JP2016031453A - ベルト定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数と組付工数を増大することなく、ベルト支持部材の平行度のズレ、軸受倒れ及び定着ベルトの耐久性の低下を防止し、定着ベルトの長寿命化を図る。
【解決手段】定着装置6の定着ベルト65は複数の支持部材に掛け渡された状態で表面移動する。支持部材の一つは軸受部材70によって回転可能に支持された加熱ローラ62で構成されている。当該軸受部材70を周方向一部に切欠き部を有する弾性材で構成する。軸受部材70を加熱ローラ62の両端軸部62aに圧嵌めする。加熱ローラ62の被駆動ギヤと駆動ギヤとの噛み合い位置を基準として、切欠き部を噛み合い位置の接線方向上流方向に円周角で20°以上の角度で離間して配置する。
【選択図】図4
【解決手段】定着装置6の定着ベルト65は複数の支持部材に掛け渡された状態で表面移動する。支持部材の一つは軸受部材70によって回転可能に支持された加熱ローラ62で構成されている。当該軸受部材70を周方向一部に切欠き部を有する弾性材で構成する。軸受部材70を加熱ローラ62の両端軸部62aに圧嵌めする。加熱ローラ62の被駆動ギヤと駆動ギヤとの噛み合い位置を基準として、切欠き部を噛み合い位置の接線方向上流方向に円周角で20°以上の角度で離間して配置する。
【選択図】図4
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置及びこれに使用される定着装置に係り、詳しくは、複数の支持部材に掛け渡されて表面移動する定着ベルトを備えたベルト定着装置、及び当該ベルト定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、定着装置として複数の支持部材としての支持ローラに掛け渡されて表面移動する定着ベルトを備えたベルト定着装置がよく知られている。このベルト定着装置はウォームアップ時間が短く、省エネ性に優れている反面、ベルトの寄り防止が課題となっている。
すなわち、部品の寸法公差の積み上がりやベルト駆動力の偏り等によって、定着ベルトを掛け渡した複数の支持ローラ間の平行度にズレが生じることがある。この平行度のズレはもちろん小さいほど好ましいが、当該ズレを完全に無くすことは困難である。
支持ローラ間の平行度にズレがある状態で定着ベルトを表面移動させると、支持ローラの軸方向の一方に定着ベルトが寄ろうとする力(以下「寄り力」と呼称する)が生じる。定着ベルトに寄り力が生じると、定着ベルトが支持ローラの軸方向に移動する。この移動量がある程度以上大きくなると、記録媒体の搬送性が悪くなり、記録媒体に皺が発生したり、ジャムが発生したりすることがある。
また、定着ベルトの軸方向移動により、定着ベルトの端部が支持ローラから外れたり、支持ローラの軸部を支持する側板と接触したりする恐れがある。定着ベルトの端部が側板と接触すると、定着ベルトが摺擦されて損傷し、定着ベルトの寿命が低下することがある。
ところで、前記平行度に関係する部品の一つに加熱ローラの軸受部材がある。当該軸受部材の内径と加熱ローラの両端軸部外径との間の隙間が開いていると(例えば0.05から0.1mm)、前記平行度のズレや軸受部材が傾く軸受倒れが発生しやすい。また当該隙間に定着ベルトの端部が侵入してベルト端部が破損する場合もある。
特許文献1(特開2006−201512号公報)に記載の定着装置では、支持ローラの軸受部材の軸受倒れを防止するため、軸受部材に接触することで当該軸受部材が軸方向に外れることを防止する外れ防止部材を配設している。しかしながら、このような外れ防止部材を別途設けると部品点数と組付工数が増えてコスト高になる。また、特許文献2(特開平8−119484号公報)に記載の定着装置では、部品点数と組付工数を低減可能なC形状の軸受部材を使用してローラを支持している。しかし、このようなC形状の軸受部材はローラに対してギヤの噛み合いにより駆動力が作用する場合は、噛み合い位置によっては、駆動ギヤによる引き込み回転力によってC形状の軸受部材の切欠き部が拡大してローラの支持状態が不安定化するおそれがある。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものである。本発明の目的とするところは、部品点数と組付工数を増大することなくベルト支持部材の平行度のズレ及び軸受倒れを防止可能なベルト定着装置と画像形成装置を提供することにある。また、当該平行度のズレ及び軸受倒れを防止することで、定着ベルトの耐久性の低下を防止し、定着ベルトの長寿命化を図ることにある。さらに、加熱ローラの駆動ギヤによる引き込み回転力によって軸受部材の切欠き部が拡大してローラの支持状態が不安定化するのを防止することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、加熱ローラを含む複数の支持部材に掛け渡された状態で表面移動する定着ベルトと、該定着ベルトの外周面に当接して当該外周面との間に定着ニップを形成する加圧ローラと、前記加熱ローラと前記加圧ローラを駆動する駆動手段と、前記加熱ローラを加熱する加熱手段とを有し、前記加熱ローラは固定側に配設された一対の軸受部材によって回転可能に支持され、前記定着ニップに未定着画像を担持した記録媒体を通すことで前記記録媒体上に画像を定着させ、前記定着ベルトの端縁部が前記軸受部材に当接することにより前記定着ベルトの幅方向の寄りが規制されるようにしたベルト定着装置において、前記軸受部材を周方向一部に切欠き部を有する弾性材の軸受部材で構成すると共に、当該軸受部材の内径を前記加熱ローラの両端軸部外径よりも小径に形成し、前記加熱ローラの両端軸部を前記軸受部材に圧嵌状態で回転自在に支持し、前記加熱ローラの一方の軸部に被駆動ギヤを取り付け、当該被駆動ギヤに前記駆動手段からの駆動力を伝達する駆動ギヤを噛み合わせて前記加熱ローラが回転するように構成し、前記被駆動ギヤと駆動ギヤとの噛み合い位置を基準として、前記切欠き部を当該噛み合い位置の接線方向上流方向に円周角で20°以上の角度で離間して配置したことを特徴とするベルト定着装置である。
本発明によれば、加熱ローラの軸受部材の内径を加熱ローラの両端軸部外径よりも小径に形成して当該軸受部材により加熱ローラの両端軸部を圧嵌状態で回転自在に支持したので、部品点数と組付工数を増大することなくベルト支持部材の平行度を維持すると共に軸受倒れを防止し、かつ、軸受部材の隙間にベルトが侵入するのを防止することでベルトの損傷防止と長寿命化を図り、併せてベルトの安定駆動により装置の省エネ性を高めることが出来る。また、加熱ローラの被駆動ギヤと駆動ギヤとの噛み合い位置を基準として、加熱ローラの軸受部材の切欠き部を当該噛み合い位置の接線方向上流方向に円周角で20°以上の角度で離間して配置したので、駆動ギヤによる引き込み回転力によって当該切欠き部が拡大するのを防止することができる。
(画像形成装置)
以下、図1から図7を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。なお、本実施形態では、画像形成装置がプリンタである場合について説明するが、本発明は、プリンタ以外の、複写機、ファクシミリ装置、複合機などの他の画像形成装置にも適用出来る。
以下、図1から図7を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。なお、本実施形態では、画像形成装置がプリンタである場合について説明するが、本発明は、プリンタ以外の、複写機、ファクシミリ装置、複合機などの他の画像形成装置にも適用出来る。
図1において、本実施形態に係る画像形成装置は、一般的な電子写真方式の作像プロセスに従って画像を形成するタンデム型の電子写真方式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置は、光書込手段(露光手段)としての書込装置1と、互いに異なる4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)のトナーが封入された画像形成部としてのプロセスカートリッジ2とを備えている。トナーとしては、例えば外添剤としてオイル含有シリカを含むトナーを用いることが出来る。これにより、定着装置の省エネ性を向上することが出来る。
この画像形成装置は更に、一次転写手段としての一次転写装置3、記録媒体供給手段としての給紙装置4、二次転写手段としての二次転写装置5、定着手段としての定着装置6、記録媒体排出手段としての排紙ローラ7などを備えている。
定着装置6は画像形成装置としてのプリンタに対して、脱着可能もしくは脱着不能に備えることが出来る。定着装置6を着脱可能とすることでメインテナンス性を高めることが出来る。また定着装置6を脱着不能とすることで低コスト・コンパクト化を図ることが出来る。
一次転写装置3は、プロセスカートリッジ2で形成されたトナー像を中間転写体としての中間転写ベルト上に重ね合わせる。二次転写装置5は、一次転写装置3で転写された中間転写ベルト上のトナー像を記録媒体としての用紙に転写する。給紙装置4は用紙を積載するとともに、二次転写装置5による転写位置に用紙を供給する。
定着装置6は用紙上のトナー像を定着させ、排紙ローラ7はトナー像の定着後の用紙を排出する。一次転写装置3、給紙装置4、二次転写装置5及び定着装置6は、それぞれ装置本体に対して着脱可能なユニットとして構成されている。このため、これら装置は一次転写ユニット、給紙ユニット、二次転写ユニット及び定着ユニットとも呼ばれる。
(定着装置)
図2Aは、本発明の第1実施形態に係る定着装置6の主要部の概略構成を示す断面図である。定着装置6は、第1支持部材としての定着パッド63と、第2支持部材としての加熱ローラ62と、定着パッド63を支持する定着ステー64と、加熱ローラ62と定着パッド63との間に掛け渡された定着ベルト65と、加圧ローラ66とを備えている。加熱ローラ62と加圧ローラ66は、定着ベルト65が定着パッド63との摩擦力でスリップしないように、図示しない駆動手段によってそれぞれ駆動されるようになっている。駆動速度の詳細は図5で後述するが、加圧ローラ66に対する加熱ローラ62の周速比を100%をやや超える大きさにすることで確実にスリップを防止する。
図2Aは、本発明の第1実施形態に係る定着装置6の主要部の概略構成を示す断面図である。定着装置6は、第1支持部材としての定着パッド63と、第2支持部材としての加熱ローラ62と、定着パッド63を支持する定着ステー64と、加熱ローラ62と定着パッド63との間に掛け渡された定着ベルト65と、加圧ローラ66とを備えている。加熱ローラ62と加圧ローラ66は、定着ベルト65が定着パッド63との摩擦力でスリップしないように、図示しない駆動手段によってそれぞれ駆動されるようになっている。駆動速度の詳細は図5で後述するが、加圧ローラ66に対する加熱ローラ62の周速比を100%をやや超える大きさにすることで確実にスリップを防止する。
定着ステー64は、加圧ローラ66と対向する方向に沿って定着パッド63を進退移動可能に保持し、定着パッド63からの力による変形を防止するため所定の剛性を有する。
加熱ローラ62は、加圧ローラ66と定着ベルト65との間に形成される定着ニップを加熱する熱を発生する加熱手段としてのヒータ61を内包している。定着ベルト65の表面温度は、図示しないサーミスタと制御手段によって検知・制御されるようになっている。
そして、定着ベルト65を所定の表面温度に加熱した状態で未定着画像を担持した記録媒体を定着ニップに通すことで、当該記録媒体上に画像を定着させるようにしている。なお、本実施形態では定着ベルト65は、耐熱性(200℃以上)の高いPI(ポリイミド)を基体とし、シリコーンゴム(ゴム硬度は25°程度)を弾性層とし、フッ素樹脂を離型層とする3層構造を成している。
加圧ローラ66は、中空もしくは中実の金属ローラに例えばシリコーンゴム層などの熱的に安定な弾性層が設けられたものである。本実施形態では加圧ローラ66の弾性材の厚みを6mmとしている。そして加圧ローラ66の外表面に離型性を得るために離型層(PFA樹脂層またはPTFE樹脂層)が設けられている。
また、加圧ローラ66は、その軸方向における一方の端部に、画像形成装置に設けられたモータなどの駆動源からギヤ列などを介して駆動力が伝達される。加圧ローラ66はこの駆動力によって、定着ベルト65を挟んで定着パッド63と圧接した状態で回転駆動される。
定着ベルト65は、加熱ローラ62及び定着パッド63を内包し、加圧ローラ66との間に用紙が通過する定着ニップを形成するように、定着パッド63及び加熱ローラ62に回転可能に支持されている。
図2Aの定着装置6において、加圧ローラ66を矢印A方向に回転駆動させることにより、定着ベルト65は定着パッド63と摺擦しながら矢印B方向に従動回転する。なお、定着パッド63には、定着ベルト65との摺動性を向上させるために低摩擦係数の摺動シート63aを取り付けてもよい。
定着パッド63は、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどの弾性体もしくは耐熱性の樹脂、金属から構成されており、それらの部材が直接又は摺動シートもしくは摺動性の高いコーティング層等を介して定着ベルト65の内面と接触する。本実施形態では定着パッド63を樹脂パッドと摺動シートで構成している。また定着ベルト65の内面と摺動シートとの間にはグリースもしくはシリコーンオイル等の潤滑剤を介してベルト65を摺動させる。
(定着装置の駆動系)
図2Bは、加圧ローラ66及び加熱ローラ62を駆動する駆動系の説明図である。図示しない装置本体側の駆動ギヤから伝達されてくる回転駆動力により、中継ギヤとしてのアイドラギヤ691を介して被駆動ギヤとしての加圧ギヤ662が駆動される。
図2Bは、加圧ローラ66及び加熱ローラ62を駆動する駆動系の説明図である。図示しない装置本体側の駆動ギヤから伝達されてくる回転駆動力により、中継ギヤとしてのアイドラギヤ691を介して被駆動ギヤとしての加圧ギヤ662が駆動される。
加熱ローラ62及び加圧ローラ66は、装置本体側に設けられたモータなどの駆動源からギヤ列などを介して駆動力が伝達され回転駆動される。図2Bは、加熱ローラ及び加圧ローラを駆動する駆動伝達系を説明する説明図である。図2Bに示すように、加圧ローラ66の軸66aと同軸上にある被駆動ギヤとしての加圧ギヤ662は、装置本体側の駆動ギヤから伝達されてくる駆動ギヤにより、中継ギヤとしてのアイドラギヤ691を介して駆動される。
また加熱ローラ62の軸部62aと同軸上にある被駆動ギヤとしての加熱ギヤ621は、アイドラギヤ691、692を介して駆動される。なお、これらギヤ列は、加圧ローラ66及び加熱ローラ62の周速を互いに異なる値に変更可能な構成となっている。
加圧ローラ66が図示しない駆動源により前記ギヤ列を介して回転し、定着ニップで定着ベルト65に駆動力が伝達されることによって定着ベルト65が回転する。定着ベルト65は、定着ニップにおいて定着パッドと加圧ローラ66とで挟み込まれて回転するが、定着ニップ以外では定着パッド63に移送ガイドされている。
定着ベルト65は、定着ニップにおいて定着パッド63と加圧ローラ66とで挟み込まれて回転するが、定着ニップ以外では定着パッド63に移送ガイドされている。加圧ローラ66が定着ベルト65を押す加圧力は、定着ベルト65、摺動シート63a、定着パッド63へと伝わり、定着パッド63ないし定着ステー64若しくは加熱ローラ62で受け止められる。
図2Cは定着装置6の片側の平面図である。加熱ローラ62の軸受部材70は片側のみ示し反対側は省略しているが、軸受部材70は対称に配置されている。また、加熱ローラ62の軸部62aには軸受部材70の外側に位置する抜止めリング80が装着されている。この抜止めリング80も加熱ローラ62の両端軸部62aに対称に配置されている。
図2Dは、定着装置6における加熱ローラ62、定着ステー64及び加圧ローラ66それぞれの両端における保持機構を示す説明図である。図2Dにおいて、定着ステー64は、定着装置6のフレーム(以下「定着フレーム」という。)67に設けられたステー保持穴671により一義的に固定される。
加圧ローラ66は、加圧ローラ軸受661を介して加圧保持穴672に保持される。加圧ローラ軸受661としては、C字型のすべり軸受が好ましい。加圧ローラ軸受661は、加圧保持穴内を矢印Cの方向に進退移動可能となっている。
定着装置6のフレーム67に配設された支点681を中心に、回転可能な加圧レバー68が配設されている。加圧レバー68は、加圧バネ682によって加圧ローラ軸受661と当接し、当該加圧ローラ軸受661を左方向に付勢している。
これにより、加圧ローラ66から定着パッド63に対して定着荷重が付与される。加圧ローラ66はゴム層を有しており、定着パッド63に圧接して当該ゴム層が所定量変形して加圧ローラ66の位置が決まる。
一方、加熱ローラ62は、加熱ローラ62の軸受部材70を介して加熱保持穴673に保持される。加熱ローラ62の軸受部材70としては、後述するようにC字型のすべり軸受を使用する。
加熱ローラ62の軸受部材70は、加熱保持穴673内を矢印D方向に移動可能になっている。軸受部材70と定着ステー64との間にはベルトテンションバネ6821が設けられ、加熱ローラ62を介して所定のベルトテンションを定着ベルト65に付与する。
(軸受部材とその切欠き端縁形状)
図3は、加熱ローラ62のC字型のすべり軸受で構成される軸受部材70と、その切欠き部を構成する切欠き端縁形状を示したものである。軸受部材70の切欠き端縁形状は任意であり特に制約はない。
図3は、加熱ローラ62のC字型のすべり軸受で構成される軸受部材70と、その切欠き部を構成する切欠き端縁形状を示したものである。軸受部材70の切欠き端縁形状は任意であり特に制約はない。
典型的形状としては(b)の水平タイプの切欠き端縁70aである。また、斜めタイプの切欠き端縁として(c)と(d)の2種類の切欠き端縁70b、70cがある。
斜めタイプの切欠き端縁70bと切欠き端縁70cの違いは、一点鎖線で示す軸線方向水平線に軸受部材70の一部が接触するかしないかの違いである。すなわち、切欠き端縁70bは周方向において切欠き端縁70b同士がまったく重複しないのに対し、切欠き端縁70cは周方向において切欠き端縁70c同士が重複する。
軸受部材70と加熱ローラ62の軸部62aとの間の摺動部にグリースが塗布される。グリースは定着温度+αである300℃に対して、状態変化しない安定したものであれば良い。粘度も特に規定はないが、低粘度で枯渇するようなものは望ましくはない、低粘度のグリースやオイルを用いる際は、オイル溜まり、グリース溜まりを併用する必要がある。軸受部材70は定着装置6のフレーム67に取り付け、当該軸受部材70に、定着ベルト65を掛け渡した加熱ローラ62の軸部62aを圧嵌めする。
(軸受部材、加熱ローラ、加圧ローラ、定着ベルトの詳細)
以下、本実施形態で使用する加熱ローラ62の軸受部材70、加熱ローラ62、加圧ローラ66及び定着ベルト65の詳細について順に説明する。
[軸受部材]
軸受部材70の材質は、加熱ローラ62の温度に耐えることの出来る耐熱性樹脂であり、少なくともPPS、液晶ポリマー、PAIが挙げられる。
以下、本実施形態で使用する加熱ローラ62の軸受部材70、加熱ローラ62、加圧ローラ66及び定着ベルト65の詳細について順に説明する。
[軸受部材]
軸受部材70の材質は、加熱ローラ62の温度に耐えることの出来る耐熱性樹脂であり、少なくともPPS、液晶ポリマー、PAIが挙げられる。
軸受部材70の内径は、加熱ローラ62の軸部62a外径に対して圧嵌めにするため、加熱ローラ62の軸部62aの外径よりも若干小さめとする。具体的には0.01mm以上0.05mm以下の範囲で小径(圧嵌め)にする。
本実施形態では0.03mmの圧嵌めとした。0.05mm超の強い圧嵌めにすると、本体のフレーム67に定着装置6を取り付けた際に締め付け力が大きくなり過ぎ、回転時に駆動トルクが過大になり、場合によっては、加熱ローラ62もしくは軸受部材70が削れてしまう。
また0.01mm未満の弱い圧嵌めにすると、軸部62aに対する締め付け力が弱くなり、軸受部材70の切欠き部が広がりやすく、それにより加熱ローラ62と定着パッド63との平行度のズレや、定着ベルト65の片寄りといった不具合が生じる。
軸受部材70の内径は、前述した圧嵌めのため加熱ローラ62の両端軸部62a外径より小さい。したがって、両者間の隙間は基本的にゼロになる。加熱ローラ62の軸部62aと軸受部材70との間の隙間がなくなることで、軸受部材70の取り付け位置と定着ステー64の取り付け位置とにより、加熱ローラ62と定着ステー64の平行度が理想的に定まる。この理想的平行度で定着ベルト65の片寄り性向が低減される。
[加圧ローラ]
加圧ローラ66は加圧バネ682により定着ベルト65側に押し付けられており、加圧ローラ66のゴム層が押し潰されて変形することにより、定着ニップにおいて用紙搬送方向に所定のニップ幅が形成される。本実施形態のニップ幅は5mmに設定されている。加圧ローラ66の内部には必要に応じてハロゲンヒータなどの加熱手段を設けてもよい。
加圧ローラ66は加圧バネ682により定着ベルト65側に押し付けられており、加圧ローラ66のゴム層が押し潰されて変形することにより、定着ニップにおいて用紙搬送方向に所定のニップ幅が形成される。本実施形態のニップ幅は5mmに設定されている。加圧ローラ66の内部には必要に応じてハロゲンヒータなどの加熱手段を設けてもよい。
本実施形態ではハロゲンヒータは加熱ローラ62の内部のみである。加圧ローラ66におけるシリコーンゴム層は、ソリッドゴムもしくは発泡状のスポンジゴムでよい。なお、スポンジゴムを用いると断熱性が高まり、定着ベルト65の熱が加圧ローラ66に伝導し難くなるため望ましい。
[定着ベルト]
定着ベルト65の基材は、ポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂などの樹脂材料を用いることが出来、無端ベルト(もしくはフィルム)とする。本実施形態ではポリイミドを用いた。
定着ベルト65の基材は、ポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂などの樹脂材料を用いることが出来、無端ベルト(もしくはフィルム)とする。本実施形態ではポリイミドを用いた。
定着ベルト65の表層はPFA樹脂層またはPTFE樹脂などの離型層を有し、記録媒体上のトナーが付着しないように離型性をもたせている。また、定着ベルト65の基材とPFA樹脂層(またはPTFE樹脂)との間には、シリコーンゴム層などの弾性層を例えば500μm以下の厚さで形成するようにしてもよい。本実施形態では180μm厚の弾性材と最表層に20μm厚のPFAチューブを被覆した。
シリコーンゴム層がない場合は熱容量が小さくなり、昇温性が向上するが、未定着トナー画像を均一に押し潰すことが出来ず、定着の際に画像のベタ部にベルトの表面や紙の表面の微妙な凹凸に応じたユズ肌の光沢ムラ(ユズ肌画像)が残るという不具合が生じる。これを改善するには、シリコーンゴム層を100μm以上の厚みで設ける必要がある。シリコーンゴム層が変形することで微妙な凹凸が吸収され、前記ユズ肌画像が改善される。
定着ベルト65の内面には押圧部材との摺動摩擦を軽減するために、シリコーンオイルやフッ素グリ−スなどを潤滑剤として塗布している。そのため、加熱ローラ62と定着ベルト65との間に潤滑剤が介在している場合がある。
[加熱ローラ]
中空の加熱ローラ62は材質としてアルミ、鉄、ステンレスなどのパイプ状金属を用いる。本実施形態では鉄を採用する。本実施形態の加熱ローラ62は、加熱手段の見かけ直径よりもさらに1mm大きい直径の円形としている。加熱ローラ62の内部には、加熱手段としてのハロゲンヒータなどからの輻射熱を吸収しやすくするために、黒色の塗装を内面に施している。本実施形態では加熱手段として550wのハロゲンヒータを用いた。
中空の加熱ローラ62は材質としてアルミ、鉄、ステンレスなどのパイプ状金属を用いる。本実施形態では鉄を採用する。本実施形態の加熱ローラ62は、加熱手段の見かけ直径よりもさらに1mm大きい直径の円形としている。加熱ローラ62の内部には、加熱手段としてのハロゲンヒータなどからの輻射熱を吸収しやすくするために、黒色の塗装を内面に施している。本実施形態では加熱手段として550wのハロゲンヒータを用いた。
また、加熱ローラ62を昇温させる加熱手段はハロゲンランプ以外も可能である。当該加熱手段は、加熱ローラ62との間の空隙が小さく、加熱ローラ62の端部にもほとんど隙間がなければ、抵抗発熱体やカーボンヒータなどであっても良い。
また、加熱ローラ62は定着ベルト65を搬送させる目的があるため、駆動力を伝達するために、加熱ローラ62の表面を少し粗くして潤滑剤を保持しやすくしている。加熱ローラ62の表面粗さは、例えばRa10以下とする。加熱ローラ62に掛ける荷重は100−250N以下/A4サイズとする。
加熱ローラ62の表面を粗らす方法としては、サンドブラストのように物理的に粗らす方法や、エッチングのように化学的に粗らす方法、あるいは、小径ビーズを混ぜた塗料を塗布する方法などあるが、何れの方法も採用可能である。
[加熱ローラ・加圧ローラの周速]
前記定着装置6において、定着ベルト65の搬送は加圧ローラ66からの駆動力が支配的とされている。すなわち、加圧ローラ66による定着ベルト65の連れ送り搬送が基本となっている。しかし、上述したように、用紙が定着ベルト65と加圧ローラ66との間に介在する場合、すなわち定着ニップに用紙を送り込む印字時に、定着ベルト65のベルト搬送性が一時的に低下することがある。
前記定着装置6において、定着ベルト65の搬送は加圧ローラ66からの駆動力が支配的とされている。すなわち、加圧ローラ66による定着ベルト65の連れ送り搬送が基本となっている。しかし、上述したように、用紙が定着ベルト65と加圧ローラ66との間に介在する場合、すなわち定着ニップに用紙を送り込む印字時に、定着ベルト65のベルト搬送性が一時的に低下することがある。
そこで、本実施形態に係る定着装置6において、ベルト搬送性が不安定な場合には、加熱ローラ62の表面移動速度(以下、周速という)を加圧ローラ66の周速よりも大きくしている。これにより、定着ニップに用紙が介在する場合でも、定着ベルト65の搬送性が低下せず、定着ニップにおいて定着ベルト65や用紙のスリップが発生しにくくなる。これと異なり、もし加熱ローラ62を定着ベルト65の移動方向と同方向に同速で回転駆動させると、定着ニップに用紙が介在して用紙のスリップが発生した場合に搬送性が低下してしまう。
次に、加熱ローラ62の表面移動速度(以下、周速という)を加圧ローラ66の周速よりも大きくする場合の具体例について説明する。なお定着ベルト65の搬送は、加圧ローラ66からの連れ送りが支配的であることが原則である。
定着ベルト65の搬送性は、定着ニップに用紙が介在したときが最も不安定になる。あくまでも、この最も不安定な時にのみ加熱ローラ62の周速を加圧ローラ66の周側よりも若干早めることで、ベルトの搬送性を安定化する。
本実施形態では、加熱ローラ62の周速を、加圧ローラ66の周速より1−10%速めるようにしている。下限の1%は、誤差条件を含めて+1%以上速めることとしたものである。なお、11%以上速めたとしても、少なくとも初期的にはまったく問題は発生しない。
しかし、長期間の使用では11%以上の速度差によりベルト裏面の磨耗が促進される可能性がある。したがって、ベルトの搬送性が不安定化するおそれがある場合に加熱ローラ62の周速を加圧ローラ66の周速より1−10%速める制御を行う。なお、このように周速を速める制御を行った場合の検証について図5により後述する。
[定着ベルトの架け渡し]
ベルト支持部材を設置して定着ベルトにテンションを掛ける。ベルト内径がφ25以下であれば、ポリイミド基材で50μの厚みにおいて定着ベルト自体が持つ強度を利用して自然状態で楕円形状にするだけでもよい。
ベルト支持部材を設置して定着ベルトにテンションを掛ける。ベルト内径がφ25以下であれば、ポリイミド基材で50μの厚みにおいて定着ベルト自体が持つ強度を利用して自然状態で楕円形状にするだけでもよい。
定着ベルト65と加熱ローラ62との密着力が弱いと、加熱ローラ62の駆動力が定着ベルト65に伝わらないので、定着ベルト65のスリップが発生する。定着ベルト65と加熱ローラ62との密着力が強過ぎると、樹脂製定着パッド63の角部で定着ベルト65が折れ曲がり、スリップが発生する。
このため樹脂製定着パッド63の隅RがR1以下は使用不可である。このように定着ベルト65の密着力は適切に管理・設定する必要がある。
実際に密着力は測定出来ないので、所定の固定値でのテンション管理を行う。本実施形態では0.5N/mから10N/mにすることで前記のような不具合が発生することなく良好にテンション設定が出来る。
[定着ベルトの密着力]
定着ベルト65の密着力は、定着ベルト65の内部、外部から作用するテンション力もしくはベルト内部応力で影響される。テンション力は板バネやクリーニングローラ等を使用してベルトに押し付け力を作用させることで得られる。
定着ベルト65の密着力は、定着ベルト65の内部、外部から作用するテンション力もしくはベルト内部応力で影響される。テンション力は板バネやクリーニングローラ等を使用してベルトに押し付け力を作用させることで得られる。
ベルト基材のポリイミドの裏面粗さ(加熱ローラ62と接触する面の粗さ)はRa5以下とするのがよい。ベルト内面にはシリコーンオイルもしくはグリースを塗布するのがよい。トナーは粉砕トナー、重合トナーのどちらでもよく、トナー100部に対して、疎水シリカ RY50(アエロジル製)を2部添加し、20Lヘンシェルミキサーで周速40m/sec、5分間の混合処理を行なう。その後、目開き75ミクロンの篩を用いてトナーを得る。
図4は加熱ローラ62のギヤ部分を示すものである。図示するように、加熱ローラ62の一端の軸部の外周に被駆動ギヤ90が形成されている。また、当該被駆動ギヤ90に駆動ギヤ91が噛み合わされている。図では両ギヤ90、91の歯先ピッチ円のみを表示している。
図4では駆動ギヤ91が反時計周りに回転している。この場合、加熱ローラ62は時計回りに回転し、同時に被駆動ギヤ90との噛み合い接線(一点鎖線の直線)の右上方20度方向に噛み合い部に引き込む回転力(角度θ1の方向)が作用する。
当該右上方20度方向の近辺に軸受部材70の切欠き部を形成する切欠き端縁70aがあると、当該引き込み回転力によって切欠き端縁70aが拡大する。そこで、切欠き端縁70aが引き込み回転力によって開かないように、切欠き端縁70aを噛み合い位置の接線方向上流方向に円周角θ2(望ましくはθ2≧20°)の角度で離間して配置する必要がある。
また、軸受部材70は加熱ローラ62の軸部62aの回転に連れ回りしないように、図示しないが適当な回転止め部を設けるとよい。軸受部材70が連れ回り回転すると、その切欠き端縁70aが前記引き込み回転力の影響を受ける位置に移動する場合がある。
そうすると、当該引き込み回転力で切欠き端縁70aが拡大し、加熱ローラ62の軸部62aの周囲に隙間が出来て、加熱ローラ62の軸心が移動したり軸受倒れが発生したりする。軸心移動が発生すると、定着ステー64と加熱ローラ62との平行度がズレて、定着ベルト65の片寄りが発生する。回転止め部を設けることで定着ベルト65の片寄りと軸受倒れを防止することが出来、またベルトの安定駆動によりその駆動エネルギ低減による省エネも図ることが出来る。
[定着ベルトの搬送性の検証実験]
次に、図5を参照して、定着ニップに用紙が介在する場合と介在しない場合とで、定着ベルト65の搬送性がどのように変わるかについて調べた実験結果について説明する。図5は、加圧ローラ66に対する加熱ローラの周速比と、加圧ローラ66に対する定着ベルトの周速比との関係を示す特性図である。
次に、図5を参照して、定着ニップに用紙が介在する場合と介在しない場合とで、定着ベルト65の搬送性がどのように変わるかについて調べた実験結果について説明する。図5は、加圧ローラ66に対する加熱ローラの周速比と、加圧ローラ66に対する定着ベルトの周速比との関係を示す特性図である。
本実験では、トナー100重量部に対して、疎水シリカ(商品名RY50;アエロジル製)を2重量部添加し、20Lヘンシェルミキサーで周速40m/sec、5分間の混合処理を行った。その後目開き75ミクロンの篩を用いてトナーを得た。
加熱ローラ62と加圧ローラ66の周速は、回転数と半径から算出した。定着ベルト65の周速は、定着ベルト65上のマーキングを1回転毎に計測し、経過時間とベルト外径から算出した。用紙には、普通紙(表面がなめらかな薄紙)を用いた。
本実験では、加圧ローラ66の周速に対する定着ベルト65の周速比[(定着ベルトの周速/加圧ローラの周速)×100]が100%のときを、ベルト搬送性が良好であると判断している。図5に示す結果から分かるように、加圧ローラ66に対する加熱ローラ62の周速比[(加熱ローラの周速/加圧ローラの周速)×100]が100%以上であれば、定着ニップでの用紙の有無にかかわらずベルト搬送性が良好であることが分かる。また、実験の結果、加圧ローラ66に対する加熱ローラ62の周速比が100%となるときよりも、100%を超えた時の方が、より確実にスリップを防止することが出来ることが確認された。
これに対し、加圧ローラ66に対する加熱ローラ62の周速比が90%以下であると、定着ニップでの用紙の有無にかかわらず定着ベルト65のスリップが確認された。また、加圧ローラ66に対する加熱ローラ62の周速比が110%を超えると、初期的にはまったく問題は発生しないが、長期的な使用で速度差により定着ベルト65の裏面の摩耗が促進されることが確認された。
定着ベルト65のベルト搬送性を良好に保ち、用紙のスリップを確実に防止するには、加熱ローラ62の周速を加圧ローラ66の周速よりも大きくし、101%以上110%以下とすることが好ましい。加熱ローラ62の周速を加圧ローラ66の周速に対して100%に設定しても、ローラ外径や回転数のばらつきを考慮する必要がある。よって、誤差条件を含めて、本実施形態では、加熱ローラ62の周速を加圧ローラ66の周速に対して102.5±1.5%のように設定した。
(第2実施形態)
図6は本発明の第2実施形態を示すものである。この図6は定着ベルト65の片側のみを示しているが、加熱ローラ62の軸受部材70等はすべて左右対称に配置されている。図6において定着ベルト65が右側に片寄った際、当該定着ベルト65は加熱ローラ62の軸受部材70にて片寄りを規制される。
図6は本発明の第2実施形態を示すものである。この図6は定着ベルト65の片側のみを示しているが、加熱ローラ62の軸受部材70等はすべて左右対称に配置されている。図6において定着ベルト65が右側に片寄った際、当該定着ベルト65は加熱ローラ62の軸受部材70にて片寄りを規制される。
その際、定着ベルト65と軸受部材70とが互いに接触する面は、摩擦低減のために離型性を付与しておくのがよい。当該離型性は、離型性部材もしくは離型性コーティングにより付与可能である。具体的には、フッ素系のコーティングやテーピング等が挙げられる。
これにより、定着ベルト65と軸受部材70が長期間にわたり接触した場合でも、接触面が磨耗により破損するのを防止することが出来る。また、軸受部材70の内径隙間にベルトが食い込むのを防止することが出来る。
軸受部材70の切欠き端縁70bは定着ベルト65と接触させないことが望ましい。しかし、部品の構成上当該接触が不可避の場合、定着ベルト65の破損防止のため、定着ベルト65の回転方向上流側は切欠き端縁70bに接触させるが、下流側は切欠き端縁70bに接触させないようにする。
すなわち、図6(c)のように下流側に位置する傾斜切欠き端縁70bの端部を角度θ3で軸線方向に外側にずらすのである(軸線方向でオフセット)。これにより、定着ベルト65の上流側が切欠き端縁70bに接触するのに対して、定着ベルト65の下流側は切欠き端縁70bに接触しないように出来る。なお、傾斜切欠き端縁70bの鋭角側が外側、鈍角側が内側に位置するようにする。
このようなオフセット変形を軸受部材70に対して予め付与しておくことで、定着ベルト65が軸受部材70に接触しても定着ベルト65の破損を防止することが出来る。なお、使用する軸受部材70の傾斜切欠き端縁70bは必要不可欠ではなく、図3の(b)又は(d)の切欠き部形状でも使用可能である。
(第3実施形態)
図7は加熱ローラ62の軸受部材70の第3実施形態に係る側面図である。この第3実施形態は切欠き部形状が異なる例を示している。即ち図示するように、切欠き端縁70dと70eが凸部と凹部の関係になっており、当該凸部と凹部が若干の隙間を開けて嵌合するようになっている。
図7は加熱ローラ62の軸受部材70の第3実施形態に係る側面図である。この第3実施形態は切欠き部形状が異なる例を示している。即ち図示するように、切欠き端縁70dと70eが凸部と凹部の関係になっており、当該凸部と凹部が若干の隙間を開けて嵌合するようになっている。
したがって、軸受部材70の切欠き部が拡張しても前記嵌合状態が維持され、切欠き端縁70dと70eが加熱ローラ62の軸方向にズレるのを防止することが出来る。また切欠き部の端縁70d又は70eの下流側に位置する方が上流側に位置する方よりも先にベルト65に当接する事態が防止され、ベルト65の損傷を防止することが出来る。なお、凹状の端縁70eを上流側に配置し、凸状の端縁70dを下流側に配置するのが望ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば前記実施形態ではベルト支持部材としての加熱ローラ62の軸受部材70に本発明を適用したが、本発明は加熱ローラ62の軸受部材70にのみ限定適用されるものではなく、ベルト支持部材の軸受部材であれば適用可能である。したがって、ベルトを支持する形態であれば定着ローラや加圧ローラの軸受部材に本発明を適用することも可能である。
1:書込装置 2:プロセスカートリッジ
3:一次転写装置 4:給紙装置
5:二次転写装置 6:定着装置
7:排紙ローラ 61:ヒータ
62:加熱ローラ 62a:軸部
63:定着パッド 63:樹脂製定着パッド
63a:摺動シート 64:定着ステー
65:定着ベルト 66:加圧ローラ
67:フレーム 68:加圧レバー
70:軸受部材 70a〜70e:切欠き端縁
80:抜止めリング 90:被駆動ギヤ
91:駆動ギヤ 621:加熱ギヤ
661:加圧ローラ軸受 662:加圧ギヤ
671:ステー保持穴 672:加圧保持穴
673:加熱保持穴 681:支点
682:加圧バネ 691:アイドラギヤ
6821:ベルトテンションバネ
3:一次転写装置 4:給紙装置
5:二次転写装置 6:定着装置
7:排紙ローラ 61:ヒータ
62:加熱ローラ 62a:軸部
63:定着パッド 63:樹脂製定着パッド
63a:摺動シート 64:定着ステー
65:定着ベルト 66:加圧ローラ
67:フレーム 68:加圧レバー
70:軸受部材 70a〜70e:切欠き端縁
80:抜止めリング 90:被駆動ギヤ
91:駆動ギヤ 621:加熱ギヤ
661:加圧ローラ軸受 662:加圧ギヤ
671:ステー保持穴 672:加圧保持穴
673:加熱保持穴 681:支点
682:加圧バネ 691:アイドラギヤ
6821:ベルトテンションバネ
Claims (7)
- 加熱ローラを含む複数の支持部材に掛け渡された状態で表面移動する定着ベルトと、
該定着ベルトの外周面に当接して当該外周面との間に定着ニップを形成する加圧ローラと、
前記加熱ローラと前記加圧ローラを駆動する駆動手段と、
前記加熱ローラを加熱する加熱手段とを有し、
前記加熱ローラは固定側に配設された一対の軸受部材によって回転可能に支持され、
前記定着ニップに未定着画像を担持した記録媒体を通すことで前記記録媒体上に画像を定着させ、前記定着ベルトの端縁部が前記軸受部材に当接することにより前記定着ベルトの幅方向の寄りが規制されるようにしたベルト定着装置において、
前記軸受部材を周方向一部に切欠き部を有する弾性材の軸受部材で構成すると共に、当該軸受部材の内径を前記加熱ローラの両端軸部外径よりも小径に形成し、前記加熱ローラの両端軸部を前記軸受部材に圧嵌状態で回転自在に支持し、
前記加熱ローラの一方の軸部に被駆動ギヤを取り付け、当該被駆動ギヤに前記駆動手段からの駆動力を伝達する駆動ギヤを噛み合わせて前記加熱ローラが回転するように構成し、
前記被駆動ギヤと駆動ギヤとの噛み合い位置を基準として、前記切欠き部を当該噛み合い位置の接線方向上流方向に円周角で20°以上の角度で離間して配置した
ことを特徴とするベルト定着装置。 - 前記軸受部材の内径が前記加熱ローラの両端軸部外径より0.01mmから0.05mm小さいことを特徴とする請求項1のベルト定着装置。
- 前記定着ベルトの端縁部及び/又は前記軸受部材の相手側と接触する部分に、離型性部材もしくは離型性コーティングを施していることを特徴とする請求項1又は2のベルト定着装置。
- 前記定着ベルトの端縁部が接触する前記軸受部材の切欠き部において、当該切欠き部を挟んで互いに対向した一対の切欠き端縁を当該軸受部材の軸線方向でオフセットさせ、前記定着ベルトの上流側が前記切欠き端縁に接触するのに対して、前記定着ベルトの下流側は前記切欠き端縁に接触しないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項のベルト定着装置。
- 加熱ローラの軸受部材に回転止めが設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項のベルト定着装置。
- 外添剤としてオイル含有シリカを含むトナーを用いていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項の定着装置。
- 請求項1から6のいずれか1項の定着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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