JP3925755B2 - 転写シート及び画像形成方法、転写方法、画像形成体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像もしくは模様を、カラー複写機により一旦複写後に、衣料用生地等のプリント及びキャンパス地等の紙・繊維等に熱でプリント装飾することを可能にする、熱転写型の転写シート及び画像形成方法、転写方法、画像形成体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、衣料用生地のプリントおよび看板・ショーウインドー等の紙・プラスチック・ガラスのプリント装飾する方法として、スクリーン印刷、グラビア印刷等の印刷によりおこなっていた。これらの印刷方式では少ロット生産の対応が困難であり、また、これらに対応するとかなりのコストアップにつながる。
【0003】
また、従来の方法では、原版の作成に時間がかかるため、納期に迅速に対応できなかった。画質の点でも、従来の画像は被転写側の素材の凹凸等の状態により、かなり原稿の再現性に欠けてしまう。従来の印刷方法は、溶剤を使用するため作業環境もよくなかった。
【0004】
一方、最近前記の印刷方法のほかにカラー複写機の画像を転写シートにコピー印刷を施し、転写層となるEVA系の樹脂と一緒に画像を熱により転写する方法がある。これはスクリーン印刷等の印刷に比べ、原稿の再現性・作成時間の短縮・少ロット生産時のコスト・溶剤が不要である等の有利な点があった。
【0005】
しかし、EVA系の樹脂を転写材料に使用すると、転写側の素材との接着性および顔料トナーとの接着力が不充分であり長期間の使用が困難だった。また、EVA系以外の樹脂で、被転写側の素材との接着性および顔料トナーとの接着力が良好なものを使用した。
【0006】
特公昭59−20464号記述では、ヒドロキシ基を持つ高分子材料とブロックされたイソシアネートの架橋結合剤とを使用する方法が開示されているが、熱硬化型の画像形成層の場合は、複写機の定着温度や、熱転写時の熱源で架橋反応で分子量が増し、溶解度が低下し、画像形成層が白濁したり、また、酢酸ビニルなど分子内にカルボン酸を含有する高分子材料や、画像形成層では、架橋反応の際に炭酸ガス等で発泡現象で濁ったり、表層がクレーター状になったりし、表面が荒れるといった不具合がある。
【0007】
特公昭61−3272号に記載の活性光線照射、電子線照射による硬化が開示されているが、同様に架橋反応が進行後、ポリマーの分子量が増し熱溶融接着温度が上昇してしまい、画像形成層に形成される、例えばトナー像などは、しばし未定着障害が発生するといった不具合が生じる。
【0008】
特開平8−11420号記述は竜離放射線硬化型樹脂で非架橋型熱可塑性アクリル樹脂と、分子内にアクリロイル基、又は、メタアクリロイル基を有する方法が開示されているが、層の伸び率や、柔軟性に優れるが、樹脂のTgが高く、熱転写温度が200℃以上と高くならないと転写が困難である。
【0009】
また、転写シートの高耐熱性が必要になる等の問題から複写コピーの転写システムには好ましくない。
【0010】
特開平8−267901では、無色の体質顔料を画像形成層にいれ、複写機熱定着部の耐ブロッキングの目的で、搬送性の向上を図っているが、それで十分な効果を得ているとはいえない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第一の課題は、転写により得られる画像が均一性の高い熱転写型の転写シート及び画像形成方法、転写方法、画像形成体の提供にある。
【0012】
本発明の第二の課題は耐ブロッキング特性に優れた熱転写型の転写シート及び画像形成方法、転写方法、画像形成体の提供にある。
【0013】
本発明の第三の課題は搬送性に優れた熱転写型の転写シート及び画像形成方法、転写方法、画像形成体の提供にある。
【0014】
本発明の第四の課題は、転写により得られる画像が光沢性の優れている熱転写型の転写シート及び画像形成方法、転写方法、画像形成体の提供にある。
【0015】
画像形成層の材料において、特定の構成単位を有する共重合体樹脂を用いれば転写により得られる画像が均一性の高いこと、そして、共重合体樹脂が特定の条件を満たせばシートとしての耐ブロッキング特性に優れること、また、特定の物質を画像形成層に加えれば搬送性に優れること、そして、剥離層の平滑度が一定であれば、転写により得られる画像が光沢性の優れていることを発見した。
【0016】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明によれば、
支持体上に、少なくとも剥離層と画像形成層を順次有する電子写真複写用転写シートにおいて、画像形成層にカルボン酸を構成単位として含む共重合体樹脂、及び/又はジカルボン酸の無水物を構成単位として含む共重合体樹脂を含有し、更に塩化ビニル−アクリル酸アルキル共重合体樹脂を、カルボン酸を構成単位として含む共重合体樹脂及び/又はジカルボン酸の無水物を構成単位として含む共重合体樹脂に対して20〜80重量部含むことを特徴とする転写シート。
が提供される。
【0017】
電子写真から画像を転写シートにコピーして、高画像品質を得るには、電子写真方式の静電特性が支配的になり画像形成層の誘電率や静電容量に左右される。具体的には、静電特性は静電潜像の電位の強度が高画質化に関係する大きな特性である。本発明の特定の樹脂は、上述した電子写真方式の静電特性、即ち体積抵抗値、誘電率、時定数、等の静電特性から選択された。
【0018】
そして、トナーの付着性、定着についても本発明の特定の樹脂をブレンドすることで加熱時の可塑化速度や粘着性が優れた結果を示すことを発見した。
【0019】
本発明における転写シートは、支持体上に、少なくとも剥離層と画像形成層を順次有するものであり、その画像形成層にカルボン酸を構成単位として含む共重合体樹脂、及び/又はジカルボン酸の無水物を構成単位として含む共重合体樹脂を含んでいる。
【0020】
そのことにより、転写シートを重ねて保存した際に、画像層と転写シートが接着してしまういわゆるブロッキング現象の防止に効果がある。
【0021】
そして、前記共重合体樹脂の一部が親水性塩基であれば、画像層が均一な塗工がなされ、結果物である転写により得られる画像が均一性の高いものが得られる。
【0022】
共重合体樹脂のTgについて−10℃〜30℃未満が好ましいこの範囲以外では、例えば、−10℃以下では画像形成層がブロッキングが生じやすい。また、30℃以上では、樹脂が硬くなりクラックが入り画像品質に支障をきたす傾向にある。
【0023】
そして、カルボン酸またはジカルボン酸無水物を構成単位として含む共重合体樹脂とし、例えば、スチレン−アクリル酸共重合体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体がさらにブロッキング現象の防止に効果がある。また、分子量については、1500〜3万のものが好ましい。 そして、カルボン酸またはジカルボン酸無水物を構成単位として含む共重合体樹脂は水溶性を付与する目的で塩基性物質で塩をつくることで水溶性を付与することができる。
【0024】
また、共重合体樹脂の塩基性材料の中からアンモニウム塩であれば、更にブロッキング現象の防止に効果がある。
【0025】
以下にその特徴を挙げ説明する。アンモニウム塩は塗布液の際には、カルボン酸またはジカルボン酸無水物を構成単位として含む共重合体のアンモニウム塩とし水溶液に溶解しているが基材に塗布乾燥された後はアンモニアガスとなって脱離するため樹脂は水難溶性の塗膜となる。
【0026】
しかし、ほかの塩基材料では樹脂分子内に塩として残存してしまうため水溶性となり、本発明の目的を満たさない。
【0027】
次に、本発明の塩化ビニル−アクリル酸アルキル共重合体樹脂は電子写真方式の静電特性が優れ、特に静電潜像の電荷が上昇することが特徴である。特性の支配的になる性質としては樹脂層の誘電率や静電容量に左右されると予想される。
本発明においては、画像形成層に上記共重合体樹脂に加え、塩化ビニル−アクリル酸アルキル共重合体樹脂を併用することが好ましい。塩化ビニル−アクリル酸アルキル共重合体樹脂は、アルキル基の炭素数は6から16までが、更にブロッキング現象の防止に効果がある。
【0028】
炭素数6以下では、特徴である静電特性が得られにくく、また炭素数16以上では、トナーの定着性が低下してしまい好ましくない傾向にある。
【0029】
以下に本発明において代表的に用いる塩化ビニル−アクリル酸アルキル共重合体樹脂の化学式を記述した。
【0030】
【化1】
【0031】
塩化ビニル−アクリル酸アルキル共重合体のTgは限定されなく、アルキル基の長さで調節できる。
【0032】
具体的には、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸−2−メチル−1−ペンチル、アクリル酸−4−メチル−2−ペンチル、アクリル酸ヘプチル、アクリル酸−2−ヘプチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸−2−オクチル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸−5−エチル−1−ノニル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸テトラデシル、アクリル酸ヘキサデシル等のアクリル酸エステル系モノマーからなる塩化ビニルの共重合体であり、かつ、平均分子量5000〜5万程度である。
【0033】
また、使用量については、本発明のカルボン酸またはジカルボン酸無水物を構成単位として含む共重合体樹脂に対し20〜200重量%が適当であり、より好ましくは40〜150重量%である。20重量部以下では、更なるブロッキング現象防止効果がなく、また、200重量部以上ではかえって定着時にブロッキングが生じ易い傾向にある。
【0034】
画像形成層の塗布厚みについては5〜50μmが適当で、より好ましくは15〜30μmがよい。
【0035】
そして、添加剤として白色顔料を添加すれば電子複写機内での静電気の発生がおさえられ搬送性がよくなる。中でも、マグネシウムシリケートが好ましい。
【0036】
マグネシウムシリケートの化学組成式はMg6[Si8O20](OH4)で示される。
【0037】
本発明でいう白色顔料は一般的なタルクとは異なり、パイロフィライト型3層構造をなし、MgO層はSiO2層によりサンドイッチ状に挟まれて存在しており、この両者間に(OH)層が存在し、化学的に強く結合している。
【0038】
この結晶構造においても、粒子化した場合、粒子は偏平状になり粒子表面がSO2層に覆われるため種々の特徴が生じる。例えば、本発明の共重合体樹脂との接着性については、一般的な体質顔料例えばシリカ、炭酸カルシウム、タルク、アルミナホワイト、チタンホワイト酸化チタン、等に比較し、本発明のマグネシウムシリケートは極めて優れ、また材料物性の硬度が極めて低いことから複写機での搬送等の耐摩耗性に副作用がない。
【0039】
また、白色顔料として、その硬度も極めて低いことからトナー定着時に対しても、一般的なタルクに比較し白点が生じなく均一性の高い高画質を得ることが可能である。
【0040】
そして、マグネシウムシリケートの白色度は86%から99%までが好ましい。
【0041】
白色度が86%に満たないと白色顔料としての機能をはたさず、できあがった画像のコントラストが低くなりやすい。
【0042】
嵩比容積については、1.5ml/gから3.0ml/gの範囲が好ましい。この物性は粒子の粒度に影響されるが、D50は1.5μ〜3.2μが好ましく、3.0ml/gより大きくなると塗布液中で沈降が生じ組成変化を生じやすい。逆に、1.5ml/gに満たない場合には分散液で凝集傾向が観察され、好ましくない。
【0043】
これらは、本発明の共重合体樹脂にマグネシウムシリケートを単体で水溶液に予め分散して使用するか、あるいは本発明の画像形成層樹脂液に3%〜10重量%の割合で混合分散し使用が可能である。
【0044】
そして、剥離層の積層表面の平滑度が400秒以上であればできあがった画像の光沢度に優れる。
【0045】
平滑度400秒に満たない場合、コピー転写画像の高画質化の一つである画像に光沢が出にくく、また、積層する画像形成層の厚みが不均一になり、画像のボケや均一性に欠け問題が生じやすい。
【0046】
表面平滑度を保つには、例えば、キャレンダー加工で平滑化処理が可能であり加圧条件で調整が可能である。
【0047】
剥離層の平滑度は、王研式平滑度試験器で計測する。
【0048】
剥離層の平滑度については、まだ画像形成層の載らない製造前の状態のみならず、ヒートプレスにより画像形成層がきれいにはがれてしまうので、製品として使用後においても測定することができる。
【0049】
その材料としては、剥離性のある材料であれば何でもよく、具体的には、シリカ、タルク、アルミナ、酸化チタン、酸化亜鉛、各種粘土成分、スターチ類、また、有機顔料としては、尿素ホルマリン樹脂の粉体やウレタン樹脂粒子や発泡体の中空粒子、メタミン樹脂粒子、エポキシ樹脂粒子、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、スチレン樹脂、脂肪酸のワックス類、シリコンオイルやゴムあるいは樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。これらの化合物は接着性がないか、それ自体固着性がなく離型機能を示すものである。
【0050】
また、離型性があれば無機顔料や有機顔料、あるいは撥水の高いシリコンやテフロン等何でもよい。
【0051】
この剥離層に上述した画像形成層樹脂液を、積層塗布し、乾燥温度90℃〜110℃の熱風で乾燥すれば本発明の画像形成層が得られる。
【0052】
そして、画像形成層の反対面にバック層を設けることにより、積み重ねた時におけるブロッキング特性が更に向上することが可能である。材料としては離型性のある材料であれば何でもよく、具体的には、シリカ、タルク、アルミナ、酸化チタン、酸化亜鉛、各種粘土成分、スターチ類、また、有機顔料としては、尿素ホルマリン樹脂の粉体やウレタン樹脂粒子や発泡体の中空粒子、メタミン樹脂粒子、エポキシ樹脂粒子、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、スチレン樹脂、脂肪酸のワックス類、シリコンオイルやゴムあるいは樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。これらの化合物は接着性がないか、それ自体固着性がなく離型機能を示すものである。また、離型性が有れば無機顔料や有機顔料、あるいは撥水の高いシリコンやテフロン等何でもよく、使用量については0.1g/m2〜5.0g/m2の範囲がよい。それ以上の使用量になると、滑り過ぎたりし好ましくない。
【0053】
本発明における転写画像をうける受像シートは、紙のみならず表面の粗いキャンバス地や布やガラスなどいかなるものでも構わないが、基本的には凹凸のある布地やキャンバス等の平滑性の低いものキャンバス地を主体としているので、その表面に目止め処理を行うことによりきれいな画像を得られる。
【0054】
目止めシート用剥離層は、画像形成層に用いる程の平滑性は必要がなく被転写体の凹凸が隠蔽されればよく、被転写体に高画質画像が均一に転写されればよく特に制限はない。
【0055】
目止め層に用いられる支持体は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、エチレンテレフタレート、イソフタレート共重合体などのポリエステル樹脂フィルムや、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン等の合成紙、あるいは一般的な上質、中質紙が使用可能である。
【0056】
具体的には、支持体に後述する樹脂を乾燥温度90℃〜110℃の熱風で乾燥すれば、本発明の目止めシートが得られる。
【0057】
本文記述の離型性材料を設けたシート上に本発明の画像形成層樹脂、あるいはエチレン−酢ビ共重合体樹脂を乾燥重量で、10g/m2〜70g/m2の付着量範囲で積層塗布する。
【0058】
本発明の画像形成転写シートは、剥離機能のある基材に順次積層して成る。
【0059】
その基材は、一般的な離型剤であればよい。
【0060】
例えば、無機顔料としてシリカ、タルク、アルミナ、酸化チタン、酸化亜鉛、各種粘土成分、スターチ類、また、有機顔料としては、尿素ホルマリン樹脂の粉体やウレタン樹脂粒子や発泡体の中空粒子、メラミン樹脂粒子、エポキシ樹脂粒子、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、スチレン樹脂、脂肪酸のワックス類、シリコンオイルやゴムあるいは樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。これらの化合物は接着性がないか、それ自体固着性がなく離型機能を示すものである。
【0061】
また、上述の離型樹脂を塗布した塗工紙などが使用される。
【0062】
これらの材料は、画像形成シートだけでなく、目止め処理シート(画像定着シート)の剥離基材としても、使用が可能である。
【0063】
本発明の画像形成シートにカラー画像あるいは単色画像を市販の複写機やプリンター等でトナーにより形成されたミラー画像を画像形成シートに画像を作成する。
【0064】
具体的には、画像を形成したシートを市販のカンパス地に重ね合わせ、表面温度130℃〜160℃の熱プレス機で加圧接着後、室温まで放冷し、その後、剥離紙を剥離後、被転写体の凹凸が隠蔽される。
【0065】
そして、画像を転写シートと受像シートの間に挟み表面温度150℃〜160℃の熱プレスで加圧熱接着後、室温まで放冷する。
【0066】
この場合、転写シート、受像シートのどちらが上になってもきれいな画像ができる。
【0067】
その後に、画像形成シートの剥離シートを剥離する。
【0068】
この時、熱プレスの際には予めミシン目等で空気穴を施した方が画像形成シートの画像形成層が均一に転写される場合もあるので、試し採り等で様子をみる。
以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。当然ながら、本実施例により本発明の内容は限定されない。
【0069】
なお、実施例、比較例の部数は重量部を表わすものである。
【0070】
実施例1
市販の一般上質紙(坪量104.3g/m2)に下記の剥離液をワイヤーバーを用いて乾燥温度120℃で乾燥し、重量付着量で2g/m2付着させ剥離シートを形成した。次に画像形成樹脂液を乾燥重量で30g/m2を付着させ、乾燥温度は110℃で2分間乾燥し画像形成転写シートを形成した。この剥離液Aを塗布乾燥したシートの平滑度の値は60秒であった。
【0071】
[剥離液A]
ステアリン酸アミド分散液(20%) 50部
PVA205(クラレ社) 5部
水 45部
[画像形成樹脂液A]
スチレン−アクリル酸アンモニウム共重合体水溶液 45部
(ジョンソンポリマー社製J−743、固形分濃度45%、Tg30℃)
塩ビ−アクリル酸エチルヘキシル共重合体 45部
(電気化学株式会社製DK−120)
水 10部
実施例1で得た画像形成転写シートをカラー複写機プイテール650((株)リコー社製)で転写画像を複写した結果、鮮明なカラー画像を得た。
【0072】
この転写シートを用いて、厚み5mmの木材板にカラー複写画像形成シートを対向させながら表面温度160℃で加圧力75g/cm2の条件下で10秒間加圧接着した後、同様に室温で放冷後、剥離シートを剥離した結果、木材板に鮮明で風合いのあるコピー画像が形成された。
【0073】
次に、実施例1で得た転写シートを(株)リコー製イマジオMF530を用いミラー像で毛筆文字を複写し、上述の木板に同条件で転写したところ耐水性のある表札ができあがった。
【0074】
実施例2
市販の一般上質紙(坪量104.3g/m2)に下記の剥離液をワイヤーバーを用いて乾燥重量付着量で2g/m2付着させ剥離シートを形成した。
【0075】
[剥離液B]
常温架橋型シリコンゴムエマルジョンSE−1980 10部
(東レ、ダウコーティング シリコン社製固形分45%)
水 10部
この剥離層をキャレンダーで20kg/cm2の加圧で表面処理した。この時の剥離層の平滑度は王研式平滑度試験機で計測したところ450秒であった。
【0076】
つぎに下記画像形成樹脂液を実施例1同様の付着量、乾燥温度で塗布乾燥した。
【0077】
[画像形成樹脂液B]
スチレン−アクリル酸アンモニウム共重合体水溶液 40部
(ジョンソンポリマー社製J−711、固形分濃度45%、Tg0℃)
塩ビ−アクリル酸オクチル共重合体 40部
(電気化学株式会社製DK−120試作品固形分濃度40%)
日本タルク社製ミクロエースK−1 白色度92〜97% 10部
嵩比容積1.5〜1.7(ml/g)
水 10部
上記の工程から本発明の画像形成転写シートを得た。
【0078】
次に、目止め層を実施例1記載の剥離シート上に下記組成からなる樹脂組成液を、ワイヤーバーで積層塗布、乾燥して(乾燥重量で60g/m2)設けた。
【0079】
[目止め樹脂液]
メチロール成分含有自己架橋型エチレン−酢ビ− 40部
アクリル系共重合体樹脂
(昭和高分子社製EF−421架橋温度120℃以上、固形分45%)
メチロール成分含有自己架橋型エチレン−酢ビ− 40部
アクリル系共重合体樹脂
(昭和高分子社製EF−250N架橋温度120℃以上、固形分45%)
水 20部
このシートを市販綿キャンパス地に熱プレス機(毎日マーク社製:ロータリープレス)の表面温度160℃加圧力75g/cm2の条件で所望転写範囲に貼り合わせ10秒間加圧接着した。
【0080】
その後、室温で放冷し剥離シートを剥離後、実施例1で得たカラー複写画像形成シートを対向させながら表面温度160℃で加圧力75g/cm2の条件下で10秒間加圧接着した。同様に室温で放冷後剥離シートを剥離した結果、綿キャンパス地に鮮明で風合いのあるコピー画像が形成された。
【0081】
このような工程で実施例2の画像形成転写シートについても、カラー複写機で写真画像を複写し、市販綿キャンパス地に画像転写したところ、剥離層の平滑効果で実施例1に勝るとも劣らない鮮明で光沢のある、コピー画像が形成された。実施例3
実施例1で形成した剥離層を用い剥離層上に下記画像形成樹脂液cを積層しワイヤーバーで乾燥後、付着量で30g/m2になるよう塗布、乾燥して画像形成転写シートを設けた。
【0082】
[画像形成樹脂液C]
スチレン−アクリル酸アンモニウム共重合体水溶液 40部
(ジョンソンポリマー社製J−511、固形分濃度45%、Tg9℃)
イソブチレン−無水マレインアンモニウム共重合体水溶液 40部
(クラレ株式会社製イソバンSMA3000)
水 20部
実施例1同様の工程で得た画像形成転写シートをカラー複写機プイテール650で転写画像を複写した結果、鮮明なカラー画像を得た。この転写シート10℃15%RHの低温低湿下で1週間放置しシートのクラック性を評価したが全く初期と変わらない状態であった。
【0083】
実施例4
市販の剥離紙(リンテック社製kp−8)坪量104.7g/m2剥離面平滑度650秒(王研式平滑度計)の剥離層上に下記画像形成樹脂液Dを積層しワイヤーバーで乾燥後付着量で30g/m2になるように塗布、乾燥して画像形成転写シートを設けた。
【0084】
[画像形成樹脂液D]
スチレン−アクリル酸アンモニウム共重合体水溶液 40部
(ジョンソンポリマー社製J−840、固形分濃度45%、Tg16℃)
イソブチレン−無水マレインアンモニウム共重合体水溶液 40部
(クラレ株式会社製イソバンSMA3000)
ミクロエースL−1(日本タルク社製)白色度92〜96% 10部
嵩比容積1.5〜1.7(ml/g)
水 10部
実施例1同様の工程で得た画像形成転写シートをカラー複写機プイテール650で転写画像を複写した結果、鮮明なカラー画像を得た。
【0085】
次に実施例2で使用した目止め処理キャンパス地に画像形成転写シートを対向させながら熱プレス機(毎日マーク社製:ロータリープレス)表面温度160℃加圧力75g/cm2の条件で所望転写範囲に貼り合わせ10秒間加圧接着した。その後、室温で放冷し剥離シートを剥離した結果鮮明な画像が形成された。
【0086】
実施例5
実施例4の画像形成樹脂液Dに使用したミクロエースL−1(日本タルク社製)白色度92〜96%の代わりにミクロエースP−2(日本タルク社製)白色度95〜99%、嵩比容積1.9〜2.2(ml/g)を用いた以外は全て同じで、実施例5の画像形成転写シートを作成した。
【0087】
実施例6
実施例4の画像形成樹脂液Dに使用したミクロエースL−1(日本タルク社製)白色度92〜96%の代わりにミクロエースP−3(日本タルク社製)白色度95〜99%、嵩比容積2.2〜2.6(ml/g)を用いた以外は全て同じで、実施例6の画像形成転写シートを作成した。
【0088】
実施例7
実施例2で平滑処理した剥離層上に画像形成樹脂液Eを積層し同様のワイヤーバーで乾燥後付着量で30g/m2になるように塗布、乾燥して画像形成転写シートを設けた。
【0089】
[画像形成樹脂液E]
スチレン−アクリル酸アンモニウム共重合体水溶液 40部
(ジョンソンポリマー社製J−711、固形分濃度45%、Tg0℃)
塩ビ−アクリル酸ヘキサデシル共重合体 50部
(電気化学株式会社製DK−120試作品固形分濃度40%)
日本タルク社製ミクロエースLG 白色度89%〜97% 10部
嵩比容積1.8〜2.0(ml/g)
以上、実施例1〜7までの画像形成転写シート及び目止めシートの裏面にカール防止を目的とし、バック液の塗布が可能である。
【0090】
具体的には、水を10g/m2〜20g/m2の塗布量で設けると効果的である。次に、上述した実施例7で作成した転写シートの裏面に下記のバック液を乾燥重量で2g/m2になるように塗布、乾燥して画像形成転写シートを設けた。この転写シートを実施例8とした。
【0091】
[バック液]
ステアリン酸アミド分散液(固形分濃度20%) 10部
PVA205(クラレ社) 5部
水 85部
[実施例9]
実施例7で作成した転写シートの裏面に下述したバック液処方を乾燥重量で2g/m2になるように塗布し、バック層を設けた画像転写紙を作成した。
【0092】
(バック液)
常温硬化型シリコンゴムエマルジョン5倍希釈液 94部
(SE−1980クリアー、東レ、ダウコーティングシリコン社製、
固形分45%1部を水4部で希釈したもの)
シリコン樹脂エマルジョン5倍希釈液 6部
(SM−7706東レ、ダウコーティング、シリコン社製、
固形分35%、1部を水4部で希釈したもの)
次に本発明の比較例を記述する。
【0093】
比較例1
実施例に用いた一般上質紙に剥離液Aを用い形成した剥離紙に下記画像形成樹脂液を乾燥重量で30g/m2付着させ、乾燥温度110℃で2分間乾燥し、比較例1の画像形成転写シートを作成した。
【0094】
[画像形成樹脂液F]
メチロール成分含有自己架橋型エチレン−酢ビ− 40部
アクリル系共重合樹脂
(昭和高分子社製EF−421架橋温度120℃以上、
固形分45%Tg−21℃)
メチロール成分含有自己架橋型エチレン−酢ビ− 40部
アクリル系共重合体樹脂
(昭和高分子社製EF−250N架橋温度120℃以上、
固形分45% Tg20℃)
水 20部
ここで得た画像形成転写シートをカラー複写機プイテール650(株式会社リコー社製)で転写画像を複写した結果、光沢のないカラー画像を得た。また、このシートを実施例のシート同様に信頼性評価を実施した。
【0095】
比較例2
実施例4で用いた、市販の剥離紙に下記画像形成樹脂液を乾燥重量で30g/m2付着させ、乾燥温度110℃で2分間乾燥し、比較例2の画像形成転写シートを作成した。
【0096】
[画像形成樹脂液G]
スチレン−メタアクリル酸オクチルエステル共重合体 20部
(三菱レーヨン製ダイヤナールLR−188 Tg5℃)
syloid−244(富士デブソン社製) 10部
トルエン 30部
イソプロピルアルコール 20部
ここで得た画像形成転写シートをカラー複写機プイテール650((株)リコー社製)で転写画像を複写した結果、光沢のないカラー画像を得た。又、このシートを実施例のシート同様に信頼性評価を実施した。
【0097】
比較例3
実施例に用いた一般上質紙に剥離液Bを用い形成した剥離紙に下記画像形成樹脂液を乾燥重量で30g/m2付着させ、乾燥温度110℃で2分間乾燥し、比較例3の画像形成転写シートを作成した。
【0098】
[画像形成樹脂液H]
エチレン−酢ビ−共重合体樹脂 40部
(電気化学社製EVAラテックス56、固形分55% Tg−18)
炭酸カルシウム(白石化学社製) 10部
水 20部
比較例4
実施例に用いた一般上質紙に剥離液Bを用い形成した剥離紙に下記画像形成樹脂液を乾燥重量で30g/m2付着させ、乾燥温度110℃で2分間乾燥し、比較例4の画像形成転写シートを作成した。
【0099】
[画像形成樹脂液I]
エチレン−酢ビ−共重合体樹脂 40部
(電気化学社製EVAラテックス56、固形分56% Tg−18℃)
エチレン−酢ビ−共重合体樹脂 40部
(電気化学社製EVAラテックス60、固形分55% Tg 0℃)
水 20部
比較例5
実施例に用いた一般上質紙に剥離液Bを用い形成した剥離紙に下記画像形成樹脂液を乾燥重量で30g/m2付着させ、乾燥温度110℃で2分間乾燥し、比較例5の画像形成転写シートを作成した。
【0100】
[画像形成樹脂液I]
エチレン−酢ビ−共重合体樹脂 40部
(電気化学社製EVAラテックス56、固形分56% Tg−18℃)
エチレン−酢ビ−共重合体樹脂 40部
(電気化学社製EVAラテックス60、固形分55% Tg 0℃)
タルクSWB(汎用品)白色度83% 10部
嵩比容積1.0〜1.2(ml/g)(日本タルク社製)
水 10部
比較例6
実施例に用いた一般上質紙に剥離液Bを用い形成した剥離紙に下記画像形成樹脂液を乾燥重量で30g/m2付着させ、乾燥温度110℃で2分間乾燥し、比較例6の画像形成転写シートを作成した。
【0101】
[画像形成樹脂液J]
エチレン−酢ビ−共重合体樹脂 40部
(電気化学社製EVAラテックス56、固形分55% Tg−18℃)
エチレン−酢ビ−共重合体樹脂 40部
(電気化学社製EVAラテックス60、固形分55% Tg 0℃)
タルクSS(汎用品)白色度83% 10部
嵩比容積1.0〜1.2(ml/g)(日本タルク社製)
水 10部
以上で得られた、画像転写シートを以下の方法で試験した結果を表1に示した。
【0102】
また、画像評価について、(株)リコー社製白黒画像はイマジオMF530、カラー画像についてはプリテール650(株)リコー社製で評価した。
【0103】
次に実施例8の転写シートについては市販面キャンバス地の面側に熱プレス機(毎日マーク社製:ロータリープレス)を用い表面温度160℃加圧力75g/cm2の条件下で10秒間加圧接着した後、同様に室温で放冷後、剥離シートを剥離した結果、キャンバス地に鮮明で風合いのあるコピー画像が形成された。
【0104】
1.画像均一性(画像形成層の厚みバラツキ)
リコー社製プリテーツ650カラー複写機で所定のテストパターンを用いて画像形成転写シートに複写し、ポリプロピレン合成紙上に接着剤で貼り合わせ、画像形成層を剥離し転写後の白抜けや、線切れ、画像の濃淡差等の異常性を評価。白抜け、濃淡ムラ発生は×、均一な場合は○で記述した。
【0105】
2.転写シートのブロッキング性
50℃の恒温槽で3日間、加重1kg/A−4を画像形成シートの上に乗せ、サンプル5枚をセットで放置後、剥離しビリビリ音、ブロッキングを評価。
【0106】
3.画像転写層の含水分による静摩擦係数値の差(操作性)
静摩擦係数測定機(東洋精機社製)で20℃65%RH、30℃85%RHの環境下で4時間調湿した後、転写シートの画像形成層表面を計測する。環境差での差異が大きい時や、異常に高いと複写機搬送時に詰まり、ジャム等で支障を来す。
【0107】
例:30℃85%RH静摩擦係数値から20℃65%RHの静摩擦係数値の差が1.0以上に成ると複写機搬送時にジャムが発生する。△μ1.0以上は評価×、△μ1.0以内の評価は○で記述した。
【0108】
4.複写画像の転写紙光沢性
所定のテストパターンを用いて画像形成した転写シートの表面を光沢度計(日本電色工業モデル1001DP)で計測し、光沢度の高い値を示した方が優れる。
【0109】
【表1】
【0110】
表1から実施例の評価結果と比較例については全般に画像均一性、ブロッキング性が明らかに劣っていることがわかる。
【0111】
実施例2、4、5、6、7は実施例1、3に比較し画像光沢度が大きく高画質に効果を示したのがわかる。
【0112】
次に、実施例1、3は他の実施例とは異なりマグネシウムシリケート未使用のため、高温高湿含水分下での静摩擦係数が大きく、搬送性に支障を来した。
【0113】
又、比較例4、5に汎用タルクが使用されているにも係わらず、静摩擦係数値が大きいのが観察される。
【0114】
次に実施例8、9は転写シートの裏面にバック層を設けたことからカールが優れ、耐ブロッキングにも効果を示した。
【0115】
本発明の塩ビ−アクリル酸アルキル共重合体を含有した画像形成シートは、高画質化には不可欠の静電特性を示し低温低湿下での柔軟性にすぐれた効果を示し、折り曲げ時のクラックや割れ等は一切観察されなかった。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ブロッキングを生じない転写シートを得ることができ、この転写シートにより画像均一性に優れた画像を形成することができ、さらにこの高品質画像を受像媒体上に転写することができる。
Claims (1)
- 支持体上に、少なくとも剥離層と画像形成層を順次有する電子写真複写用転写シートにおいて、画像形成層にカルボン酸を構成単位として含む共重合体樹脂、及び/又はジカルボン酸の無水物を構成単位として含む共重合体樹脂を含有し、更に塩化ビニル−アクリル酸アルキル共重合体樹脂を、カルボン酸を構成単位として含む共重合体樹脂及び/又はジカルボン酸の無水物を構成単位として含む共重合体樹脂に対して20〜80重量部含むことを特徴とする転写シート。
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