JP6036014B2 - クロック切替装置 - Google Patents

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本発明は、冗長化されたクロックを無瞬断で切り替えるクロック切替装置に関する。
映像データ等をインターネットなどの通信網を介して送信する装置においては、現用系及び予備系のクロックを生成してクロック系統に障害が発生したときに系切替を行うことにより、装置の稼動安定性を向上させている。系切替時には、映像等の通信品質を維持するために無瞬断での切り替えが要求される。例えば特許文献1には、現用系クロックと予備系クロックの位相差分値を加減算補正して系切替時のクロック位相を調整することにより、無瞬断の系切替を行うクロック切替装置が開示されている。
特開2010−130638号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術においては、クロック選択信号が入力されるタイミングによっては、位相比較部での主従比較パルスが乱れ、その結果位相差対応電圧が乱れ、電圧制御水晶発振器(VCXO:Voltage-Controlled Crystal Oscillator)のクロック出力が乱れてしまうという問題があった。
本発明は上記した如き問題点に鑑みてなされたものであって、クロック選択信号の入力タイミングに関わらず無瞬断で2系統のクロックを切り替えることができるクロック切替装置を提供することを目的とする。
本発明によるクロック切替装置は、2系統の入力クロック各々のクロックパルスをカウントして2系統の入力分周カウント値を得る入力分周カウンタと、前記2系統の入力分周カウント値に基づき前記2系統の入力クロックを夫々分周した2系統の入力分周信号を生成するクロック生成部と、前記2系統の入力分周信号を現用系の入力分周信号及び予備系の入力分周信号とし、系切替指令に応じて前記現用系の入力分周信号及び前記予備系の入力分周信号のうちの一方を選択して出力する系切替部と、前記系切替部から出力された前記現用系の入力分周信号又は前記予備系の入力分周信号と帰還分周信号の位相差に基づく発振周波数制御を行なって発振クロックを生成するPLLと、を含むクロック切替装置であって、前記発振クロックを1周期毎にカウントしたカウント値を帰還分周カウント値として得る帰還分周カウンタと、前記2系統の入力分周カウント値のうちで前記予備系の入力分周信号に対応した方の入力分周カウント値と、前記帰還分周カウント値との位相差分に相当する位相差分期間を検出する位相差分検出部と、系切替を促す選択信号を受信した場合に前記帰還分周カウント値に基づき、前記発振クロックの系切替前分周開始時点から前記位相差分期間だけ経過した時点を系切替後分周開始時点としてこの時点から前記発振クロックの分周を開始して前記帰還分周信号を生成する帰還デコーダと、前記選択信号の受信後であって前記位相差分期間に応じて定まる系切替時点にて前記系切替指令を前記系切替部に供給する系切替タイミング制御部と、を含むことを特徴とする。
当該系切替時点は、当該系切替分周開始時点を始点として当該位相差分期間と所定付加期間とを合算して得られた系切替不可期間の終了時点であり得る。また、当該系切替時点は、前記選択信号の入力後における前記クロック生成部による最初の前記現用系の入力分周信号の生成後から前記位相差分期間の経過前までの期間内の任意の時点であり得る。
本発明によるクロック切替装置によれば、クロック選択信号の入力タイミングに関わらず無瞬断で2系統のクロックを切り替えることができる。
本発明の第1の実施例であるクロック切替装置の構成を示すブロック図である。 図1のクロック切替装置の系切替時における信号及びカウンタのタイムチャートである。 0系及び1系分周カウンタ値のリセット手段を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例であるクロック切替装置の構成を示すブロック図である。 図4のクロック切替装置の系切替時における信号及びカウンタのタイムチャートである。
以下、本発明に係る実施例について添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
<第1の実施例>
図1には、本発明の第1の実施例であるクロック切替装置100の構成が示されている。
クロック供給部1、0系分周カウンタ2、0系入力デコーダ3、1系分周カウンタ4、及び1系入力デコーダ5は、2系統の入力クロック(0系クロック101及び1系クロック102)を分周して2系統の入力分周信号(0系入力分周信号103及び1系入力分周信号104)を生成するクロック生成部を構成する。
クロック供給部1は、0系クロック101を0系分周カウンタ2に供給すると共に、1系クロック102を1系分周カウンタ4に供給する。0系クロック101及び1系クロック102は、クロック供給部1によって生成されたものでも良いし、外部から入力されたものでも良い。
0系分周カウンタ2は、0系クロック101のクロックパルスをカウントして得られた0系分周カウント値111を0系入力デコーダ3に供給する。
0系入力デコーダ3は、0系分周カウント値111に基づいて0系クロック101を1/N分周して0系入力分周信号103を生成する。なお、Nは正の整数である。
1系分周カウンタ4は、1系クロック102のクロックパルスをカウントして得られた1系分周カウント値112を1系入力デコーダ5に供給する。
1系入力デコーダ5は、1系分周カウント値112に基づいて1系クロック102を1/N分周して1系入力分周信号104を生成する。
系切替部6は、後述する系切替不可期間設定部14からの系切替信号116に応じて、0系入力分周信号103及び1系入力分周信号104のいずれか一方を現用系として選択し、他方を予備系とすることにより現用系と予備系の系切替を行う。系切替部6は、当該選択した入力分周信号を選択分周信号105として位相比較部7に供給する。
位相比較部7、フィルタ8、発振部9、分周部10、帰還分周カウンタ11、及び帰還デコーダ12はPLL(Phase Locked Loop)を構成しており、現用系の入力分周信号(0系入力分周信号103又は1系入力分周信号104)の位相と、後述する帰還デコーダ12からの帰還分周信号110の位相との差に基づく発振周波数制御を行なって発振クロック107を生成する。
位相比較部7は、選択分周信号105の位相を基準として、帰還デコーダ12からの帰還分周信号110の位相差を求め、その位相差に対応する位相差対応電圧106をフィルタ8に供給する。
フィルタ8は、位相差対応電圧106をフィルタリングして不要な高周波成分を除去する。フィルタ8は、当該フィルタリングにより得られた制御電圧106aを発振部9に供給する。
発振部9は、制御電圧106aに基づく周波数制御により、選択分周信号105の周波数のα倍の周波数を有する発振クロック107を生成する。なお、αは正の整数である。
分周部10は、発振クロック107を1/αに分周して得られた出力クロック108を出力する。
帰還分周カウンタ11は、発振クロック107を1周期毎に1カウントして帰還分周カウント値109を得る。
帰還デコーダ12は、系切替を指令する選択信号114(以下、系切替指令と称する)が入力された場合には、当該系切替前の発振クロック107の分周開始時点(以下、系切替前分周開始時点と称する)から位相差分期間(後述する)だけ経過した時点(以下、系切替後分周開始時点と称する)から発振クロック107の分周を開始して帰還分周信号110を生成する。この際、帰還デコーダ12は、帰還分周カウント値109に基づいて発振クロック107を1/(N×α)に分周して帰還分周信号110を生成する。また、帰還デコーダ12は、系切替前に系切替前分周開始時点を記憶しておき、系切替時にこれを用いることにより系切替後分周開始時点を決定する。
位相差分検出部13は、系切替前の予備系の分周カウント値(0系分周カウント値111又は1系分周カウント値112)と帰還分周カウント値109の位相差分を検出する。位相差分検出部13は、切替指令を受けてから位相差分を求めるものではなく、前もって位相差分を求めておく。位相差分検出部13は、系切替前に少なくとも1回、位相差分期間を算出する。または、位相差分検出部13は、系切替前から例えば周期的又は断続的に位相差分期間を算出して随時更新するようにしても良い。以下、位相差分113に相当する期間を位相差分期間と称する。
系切替不可期間設定部14は、位相差分期間と所定の付加期間とを合算した期間を系切替不可期間として設定する。付加期間は、例えば1系入力分周信号104の1分周期間である。系切替不可期間設定部14は、現用系のカウント値(0系分周カウント値111又は1系分周カウント値112)、帰還分周カウント値109、及び位相差分113を用いて系切替不可期間を求める。系切替不可期間設定部14は、系切替の可否を2値によって示す系切替可否信号115を系切替タイミング制御部15に供給する。
系切替タイミング制御部15は、系切替可否信号115によって示される系切替可能期間中に系切替を指令する選択信号114が入力された場合には、選択信号114を系切替信号116として系切替部6及び帰還デコーダ12に直ぐに供給する。また、系切替タイミング制御部15は、系切替可否信号115によって示される系切替不可期間中に系切替を指令する選択信号114すなわち系切替指令が入力された場合には、当該系切替不可期間の経過後に系切替信号116を系切替部6及び帰還デコーダ12に供給する。
以下、図1のブロック図及び図2のタイムチャートを参照しつつ、系切替時におけるクロック切替装置100の動作について説明する。以下、初期設定時において選択信号114が0系を現用系とし且つ1系を予備系として指示している前提で説明する。また、発振部9は、選択分周信号105の周波数の4倍(すなわちα=4)の周波数を有する発振クロック107を生成する前提で説明する。
先ず、選択信号114による系切替指令が発せられていない場合の動作について説明する。
クロック供給部1は、0系クロック101を0系分周カウンタ2に供給すると共に、0系クロック101とは位相の異なる1系クロック102を1系分周カウンタ4に供給している。0系分周カウンタ2は、0系クロック101を1周期毎に1カウントし、系切替前分周開始時点である時刻T1において「0」のカウント値111を0系入力デコーダ3に供給する。0系入力デコーダ3は、0系分周カウント値111が「0」の期間中に0系入力分周信号103の信号レベルを”H”レベルとする。系切替部6は、選択信号114が0系を現用系として指示しているので、0系入力分周信号103を選択し、これを選択分周信号105として位相比較部7に供給する。
発振クロック107は0系入力分周信号103に基づいて生成されたクロック信号であるので、時刻T1において発振クロック107の位相と0系入力分周信号103の位相とは一致している。故に、帰還分周カウンタ11のカウント値109も時刻T1において「0」となる。帰還デコーダ12は、帰還分周カウント値109が「0」〜「3」の期間中に信号レベルが”H”となるデコード値を示す帰還分周信号110を位相比較部7に供給する。
次に、選択信号114による系切替指令が発せられた場合の動作について説明する。
時刻T2において1系を現用系として選択する選択信号114すなわち系切替指令が入力される。位相差分検出部13は、系切替より前に予備系である1系分周カウント値112と帰還分周カウント値109の位相差分に相当する位相差分期間を検出しておく。
図2の例においては、系切替前のデコード開始タイミング(時刻T1)と予備系カウンタのカウント開始時点(時刻T3)の間に選択信号114が入力されているが、系切替については後述とし、まずは位相差分の検出およびその動作について説明する。1系分周カウント値112が「0」となった時点T3における帰還分周カウント値109のカウント値は「5」である。故に、位相差分検出部13は、帰還分周カウント値109「0」〜「5」の総カウント値「6」を位相差分113とする。すなわち、系切替前のデコード開始タイミング(時刻T1)から、選択信号114の入力後の予備系カウンタのカウント開始時点(時刻T3)までの期間における帰還カウンタ11の総カウント値「6」に相当する期間(時刻T1〜T4)を位相差分期間とする。
帰還デコーダ12は、系切替前分周開始時点(時刻T1)から位相差分期間だけ経過した時点(系切替後分周開始時点:時刻T4)から発振クロック107の分周を開始して帰還分周信号110を生成する。この際、帰還デコーダ12は、帰還分周カウント値109に基づいて発振クロック107を1/(N×α)に分周して帰還分周信号110を生成する。帰還デコーダ12は、1系分周カウント値112のカウント値が「0」の期間(時刻T4〜T5:以下、1分周期間と称する)において帰還分周信号110の信号レベルを”H”レベルとする。
系切替不可期間設定部14は、位相差分期間と所定の付加期間とを合算した期間を系切替不可期間(時刻T1〜T5)として設定する。付加期間は、例えば1系入力分周信号104の1分周期間(1系分周カウンタ4の1カウント期間)である。なお、α=4であるので、1系分周カウンタ4の1カウントは、帰還デコーダ12による4カウントに相当する。系切替不可期間設定部14は、系切替の可否を示す系切替可否信号115を系切替タイミング制御部15に供給する。図2においては、系切替可否信号115の”H”レベル期間が系切替不可期間を示している。
系切替タイミング制御部15は、系切替不可期間中の時刻T2において系切替を指令する選択信号114が入力された場合であっても、直ぐには系切替部6に系切替信号116を供給せず、系切替不可期間が経過してから系切替信号116を供給する。すなわち、系切替タイミング制御部15は、時刻T5以降に系切替信号116を系切替部6に供給する。
系切替部6は、時刻T5以降に系切替タイミング制御部15から供給された系切替信号116に応じて1系入力分周信号104を選択し、これを選択分周信号105として出力する。すなわち、現用系と予備系とを切り替える。
かかる動作により、系切替後の選択分周信号105の位相と帰還分周信号110の位相との差分は時刻T3〜時刻T4の期間にまで低減され、両位相がほぼ一致する。更に、系切替タイミングによっては系切替前後の選択分周信号と帰還分周信号110の関係が乱れて、位相差対応電圧が乱れてしまう可能性があるタイミングを避けて系切替を行うので、系切替時における発振クロック107の乱れを防止することができる。
上記したように、本実施例のクロック切替装置100においては、系切替前の予備系である1系分周カウント値112と帰還分周カウント値109の位相差に相当する位相差分期間を求める。そして、系切替前分周開始時点(時刻T1)から位相差分期間だけ経過した時点(系切替後分周開始時点:時刻T4)から帰還デコーダ12が帰還分周カウント値109に基づいて発振クロック107の分周を開始する。
かかる動作により、系切替後の選択分周信号105の位相と帰還分周信号110の位相との差分を時刻T3〜時刻T4の期間にまで低減し、両位相をほぼ一致させることができる。時刻T3〜時刻T4の期間が帰還分周カウンタ11の1カウント期間よりも短いことからもわかるように、帰還分周カウンタ11の1カウント期間の精度で位相差分期間を求め、当該精度で両位相を一致させることができる。発振部9のαの値が大きい程、位相差分期間を高精度に求めることができるが、αは2以上の任意の整数値とすることができる。
更に、本実施例のクロック切替装置100においては、位相差分期間と所定の付加期間とを合算した期間を系切替不可期間(時刻T1〜T5)として設定する。そして、系切替不可期間の経過後に現用系と予備系とを切り替える。本実施例とは異なり、仮に系切替不可期間内に系切替を行った場合には、現用系と予備系の入力分周信号の位置関係およびその系切替タイミングによっては、位相比較部7に入力される系切替後の選択分周信号105と帰還分周信号110の数に相違が出てしまう可能性があり、その結果、発振部9の動作が乱れてしまう。しかし、本実施例のように、系切替不可期間の経過後に系切替を行うことにより、位相差対応電圧が乱れてしまう可能性があるタイミングを避けて系切替を行うことができる。その結果、系切替時における発振クロック107の乱れを防止することができる。
上記実施例においては、付加期間を1系入力分周信号104の1分周期間としたが、これに限られない。位相比較部7が1系入力分周信号104の立上りエッジと帰還分周信号110の立上りエッジとに基づいて位相差を比較する場合には、付加期間を「0」とすることもできる。この場合、位相差分期間と系切替不可期間とは一致する。位相比較部7が1系入力分周信号104の立下りエッジと帰還分周信号110の立下りエッジとに基づいて位相差を比較する場合には、付加期間を1系入力分周信号104の1分周期間又はこれよりも大きい期間とすることができる。
図3は、0系分周カウンタ2及び1系分周カウンタ4のリセット手段を示すブロック図である。0系が現用系である場合には、0系入力デコーダ3からのリセット信号117により1系分周カウンタ4の分周カウンタ値112をリセットする。リセット信号117は、0系入力分周信号103と同じタイミングで生成される。1系が現用系である場合には、1系入力デコーダ5からのリセット信号118で0系分周カウンタ2の分周カウンタ値111をリセットする。リセット信号118は、1系入力分周信号104と同じタイミングで生成される。かかる動作により、0系入力分周信号103及び1系入力分周信号104の位相差を1サイクル以内に収めることができる。クロック切替装置100は、このようなリセット手段を備えることもできる。
<第2の実施例>
図4には、本発明の第2の実施例であるクロック切替装置100の構成が示されている。
クロック供給部1、0系分周カウンタ2、0系入力デコーダ3、1系分周カウンタ4、及び1系入力デコーダ5は、2系統の入力クロック(0系クロック101及び1系クロック102)を分周して2系統の入力分周信号(0系入力分周信号103及び1系入力分周信号104)を生成するクロック生成部を構成する。
クロック供給部1は、0系クロック101を0系分周カウンタ2に供給すると共に、1系クロック102を1系分周カウンタ4に供給する。0系クロック101及び1系クロック102は、クロック供給部1によって生成されたものでも良いし、外部から入力されたものでも良い。
0系分周カウンタ2は、0系クロック101のクロックパルスをカウントして得られた0系分周カウント値111を0系入力デコーダ3に供給する。
0系入力デコーダ3は、0系分周カウント値111に基づいて0系クロック101を1/N分周して0系入力分周信号103を生成する。なお、Nは正の整数である。
1系分周カウンタ4は、1系クロック102のクロックパルスをカウントして得られた1系分周カウント値112を1系入力デコーダ5に供給する。
1系入力デコーダ5は、1系分周カウント値112に基づいて1系クロック102を1/N分周して1系入力分周信号104を生成する。
系切替部6は、後述する系切替タイミング制御部15からの系切替信号116に応じて、0系入力分周信号103及び1系入力分周信号104のいずれか一方を現用系として選択し、他方を予備系とすることにより現用系と予備系の系切替を行う。系切替部6は、当該選択した入力分周信号を選択分周信号105として位相比較部7に供給する。
位相比較部7、フィルタ8、発振部9、分周部10、帰還分周カウンタ11、及び帰還デコーダ12はPLL(Phase Locked Loop)を構成しており、現用系の入力分周信号(0系入力分周信号103又は1系入力分周信号104)の位相と、後述する帰還デコーダ12からの帰還分周信号110の位相との差に基づく発振周波数制御を行なって発振クロック107を生成する。
位相比較部7は、選択分周信号105の位相を基準として、帰還デコーダ12からの帰還分周信号110の位相差を求め、その位相差に対応する位相差対応電圧106をフィルタ8に供給する。
フィルタ8は、位相差対応電圧106をフィルタリングして不要な高周波成分を除去する。フィルタ8は、当該フィルタリングにより得られた制御電圧106aを発振部9に供給する。
発振部9は、制御電圧106aに基づく周波数制御により、選択分周信号105の周波数のα倍の周波数を有する発振クロック107を生成する。なお、αは正の整数である。
分周部10は、発振クロック107を1/αに分周して得られた出力クロック108を出力する。
帰還分周カウンタ11は、発振クロック107を1周期毎に1カウントして帰還分周カウント値109を得る。
帰還デコーダ12は、帰還分周カウント値109に基づいて発振クロック107を1/(N×α)に分周して帰還分周信号110を生成する。帰還デコーダ12は、系切替信号116の存在期間中において位相差分検出完了信号115が供給されたときに、系切替前の現在デコード値と位相差分検出部13からの位相差分113とに基づいてデコード値の位相合わせすなわち系切替後の分周開始タイミングを調整する。帰還デコーダ12は、分周により生成した帰還分周信号110を位相比較部7に供給する。位相合わせの詳細については後述する(図4及び図5)。
位相差分検出部13は、選択信号114に応じて、系切替前の予備系の分周カウント値(0系分周カウント値111又は1系分周カウント値112)と帰還分周カウント値109の位相差分113を検出する。位相差分113は、入力クロック(0系クロック101及び1系クロック102)のα倍の周波数を有する発振クロック107の精度で検出される。また、位相差分検出部13は、位相差分113と共に、当該検出が完了したことを示す位相差分検出完了信号115を帰還デコーダ12に供給する。
系切替タイミング制御部15は、選択信号114に応じて、切替タイミングを示す系切替信号116を生成し、これを系切替部6及び帰還デコーダ12の各々に供給する。切替タイミングは、選択信号114の入力後における最初の現用系の入力分周信号(0系入力分周信号103又は1系入力分周信号104)の生成後から位相差分113の期間経過前までの期間内の任意の時点である。切替タイミングは、例えば、選択信号114の入力後最初の切替前現用系分周信号(0系入力分周信号103又は1系入力分周信号104)の生成タイミングの直後であり得る。
以下、図4のブロック図及び図5のタイムチャートを参照しつつ、系切替時におけるクロック切替装置100の動作について説明する。以下、初期設定時において選択信号114が0系を現用系とし且つ1系を予備系として指示している前提で説明する。また、発振部9は、選択分周信号105の周波数の4倍(すなわちα=4)の周波数を有する発振クロック107を生成する前提で説明する。
系切替前の動作は第1の実施例と同様である。系切替前の状態においては、0系分周カウント値111が「0」である区間のデコードにより生成された0系入力分周信号103の立上りエッジタイミングと、帰還分周カウント値109が「0」〜「3」である区間のデコードにより生成された帰還分周信号110の立上りエッジタイミングは一致している。また、系切替前現用系の0系クロック101の位相と発振クロック107の位相とは一致している。
時刻T0において、1系を現用系とし且つ0系を予備系とする系切替指令を示す選択信号114が入力される。すなわち、選択信号114の信号レベルがローレベルからハイレベルに変化する。
位相差分検出部13は、選択信号114に応じて、系切替前予備系の1系分周カウント値112と帰還分周カウント値109との差分を求め、これを位相差分値113とする。1系分周カウント値112が「0」である区間のデコードにより生成された1系入力分周信号104と、帰還分周カウント値109が「0」〜「3」である区間のデコードにより生成された帰還分周信号110との位相差分値113は、発振クロック107の精度で「6」となる。すなわち、発振クロック107の6周期分となる。
位相差分検出部13は、位相差分の検出が完了した時点T4において位相差分検出完了信号115を帰還デコーダ12に供給する。すなわち、位相差分検出完了信号115の信号レベルをハイレベルからローレベルに変化させる。
帰還デコーダ12は、系切替前分周開始時点(時刻T1)から位相差分期間だけ経過した時点(系切替後分周開始時点:時刻T4)すなわち位相差分検出が完了した時刻T4から発振クロック107の分周を開始して帰還分周信号110を生成する。すなわち、帰還デコーダ12は、位相差分検出完了信号115に応じて、系切替前のデコード値「0」〜「3」に位相差分値113である「6」を加算することで、系切替後の帰還分周信号110のデコード開始時点T4を、系切替後現用系の1系入力分周信号104の生成開始時点T3にほぼ一致させる。なお、帰還デコーダ12は、帰還分周カウント値109に基づいて発振クロック107を1/(N×α)に分周して帰還分周信号110を生成する。
一方、系切替タイミング制御部15は、時刻T0において系切替を指令する選択信号114が入力された場合であっても、直ぐには系切替部6及び帰還デコーダ12の各々に系切替信号116を供給せず、時刻T2において系切替信号116を供給する。時刻T2は、選択信号114の入力後最初の切替前現用系の0系入力分周信号103の生成タイミングT1の直後である。すなわち、系切替タイミング制御部15は、系切替タイミングを選択信号114の入力タイミングT0から時刻T2に遅延させる。
系切替部6は、時刻T2において系切替タイミング制御部15から供給された系切替信号116に応じて1系入力分周信号104を選択し、これを選択分周信号105として出力する。すなわち、現用系と予備系とを切り替える。
かかる動作により、系切替後の選択分周信号105の位相と帰還分周信号110の位相との差分は発振クロック107の1周期以内にまで低減され、両位相がほぼ一致する。特に、本実施例においては、系切替指令を示す選択信号114が入力されてから位相差分値を求めるので、現用系と予備系のクロックとが互いに非同期である場合や、系切替前動作中に位相が変動した場合などにおいても、系切替後の分周信号の位相を高精度で一致させることができ、系切替時に発生するクロック乱れを防止することができる。
1 クロック供給部
2 0系分周カウンタ
3 0系デコーダ
4 1系分周カウンタ
5 1系デコーダ
6 系切替部
7 位相比較部
8 フィルタ
9 発振部
10 分周部
11 帰還分周カウンタ
12 帰還デコーダ
13 位相差分検出部
14 系切替不可期間設定部
15 系切替タイミング制御部
100 クロック切替装置

Claims (9)

  1. 2系統の入力クロック各々のクロックパルスをカウントして2系統の入力分周カウント値を得る入力分周カウンタと、
    前記2系統の入力分周カウント値に基づき前記2系統の入力クロックを夫々分周した2系統の入力分周信号を生成するクロック生成部と、
    前記2系統の入力分周信号を現用系の入力分周信号及び予備系の入力分周信号とし、系切替指令に応じて前記現用系の入力分周信号及び前記予備系の入力分周信号のうちの一方を選択して出力する系切替部と、
    前記系切替部から出力された前記現用系の入力分周信号又は前記予備系の入力分周信号と帰還分周信号の位相差に基づく発振周波数制御を行なって発振クロックを生成するPLLと、を含むクロック切替装置であって、
    前記発振クロックを1周期毎にカウントしたカウント値を帰還分周カウント値として得る帰還分周カウンタと、
    前記2系統の入力分周カウント値のうちで前記予備系の入力分周信号に対応した方の入力分周カウント値と、前記帰還分周カウント値との位相差分に相当する位相差分期間を検出する位相差分検出部と、
    系切替を促す選択信号を受信した場合に前記帰還分周カウント値に基づき、前記発振クロックの系切替前分周開始時点から前記位相差分期間だけ経過した時点を系切替後分周開始時点としてこの時点から前記発振クロックの分周を開始して前記帰還分周信号を生成する帰還デコーダと、
    前記選択信号の受信後であって前記位相差分期間に応じて定まる系切替時点にて前記系切替指令を前記系切替部に供給する系切替タイミング制御部と、を含むことを特徴とするクロック切替装置。
  2. 前記系切替時点は、前記系切替分周開始時点を始点として前記位相差分期間と所定付加期間とを合算して得られた系切替不可期間の終了時点であることを特徴とする請求項1に記載のクロック切替装置。
  3. 前記位相差分検出部は、任意のタイミングで前記位相差分期間を検出することを特徴とする請求項2に記載のクロック切替装置。
  4. 前記系切替時点は、前記系切替を促す前記選択信号の受信後における前記クロック生成部による最初の前記現用系の入力分周信号の生成後から前記位相差分期間の経過前までの期間内の任意の時点であることを特徴とする請求項1に記載のクロック切替装置。
  5. 前記位相差分検出部は、前記系切替を促す前記選択信号の受信を待って前記位相差分期間の検出を開始することを特徴とする請求項4に記載のクロック切替装置。
  6. 記位相差分期間は、前記系切替前分周開始時点から前記系切替指令の入力直後の前記入力分周カウンタによる前記予備系についてのカウント開始時点である前記系切替後分周開始時点までの期間における前記帰還分周カウント値の総数に対応する期間であることを特徴とする請求項2に記載のクロック切替装置。
  7. 前記系切替不可期間は、前記位相差分期間と、前記入力分周信号の1分周期間と、を合算した期間であることを特徴とする請求項2に記載のクロック切替装置。
  8. 前記クロック生成部が一方の系統についての前記入力分周信号を生成するタイミングにおいて他方の系統についての前記入力分周カウント値をリセットするリセット手段を更に含むことを特徴とする請求項6に記載のクロック切替装置。
  9. 前記所定付加期間は、前記入力分周信号の1分周期間に相当する期間であることを特徴とする請求項2に記載のクロック切替装置。
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