JP2008254042A - 圧延方法及び圧延設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘導加熱装置のセラミックロールの破損を防止する。
【解決手段】水平方向に並設された複数の搬送ロールにより鋼材を搬送する熱間圧延ラインL上に、鋼材を加熱する誘導加熱装置20、21、22と鋼材の先端部を切断する切断機13がこの順に配置されている。熱間圧延ラインLには、誘導加熱装置20、21、22において粗バーHを搬送するセラミックロールR1と、セラミックロールR1をその前後の搬送ロールR2に対して下降させるシリンダ機構40が設けられている。そして、粗バーHの先端部が切断機13により切断されるときには、セラミックロールR1が搬送ロールR2よりも低い位置に下げられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、圧延材の圧延方法及び圧延設備に関する。
例えば鋼材の熱間圧延ラインでは、多数の搬送ロールが水平方向に並べて配置され、鋼材がコロ搬送により連続的に搬送されて処理される。この熱間圧延ラインには、加熱炉、粗圧延機、仕上圧延機等が並べて配置され、加熱炉において加熱されたスラブが粗圧延機により圧延され、粗圧延により形成された粗バーが仕上圧延機により圧延されて、鋼板が製造されている。
上述の熱間圧延ラインでは、通常仕上圧延機の直前にクロップシャーが設けられ、粗バーの先端部や後端部に形成されるいわゆるフィッシュテールなどの形状不良部分が切断されている(特許文献1参照)。これにより、例えば厚みが不安定で温度も低い粗バーの形状不良部分が仕上圧延機で圧延されて仕上圧延機のロールに圧痕ができることを防止している。
ところで、熱間圧延ラインのクロップシャーの直前には、誘導加熱装置が設けられることがある(特許文献1参照)。これにより、例えば粗バーの先端部や後端部等にある低温部分を加熱し、クロップシャーで切断される粗バーの領域を低減している。
上述の誘導加熱装置は、電磁誘導を利用し粗バー自体に電流を流して粗バーを加熱するものである。このため、粗バーと搬送ロールとの接触時等にスパークが発生しやすくなる。スパークが生じると、例えば搬送ロールにスパーク痕が残り、その後その搬送ロールにより搬送される粗バーにも痕を付けることになり兼ねない。そこで、このスパークの発生を防止するため、誘導加熱装置において粗バーを搬送する搬送ロールに、一部が不導体のセラミックス製の搬送ロールを用いることが提案されている(特許文献2参照)。
特開2004−243362号公報 特開2002−178020号公報
しかしながら、上述したようにクロップシャーの直前に誘導加熱装置を配置した場合、セラミックス製の搬送ロールが割れることが認められている。これは、例えば図11に示すようにクロップシャー100で粗バーHの先端部が切断されるときに、クロップシャー100の刃により粗バーHに回転モーメント等が作用し、粗バーHが搬送ロールRから一瞬浮き上がり、落下することに起因すると考えられている。誘導加熱装置のセラミックス製の搬送ロールは、通常の金属製の搬送ロールよりも強度が低いため、粗バーが落下し衝突した際に割損すると考えられる。
誘導加熱装置の搬送ロールが破損すると、その都度新しいものに交換する必要があり、コストがかかる。また、当然粗バーの搬送が不能になるため、その都度熱間圧延ラインの稼動を停止することになり、鋼材の生産性も低下する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、圧延ラインのクロップシャーなどの切断機の直前にある誘導加熱装置において、セラミックス製の搬送ロールの破損を防止することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明によれば、水平方向に並設された複数の搬送ロールにより圧延材を搬送する圧延ライン上で、粗圧延後の圧延材を誘導加熱装置により加熱し、その後圧延材の先端部を切断機により切断する工程を有する圧延方法であって、誘導加熱装置における圧延材の搬送は、セラミックス製の搬送ロールにより行われ、少なくとも圧延材の先端部が切断機により切断されるときには、前記セラミックス製の搬送ロールがその前後の搬送ロールよりも低い位置に下げられていることを特徴とする。なお、「セラミックス製の搬送ロール」には、圧延材と接触する部分の少なくとも一部にセラミックスが用いられているものも含まれる。
本発明によれば、圧延材の先端部が切断されるときに、圧延材が浮き上がり落下しても、セラミックス製の搬送ロールがその前後の搬送ロールよりも低い位置に下げられているので、圧延材がセラミックス製の搬送ロールに衝突することを防止でき、この結果セラミックス製の搬送ロールの破損を防止できる。
別の観点による本発明は、水平方向に並設された複数の搬送ロールにより圧延材を搬送する圧延ライン上で、粗圧延後の圧延材を誘導加熱装置により加熱し、その後圧延材の先端部を切断機により切断する工程を有する圧延方法であって、誘導加熱装置における圧延材の搬送は、セラミックス製の搬送ロールにより行われ、前記誘導加熱装置が前記圧延ライン上にある場合には、少なくとも圧延材の先端部が切断機により切断されるときに前記セラミックス製の搬送ロールがその前後の搬送ロールよりも低い位置に下げられており、前記誘導加熱装置が前記圧延ライン上から取り外されている場合には、少なくとも圧延材の先端部が切断機により切断されるときに前記セラミックス製の搬送ロールの少なくとも直前の搬送ロールが前記セラミックス製の搬送ロールよりも高い位置に上げられていることを特徴とする。
本発明によれば、前記誘導加熱装置が前記圧延ライン上にある場合には、圧延材の先端部が切断されるときに、セラミックス製の搬送ロールがその前後の搬送ロールよりも低い位置に下げられる。このため、圧延材の先端部の切断時に圧延材が浮き上がり落下しても、圧延材がセラミックス製の搬送ロールに衝突することを防止でき、この結果セラミックス製の搬送ロールの破損を防止できる。また、前記誘導加熱装置が前記圧延ライン上から取り外されている場合には、セラミックス製の搬送ロールの直前の搬送ロールがセラミックス製の搬送ロールよりも高い位置に上げられる。これにより、圧延材がセラミックス製の搬送ロールより高い位置で支持されるので、圧延材の先端部の切断時に圧延材が浮き上がり落下しても、圧延材がセラミックス製の搬送ロールに衝突することを防止できる。この結果セラミックス製の搬送ロールの破損を防止できる。
前記圧延方法において、前記セラミックス製の搬送ロールの下降は、圧延材の先端部が前記セラミックス製の搬送ロールの直後の搬送ロールに到達した後に開始されるようにするとより好ましい。
前記圧延方法において、圧延材の先端部がセラミックス製の搬送ロールの直後の搬送ロールを通過してから切断機に到達するまでの間に、セラミックス製の搬送ロールが予め設定された所定距離下降できるように圧延材の搬送速度を下げるとより好ましい。
別の観点による本発明は、水平方向に並設された複数の搬送ロールにより圧延材を搬送する圧延ライン上で、粗圧延後の圧延材を誘導加熱装置により加熱し、その後圧延材の先端部を切断機により切断する工程を有する圧延方法であって、誘導加熱装置における圧延材の搬送は、セラミックス製の搬送ロールにより行われ、少なくとも圧延材の先端部が切断機により切断されるときには、前記セラミックス製の搬送ロールの少なくとも直前の搬送ロールが前記セラミックス製の搬送ロールよりも高い位置に上げられていることを特徴とする。
別の観点による本発明は、水平方向に並設された複数の搬送ロールにより圧延材を搬送する圧延ライン上に、圧延材を加熱する誘導加熱装置と圧延材の先端部を切断する切断機がこの順に配置された圧延設備であって、誘導加熱装置において圧延材を搬送するセラミックス製の搬送ロールと、前記セラミックス製の搬送ロールをその前後の搬送ロールに対して下降させるロール昇降機構と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、圧延材の先端部が切断されるときに、セラミックス製の搬送ロールをその前後の搬送ロールよりも低い位置に下げることができるので、圧延材が浮き上がり落下しても、その圧延材がセラミックス製の搬送ロールに衝突することを防止できる。この結果セラミックス製の搬送ロールの破損を防止できる。
前記圧延設備において、前記セラミックス製の搬送ロールの少なくとも直前の搬送ロールを前記セラミックス製の搬送ロールよりも上昇させる他のロール昇降機構をさらに有するとより好ましい。
前記圧延設備において、前記誘導加熱装置は、前記圧延ライン上から取り外し可能であり、前記誘導加熱装置が前記圧延ライン上にある場合には、前記ロール昇降機構により前記セラミックス製の搬送ロールを前記前後の搬送ロールに対し昇降し、前記誘導加熱装置が前記圧延ライン上から取り外されている場合には、前記他のロール昇降機構により前記少なくとも直前の搬送ロールを前記セラミックス製の搬送ロールに対し昇降するとより好ましい。
別の観点による本発明は、水平方向に並設された複数の搬送ロールにより圧延材を搬送する圧延ライン上に、圧延材を加熱する誘導加熱装置と圧延材の先端部を切断する切断機がこの順に配置された圧延設備であって、誘導加熱装置において圧延材を搬送するセラミックス製の搬送ロールと、前記セラミックス製の搬送ロールの少なくとも直前の搬送ロールを前記セラミックス製の搬送ロールよりも上昇させるロール昇降機構と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、誘導加熱装置のセラミックス製の搬送ロールの破損を防止できるので、コストの低減と、圧延材の生産性の向上を図ることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる熱間圧延設備1の構成の概略を示す模式図である。
熱間圧延設備1は、例えば水平方向に並設された複数の搬送ロールにより圧延材としての鋼材をコロ搬送する熱間圧延ラインLを有している。熱間圧延ラインL上には、例えば加熱炉10、粗圧延機群11、誘導加熱装置群12、切断機13、仕上圧延機群14及び巻取機15がこの順に並べて配置されている。この熱間圧延ラインLでは、複数の鋼材が連続的に搬送されて処理される。
加熱炉10は、例えばウォーキングビーム式の連続加熱炉であり、鋳造されたスラブを圧延に必要な温度に再加熱することができる。
粗圧延機群11は、例えばクローズカップル式のものであり、複数台例えば4台の粗圧延機を有している。
誘導加熱装置群12は、図2に示すように複数台例えば3台のソレノイド型の誘導加熱装置20、21、22を備えている。ソレノイド型の誘導加熱装置20、21、22は、熱間圧延ラインL上で搬送される粗バーHの周りを囲む加熱コイルを有し、当該加熱コイルに交流電流を流し、その内側を通過する粗バーHに誘導電流を生じさせることにより、粗バーHを加熱できる。
熱間圧延ラインLに並べられた多数の搬送ロールのうち、誘導加熱装置群12内の粗バーHの搬送を行うものは、セラミックス製の搬送ロール(以下「セラミックロール」とする。)R1になっている。つまり、各誘導加熱装置20、21、22の両側の搬送ロールには、セラミックロールR1が用いられている。また、セラミックロールR1の前後の他の搬送ロール、例えば粗圧延機群11と誘導加熱装置群12との間や誘導加熱装置群12と切断機13との間の搬送ロールには、金属製の搬送ロールR2が用いられている。
セラミックロールR1は、例えば図3に示すように金属製の軸心部30の表面に複数のセラミックス製のリング(セラミックリング又はセラミックスリーブ)31が嵌め込まれて構成されている。このセラミックリング31の部分に粗バーHが接触する。
各セラミックロールR1には、例えば軸受け32を介して軸心部30を支持して昇降するロール昇降機構としてのシリンダ機構40が設けられている。このシリンダ機構40によりセラミックロールR1を昇降させ、前後の他の搬送ロールR2よりも低い位置に下げたり戻したりすることができる。
切断機13には、例えば図2に示すようにドラム型のクロップシャー(フライングクロップシャー)が用いられている。切断機13は、上下に対向配置された回転ドラム50を回転させ、その回転ドラム50に取り付けられた上下の切断刃51同士で粗バーHを挟み込み、そのときの剪断力によって粗バーHの先端部や後端部を切断できる。
なお、この圧延設備1で処理される粗バーHの長さは、最も上流側のセラミックロールR1から切断機13までの距離よりも長く、粗バーHの先端部が切断機13で切断される際には、粗バーHの他の部分が誘導加熱装置群12内に位置している。
仕上圧延機群14は、図1に示すように複数台の仕上圧延機を有し、目標とする最終製品厚まで粗バーを圧延できる。巻取機15は、仕上圧延で形成された鋼板をコイル状に巻き取ることができる。
次に、以上のように構成された熱間圧延設備1で行われる鋼材の圧延処理について説明する。
先ず、鋳造の終了したスラブHが、図1に示す加熱炉10に搬入され、圧延可能な温度に加熱される。その後スラブHは、粗圧延機群11に搬送され、粗圧延処理される。
粗圧延により形成された粗バーHは、図2に示すように誘導加熱装置群12に搬入され、誘導加熱装置20、21、22を順に通過し、粗バーHは、幅方向或いは長手方向に均一の温度に加熱される。
例えば図4に示すように粗バーHの先端部が最後のセラミックロールR1を通過し、その次の最初の搬送ロールR2(以下「搬送ロールR2a」とする。)に到達した後に、シリンダ機構40により各セラミックロールR1が下降される。このとき、セラミックロールR1は、予め設定された所定距離である例えば20〜30mm程度下げられる。これにより、図5に示すようにセラミックロールR1が前後の他の搬送ロールR2よりも低い位置に配置され、粗バーHとセラミックロールR1が非接触となる。
なお、誘導加熱装置群12を通過し切断機13に至るまでの粗バーHの搬送速度は、例えば通常操業時の速度よりも下げられている。例えば誘導加熱装置群12における通常操業時の粗バーHの搬送速度が2m/sの場合、本実施の形態における粗バーHの搬送速度は、その4分の1程度の0.5m/s程度に下げられる。
こうすることにより、粗バーHの先端部が最後のセラミックロールR1の次の搬送ロールR2aに到達してから切断機13に到達するまでの時間が長くなり、セラミックロールR1が予め設定された所定距離下降する時間を十分に確保できる。
粗バーHの搬送速度を下げることについては、以下のような観点からもメリットがある。例えば粗バーHの先端部と搬送ロールR2aとの衝突を確実に防止するため、シリンダ機構40の動作制御のばらつき等を考慮して、粗バーHが搬送ロールR2aに到達しさらに所定距離進んだ位置でセラミックロールR1の下降を開始させることが好ましい。例えば搬送ロールの回転数などから粗バーHの制御上の位置を認識し、その制御上の位置に基づいてシリンダ機構40の動作を制御しているような場合には、粗バーHの搬送上の不具合などにより、粗バーHの実際の位置と粗バーHの制御上の位置が異なる場合がある。このような場合、例えばシリンダ機構40が早く作動し、セラミックロールR1の下降の開始が早すぎて、粗バーHの先端部が搬送ロールR2aに衝突する可能性がある。これを防止するため、粗バーHの搬送速度を下げて、粗バーHの先端部が搬送ロールR2aよりも十分に進んでいると認識する位置で、セラミックロールR1の下降を開始するように設定するとよい。こうすることにより、仮に粗バーHの位置が多少誤って認識されていても、粗バーHと搬送ロールR2aとの衝突を確実に防止できる。かかる場合において、上述のように粗バーHの搬送速度を遅くすることにより、セラミックロールR1の下降開始タイミングを遅らせても、セラミックロールR1の下降時間を十分に確保できる。
図5に示すように粗バーHの先端部が切断機13に到達すると、切断機13の回転ドラム50が回転し、粗バーHの先端部が切断される。このとき、強度の低いセラミックロールR1が他の搬送ロールR2より低い位置に下げられているので、切断時の力により粗バーHが浮き上がりその後落下しても、粗バーHは搬送ロールR2に受け止められ、セラミックロールR1に衝突することがない。
粗バーHの先端部の切断後、シリンダ機構40によりセラミックロールR1が上昇され、元の高さに戻される。その後、粗バーHは、切断機13を通過し、例えば粗バーHの後端部が切断機13により切断される。その後粗バーHは、仕上圧延機群14に搬入され、仕上圧延され、その後鋼板になって巻取機15に巻き取られる。
以上の実施の形態によれば、少なくとも粗バーHの先端部が切断機13により切断されるときに、セラミックロールR1が前後の他の搬送ロールR2よりも低い位置に下げられているので、切断機13への噛み込みにより粗バーHが一瞬浮き上がり落下しても、粗バーHは、他の搬送ロールR2に受け止められ、セラミックロールR1が破損することを防止できる。
粗バーHの先端部がセラミックロールR1の次の搬送ロールR2aに到達した後に、セラミックロールR1を下降し始めるようにしたので、粗バーHの位置が下がって粗バーHの先端部が搬送ロールR2aに衝突することを防止できる。また、粗バーHの位置が下がって粗バーHと誘導加熱装置20、21、22の加熱コイル等が接触することも防止できる。特に、加熱コイルの粗バーHが通過する隙間は狭いので、粗バーHの高さを維持するメリットは大きい。
また、粗バーHの搬送速度を遅くしたので、粗バーHの先端部が搬送ロールR2aに到達してから切断機13により切断されるまでの時間が長くなる。このため、その分セラミックロールR1を下降し始めるタイミングを遅らせることができ、仮にシリンダ機構40の動作開始タイミングが多少前にずれることがあっても、粗バーHと搬送ロールR2aとの衝突を確実に防止できる。
以上の実施の形態において、誘導加熱装置群12の各誘導加熱装置20、21、22は、例えば図6に示すように熱間圧延ラインL上から取り外し可能になっていてもよい。これは、製品によって誘導加熱を行うものと行わないものがあるためである。かかる場合、例えば各誘導加熱装置20、21、22は、図示しない台車に搭載され、当該台車が熱間圧延ラインLに直角の水平方向(粗バーの幅方向)に移動することにより、誘導加熱装置20、21、22を熱間圧延ラインL上から取り外すことができる。また、この場合図7に示すように最初のセラミックロールR1の直前の搬送ロールR2(以下「搬送ロールR2b」とする。)には、軸受けを介してロール軸を支持して昇降する他のロール昇降機構としてのシリンダ機構60が設けられている。
なお、この例において処理される粗バーHの長さは、搬送ロールR2bから切断機13までの距離よりも長く、粗バーHの先端部が切断機13で切断される際には、粗バーHの他の部分が搬送ロールR2b上にある。
そして、図8に示すように各誘導加熱装置20、21、22が熱間圧延ラインL上にあり、粗バーHの誘導加熱を行う場合には、上述した実施の形態と同様に少なくとも粗バーHの先端部が切断機13で切断されるときには、シリンダ機構40によりセラミックロールR1が前後の他の搬送ロールR2よりも低い位置に下げられている。これにより、上述したように粗バーHの先端部が切断された際に、粗バーHがセラミックロールR1に衝突することが防止される。なお、このときシリンダ機構60は作動させず、搬送ロールR2bは昇降しない。また、このときの粗バーHの搬送速度は、後述の誘導加熱装置20、21、22が熱間圧延ラインL上から取り外されている場合に比べて遅く設定されていてもよい。
一方、図9に示すように各誘導加熱装置20、21、22が熱間圧延ラインL上から取り外され、粗バーHの誘導加熱を行わない場合には、少なくとも粗バーHの先端部が切断機13で切断されるときに、シリンダ機構60により搬送ロールR2bがセラミックロールR1よりも高い位置に上昇されている。
これにより、セラミックロールR1の直前の搬送ロールR2bにより粗バーHが持ち上げられ、粗バーHとセラミックロールR1が非接触の状態となる。この結果、粗バーHの先端部が切断機13により切断された際に、粗バーHの上下動により粗バーHがセラミックロールR1に衝突することがなく、セラミックロールR1の破損を防止できる。また、誘導加熱装置20、21、22が熱間圧延ラインL上にないときには、誘導加熱装置20、21、22の加熱コイル等と粗バーHの接触を考慮する必要がないので、搬送ロールR2bにより粗バーHの搬送位置を上げて、粗バーHとセラミックロールR1との衝突をより確実に防止できる。
粗バーHの先端部の切断が終了した後は、シリンダ機構60により搬送ロールR2bがセラミックロールR1と同じ高さまで下降され、粗バーHがセラミックロールR1により搬送される。
なお、この例において、セラミックロールR1の直前の搬送ロールR2bのみを昇降させていたが、セラミックロールR1の前の他の搬送ロールR2も昇降させるようにしてもよい。また、この例において、粗バーHの先端部がセラミックロールR1の次の搬送ロールR2aに到達した後に、搬送ロールR2bの上昇を開始するようにしてもよい。これにより、粗バーHの先端部が搬送ロールR2aに衝突することを防止できる。
上記例では、各誘導加熱装置20、21、22が熱間圧延ラインL上から取り外されている場合に、シリンダ機構60により搬送ロールR2bをセラミックロールR1よりも高い位置に上昇させていたが、各誘導加熱装置20、21、22が熱間圧延ラインL上にある場合に、搬送ロールR2bをセラミックロールR1よりも高い位置に上昇させてもよい。かかる場合、例えば図10に示すように少なくとも粗バーHの先端部が切断機13で切断されるときに、シリンダ機構60により搬送ロールR2bがセラミックロールR1よりも高い位置に上昇される。これにより、セラミックロールR1の直前の搬送ロールR2bにより粗バーHが持ち上げられ、粗バーHとセラミックロールR1が非接触の状態となる。この結果、粗バーHの先端部が切断機13により切断された際に、粗バーHの上下動により粗バーHがセラミックロールR1に衝突することがなく、セラミックロールR1の破損を防止できる。なお、この場合セラミックロールR1のシリンダ機構40はなくてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば、本実施の形態における誘導加熱装置は、ソレノイド型のものであったが、トラバース型などの他の形式のものであってもよい。また、誘導加熱装置の台数も3台に限られない。また、セラミックス製の搬送ロールは、上記セラミックロールRの構成に限られず、例えばスチール製のスリーブの一部をセラミックス溶射で絶縁しているものであってもよい。
本発明は、誘導加熱装置のセラミックス製の搬送ロールの破損を防止する際に有用である。
熱間圧延設備の構成の概略を示す模式図である。 熱間圧延ライン上の誘導加熱装置と切断機の構成の概略を示す説明図である。 粗バーの搬送方向から見たときのセラミックロール周辺の構成を示す説明図である。 粗バーがセラミックロールの次の搬送ロールに到達したときの様子を示す説明図である。 粗バーの先端部が切断機で切断されるときの様子を示す説明図である。 誘導加熱装置が取り外し可能な熱間圧延ラインの平面図である。 セラミックローラの直前の搬送ロールにシリンダ機構を取り付けた場合の熱間圧延ラインの構成を示す説明図である。 誘導加熱装置が熱間圧延ライン上にある場合の粗バーの先端部が切断機で切断されるときの様子を示す説明図である。 誘導加熱装置が熱間圧延ライン上にない場合の粗バーの先端部が切断機で切断されるときの様子を示す説明図である。 誘導加熱装置が熱間圧延ライン上にある場合の粗バーの先端部が切断機で切断されるときの様子を示す説明図である。 粗バーの先端部が切断機で切断されるときの様子を示す説明図である。
符号の説明
1 熱間圧延設備
12 誘導加熱装置群
20、21、22 誘導加熱装置
40 シリンダ機構
R1 セラミックロール
R2 搬送ロール
L 熱間圧延ライン
H 粗バー

Claims (9)

  1. 水平方向に並設された複数の搬送ロールにより圧延材を搬送する圧延ライン上で、粗圧延後の圧延材を誘導加熱装置により加熱し、その後圧延材の先端部を切断機により切断する工程を有する圧延方法であって、
    誘導加熱装置における圧延材の搬送は、セラミックス製の搬送ロールにより行われ、
    少なくとも圧延材の先端部が切断機により切断されるときには、前記セラミックス製の搬送ロールがその前後の搬送ロールよりも低い位置に下げられていることを特徴とする、圧延方法。
  2. 水平方向に並設された複数の搬送ロールにより圧延材を搬送する圧延ライン上で、粗圧延後の圧延材を誘導加熱装置により加熱し、その後圧延材の先端部を切断機により切断する工程を有する圧延方法であって、
    誘導加熱装置における圧延材の搬送は、セラミックス製の搬送ロールにより行われ、
    前記誘導加熱装置が前記圧延ライン上にある場合には、少なくとも圧延材の先端部が切断機により切断されるときに前記セラミックス製の搬送ロールがその前後の搬送ロールよりも低い位置に下げられており、
    前記誘導加熱装置が前記圧延ライン上から取り外されている場合には、少なくとも圧延材の先端部が切断機により切断されるときに前記セラミックス製の搬送ロールの少なくとも直前の搬送ロールが前記セラミックス製の搬送ロールよりも高い位置に上げられていることを特徴とする、圧延方法。
  3. 前記セラミックス製の搬送ロールの下降は、圧延材の先端部が前記セラミックス製の搬送ロールの直後の搬送ロールに到達した後に開始されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の圧延方法。
  4. 圧延材の先端部がセラミックス製の搬送ロールの直後の搬送ロールを通過してから切断機に到達するまでの間に、セラミックス製の搬送ロールが予め設定された所定距離下降できるように圧延材の搬送速度を下げることを特徴とする、請求項3に記載の圧延方法。
  5. 水平方向に並設された複数の搬送ロールにより圧延材を搬送する圧延ライン上で、粗圧延後の圧延材を誘導加熱装置により加熱し、その後圧延材の先端部を切断機により切断する工程を有する圧延方法であって、
    誘導加熱装置における圧延材の搬送は、セラミックス製の搬送ロールにより行われ、
    少なくとも圧延材の先端部が切断機により切断されるときには、前記セラミックス製の搬送ロールの少なくとも直前の搬送ロールが前記セラミックス製の搬送ロールよりも高い位置に上げられていることを特徴とする、圧延方法。
  6. 水平方向に並設された複数の搬送ロールにより圧延材を搬送する圧延ライン上に、圧延材を加熱する誘導加熱装置と圧延材の先端部を切断する切断機がこの順に配置された圧延設備であって、
    誘導加熱装置において圧延材を搬送するセラミックス製の搬送ロールと、
    前記セラミックス製の搬送ロールをその前後の搬送ロールに対して下降させるロール昇降機構と、を有することを特徴とする、圧延設備。
  7. 前記セラミックス製の搬送ロールの少なくとも直前の搬送ロールを前記セラミックス製の搬送ロールよりも上昇させる他のロール昇降機構をさらに有することを特徴とする、請求項6に記載の圧延設備。
  8. 前記誘導加熱装置は、前記圧延ライン上から取り外し可能であり、
    前記誘導加熱装置が前記圧延ライン上にある場合には、前記ロール昇降機構により前記セラミックス製の搬送ロールを前記前後の搬送ロールに対し昇降し、前記誘導加熱装置が前記圧延ライン上から取り外されている場合には、前記他のロール昇降機構により前記少なくとも直前の搬送ロールを前記セラミックス製の搬送ロールに対し昇降することを特徴とする、請求項7に記載の圧延設備。
  9. 水平方向に並設された複数の搬送ロールにより圧延材を搬送する圧延ライン上に、圧延材を加熱する誘導加熱装置と圧延材の先端部を切断する切断機がこの順に配置された圧延設備であって、
    誘導加熱装置において圧延材を搬送するセラミックス製の搬送ロールと、
    前記セラミックス製の搬送ロールの少なくとも直前の搬送ロールを前記セラミックス製の搬送ロールよりも上昇させるロール昇降機構と、を有することを特徴とする、圧延設備。
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