JP6020475B2 - 冷間圧延設備 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼板を冷間圧延する冷間圧延設備に関するものである。
従来、鋼板の冷間圧延の操業においては、完全連続式冷間タンデムミル、酸洗ライン後段の連続式タンデムミル、単スタンドのリバースミル等、冷間圧延設備の如何を問わず、室温程度、すなわち高くとも40℃程度の鋼板が冷間圧延される。これは、鋼板の温度増加に伴って鋼板の変形抵抗が低下することを考慮しても、被圧延材である鋼板の温度を高めることによって得られるメリットに比べ、被るデメリットが大きいからである。例えば、鋼板の温度を高めることによるメリットとして、鋼板の変形抵抗の低下に伴う圧延動力の低下が挙げられるが、このメリットは、鋼板の冷間圧延の操業において、殆ど無視される程度である。これに対して、鋼板を昇温するためのコスト的損失が非常に大きいこと、高温の鋼板のハンドリングが労働環境面から問題であること等、鋼板の高温化に起因するデメリットが多大である。
上述したような室温レベルの鋼板が冷間圧延に供された場合、冷間圧延中の鋼板の幅方向端部(以下、エッジ部という)に耳割れが生じる可能性がある。特に、1%以上の珪素を含有する珪素鋼板、ステンレス鋼板、高炭素鋼板等の難圧延材は一般の鋼板と比較して脆性材料となるため、室温レベルの難圧延材を冷間圧延した際、耳割れが顕著に発生する。耳割れの程度が大きい場合には、耳割れを起点として鋼板が冷間圧延中に破断する虞がある。
この問題を解決する方法として、例えば、特許文献1には、珪素鋼板を冷間圧延するに際して、エッジ部を60℃(延性−脆性遷移温度)以上の温度に昇温した珪素鋼板を被圧延材として圧延機に供給する珪素鋼板の冷間圧延方法が開示されている。また、特許文献2には、鋼板のエッジ部を誘導加熱で昇温させる手段として、C型インダクタ(誘導子)を用いた一対の誘導加熱装置が開示されている。この特許文献2に記載の誘導加熱装置は、鋼板の幅方向(以下、板幅方向と適宜いう)の両エッジ部をC型インダクタのスリット内に上下から非接触に挟み、C型インダクタのコイルに電源装置から高周波電流を流して鋼板の厚さ方向(以下、板厚方向と適宜いう)の磁束を鋼板の両エッジ部に与えて、これら両エッジ部に誘導電流を生じさせ、この誘導電流によって発生するジュール熱により、これら両エッジ部を加熱する。
ここで、鋼板のエッジ部を所定の温度に昇温するためには、鋼板のエッジ部とこのエッジ部を板厚方向の上下から非接触に挟むC型インダクタとの重なり合う長さ(以下、ラップ長という)が予め設定された値となるように、C型インダクタを支持する台車の位置を鋼板の板幅に応じてセットする必要がある。しかしながら、実操業においては、鋼板のセンタリング不良や平坦度不良によって鋼板が板幅方向に蛇行するため、ラップ長が変化してしまう。ラップ長が小さくなれば、磁束の流れを遮る渦電流の発生が少なくなるため、力率が悪化して無効電流が増加し、C型インダクタのコイルに流れる高周波電流が定格値まで増加しても所定の出力が出せず、この結果、エッジ部の加熱不足が生じることがある。あるいは、エッジ部の一部分を過度に加熱する事態(局部異常加熱)に至ることがある。加熱不足の場合には、鋼板の冷間圧延中にエッジ部に耳割れが生じてしまう。この耳割れは、上述したように、冷間圧延中の鋼板の破断を引き起こす原因になる。一方、局部異常加熱の場合には、鋼板のエッジ部に、熱応力による変形に起因して耳波が生じてしまう。耳波の程度が大きい場合には、冷間圧延中の鋼板に絞り破断が生じる虞があり、このため、鋼板の安定した冷間圧延が困難になる。以上のことから、冷間圧延される鋼板のエッジ部を誘導加熱によって所定の温度に昇温するに際しては、ラップ長を最適な値に制御することが極めて重要となる。
なお、上述したラップ長の制御に関する従来技術として、例えば、搬送される鋼板のエッジ部を加熱する加熱コイルと、この加熱コイルを搭載したコイル台車体と、このコイル台車体を鋼板の進行方向と直角の方向へ移動させる移動機構と、このコイル台車体に取り付けられて鋼板のエッジ部に接触するガイドローラとを備えた誘導加熱装置がある(特許文献3参照)。この特許文献3に記載の誘導加熱装置は、鋼板の誘導加熱中にガイドローラが鋼板のエッジ部に接触するように移動機構を動作させて、鋼板と加熱コイルとの相対位置関係を常に一定に保つようにしている。一方、鋼板の左右エッジ部が通過するラインの左右側位置に鋼板進行方向と直角方向に進退する台車を配置し、これら左右の各台車に、鋼板のエッジ部を上下から挟むインダクタを設置し、台車の自動位置コントローラにより、鋼板のエッジ部とインダクタとのラップ長を制御して、鋼板のエッジ部を加熱する誘導加熱制御方法がある(特許文献4参照)。この特許文献4に記載の誘導加熱制御方法では、左右の各インダクタの加熱コイルに流れる高周波電流を検出して、鋼板の蛇行によるラップ長の変化によって発生する電流値の偏差を求め、予め記憶した偏差電流値と偏差電流値を零とするに必要なインダクタの台車位置補正量との関係に基づき台車位置補正値を求める。ついで、電流値の大きい側の台車位置初期設定値から台車位置補正値を減算すると共に、電流値の小さい側の台車位置初期設定値に台車位置補正値を加算して左右の台車補正位置を求める。その後、左右の各台車の自動位置コントローラに、前述のように加減算した左右の台車補正位置を出力し、これにより、これら左右の各台車の位置を自動位置コントローラが補正するようにし、これを通して、鋼板の左右エッジ部と左右の各インダクタとのラップ長を制御している。
特開昭61−15919号公報 特開平11−290931号公報 特開昭53−70063号公報 特開平11−172325号公報
上述した従来技術において、鋼板のエッジ部と誘導加熱装置のインダクタとのラップ長は、鋼板の蛇行に起因するエッジ部の位置変化に応じて補正される。言うなれば、このエッジの位置変化に応じてラップ長を補正するフィードバック制御が、従来、行われている。しかしながら、インダクタを搭載する台車の移動速度と比較して鋼板の蛇行速度が速い故に、上述した従来技術では、鋼板の蛇行に起因するエッジ部の位置変化にラップ長のフィードバック制御を十分に追従させることが困難である。このため、冷間圧延される前の鋼板のエッジ部を誘導加熱によって所定の温度に昇温するに際して、ラップ長を最適な値に安定して制御することは極めて困難である。この結果、被圧延材としての鋼板においてエッジ部の加熱不足または局部異常加熱が発生し、この状態の鋼板を冷間圧延した際、エッジ部の加熱不足による耳割れに起因して鋼板の破断が発生し、あるいは、エッジ部の局部異常加熱による耳波に起因して鋼板の絞り破断が発生してしまう。このような鋼板の耳割れに起因する破断または絞り破断(以下、これらを纏めて鋼板破断と適宜いう)の発生は、鋼板の冷間圧延の操業を阻害するとともに、冷間圧延の生産効率の低下を招来する。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、鋼板破断の発生を可能な限り抑制して、鋼板の安定した冷間圧延を実現することが可能な冷間圧延設備を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる冷間圧延設備は、順次搬送される鋼板を加熱装置によって加熱し、加熱後の前記鋼板を冷間圧延機によって順次冷間圧延する冷間圧延設備において、前記加熱装置よりも前記鋼板の搬送方向の上流側に配置され、前記加熱装置に向かって搬送される前記鋼板の蛇行を修正する蛇行修正装置と、前記加熱装置と前記冷間圧延機との間に配置され、前記冷間圧延機による前記鋼板の冷間圧延に起因する前記鋼板の蛇行を抑制する蛇行抑制装置と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる冷間圧延設備は、上記の発明において、前記蛇行修正装置は、前記鋼板に接触しながら回転して前記鋼板を搬送するロール体と、前記ロール体の中心軸が水平方向に対して傾斜するように前記ロール体を傾動するロール傾動部と、を備え、前記蛇行抑制装置は、前記鋼板の搬送方向に千鳥配置され、前記加熱装置の出側から前記冷間圧延機の入側に向けて前記鋼板を搬送するとともに、前記鋼板の厚さ方向の両側から前記鋼板を挟み込んで前記鋼板の幅方向の移動を拘束する複数のロール体を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる冷間圧延設備は、上記の発明において、前記蛇行修正装置のロール体は、前記鋼板の張力を制御するためのブライドルロールであることを特徴とする。
また、本発明にかかる冷間圧延設備は、上記の発明において、前記加熱装置は、前記鋼板の幅方向の両エッジ部を前記鋼板の厚さ方向の両側から非接触に挟むC型のインダクタを備え、誘導加熱方式によって前記鋼板のうちの前記両エッジ部を加熱することを特徴とする。
本発明によれば、鋼板破断の発生を可能な限り抑制して、鋼板の安定した冷間圧延を実現することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる冷間圧延設備の一構成例を示す図である。 図2は、本実施の形態における蛇行修正装置のブライドルロールを傾動する状態を例示する図である。 図3は、本実施の形態における冷間圧延設備の加熱装置の一構成例を示す図である。 図4は、本実施の形態における蛇行抑制装置のロール体によって鋼帯の板幅方向の移動を拘束する状態を示す図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明にかかる冷間圧延設備の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
まず、本発明の実施の形態にかかる冷間圧延設備について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる冷間圧延設備の一構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる冷間圧延設備1は、被圧延材の搬送経路の入口端に巻戻し機2を備え、出口端にテンションリール11を備える。また、冷間圧延設備1は、巻戻し機2とテンションリール11との間に、被圧延材の搬送経路に沿って、溶接機3と、ルーパ4と、蛇行修正装置5と、板幅計6と、加熱装置7と、蛇行抑制装置8と、冷間圧延機9と、走間シャー10とを備える。さらに、冷間圧延設備1は、蛇行修正装置5および蛇行抑制装置8を制御する制御部12を備える。
巻戻し機2は、熱延鋼板等の鋼材を巻いたコイルから鋼板15を巻き戻し、冷間圧延設備1における被圧延材の搬送経路へ鋼板15を順次払い出す。巻戻し機2から払い出された鋼板15は、ピンチロール等を経て、巻戻し機2よりも鋼板15の搬送方向の下流側に位置する溶接機3へ順次搬送される。
溶接機3は、レーザ溶接機等を用いて実現され、図1に示すように、巻戻し機2とルーパ4との間における被圧延材の搬送経路近傍に配置される。溶接機3は、巻戻し機2から払い出された複数の鋼板15を順次受け入れ、これら複数の鋼板15のうちの搬送方向に先行する鋼板(以下、先行材という)の尾端部と、この先行材に後続する鋼板(以下、後行材という)の先端部とを溶接する。溶接機3は、巻戻し機2からの複数の鋼板15に対して、上述した先行材の尾端部と後行材の先端部との溶接処理を順次行い、これにより、これら複数の鋼板15の先尾端部同士を接合してなる鋼帯16を形成する。鋼帯16は、溶接機3から搬出された後、溶接機3よりも鋼帯16の搬送方向の下流側に位置するルーパ4へ順次搬送される。
ルーパ4は、冷間圧延等の連続処理が施される鋼帯16を適宜蓄積または払い出すための装置である。具体的には、図1に示すように、ルーパ4は、複数の固定ロール4a,4c,4e,4gと、固定ロール4a,4c,4e,4gに対して接近または離間する方向(以下、接離方向という)に移動可能な複数の可動ロール4b,4d,4fとを備える。このようなルーパ4において、図1に示すように、固定ロール4a、可動ロール4b、固定ロール4c、可動ロール4d、固定ロール4e、可動ロール4f、および固定ロール4gは、この順に鋼帯16の搬送経路に沿って配置されている。
固定ロール4a,4c,4e,4gは、各々、設置位置が固定された搬送ロールであり、例えば図1に示すように、溶接機3から蛇行修正装置5に向かう方向に並ぶように配置される。各固定ロール4a,4c,4e,4gは、鋼帯16を巻き掛けられる等によって鋼帯16に接触しながら、駆動部(図示せず)の作用によって自身のロール中心軸を中心に回転する。これにより、各固定ロール4a,4c,4e,4gは、鋼帯16をその搬送経路に沿って搬送するとともに、定位置において鋼帯16に張力を付与する。一方、可動ロール4b,4d,4fは、各々、ループカー等の移動機構(図示せず)の作用によって接離方向に移動可能な搬送ロールである。可動ロール4b,4d,4fは、鋼帯16を巻き掛けられる等によって鋼帯16に接触しながら、自身のロール中心軸を中心に回転する。これにより、可動ロール4b,4d,4fは、固定ロール4a,4c,4e,4gとの間において鋼帯16を張架するとともに、鋼帯16をその搬送方向に送出する。
上述したような構成を有するルーパ4は、図1に示すように、冷間圧延機9よりも鋼帯16の搬送方向の上流側、詳細には溶接機3と蛇行修正装置5との間に配置され、鋼帯16を蓄積または払い出しする。これにより、ルーパ4内における鋼帯16の滞留時間が調整される。このルーパ4による鋼帯16の蓄積または払い出しは、溶接機3による鋼板溶接の際または走間シャー10による鋼帯16のせん断の際に生じる鋼帯16の搬送休止時間等を吸収するために行われる。例えば、冷間圧延設備1において、溶接機3が鋼帯16の溶接を行っていない期間、ルーパ4は、溶接機3から鋼帯16を受け入れつつ、可動ロール4b,4d,4fを固定ロール4a,4c,4e,4gから離間させる。これにより、ルーパ4は、溶接機3からの鋼帯16を蓄積しつつ、冷間圧延機9側に向けて鋼帯16を連続的に搬送する。一方、溶接機3が各鋼板15の先尾端部同士を溶接している期間、溶接機3からルーパ4への鋼帯16の搬送が停止する。この場合、ルーパ4は、可動ロール4b,4d,4fを固定ロール4a,4c,4e,4gに接近させる。これにより、ルーパ4は、上述したように蓄積していた鋼帯16を冷間圧延機9側に払い出して、溶接機3側から冷間圧延機9側への鋼帯16の連続的な搬送を維持する。ルーパ4は、溶接機3による鋼帯16の溶接が完了後、再び、可動ロール4b,4d,4fを固定ロール4a,4c,4e,4gから離間させる。ルーパ4は、この状態において溶接機3から受け入れた鋼帯16を蓄積しつつ、冷間圧延機9側へ鋼帯16を連続的に搬送する。このようにして、ルーパ4は、溶接機3側から冷間圧延機9側への鋼帯16の連続的な搬送を維持する。このルーパ4から払い出された鋼帯16は、ルーパ4よりも鋼帯16の搬送方向の下流側に位置する蛇行修正装置5へ順次搬送される。
蛇行修正装置5は、図1に示すように、加熱装置7よりも鋼帯16の搬送方向の上流側に配置され、加熱装置7に向かって搬送される鋼帯16の蛇行を修正する。本実施の形態において、蛇行修正装置5は、4つのブライドルロール5a〜5dと、ブライドルロール5a〜5dを傾動するロール傾動部5eとを備える。
ブライドルロール5a〜5dは、鋼帯16を搬送するロール体としての機能と、鋼帯16の張力を制御するためのロール体としての機能とを有する。具体的には、ブライドルロール5a〜5dは、各々、鋼帯16の巻付き角が所定値以上(例えば90度以上)となるように、鋼帯16の搬送経路に沿って配置される。なお、巻付き角は、ブライドルロール5a〜5dのうちの鋼帯16が接触する外周面部分に対応するブライドルロール5a〜5dの中心角である。このように配置されたブライドルロール5a〜5dは、鋼帯16を巻き掛けられる等によって鋼帯16に接触しながら、駆動部(図示せず)の作用によって自身のロール中心軸を中心に回転する。これにより、ブライドルロール5a〜5dは、自身の外周面と鋼帯16との摩擦力によって鋼帯16に張力を付与しながら、ルーパ4側から加熱装置7側へ鋼帯16を搬送する。この際、ブライドルロール5aは、ブライドルロール5bと協働して鋼帯16を張架するとともに、ルーパ4側からブライドルロール5b側へ鋼帯16を搬送する。ブライドルロール5bは、ブライドルロール5a,5cと協働して鋼帯16を張架するとともに、ブライドルロール5a側からブライドルロール5c側へ鋼帯16を搬送する。ブライドルロール5cは、ブライドルロール5b,5dと協働して鋼帯16を張架するとともに、ブライドルロール5b側からブライドルロール5d側へ鋼帯16を搬送する。ブライドルロール5dは、ブライドルロール5cと協働して鋼帯16を張架するとともに、ブライドルロール5c側から加熱装置7側へ鋼帯16を搬送する。上述したようにブライドルロール5a〜5dによって鋼帯16に付与された張力は、ブライドルロール5a〜5dの各回転速度を調整することにより、制御される。
また、ブライドルロール5a〜5dは、鋼帯16の蛇行を矯正することが可能なステアリング機能を有する。具体的には、ブライドルロール5a〜5dは、自身のロール中心軸を回転中心として回転可能な状態でロール傾動部5eに支持される。ロール傾動部5eは、ブライドルロール5a〜5dのロール中心軸が水平方向に対して傾斜するように、ブライドルロール5a〜5dを傾動する。図2は、本実施の形態における蛇行修正装置のブライドルロールを傾動する状態を例示する図である。ロール傾動部5eは、鋼帯16に蛇行が生じた場合、例えば図2に示すように、鋼帯16を張架するブライドルロール5a,5bの各ロール中心軸C1,C2が水平方向に対して傾斜するようにブライドルロール5a,5bを傾動する。本実施の形態において、ロール傾動部5eは、ブライドルロール5c,5dについても、上記のブライドルロール5a,5bの場合と同様に傾動する。ブライドルロール5a〜5dは、このようなロール傾動部5eの傾動作用、すなわちステアリング機能によって、鋼帯16の蛇行方向と反対方向に下る傾斜を形成し、これにより、鋼帯16の蛇行を修正する。
上述した蛇行修正装置5から搬出された鋼帯16は、蛇行修正装置5の出側に配置された板幅計6を経由して、蛇行抑制装置8よりも鋼帯16の搬送方向の上流側に位置する加熱装置7へ順次搬送される。
板幅計6は、図1に示すように、蛇行修正装置5と加熱装置7との間に配置され、蛇行修正装置5による蛇行修正後の鋼帯16の蛇行量および板幅を計測する。この際、板幅計6は、蛇行修正後の鋼帯16の両エッジ部を検出し、検出した両エッジ部の各位置を算出する。ついで、板幅計6は、算出した両エッジ部の各位置をもとに、鋼帯16の板幅方向の中心位置を算出し、この中心位置と鋼帯16の搬送経路中心との差を、鋼帯16の蛇行量として算出する。また、板幅計6は、得られた両エッジ部の各位置をもとに、鋼帯16の板幅を算出する。板幅計6は、このような蛇行修正後の鋼帯16の蛇行量および板幅の算出(計測)を連続的または所定時間毎に断続的に実行し、その都度、得られた鋼帯16の蛇行量および板幅を制御部12および加熱装置7に各々送信する。
加熱装置7は、順次搬送される鋼帯16を冷間圧延前に加熱するものである。本実施の形態において、加熱装置7は、図1に示すように、冷間圧延機9よりも鋼帯16の搬送方向の上流側、詳細には蛇行修正装置5と蛇行抑制装置8との間に配置され、誘導加熱方式によって鋼帯16のうちの両エッジ部を加熱(誘導加熱)する。図3は、本実施の形態における冷間圧延設備の加熱装置の一構成例を示す図である。図3に示すように、加熱装置7は、鋼帯16の板幅方向の両エッジ部16a,16bを鋼帯16の板厚方向の両側(例えば上下)から非接触に挟む一対のC型のインダクタ71a,71bを備える。インダクタ71aの脚部72a,73aには、加熱コイル74aが設けられる。加熱コイル74aは、インダクタ71aの脚部72a,73aの間隙内を鋼帯16のエッジ部16aが通過する際、このエッジ部16aに板厚方向の磁束を与えて、このエッジ部16aを誘導加熱する。一方、インダクタ71bの脚部72b,73bには、加熱コイル74bが設けられる。加熱コイル74bは、インダクタ71bの脚部72b,73bの間隙内を鋼帯16のエッジ部16bが通過する際、このエッジ部16bに板厚方向の磁束を与えて、このエッジ部16bを誘導加熱する。また、加熱装置7は、図3に示すように、整合盤77と、高周波電源78と、計算ユニット79とを備える。加熱コイル74a,74bは、整合盤77を介して高周波電源78に接続される。高周波電源78には、計算ユニット79が接続される。計算ユニット79は、鋼帯16の板厚、搬送速度および鋼種に基づいて鋼帯16の加熱条件を設定し、設定した加熱条件に応じて、加熱コイル74a,74bに流す高周波電流の出力を高周波電源78に指示する。高周波電源78は、この計算ユニット79からの出力指示に基づき、整合盤77を介して加熱コイル74a,74bに高周波電流を流し、これにより、加熱コイル74a,74bに板厚方向の磁束(高周波磁束)を生じさせる。この高周波磁束によって、鋼帯16の両エッジ部16a,16bに誘導電流が生じ、誘導電流によって両エッジ部16a,16bにジュール熱が発生する。両エッジ部16a,16bは、発生したジュール熱によって誘導加熱され、この結果、延性−脆性遷移温度以上の温度に昇温する。
また、加熱装置7は、図3に示すように、インダクタ71a,71bを各々鋼帯16の板幅方向に移動させる台車75a,75bと、インダクタ71a,71bの位置を制御する位置制御部76a,76bとを備える。インダクタ71aは台車75a上に設置され、インダクタ71bは台車75b上に設置されている。台車75a,75bは、鋼帯16の板幅方向に移動することによって、インダクタ71a,71bを鋼帯16の板幅方向に各々移動させる。位置制御部76a,76bには、図3に示すように、計算ユニット79が接続される。計算ユニット79は、上述した板幅計6から鋼帯16の板幅を受信し、受信した板幅に応じて、鋼帯16の板幅方向におけるインダクタ71a,71bの各目標位置(詳細には加熱コイル74a,74bの各目標位置)を算出する。計算ユニット79は、算出したインダクタ71a,71bの各目標位置を位置制御部76a,76bに各々送信する。位置制御部76a,76bは、計算ユニット79から受信したインダクタ71a,71bの各目標位置に基づいて、台車75a,75bを駆動制御し、台車75a,75bの駆動制御を通して、インダクタ71a,71bの位置を制御する。すなわち、位置制御部76aは、インダクタ71aの位置と鋼帯16の板幅に応じた目標位置とが一致するように、鋼帯16の板幅方向における台車75aの移動を制御し、この台車75aの制御を通して、インダクタ71aの位置を目標位置に制御する。これと同時に、位置制御部76bは、インダクタ71bの位置と鋼帯16の板幅に応じた目標位置とが一致するように、鋼帯16の板幅方向における台車75bの移動を制御し、この台車75bの制御を通して、インダクタ71bの位置を目標位置に制御する。この結果、鋼帯16の両エッジ部16a,16bとインダクタ71a,71bとの各ラップ長La,Lb(図3参照)は、鋼板16の板幅の変化によらず定常に制御される。このように定常に制御されたラップ長La,Lbは、鋼帯16の両エッジ部16a,16bを延性−脆性遷移温度以上の温度に昇温するに最適な値となっている。
本実施の形態において、図3に示すように、鋼帯16のエッジ部16aとインダクタ71aとのラップ長Laは、インダクタ71aの脚部72a,73aによって板厚方向の上下から非接触に挟まれるエッジ部16aとインダクタ71a(詳細には脚部72a,73a)との重なり合う長さである。鋼帯16のエッジ部16bとインダクタ71bとのラップ長Lbは、インダクタ71bの脚部72b,73bによって板厚方向の上下から非接触に挟まれるエッジ部16bとインダクタ71b(詳細には脚部72b,73b)との重なり合う長さである。
一方、蛇行抑制装置8は、図1に示すように、加熱装置7と冷間圧延機9との間に配置され、冷間圧延機9による鋼帯16の冷間圧延に起因する鋼帯16の蛇行を抑制する。本実施の形態において、蛇行抑制装置8は、鋼帯16を搬送しながら鋼帯16の蛇行を抑制する複数のロール体として、入側ロール8a、出側ロール8b、および中央ロール8cを備え、さらに、中央ロール8cを移動するロール移動部8dを備える。
入側ロール8a、出側ロール8b、および中央ロール8cは、図1に示すように、鋼帯16をその板厚方向の両側(上下)から挟んで鋼帯16の搬送方向に千鳥配置される。すなわち、入側ロール8aおよび出側ロール8bは、この順で鋼帯16の搬送方向に並ぶように、鋼帯16の板厚方向の下側に配置される。中央ロール8cは、入側ロール8aと出側ロール8bとの間隙に自身の外周面を対向させるように、鋼帯16の板厚方向の上側に配置される。このように千鳥配置された入側ロール8a、出側ロール8b、および中央ロール8cは、各々、鋼帯16に接触しながら駆動部(図示せず)の作用によって自身のロール中心軸を中心に回転する。これにより、入側ロール8a、出側ロール8b、および中央ロール8cは、加熱装置7の出側から冷間圧延機9の入側に向けて鋼帯16を順次搬送する。
また、入側ロール8a、出側ロール8b、および中央ロール8cは、ロール移動部8dの作用によって、鋼帯16の板厚方向の両側から鋼帯16を挟み込み、これにより、この鋼帯16の板幅方向の移動を拘束する。図4は、本実施の形態における蛇行抑制装置のロール体によって鋼帯16の板幅方向の移動を拘束する状態を示す図である。ロール移動部8dは、中央ロール8cを回転可能に軸支して、鋼帯16の板厚方向(下方)に中央ロール8cを移動する。これにより、ロール移動部8dは、入側ロール8aおよび出側ロール8bに向かって中央ロール8cを押圧する。このロール移動部8dの作用により、中央ロール8cは、図4に示すように、入側ロール8aおよび出側ロール8bの作用によって搬送中の鋼帯16を、その板厚方向の上側から入側ロール8aおよび出側ロール8bに向けて押し付ける。このような入側ロール8a、出側ロール8b、および中央ロール8cは、上述したように鋼帯16を搬送するとともに、鋼帯16の板厚方向の両側から鋼帯16を挟み込むことにより、この鋼帯16の搬送を維持しながら鋼帯16の板幅方向の移動を拘束する。この結果、入側ロール8a、出側ロール8b、および中央ロール8cは、冷間圧延機9による鋼帯16の冷間圧延に起因して発生する鋼帯16の蛇行を抑制する。
一方、上述したロール移動部8dは、必要に応じて、鋼帯16の板厚方向(上方)に中央ロール8cを移動し、これにより、中央ロール8cを入側ロール8aおよび出側ロール8bから離間させる。この結果、中央ロール8cは、鋼帯16の板幅方向の移動を拘束した状態(図4参照)を適宜解除することができる。
冷間圧延機9は、順次搬送される鋼帯16を連続的に冷間圧延するタンデム圧延機であり、鋼帯16の搬送方向に並設される複数の圧延機によって構成される。本実施の形態において、冷間圧延機9は、図1に示すように、4つの圧延機9a〜9dによって構成され、加熱装置7よりも鋼帯16の搬送方向の下流側、詳細には、蛇行抑制装置8と走間シャー10との間に配置される。冷間圧延機9を構成する4つの圧延機9a〜9dは、この順で鋼帯16の搬送方向に並設される。加熱装置7による加熱後の鋼帯16は、加熱装置7の出側から蛇行抑制装置8を経由して冷間圧延機9の入側に搬送され、上述したように蛇行抑制装置8によって板幅方向の移動を拘束されながら冷間圧延機9の最上流の圧延機9aに搬入される。冷間圧延機9は、このような状態の鋼帯16を圧延機9a〜9dによって連続的に冷間圧延し、これにより、この鋼帯16の板厚を所定の目標板厚にする。この冷間圧延機9による冷間圧延が完了した鋼帯16は、最下流の圧延機9dの出側に搬出され、その後、ピンチロール等を経て走間シャー10へ順次搬送される。
走間シャー10は、図1に示すように、冷間圧延機9の出側とテンションリール11との間に配置され、冷間圧延機9による冷間圧延後の鋼帯16を所定の長さに切断する。テンションリール11は、この走間シャー10によって切断された鋼帯16をコイル状に巻き取る。
制御部12は、蛇行修正装置5による鋼帯16の蛇行修正動作と、蛇行抑制装置8による鋼帯16の蛇行抑制動作とを制御する。具体的には、制御部12は、板幅計6から取得した鋼帯16の蛇行量をもとに蛇行修正装置5のロール傾動部5eの動作を制御し、このロール傾動部5eの制御を通して、蛇行修正装置5のブライドルロール5a〜5dの水平方向に対する傾斜角度および傾斜方向を制御する。このようにして、制御部12は、加熱装置7へ搬送される前の鋼帯16の蛇行量が許容範囲内の値となるように、鋼帯16の蛇行量を蛇行修正装置5に修正(矯正)させる。上記蛇行量の許容範囲は、図3に示した加熱装置7のインダクタ71a,71bと鋼帯16の両エッジ部16a,16bとのラップ長La,Lbを定常に制御し得る鋼帯16の蛇行量の範囲であり、例えば零値または零値に近似する値である。上述した制御に加え、制御部12は、蛇行修正装置5のブライドルロール5a〜5dを傾動させるタイミングに、蛇行抑制装置8の中央ロール8cを入側ロール8aおよび出側ロール8bに押し付けるようにロール移動部8dを制御する。これにより、制御部12は、蛇行修正装置5による鋼帯16の蛇行修正動作が行われるタイミングに、蛇行抑制装置8の入側ロール8aと出側ロール8bと中央ロール8cとによって鋼帯16の板幅方向の移動を拘束することができる。この結果、制御部12は、加熱装置7に向かって鋼帯16が搬送される際に発生する鋼帯16の蛇行を蛇行修正装置5によって修正する作用(以下、蛇行修正作用という)と、冷間圧延機9による鋼帯16の冷間圧延に起因する鋼帯16の蛇行を蛇行抑制装置8によって抑制する作用(以下、蛇行抑制作用という)とを同時に発揮することができる。これらの蛇行修正作用および蛇行抑制作用の相乗効果により、蛇行修正装置5によって鋼帯16の蛇行が修正された状態を、加熱装置7によって鋼帯16を加熱する期間、維持することができる。一方、制御部12は、蛇行修正装置5のブライドルロール5a〜5dの各回転速度を制御し、これにより、ブライドルロール5a〜5dによる鋼帯16の張力を制御する。
ここで、鋼帯16は、順次搬送される複数の鋼板15のうちの先行材の尾端部と後行材の先端部とを接合することによって形成される帯状の鋼板であり、本実施の形態における被圧延材としての鋼板の一例である。また、鋼帯16を構成する各鋼板15として、例えば、1%以上の珪素を含有する珪素鋼板、ステンレス鋼板、高炭素鋼板等の難圧延材が用いられる。
このような冷間圧延対象の鋼帯16は、一般に、その母材となる熱延コイル(熱延鋼板)の熱間圧延時に形成された腹伸びまたは片伸び等の形状不良を含んでいる。このため、冷間圧延設備1において、鋼帯16が加熱装置7に向かって順次搬送される際、鋼帯16の形状に応じて発生する板幅方向の張力分布に起因して作用する曲げモーメントにより、搬送中の鋼帯16に蛇行が生じる。仮に、加熱装置7の前段に蛇行修正装置5が設置されていない場合、加熱装置7の入側において、母材形状に応じた蛇行が鋼帯16に随時発生する。特に、鋼帯16を構成する各鋼板同士の接合部分においては、急激な蛇行が鋼帯16に発生する。このように鋼帯16に蛇行が生じる場合、この鋼帯16のエッジ部16a,16bを加熱装置7によって均一に誘導加熱することは困難である。これに起因して、鋼帯16のエッジ部16a,16bの加熱不足または局部異常加熱が発生し、この結果、鋼帯16の冷間圧延中に鋼板破断が発生してしまう。
これに対し、本実施の形態にかかる冷間圧延設備1は、図1に示したように、加熱装置7の前段に蛇行修正装置5を備え、この蛇行修正装置5によって鋼帯16の蛇行を常に修正している。この結果、加熱装置7の入側における鋼帯16の蛇行が解消されることから、上述した鋼板破断等の問題を解決することができる。
一方、上述した鋼帯16が冷間圧延機9によって冷間圧延される際、その圧延条件によっては、冷間圧延中の鋼帯16に蛇行が発生する場合がある。例えば、鋼帯16の母材である熱延鋼板の板幅方向の板厚プロフィルに板厚の偏り(板幅方向の一端側の板厚が他端側に比べて厚い等)が生じている場合、冷間圧延機9の鋼帯16に対するワークロールの圧下位置が平行であっても、鋼帯16内の板厚が厚い部分の圧下量が大きくなり、これに起因して、冷間圧延中の鋼帯16に蛇行が発生する。このような冷間圧延に起因する鋼帯16の蛇行は、この冷間圧延中の鋼帯16に連続する一連の鋼帯部分、すなわち、冷間圧延機9の入側に位置する冷間圧延前の鋼帯16に対して影響を及ぼす。具体的には、冷間圧延に起因する鋼帯16の蛇行は、冷間圧延機9の前段に位置する加熱装置7によって加熱される鋼帯16の蛇行を引き起こす。このため、加熱装置7のインダクタ71a,71bと鋼帯16の両エッジ部16a,16bとのラップ長La,Lb(図3参照)が、鋼帯16の蛇行に起因して変化し、この結果、鋼帯16のエッジ部16a,16bの加熱不足または局部異常加熱が発生し、延いては、冷間圧延中の鋼帯16の鋼板破断に繋がる。なお、上述した蛇行修正装置5は、ブライドルロール5a〜5dのステアリング機能によって鋼帯16の蛇行を修正するものである。このような蛇行修正装置5によって修正される鋼帯16の蛇行は、鋼帯16の母材形状に起因する蛇行であり、冷間圧延機9において発生する鋼帯16の蛇行とは発生原因が異なる。したがって、加熱装置7に向かう搬送中の鋼帯16の蛇行と冷間圧延に起因する鋼帯16の蛇行とを、蛇行修正装置5によって同時に安定して修正することは困難である。
これに対し、本実施の形態にかかる冷間圧延設備1は、図1に示したように、加熱装置7と冷間圧延機9との間に蛇行抑制装置8を備え、この蛇行抑制装置8によって、冷間圧延に起因する鋼帯16の蛇行を抑制している。このため、冷間圧延に起因する鋼帯16の蛇行が加熱装置7内の鋼帯16に及ぼす影響を無くすことができる。これにより、鋼帯16の板幅の変化以外の原因によって加熱装置7におけるラップ長La,Lbが変化することが無くなり、このことから、加熱装置7による鋼帯16の両エッジ部16a,16bの安定した加熱を実現することが可能となる。この結果、上述した鋼板破断等の問題を解決することができる。
仮に、加熱装置7と冷間圧延機9との間に、上述した蛇行修正装置5のようにブライドルロール5a〜5dのステアリング機能によって鋼帯16の蛇行を修正する装置(以下、ステアリング機構という)を蛇行抑制装置8の代わりに設置する場合、蛇行抑制装置8に比べて非常に大きな設置スペースが必要になる。さらに、このステアリング機構が各ロール体のステアリングによって鋼帯16の蛇行を十分に矯正するためには、各ロール体への鋼帯16の巻付き角を所定値以上(例えば90度以上)に大きくする必要がある。このため、加熱装置7による加熱後の鋼帯16の温度(特にエッジ部16a,16bの温度)は、加熱装置7から冷間圧延機9へ鋼帯16が搬送されるまでに自然冷却によって低下する。また、この加熱後の鋼帯16の温度は、ステアリング機構の各ロール体と鋼帯16との接触に伴う熱伝達によって低下してしまう。したがって、冷間圧延時の鋼帯16の温度を所定値以上(延性−脆性遷移温度以上)に確保するためには、上述した温度低下を考慮して、加熱装置7による鋼帯16の加熱温度を予め高く設定する必要がある。このことは、エネルギー効率の観点から問題がある。一方、本実施の形態における蛇行抑制装置8は、図1,4に示したように、鋼帯16の搬送方向に千鳥配置した3つのロール体(入側ロール8a、出側ロール8b、中央ロール8c)によって鋼帯16を挟み込むことにより、鋼帯16の蛇行を抑制している。このような蛇行抑制装置8の設置スペースは、上述したステアリング機構に比べて非常に小さくなる。このため、蛇行抑制装置8が設置される加熱装置7と冷間圧延機9との間の距離を可能な限り短くできる。また、蛇行抑制装置8は、上述したステアリング機構に比べてロール体と鋼帯16との接触を小さくして、ロール体への熱伝達に起因する鋼帯16の温度低下を最小限にとどめている。以上のことから、加熱装置7による鋼帯16の加熱効率を向上できるとともに、加熱装置7による鋼帯16の安定した加熱を実現することができる。
(実施例)
つぎに、本発明の実施例について説明する。本実施例において、図1に示した冷間圧延設備1は、珪素の含有量が3.0%以上である各鋼板15の先尾端部同士を溶接機3によって接合して鋼帯16とし、この鋼帯16の両エッジ部16a,16bを加熱装置7によって加熱し、加熱後の鋼帯16を冷間圧延機9によって連続的に冷間圧延した。この際、加熱装置7による鋼帯16の加熱条件は、冷間圧延機9によって噛み込む直前の鋼帯16の両エッジ部16a,16bが60℃以上の温度を確保するように設定した。また、冷間圧延設備1は、蛇行修正装置5のステアリング機能によって鋼帯16の蛇行を修正するとともに、蛇行抑制装置8の中央ロール8cを押し下げて鋼帯16の板幅方向の移動を拘束し、この状態を維持しつつ、加熱装置7によって鋼帯16の両エッジ部16a,16bを加熱した。
また、本実施例に対する比較例1,2において、冷間圧延設備1は、蛇行修正装置5、加熱装置7、および蛇行抑制装置8の設定条件を変えて鋼帯16を冷間圧延した。具体的には、比較例1において、冷間圧延設備1は、上述した蛇行修正装置5による鋼帯16の蛇行修正機能を有効にするが、蛇行抑制装置8の中央ロール8cを上昇させて鋼帯16の板幅方向の移動を拘束しない状態とし、この状態を維持しつつ、加熱装置7によって鋼帯16の両エッジ部16a,16bを加熱した。一方、比較例2において、冷間圧延設備1は、上述した蛇行修正装置5による鋼帯16の蛇行修正機能と蛇行抑制装置8による鋼帯16の拘束機能(蛇行抑制機能)との双方を無効とし、この状態を維持しつつ、加熱装置7によって鋼帯16の両エッジ部16a,16bを加熱した。なお、比較例1,2における他の条件は、本実施例と同じにした。
本実施例および比較例1,2の各々について、500本のコイル分の鋼帯16を冷間圧延し、冷間圧延時の鋼帯16の破断発生率を調査した。その結果を表1に示す。
Figure 0006020475
表1に示すように、本実施例における鋼帯16の破断発生率は、0.2%であり、比較例1における鋼帯16の破断発生率(=0.6%)および比較例2における鋼帯16の破断発生率(=1.2%)に比べて、低い値となった。特に、本実施例における鋼帯16の破断発生率は、蛇行修正装置5による鋼帯16の蛇行修正機能と蛇行抑制装置8による鋼帯16の拘束機能とを無効にした比較例2の1/6に低減することが分かった。このことは、加熱装置7の入側における鋼帯16の蛇行を蛇行修正装置5のステアリング機能によって修正するとともに、加熱装置7の出側における鋼帯16の冷間圧延起因の蛇行を蛇行抑制装置8によって抑制することにより、加熱装置7と鋼帯16とのラップ長La,Lbが定常に制御され、この結果、鋼帯16の両エッジ部16a,16bの温度を延性−脆性遷移温度以上に確保して鋼帯16を冷間圧延することが可能であることを意味している。すなわち、上述した蛇行修正装置5による鋼帯16の蛇行修正機能と蛇行抑制装置8による鋼帯16の拘束機能との相乗作用は、加熱装置7と鋼帯16とのラップ長La,Lbを定常制御して鋼帯16の両エッジ部16a,16bを安定的に加熱することに極めて有効である。さらには、これら両エッジ部16a,16bの加熱不足および局部異常加熱を防止して鋼帯16の冷間圧延時における鋼板破断(耳割れに起因する破断、耳波に起因する絞り破断等)の発生を低減することに極めて有効である。
以上、説明したように、本発明の実施の形態では、順次搬送される鋼帯を加熱する加熱装置よりも鋼帯の搬送方向の上流側に配置された蛇行修正装置によって、この加熱装置へ搬送される鋼帯の蛇行を修正し、加熱後の鋼帯を順次冷間圧延する冷間圧延機とこの加熱装置との間に配置された蛇行抑制装置によって、この冷間圧延機による鋼帯の冷間圧延に起因する鋼帯の蛇行を抑制している。
このため、加熱装置の入側における鋼帯の蛇行量を、加熱装置に許容される許容範囲内の値に矯正できるとともに、冷間圧延に起因する鋼帯の蛇行が加熱装置内の鋼帯に及ぼす影響を無くすことができる。これにより、鋼帯の蛇行修正された状態を、加熱装置によって同鋼帯を加熱する期間、維持することができる。この結果、加熱装置と鋼帯とのラップ長を、鋼帯の冷間圧延に最適な値に定常制御して、鋼帯の両エッジ部を延性−脆性遷移温度以上の温度に安定的に昇温できることから、鋼帯の両エッジ部の加熱不足(耳割れ)または局部異常加熱(耳波)に起因する鋼板破断の発生を可能な限り抑制して、鋼帯の安定した冷間圧延を実現することができる。
本発明にかかる冷間圧延設備を用いることにより、一般的な鋼板は勿論、珪素鋼板等の難圧延材または先行材と後行材との接合部分を有する帯状の鋼板(鋼帯)等、如何なる種類の被圧延材についても、急激な被圧延材形状の変化またはクラウン変化に起因して生じる被圧延材の蛇行を抑制することができる。このような被圧延材の蛇行抑制作用を加熱装置の入側および出側において実行しているため、加熱装置における被圧延材のラップ長を最適値に定常制御でき、これにより、被圧延材の両エッジ部を安定して目標温度に加熱することができる。この結果、エッジ部の加熱不足による耳割れに起因して冷間圧延中の被圧延材に破断が生じる事態と、エッジ部の局部異常加熱による耳波に起因して冷間圧延中の被圧延材に絞り破断が生じる事態とを共に回避できることから、冷間圧延の操業効率および生産効率を向上することが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、コイルから払い出した鋼板を連続的に冷間圧延した後にコイル状に巻き取る安全連続式冷間タンデムミル態様の冷間圧延設備を例示したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明にかかる冷間圧延設備は、完全連続式冷間タンデムミル以外の態様のもの、例えば、酸洗ラインの後段に続く連続式タンデムミルであってもよいし、単スタンドのリバースミルであってもよい。
また、上述した実施の形態では、鋼帯の搬送方向に4つの圧延機が並設されてなる冷間圧延機を備えていたが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明において、冷間圧延設備内の圧延機の設置数(スタンド数)およびロール段数は、特に問われない。
さらに、上述した実施の形態では、被圧延材の一例として鋼帯を示したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明にかかる冷間圧延設備は、一般的な鋼板、複数の鋼板を接合してなる帯状の鋼板(鋼帯)、珪素鋼板等の難圧延材の何れについても適用可能である。すなわち、本発明において、被圧延材としての鋼板の鋼種、接合状態、および形状は特に問われない。
また、上述した実施の形態では、4つのブライドルロールを備えた蛇行修正装置を例示したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明にかかる冷間圧延設備の蛇行修正装置は、ロール体のステアリング機能によって被圧延材の蛇行を修正可能なものであればよい。この際、蛇行修正装置のロール体は、ブライドルロールに限らず、ステアリングロールであってもよい。また、蛇行修正装置におけるロール体の配置数は、4つに限らず、複数であればよい。
さらに、上述した実施の形態では、3つのロール体を備えた蛇行抑制装置を例示したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明における蛇行抑制装置において、被圧延材を挟んで被圧延材の搬送方向に千鳥配置されるロール体の配置数は、3つに限らず、複数であればよい。
また、上述した実施の形態および実施例により本発明が限定されるものではなく、上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。その他、上述した実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例および運用技術等は全て本発明に含まれる。
1 冷間圧延設備
2 巻戻し機
3 溶接機
4 ルーパ
4a,4c,4e,4g 固定ロール
4b,4d,4f 可動ロール
5 蛇行修正装置
5a〜5d ブライドルロール
5e ロール傾動部
6 板幅計
7 加熱装置
8 蛇行抑制装置
8a 入側ロール
8b 出側ロール
8c 中央ロール
8d ロール移動部
9 冷間圧延機
9a〜9d 圧延機
10 走間シャー
11 テンションリール
12 制御部
15 鋼板
16 鋼帯
16a,16b エッジ部
71a,71b インダクタ
72a,72b,73a,73b 脚部
74a,74b 加熱コイル
75a,75b 台車
76a,76b 位置制御部
77 整合盤
78 高周波電源
79 計算ユニット
C1,C2 ロール中心軸

Claims (4)

  1. 順次搬送される鋼板を加熱装置によって加熱し、加熱後の前記鋼板を冷間圧延機によって順次冷間圧延する冷間圧延設備において、
    前記加熱装置よりも前記鋼板の搬送方向の上流側に配置され、前記加熱装置に向かって搬送される前記鋼板の蛇行を修正する蛇行修正装置と、
    前記加熱装置と前記冷間圧延機との間に配置され、前記冷間圧延機による前記鋼板の冷間圧延に起因する前記鋼板の蛇行を抑制する蛇行抑制装置と、
    前記加熱装置に向かって搬送される前記鋼板の蛇行を前記蛇行修正装置によって修正する蛇行修正動作と、冷間圧延に起因する前記鋼板の蛇行を前記蛇行抑制装置によって抑制する蛇行抑制動作とを制御し、前記蛇行修正装置に前記蛇行修正動作を行わせるタイミングに、前記蛇行抑制装置に前記蛇行抑制動作を行わせる制御部と、
    を備えたことを特徴とする冷間圧延設備。
  2. 前記蛇行修正装置は、
    前記鋼板に接触しながら回転して前記鋼板を搬送するロール体と、
    前記ロール体の中心軸が水平方向に対して傾斜するように前記ロール体を傾動するロール傾動部と、を備え、
    前記蛇行抑制装置は、
    前記鋼板の搬送方向に千鳥配置され、前記加熱装置の出側から前記冷間圧延機の入側に向けて前記鋼板を搬送するとともに、前記鋼板の厚さ方向の両側から前記鋼板を挟み込んで前記鋼板の幅方向の移動を拘束する複数のロール体を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷間圧延設備。
  3. 前記蛇行修正装置のロール体は、前記鋼板の張力を制御するためのブライドルロールであることを特徴とする請求項2に記載の冷間圧延設備。
  4. 前記加熱装置は、前記鋼板の幅方向の両エッジ部を前記鋼板の厚さ方向の両側から非接触に挟むC型のインダクタを備え、誘導加熱方式によって前記鋼板のうちの前記両エッジ部を加熱することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の冷間圧延設備。
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