JP6137118B2 - 車両用接続部材及び車両前部構造 - Google Patents

車両用接続部材及び車両前部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6137118B2
JP6137118B2 JP2014220480A JP2014220480A JP6137118B2 JP 6137118 B2 JP6137118 B2 JP 6137118B2 JP 2014220480 A JP2014220480 A JP 2014220480A JP 2014220480 A JP2014220480 A JP 2014220480A JP 6137118 B2 JP6137118 B2 JP 6137118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
connection
outrigger
connection portion
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014220480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016088113A (ja
Inventor
宗志朗 村田
宗志朗 村田
裕之 小池
裕之 小池
康秀 松尾
康秀 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014220480A priority Critical patent/JP6137118B2/ja
Priority to US14/922,612 priority patent/US9764705B2/en
Priority to DE102015220915.6A priority patent/DE102015220915A1/de
Priority to CN201510708069.4A priority patent/CN105564508B/zh
Publication of JP2016088113A publication Critical patent/JP2016088113A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6137118B2 publication Critical patent/JP6137118B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/24Arrangements for mounting bumpers on vehicles
    • B60R19/26Arrangements for mounting bumpers on vehicles comprising yieldable mounting means
    • B60R19/34Arrangements for mounting bumpers on vehicles comprising yieldable mounting means destroyed upon impact, e.g. one-shot type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/24Arrangements for mounting bumpers on vehicles
    • B60R2019/247Fastening of bumpers' side ends

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両用接続部材及び車両前部構造に関する。
特許文献1には、車体の前後方向にフロントサイドフレームを延ばし、このフロントサイドフレームの上側後方にフロントピラーを設け、このフロントピラーの下端部から前方に向けてアッパーメンバを延ばすと共に、このアッパーメンバをフロントサイドフレームの外側に配置した自動車の前部車体構造が開示されている。この先行技術では、フロントサイドフレームの前端部から車体前方に向けてエクステンション部材(エクステンション)を延ばしている。また、アッパーメンバの前端部が連結部材およびフロントサイドフレームを介してバンパービームの端部に連結されている(特許文献1を参照)。
特許文献2には、エプロンメンバーとフロントサイドメンバとの間を車幅方向に連結する連結部材の少なくとも一部が、平面視でパワーユニットの車幅方向両側を支持するための支持部材の車幅方向外側に配置されている車体前部構造が開示されている(特許文献2を参照)。
ここで、車両前後方向前側から入力された衝突荷重をサイドメンバとアウトリガー(エプロンメンバー)とに効率良く分散して伝達することが望まれているが、この点において改善の余地がある。
特許0003974567公報 特開2014−012428号公報
本発明は、上記事実を考慮し、衝突荷重をサイドメンバとアウトリガーとに効率良く分散して伝達することができる車両用接続部材及び車両前部構造を提供することが目的である。
請求項1の車両用接続部材は、クラッシュボックスが接続される前面部と、前記クラッシュボックスの車両前後方向後側に車両前後方向に沿って設けられたサイドメンバの前端部が挿入され且つ接続される第一接続部と、車両平面視において前記第一接続部の車両幅方向外側に形成され、前記サイドメンバの車両幅方向外側に車両前後方向に沿って設けられたアウトリガーにおける車両上下方向下側に向けて延在する下端部が接続される第二接続部と、前記第一接続部と前記第二接続部との間を連結する一又は二以上の横リブと、を備え、車両後面視において前記第一接続部の車両上下方向下側に形成され、下部にサスペンションメンバがボルト締結される第三接続部を有し、前記第三接続部には、前記下部と前記第一接続部との間を連結する一又は二以上の縦リブが形成されている。
請求項1の車両用接続部材では、クラッシュボックスに伝達された衝突荷重は車両用接続部材の前面部に入力される。車両用接続部材の前面部に入力された荷重は、第一接続部に挿入され接続されたサイドメンバの前端部と、第二接続部に接続されたアウトリガーの下端部と、に分散して伝達される。
このとき、第一接続部と第二接続部との間を連結する一又は二以上の横リブによって、衝突荷重が車両幅方向外側に伝達され、第二接続部に接続されたアウトリガーの下端部に伝達される。したがって、衝突荷重がサイドメンバとアウトリガーとに効率良く分散して伝達される。
また、車両用接続部材の前面部に入力された荷重は、第一接続部の車両上下方向下側に形成された第三接続部の下部にボルト締結されたサスペンションメンバに分散して伝達される。
このとき、サスペンションメンバがボルト締結された下部と第一接続部との間を連結する一又は二以上の縦リブによって、衝突荷重が車両上下方向下側に伝達され、サスペンションメンバに伝達される。したがって、衝突荷重がサイドメンバとアウトリガーとサスペンションメンバとに効率良く分散して伝達される。
請求項2の車両用接続部材は、請求項1に記載の構成において、前記第二接続部は、前記アウトリガーの前記下端部を車両幅方向内側から咥え込む咥込構造とされている。
請求項2の車両用接続部材では、第二接続部は、アウトリガーの下端部を車両幅方向内側から咥え込んで接続しているので、接続強度が向上する。したがって、衝突荷重がアウトリガーに効率良く伝達される。
請求項3の車両用接続部材は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記第三接続部には、一又は二以上の横リブが形成されている。
請求項3の車両用接続部材では、第三接続部に形成された一又は二以上の横リブによって、サスペンションメンバの着力点剛性が向上する。
請求項4の車両用接続部材は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記第三接続部の前記縦リブの少なくとも一つは、ボルトが捻じ込まれるボスとされている。
請求項4の車両用接続部材では、ボスにより衝突荷重が車両上下方向下側に伝達され、効率的にサスペンションメンバに伝達される。また、サスペンションメンバの着力点剛性が向上する。
請求項5の車両前部構造は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載された車両用接続部材と、車両前部に設けられ、前記車両用接続部材の前面部に接続されたクラッシュボックスと、前記クラッシュボックスの車両前後方向後側に車両前後方向に沿って設けられ、前記車両用接続部材の第一接続部に前端部が挿入され且つ接続されたサイドメンバと、前記サイドメンバの車両幅方向外側に車両前後方向に沿って設けられ、前記車両用接続部材の第二接続部に車両上下方向下側に向けて延在する下端部が接続されたアウトリガーと、前記車両用接続部材の第三接続部の下部にボルト締結されたサスペンションメンバと、を備えている。
請求項5に記載の車両前部構造では、車両用接続部材を介してクラッシュボックスとサイドメンバとアウトリガーとサスペンションメンバが接続されているので、部品点数が削減される。したがって、部品点数が削減されると共に、衝突荷重がサイドメンバとアウトリガーとサスペンションメンバとに効率良く分散して伝達される。
請求項1に記載の発明によれば、衝突荷重をサイドメンバとアウトリガーとに効率良く分散して伝達することができる。
請求項2に記載の発明によれば、衝突荷重をより効率的にアウトリガーに伝達することができる。
請求項3に記載の発明によれば、サスペンションメンバの着力点剛性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、衝突荷重をより効率的にサスペンションメンバに伝達すると共にサスペンションメンバの着力点剛性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、部品点数を削減し、且つ衝突荷重をサイドメンバとアウトリガーとサスペンションメンバとに効率良く分散して伝達することができる。
本発明の一実施形態に係る車両前部構造が適用された車両の前部を車両幅方向内側斜め後側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両前部構造が適用された車両の前部を車両幅方向内側斜め前側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るジョイントリインフォースとクラッシュボックスとの接合部位を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るジョイントリインフォースとサイドメンバとの接合部位を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るジョイントリインフォースとアウトリガーとの接合部位を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るジョイントリインフォースとサスペンションメンバとの接合部位を示す後面図である。 本発明の一実施形態に係る車両前部構造をモデル化したモデル図である。 参考例の車両前部構造をモデル化したモデル図である。
本発明の一実施形態に係るジョイントリインフォース(車両用接続部材)及び車両前部構造について図1〜図8を用いて説明する。なお、各図において、矢印FRは車両前後方向前側を示し、矢印UPは車両上下方向上側を示し、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。また、車両前部は、基本的に左右対称に構成されているので、車両右側を図示して説明する。
図1及び図2には、車両前部構造18が適用された車両10の前部12が図示されている。車両10の前部12における車両幅方向両側部には、車両用接続部材の一例としてのジョイントリインフォース100が設けられている。このジョイントリインフォース100には、クラッシュボックス20、サイドメンバ30、アウトリガー(エプロンメンバー)40、及びサスペンションメンバ50が接続されている。
ジョイントリインフォース100は、車両後面視及び車両正面視において略逆台形状を成し、車両前後方向に厚みを有するアルミニウム製の鋳物(アルミダイキャスト)とされている。図3に示すように、ジョイントリインフォース100の前面部102は、後述する第一接続部110の貫通孔112の開口部分を除いて平面で構成されている。
図1に示すように、車両10の前端部には、車両幅方向を長手方向として配置されたバンパリインフォースメント14が設けられている。バンパリインフォースメント14の前面には、発泡体等からなる図示されていないアブソーバ(緩衝材)が取り付けられ、当該アブソーバとバンパリインフォースメント14とが図示されていないバンパカバーによって覆われている。そして、バンパリインフォースメント14の車両幅方向両端部の後側には、クラッシュボックス20が設けられている。
図2及び図3に示すように、本実施形態のクラッシュボックス20は、閉断面構造の本体部22と、この本体部22の前端部及び後端部に形成されたフランジ部24、26と、を有する構造とされている。そして、図1に示すように、クラッシュボックス20の前端部のフランジ部24が、前述したバンパリインフォースメント14の車両幅方向両端部の後面部14Aに接合されている。
また、図2及び図3に示すように、クラッシュボックス20の後端部のフランジ部26が、前述したジョイントリインフォース100の前面部102における後述する第一接続部110の貫通孔112の外縁部にボルト締結されている。
図1、図4、図5、及び図6に示すように、車両後面視においてジョイントリインフォース100における車両幅方向内側の上部には、第一接続部110が形成されている。第一接続部110は、車両前後方向に貫通する略矩形状の貫通孔112が形成されている。この貫通孔112(第一接続部110)を構成する車両幅方向両側の壁を縦壁部114、115とし、車両上下方向上側の壁を上壁部116とし、下側の壁を中壁部118とする。
図1及び図2に示すように、車両10の前部12の車両幅方向の両側部におけるクラッシュボックス20の車両前後方向後側には、閉断面構造のサイドメンバ30が車両前後方向に沿って設けられている。そして、図1及び図4に示すように、サイドメンバ30の前端部32が、ジョイントリインフォース100の第一接続部110の貫通孔112に挿入されると共に、アーク溶接によって全周が接合されている。なお、図1及び図2に示すように、サイドメンバ30の軸芯とクラッシュボックス20の軸芯とは、一致又は略一致するように構成されている。
図1〜図6に示すように、ジョイントリインフォース100の第一接続部110の車両幅方向外側には、第二接続部120が形成されている。図2〜図5に示すように、第二接続部120は、前壁部122、後壁部123、及び側壁部124で構成され、車両平面視で車両幅方向外側を開口側とする略U字形状とされている。
図5に示すように、第二接続部120は、車両側面視で車両上下方向下側に向かうに従って車両前後方向後側に湾曲している。また、図4〜図6に示すように、第二接続部120のU字の底面を構成する側壁部124は、車両上下方向下側に向かうに従って車両幅方向内側に傾斜する傾斜面となっている。
図1、図2、及び図5に示すように、車両10の前部12の車両幅方向の両側部におけるサイドメンバ30の車両幅方向外側の車両上下方向上側には、閉断面構造のアウトリガー(エプロンメンバー)40が車両前後方向に沿って設けられている。
このアウトリガー40の前側部分は、車両前後方向前側に向かうに従って車両上下方向下側に湾曲している。そして、アウトリガー40の前側部分における車両上下方向下側に向けて延在する下端部42が、ジョイントリインフォース100の第二接続部120にアーク溶接によって、板コバ全周が接合されている。なお、前述したように第二接続部120は、車両幅方向外側を開口側とする略U字形状とされており、アウトリガー40の下端部42を車両幅方向内側から咥え込む咥込構造となっている。
図1、図4、図5、及び図6に示すように、ジョイントリインフォース100の第一接続部110と第二接続部120との間は、車両前後方向後側を開口側とする車両後面視で略逆三角形状の凹部140が形成されている。この凹部140には、車両上下方向を板厚方向とする横リブ142が複数形成されている(本実施形態では、凹部140の上下の壁も横リブ142とする)。横リブ142は、第一接続部110の車両幅方向外側の縦壁部114と第二接続部120の側壁部124との間を連結するように車両幅方向に沿って形成されている。また、図5及び図6に示すように、横リブ142の先端部142Aは、第二接続部120の後壁部123まで延出されている(後壁部123に形成されている)。
また、図1〜図6に示すように、ジョイントリインフォース100の第一接続部110の車両上下方向下側には、第三接続部130が形成されている。
図4〜図6に示すように、第三接続部130は、車両前後方向後側を開口側とする後面視矩形状の凹部132が形成されている(図1も参照)。なお、凹部132(第三接続部130)の車両幅方向の両側を構成する壁を縦壁部133、134とし、車両上下方向上側を構成する壁を中壁部118とし、車両上下方向下側を構成する壁を下壁部139とする。なお、別の観点から説明すると、第一接続部110と第三接続部130とを仕切っている壁が中壁部118である。また、縦壁部133、134は、第三接続部130の下壁部139と第一接続部110の中壁部118とを連結する縦リブとして機能する。
また、凹部132には、車両上下方向を板厚方向とする横リブ136が形成されている。横リブ136は、縦壁部133と縦壁部134との間を連結するように車両幅方向に沿って形成されている。
更に、図6に示すように、凹部132の中には、ボス138が形成されている。ボス138は、中壁部118と下壁部139との間を連結するように車両上下方向に沿って形成されている。なお、ボス138には、下壁部139に開口する螺旋穴が形成されている。
このように第三接続部130は、車両後面視において、縦壁部133、134、中壁部118、及び下壁部139で矩形状の枠を構成し、この矩形状の枠の中に横リブ136とボス138とが交差するように形成された構造が形状)となっている(第三接続部130の全体形状は、車両後面視において、漢字の「田」の字のような形状(四角形内に十字がある形状)である)。
図1及び図2に示すように、車両10の前部12におけるサイドメンバ30の車両幅方向内側の車両上下方向下側には、図示されていないフロントサスペンション等を支持するサスペンションメンバ50が設けられている。サスペンションメンバ50は、クロスメンバ52とサイドメンバ54とを、車両平面視において略矩形状に組み合わせた枠状の構造とされている。
そして、図1、図2、及び図6に示すように、サスペンションメンバ50の前側の角部56が、ジョイントリインフォース100の第三接続部130の下壁部139に、ブッシュ58(図6参照)を間に挟んでボルト締結されている。なお、図示されてないが、ボルトが、ボス138に形成され下壁部139に開口する螺旋穴に下から上に捻じ込まれている。
次に本実施形態の作用及び効果について説明する。
一つのジョイントリインフォース100に、クラッシュボックス20、サイドメンバ30、アウトリガー(エプロンメンバー)40、及びサスペンションメンバ50が接続されている(図1及び図2を参照)。
よって、車両10の前面衝突時の衝突荷重は、バンパリインフォースメント14からクラッシュボックス20に伝達され、クラッシュボックス20からジョイントリインフォース100の前面部102に入力される。ジョイントリインフォース100の前面部102に入力された衝突荷重は、サイドメンバ30、アウトリガー40、及びサスペンションメンバ50に分散されて伝達される。
なお、ジョイントリインフォース100の第一接続部110の縦壁部114と第二接続部120の側壁部124との間を連結する複数の横リブ142によって、衝突荷重が車両幅方向外側に伝達され、効率的にアウトリガー40に伝達される。
また、ジョイントリインフォース100の第二接続部120は、アウトリガー40の下端部42を車両幅方向内側から咥え込んで接続する咥込構造となっているので、接続強度が向上されている。
また、ジョイントリインフォース100の第三接続部130の下壁部139と第一接続部110の中壁部118との間を連結する縦壁部133、134及びボス138によって、衝突荷重が車両上下方向下側に伝達され、効率的にサスペンションメンバ50に伝達される。
このように、車両10の前方から入力された衝突荷重が、サイドメンバ30とアウトリガー40とサスペンションメンバ50とに効率良く分散して伝達される。
また、ジョイントリインフォース100の第三接続部130は、車両後面視において、縦壁部133、134、中壁部118、及び下壁部139で矩形状の枠を構成し、この矩形状の枠の中に横リブ136とボス138とが交差するように形成された構造となっている。よって、サスペンションメンバ50の着力点剛性が効果的に向上する。なお、横リブ136を複数形成し、更に着力点剛性を向上させてもよい。
また、アルミニウム製の鋳物であるジョイントリインフォース100を介してクラッシュボックス20とサイドメンバ30とアウトリガー40とサスペンションメンバ50とが接続されているので、これらが複数の部品で接続されている構成と比較し、部品点数が削減されると共に軽量化される。
なお、本実施形態のジョイントリインフォース100は、アルミニウム製の鋳物であるので、例えば、鉄製のプレス成形品と比較し、薄肉化できると共に複数のリブや壁状の部位を容易に一体成形することできる。
ここで、図7は、本実施形態の一つのジョイントリインフォース100を介してクラッシュボックス20とサイドメンバ30とアウトリガー40とサスペンションメンバ50とが、接続された車両前部構造18をモデル化したモデル図である。なお、それぞれの接続部位には、ばね要素Sを図示している。
一方、図8は、複数のジョイントリインフォース510、512、514を用いて、クラッシュボックス20とサイドメンバ30とアウトリガー40とサスペンションメンバ50とが接続された比較例の車両前部構造518をモデル化したモデル図である。具体的には、クラッシュボックス20にジョイントリインフォース512を介してサイドメンバ30が接続され、サイドメンバ30にジョイントリインフォース514を介してサスペンションメンバ50が接続されている。また、クラッシュボックス20にジョイントリインフォース510を介してアウトリガー40が接続されている。
そして、この図8に示す比較例の車両前部構造518では、クラッシュボックス20に伝達された衝突荷重Fが、ジョイントリインフォース510とジョイントリインフォース512とにそれぞれ衝突荷重F11と衝突荷重F21とに分散されて入力される。
ジョイントリインフォース510に入力された衝突荷重F11は、アウトリガー40に衝突荷重F12として伝達される。
ジョイントリインフォース512に入力された衝突荷重F21は、サイドメンバ30に衝突荷重F22として伝達される。衝突荷重F22はサイドメンバ30からジョイントリインフォース514に衝突荷重F23として伝達され、ジョイントリインフォース514からサスペンションメンバ50に衝突荷重F24として伝達される。
このように、衝突荷重Fは、三つのジョイントリインフォース510、512、514を介して伝達され、六箇所のばね要素Sのストロークにより、伝達効率が低下する。また、三つのジョイントリインフォース510、512、514で接続され、接続箇所が多いので剛性が低下すると共に、部品点数が多くなる。
これに対して、図7に示す本実施形態の車両前部構造18では、クラッシュボックス20に伝達された衝突荷重Fが、ジョイントリインフォース100に衝突荷重F1として入力される。このジョイントリインフォース100に入力された衝突荷重F1は、衝突荷重F2、F3、F4に分散され、それぞれサイドメンバ30とアウトリガー40とサスペンションメンバ50に伝達される。
このように、衝突荷重Fは、一つのジョイントリインフォース100が分散して伝達し、ばね要素Sが図8の比較例の六箇所よりも少ない四箇所なので、伝達効率が向上する。また、一つのジョイントリインフォース100で接続され、接続箇所が少ないので剛性が向上すると共に、部品点数が削減される。
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、ジョイントリインフォース100は、アルミニウム製の鋳物(アルミダイキャスト)であったが、これに限定されない。ジョイントリインフォース100は、アルミニウム以外の金属の鋳物であってもよい。あるいは、鋳物以外、例えば、剛性や強度が確保されれば、樹脂材料を一体成形して作製した樹脂製のジョイントリインフォース100であってもよい。
また、上記実施形態では、ジョイントリインフォース100は、クラッシュボックス20、サイドメンバ30、アウトリガー(エプロンメンバー)40、及びサスペンションメンバ50が接続されているが、これに限定されない。クラッシュボックス20とサイドメンバ30とアウトリガー(エプロンメンバー)40とが接続されるジョイントリインフォースであってもよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
ここで、上記実施形態のジョイントリインフォース100以外の、車両を構成する複数の骨格部材の端部同士を接続する一体成形された車両接続部材及び車両構造について説明する。
第一例は、車両上下方向下側に延在するAピラーアッパーの下端部と、車両上下方向上側に延出するAピラーロアーの上端部と、車両幅方向外側に延在するカウルメンバの端部と、車両前後方向後側に延在するアッパーメンバの後端部と、を車両用接続部材で接続した車両前部構造である。
第二例は、車両上下方向下側に延在するAピラーロアーの下端部と、車両幅方向外側に延在するダッシュクロスの端部と、車両前後方向前側に延在するロッカーの前端部と、を車両用接続部材で接続した車両前部構造である。
なお、車両を構成する複数の骨格部材の端部同士を接続する一体成形された車両接続部材には、適宜リブが形成されている。例えば、車両前後方向と交差する方向に接続される骨格部材に荷重を効率的に伝達するために、荷重を伝達する方向に沿ってリブを適宜形成する。
10 車両
18 車両前部構造
20 クラッシュボックス
30 サイドメンバ
32 前端部
40 アウトリガー
42 下端部
50 サスペンションメンバ
100 ジョイントリインフォース(車両用接続部材)
102 前面部
110 第一接続部
120 第二接続部
130 第三接続部
133 縦壁部(縦リブ)
134 縦壁部(縦リブ)
136 横リブ
138 ボス(縦リブ)
139 下壁部(下部)
142 横リブ

Claims (5)

  1. クラッシュボックスが接続される前面部と、
    前記クラッシュボックスの車両前後方向後側に車両前後方向に沿って設けられたサイドメンバの前端部が挿入され且つ接続される第一接続部と、
    車両平面視において前記第一接続部の車両幅方向外側に形成され、前記サイドメンバの車両幅方向外側に車両前後方向に沿って設けられたアウトリガーにおける車両上下方向下側に向けて延在する下端部が接続される第二接続部と、
    前記第一接続部と前記第二接続部との間を連結する一又は二以上の横リブと、
    を備え
    車両後面視において前記第一接続部の車両上下方向下側に形成され、下部にサスペンションメンバがボルト締結される第三接続部を有し、
    前記第三接続部には、前記下部と前記第一接続部との間を連結する一又は二以上の縦リブが形成されている、車両用接続部材。
  2. 前記第二接続部は、前記アウトリガーの前記下端部を車両幅方向内側から咥え込む咥込構造とされている、
    請求項1に記載の車両用接続部材。
  3. 前記第三接続部には、一又は二以上の横リブが形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の車両用接続部材。
  4. 前記第三接続部の前記縦リブの少なくとも一つは、ボルトが捻じ込まれるボスとされている、
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用接続部材。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載された車両用接続部材と、
    車両前部に設けられ、前記車両用接続部材の前面部に接続されたクラッシュボックスと、
    前記クラッシュボックスの車両前後方向後側に車両前後方向に沿って設けられ、前記車両用接続部材の第一接続部に前端部が挿入され且つ接続されたサイドメンバと、
    前記サイドメンバの車両幅方向外側に車両前後方向に沿って設けられ、前記車両用接続部材の第二接続部に車両上下方向下側に向けて延在する下端部が接続されたアウトリガーと、
    前記車両用接続部材の第三接続部の下部にボルト締結されたサスペンションメンバと、
    を備えた車両前部構造。
JP2014220480A 2014-10-29 2014-10-29 車両用接続部材及び車両前部構造 Expired - Fee Related JP6137118B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014220480A JP6137118B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 車両用接続部材及び車両前部構造
US14/922,612 US9764705B2 (en) 2014-10-29 2015-10-26 Vehicle connecting member and vehicle front section structure
DE102015220915.6A DE102015220915A1 (de) 2014-10-29 2015-10-27 Fahrzeugverbindungsteil und Fahrzeugvordersektionsstruktur
CN201510708069.4A CN105564508B (zh) 2014-10-29 2015-10-27 车辆连接构件和车辆前部结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014220480A JP6137118B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 車両用接続部材及び車両前部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016088113A JP2016088113A (ja) 2016-05-23
JP6137118B2 true JP6137118B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=55753454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014220480A Expired - Fee Related JP6137118B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 車両用接続部材及び車両前部構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9764705B2 (ja)
JP (1) JP6137118B2 (ja)
CN (1) CN105564508B (ja)
DE (1) DE102015220915A1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3669895A1 (en) 2007-02-22 2020-06-24 University of Florida Research Foundation, Incorporated Medication adherence monitoring system
JP5926875B2 (ja) * 2013-06-06 2016-05-25 豊田鉄工株式会社 クラッシュボックス
JP2015168364A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 トヨタ自動車株式会社 車体の前部構造体
EP3009306A1 (en) * 2014-10-15 2016-04-20 Constellium Singen GmbH Attachment means for mounting a bumper cross-beam onto a vehicle structure enabling additional function assembly
DE102015117005A1 (de) * 2015-10-06 2017-04-06 Benteler Automobiltechnik Gmbh Crashbox
US10906586B2 (en) * 2016-08-02 2021-02-02 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle body structure
US10071771B2 (en) * 2016-09-07 2018-09-11 Thunder Power New Energy Vehicle Development Company Limited Longitudinal crash beam receiver
US10183706B2 (en) * 2017-01-20 2019-01-22 Caterpillar Inc. Nodes for frame structures
JP6642480B2 (ja) * 2017-02-24 2020-02-05 トヨタ自動車株式会社 サイドメンバ先端部構造
EP3372455B1 (en) * 2017-03-09 2020-07-01 Volvo Car Corporation Front bumper system for a vehicle
JP6838494B2 (ja) * 2017-05-26 2021-03-03 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP6562064B2 (ja) * 2017-12-14 2019-08-28 マツダ株式会社 車両の衝撃吸収構造
US10800470B2 (en) * 2018-07-13 2020-10-13 Honda Motor Co., Ltd. Modular frame assembly for a vehicle and vehicle having same
JP7014092B2 (ja) * 2018-08-07 2022-02-01 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
KR102552507B1 (ko) 2018-11-14 2023-07-06 현대자동차주식회사 차량 전방구조
KR102687163B1 (ko) 2019-07-24 2024-07-19 현대자동차주식회사 전방 차체 구조
US11097678B2 (en) * 2019-08-23 2021-08-24 Volvo Car Corporation Automotive side rail crush can fastening assembly
KR20210076588A (ko) * 2019-12-16 2021-06-24 현대자동차주식회사 차체 조인트 구조
CN110979227B (zh) * 2019-12-26 2023-03-28 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车纵梁前端结构
JP2021134913A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 トヨタ自動車株式会社 荷重吸収部材及び車両荷重吸収構造
CN112874459A (zh) * 2021-01-29 2021-06-01 西藏宁算科技集团有限公司 一种吸能盒结构及其使用方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0274475A (ja) * 1988-09-08 1990-03-14 Mazda Motor Corp 自動車のフレーム構造
JPH05305878A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Nissan Motor Co Ltd 車体強度メンバの結合構造
JP3446678B2 (ja) * 1999-09-08 2003-09-16 日産自動車株式会社 自動車の車体前部構造
JP3633523B2 (ja) * 2001-07-31 2005-03-30 日産自動車株式会社 自動車の前部車体構造
JP3985657B2 (ja) * 2002-11-07 2007-10-03 日産自動車株式会社 車体前部構造
JP3974567B2 (ja) 2003-10-08 2007-09-12 本田技研工業株式会社 自動車の前部車体構造
JP2014012428A (ja) * 2012-07-03 2014-01-23 Toyota Motor Corp 車体前部構造
KR101448747B1 (ko) * 2012-10-02 2014-10-08 현대자동차 주식회사 전방 차체 구조
JP2014125172A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Toyota Motor Corp 車体前部構造
BR112015017653A2 (pt) * 2013-01-25 2017-07-11 Toyota Motor Co Ltd estrutura de seção frontal de veículo
US9422007B2 (en) * 2013-06-12 2016-08-23 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle body front part structure

Also Published As

Publication number Publication date
DE102015220915A1 (de) 2016-05-04
CN105564508A (zh) 2016-05-11
CN105564508B (zh) 2018-04-03
US20160121829A1 (en) 2016-05-05
US9764705B2 (en) 2017-09-19
JP2016088113A (ja) 2016-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6137118B2 (ja) 車両用接続部材及び車両前部構造
JP5915622B2 (ja) サスペンションタワー及び車両前部構造
JP6372494B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP4853101B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JP6432535B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP5999134B2 (ja) 車両前部構造
JP5971215B2 (ja) サスペンションタワープレート及びサスペンションタワー
JP2019202747A (ja) 車体下部構造体
JP2019026202A (ja) 自動車の前部構造
JP6390595B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP6181099B2 (ja) 車体の後部構造
JP2019171934A (ja) 車両の前部車体構造
JP6411932B2 (ja) 車体の後部構造
JP2019171932A (ja) 車両の前部車体構造
JP2019171933A (ja) 車両の前部車体構造
JP2019171931A (ja) 車両の前部車体構造
JP6432577B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP7087973B2 (ja) 車体構造
JP5825220B2 (ja) 車体前部構造
JP2012001023A (ja) 自動車の車体メンバー部材
JP4186125B2 (ja) 車両の前部構造
JP4026522B2 (ja) 車体前部構造
JP6269758B1 (ja) 車両の前部車体構造
JP6488952B2 (ja) 車両前部構造
JP2015047895A (ja) 自動車の車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170417

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6137118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees