JP4900917B2 - 保護層転写シート - Google Patents

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Description

プリンタ等により画像が形成された受像体に保護層転写シートを使って保護層を熱転写して画像を保護する保護層転写シートに関する。
熱転写プリンタで受像体上に形成した画像は、耐擦過性が劣るものであった。そこで、特許文献1のように保護層転写シートを用いて保護層を画像上に熱転写することが行われていた。受像体に光沢紙を用いると、保護層を転写した画像は光沢画像となる。受像体にコピー紙等の普通紙のような光沢のない非光沢紙を用いると、保護層を転写した画像は同じように光沢画像となる。そのため、保護層を転写しても非光沢画像を求めることができなかった。
また、デジタルカメラで撮影した写真データを個人が、インクジェットプリンタを使って、受像体にカラー画像を印刷することが行われている。個人向けのインクジェットプリンタでは、印刷物の長期間の保存による退色性の問題があった。さらに、銀塩写真に比べ、耐ガス性、耐熱性の保存性が劣るものであった。多量の枚数を印刷となると、時間がかかる、インクコストがかかる、ミスプリントによるムダ等種々の問題が発生していた。
そこで、写真印刷店において、インクジェットプリンタを使ったデジタル写真印刷サービスの提供が行われるようになってきた。写真印刷店で使われる受像体は、主に、光沢紙と半光沢紙が用いられる。半光沢紙とは、銀塩写真で言うところの絹目調で表面が凹凸に荒らされている印刷用紙である。印刷店における印刷機には、上記の個人向けのインクジェットプリンタ印刷の保存性の問題を解消するように、特許文献2に見られるような保護層転写シートを用いて印刷用紙に保護層を熱転写して画像を保護する処理をしている。
インクジェットプリンタによる画像が形成された光沢紙に保護層を熱転写すると、光沢のある画像となる。画像が形成された半光沢紙に保護層を転写すると、表面の凹凸を保護層が覆いつくして保護層の表面は、フラットになり光沢がでて、本来の絹目調の風合いが失われてしまう問題があった。また、表面の凹凸に保護層が追従できないで、凹部に空隙ができ気泡が発生する問題があった。この問題に対して、特許文献3では、第1の加熱加圧工程で保護層を転写したものは、絹目調に光沢がでてしまうので(比較例3)、第2の加熱加圧工程を通すことにより絹目調を維持する方法(実施例3)が提供された。この方法は、受像体の光沢の有り無しによって、第2の加熱加圧工程を入れる入れないを指示する必要があった。また、装置が複雑になり装置のコストアップの問題があった。

特開2001−162932号公報 特開2004−243747号公報 特開2005−230806号公報
上記の問題に対して、本発明は、印刷物に保護層を熱転写して画像の保護をする場合、受像体が光沢紙であれば光沢画像が生じ、受像体が普通紙の非光沢紙であれば非光沢画像となり、受像体が絹目調の半光沢紙であれば絹目調の半光沢画像を得ることができるものとする。さらに保護層が転写された画像は耐擦過性が高く、保護層の端部のキレのよい保護層転写シートを提供するものである。
発明は、基材上に保護層、接着層の順に積層した保護層転写シートにおいて、前記基材の厚みが1〜6μmであり、前記保護層の厚みが1.0〜2.0μm、前記接着層の厚みが1.5〜3.5μmであり、下記の要件を満足することを特徴とする保護層転写シートとする。
(1)前記保護層が、Tg80〜95℃の低Tgのアクリル樹脂とTg100〜105℃の高Tgのアクリル樹脂からなり、低Tgのアクリル樹脂と高Tgのアクリル樹脂とのTgの差が10℃以上ある。
(2)前記接着層がTg10〜55℃のアクリル樹脂からなる。
受像体に各種のプリンタで画像を形成した上に、本発明の保護層転写シートを重ねて、保護層を熱転写したものは、受像体が光沢紙であれば光沢を付与し、受像体が半光沢紙であれば半光沢を付与することができるものである。装置の方で、特別な装置を設けたり、操作条件を変更することなく保護層を画像上に受像体に表面特性に応じて表面特性のままに形成することができるようになる。
第1発明は、厚み1〜6μmの基材の上に、厚み1.0〜2.0μmの保護層、厚み1.5〜3.5μmの接着層を設けた保護層転写シートである。基材の厚みを薄膜とすることで、受像体の表面の状態に追従しやすくなる。さらに、保護層と接着層も薄膜とすることで、保護層の転写時に受像体との間に気泡の発生をなくすことができる。
基材としては、熱転写時の熱に耐えうるものであればよく、保護層転写シートの支持体として一般的に用いられているフィルムやシートが使用でき、たとえばポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルムなどのプラスチックフィルムなどがあげられる。なかでも、薄膜フィルムとして、多く市販され経済性からポリエステルフィルムを好ましく用いることができる。基材の厚みが1μm未満であると、フィルムが皺になったり、 熱転写時にフィルムの伸びが発生して均一に保護層を転写することが難しくなる。基材の厚みが、6μmを超えると受像体の表面の凹凸に追従することができず、気泡が発生するようになる。
保護層、接着層は、 熱転写時に溶融または軟化するバインダーよりなるものである。保護層の厚みは、1.0〜2.0μmの範囲とする。前記範囲未満であると画像の保護層機能が下がり耐擦過性が低下する、前記範囲を超えると接着層に比較して保護層は硬い層なので受像体の凹凸に追従しにくくなる。さらに、気泡が発生しやすくなる。
接着層の厚みは、1.5〜3.5μmの範囲とする。前記範囲未満であると受像体への接着力が低下して保護層がきれいに転写しにくくなる。前記範囲を超えると受像体の凹凸を覆ってしまうようになり、半光沢紙に光沢を与えるようになる。
基材の厚み、保護層の厚み、接着層の厚みを前記の範囲内の薄膜とした本発明の保護層転写シートを使って、画像が形成された光沢紙に保護層を熱転写したものは、光沢を与え、非光沢紙に保護層を転写したものは非光沢を与え、半光沢紙に保護層と熱転写したものは、半光沢を与えるという従来にない効果が生まれる。
保護層厚みと接着層の厚みの合計は、2.5〜5.5μmの範囲が好ましい。前記範囲未満であると耐擦過性の低下や転写性が劣るようになる。前記範囲を超えると受像体の凹凸を覆ってしまうようになり、非光沢紙や半光沢紙に光沢を与えるようになる。
保護層、接着層のバインダーとしては、 熱可塑性樹脂、ワックス類が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのオレフィン系共重合体、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、天然ゴム、石油系樹脂、ロジン系樹脂、スチレン樹脂エポキシ樹脂、キシレン樹脂、アセトンホルムアルデヒド樹脂、脂環族不飽和炭化水素樹脂、ジシククロペンタジエン樹脂、テルペン系樹脂、マレイン酸系樹脂、クマロンインデン樹脂、ポリイソプロピルトルエン樹脂、フタル酸系樹脂、ケトン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、フェノール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アルキド樹脂などが挙げられる。ワックスとしては、木ろう、カルナバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、セレシンワックスなどの天然ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの石油系ワックス、無水マレイン酸変性ワックス、酸化ワックス、エステルワックスなどの合成ワックス、高級脂肪酸などが挙げられる。本発明においては、薄膜の保護層、接着層でもって、強い接着力と強い保護機能を付与するためにバインダーとしては、熱可塑性樹脂より1種以上選択した樹脂を用いることが好ましい。
保護層は、これらのバインダーの中でも、アクリル樹脂を用いると高い透明性と耐擦過性に優れた最適なバインダーとなる。アクリル樹脂は、互いに異なる2種類のTgのアクリル樹脂を併用すると、耐擦過性と共にさらに熱転写性つまり受像体の表面の凹凸に対する追従性が良好となる。2種類のTgのアクリル樹脂とは、Tg80〜95℃のアクリル樹脂(以下低Tgアクリル樹脂と呼ぶ)とTg100〜105℃のアクリル樹脂(以下高Tgアクリル樹脂と呼ぶ)である。保護層を低Tgアクリル樹脂のみで形成すると耐擦過性が劣るようになる。保護層を高Tgアクリル樹脂のみで形成すると熱転写が低下したり、転写した保護層の端部の切れが悪くなってくる。低Tgアクリル樹脂と高Tgアクリル樹脂の配合比は、低Tgアクリル樹脂:高Tgアクリル樹脂=20:80〜80:20とするとよい。低Tgアクリル樹脂がこの配合比より少ないと、熱転写性が低下したり転写した保護層の端部の切れが悪くなってくる。低Tgアクリル樹脂がこの配合比より多いと、耐擦過性が劣るようになる。
低Tgアクリル樹脂と高Tgアクリル樹脂とのTgの差は、10℃以上があることが好ましい。Tgの差が10℃未満であると、耐擦過性と保護層の端部のキレ性の両性能を得にくくなる。
アクリル樹脂は、アクリルモノマーを種々重合したものを用いることができる。アクリルモノマーとしては、例えば、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート(アルキル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリル基、シクロヘキシル基、フェニル基、ベンジル基、フェニルエチル基等)、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等のヒドロキシ基含有モノマー、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N,N−ジメチロールアクリルアミド、N−メトキシメチルアクリルアミド、N−メトキシメチルメタクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド等のアミド基含有モノマー、N,N−ジエチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート等のアミノ基含有モノマー、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート等のエポキシ基含有モノマー、アクリル酸、メタクリル酸およびそれらの塩(リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等)等のカルボキシル基またはその塩を含有するモノマーなどを用いることができ、これらは1種もしくは2種以上を用いて重合される。更に、これらは他種のモノマーと併用することができる。
他種のモノマーとしては、例えば、アリルグリシジルエーテル等のエポキシ基含有モノマー、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸およびそれらの塩(リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等)等のスルホン酸基またはその塩を含有するモノマー、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸およびそれらの塩(リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩アンモニウム塩等)等のカルボキシル基またはその塩を含有するモノマー、無水マレイン酸、無水イタコン酸等の酸無水物を含有するモノマー、ビニルイソシアネートアリルイソシアネート、スチレン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルトリスアルコキシシラン、アルキルマレイン酸モノエステル、アルキルフマール酸モノエステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アルキルイタコン酸モノエステル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、塩化ビニル等を用いることができる。
本発明において用いられる特に好ましいアクリル樹脂としては、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、グリシジルメタクリレート、アクリル酸から選ばれる重合体、共重量体等である。
保護層には、基材との密着性を高めるためにポリエステル樹脂等の他の熱可塑性樹脂を少量加えることができる。
保護層による耐擦過性をさらに向上させるために、フィラーを含有させてもよく、フィラーとしては、無機微粒子、有機微粒子、無機層状化合物が適用できる。無機微粒子としては、例えば、炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、クレー、カオリン、タルク、シリカ、ガラス、珪藻土、雲母粉、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、二硫化モリブデンなどが適用できるが、好ましくはシリカである。
有機微粒子としては、ガラス転移温度が50℃以上の熱可塑性樹脂が好ましく、例えば、WAX、ポリエチレン、フッ素系樹脂、アクリル系樹脂、メタアクリル系樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリスチレン、スチレン及び/又はα−メチルスチレンと他の単量体(例えば、無水マレイン酸、フェニルマレイミド、メタクリル酸メチル、ブタジエン、アクリロニトリル等)との共重合体(例えば、AS樹脂、ABS樹脂、MBS樹脂、耐熱ABS樹脂等)などの微粒子が適用できる。
無機層状化合物としては、タルク、モンモリロナイト、リン酸ジルコニウム、テニオライト、サポナイト、ヘクトライト、ゼオライト、チタン酸塩(K2Ti49)、ニオブ酸塩(K4Nb617)、グラファイト、硫化物(MoS2)および、白雲母、ソーダ雲母、燐雲母、さらには、合成スメクタイト、フッ素系、珪素系等の膨張性、非膨張性の合成雲母等を使用できる。保護層中における無機層状化合物の粒径が小さすぎると、耐擦過性が低下する傾向があり、一方大きすぎると、保護層の表面の平滑性が低下し、光沢感がなくなる傾向がある。この点から、保護層中における無機層状化合物は平均粒径が0.5〜25μmの範囲にあるものが好ましい。ここで、無機層状化合物の平均粒径はレーザーによる光散乱法により測定された値をいう。
フィラーの含有量としては、保護層中に0.5〜30重量%の範囲とする。好ましくは、1〜10重量%の範囲とする。この範囲未満では耐擦過性の向上が少なく、これを超えるとヘイズが増加して光沢感が低下する。微粒子の形状としては、特に限定されるものではなく、球状、直方状、板状、燐片状、針状など、また中空体であってもよい。このように、保護層へフィラーを含有させると、フィラーが耐磨耗材として働くため著しく耐擦過性を向上させることができる。
保護層を熱転写した記録物に帯電防止を付与したい場合は、保護層中に帯電防止剤を含有させるとよい。帯電防止剤としては、高級アルコールエチレンオキサイド(EO)付加物、脂肪酸エチレンオキサイド付加物、高級アルキルアミンエチレンオキサイド付加物、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物等のポリエチレングリコール類、アルキルフェノールEO付加体、ポリエチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイド系、、グリセリンの脂肪酸エステル、ペンタエリスリットの脂肪酸エステル、ソルビットおよびソルビタンの脂肪酸エステル、多価アルコールのアルキルエーテル、アルカノールアミン類の脂肪族アミド等の多価アルコール類、多価アルコールエステル類などの非イオン界面活性剤、高級脂肪酸のアルカリ金属塩等のカルボン酸塩類、高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルキルエーテル硫酸エステル塩等の硫酸エステル塩類、アルキルベンゼンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩等のスルホン酸塩類、高級アルコールリン酸エステル塩等のリン酸エステル塩類、燐酸塩類、ホスホン酸塩類、ホスホン酸エステル塩類などのアニオン界面活性剤、高級アルキルアミン類、環状アミン、ヒダントイン誘導体、アミドアミン、エステルアミド、アルキルトリメチルアンモニウム塩等の第四級アンモニウム塩類、ピリジンそのほかの複素環類、ホスホニウムまたはスルホニウム類などのカチオン界面活性剤、高級アルキルアミノプロピオン酸塩等のアミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸または燐酸エステル類、高級アルキルジメチルベタイン、高級アルキルジヒドロキシエチルベタイン等のアルキルベタイン類などの両性界面活性剤などの界面活性剤、また、サポニン等の天然界面活性剤、酸化スズ−酸化インジウム、酸化スズ−酸化アンチモン、酸化スズ、酸化チタン−酸化スズ−酸化アンチモン等の導電性粉末なども適用できる。
また、界面活性剤のような低分子型帯電防止剤の導電性付与官能基を高分子に結合した高分子型帯電防止剤も適用できる。高分子型帯電防止剤も、非イオン系、アニオン系、カチオン系、両イオン系に分けられ、ポリエーテル系(ポリエチレンオキサイド、ポリエチレンオキサイド架橋体、ポリエチレンオキサイドと他樹脂の共重合体、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールと他樹脂の共重合体)などの非イオン系、第四級アンモニウム塩系(第四級アンモニウム塩基含有共重合体、第四級アンモニウム塩基含有(メタ)アクリレート共重合体、第四級アンモニウム塩基含有マレイミド共重合体、第四級アンモニウム塩基含有メタクリルイミド共重合体)などのカチオン系、スルホン酸系(ポリスチレンスルホン酸ソーダ)、両イオン系のベタイン系(カルボベタイングラフト共重合体)などのアニオン系がある。
さらにまた、ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリピロール、ポリフェニレンサルファイド、ポリ(1,6−ヘプタジイン)、ポリビフェニレン(ポリパラフェニレン)、ポリパラフィニレンスルフィド、ポリフェニルアセチレン、ポロ(2,5−チエニレン)、又はこれらの誘導体などの導電性高分子が適用できる。
これらの界面活性剤含有量は、保護層中0.01〜10重量%程度である。
記録物に耐光性を付与したい場合は、保護層中に紫外線吸収剤を含有させるとよい。紫外線吸収剤としては、一般に使用されるサリチル酸系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ヒンダードアミン系、Ni塩系、シアノアクリレート系、およびオキザリックアシッドアニリド系等の中から選択することが出来る。具体例としては、フェニルサリシレート、p−t−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン、ビス(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルフェニル)メタン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−3’−(3”,4”,5”,6”−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5’−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2,2−メチレンビス〔4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール〕、およびメチル−3−〔3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル〕プロピオネートとポリエチレングリコールとの縮合反応による反応生成物等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、およびフェニル−4−ピペリジニルカーボネート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケート、ビス(N−メチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケートや、チバ・ガイギー製のチヌビン144、チヌビン622LD、キマソーブ944LD等のヒンダードアミン系紫外線吸収剤などが示される。
これらの中でもベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤は、保護層の透明性を維持する上で好ましく用いられる。紫外線吸収剤の使用量は、保護層中に2〜20重量%程度が好ましい。2重量%より少ないと耐光性の効果が不十分であり、20重量%を越えると効果が飽和し不経済となるばかりでなく、保護層面に粘着性が出て記録物を重ね合わせて保存した場合にブロッキングが発生する場合がある。
保護層の形成方法としては、上記の樹脂等の材料を有機溶剤で希釈分散させた塗布液を、通常、グラビア印刷、オフセット印刷、若しくはスクリーン印刷などの印刷方法、又は、ロールコート、バーコート、コンマコート、スプレイコート等で、塗布しその後乾燥して形成すればよい。
接着層のバインダーには、前記熱可塑性樹脂の中でも良好な接着性、耐擦過性の点からアクリル樹脂を用いると良い。アクリル樹脂は、保護層で挙げた種々のアクリル樹脂を用いることができる。
アクリル樹脂は、Tg10〜55℃のアクリル樹脂を用いると受像体に対する強い接着力を得ることができる。Tgが前記範囲未満であると、耐擦過性が劣るようになる。前記範囲を超えると、熱転写性が低下したり、強い接着力を得ることができなくなる。
接着層の形成方法としては、前記の保護層を形成する方法と同じ方法で保護層の上に塗布乾燥して形成すればよい。
基材の保護層を設けた面に対する背面には、基材の搬送性、しわ防止性を向上させるために耐熱滑性層を設ける。耐熱滑性層を形成する樹脂としては、従来公知のものであればよく、例えば、アクリル系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリルポリオール、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン又はエポキシのプレポリマー、ニトロセルロース樹脂、セルロースナイトレート樹脂、セルロースアセトプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、セルロースアセテートヒドロジエンフタレート樹脂、酢酸セルロース樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。
これらの樹脂からなる耐熱滑性層に添加、あるいは上塗りする離型剤としては、燐酸エステル、シリコーンオイル、グラファイトパウダー、シリコーン系グラフトポリマー、フッ素系グラフトポリマー、アクリルシリコーングラフトポリマー、アクリルシロキサン、アリールシロキサン等のシリコーン重合体が挙げられるが、好ましくは、ポリオール、例えば、ポリアルコール高分子化合物とポリイソシアネート化合物及び燐酸エステル系化合物からなる層であり、更に充填剤を添加することがより好ましい。耐熱滑性層は、上記に記載した樹脂、離型剤、更に充填剤を、適当な溶剤により、溶解又は分散させて、耐熱滑性層形成用インキを調製し、これを、上記の基材の背面に、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースコーティング法等の形成手段により塗布し、乾燥して形成することができる。耐熱滑性層の厚みは、0.05〜0.5μmの範囲とする。
プリンタ等を用いた印刷方式としては、熱転写方式、インクジェット方式、レーザープリンタ方式、電子写真方式等が挙げられる。
受像体としては、熱転写用光沢紙、普通紙、ラフ紙、板紙のような非光沢紙、光沢のあるコート紙、アート紙、キャストコート紙、ラミネート紙やインクジェットプリンタ用光沢紙、インクジェットプリンタ用半光沢紙、表面が平滑な樹脂シート、光沢のない表面が多孔質層となった樹脂シート等が挙げられる。
本発明の保護層転写シートの保護層を印刷物に熱転写するには、加熱した2本のロールでの挟み込み搬送による熱転写や、ホットスタンパーのような熱プレスによるもの、サーマルヘッドを備えた熱転写プリンタによるもの等、公知のいかなる方法でも行うことができる。
1. 保護層転写シートの作成
厚み4.5μmのポリエステルフィルムの背面にシリコーンアクリル樹脂等からなる厚み0.2μmの耐熱滑性層を設け、他方の面上に、表1〜3の保護層、接着層塗工液を塗布乾燥して、所定の厚みの保護層、接着層を積層して実施例1〜14、比較例1〜4の保護層転写シートを作成した。
表1 保護層の組成の違い (重量%、樹脂は固形分を指す)
Figure 0004900917
*1:三菱レイヨン製(表2,3も同じ)
*2:大日本インキ化学工業製(表2,3も同じ)

表2 接着層の組成の違い(重量%、樹脂は固形分を指す)
Figure 0004900917
*3:綜研化学製

表3 各層の厚みの違い (重量%、樹脂は固形分を指す)
Figure 0004900917
2.評価方法
(1)熱転写光沢紙への保護層転写性
以下の印刷条件でカラー画像を受像体上に印刷後、実施例、比較例の保護層転写シートを画像面に当てて、ホットプレス機で保護層を熱転写した。
熱転写プリンタ:アルプス電気製MD5000
受像体:光沢紙(アルプス電気製MDS−PAREハイグレードペーパーA4)
画像データ:ポートレート(ISO/DIS12640登録画像データ)
光沢性を確認した。
○:光沢あり。
×:光沢がない。
(2)熱転写非光沢紙への保護層転写性
以下の印刷条件でカラー画像を受像体上に印刷後、実施例、比較例の保護層転写シートを画像面に当てて、ホットプレス機で保護層を熱転写した。
熱転写プリンタ:アルプス電気製MD5000
受像体:非光沢紙(XEROX 4024、ベック平滑度24秒、A4サイズ)
画像データ:ポートレート(ISO/DIS12640登録画像データ)
光沢性を確認した。
○:非光沢である。
△:非光沢であるが、一部転写していないところがある。
×:光沢あり。
(3)インクジェット光沢紙への保護層転写性
以下の印刷条件でカラー画像を受像体上に印刷後、実施例、比較例の保護層転写シートを画像面に当てて、ホットプレス機で保護層を熱転写した。
インクジェットプリンタ:セイコーエプソン製PM−800C
受像体:光沢紙(富士フィルム製写真光沢印画紙、WPL100HI、Lサイズ)
画像データ:デジタルカメラで撮影したカラー画像データ
光沢性を確認した。
○:光沢あり。
×:光沢がない。
(4)インクジェット半光沢紙への保護層転写性
以下の印刷条件でカラー画像を受像体上に印刷後、実施例、比較例の保護層転写シートを画像面に当てて、ホットプレス機で保護層を熱転写した。
インクジェットプリンタ:セイコーエプソン製PM−800C
受像体:半光沢紙(富士フィルム製絹目調印画紙、WPL100HIC、Lサイズ)
画像データ:デジタルカメラで撮影したカラー画像データ
光沢性を確認した。
○:絹目調の半光沢である。
△:絹目調の半光沢の中に一部気泡が生じている。
×:光沢あり。
(5)耐擦過性
前記(1)で保護層を転写した画像面に対して、圧力4.9N/cmで砂消しゴムを100回往復させた。
○:画像に欠落が見られない。
△:画像にわずかに欠落が見られる。
×:画像に欠落が見られる。
(6)保護層の端部のキレ
前記(1)で保護層を転写した際の保護層の端部のキレを確認した。
○:保護層のキレはシャープである。
△:保護層のキレが一部シャープでなくなっている。
×:保護層のキレが悪く乱れている。

評価結果は、各表の通りである。

Claims (1)

  1. 基材上に保護層、接着層の順に積層した保護層転写シートにおいて、前記基材の厚みが1〜6μmであり、前記保護層の厚みが1.0〜2.0μm、前記接着層の厚みが1.5〜3.5μmであり、下記の要件を満足することを特徴とする保護層転写シート。
    (1)前記保護層が、Tg80〜95℃の低Tgのアクリル樹脂とTg100〜105℃の高Tgのアクリル樹脂からなり、低Tgのアクリル樹脂と高Tgのアクリル樹脂とのTgの差が10℃以上ある。
    (2)前記接着層がTg10〜55℃のアクリル樹脂からなる。
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