ローラの軸方向の端部を保持する駆動ローラ保持手段と、
    前記対向支持部材を該駆動ローラとの距離方向に進退移動可能に保持する対向支持部材保持手段と、
    前記対向支持部材を前記駆動ローラに向かう方向に付勢する付勢手段と、を備え、
    前記駆動ローラ保持手段及び前記対向支持部材保持手段は、前記駆動ローラの長手方向の両端部それぞれにおいて該駆動ローラと前記対向支持部材とを一体部品で保持するように構成し、
    前記駆動ローラの長手方向の両端部それぞれにおいて該駆動ローラと前記対向支持部材とを保持する1組の一体部品は、互いに同一形状の部品であることを特徴とするベルト装置。
  4. 請求項3のベルト装置において、
    前記複数の支持部材のうち前記駆動ローラに対向しない非対向支持部材は、回転可能なローラ形状を有する部材であり、
    前記非対向支持部材の回転軸心の位置が変化しないように該非対向支持部材の軸方向の端部を保持する非対向支持部材保持手段を備えたことを特徴とするベルト装置。
  5. 請求項1乃至のいずれかのベルト装置において、
    前記ベルトに所定の当接圧で当接し該ベルトに張力を印加する張力印加部材を備えたことを特徴とするベルト装置。
  6. 請求項のベルト装置において、
    前記張力印加部材は板バネであることを特徴とするベルト装置。
  7. 請求項のベルト装置において、
    前記板バネの当接圧を、前記ベルトの幅方向における中央より両端側を大きくしたことを特徴とするベルト装置。
  8. 請求項1乃至のいずれかのベルト装置において、
    前記駆動ローラ保持手段は、前記駆動ローラの軸方向の端部をC字型のすべり軸受で保持するように構成したことを特徴とするベルト装置。
  9. 請求項1乃至のいずれかのベルト装置において、
    前記駆動ローラの軸方向における一方の端部に設けられたギヤのピッチ円半径をrとし、該駆動ローラの前記ベルトに接触する部分の半径をRとしたとき、
    r>0.1×R
    を満たすことを特徴とするベルト装置。
  10. 請求項1乃至のいずれかのベルト装置において、
    前記対向支持部材は、前記ベルトが蛇行しないように該ベルトの幅方向における両端部を規制する規制部を有することを特徴とするベルト装置。
  11. 請求項1乃至1のいずれかのベルト装置において、
    前記対向支持部材は、前記ベルトが内側に座屈するのを防止する座屈防止部を有することを特徴とするベルト装置。
  12. 請求項1乃至1のいずれかのベルト装置において、
    前記ベルトの基材は樹脂であり、
    前記対向支持部材の材質は、ガラス無しのPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂又はPAI(ポリアミドイミド)樹脂であることを特徴とするベルト装置。
  13. 請求項1乃至1のいずれかのベルト装置を備え、画像が形成された記録媒体を前記ベルトと前記駆動ローラとが互いに圧接するニップを通過させて該記録媒体上の画像を定着させることを特徴とする定着装置。
  14. 請求項1の定着装置において、
    前記ベルトに所定の当接圧で当接し該ベルトに張力を印加する板バネを備え、
    前記板バネを前記ベルトの前記画像の定着に用いられない非定着面に当接させたことを特徴とする定着装置。
  15. 記録媒体に対して画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部で形成された前記記録媒体上の画像を定着させる定着手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記定着手段として、請求項1又は1の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項1の画像形成装置において、
    前記定着装置は、画像形成装置本体に対して着脱可能であることを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項1又は1の画像形成装置において、
    前記画像形成部は、外添剤としてオイル含有シリカを含むトナーを用いて、前記記録媒体上に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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