JP2658797B2 - 軟質金属スラブの圧延方法 - Google Patents

軟質金属スラブの圧延方法

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JP2658797B2
JP2658797B2 JP5036486A JP3648693A JP2658797B2 JP 2658797 B2 JP2658797 B2 JP 2658797B2 JP 5036486 A JP5036486 A JP 5036486A JP 3648693 A JP3648693 A JP 3648693A JP 2658797 B2 JP2658797 B2 JP 2658797B2
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slab
rolling
triple
heating furnace
roller table
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太兵衛 松中
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟鋼、銅合金等の軟質
金属のスラブの圧延方法に関し、さらに詳しく言えば、
軟質金属スラブの圧延に先立ってそのスラブをバッチ式
加熱炉に有効かつ迅速に装入・抽出できる方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、軟鋼、銅合金等の軟質金属のスラ
ブは、まずバッチ式加熱炉に装入されて所定の温度(7
70〜790°C)まで加熱され、次いで抽出され、圧
延ラインに搬送され、圧延機によって圧延される。
【0003】例えば、図3に示すように、加熱された軟
質金属スラブ1をバッチ炉から抽出するとき、ピットク
レーン2を使用してスラブ1を吊り出す(A)。このと
きピットクレーン2の爪が軟化したスラブ1の長辺側面
に食い込み、スラブ1に爪跡3を残す(3)。このスラ
ブ1をそのまま圧延機4によって圧延をすると(C)、
爪跡3の部分が圧延材5に幅不足の欠陥部6として現れ
る(D)。
【0004】その結果、歩留が低下し、圧延ラインの生
産能率を低下させる。
【0005】そこで対策としてピットクレーンの爪跡を
圧延後の材料の先端部または後端部に現れるようにスラ
ブの圧延方法を工夫(L/C圧延)その先後端部をクロ
ップとしている。しかし、この方法では圧延に時間がか
かる。
【0006】一方、チタン、チタン合金等の変形抵抗の
温度依存性の高い金属スラブを加熱炉で加熱するさいに
耐熱性カバーをスラブ上面に載置してスラブの上反りを
防止する熱間圧延方法が提案されている(特開昭59−
232612号公報)。
【0007】しかし、この方法におけるカバーは特殊金
属スラブの上反り防止のためであって、軟質金属スラブ
の保温をするためのものではない。また、圧延用スラブ
の下に抽出用スラブを敷く考え方はない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、軟質金属ス
ラブにピットクレ−ンの爪跡を残さずに、加熱炉にスラ
ブを装入・抽出し、圧延能率を向上させることのできる
軟質金属スラブの圧延方法を得ることを課題としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の軟質金属スラブ
の圧延方法は、抽出用下敷スラブの上に圧延用中間軟質
金属スラブを重ねた二重スラブと保温用上乗スラブとを
別々にバッチ式加熱炉に装入すること、加熱後、ピット
クレーンによって加熱炉内で前記二重スラブの上に前記
保温用上乗スラブを乗せて三重スラブにすること、該三
重スラブをピットクレーンによって加熱炉から抽出して
圧延ラインのローラテーブル上に置くこと、該三重スラ
ブをローラテーブルによって圧延機入側付近まで搬送す
ること、サイドガイドにより前記三重スラブの保温用上
乗スラブのみを固定した後、ローラテーブルによって前
記二重スラブを圧延機側に前進させること、前記サイド
ガイドを解除した後、ローラテーブルによって前記保温
用上乗スラブおよび前記二重スラブを加熱炉側に後退さ
せること、前記二重スラブの圧延用中間スラブのみを前
記サイドガイドにより固定した後、ローラテーブルによ
って前記抽出用下敷スラブのみを加熱炉側に後退させる
こと、前記圧延用中間スラブをローラテーブルによって
圧延機に送り込むこと、該圧延用中間スラブを圧延機に
よって圧延することからなる手段によって、上記課題を
解決している。
【0010】前記三重スラブは、各スラブの幅または長
さのうち長辺側サイズが上から順に大、中、小となるよ
うに重ねられることが好ましい。
【0011】前記抽出用下敷スラブおよび前記保温用上
乗スラブは、ステンレス鋼からできていることが好まし
い。
【0012】
【作用】加熱炉内の三重スラブの下敷スラブをピットク
レーンによって挟むので、圧延用中間スラブに爪跡を残
さない。3種のスラブの幅または長さがそれぞれ相違し
ているので、圧延機入側にあるサイドガイドを有効に利
用して各スラブを順次分離する。
【0013】
【実施例】図1を参照して、本発明の軟質金属スラブの
圧延方法の実施例について説明する。図1は、本発明の
圧延方法の工程を示す概略説明図である。
【0014】本発明の軟質金属スラブの圧延方法は、図
1に示すように、次の工程からできている。まず、
(A)、(B)図に示すように、抽出用下敷スラブ11
の上に圧延用中間軟質金属スラブ12を重ねた二重スラ
ブ20と保温用上乗スラブ13とを別々にバッチ式加熱
炉14に装入する。次いで、(C)図に示すように、加
熱後、ピットクレーン2(図3)によって加熱炉14内
で二重スラブ20の上に保温用上乗スラブ13を乗せて
三重スラブ30にする。
【0015】この三重スラブ30は、図2に示すよう
に、各スラブ11、12、13の幅または長さのうち長
辺側サイズが上から順に大、中、小となるように重ねる
ことが好ましい。このときの寸法差は、それぞれ100
mm程度が好ましい。また、抽出用下敷スラブ11およ
び保温用上乗スラブ13は、ステンレス鋼からつくられ
ることが好ましい。
【0016】(D)図に示すように、三重スラブ30を
ピットクレーン2(図3)によって加熱炉14から抽出
して圧延ラインのローラテーブル(図示せず)上に置
く。このとき、抽出用下敷スラブ11を後述するサイド
ガイド15で挟みやすくするために三重スラブ30を9
0度ターンさせる場合もある。
【0017】(E)、(F)図に示すように、三重スラ
ブ30をローラテーブル(図示せず)によって圧延機4
(図3)の入側付近まで搬送し、そして、サイドガイド
15により三重スラブ30の保温用上乗スラブ13のみ
を固定した後、ローラテーブルによって二重スラブ20
を圧延機4側に前進させる。
【0018】次に、(G)図に示すように、サイドガイ
ド15を解除した後、ローラテーブルによって保温用上
乗スラブ13および二重スラブ20を加熱炉14側に後
退させる。
【0019】(H)、(I)図に示すように、二重スラ
ブ20の圧延用中間スラブ12のみをサイドガイド15
により固定した後、ローラテーブルによって抽出用下敷
スラブ11のみを加熱炉側に後退させる。
【0020】(J)図に示すように、圧延用中間スラブ
12をローラテーブルによって圧延機4に送り込む。
【0021】そして、最後に、圧延用中間スラブ12を
圧延機4によって圧延する。
【0022】本発明の方法の具体的実施例について、以
下に説明する。
【0023】各種スラブの寸法は下記のとおりである。
【0024】 製品寸法は、厚み11mm×幅2000mmである。材
料の加熱温度は780°Cである。圧延用中間スラブの
材料成分は、Cu60wt%、Zn38.5wt%、S
n1.0wt%、残部は不可避不純物からなる。
【0025】圧延結果、幅不足発生率はゼロであり、圧
延中の板反り発生率は5%であり、スケール押込み、疵
発生率は1%であった。
【0026】比較例とて圧延用スラブ(長さ1500m
m×幅1000mm×厚み188mm)を製品寸法厚み
11mm×幅2000mmに圧延した。ピットクレーン
による爪跡の幅凹量は50〜100mmであり、幅不足
発生率は100%であり、圧延中の板反り発生率は20
%であり、スケール押込み疵は5%であった。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、加熱炉からの抽出時に
圧延スラブにピットクレーンによる爪跡が残らず、圧延
機搬送までの移送時の温度降下が少なく、圧延スラブの
上反りも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧延方法の工程を示す概略説明図で
ある。
【図2】 本発明にもとづいて重ねた三重スラブの平面
図である。
【図3】 従来の圧延方法の工程を示す概略説明図であ
る。
【符号の説明】
11:抽出用下敷スラブ 12:圧延用中間スラブ 13:保温用上乗スラブ 14:バッチ式加熱炉 15:サイドガイド

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽出用下敷スラブの上に圧延用中間軟質
    金属スラブを重ねた二重スラブと保温用上乗スラブとを
    別々にバッチ式加熱炉に装入すること、加熱後、ピット
    クレーンによって加熱炉内で前記二重スラブの上に前記
    保温用上乗スラブを乗せて三重スラブにすること、該三
    重スラブをピットクレーンによって加熱炉から抽出して
    圧延ラインのローラテーブル上に置くこと、該三重スラ
    ブをローラテーブルによって圧延機入側付近まで搬送す
    ること、サイドガイドにより前記三重スラブの保温用上
    乗スラブのみを固定した後、ローラテーブルによって前
    記二重スラブを圧延機側に前進させること、前記サイド
    ガイドを解除した後、ローラテーブルによって前記保温
    用上乗スラブおよび前記二重スラブを加熱炉側に後退さ
    せること、前記二重スラブの圧延用中間スラブのみを前
    記サイドガイドにより固定した後、ローラテーブルによ
    って前記抽出用下敷スラブのみを加熱炉側に後退させる
    こと、前記圧延用中間スラブをローラテーブルによって
    圧延機に送り込むこと、該圧延用中間スラブを圧延機に
    よって圧延することからなる軟質金属スラブの圧延方
    法。
  2. 【請求項2】 前記三重スラブは、各スラブの幅または
    長さのうち長辺側サイズが上から順に大、中、小となる
    ように重ねられていることを特徴とした請求項1記載の
    圧延方法。
  3. 【請求項3】 前記抽出用下敷スラブおよび前記保温用
    上乗スラブがステンレス鋼からできていることを特徴と
    した請求項1記載の圧延方法。
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