JP5716532B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1に、本発明に係る画像形成装置の一実施形態であるカラー複写機の全体概略構成を示す。図中符号100は、複写機本体である。複写機本体100には、中央に、無端ベルト状の中間転写体10を、図示例では駆動ローラ14と第1の従動ローラ15と第2の従動ローラ16に掛け回して図中時計まわりに回転搬送可能に設ける。もちろん、別途中間転写体10の片寄りを調整するローラに掛け回すなど、4つ以上のローラに掛け回すようにしてもよい。なお、中間転写体10は、図示例ではほぼ水平に張り渡すが、水平ではなく、斜めに傾斜して張り渡すようにしてもよい。
本発明に係る定着装置は、熱源(熱源84)により加熱されるとともに回転する加熱回転体(加熱ローラ78)と、加熱回転体の外周面の一部と摺動接触する固定部材(固定部材74)と、加熱回転体と固定部材に架け渡される可撓性を有する定着ベルト(定着ベルト77)と、定着ベルトを介して固定部材と加圧接触してニップ部を形成し、駆動回転することにより定着ベルトを従動回転させる加圧回転体(加圧ローラ72)と、をニップ部形成のための加圧方向にこの順番で配列して備えた定着装置において、ニップ部の圧力は、定着ベルト及び固定部材を介した、加熱回転体と加圧回転体との間の加圧力により付与され、固定部材は、加熱回転体の周方向におけるニップ部を挟んだ両側部において、加熱回転体と摺動接触する接触部(接触部74−1)を有しているものである。なお、本明細書においては、「周方向」とは、加熱回転体の回転方向をいい、「軸方向」とは、加熱回転体の回転軸方向をいう。
熱伝達効率も優れたものとすることができる。さらに、固定部材の形状を最適化することにより、固定部材の位置精度を向上させて、安定したニップを得ることができる。
上記実施形態では、図3に示したように、加圧ローラ側に加圧機構部を備える構成について説明したが、図10に示すように、加熱ローラ側に加圧機構部を備えるように、すなわち、加圧ローラ72をフレーム81に固定し、加熱ローラ側から加圧するようにしても良い。また、固定部材74を固定して、加熱ローラ側及び加圧ローラ側の両方向から加圧するようにしても良い。
また、上述のように加熱ローラ78は定着ベルト77によって従動回転しているため、各々の部材に速度差が生じることがなく、各々の部材の磨耗劣化を防止することができる。
また、上述のように、定着ベルト77は加圧ローラ72によって従動回転している。しかしながら、定着ベルト77は固定部材74と摺動しながら回転するため、加圧ローラ72による定着ベルト駆動力よりも固定部材74との摺動抵抗が大きくなると、定着ベルト77が回転しないという問題が発生する。特に、定着ニップ部において用紙搬送中は、加圧ローラ72と定着ベルト77間に用紙Pが存在するため、加圧ローラ72による定着ベルト駆動力が低下してしまう。すなわち、定着ベルト77が回転しないと、用紙Pを搬送することができなくなってしまう。
また、熱源として、図12に示すように誘導加熱手段89を用いることとしても良い。誘導加熱手段89は、定着ベルト外面側に非接触で配置され、定着ベルト77の層内に設けた発熱層を加熱する。なお、誘導加熱手段89を加熱ローラ内面側に配置して、加熱ローラ78を加熱して間接的に定着ベルト77を加熱するようにしても良い。
14 駆動ローラ
15 第1の従動ローラ
16 第2の従動ローラ
18 単色作像手段
20 タンデム作像装置
21 露光装置
22 2次転写装置
23 ローラ
24 搬送ベルト
25 定着装置
28 媒体収納カセット
30 原稿台
31 光源
32 ミラー
33 レンズ
34 CCD
35 給紙コロ
36 給紙路
37 レジストローラ
38 排紙トレイ
40 像担持体
41 帯電装置
42 現像装置
43 1次転写装置
44 クリーニング装置
47 ポリゴンミラー
48 ミラー
60 ジャーナル部
61,64 ベアリング
62 スプリング
63,65,66 ギヤ
67 ワンウェイクラッチ
68 リブ
72 加圧ローラ
74 固定部材
74−1 接触部(固定部材と加熱ローラとの接触面)
74−2 接触部(固定部材と定着ベルトとの接触面)
74−3 ガイド形状
75 ストッパー
76,81 フレーム
77 定着ベルト
78 加熱ローラ
78c 回転中心
82 加圧レバー
83 分離爪
84,86 熱源
85−1 サーモパイル
85−2,87 サーミスタ
88 入口ガイド
89 誘導加熱手段
100 複写機本体
200 スキャナ
G 原稿
L 書込み光
N ニップ幅
P 記録媒体(用紙)
Claims (7)
- 熱源により加熱されるとともに回転する加熱回転体と、
前記加熱回転体の外周面の一部と摺動接触する固定部材と、
前記加熱回転体と前記固定部材に架け渡される可撓性を有する定着ベルトと、
前記定着ベルトを介して前記固定部材と加圧接触してニップ部を形成し、駆動回転することにより前記定着ベルトを従動回転させる加圧回転体と、を前記ニップ部形成のための加圧方向にこの順番で配列して備えた定着装置において、
前記ニップ部の圧力は、前記定着ベルト及び前記固定部材を介した、前記加熱回転体と前記加圧回転体との間の加圧力により付与され、
前記固定部材は、前記加熱回転体の周方向における前記ニップ部を挟んだ両側部において、前記加熱回転体と摺動接触する接触部を有していることを特徴とする定着装置。 - 前記固定部材における前記接触部に対向する前記定着ベルト側の面は、前記定着ベルトの従動回転を案内する形状であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記固定部材における前記接触部は、前記加熱回転体の周方向における前記ニップ部を挟んだ前記両側部と、該両側部の間に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
- 前記固定部材は、摺動性を有する耐熱樹脂により形成されることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の定着装置。
- 前記熱源は、中空パイプ形状である加熱回転体の内部に配置される赤外線ヒータであることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の定着装置。
- 前記熱源は、前記加熱回転体の内部又は外部に設けられる誘導加熱装置であることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の定着装置。
- 請求項1から6までのいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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