JP6040806B2 - クロック供給回路 - Google Patents

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Description

本発明は、映像伝送装置などに搭載されるクロック供給回路に関する。
リアルタイムに映像を配信する映像伝送装置などのネットワーク上の装置において、以下の要求を満たす装置が求められている。外部クロックに同期して動作する。ジッタを抑える。外部クロックが断した場合でも内部の自走クロックに切り替えて動作できる。この切り替え時における位相のずれを抑える。
正常時は外部クロックに同期して動作し、異常時は内部の発振器で生成される自走クロックで動作する装置において、その切り替え時の位相変化を極力抑えたい場合、通常以下の2方式が考えられる。
第1方式は、装置内の発振器で生成される自走クロックの周波数を外部クロックの周波数の100〜10000倍以上に設定し、常時、外部クロックのエッジを検出することにより自走クロックの位相を修正し続ける方式である。この方式では、装置内で外部クロックから自走クロックに一度乗り換える構成となるため、外部クロックの揺らぎや周波数の差により、装置内で使用するクロックにジッタが付加されやすくなる。
第2方式は、装置内の発振器で生成される自走クロックの周波数を外部クロックの周波数と同じとし、外部クロックの断を検出したら装置内で使用するクロックを自走クロックに切り替える方式である。この方式では、装置内の発振器で自走クロックの位相を外部クロックの位相に合わせることができないため、切り替え時に位相変動が発生しやすくなる。
特開平10−032564号公報
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部クロックを受けて装置内部にクロックを供給するクロック供給回路において、外部クロックの断にも対応し、高品質なクロックを供給し続ける技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のクロック供給回路は、外部クロックをもとに、外部クロックが正常なとき外部クロックのハイレベル期間に包含されるハイレベル期間を持つ内部クロックを生成し、外部クロックが異常なとき外部クロックの位相に対応する内部クロックを生成する内部クロック生成部と、外部クロックと、内部クロック生成部により生成された内部クロックの論理和信号を出力するOR回路と、を備える。内部クロック生成部は、外部クロックに異常が検出されたとき、その検出終了時点から、本来の外部クロックの位相の一部を復元した内部クロックを生成し、次の周期から外部クロックの位相の全てを復元した内部クロックを生成する。
本発明によれば、外部クロックの断にも対応し、高品質なクロックを供給し続けるクロック供給回路を実現できる。
本発明の実施の形態1に係るクロック供給回路を示すブロック図である。 図1のクロック供給回路の動作例を説明するためのタイミングチャートである(その1)。 図1のクロック供給回路の動作例を説明するためのタイミングチャートである(その2)。 実施の形態2に係るクロック供給回路の、自走クロック基準信号生成回路の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係るクロック供給回路の動作例を説明するためのタイミングチャートである(その1)。 実施の形態2に係るクロック供給回路の動作例を説明するためのタイミングチャートである(その2)。
図1は、本発明の実施の形態1に係るクロック供給回路100を示すブロック図である。クロック供給回路100は、ネットワークに接続される装置(例えば、通信装置、映像伝送装置)に搭載される。特にネットワーク上に接続された装置間において、ジッタ規定が厳格であり高精度な同期が必要な装置への搭載に適している。
クロック供給回路100は、発振器10、エッジ検出回路20、自走クロック基準信号生成回路30、ウインドウ生成回路40、比較回路50、自走クロック生成回路60、OR回路70、同期位相発振器(PLO;Phase Locked Oscillator)80を備える。以下、発振器10、エッジ検出回路20、自走クロック基準信号生成回路30、ウインドウ生成回路40、比較回路50、自走クロック生成回路60を総称して内部クロック生成部という。
内部クロック生成部(以下、自走クロック生成部という)は、外部から入力される入力クロックの立ち上がりエッジ/立ち下がりエッジをもとに決定された位相を持つ自走クロックを生成し、OR回路70に出力する。自走クロック生成部は、生成する自走クロックの周波数が、入力クロックの周波数(公称値)に合うように設計されている。
自走クロック生成部は、入力クロックが正常なとき、入力クロックのハイレベル期間に包含されるハイレベル期間を持つ自走クロックを生成する。一方、入力クロックが異常なとき自走クロック生成部は基本的に、入力クロックと位相が対応または等しい自走クロックを生成する。
ただし、外部クロックに異常が検出された周期では、本来の外部クロックの位相を全て復元することはできない。自走クロック生成部は、外部クロックの異常検出終了時点から、本来の外部クロックの位相の一部を復元または近似した内部クロックを生成する。次の周期から外部クロックの位相の全てを復元または近似した内部クロックを生成する。
OR回路70には、外部から入力クロックが入力され、自走クロック生成部から自走クロックが入力される。OR回路70は入力クロックと自走クロックの論理和信号を出力する。位相同期発振器80は、OR回路70から出力されるクロックをもとに、フィードバックループにより位相がロックされた出力クロックを生成する。当該出力クロックは、クロック供給回路100が搭載される装置内の基準クロックとして使用される。
以下、自走クロック生成部を具体的に説明する。発振器10は水晶振動子を用いた、クロック供給回路100の内部に搭載される発振器である。発振器10は、入力クロックの100倍〜1000倍の周波数で発振する。例えば、入力クロックの周波数が100kHzのとき、発振器10の発振周波数を500MHzに設計する。発振器10により生成されるクロックCLKは、エッジ検出回路20、自走クロック基準信号生成回路30、ウインドウ生成回路40、比較回路50、自走クロック生成回路60にそれぞれ供給される。
エッジ検出回路20は、入力クロックの立ち上がりエッジを検出し、その立ち上がりエッジをもとにエッジ信号を生成する。エッジ検出回路20は、生成したエッジ信号を自走クロック基準信号生成回路30及び比較回路50にそれぞれ出力する。
ウインドウ生成回路40は、自走クロック基準信号生成回路30により生成される自走クロック基準信号をもとにエッジ検出用のウインドウ信号を生成し、比較回路50に出力する。ウインドウ信号は、入力クロックの立ち上がりエッジが存在すべき位置を中心とするウインドウを規定した信号である。
比較回路50は、ウインドウ生成回路40から入力されるウインドウ信号と、エッジ検出回路20から入力されるエッジ信号を比較し、ウインドウ内にエッジが存在するか否か判定する。ウインドウ内にエッジが存在する場合は入力クロックを正常と判定し、存在しない場合は異常と判定する。比較回路50は、入力クロックの正常/異常を示す正常/異常信号を自走クロック基準信号生成回路30及び自走クロック生成回路60にそれぞれ出力する。また比較回路50は入力クロックを異常と判定したとき、クロック供給回路100より上位の図示しない制御回路に、異常発生を示すアラート信号を通知する。
自走クロック基準信号生成回路30は、エッジ検出回路20から入力されるエッジ信号を、当該信号に含まれるエッジがウインドウの外に出るようを遅延させて、自走クロック基準信号を生成する。具体的にはエッジを、ウインドウの終了位置の直後まで移動させる。自走クロック基準信号生成回路30は、生成した自走クロック基準信号を自走クロック生成回路60に出力する。
また自走クロック基準信号生成回路30は、生成した自走クロック基準信号をウインドウ生成回路40にも出力する。ウインドウ生成回路40は入力される自走クロック基準信号のエッジ位置をもとに、ウインドウ位置を設定する。また自走クロック生成回路60は、比較回路50から異常信号が入力されると、入力クロックに対応する自走クロックを生成する。
自走クロック生成回路60は、入力クロックが正常なとき自走クロック基準信号に含まれるエッジをもとに、ウインドウの終了位置から、入力クロックのハイレベル期間の終了位置までのハイレベル期間を持つ自走クロックを生成する。また入力クロックが異常なときウインドウ内の所定の位置(例えば、中心位置)から、入力クロックの位相に対応する自走クロックを生成する。
自走クロック生成回路60は通常、自走クロックの立ち上がりエッジを、ウインドウの直後に設定する。入力クロックのエッジが正常に存在するか否かは、ウインドウの終了位置を経過した時点で確定するため、自走クロックの立ち上がりエッジは、最短でウインドウの直後に設定することになる。
ウインドウ内に入力クロックの立ち上がりエッジが現れず、入力クロックが異常と判定される場合、次の周期で自走クロックの立ち上がりエッジをウインドウ内に設定する。ウインドウが、検出すべきエッジを中心に左右対称に設計されている場合、ウインドウ内の中心位置に、自走クロックの立ち上がりエッジを設定する。これにより本来の外部クロックの立ち上がりエッジ位置と、自走クロックの立ち上がりエッジ位置を合せることができる。
入力クロックが正常なとき、入力クロックのOR回路70通過時に、自走クロックにより変更されないため、OR回路70から入力クロックがそのまま出力される。一方、入力クロックが断すると、OR回路70からは自走クロックがそのまま出力される。比較回路50が入力クロックの異常を検出すると、次の周期から自走クロック生成回路60は、入力クロックの位相に対応する自走クロックを生成する。さらに後段の位相同期発振器80でも位相変動が緩和されるため、入力クロックから自走クロックへの切替時の位相変動の影響を大幅に軽減できる。
以下、図1に示した実施の形態1に係るクロック供給回路100の動作を具体例を挙げながら説明する。図2、図3は、図1のクロック供給回路100の動作例を説明するためのタイミングチャートである。まず以下の説明で使用するパラメータを定義する。mはウインドウ幅を決めるパラメータである。ウインドウ幅は(m*2+1)で定義される。これは発振器10のクロックで(m*2+1)周期幅であることを示す(以下同様)。本動作例ではm=2と設定する。従ってウインドウ幅は5である。nは公称のクロック周期である。本動作例ではn=16に設定する。また本動作例では、エッジ検出回路20、自走クロック生成回路60、ウインドウ生成回路40のそれぞれの内部にカウンタを設ける。
図2、図3において、エッジ検出回路20は入力クロックの立ち上がりエッジを検出すると、発振器10から供給される次のクロックCLKでエッジを立てる。比較回路50はウインドウ信号のウインドウ内に、エッジ信号のエッジが含まれる場合は正常/異常信号をハイレベルに設定し、含まない場合は正常/異常信号をローレベルに設定する。図2、図3では5番目のウインドウ内にエッジが出現しなくなるため、5番目のウインドウの終了位置から正常/異常信号をローレベルに設定する。
自走クロック基準信号生成回路30は正常/異常信号がハイレベルのとき、エッジ信号を、(m+1)クロックCLK、遅延して自走クロック基準信号を生成する。本動作例ではエッジ信号を3クロック遅延して自走クロック基準信号を生成する。正常/異常信号がローレベルのとき、自走クロック基準信号生成回路30は自走クロック基準信号を常時、ローレベルに設定する。
自走クロック生成回路60は、自走クロック基準信号がハイレベルになると、その次のクロックCLKで内部のカウンタを1に設定する。当該カウンタはクロックCLKに同期してインクリメントし、n(=16)で1に自己リセットする。正常/異常信号がハイレベルの場合にて自走クロック生成回路60は、当該カウンタのカウント値が1〜(m+1)、(n/2+2m+4)〜nの値のとき、自走クロックをハイレベルに設定する。カウント値がそれ以外の値のとき自走クロックをローレベルに設定する。具体的にはカウント値が1〜3、16のときハイレベルに設定し、4〜15のときローレベルに設定する。
正常/異常信号がローレベルの場合にて自走クロック生成回路60は、当該カウンタのカウント値が1〜(m+1)、(n/2+m+2)〜nの値のとき、自走クロックをハイレベルに設定する。カウント値がそれ以外の値のとき自走クロックをローレベルに設定する。具体的にはカウント値が1〜3、12〜16のときハイレベルに設定し、4〜11のときローレベルに設定する。
ウインドウ生成回路40は、自走クロック基準信号がハイレベルになると、その次のクロックCLKで内部のカウンタを1に設定する。当該カウンタはクロックCLKに同期してインクリメントし、n(=16)で1に自己リセットする。ウインドウ生成回路40は、当該カウンタのカウント値が(n−2m−1)〜(n−1)の値のとき、ウインドウ信号をハイレベルに設定する。カウント値がそれ以外の値のときウインドウ信号をローレベルに設定する。具体的にはカウント値が11〜15のときハイレベルに設定し、1〜10、16のときローレベルに設定する。
OR回路70は入力クロックと自走クロックの論理和を出力する。OR回路70の出力クロック信号は、入力クロックに異常が検出された周期のハイレベル期間は短くなるが、クロックが立ち上がらない空白期間が長く続くことを回避している。また次のクロック周期ではハイレベル期間が、入力クロックのハイレベル期間と等しくなり、位相変動を最小限に抑えながら、入力クロックから自走クロックへ切り替えられていることが分かる。
以上説明したように実施の形態1では、入力クロックが正常なとき、ウインドウ幅に応じてハイレベル期間の前半部分が立ち下がっている自走クロックを生成し、入力クロックが異常なとき、本来の入力クロックと同じ位相の自走クロックを生成する。これにより、外部クロックの断にも対応し、高品質なクロックを供給し続けるクロック供給回路を実現できる。
外部クロックが正常なとき、外部クロックが自走クロックの影響を受けずに出力されるため、外部クロックの位相に忠実なクロックが出力されることなる。外部クロックに異常が発生したとき、その周期のクロックのハイレベル期間の前半が欠けるだけで、その後は、外部クロックの位相に近似された自走クロックが出力される。このように外部クロックから自走クロックに切り替える際の位相変動が最低限に抑えられる。
実施の形態1では入力クロックが異常なとき、自走クロック生成回路60は、発振器10から供給されるクロックCLKをもとに自走クロックを生成する例を挙げた。入力クロックと、分周後のクロックCLKに周波数偏差がある場合、クロック切り替えにより周波数が変化する。これは、クロック供給回路100からクロックが供給されるターゲット装置の動作を乱す原因となる。そこで入力クロックと自走クロックの周波数をより正確に近似させる方式が望まれる。実施の形態2では、実施の形態1に係る自走クロック基準信号生成回路30を改良して、周波数の近似精度を向上させたクロック供給回路100を説明する。
図4は、実施の形態2に係るクロック供給回路100の、自走クロック基準信号生成回路30の構成例を示すブロック図である。実施の形態2に係るクロック供給回路100の全体構成は、図1に示したクロック供給回路100と同じである。実施の形態2では自走クロック基準信号生成回路30の構成が異なる。実施の形態2では自走クロック基準信号生成回路30は、エッジ信号の各周期のエッジ間隔の履歴を保持するメモリ34を含み、エッジ検出回路20から入力されるエッジ信号にエッジが含まれていない場合、メモリ34から読み出した各エッジ間隔をもとに自走クロック基準信号を生成する。以下、より具体的に説明する。
実施の形態2に係る自走クロック基準信号生成回路30は、第1クロックカウンタ31、ラッチ回路32、第1周期カウンタ33、メモリ34、第2クロックカウンタ35、第2周期カウンタ36、出力制御回路37を備える。
第1クロックカウンタ31は、エッジ信号の各周期のエッジ間隔をカウントアップする。ラッチ回路32は、第1クロックカウンタ31から入力される周期データをラッチし、エッジ信号がハイレベルのとき、保持している周期データをメモリ34に出力する。第1周期カウンタ33は、エッジ信号の周期数をカウントアップする。第1周期カウンタ33は、保持している周期数を書込アドレスとしてメモリ34に出力する。
メモリ34はkワードの領域を有する。各ワードは1つのポートから書き込み、1つのポートから読み出しが随時可能な構成である。第2クロックカウンタ35は、出力制御回路37から設定されるデフォルト値またはメモリ34から読み出した周期データの値を初期として、1までカウントダウンする。1に到達すると出力制御回路37に通知する。第2周期カウンタ36は、出力制御回路37からの指示に応じてカウントアップする。第2周期カウンタ36は、保持している値を読出アドレスとしてメモリ34に出力する。
出力制御回路37は入力クロックが正常なとき、エッジ信号を遅延させて自走クロック基準信号として自走クロック生成回路60に出力する。入力クロックが異常なとき、メモリ34に格納された周期データをもとに生成した自走クロック基準信号を出力する。
実施の形態2に係るクロック供給回路100の動作を具体例を挙げながら説明する。図5、図6は、実施の形態2に係るクロック供給回路100の動作例を説明するためのタイミングチャートである。まず以下の説明で使用するパラメータを定義する。mはウインドウ幅を決めるパラメータである。ウインドウ幅は(m*2+1)で定義される。本動作例ではm=2と設定する。従ってウインドウ幅は5である。nは公称のクロック周期である。本動作例ではn=16に設定する。kはメモリ34のワード数である。
図5、図6において、エッジ検出回路20は入力クロックの立ち上がりエッジを検出すると、発振器10から供給される次のクロックCLKでエッジを立てる。比較回路50はウインドウ信号のウインドウ内に、エッジ信号のエッジが含まれる場合は正常/異常信号をハイレベルに設定し、含まない場合は正常/異常信号をローレベルに設定する。
第1クロックカウンタ31はエッジ信号がローレベルのとき、クロックCLKに同期して1カウントアップ(インクリメント)する。エッジ信号がハイレベルになると、クロックCLKに同期してカウント値を1にリセットする。第1クロックカウンタ31は、リセットする時点で保持しているカウント値を、周期データとしてラッチ回路32に出力する。
ラッチ回路32は、第1クロックカウンタ31から入力されるカウント値を、次に第1クロックカウンタ31からカウント値が入力されるまで保持する。ラッチ回路32は、エッジ信号がハイレベルのとき、保持しているカウント値を周期データ(WRITE DATA)としてメモリ34に出力する。
第1周期カウンタ33は、1〜k(=34)までカウント可能なアップカウンタである。第1周期カウンタ33は、エッジ信号がローレベルのとき前値を保持する。エッジ信号がハイレベルのとき、クロックCLKに同期して1カウントアップ(インクリメント)する。オーバフローした場合はカウント値を1にリセットする。第1周期カウンタ33はカウント値を、書込アドレス(WRITE ADR)を示すエッジナンバーとしてメモリ34に出力する。
第2クロックカウンタ35は、出力制御回路37から入力されるカウントダウン信号がハイレベルのとき、クロックCLKに同期して1カウントダウン(デクリメント)する。また出力制御回路37から入力されるラッチ信号がハイレベルのとき、メモリ34から読み出した周期データの値を、クロックCLKに同期してカウント値に設定する。また出力制御回路37から入力されるデフォルト信号がハイレベルのとき、クロックCLKに同期してデフォルト値をカウント値に設定する。デフォルト値は、公称のクロック周期の2倍の値が設定される。本動作例では32である。
第2クロックカウンタ35は、カウント値が1のとき、カウンタ値=1を示す信号(以下、カウント終了信号という)をハイレベルに設定し、カウント値が1以外のとき、カウント終了信号をローレベルに設定する。第2クロックカウンタ35はカウント終了信号を出力制御回路37に出力する。
第2周期カウンタ36は、1〜k(=34)までカウント可能なアップカウンタである。第2周期カウンタ36は、出力制御回路37から入力されるカウントアップ信号がローレベルのとき前値を保持する。カウントアップ信号がハイレベルのとき、クロックCLKに同期して1カウントアップ(インクリメント)する。オーバフローした場合はカウント値を1にリセットする。第2周期カウンタ36はカウント値を、読出アドレス(READ ADR)を示すエッジナンバーとしてメモリ34に出力する。
出力制御回路37は、正常/異常信号がハイレベルのとき、エッジ信号を(m+1)クロック、遅延して自走クロック基準信号を生成する。本動作例ではエッジ信号を3クロック遅延して自走クロック基準信号を生成する。正常/異常信号がローレベルのとき、出力制御回路37はカウント終了信号を(m+1)クロック、遅延して自走クロック基準信号を生成する。
出力制御回路37は、正常/異常信号がハイレベルで且つエッジ信号がハイレベルのとき、デフォルト信号をハイレベルに設定し、第2クロックカウンタ35に出力する。その条件を満たさない場合、出力制御回路37はデフォルト信号をローレベルに設定し、第2クロックカウンタ35に出力する。
出力制御回路37は、正常/異常信号がローレベルで且つカウント終了信号がハイレベルのとき、ラッチ信号をハイレベルに設定し、第2クロックカウンタ35に出力する。その条件を満たさない場合、出力制御回路37はラッチ信号をローレベルに設定し、第2クロックカウンタ35に出力する。
出力制御回路37は、エッジ信号がローレベルのとき、カウントダウン信号をハイレベルに設定し、第2クロックカウンタ35に出力する。エッジ信号がハイレベルのとき、カウントダウン信号をローレベルに設定し、第2クロックカウンタ35に出力する。出力制御回路37は、カウント終了信号がハイレベルのとき、カウントアップ信号をハイレベルに設定し、第2周期カウンタ36に出力する。カウント終了信号がローレベルのとき、カウントアップ信号をローレベルに設定し、第2周期カウンタ36に出力する。
書込信号(WR信号)となるエッジ検出信号がハイレベルのとき、ラッチ回路32から入力される周期データ(WRITE DATA)が、第1周期カウンタ33から入力される書込アドレス(WRITE ADR)に書き込まれる。第2周期カウンタ36から指定される読出アドレス(READ ADR)に格納された周期データ(READ DATA)は、第2クロックカウンタ35に読み出される。
自走クロック生成回路60は、自走クロック基準信号がハイレベルになると、その次のクロックCLKで内部のカウンタを1に設定する。当該カウンタはクロックCLKに同期してインクリメントし、n(=16)で1に自己リセットする。正常/異常信号がハイレベルの場合にて自走クロック生成回路60は、当該カウンタのカウント値が1〜(m+1)、(n/2+2m+4)〜nの値のとき、自走クロックをハイレベルに設定する。カウント値がそれ以外の値のとき自走クロックをローレベルに設定する。正常/異常信号がローレベルの場合にて自走クロック生成回路60は、当該カウンタのカウント値が1〜(m+1)、(n/2+m+2)〜nの値のとき、自走クロックをハイレベルに設定する。カウント値がそれ以外の値のとき自走クロックをローレベルに設定する。
ウインドウ生成回路40は、自走クロック基準信号がハイレベルになると、その次のクロックCLKで内部のカウンタを1に設定する。当該カウンタはクロックCLKに同期してインクリメントし、n(=16)で1に自己リセットする。ウインドウ生成回路40は、当該カウンタのカウント値が(n−2m−1)〜(n−1)の値のとき、ウインドウ信号をハイレベルに設定する。カウント値がそれ以外の値のときウインドウ信号をローレベルに設定する。具体的にはカウント値が11〜15のときハイレベルに設定し、1〜10、16のときローレベルに設定する。OR回路70は入力クロックと自走クロックの論理和を出力する。
以上説明したように実施の形態2によれば、過去のエッジ間隔を記録し、入力クロックの異常発生時に当該エッジ間隔を用いて自走クロックを生成することにより、入力クロックの周波数ずれに適応できる。自走クロック生成回路は入力クロックの立ち上がりエッジに合わせて立ち上がりエッジを出力するが、入力クロックと発振器10のクロックに周波数差がある場合、立ち上がりエッジの間隔は通常の間隔よりも+1または−1される。これに対し、エッジ間隔を例えば、1000周期分保持し、異常時にそれに従って自走クロックを生成すれば、発振器10の1000倍の精度で周波数を合わせることが可能となる。例えば、入力クロック=100kHz、発振器10のクロック=500MHz、エッジ間隔の記録数=1000の場合、クロック切り替え時の周波数偏差を0.2ppm(100kHz/(500MHz*1000)=2×10^−7=0.2ppm)以下にすることが可能となる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では入力クロックの立ち上がりエッジをもとに、自走クロックを生成する例を説明した。この点、入力クロックの立ち下がりエッジをもとに、自走クロックを生成してもよい。この場合、図2、図3のタイミングチャートにおいてエッジ信号、正常/異常信号、自走クロック基準信号、ウインドウ信号の位相が180度ずれる。自走クロック生成回路60は自走クロック基準信号をもとに、外部クロックの正常時において、外部クロックのローレベル期間にハイレベルに遷移しない自走クロックを生成する。この外部クロックは当業者が適宜、設計可能である。
100 クロック供給回路、 10 発振器、 20 エッジ検出回路、 30 自走クロック基準信号生成回路、 31 第1クロックカウンタ、 32 ラッチ回路、 33 第1周期カウンタ、 34 メモリ、 35 第2クロックカウンタ、 36 第2周期カウンタ、 37 出力制御回路、 40 ウインドウ生成回路、 50 比較回路、 60 自走クロック生成回路、 70 OR回路、 80 位相同期発振器。

Claims (5)

  1. 外部クロックをもとに、前記外部クロックが正常なとき前記外部クロックのハイレベル期間に包含されるハイレベル期間を持つ内部クロックを生成し、前記外部クロックが異常なとき前記外部クロックの位相に対応する内部クロックを生成する内部クロック生成部と、
    前記外部クロックと、前記内部クロック生成部により生成された内部クロックの論理和信号を出力するOR回路と、
    を備えることを特徴とするクロック供給回路。
  2. 前記内部クロック生成部は、前記外部クロックに異常が検出されたとき、その検出終了時点から、本来の外部クロックの位相の一部を復元した内部クロックを生成し、次の周期から前記外部クロックの位相の全てを復元した内部クロックを生成することを特徴とする請求項1に記載のクロック供給回路。
  3. 前記内部クロック生成部は、
    前記外部クロックの立ち上がりエッジを検出するエッジ検出回路と、
    エッジ検出用のウインドウ内に前記立ち上がりエッジが存在する場合は前記外部クロックを正常と判定し、存在しない場合は異常と判定する判定回路と、
    前記エッジ検出回路から出力されるエッジ信号を、当該信号に含まれるエッジが前記ウインドウの外に出るよう遅延させて、内部の基準クロックを生成する基準クロック生成回路と、
    前記外部クロックが正常なとき前記基準クロックに含まれるエッジをもとに、前記ウインドウの終了位置から前記外部クロックのハイレベル期間の終了位置までのハイレベル期間を持つ内部クロックを生成し、前記外部クロックが異常なとき前記ウインドウ内の所定の位置から、前記外部クロックの位相に対応する内部クロックを生成する内部クロック生成回路と、
    を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のクロック供給回路。
  4. 前記基準クロック生成回路は、前記エッジ信号の各周期のエッジ間隔の履歴を保持するメモリを含み、前記エッジ信号にエッジが含まれていない場合、前記メモリから読み出した各エッジ間隔をもとに前記基準クロックを生成することを特徴とする請求項3に記載のクロック供給回路。
  5. 前記OR回路の後段に位相同期発振器を、さらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のクロック供給回路。
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