JP2003126902A - 熱間圧延設備及び熱間圧延方法 - Google Patents

熱間圧延設備及び熱間圧延方法

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JP2003126902A
JP2003126902A JP2002248923A JP2002248923A JP2003126902A JP 2003126902 A JP2003126902 A JP 2003126902A JP 2002248923 A JP2002248923 A JP 2002248923A JP 2002248923 A JP2002248923 A JP 2002248923A JP 2003126902 A JP2003126902 A JP 2003126902A
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Japan
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warp
bar
induction heating
straightening
sheet bar
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JP2002248923A
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English (en)
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Shigefumi Katsura
重史 桂
Hiroshi Narumi
宏 鳴海
Tadao Nishiyama
忠男 西山
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誘導加熱装置の破損を防止し該誘導加熱装置に
よる加熱効率を向上した熱間圧延設備を提供することを
課題としている。 【解決手段】仕上圧延機2の入側にシートバーの幅方向
全体を加熱するバーヒータ5が配設される。そのバーヒ
ータ5の入側にシートバーの反りを矯正する反り矯正装
置14が設けられている。その反り矯正装置14の入口
上側にガイド部材14cが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延鋼帯を製
造する熱間圧延設備であって、粗圧延機と仕上圧延機と
の間の設備、特に仕上圧延機入側のシートバー段階で誘
導加熱を行う際の設備に特徴を有する熱間圧延設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、熱間圧延鋼帯の製造におい
て、粗圧延後のシートバー段階で加熱を行いシートバー
の温度均一化を図ることで、全長均一な品質の板を得る
ことが行われている。また近年、例えば特開平2−60
09号公報等に記載されているように、粗圧延機と仕上
圧延機との間で、シートバーを誘導加熱装置を用いて加
熱する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、誘導加熱装置でシートバー全体を加熱する場合など
に、加熱効率の低下を小さく抑える関係から、できるだ
け誘導加熱コイルをシートバーに近づけて配置するため
に、誘導加熱装置の高さ方向の開口寸法を出来るだけ小
さくすることが望まれ、一般的には、誘導加熱コイル間
の隙間200 mm程度で、この場合の加熱効率は50%程度
である。さらに、コイル保護ため、誘導加熱コイルと搬
送されるシートバーとの間に断熱材等を設ける場合に
は、誘導加熱装置とシートバーとの間の上下方向の隙間
として実質150 mm程度の隙間しか確保できない。
【0004】このようなことから、粗圧延されたシート
バーの先端及び尾端に反りがある場合には、搬送する該
シートバーの長手方向端部で誘導加熱装置の開口部内壁
がたたかれて、断熱材等が破損したり、甚だしい場合に
は、誘導加熱コイルが変形損傷して長時間に渡って誘導
加熱が出来なくなるおそれがあるといった問題があっ
た。
【0005】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、誘導加熱装置の破損を防止しつつ加熱
効率を向上させる熱間圧延設備を提供することを課題と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に記載した熱間圧延設備は、
仕上圧延機の入側にシートバーを加熱する誘導加熱装置
が配設された熱間圧延設備において、上記誘導加熱装置
の入側にシートバーの反りを矯正する反り矯正装置を設
け、その反り矯正装置の入口側にシートバー上面をガイ
ドするガイド部材を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0007】本発明においては、誘導加熱処理を行う前
にシートバーの反りの矯正が可能となって反り量が小さ
くなり、反ったシートバーが誘導加熱装置と当接する頻
度を抑えられると共に、より誘導加熱コイルとシートバ
ーとの上下方向の間隙を小さく設定可能となる。次に、
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した構成に
対し、上記ガイド部材は、反り矯正装置の上側矯正ロー
ラと同期をとって昇降可能に設けられていることを特徴
とするものである。
【0008】次に、請求項3に記載した発明は、請求項
1又は請求項2に記載した構成に対し、上記誘導加熱装
置の誘導加熱コイルは、シートバー外周を板幅方向で全
周を巡るように配置されることを特徴とするものであ
る。本発明においては、上記作用に加えて、誘導加熱コ
イルがシートバー外周を板幅方向で全周を巡るように配
置されることでトンネル状のバー通過路を形成し、その
誘導加熱コイル内をシートバーを通過させることで該シ
ートバー全体を加熱することが可能となる。
【0009】特に、シートバーの先端部及び尾端部の温
度低下の補償に有効である。次に、請求項4に記載した
発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載した構成
に対し、上記仕上圧延機よりも上流側に設置された粗圧
延機と上記誘導加熱装置との間に、シートバーを一時的
に巻き取って待機させる巻取り巻戻し装置と、その巻取
り巻戻し装置の下流側に先行のシートバーの尾端部と後
行のシートバーの先端部とを接合するバー接合装置と、
を備えることを特徴とするものである。
【0010】本発明においては、上記作用に加えて、巻
取り巻戻し装置とバー接合装置とを設けることで、いわ
ゆるエンドレス状態での仕上圧延が可能となり、シート
バー同士を接合しないバッチ圧延のようなシートバー長
手方向端部の非定常部がなく、被圧延材全長に渡って安
定した仕上圧延ができるようになり、例えば1mm以下の
薄物の圧延が可能となる。
【0011】ここで、上記巻取り巻戻し装置は、後行材
をコイル状に巻き取ってタイムスケジュール誤差を吸収
するもので、コイル状に巻き取って待機させることで、
ルーパーに比べて温度低下を抑えることができる。ま
た、本発明においては、上記のようにシートバーをコイ
ル状に巻き取っても、内端部位置及び外端部位置(先端
部と尾端部位置)が中間部に比べて温度低下が大きい
が、上記誘導加熱装置でシートバー端部全体の温度低下
を補償することができる。このとき、加熱炉の加熱温度
を上げて温度補償を行うことも考えられるが、ノロの発
生やエネルギーコストの上昇、炉の寿命等の点で不利と
なる。
【0012】次に、請求項5に記載した発明は、請求項
4に記載した構成に対し、上記反り矯正装置は、上記バ
ー接合装置の入側及び出側のうち少なくとも入側に設け
たことを特徴とするものである。この発明によれば、バ
ー接合装置の入側の反り矯正装置によって、巻取り巻戻
し装置から巻き戻されたシートバーの反りが矯正される
と同時に、誘導加熱装置に搬送される前にシートバーの
反りの矯正が実現される。
【0013】さらに、バー接合装置の出側にも反り矯正
装置を設けた場合には、上記エンドレス圧延であればバ
ー接合装置入側の反り矯正装置で反り矯正処理ができ、
通常のバッチ圧延であればバー接合装置出側の反り矯正
装置で反り矯正処理ができるので、両圧延操業のどちら
であっても、誘導加熱装置を通過する前に反り矯正装置
によって反りが矯正されて、上記と同様な作用を得る。
【0014】次に、請求項6に記載した発明は、請求項
1〜請求項5のいずれかに記載した構成に対して、上記
反り矯正装置の入側及び出側の少なくとも一方に、シー
トバーの反りを検出する反り検出装置を設け、且つ該反
り検出装置の検出値に基づき上記反り矯正装置を制御す
るコントローラを設けたことを特徴とするものである。
【0015】本発明においては、上記作用に加えて、反
りの状態に応じて適正な反りの矯正、及び矯正結果の把
握が可能となる。次に、請求項7に記載した発明は、請
求項1〜請求項5のいずれかに記載された熱間圧延設備
において、上記誘導加熱装置の入側にシートバーの反り
を矯正する反り矯正装置を設け、その反り矯正装置の入
側にシートバーの反りを検出する反り検出装置を設け
て、上記反り検出装置による検出に基づきシートバーの
反り量が所定許容範囲を越えている場合にのみ、反り矯
正装置による反り矯正処理を行うことを特徴する熱間圧
延方法である。
【0016】本発明においては、反りが無いか又は小さ
いときには、反り矯正装置が開放されることで、シート
バー先端部が反り矯正装置に突き当たって、反り矯正装
置の矯正部に疵が発生する頻度や該疵の大きさが小さく
抑えられる。これと共に、所定許容範囲を越えた反りを
持ったシートバーについては、反りの矯正処理が実現さ
れる。
【0017】ここで、反り矯正装置に所定以上の大きさ
の疵が発生した場合には、該突き当り疵が後行材の矯正
の際に転写されてシートバーの品質不良に繋がる。また
このことは、反りが無いか又は小さいときには反り矯正
が行われないので、その分、疵の転写の頻度の低減にも
寄与する。次に、請求項8に記載した発明は、請求項1
〜請求項5のいずれかに記載された熱間圧延設備におい
て、上記誘導加熱装置の入側にシートバーの反りを矯正
する反り矯正装置を設け、その反り矯正装置の出側にシ
ートバーの反りを検出する反り検出装置を設けて、上記
反り検出装置による検出に基づきシートバーの反り量が
許容範囲の場合には反り矯正装置による矯正処理を行わ
ず、該シートバーの反り量が許容範囲を越えた場合に
は、一旦シートバーの搬送を停止し、所定量だけシート
バーを戻して上記反り矯正装置で反りの矯正処理を行う
ことを特徴とするものである。
【0018】本発明においても、所定以上の反りが発生
していない場合には、反り矯正装置による矯正処理を行
わないことで、上記請求項6と同様な作用を持つ。次
に、請求項9に記載した発明は、請求項1〜請求項5の
いずれかに記載された熱間圧延設備において、上記誘導
加熱装置の入側にシートバーの反りを矯正する反り矯正
装置を設け、その反り矯正装置の出側にシートバーの反
りを検出する反り検出装置を設けて、上記反り検出装置
による検出に基づきシートバーの反り量が所定値以上の
場合には、上記誘導加熱装置をオンライン位置から一時
退避し、当該シートバーを上記誘導加熱装置で加熱する
ことなく通板することを特徴とするものである。
【0019】本発明においては、矯正しきれなかった反
りが所定以上の場合には、誘導加熱装置を一時的に退避
することで、誘導加熱装置の破損による長期設備ダウン
等が回避される。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態の一
実施例を示す熱間圧延の設備列を示している。符号1は
粗圧延機を、符号2は仕上圧延機を示していて、粗圧延
機1で粗圧延されたシートバーが、テーブルローラ3に
案内されて仕上圧延機2側に送られるようになってい
る。
【0021】上記仕上圧延機2の入側には、シートバー
を加熱するシートバー加熱用の誘導加熱装置4が配置さ
れている。その誘導加熱装置4は、搬送方向に沿って配
置されたシートバー幅方向全体加熱装置であるバーヒー
タ5、及びシートバー幅方向端部加熱装置であるエッジ
ヒータ6からなる。上記バーヒータ5は、概略構成図で
ある図2や平面図である図3に示すように、誘導加熱コ
イル8が、シートバー7の周りを幅方向に周回するよう
に軸を該シートバー7の搬送方向に向けて配置され、そ
の誘導加熱コイル8内の空間をシートバー7が通過可能
となっている。なお、誘導加熱コイル8は、軸方向で複
数個に分割された複数組のコイルから構成され、各コイ
ルは、高周波電源から電流が供給されるようになってい
る。
【0022】ここで、上記図2のものは、一組のコイル
だけを図示したものである。また、図3中、矢印Aはコ
イル電流の流れる方向を、矢印Bは、シートバー7に誘
導された誘導電流の流れる方向を示している。なお、図
示していないが、誘導加熱コイル8の内側には、該誘導
加熱コイル8を輻射熱等から保護する断熱材が配置され
ている。
【0023】また、上記バーヒータ5の下流側に配置さ
れるエッジヒータ6は、シートバー7の幅方向両端部に
それぞれ配置され、それぞれ上下一対の誘導加熱コイル
8から構成され、もって、シートバー7の幅方向端部を
上下方向から誘導加熱する装置である。また、上記誘導
加熱装置4の入側には、反り矯正装置14が配置されて
いる。本実施形態で例示されている反り矯正装置は、反
り矯正用の矯正ローラが千鳥状に上下に配置されて構成
され、上下の矯正ローラ間の間隙が調整可能となってい
る。
【0024】なお、符号15はクロップシャーを、符号
16は仕上スケールブレーカを、符号17はエッジャを
それぞれ示している。また、図示していないが、シート
バー7の端部位置等を検知するセンサが適所に配置さ
れ、該センサからの信号によって上記各装置の処理が制
御されている。次に、上記構成を備えた熱間圧延設備の
作用・効果等を説明する。
【0025】粗圧延機1で粗圧延されたシートバー7が
テーブルローラ3に案内されて仕上圧延機2側に搬送さ
れる。この搬送途中で、シートバー7の保有する熱の一
部は、大気中に放散される。特に、シートバー7の幅方
向端部と幅方向中央部とでは大気中に放散される熱量に
差が生じ、シートバー7の温度は、幅方向中央部に比べ
幅方向端部が低温となる。そして、低温になると幅方向
端部で材質不良となるが、幅方向端部はエッジヒータ6
によって加熱されることで温度降下が補償される。
【0026】また、シートバー7の先端部及び尾端部に
おいても温度降下が生じるが、バーヒータ5で加熱され
ることでシートバー7の長手方向端部の温度降下が補償
される。ここで、シートバー7端部の検出は、例えば、
入側に温度センサを設け、そのセンサからの温度信号に
基づき目標温度となるようにフィードバック制御を行う
ことで実現できる。
【0027】なお、シートバー7端部の温度降下は、結
晶粒の異常成長による仕上加工性の低下を招くと共に仕
上ロールに疵を付ける原因となる。上記バーヒータ5に
よる加熱は、トンネル状の誘導加熱コイル8内をシート
バー7が通過する際に行われる。このとき、シートバー
7の先端部等が反っている場合には、シートバー7が誘
導加熱コイル8や断熱材に当たるおそれがあるが、本実
施形態では、シートバー7は、反り矯正装置14で反り
が矯正された後に誘導加熱装置4内を通過するように構
成されているので、誘導加熱装置4内を通過するシート
バー7の反り量が抑えられ、誘導加熱コイル8等へのシ
ートバー7の当接が抑えられる。この結果、誘導加熱コ
イル8や断熱材の破損、つまり誘導加熱コイル8の設備
破損が防止され、設備の停止等が回避される。
【0028】このように、反りを矯正してから加熱を行
う構成であるので、誘導加熱コイル8とシートバー7と
の間隙を小さくすることができ、設備損傷を抑えつつ加
熱効率の低下を抑えることができる。ここで、誘導加熱
装置4で温度降下の補償をする際には、通板速度が遅い
方が有利であるため、本実施形態では、できるだけ該誘
導加熱装置4を仕上圧延機2に近づけて配置すること
で、仕上圧延機2突入の際のスレディング速度に通板速
度を減速して該誘導加熱装置4内を通過させるようにし
ている。
【0029】次に、第2の実施の形態を、図面を参照し
つつ説明する。なお、上記実施形態と同様な設備などの
うち、変更の無いものについては、その説明を省略す
る。本実施形態の基本構成は、上記第1の実施形態と同
様の設備構成であるが、図4に示すように、反り矯正装
置14の入側にシートバー7の反りを検出する反り検出
装置16を設けたところが異なる。
【0030】上記反り検出装置16は、上反り検出装置
17と下反り検出装置18とから構成される。上反り検
出装置17は、シートバー7の上方に上下に旋回可能な
旋回軸17aを備え、その旋回軸17aに上端部を固定
したロッド17bが、シートバー7の上面に向けて延び
ている。そのロッド17b下端とシートバー7との間の
間隙は小さく設定される。そして、シートバー7に上反
りがある場合には、搬送されるシートバー7が上記ロッ
ド17bに当たり、反りに応じた分だけ該ロッド17b
を突き上げて旋回させるようになっている。また、上記
旋回軸17aには回転量検出センサ17cが接続し、該
回転量検出センサ17cは、検出した回転量に応じた信
号を反り矯正用コントローラ19に供給可能となってい
る。
【0031】また、下反り検出装置18は、テーブルロ
ーラ3のエプロンに、板体18aの中央部が上下に旋回
可能に支持され、その板体18aの後端部にカウンタウ
エイト18bが設けられることで、該板体18aは、前
側が若干上向きとなるように上下に傾斜してバランスが
取られている。そして、下反りしたシートバー7の端部
で上記板体18aが叩かれることで該板体18aが下方
に旋回するようになっている。また、上記板体18aの
旋回軸には回転量検出センサ18cが接続し、該回転量
検出センサ18cは、検出した回転量に応じた信号を反
り矯正用コントローラ19に供給可能となっている。
【0032】上記反り矯正用コントローラ19は、上記
回転量検出センサ17c,18cからの信号に基づき反
り量を判定し、該反り量を矯正するように上側の矯正ロ
ーラの矯正位置をフィードバック制御する。このとき、
上記判定による反り量が所定許容値以内の場合には、図
4(a)に示すように、上側の矯正ローラ14aを上方
に逃がして反り矯正装置14を開放する。また、上記判
定による反り量が所定許容値を越えている場合には、図
4(b)に示すように、上側の矯正ローラ14aを下げ
て矯正処理を行う。
【0033】なお、図4中、14cは、反り矯正装置1
4の入口側に設けられたガイド部材であり、上側の矯正
ローラ14aと同期をとって昇降可能となっている。こ
のような構成においては、反り矯正装置14の入側に反
り検出装置16が配置されることで、反り矯正装置14
に突入前にシートバー7の反りの有無及び反り量が検出
可能となる。そして、反りが所定許容範囲内で小さいか
反りが無いシートバー7については、反り矯正装置14
を開放することで、シートバー7先端部が反り矯正装置
14へ突き当たって矯正ローラ14a,14b等に疵が
付く頻度が小さく抑えられ、且つ、所定以上の反りのあ
るシートバー7についてのみ反り矯正が行われる。
【0034】この結果、突き当て疵の転写によるシート
バー7の品質不良の発生率が小さく抑えられると共に、
シートバー7を、反りを抑えた状態で誘導加熱装置4内
を通過可能となり加熱効率も良い。他の作用・効果につ
いては、上記第1の実施形態と同様である。なお、反り
検出装置16は、上記構成に限定されず、レーザ光等を
利用した非接触式のセンサ等、他の公知の装置を使用し
ても構わない。
【0035】次に、第3の実施形態を、図面を参照しつ
つ説明する。なお、上記実施形態と同様な設備等のう
ち、変更の無いものについては、その説明を省略する。
本実施形態の基本構成は、上記第1の実施形態と同様の
設備構成であるが、図5に示すように、反り矯正装置1
4の出側にシートバー7の反りを検出する反り検出装置
20を設けたところが異なる。
【0036】上記反り検出装置20は、上記第2の実施
形態で説明したものと同様な装置であるので、その詳細
は省略するが、上反り検出装置21と下反り検出装置2
2とから構成され、上反り検出装置21及び下反り検出
装置22の各回転量検出センサ21c,22cは、検出
した回転量に応じた信号を反り矯正用コントローラ19
に供給可能となっている。
【0037】本実施形態の反り矯正用コントローラ19
では、上記回転量検出センサ21c,22cからの信号
に基づき反り量を判定し、上側の矯正ローラ14aの矯
正位置を調整する。すなわち、反り量が所定許容範囲内
と判定した場合には、上側の矯正ローラ14aを上方に
逃がして反り矯正装置14を開放した状態とする。ま
た、反り量が所定許容範囲内を越えたと判定した場合に
は、図外のシートバー搬送用コントローラに搬送停止の
信号を供給した後に、上下の矯正ローラ14a,14b
間のギャップをシートバー7の厚さ相当に調整する。続
いて、図外のシートバー搬送用コントローラに所定量戻
した後に搬送を再開する信号を供給する。
【0038】このような構成においては、シートバー7
の反りが所定以上の場合にだけ、反り矯正装置14によ
る矯正を行う。この結果、反りが所定許容範囲内の小さ
いか当該反りが無いシートバー7については、反り矯正
装置14が開放されて、シートバー7先端部が反り矯正
装置14の矯正ロール14a,14b等へ突き当たって
疵が発生する頻度が小さく抑えられ、且つ、所定以上の
反りのあるシートバー7についてのみ再度逆走処理によ
って一旦戻して反り矯正処理が行われる。従って、突き
当て疵の転写によるシートバー7の品質不良の発生率が
小さく抑えられる。
【0039】他の作用・効果については、上記第1の実
施形態と同様である。なお、反り検出装置20は、上記
構成に限定されず、レーザ光等を利用した非接触式のセ
ンサ等、他の公知の装置を使用しても構わない。また、
第2の実施形態と第3の実施形態を組み合わせてもよ
い。即ち、第2の実施形態により反り矯正を行った後の
反りを反り検出装置20により検出し、所定以上の反り
がある場合には、シートバー7を逆走して再度矯正を行
うようにする。これによれば、より確実な反り矯正が可
能となる。
【0040】次に、第4の実施形態を、図面を参照して
説明する。なお、上記実施形態と同様な設備のうち、変
更が無いものについては、その説明を省略する。本実施
形態の構成は、上記第3の実施形態と同様であるが、図
6に示すように、誘導加熱装置4であるバーヒータ5と
エッジヒータ6が、油圧シリンダ装置等の進退用アクチ
ュエータ25によって、シートバー7の板幅方向に進退
可能となっている。進退用アクチュエータ25は、進退
用コントローラ26からの指令に基づき作動する。
【0041】また、上記反り矯正装置14に出側に配置
された反り検出装置16は、検出信号を上記進退用コン
トローラ26に供給するようになっている。進退用コン
トローラ26は、反り矯正装置の出側に配置された反り
検出装置20からの信号に基づき反り量を判断し、所定
値以上の反り量と判定した場合には、進退用アクチュエ
ータ25に退避指令を供給してバーヒータ5とエッジヒ
ータ6を退避させる。
【0042】この実施形態では、反り矯正装置14を通
過しても矯正しきれなった反りが所定値以上である場合
には、バーヒータ5及びエッジヒータ6を退避させるこ
とで、シートバー7による誘導加熱装置4への突っ掛け
が防止され、この結果、誘導加熱装置4の設備の破損に
よる長期の設備ダウン等が回避される。なお、この実施
形態では、反り矯正装置14の制御方法については、第
3の実施形態の内容に限定されず、図7に示すように、
つまり第2の実施形態のように別途、反り矯正装置14
の入側に反り検出装置16を設け該入側の反り検出装置
16の検出結果に基づき反り矯正装置14をフィードバ
ック制御してもよい。
【0043】他の作用・効果については、上記実施形態
と同様である。なお、上記反り検出装置20は、上記構
成に限定されず、レーザ光等を利用した非接触式のセン
サ等、他の公知の装置を使用しても構わない。次に、第
5の実施形態を図面を参照しつつ説明する。なお、上記
実施形態と同様な設備等については、同一の符号を付し
て説明する。
【0044】本実施形態の基本構成は、図8に示すよう
に、上記第1の実施形態と同様であるが、反り矯正装置
14の位置が異なることと、巻取り巻戻し装置28及び
バー接合装置29が追加されている点が異なる。すなわ
ち、粗圧延機1出側と誘導加熱装置4入側との間に、該
粗圧延機1側から順に、巻取り巻戻し装置28、反り矯
正装置14、及びバー接合装置29が配置されている。
【0045】巻取り巻戻し装置28は、複数のコイラー
28aから構成されて、粗圧延機1で圧延したシートバ
ー7を巻き取って、後行のシートバー7の送りタイミン
グを調整するもので、コイル状に巻き取って調整するこ
とでルーパーに比べてシートバー7の温度降下を小さく
抑えられるものである。また、バー接合装置29は、先
行シートバー7の尾端と後行シートバー7の先端部とを
溶接等にて接合する装置であって、これによってシート
バー7をエンドレス状態で仕上圧延機2側に搬送するこ
とが可能となっている。
【0046】この構成においては、後行シートバー7を
コイラーに巻き取ってコイル状態で溜めておき、先行シ
ートバー7の尾端がバー接合装置29を通過するタイミ
ングに合わせて後行シートバー7を巻き戻して該後行シ
ートバー7の先端部がバー接合装置29を通過するよう
に該後行シートバー7を繰り出しバー接合装置29で両
シートバー7の端部同士を接合する。これを繰り返すこ
とでエンドレス状態で仕上圧延が行われる。
【0047】このエンドレス圧延においては、先行材と
後行材とが繋がった状態で仕上圧延が行われるため、バ
ッチ処理(各シートバー7を接続することなく処理を行
う場合)のような先尾端の非定常部がないために、被圧
延材全長に渡って安定した仕上圧延が実現できる。特
に、薄物の圧延等、非定常部の通板が難しいものの圧延
も可能とする設備となる。
【0048】また、このように被圧延材が薄物となるほ
ど温度低下も大きくなるが、バーヒータ5でシートバー
7全体を温めることで温度補償が確実に実現できる。こ
こで、コイル状に巻き取られて待機したシートバーは、
薄物に限らず、特に、長手方向中央部よりも外端部(先
端部)及び内端部(尾端部)が温度低下を起こすが、該
シートバー7の先端部及び尾端部は、バーヒータ5で全
体を加熱することで温度低下が補償できる。
【0049】また、本実施形態にあっては、巻取り巻戻
し装置28の出側に配置された反り矯正装置14によっ
て、巻き戻されたシートバー7の反りが矯正されること
で誘導加熱装置4を通過するシートバー7による該誘導
加熱装置4への当たりが低減できて、上記第1の実施形
態と同様に、誘導加熱コイル8とシートバー7との上下
方向の間隙を小さく設定することはできる、つまり加熱
効率がよい。
【0050】他の構成及び作用・効果は上記実施形態と
同様である。なお、反り矯正装置14についての制御に
ついては、上記各実施形態に記載したように、上記反り
矯正装置14の入側及び出側の少なくとも一方に、シー
トバー7の反りを検出する反り検出装置を設け、その反
り検出装置の検出値に基づき上記反り矯正装置14を制
御すればよい。
【0051】次に、第6の実施形態を、図面を参照しつ
つ説明する。なお、上記実施形態と同様の設備等につい
ては、同じ符号を付して説明する。本実施形態の構成
は、略第5の実施形態と同様であり、図9に示すよう
に、バー接合装置29と誘導加熱装置4との間に第2の
反り矯正装置30を設けたものである。
【0052】この実施形態では、前述のようなエンドレ
ス圧延を実施する場合、つまり、巻取り巻戻し装置28
及びバー接合装置29を使用する場合には、第1の反り
矯正装置14を使用し、また、通常のバッチ処理を行う
場合には、第2の反り矯正装置30を使用する等と、圧
延操業の内容に応じてシートバー7の反り矯正が可能と
なる。
【0053】他の構成及び作用・効果は上記実施形態と
同様である。なお、上記全実施形態において、シートバ
ー7の幅方向両端部の温度低下が無視できる場合等にお
いては、エッジヒータ6を省略してもよい。また、バー
ヒータ5は、シートバー7全体を加熱するものであるの
で、コイルの配置等によってシートバー7の板幅方向端
部を高く加熱するように設計して、エッジヒータ6を省
略してもよい。
【0054】また、バーヒータ5は、上記構成に限定さ
れるものではなく、シートバー7の上側及び下側にそれ
ぞれ独立して軸を上下方向に向けた誘導加熱コイルを配
置して構成してもよい。この場合には、上下の誘導加熱
コイル間の距離を調整できるので、シートバー7の厚さ
や反り等によって、上下の誘導加熱コイル間の距離を調
整するようにしてもよい。
【0055】
【実施例】実際に、本願発明に基づく上記各実施形態に
ついて、誘導加熱装置の破損、及び仕上圧延後の成品の
疵品質の不良の割合について調べてところ、図10に示
すようになった。図10中、符号Cは、誘導加熱装置の
入側に反り矯正装置を設けなかった場合である。符号D
は、上記第1実施形態に基づく設備構成の場合である。
符号Eは、上記第2〜第6のいずれかの実施形態に基づ
く設備構成の場合である。
【0056】この図10から分かるように、本願発明を
採用することで、設備的な破損による長期の設備ダウン
が大幅に減少して、ダウンタイムの減少に効果があるこ
とが分かる。また、半成品も減少することが分かる。こ
こで、半成品とは、温度が低すぎて圧延ができずにスク
ラップとなる成品のことである。
【0057】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明を採用
すると、誘導加熱処理を行う前にシートバーの反りの矯
正が可能となって反り量が小さくなり、反ったシートバ
ーが誘導加熱装置と当接する頻度を抑えられると共に、
より誘導加熱コイルとシートバーとの上下方向の間隙を
小さく設定可能となるので、誘導加熱設備の破損による
操業中断を防止しつつ、所定の加熱効率を確保すること
ができるという効果がある。
【0058】このとき、請求項3に記載した発明を採用
すると、誘導加熱コイルがシートバー外周を板幅方向で
全周を巡るように配置されることでトンネル状のバー通
過路を形成し、その誘導加熱コイル内をシートバーを通
過させることで該シートバー全体を加熱することが可能
となるという効果があり、特に温度効果が生じるシート
バーの先端部及び尾端部の温度低下の補償に有効である
という効果がある。
【0059】また、請求項4に記載した発明を採用する
と、巻取り巻戻し装置とバー接合装置とを設けること
で、いわゆるエンドレス状態での仕上圧延が可能とな
り、被圧延材全長に渡って安定した仕上圧延ができるよ
うになり、例えば1mm以下の薄物の圧延が可能となると
共に誘導加熱装置によってシートバー全体の温度低下の
補償が図られる。
【0060】また、請求項5に記載した発明を採用する
と、バー接合装置の入側の反り矯正装置によって、巻取
り巻戻し装置から巻き戻されたシートバーの反りが矯正
されると同時に、誘導加熱装置に搬送される前にシート
バーの反りの矯正ができて、上記のような効果を得るこ
とができる。しかも、バー接合装置の出側にも反り矯正
装置を設けた場合には、上記エンドレス圧延であればバ
ー接合装置入側の反り矯正装置で反り矯正処理ができ、
通常のバッチ圧延であればバー接合装置出側の反り矯正
装置で反り矯正処理ができるので、両圧延操業のどちら
であっても、誘導加熱装置を通過する前に反り矯正装置
によって反りが矯正できて、上記両圧延操業ができると
同時に、上記のような効果を得ることができる。
【0061】また、請求項6に記載した発明を採用した
場合には、上記効果に加えて、反りの状態に応じて適正
な反りの矯正、及び矯正結果の把握が可能となるという
効果がある。また、請求項7又は請求項8に記載した発
明を採用した場合には、反りが無いか又は小さいときに
は、反り矯正装置が開放されることで、シートバー先端
部が反り矯正装置に突き当たって、反り矯正装置の矯正
部に疵が発生する頻度や該疵の大きさが小さく抑えられ
ると共に、所定許容範囲を越えた反りを持ったシートバ
ーについては、反りの矯正処理ができるという効果があ
る。また、請求項9に記載した発明を採用した場合に
は、矯正しきれなかった反りが所定以上の場合には、誘
導加熱装置を一時的に退避することで、誘導加熱装置の
破損による長期設備ダウン等が回避されるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る熱間圧延設備
列を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るバーヒータを
示す概略構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るバーヒータを
示す概略正面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明するための概
略構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を説明するための概
略構成図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態を説明するための概
略構成図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の反り検出装置を説
明するための概略構成図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係る熱間圧延設備
列を示す概略構成図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係る熱間圧延設備
列を示す概略構成図である。
【図10】本発明を採用することによる設備破損の低減
及び半成品の低減を示す図である。
【符号の説明】
1 粗圧延機 2 仕上圧延機 3 テーブルローラ 4 誘導加熱装置 5 バーヒータ 6 エッジヒータ 7 シートバー 8 誘導加熱コイル 14 反り矯正装置 16 反り検出装置 19 矯正用コントローラ 20 反り検出装置 25 進退用アクチュエータ 26 進退用コントローラ 28 巻取り巻戻し装置 29 バー接合装置 30 第2の反り矯正装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 忠男 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 Fターム(参考) 4E002 AD01 BA01 BD03 BD05 BD08 CB08 4E026 AA03 EA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕上圧延機の入側にシートバーを加熱す
    る誘導加熱装置が配設された熱間圧延設備において、上
    記誘導加熱装置の入側にシートバーの反りを矯正する反
    り矯正装置を設け、その反り矯正装置の入口側にシート
    バー上面をガイドするガイド部材を設けたことを特徴と
    する熱間圧延設備。
  2. 【請求項2】 上記ガイド部材は、反り矯正装置の上側
    矯正ローラと同期をとって昇降可能に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載した熱間圧延設備。
  3. 【請求項3】 上記誘導加熱装置の誘導加熱コイルは、
    シートバー外周を板幅方向で全周を巡るように配置され
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した熱
    間圧延設備。
  4. 【請求項4】 上記仕上圧延機よりも上流側に設置され
    た粗圧延機と上記誘導加熱装置との間に、シートバーを
    一時的に巻き取って待機させる巻取り巻戻し装置と、そ
    の巻取り巻戻し装置の下流側に先行のシートバーの尾端
    部と後行のシートバーの先端部とを接合するバー接合装
    置と、を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3の
    いずれかに記載した熱間圧延設備。
  5. 【請求項5】 上記反り矯正装置は、上記バー接合装置
    の入側及び出側のうち少なくとも入側に設けたことを特
    徴とする請求項4に記載した熱間圧延設備。
  6. 【請求項6】 上記反り矯正装置の入側及び出側の少な
    くとも一方に、シートバーの反りを検出する反り検出装
    置を設け、且つ該反り検出装置の検出値に基づき上記反
    り矯正装置を制御するコントローラを設けたことを特徴
    とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載した熱間圧
    延設備。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載さ
    れた熱間圧延設備において、 上記誘導加熱装置の入側にシートバーの反りを矯正する
    反り矯正装置を設け、その反り矯正装置の入側にシート
    バーの反りを検出する反り検出装置を設けて、上記反り
    検出装置による検出に基づきシートバーの反り量が所定
    許容範囲を越えている場合にのみ、反り矯正装置による
    反り矯正処理を行うことを特徴する熱間圧延方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載さ
    れた熱間圧延設備において、 上記誘導加熱装置の入側にシートバーの反りを矯正する
    反り矯正装置を設け、その反り矯正装置の出側にシート
    バーの反りを検出する反り検出装置を設けて、上記反り
    検出装置による検出に基づきシートバーの反り量が許容
    範囲の場合には反り矯正装置による矯正処理を行わず、
    該シートバーの反り量が許容範囲を越えた場合には、一
    旦シートバーの搬送を停止し、所定量だけシートバーを
    戻して上記反り矯正装置で反りの矯正処理を行うことを
    特徴とする熱間圧延方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載さ
    れた熱間圧延設備において、 上記誘導加熱装置の入側にシートバーの反りを矯正する
    反り矯正装置を設け、その反り矯正装置の出側にシート
    バーの反りを検出する反り検出装置を設けて、上記反り
    検出装置による検出に基づきシートバーの反り量が所定
    値以上の場合には、上記誘導加熱装置をオンライン位置
    から一時退避し、当該シートバーを上記誘導加熱装置で
    加熱することなく通板することを特徴とする熱間圧延方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018500180A (ja) * 2014-12-24 2018-01-11 ポスコPosco 圧延方法、連続鋳造圧延方法、及び連続鋳造圧延装置

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