JP6044121B2 - 画像転写シート、および画像記録体 - Google Patents
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Description
尚、特許文献1乃至6には、この熱転写方式において中間転写体を用いて画像記録体へ印字する方法が述べられている。
即ち、請求項1に係る発明は、
ガラス転移温度が60℃以上の第1の熱可塑性樹脂およびガラス転移温度が15℃以下の第2の熱可塑性樹脂を含み、前記第1の熱可塑性樹脂と前記第2の熱可塑性樹脂との含有比率(質量比)が40:60乃至50.3:49.7の範囲である画像受像層と、透明支持体と、基材と、をこの順に有し、
且つ前記透明支持体と前記基材との間での剥離強度が、前記画像受像層と前記透明支持体との間での剥離強度よりも小さく、
前記画像受像層側の表面が画像形成装置による定着画像の形成面である画像転写シートである。
前記第1の熱可塑性樹脂および前記第2の熱可塑性樹脂がポリエステル系樹脂を含む請求項1に記載の画像転写シートである。
前記透明支持体と前記基材とで挟まれる領域に粘着層を有し、且つ前記透明支持体と前記粘着層との間での剥離強度が、前記画像受像層と前記透明支持体との間および前記粘着層と前記基材との間での剥離強度よりも小さい請求項1または請求項2に記載の画像転写シートである。
請求項4に係る発明は、
前記第1の熱可塑性樹脂のガラス転移温度が60℃以上79℃以下である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像転写シートである。
請求項5に係る発明は、
前記第2の熱可塑性樹脂のガラス転移温度が4℃以下である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像転写シートである。
少なくとも画像支持体と、ガラス転移温度が60℃以上の第1の熱可塑性樹脂およびガラス転移温度が15℃以下の第2の熱可塑性樹脂を含む画像受像層と、透明支持体と、をこの順に有し、
且つ該画像支持体と画像受像層とで挟まれる領域に、前記画像受像層表面への画像形成装置による定着画像を有する画像記録体である。
<画像転写シート>
本実施形態に係る画像転写シート(以下単に「転写シート」と称す場合がある)は、ガラス転移温度が60℃以上の第1の熱可塑性樹脂およびガラス転移温度が15℃以下の第2の熱可塑性樹脂を含む画像受像層と、透明支持体と、基材と、をこの順に有し、且つ前記透明支持体と前記基材との間での剥離強度が、前記画像受像層と前記透明支持体との間での剥離強度よりも小さい。
但し、従来の画像記録体では、表面の保護層として機能し得る透明支持体が画像記録体から剥がれてしまう場合があり、特に冬場等の気温が10℃以下となる環境ではこの剥がれの発生が顕著となる傾向にあった。
これは必ずしも明確ではないものの、以下のメカニズムによるものと考えられる。
本実施形態に係る転写シートはTgが15℃以下の第2の熱可塑性樹脂を含むことにより、温度が低くなっても画像受像層における樹脂の弾性の低下が抑制されることで粘性の低下も抑制され、たとえ気温10℃以下となる環境であっても粘性が保たれて、画像受像層と透明支持体との接着性が保持されるためと考えられる。
また、Tgが60℃以上の第1の熱可塑性樹脂を含むことにより、例えば夏場の車中等の気温が80℃を超える環境においても、画像受像層上に形成された画像形成材料による画像が流れてしまう像流れの現象の発生も抑制される。
図1は、本実施形態の画像転写シートの一例を示す概略斜視図である。図1に示す本実施形態の画像転写シートは、基材110と、粘着層120と、透明支持体130と、画像受像層140と、から構成される。
また、本実施形態に係る転写シートでは、透明支持体130と基材110との間での剥離強度が画像受像層140と透明支持体130との間での剥離強度よりも小さく設定されている。そのため、転写シートにおける一方の最表面層ともう一方の最表面層(図1に示される転写シートであれば基材110と画像受像層140)とのそれぞれの端部をつまみ、引っ張って剥がそうとした場合には、透明支持体130と基材110とが別々に分かれて剥離される。
特に本実施形態においては、図1に示すごとく透明支持体130と基材110とで挟まれる領域に粘着層120を有することが望ましく、この態様においては、透明支持体130と粘着層120との間での剥離強度が画像受像層140と透明支持体130との間および粘着層120と基材110との間での剥離強度よりも小さいことが望ましい。つまり、転写シートにおける一方の最表面層ともう一方の最表面層(図1に示される転写シートであれば基材110と画像受像層140)とのそれぞれの端部をつまみ、引っ張って剥がそうとした場合には、画像受像層140および透明支持体130と、粘着層120および基材110とが別々に分かれて剥離されることが望ましい。
更には、剥離される界面においては、一方の表面ともう一方の表面とを形成する層がいずれも部分的な移行を生じずに剥離されることが望ましい。
まず、転写シートを25mm幅に裁断したサンプルを準備し、該サンプルにおける一方の最表面層ともう一方の最表面層(図1に示される転写シートであれば基材110と画像受像層140)とのそれぞれの端部をつまみ引っ張って剥がす。この際、剥離強度が一番小さい界面で剥れが生じるため、本実施形態に係る転写シートでは、透明支持体130と基材110とが別々に分かれて剥離される。
上記方法にて剥離強度が一番小さい界面を6mm剥がし、剥がしたそれぞれの端部を引張り試験機のチャックあるいはクランプで挟み、引張り速度を300mm/minで操作し、剥離角度180度の剥離強度(N/cm)を測定する。
測定は、JIS−X6305に準拠するものとする。
この分けられたサンプルの片方について、更に一方の最表面層ともう一方の最表面層(例えば画像受像層140および透明支持体130を有するサンプルであれば、画像受像層140と透明支持体130)とのそれぞれの端部をつまみ引っ張って剥がすことを試みる。この際、剥離が生じる界面があれば、その界面を6mm剥がし、剥がしたそれぞれの端部を引張り試験機のチャックあるいはクランプで挟み、引張り速度を300mm/minで操作し、剥離角度180度の剥離強度(N/cm)を測定する。
また、分けられたサンプルのもう片方(例えば基材110および粘着層120を有するサンプル)についても、同じ方法にて剥離を試み、剥離が生じる界面があれば該界面の剥離強度を測定する。
尚、転写シートが図1に示すごとく粘着層120を有する場合には、画像記録体に対し画像受像層および透明支持体を転写する際に基材および粘着層を良好に剥離させるとの観点から、透明支持体130と粘着層120との間での剥離強度が上記範囲であることが望ましい。
・熱可塑性樹脂
本実施形態における画像受像層は、少なくともガラス転移温度(Tg)が60℃以上の第1の熱可塑性樹脂およびガラス転移温度(Tg)が15℃以下の第2の熱可塑性樹脂を含む。
Tgが60℃以上の第1の熱可塑性樹脂を含まない場合には、画像受像層上に画像形成材料によって画像を形成する際に画像定着装置における加熱定着ロールや加熱定着ベルト等の加熱部材に対し、転写シートの巻き付き(ジャム)が発生する。また、作製された画像記録体においては、気温が60℃を超える環境下で、画像受像層上に形成された画像形成材料が熱によって流動性が高くなり、画像の像流れが発生する場合がある。更に、透明支持体が画像記録体からズレてしまう場合がある。
一方、Tgが15℃以下の第2の熱可塑性樹脂を含まない場合には、透明支持体の画像記録体からの剥がれが発生する場合がある。
一方、前記第2の熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)は、更に10℃以下であることが望ましく、0℃以下であることがより望ましい。また、その下限値は特に限定されるものではないが−40℃以上であることが望ましい。
示差走査熱量計(セイコーインスツルメンツ社製、DSC−220)を用いて、アルミニウム製パンに試料を10mg入れて密封し、10℃/分の昇温速度で測定し、ガラス転移温度以下のベースラインの延長線と遷移部における最大傾斜を示す接線との交点の温度をガラス転移温度(Tg)とする。
画像受像層に含まれる熱可塑性樹脂としては、上記第1および第2の熱可塑性樹脂におけるガラス転移温度の要件を満たす限り特に制限なく利用し得る。例えば、スチレン、ビニルスチレン、クロロスチレン等のスチレン類;エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等のモノオレフィン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−不飽和脂肪酸モノカルボン酸のエステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類;イソプレン、2−クロロブタジエン等のジエン系モノマー類;等のうちの1種または2種以上を重合させて得られる単独重合体あるいは共重合体が例示される。
尚、上記ポリエステル系樹脂としては、一般的なポリエステル樹脂の他に、シリコーン変性ポリエステル樹脂、ウレタン変性ポリエステル樹脂、アクリル変性ポリエステル樹脂などを用いてもよい。また、これらのポリエステル樹脂は単独もしくは2種以上混合して用いてもよい。
これらの2価のヒドロキシ化合物およびカルボン酸に加えて、得られる熱可塑性樹脂をテトラヒドロキシフラン不溶物が生じない程度に非線形化するため、3価以上の多価ヒドロキシル化合物や3価以上の多塩基性カルボン酸を加えてもよい。
さらに画像受像層を構成する樹脂として、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、電子線硬化樹脂などの硬化性樹脂を含んだ構成とされていてもよい。
本実施形態で用いられるフィラーは限定されるものではないが、有機樹脂粒子から構成されるものの場合、具体的には、スチレン、ビニルスチレン、クロロスチレン等のスチレン類;エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等のモノオレフィン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−不飽和脂肪酸モノカルボン酸のエステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類;イソプレン、2−クロロブタジエン等のジエン系モノマーの1種以上を重合させて得られる単独重合体あるいは共重合体が例示される。
また、フィラーの体積平均粒子径としては、0.1μm以上30μm以下であることが望ましく、画像受像層膜厚の1.2倍以上が望ましい。
次に、本実施形態に用いられる透明支持体について説明する。
上記透明支持体としては、プラスチックフィルムが代表的に用いられる。この中でも、OHPフィルムとして使用される光透過性のあるフィルムである、ポリアセテートフィルム、三酢酸セルローズフィルム、ナイロンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリサルホンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、ポリフェニレンエーテルフィルム、シクロオレフィンフィルム、ポリプロピレンフィルム、セロハン、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂フィルムなどが挙げられ、その中でも特に、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルムが望ましく用いられる。
これら離型性処理としては、一般的に離型性の材料を表面処理することが行われる。離型性材料としては特に制限されないが、シリコン系材料が望ましい。これらシリコン系は少なくともシラン系組成物を含む縮合物樹脂、または、これらとコロイダルシリカ分散液との混合組成物からなるものである。また、さらに有機樹脂を含んでいることが望ましい。
本実施形態に係る転写シートは、前記透明支持体と後述の基材とが粘着層を介して形成されていてもよい。
「粘着層」とは、転写シート上に画像が形成され、その画像を画像支持体上に転写する行程の前行程まで物理的に透明支持体と基材とをつなぎ合わせる接着剤としての機能と、画像をラミネートし冷却したあと画像転写する工程で透明支持体から剥れる離型機能とを有する層を指す。
尚、粘着層としては、常温常圧(22℃50%)の環境で半固体(即ち粘性を有する)の材料からなり、接合形成後もその状態は変わらず、粘着層自体を固化させずとも他の層同士を接合し得るものを用いても、また常温常圧(22℃50%)の環境で固体(即ち粘性を有しない)の材料を用いてもよい。
次に、本実施形態に用いられる基材について説明する。
上記基材としては、特に限定されないが、例えば、プラスチックフィルムが代表的に用いられる。例えば、ポリアセテートフィルム、三酢酸セルローズフィルム、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリサルホンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、ポリフェニレンエーテルフィルム、シクロオレフィンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリイミドフィルム、セロハン、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂フィルムなどが望ましく用いられ、さらに白色など不透明であってもよい。
また、本実施形態の転写シートは、基材上に設けられた画像受像層の表面抵抗率が、1.0×108Ω以上3.2×1013Ω以下の範囲であることが望ましく、上記表面抵抗率は更に1.0×109Ω以上1.0×1012Ω以下の範囲であることがより望ましい。
また、マット剤が画像受像層や、基材表面に設けられる画像受像層以外の塗工層に添加されることが望ましい。
ここで、画像転写シートの製造方法について、図1に示される本実施形態の一例に係る画像転写シートを例に挙げて説明する。図1に示す本実施形態の画像転写シートは、基材110と、粘着層120と、透明支持体130と、画像受像層140と、から構成される。
また、基材110表面に、粘着層120となる粘着剤を塗布し、一方で透明支持体130を形成する前述のフィルム等の表面に画像受像層140となる塗工層を塗布した後、透明支持体130の画像受像層140とは反対側の面と基材110の粘着層120側の面とを貼付けることによっても形成し得る。
上記塗布は、画像転写シートが、例えば基材110の両面に塗工層を有する場合には、どちらの面を先に塗工してもよいし、同時に両面塗工してもよい。
基材110の表面に塗工層を形成する際の乾燥は、風乾でもよいが、熱乾燥を行えば容易に乾燥される。乾燥方法としては、オーブンに入れる方法、オーブンに通す方法、あるいは加熱ローラに接触させる方法など通常使用される方法が採用される。
ICチップ等の情報チップが入ったカードの厚みは基準として840μmまでと規定(例えばJISX6301:2005等)されており、それを超えると規格外となる。しかし、ICチップ等の情報チップが入ったカードのコアとなる部分は既に760μmの厚みがあり、このカードのコアの表面に、ラミネートフィルムを用いて画像を転写するには、片面への転写であれば転写される層の厚みが80μm以下、両面への転写であれば転写される層の厚みが40μm以下とする必要がある。しかし、ラミネートフィルム(転写シート)は電子写真式画像形成装置等の画像形成装置に通紙しなくてはならないため、コシの強さを保持する観点から最低75μmの厚みを有することが望ましい。
画像受像層および前記透明支持体の総厚みが80μm以下に規定された転写シートにおいて、全体の総厚みが75μm以上であることにより、画像形成装置に通紙する際のコシの強さが保持され、一方135μm以下であることにより、トナー等の画像形成材料の転写性が良好に保持され、画質に優れた画像が形成される。尚、画像受像層および前記透明支持体の総厚みが12μm以上であることにより、透明支持体上への画像受像層のムラの無い形成がし易くなり、大面積での保持がし易くなる傾向がある。
次に、上記に説明した本実施形態に係る画像転写シートを用いて作製される画像記録体について説明する。
例えば、トナー画像が可変情報を含む場合、可変情報に対応した部分のトナー画像は、画像記録体毎に異なるトナー画像としてもよい。
本実施形態に用いられる画像支持体としては、プラスチックシートが望ましく、特に、画像記録体としたときに形成された画像が見えやすいよう不透明であることが望ましく、白色化したプラスチックシートが代表的に使用される。
画像支持体中に半導体回路を内蔵させる方法としては、前記半導体回路が固定されたインレットと呼ばれるシートを、画像支持体を構成するシート材料間に挟み、熱プレスによって熱融着一体化させる方法が一般的に望ましく用いられる。また、上記インレットシートなしに直接、半導体回路を配置し、熱融着一体化させてもよい。
さらに、画像記録体として使用上問題がなければ、半導体回路を画像支持体の内部ではなく、表面に露出した状態で配置してもよい。
次に、本実施形態の画像記録体の作製方法について説明する。図3は、本実施形態の画像記録体の作製装置を示す概略構成図である。
図3に示す画像記録体の作製装置10は、画像形成装置12と、丁合い装置14(位置決め部)と、ラミネート装置16(加熱圧着部)と、剥離装置17(剥離部)と、から構成されている。
搬送路40、42としては、板状部材と、その表面を転写シート22またはプラスチックシート38を搬送させるための搬送ロールが設けられた構成であってもよく、また回転するベルト状の搬送体で構成されていてもよい。そして転写シート22が画像形成装置12から排出されるタイミング、またはプラスチックシート38が排出されるタイミングで搬送ロールやベルトが回転し、転写シート22またはプラスチックシート38を丁合い部36に搬送する。
ラミネート装置16における圧着方法としては、特に限定されるものではなく、従来公知の各種ラミネート技法、並びにラミネート装置をいずれも好適に採用される。例えば、前記積層体を熱ロール対などによるニップ部に挿通させることにより、両者をある程度熱溶融させ熱融着させる、通常のラミネート技法、並びにラミネート装置、あるいは熱プレス技法、ならびに熱プレス装置を用いて、圧着される。
まず、画像形成装置12において、転写シート22のうち、プラスチックシート38の裏面(図面中下側)に積層される第1の転写シート22aが、転写シート収納部18から搬送路24を経由して画像形成部20へと供給され、第1の転写シート22aの上面(図面中上側)に電子写真方式によりトナー画像が転写された後、定着され定着画像が形成される(画像形成工程)。このとき、第1の転写シート22aの上面に定着画像が形成されているので、第1の転写シート22aは、そのまま搬送路26を経て排出口28へ搬送され、丁合い装置14へと送られる。
積層体先端部がエア噴出しノズル19にさしかかると、ノズルから圧縮空気が噴射される。第1の転写シート22aの基材と第2の転写シート22bの基材の端部が画像受像層および透明支持体が圧着されたプラスチックシート38より浮き上がり、ガイド21a、21bの先端が第1の転写シート22aの基材と透明支持体とで挟まれる領域および第2の転写シート22bの基材と透明支持体とで挟まれる領域に入る。さらに、積層体が搬送されるにつれ、2つの転写シートの基材はガイド21a、21bに沿ってプラスチックシート38と分離する方向に搬送され、プラスチックシート38から剥がされる。
電子写真用画像転写シート(転写シート1)を以下の方法により作製した。以下、その作製方法を工程ごとに説明する。
カチオン系帯電防止剤であるアクリル系高分子溶解液(綜研化学社製:エレコンドQO−101、固形分濃度50%)100部にフィラーとして架橋型ポリメタクリル酸メチルの真球状粒子(積水化成品工業社製:SSX−102、平均粒子径:2μm)0.5部、エタノール200部を混合して十分攪拌し、表面抵抗率を制御する抵抗調整層液Aa−1を調製した。
熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン802、Tg:60℃)9部、ポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン500、Tg:4℃)11部、界面活性剤(日油社製:エレガン264WAX)1部、フィラーとして架橋型ポリメタクリル酸メチルの真球状粒子(積水化成品工業社製:SSX−115、平均粒子径:15μm)3部を、メチルエチルケトン50部の溶媒中に添加して十分攪拌し、受像層塗工液Ba−1を調製した。
シリコーン粘着剤(GE東芝シリコーン社製:XR37−B9204、固形分濃度60%)20部、その架橋剤(GE東芝シリコーン社製:XC93−B6144)0.2部を、トルエン20部で希釈して十分攪拌し、粘着層塗工液Ca−1を調製した。
基材としての二軸延伸PET(東レ社製ルミラーS10、厚み75μm)の片面側に、前記粘着層塗工液Ca−1をワイヤーバーを用いて塗工し、120℃で2分間乾燥させ膜厚7μmの粘着層を形成した。
−剥離強度の測定−
ここで、上記転写シートa1における層間の剥離強度測定については、以下の方法で行った。
画像支持体としての560mm厚みの白色PETGシート(三菱樹脂(株)製:ディアフィクスPG−WHI)に、前述の画像記録体の作製装置を用いて、温度140℃、押し付け圧力1kN、送り速度0.4m/minの条件で、前記転写シートa1を貼り合わせ、ラミネートされた積層体を常温(22℃)まで冷却した。
次いで、転写シートa1がラミネートされた前記積層体を25mm幅に裁断したサンプルを準備し、一方の最表面層ともう一方の最表面層(つまり画像支持体(白色PETGシート)と基材(二軸延伸PET))とのそれぞれの端部をつまみ引っ張って剥がした。接着された各界面の中で剥離が容易であった「透明支持体と粘着層」との間で剥離が生じ、この界面を6mm剥がし、剥がしたそれぞれの端部を引張り試験機のチャックあるいはクランプで挟み、引張り速度を300mm/minで操作し、剥離角度180度の剥離強度(N/cm)を、JIS−X6305に準拠して測定した。
結果を、下記表1に示す。
上記転写シートa1(画像未形成)の画像受像層面に、画像形成装置(富士ゼロックス(株)社製カラー複写機 DocuColor1450GA)で、絵柄には顔写真や名前、ベタ画像を含むカラーの鏡像画像をカードに相当するサイズ(85.6mm×54mm)で短手方向に等間隔に3枚分、長手方向に等間隔に3枚分、計9枚配列するよう画像受像層面に形成した。
作製された転写シートa1の画像形成装置における搬送性(搬送時における走行性)について、前記画像形成装置の手差し給紙装置に、転写シートa1を30枚セットし、連続で30枚印字作業を行って、装置内でのシートに起因する搬送停止(ジャム)が発生するか否かを確認した。ジャムが発生した場合には×、発生しない場合を○とした。
転写シートa1上に形成された画像部分をトンボ鉛筆社製MONO消しゴムにてこすり、画像形成材料であるトナーが剥がれないか否かにより画像定着性を評価した。トナーが剥がれない場合は○、少しでも剥がれが発生した場合を×とした。
転写シートa1上に形成された画像の画質について、目視により画像欠陥(像つぶれ、像流れ)の発生の度合いを評価し、画像欠陥の発生が確認されなければ○、多少でも画像欠陥が見られた場合を×とした。
次に、ICチップとアンテナが短手方向に等間隔に3枚分、長手方向に等間隔に3枚分、カード計9枚分が配列形成されたA4サイズのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムのインレットシートに対し、表裏250μmの厚みで白色PETGシートによってラミネートした、総厚760μmの白カードシートを準備した。該白カードシートに、前述の画像記録体の作製装置を用いて、140℃、押し付け圧力1kN、送り速度0.4m/minの条件にて両面に前記転写シートa1を貼り合わせた。次いで転写シートa1が表裏にラミネートされた積層体を常温(22℃)まで冷却し、表裏の転写シートa1を粘着層部分から基材と共に引き剥がして、白色シート上に表面がPETフィルムで覆われ顔写真を含む画像が転写された、画像記録体a1を作製した。
画像形成済みの上記画像記録体a1のカード絵柄に相当する部分をカードパンチャー(アイセル社製、SP−N型)で1枚ずつ打ち抜いて、カードa1を作製した。
上記カードa1について、以下の評価を行った。
−画像濃度評価−
画像記録体a1上に形成された画像の画像濃度について、ベタ画像部をX−Rite967濃度計(X−Rite社製)で測定し、画像濃度が1.7以上であるものを○、1.7未満1.4以上であるものを△、1.4未満であるものを×と評価した。
画像記録体a1上に形成された画像の画質について、目視により画像欠陥(像つぶれ、像流れ)の発生の度合いを評価し、画像欠陥の発生が確認されなければ○、多少でも画像欠陥が見られた場合を×とした。
まず、作製されたカードa1を10℃、30%RHの雰囲気下に1日放置した。カードa1表面に転写された画像部において、1mm幅で縦横にカッターで切れ目を入れて25個の升目を作り、その上に19mm幅ポリエステル粘着テープ(日東電工社製、No.315:粘着力12N/19mm)を用いて碁盤目テープ剥離試験を行い、剥離した時の画像およびフィルム(透明支持体)の剥がれを評価した。
尚、本評価では、全く剥れが発生しなかった(切れ目の交点と正方形の一目一目に剥がれがない)場合を◎、切れ目の交点にわずかな剥がれがあるが正方形の一目一目に剥がれがなく欠損部の面積が全正方形面積の5%以内の場合○、切れ目の両側と交点に剥がれが見られ欠損部の面積が全正方形面積の5%を超え10%以下の場合△、切れ目の両側と交点に剥がれが見られ欠損部の面積が全正方形面積の10%を超える場合×として評価した。結果を表2に示す。
<受像層塗工液Ba−2の調製>
熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂(日本合成化学社製:ポリエスターTP235、Tg:65℃)8.5部、ポリエステル樹脂(日本合成化学社製:ポリエスターLP050、Tg:10℃)11.5部、界面活性剤(日油社製:エレガン264WAX)1.2部、フィラーとして架橋型ポリメタクリル酸メチルの真球状粒子(積水化成品工業社製:SSX−120、平均粒子径:20μm)4部を、メチルエチルケトン50部の溶媒中に添加して十分攪拌し、受像層塗工液Ba−2を調製した。
実施例1において、前記受像層塗工液Ba−1の替わりに受像層塗工液Ba−2を用いて、膜厚15μmの受像層を形成させた以外は実施例1と同様にして転写シートa2と画像記録体a2(カードa2)を作製し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
<受像層塗工液Ba−3の調製>
熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂(ユニチカ社製:エリーテルUE3600、Tg:75℃)10部、ポリエステル樹脂(ユニチカ社製:エリーテルUE3223、Tg:1℃)11.5部、界面活性剤(日油社製:エレガン264WAX)1部、フィラーとして架橋型ポリメタクリル酸ブチルの真球状粒子(積水化成品工業社製:BM30X−12、平均粒子径:12μm)6部を、メチルエチルケトン55部の溶媒中に添加して十分攪拌し、受像層塗工液Ba−3を調製した。
実施例1において、前記受像層塗工液Ba−1の替わりに受像層塗工液Ba−3を用い、透明支持体としてポリフェニレンサルファイドフィルム(東レ社製:トレリナ:9μm)を用いて膜厚8μmの受像層を形成させた以外は実施例1と同様にして転写シートa3と画像記録体a3(カードa3)を作製し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
<受像層塗工液Ba−4の調製>
熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン885、Tg:79℃)10部、ウレタン変性ポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロンUR−3210、Tg:−3℃、固形分濃度30%)33部、界面活性剤(日油社製:エレガン264WAX)1部、フィラーとして架橋型アクリル球状粒子(綜研化学社製:MX−1500H、平均粒子径:15μm)3.5部を、メチルエチルケトン30部の溶媒中に添加して十分攪拌し、受像層塗工液Ba−4を調製した。
75μmのポリエステルフィルム(PET)基材に7μmの粘着層が形成された基材(パナック社製:パナプロテクトST)に、透明支持体として二軸延伸PET(東レ社製:F53、6μm)を積層し、その基材の未処理面に実施例1と同様に抵抗調整液Aa−1を処理し、二軸延伸PET支持体面に前記受像層塗工液Ba−4で実施例1と同様に処理して、11μmの受像層を形成した以外は実施例1と同様にして転写シートa4と画像記録体a4(カードa4)を作製し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
<受像層塗工液Ba−5の調製>
熱可塑性樹脂としてウレタン変性ポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロンUR−4125、Tg:68℃、固形分濃度23%)43.5部、ポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン670、Tg:7℃)10部、界面活性剤(日油社製:エレガン264WAX)1部、フィラーとして架橋ポリメタクリル酸メチル球状粒子(積水化成品工業社製:SSX−115、平均粒子径:15μm)3.5部を、メチルエチルケトン20部の溶媒中に添加して十分攪拌し、受像層塗工液Ba−5を調製した。
実施例1において、透明支持体としての二軸延伸PET(東レ社製:F53、6μm)の替わりにポリエチレンナフタレートフィルム(帝人デュポンフイルム社製:テオネックスQ51:12μm)を積層し、その基材面に実施例1と同様に抵抗調整液Aa−1を処理し、二軸延伸PET支持体面に前記受像層塗工液Ba−5で実施例1と同様に処理して、10μmの受像層を形成した以外は実施例1と同様にして転写シートa5と画像記録体a5(カードa5)を作製し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
<受像層塗工液Ba−6の調製>
熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン24SS、Tg:60℃、固形分濃度30%)30部、ポリエステル樹脂(日本合成化学社製:ポリエスターLP033、Tg:15℃)11部、界面活性剤(日油社製:エレガン264WAX)1部、フィラーとして架橋型アクリル球状粒子(綜研化学社製:MX−2000、平均粒子径:20μm)4部を、メチルエチルケトン30部の溶媒中に添加して十分攪拌し、受像層塗工液Ba−6を調製した。
75μmのポリエステルフィルム(PET)基材に10μmの粘着層が形成された基材(パナック社製:パナプロテクトMV)に、透明支持体として二軸延伸PET(東レ社製:F53、6μm)を粘着層側に積層し、その基材の未処理面に実施例1と同様に抵抗調整液Aa−1を処理し、透明支持体面に前記受像層塗工液Ba−6で実施例5と同様に処理して、14μmの受像層を形成した以外は実施例1と同様にして転写シートa6および画像記録体a6(カードa6)を作製し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
<受像層塗工液Ba−7の調製>
熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂(ユニチカ社製:エリーテルUE3600、Tg:75℃)9.5部、ポリエステル樹脂(日立化成社製:エスペル9940A、Tg:11℃、固形分濃度40.5%)26部、界面活性剤(日油社製:エレガン264WAX)1部、フィラーとして架橋ポリスチレン真球状粒子(積水化成品工業社製:SBX−12、平均粒子径:12μm)2部を、メチルエチルケトン30部の溶媒中に添加して十分攪拌し、受像層塗工液Ba−7を調製した。
実施例6と同様に抵抗調整液Aa−1で処理し、透明支持体面に前記受像層塗工液Ba−7で実施例6と同様に処理して、8μmの受像層を形成した以外は実施例6と同様にして転写シートa7および画像記録体a7(カードa7)を作製し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
<受像層塗工液Ba−8の調製>
熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロナールMD−1500、Tg:77℃、固形分濃度30%)40部、ポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロナールMD1985、Tg:−20℃、固形分濃度27%)45部、界面活性剤(日油社製:エレガン264WAX)1部、フィラーとして架橋ポリスチレン真球状粒子(積水化成品工業社製:SBX−12、平均粒子径:12μm)2部を添加して十分攪拌し、受像層塗工液Ba−8を調製した。
実施例6と同様にして透明支持体面に前記受像層塗工液Ba−8で処理して、8μmの受像層を形成した以外は実施例6と同様にして転写シートa8および画像記録体a8(カードa8)を作製し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
<受像層塗工液Ba−9の調製>
熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂(ユニチカ社製:エリーテルKA−5071S、Tg:67℃、固形分濃度30%)40部、ポリエステル樹脂(ユニチカ社製:エリーテルKT−8701、Tg:15℃、固形分濃度30%)60部、界面活性剤(日油社製:エレガン264WAX)1.2部、フィラーとして架橋ポリスチレン真球状粒子(積水化成品工業社製:SBX−12、平均粒子径:12μm)2部を添加して十分攪拌し、受像層塗工液Ba−9を調製した。
実施例6と同様にして透明支持体面に前記受像層塗工液Ba−9で処理して、8μmの受像層を形成した以外は実施例6と同様にして転写シートa9および画像記録体a9(カードa9)を作製し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
<受像層塗工液Bb−1の調製>
熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン802、Tg:60℃)20部、界面活性剤(日油社製:エレガン264WAX)1部、フィラーとして架橋型ポリメタクリル酸メチルの真球状粒子(積水化成品工業社製:SSX−115、平均粒子径:15μm)3部を、メチルエチルケトン50部の溶媒中に添加して十分攪拌し、実施例1におけるTg樹脂成分を除外した受像層塗工液Bb−1を調製した。
実施例1において、前記受像層塗工液Ba−1の替わりに受像層塗工液Bb−1を用いて受像層を形成させた以外は実施例1と同様にして転写シートb1と画像記録体b1(カードb1)を作製した。
上記の測定結果を、前述の表1に示す。
その結果、カードb1の密着性評価において、画像および表面透明フィルムが剥がれた欠損部の面積が10%を超え×評価となった。
<受像層塗工液Bb−2の調製>
実施例2における受像層塗工液Ba−2のポリエステル樹脂(日本合成化学社製:ポリエスターTP235、Tg:65℃)の替わりにポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン660、Tg:55℃)を用いた以外は実施例2と同様にして受像層塗工液Bb−2を調製した。
実施例2において、前記受像層塗工液Ba−2の替わりに受像層塗工液Bb−2を用いて受像層を形成させた以外は実施例2と同様にして転写シートb2と画像記録体b2(カードb2)を作製し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
<受像層塗工液Bb−3の調製>
実施例3における受像層塗工液Ba−3のポリエステル樹脂(ユニチカ社製:エリーテルUE3223、Tg:1℃)の替わりにポリエステル樹脂(日本合成化学社製:ポリエスター、Tg:20℃)を用いた以外は実施例3と同様にして受像層塗工液Bb−3を調製した。
実施例3において、前記受像層塗工液Ba−3の替わりに受像層塗工液Bb−3を用いて受像層を形成させた以外は実施例3と同様にして転写シートb3と画像記録体b3(カードb3)を作製した。
上記の測定結果を、前述の表1に示す。
その結果、カードb3の密着性評価において、画像および表面透明フィルムが剥がれた欠損部の面積が25%以上となり×評価となった。
<受像層塗工液Bb−4の調製>
実施例5における受像層塗工液Ba−5のポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン670、Tg:7℃)の替わりにウレタン変性ポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロンUR−8300、Tg:23℃、固形分濃度30%)33部を用いた以外は実施例5と同様にして受像層塗工液Bb−4を調製した。
実施例5において、前記受像層塗工液Ba−5の替わりに受像層塗工液Bb−4を用いて受像層を形成させた以外は実施例5と同様にして転写シートb4と画像記録体b4(カードb4)を作製した。
上記の測定結果を、前述の表1に示す。
その結果、カードb4の密着性評価において、画像および表面透明フィルムが剥がれた欠損部の面積が30%以上となり×評価となった。
<受像層塗工液Bb−5の調製>
熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン60SS、Tg:47℃、固形分濃度30%)50部、ポリエステル樹脂(日立化成社製:エスペル9940B、Tg:25℃、固形分濃度40.4%)40部、界面活性剤(日油社製:エレガン264WAX)1.5部、フィラーとして架橋型ポリメタクリル酸メチルの真球状粒子(積水化成品工業社製:SSX−120、平均粒子径:20μm)4部を添加して十分攪拌し、受像層塗工液Bb−5を調製した。
実施例6において、前記受像層塗工液Ba−6の替わりに受像層塗工液Bb−5を用いて、15μmの受像層を形成させた以外は実施例6と同様にして転写シートb5と画像記録体b5(カードb5)を作製し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
12 画像形成装置
14 丁合い装置(位置決め部)
16 ラミネート装置(加熱圧着部)
17 剥離装置(剥離部)
18 転写シート収納部
20 画像形成部
22、100 転写シート
24、26、40、42 搬送路
26a 反転路
28 排出口
32 カム
34 プラスチックシート収納部(画像支持体収納部)
36 丁合い部
38、200 プラスチックシート(画像支持体)
46 ベルト
56 排出受け
57 転写シート排出受け
110 基材
120 粘着層
130、170 透明支持体
140、180 画像受像層
190 画像形成材料
300 画像記録体
Claims (5)
- ガラス転移温度が60℃以上の第1の熱可塑性樹脂およびガラス転移温度が15℃以下の第2の熱可塑性樹脂を含み、前記第1の熱可塑性樹脂と前記第2の熱可塑性樹脂との含有比率(質量比)が40:60乃至50.3:49.7の範囲である画像受像層と、透明支持体と、基材と、をこの順に有し、
且つ前記透明支持体と前記基材との間での剥離強度が、前記画像受像層と前記透明支持体との間での剥離強度よりも小さく、
前記画像受像層側の表面が画像形成装置による定着画像の形成面である画像転写シート。 - 前記第1の熱可塑性樹脂および前記第2の熱可塑性樹脂がポリエステル系樹脂を含む請求項1に記載の画像転写シート。
- 前記透明支持体と前記基材とで挟まれる領域に粘着層を有し、且つ前記透明支持体と前記粘着層との間での剥離強度が、前記画像受像層と前記透明支持体との間および前記粘着層と前記基材との間での剥離強度よりも小さい請求項1または請求項2に記載の画像転写シート。
- 前記第1の熱可塑性樹脂のガラス転移温度が60℃以上79℃以下である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像転写シート。
- 前記第2の熱可塑性樹脂のガラス転移温度が4℃以下である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像転写シート。
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