JP5391762B2 - 鋼板エッジ部の誘導加熱方法 - Google Patents
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Description
これは、被圧延材の性質としては、温度が高い程変形抵抗が低下することは考えられているものの、温度を高めることによるメリット、たとえば圧延動力の低減がほとんど無視される程度であるのに引きかえ、昇温するためのコスト的損失が、非常に大きいこと、高温の被圧延材のハンドリングが労働環境面からも問題があることなどの理由による。
ところが、1%以上の珪素を含有する珪素鋼板やステンレスなどの材料においては、一般の冷延鋼板と比較して脆性材料となるため、室温で圧延加工を行うと圧延後の耳割れが顕著になり、最悪の場合には圧延中に板破断が生じてしまうという問題がある。
また、特許文献2には、鋼板のエッジ部を誘導加熱で昇温させる手段として、C型のインダクタ(誘導子)を用いた1対の誘導加熱装置が開示されている。この誘導加熱装置では、鋼板の左右エッジ部をC型のインダクタで上下から挟み、電源装置で加熱コイルに高周波電流を流して発生した高周波磁束で鋼板のエッジ部に誘導電流を生じさせ、誘導電流により発生するジュール熱で鋼板のエッジ部を加熱するものである。
図8及び図9に示す誘導加熱装置101は、搬送軌道上を矢印A方向に搬送される帯状被圧延材102のエッジ部102aを加熱する加熱コイル103と、加熱コイル103を搭載したコイル台車体104と、コイル台車体104を被圧延材102の進行方向と直角の方向(図8における矢印B方向)に移動させるシリンダ(移動機構)105と、コイル台車体104に取り付けられて被圧延材102のエッジ部102aに接触するガイドローラ(接触子)107とを備え、加熱中にガイドローラ107が被圧延材102に接触するようにシリンダ105を動作させ、被圧延材102と加熱コイル103との相対位置関係を常に一定に保つようにしたものである。なお、図8及び図9中、符号106はシリンダ105に設けられたシリンダロッドである。
図10に示す誘導加熱制御方法は、左右のC型のインダクタ202L,202Rの加熱コイル203L,203Rに流れる高周波電流値を検出して偏差を求め、偏差電流値と予め記憶した偏差電流値と偏差電流値を零とするに必要なインダクタ202L,202Rの台車位置補正量との関係に基づき台車位置補正値を求め、電流値の大きい側の台車位置初期設定値から台車位置補正値を減算すると共に、電流値の小さい側の台車位置初期設定値に台車位置補正値を加算して左右の台車補正位置を求め、台車204L,204Rの自動位置コントローラ205L,205R加減算した左右の台車補正位置を出力することにより、台車204L,204Rの自動位置コントローラ205L,205Rによって鋼板201のエッジ部のラップ長206L,206Rを制御し、これにより鋼板201の両エッジ部を均一にかつ目標値まで加熱するようにしている。
即ち、これら図8に示した誘導加熱装置101や図10に示した誘導加熱制御方法では、蛇行などによって生じる鋼板(被圧延材)102,201のエッジ部の位置変化を直接的あるいは間接的に測定して、その変化量に応じてラップ長を補正するものであり、言うなればフィードバック制御を行っている。このようなフィードバック制御による方法は、鋼板のエッジ部の位置が比較的緩やかに変化する定常部では効果的であるが、鋼板の板幅が急激に変化するといった理由により鋼板のエッジ部の位置が急激に変化する場合にはその追従性に問題がある。
図1に示す完全連続式タンデム圧延ライン1には、鋼板Sを払い出すペイオフリール2と、ペイオフリール2から先に払いだされた鋼板S(先行材)の尾端とペイオフリール2から後に払いだされた鋼板S(後行材)の先端とを溶接によって接合する溶接機3とが設けられており、溶接機3で接合された鋼板Sは連続的に圧延機6に搬送される。本実施形態においては、先行材の幅と後行材の幅とは異なっており、たとえば、先行材の幅は後行材の幅よりも広くなっている。圧延機6の入側には、ルーパ4が設置され、圧延速度の加減速が生じた場合においても鋼板Sを安定的に圧延機6に供給するようになっている。
そして、圧延機6によって圧延された鋼板Sは、テンションリール8で巻き取られ、巻き取られた鋼板Sはコイルとして次工程へ送られる。
誘導加熱装置5は、図2に示すように、鋼板Sの幅方向両エッジ部Sa,Sbを上下から挟む一対のC型のインダクタ51a,51bを備えている。これらインダクタ51a,51bのインダクタ部58a,58bには、加熱コイル52a,52bが設けられ、加熱コイル52a,52bは、上下インダクタ間を鋼板Sの幅方向両エッジ部Sa,Sbが通過する際にこれらエッジ部Sa,Sbを加熱するようになっている。加熱コイル52a,52bは、整合盤55を介して高周波電源56に接続され、高周波電源56には計算ユニット57が接続されている。計算ユニット57は、鋼板Sの板厚、ライン速度及び鋼種に基づいて加熱条件を設定し、その加熱条件から高周波電源56に制御出力を指示する。高周波電源56はその制御出力に基づいて整合板55を介して加熱コイル52a,52bに高周波電流を流し高周波磁束を生じさせる。この高周波磁束により鋼板Sの幅方向両エッジ部Sa,Sbに誘導電流を生じさせ、誘導電流により発生するジュール熱で鋼板Sの幅方向両エッジ部Sa,Sbを加熱する。
即ち、位置コントローラ54a,54bは、台車53a,53bが、鋼板Sの先行材と後行材との接合部近傍で、インダクタ51a,51bを、先行材におけるラップ長Lが定常となる先行材定常位置P1(図4参照)から後行材におけるラップ長Lが定常となる後行材定常位置P2(図4参照)まで移動させるよう制御する。この際に、計算ユニット57は、予め求めたラップ長Lと昇温量との関係に基づき、接合部における先行材側のラップ長Lと接合部における後行材側のラップ長Lとが、先行材側及び後材側ともに安定して圧延可能なラップ長となるように、インダクタ51a,51bの接合部における鋼板Sの幅方向の位置P3(図4参照)を予め定める。そして、位置コントローラ54a,54bは、計算ユニット57からの情報に基づいて、台車53a,53bが、接合部がインダクタ51a,51bを通過する前に、インダクタ51a,51bを先行材定常位置P1から予め定められた位置P3まで移動させ、接合部がインダクタ51a,51bを通過した後に、インダクタ51a,51bを予め定められた位置P3から後行材定常位置P2まで移動させるよう制御する。
その後、位置コントローラ54a,54bは、計算ユニット57からの情報に基づいて、接合部がインダクタ51a,51bを通過した後に、台車53a,53b(インダクタ51a,51b)を台車位置500mm(予め定められた位置P3)から台車位置475mm(後行材定常位置P2)まで移動させる。これにより、後行材におけるラップ長Lは、後行材の板幅が片側550mmであり台車位置が475mmであるから75mmとなる。そして、このラップ長Lを75mmを定常状態として誘導加熱装置5は鋼板Sの幅方向両エッジ部Sa,Sbを加熱する。
2 ペイオフリール
3 溶接機
4 ルーパ
5 誘導加熱装置
6 圧延機
6a〜6e 圧延スタンド
7a〜7e クーラントヘッダー
8 テンションリール
51a,51b インダクタ
52a,52b 加熱コイル
53a,53b 台車
54a,54b 位置コントローラ(制御手段)
55 整合盤
56 高周波電源
57 計算ユニット
58a,58b インダクタ部
101 誘導加熱装置
102 帯状被圧延材
102a エッジ部
103 加熱コイル
104 コイル台車体
105 シリンダ
106 シリンダロッド
107 ガイドローラ
202L,202R インダクタ
203L,203R 加熱コイル
204L,204R 台車
205L,205R 自動位置コントローラ
206L,206R ラップ長
S 鋼板
Sa,Sb エッジ部
L ラップ長
Claims (1)
- 連続的に搬送される、幅が異なる先行材と後行材とを接合した鋼板のエッジ部を上下から挟み、上下インダクタ間を前記鋼板のエッジ部が通過する際に前記鋼板のエッジ部を加熱するC型のインダクタと、該インダクタを前記鋼板の幅方向に移動させる移動手段と、該移動手段が、前記先行材と前記後行材との接合部近傍で、前記インダクタを、前記先行材におけるラップ長が定常となる先行材定常位置から前記後行材におけるラップ長が定常となる後行材定常位置まで移動させるよう制御する制御手段とを備えた誘導加熱装置を用いた誘導加熱方法において、
予め求めたラップ長と昇温量との関係に基づき、前記接合部における先行材側のラップ長と、前記接合部における後行材側のラップ長とが、前記先行材側及び前記後材側ともに安定して圧延可能なラップ長となるように、前記インダクタの前記接合部における鋼板の幅方向の位置を予め定めておき、
前記接合部が前記インダクタを通過する前に、前記インダクタを前記先行材定常位置から前記予め定められた位置まで移動させ、前記接合部が前記インダクタを通過した後に、前記インダクタを前記予め定められた位置から前記後行材定常位置まで移動させるよう制御することを特徴とする鋼板エッジ部の誘導加熱方法。
ここで、ラップ長とは、鋼板のエッジ部とこのエッジ部を上下から挟む上下インダクタとが重なり合う長さをいう。
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