JP6015011B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の感光体をそれぞれコロナ放電により帯電させる複数の帯電部材を備えた画像形成装置に関する。
従来、並列に接続した複数の帯電部材に対して1つの共通電源を接続してコストダウンを図る技術が知られている(特許文献1参照)。
特開平3−142483号公報
ところで、前述した技術では、1つの帯電部材にシリカが付着しすぎると、当該帯電部材の抵抗が上がることで帯電部材に流れる電流の値が下がるので、当該帯電部材によって感光体ドラムを良好に帯電させることができなくなる。これに対し、複数の帯電部材を流れた各電流の値を足し合わせたトータル電流値をモニターし、このトータル電流値が一定となるように帯電部材に印加する電圧を制御することで、帯電不良を抑えることが考えられる。
ただし、この場合、1つの帯電部材にシリカが付着しすぎて当該帯電部材の抵抗が上がると、他の帯電部材に流れる電流が大きくなりすぎてしまうことがあるため、帯電部材に流れる電流が上限値に達したときに、帯電部材をクリーニングすることをユーザに報知する必要がある。
しかしながら、トータル電流値をモニターする方法を採用する場合には、ユーザがクリーニングすべき帯電部材を知ることができないので、ユーザが1つの帯電部材のみをクリーニングし、他の帯電部材をクリーニングし忘れることがある。そして、クリーニングし忘れた帯電部材が最も汚れたもの(シリカが最も付着したもの)であると、次の印刷時に、電流が上限値に達して、エラーとなってしまう。
そこで、本発明は、クリーニングすべき帯電部材をユーザに知らせることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、第1感光体および第2感光体をコロナ放電により帯電させる第1帯電部材および第2帯電部材と、並列に接続された第1帯電部材および第2帯電部材に電圧を印加する電圧印加手段と、第1帯電部材および第2帯電部材を流れた電流のうち最小値となる電流が所定電流値となるように電圧印加手段を制御する制御装置と、を備える。
制御装置は、印刷制御における所定のタイミングで第1帯電部材および第2帯電部材に流れていた各電流の値をそれぞれ第1基準値および第2基準値として記憶部に記憶させる基準値記憶手段と、画像形成装置を起動するときに、電圧印加手段による電圧の印加を開始して、第1帯電部材および第2帯電部材に流れた各電流の値をそれぞれ第1測定値および第2測定値として測定する測定手段と、第1測定値と第1基準値との差の絶対値が所定値以上の場合には第1帯電部材がクリーニングされたと判断し、第2測定値と第2基準値との差の絶対値が所定値以上の場合には第2帯電部材がクリーニングされたと判断する判断手段と、判断手段によって第1帯電部材および第2帯電部材のうち一部の帯電部材がクリーニングされたと判断された場合に、少なくとも残りの帯電部材をクリーニングすることを報知手段を介してユーザに指示する指示手段と、を備える。
ここで、「第1帯電部材および第2帯電部材の一部」とは、第1帯電部材と第2帯電部材がそれぞれ1つずつ設けられる場合には、1つを意味し、第1帯電部材および第2帯電部材のうち少なくとも一方が複数(n個)設けられる場合には、1〜n−1個のいずれかを意味する。
この構成によれば、判断手段でどの帯電部材がクリーニングされたか否かを判断できるので、クリーニングすべき帯電部材(例えば、クリーニングされていない帯電部材)をユーザに知らせることができる。
また、前記した構成において、測定手段は、前回印加した第1電圧よりも絶対値が小さい第2電圧となるように電圧印加手段を制御し、当該第2電圧の印加によって第1帯電部材および第2帯電部材に流れた各電流の値をそれぞれ第1測定値および第2測定値として測定し、制御装置は、基準値記憶手段による記憶時と測定手段による測定時の電圧条件が同一となるように、電圧に基づいて各測定値または各基準値を補正するように構成されていてもよい。
これによれば、前回印加した第1電圧よりも絶対値が小さい第2電圧を各帯電部材に印加するので、クリーニングや交換などがなされて抵抗値が小さくなった帯電部材に過剰に電流が流れることを抑制することができ、ひいては帯電部材の過剰な放電を抑制することができる。
また、前記した構成において、温度を検出する温度センサを備え、制御装置は、基準値記憶手段による記憶時と測定手段による測定時の温度条件が同一となるように、温度に基づいて各測定値または各基準値を補正するように構成されていてもよい。
これによれば、温度補正を行うことにより、温度変化による電流値の変化を抑えることができるので、より精度よくクリーニングの判断を行うことができる。
また、前記した構成において、湿度を検出する湿度センサを備え、制御装置は、基準値記憶手段による記憶時と測定手段による測定時の湿度条件が同一となるように、湿度に基づいて各測定値または各基準値を補正するように構成されていてもよい。
これによれば、湿度補正を行うことにより、湿度変化による電流値の変化を抑えることができるので、より精度よくクリーニングの判断を行うことができる。
また、前記した構成において、報知手段は、文字を表示する表示装置であるのが望ましい。
これによれば、報知手段が音声で情報を報知する形態に比べ、クリーニングすべき帯電部材をユーザに正確に伝えることができる。
また、前記した構成においては、開口が形成された装置本体と、装置本体に設けられ、開口を開閉可能なカバーと、第1感光体および第1帯電部材を有し、開口を通して装置本体内に装着可能な第1画像形成ユニットと、第2感光体および第2帯電部材を有し、開口を通して装置本体内に装着可能な第2画像形成ユニットと、を有し、画像形成装置の起動が、カバーの開閉動作に基づいて行われるのが望ましい。
これによれば、帯電部材をクリーニングする際に必ず行うカバーの開閉動作をきっかけにして、画像形成装置を起動させることで、帯電部材がクリーニングされた場合には、クリーニング直後の電流値を第1測定値または第2測定値として測定することができるので、クリーニングされたか否かの判断をより正確に行うことができる。
本発明によれば、クリーニングすべき帯電部材をユーザに知らせることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのカラープリンタの概略構成を示す図である。 帯電器周りの構成を示す図である。 帯電バイアスと帯電電流との関係を示す図である。 印刷終了時の制御装置の動作を示すフローチャートである。 カラープリンタの起動時の制御装置の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の概略構成を説明した後、本発明の特徴部分に係るカラープリンタ1の詳細な構成について説明する。
また、以下の説明において、方向は、カラープリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前」、右側を「後」とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<カラープリンタの全体構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体10と、カバーの一例としてのアッパーカバー11と、用紙Sを供給する給紙部20と、供給された用紙Sに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Sを排出する排紙部90とを主に備えている。
アッパーカバー11は、本体筐体10の上部に設けられ、後側の回動軸12を中心として前側が本体筐体10に対し上下に回動することで、本体筐体10の上面に形成された開口10Aを開閉する。開口10Aは、本体筐体10の内部に収容された部材をメンテナンスするための開口である。
なお、内部に収容された部材のメンテナンスの具体例としては、後述するプロセスユニット50(帯電器52)などを新しいものに交換することや、帯電器52(ワイヤ電極521)をクリーニングすることなどを挙げることができる。ちなみに、帯電器52をクリーニングするための具体的な方法や構成などは公知であるので、本明細書においては詳細な説明を省略する。
給紙部20は、本体筐体10内の下部に設けられ、用紙Sを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Sを画像形成部30に供給する用紙供給機構22とを主に備えている。給紙トレイ21内の用紙Sは、用紙供給機構22によって1枚ずつ分離されて画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、画像形成ユニットの一例としての4つのプロセスユニット50と、転写ユニット70と、定着ユニット80とを主に備えて構成されている。
LEDユニット40は、アッパーカバー11に保持部14を介して揺動可能に支持されており、アッパーカバー11を閉じた状態において感光体ドラム51の上方に対向して配置される。このLEDユニット40は、画像データに基づいて先端の発光部(LED)が明滅することで、帯電後の感光体ドラム51の表面を露光する。
プロセスユニット50は、アッパーカバー11と給紙トレイ21との間で前後方向に沿って並列配置されており、アッパーカバー11を開いたときに露出する本体筐体10の開口10Aを通して、本体筐体10に対し略上下方向に着脱(交換)可能に装着される構成となっている。
プロセスユニット50は、感光体の一例としての感光体ドラム51と、帯電器52と、現像ローラ53と、供給ローラ54と、層厚規制ブレード55と、現像剤の一例としての正帯電性のトナーを収容するトナー収容部56と、クリーニングローラ57とを主に備えている。
プロセスユニット50は、ブラック用、イエロー用、マゼンタ用およびシアン用の各色のトナーが入った50K,50Y,50M,50Cの符号で示すものが用紙Sの搬送方向上流からこの順で並んで配置されている。なお、本明細書および図面において、トナーの色に対応した感光体ドラム51、帯電器52、現像ローラ53、クリーニングローラ57などを特定する場合には、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれに対応させて、K、Y、M、Cの記号を付することとする。
感光体ドラム51は、導電性を有する円筒状のドラム本体の表面(外周面)に感光層が形成されるとともに、ドラム本体に導通する回転軸が接地(図2参照)された公知の感光体である。
帯電器52は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、帯電部材の一例としてのワイヤ電極521と、グリッド電極522とを主に有している。この帯電器52は、帯電バイアス(電圧)が印加されることでコロナ放電を発生させ、対応する感光体ドラム51の表面を現像ローラ53に印加される現像バイアスよりも大きい正の電位に帯電させる。
現像ローラ53は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、表面にトナーを担持している。この現像ローラ53は、正の現像バイアスが印加された状態で感光体ドラム51と摺接したときに、対応する感光体ドラム51(感光体ドラム51の表面のうち、露光によって表面電位が現像バイアスよりも小さくなった部分)にトナーを供給する。
クリーニングローラ57は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、感光体ドラム51に接触して感光体ドラム51上の異物(紙粉やトナー等)を除去している。具体的に、通常の印刷制御時において、クリーニングローラ57には、感光体ドラム51の表面電位よりも小さなクリーニングバイアスが印加されている。
転写ユニット70は、給紙トレイ21とプロセスユニット50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、駆動ローラ71と従動ローラ72の間に張設された無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを主に備えている。搬送ベルト73は、外側の面が各感光体ドラム51に接しており、その内側には各転写ローラ74が各感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持するように配置されている。
定着ユニット80は、プロセスユニット50および転写ユニット70の後方に設けられ、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えている。
画像形成部30では、感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、LEDユニット40により露光されることで、感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。
また、トナー収容部56内のトナーは、供給ローラ54を介して現像ローラ53に供給され、現像ローラ53と層厚規制ブレード55との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ53上に担持される。なお、このような過程において、トナーは、現像ローラ53と供給ローラ54の間や、現像ローラ53と層厚規制ブレード55の間などで正に摩擦帯電される。
そして、現像ローラ53上に担持されたトナーが感光体ドラム51の露光部分に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、給紙部20から供給された用紙Sが、感光体ドラム51と搬送ベルト73(転写バイアスが印加された転写ローラ74)の間を搬送されることで、感光体ドラム51上に形成されたトナー像が用紙S上に転写される。トナー像が転写された用紙Sは、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を搬送されることでトナー像が熱定着される。
なお、カラープリンタ1において、カラー画像を形成する場合は、すべてのプロセスユニット50の感光体ドラム51にトナー像が形成され、用紙Sが感光体ドラム51と搬送ベルト73の間を搬送されるときに、各色のトナー像が用紙S上に順次重ね合わせて転写される。一方、ブラックのトナーのみでモノクロ画像を形成する場合は、ブラックのトナーを収容するプロセスユニット50の感光体ドラム51のみにトナー像が形成され、用紙Sが感光体ドラム51と搬送ベルト73の間を搬送されるときに、ブラックのトナー像が用紙S上に転写される。
排紙部90は、定着ユニット80から搬出された用紙Sを案内するための排紙経路91と、用紙Sを搬送する複数の搬送ローラ92とを主に備えている。トナー像が熱定着された用紙S(画像が形成された用紙S)は、搬送ローラ92によって排紙経路91を搬送され、本体筐体10の外部に排出されて排紙トレイ13上に載置される。
<カラープリンタの詳細構成>
図2に示すように、カラープリンタ1は、帯電バイアス印加装置110と、報知手段の一例としての表示装置121と、温度センサ122と、湿度センサ123と、開閉センサ124と、制御装置130とをさらに備えている。
なお、本実施形態では、イエローのトナーを収容するプロセスユニット50Yと、このプロセスユニット50Yに設けられる感光体ドラム51Yおよびワイヤ電極521Yが、「第1画像形成ユニット」、「第1感光体」および「第1帯電部材」に相当する。また、マゼンタ、シアンのトナーを収容するプロセスユニット50M,50Cと、このプロセスユニット50M,50Cに設けられる感光体ドラム51M,51Cおよびワイヤ電極521M,521Cが、「第2画像形成ユニット」、「第2感光体」および「第2帯電部材」に相当する。つまり、本実施形態では、第2画像形成ユニット、第2感光体および第2帯電部材が2つずつ設けられている。
帯電バイアス印加装置110は、電圧印加手段の一例としての第1帯電バイアス印加回路111と、第2帯電バイアス印加回路112と、4つの定電圧回路D1,D2,D3,D4と、4つの電流検出部R1,R2,R3,R4とを主に備えて構成されている。
第1帯電バイアス印加回路111は、並列に接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cに接続されており、各ワイヤ電極521Y,521M,521Cに共通の帯電バイアス(電圧)を印加する回路である。また、第2帯電バイアス印加回路112は、ブラック用のワイヤ電極521Kに接続されており、このワイヤ電極521Kに帯電バイアスを印加する回路である。
本実施形態においては、ワイヤ電極521Y,521M,521Cに第1帯電バイアス印加回路111が接続され、ワイヤ電極521Kのみに第2帯電バイアス印加回路112が接続されているので、ワイヤ電極521Kに印加する帯電バイアスを個別に制御することができるようになっている。なお、ワイヤ電極521に帯電バイアスを印加する回路の具体的な構成などは公知であるので、本明細書においては詳細な説明を省略する。
定電圧回路D1〜D4は、例えば、直列に接続された3つのツェナーダイオードから構成されており、各帯電器52のグリッド電極522に印加する電圧を定電圧化する回路である。また、電流検出部R1〜R4は、例えば、抵抗器から構成されており、一端が対応する定電圧回路D1〜D4に接続されるとともに、他端が接地されている。
表示装置121は、液晶ディスプレイ等の文字を表示することが可能な装置であり、例えば、カラープリンタ1の前側上部に設けられている。具体的に、表示装置121は、制御装置130に接続され、当該制御装置130から送られてくる情報を文字として表示するように構成されている。
温度センサ122は、本体筐体10内または本体筐体10外の温度を検出するセンサであり、本体筐体10の適所に設けられて制御装置130に接続されている。
湿度センサ123は、本体筐体10内または本体筐体10外の湿度を検出するセンサであり、本体筐体10の適所に設けられて制御装置130に接続されている。
開閉センサ124は、アッパーカバー11の開閉を検知するセンサであり、アッパーカバー11の近傍に設けられて制御装置130に接続されている。具体的に、開閉センサ124としては、例えば光センサなどを用いることができる。
制御装置130は、図示しないCPU、RAM、ROM、入出力インターフェースなどを備えて構成されており、予め設定されたプログラムなどに従ってカラープリンタ1の各部、例えば、帯電バイアス印加装置110などを制御する。この制御装置130は、本発明に関連する機能部として、帯電電流検知手段131と、帯電バイアス制御手段132と、基準値記憶手段133と、測定手段134と、判断手段135と、指示手段136と、記憶部137を主に備えている。
帯電電流検知手段131は、4つの各ワイヤ電極521に流れた帯電電流を個別に検知する機能を有している。具体的に、帯電電流検知手段131は、配線を介し、各定電圧回路D1〜D4と、当該定電圧回路D1〜D4に対応する電流検出部R1〜R4との間に接続されており、各ワイヤ電極521に流れた帯電電流(詳しくは、各グリッド電極522に流れた帯電電流)の大きさに比例した電圧が入力されるようになっている。これにより、帯電電流検知手段131は、入力された電圧を読み取ることで、各ワイヤ電極521に流れた帯電電流を検知することができるようになっている。
このように4つの各ワイヤ電極521に流れた帯電電流を個別に検知することで、各ワイヤ電極521の汚れ具合(シリカの付着の度合い)を制御装置130で把握することが可能となっている。
帯電バイアス制御手段132は、印刷制御において、帯電電流検知手段131の検知結果に基づいて、第1帯電バイアス印加回路111および第2帯電バイアス印加回路112を制御することで、各帯電器52に印加する帯電バイアスを制御する機能を有している。具体的に、帯電バイアス制御手段132は、並列接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cを流れた各帯電電流のうち最小値となる帯電電流が所定電流値となるように第1帯電バイアス印加回路111を制御している。また、帯電バイアス制御手段132は、ブラックのワイヤ電極521Kに流れた帯電電流が所定電流値となるように第2帯電バイアス印加回路112を制御している。
基準値記憶手段133は、印刷制御が終了するたびに、並列接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cに流れていた各帯電電流の値をそれぞれイエロー用基準値、マゼンタ用基準値およびシアン用基準値として記憶部137に記憶させる機能を有している。ここで、本実施形態では、イエロー用基準値が、「第1基準値」に相当し、マゼンタ用基準値およびシアン用基準値が、「第2基準値」に相当する。つまり、本実施形態では、2つの第2基準値が設定されるようになっている。
なお、「印刷制御が終了するたび」とは、例えば、1枚の用紙Sに画像が形成されるたびであってもよいし、カラープリンタ1に入力された1印刷ジョブの処理が終了するたびであってもよいし、入力された複数の印刷ジョブの処理がすべて終了したときであってもよいし、印刷制御が強制終了されたときであってもよい。また、本発明では、基準値を記憶するタイミングは、印刷制御における所定のタイミングであれば、印刷制御の終了時に限定されない。印刷制御における所定のタイミングとしては、例えば、各帯電器52に印加する帯電バイアスの値が変化したときであってもよい。
また、基準値記憶手段133は、各基準値の記憶時において、温度センサ122で検出した温度と、湿度センサ123で検出した湿度と、第1帯電バイアス印加回路111で印加していた帯電バイアス(以下、第1帯電バイアスともいう。)とを取得し、これらを記憶部137に記憶させる機能も有している。
測定手段134は、開閉センサ124からの信号に基づいてアッパーカバー11が開状態から閉状態に切り替わったかを判断し、閉状態に切り替わったと判断した場合に、カラープリンタ1を起動する機能を有している。そして、測定手段134は、カラープリンタ1を起動するときに、第1帯電バイアス印加回路111による第1帯電バイアスの印加を開始して、並列接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cに流れた各帯電電流の値をそれぞれイエロー用測定値、マゼンタ用測定値およびシアン用測定値として帯電電流検知手段131を用いて測定する機能を有している。
ここで、本実施形態では、イエロー用測定値が、「第1測定値」に相当し、マゼンタ用測定値およびシアン用測定値が、「第2測定値」に相当する。つまり、本実施形態では、2つの第2測定値が設定されるようになっている。
より詳しくは、測定手段134は、カラープリンタ1を起動するときの第1帯電バイアスが前回印加した第1電圧よりも絶対値が小さい第2電圧となるように、第1帯電バイアス印加回路111を制御する。そして、測定手段134は、小さな第2電圧の印加によって各ワイヤ電極521Y,521M,521Cに流れた各帯電電流の値をそれぞれイエロー用測定値、マゼンタ用測定値およびシアン用測定値として測定するようになっている。
このように前回印加した第1電圧よりも絶対値が小さい第2電圧を各ワイヤ電極521Y,521M,521Cに印加することにより、例えばカラープリンタ1の起動前において一部のワイヤ電極521のクリーニングや交換などがなされて、起動時に一部のワイヤ電極521の抵抗値が小さくなった場合であっても、当該ワイヤ電極521に過剰に帯電電流が流れることを抑制することが可能となっている。
なお、起動時の第1帯電バイアスである第2電圧は、予め定めた固定値、または、予め設定された計算式に基づいて設定すればよい。固定値としては、例えば、印刷制御時に印加される電圧の最小値(各ワイヤ電極521がすべて新品状態であるときに印加する電圧値)よりも小さい値などを採用することができる。また、計算式に基づく値としては、例えば、第1帯電バイアスの前回値の70〜80%程度の値を採用することができる。
また、測定手段134は、各測定値の測定時において、温度センサ122で検出した温度と、湿度センサ123で検出した湿度とを取得し、これらを判断手段135に出力する機能も有している。
判断手段135は、印刷終了時(基準値記憶手段133による記憶時)と起動時(測定手段134による測定時)の第1帯電バイアスの条件が同一となるように、印刷終了時に取得した第1帯電バイアスと、起動時に印加する第1帯電バイアスとに基づいて各基準値を補正するように構成されている。
ここで、図3に示すように、ワイヤ電極521に印加される帯電バイアスとワイヤ電極521を流れる帯電電流との関係は、帯電バイアスが大きくなる程、電流値が大きくなる関係となっている。また、ワイヤ電極521の利用回数(図に印刷枚数で示す)が多くなる程、すなわちワイヤ電極521へのシリカの付着量が多くなる程、帯電バイアスの増加量に対する電流値の増加量(傾き)が小さくなる傾向となっている。
そして、このようなワイヤ電極521の利用回数に応じた帯電電流・帯電バイアスの関係を示すマップM1〜M6(グラフ)は、記憶部137に記憶されており、判断手段135は、このマップM1〜M6を利用して印刷終了時と起動時の第1帯電バイアスの条件が同一となるように各基準値を補正している。詳しくは、判断手段135は、印刷終了時に取得した電流値・第1帯電バイアスに基づいて複数のマップM1〜M6の中から1つのマップ(例えばマップM1)を特定し、起動時において、印刷終了時に特定したマップと、起動時に印加する予め定められた第1帯電バイアスとに基づいて、基準値を補正する。
つまり、例えば、印刷終了時に、そのときの電流値A2(基準値)および帯電バイアスV2に基づいてマップM1が特定されると、起動時には、基準値がA2からA1(起動時に印加する帯電バイアスV1に対応したマップM1上の値)に補正される。また、例えば、印刷終了時に、そのときの電流値A4(基準値)および帯電バイアスV2に基づいてマップM2が特定されると、起動時には、基準値がA4からA3に補正される。
また、判断手段135は、印刷終了時と起動時の温度・湿度条件が同一となるように、印刷終了時および起動時に取得した温度・湿度に基づいて各基準値を補正するように構成されている。
そして、判断手段135は、各測定値と補正した各基準値との差の絶対値が所定値以上か否かを判断し、所定値以上の場合には、その条件を満たすワイヤ電極521がクリーニングされたと判断する機能を有している。ここで、所定値は、帯電電流の測定誤差を考慮すると、ゼロよりも大きな値に設定するのが望ましい。
具体的には、判断手段135は、イエロー用測定値とイエロー用基準値との差の絶対値が所定値以上である場合には、イエロー用のワイヤ電極521Yがクリーニングされたと判断するようになっている。また、判断手段135は、マゼンタ用測定値とマゼンタ用基準値との差の絶対値が所定値以上である場合には、マゼンタ用のワイヤ電極521Mがクリーニングされたと判断し、シアン用測定値とシアン用基準値との差の絶対値が所定値以上である場合には、シアン用のワイヤ電極521Cがクリーニングされたと判断するようになっている。
このように、判断手段135によって、並列接続された各ワイヤ電極521Y,521M,521Cのうち、どのワイヤ電極521がクリーニングされたか否かを判断できるので、クリーニングすべきワイヤ電極521をユーザに知らせることが可能となっている。
指示手段136は、並列接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cのうちの一部のワイヤ電極521のみがクリーニングされたと判断手段135によって判断された場合に、3つのすべてのワイヤ電極521Y,521M,521Cをクリーニングすることを、表示装置121を介してユーザに指示する機能を有している。すなわち、指示手段136は、例えば、3つのうち1つのワイヤ電極521がクリーニングされたと判断された場合に、クリーニングがされたと判断されなかった残り2つのワイヤ電極521を含んだすべてのワイヤ電極521Y,521M,521Cをクリーニングすることをユーザに指示するようになっている。
次に、制御装置130の制御について、図4および図5に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。なお、ブラックのワイヤ電極521Kのクリーニングに関する制御については公知の方法で行えばよいので説明を省略し、以下の説明では、ブラック以外の3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cのクリーニングに関する制御のみを説明する。
制御装置130は、通常の印刷制御中において、図4に示すフローチャートを繰り返し実行している。この制御において、制御装置130は、まず、印刷制御が終了したか否かを判断する(S11)。
ステップS11において、印刷制御が終了した場合には(Yes)、制御装置130は、印刷制御の終了時点においてブラック以外の3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cに流れている各帯電電流の値を各電流検出部R2〜R4から取得し、各値を基準値として記憶部137に記憶する。具体的には、例えば、図3に示すように、印刷制御の終了時において、3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cの汚れ具合がそれぞれマップM1,M2,M3に相当する状態であり、かつ、そのときの第1帯電バイアスがV2である場合には、ワイヤ電極521Y,521M,521Cに流れる各帯電電流の値はそれぞれA2,A4,A6であるので、イエロー用の基準値としてA2が記憶され、マゼンタ用の基準値としてA4が記憶され、シアン用の基準値としてA6が記憶される。
ステップS12の後、制御装置130は、印刷制御の終了時点に印加していた第1帯電バイアス(例えばV2)を記憶部137に記憶する(S13)。ステップS13の後、制御装置130は、温度センサ122および湿度センサ123から印刷制御の終了時点の温度・湿度を取得し、これらの温度・湿度を記憶部137に記憶する(S14)。
ステップS14の後や、ステップS11でNoと判断した場合には、制御装置130は、本制御を終了する。なお、本実施形態では、ステップS12,S13,S14の順で制御を行ったが、本発明はこれに限定されず、ステップS12,S13,S14の行う順序は適宜変更してもよい。また、ステップS12,S13,S14(各種データの取得・記憶)は、印刷終了後に限定されず、印刷制御における所定のタイミングで行ってもよい。
また、制御装置130は、印刷制御を行っていない場合においては、図5に示すフローチャートを繰り返し実行している。この制御において、制御装置130は、まず、アッパーカバー11が開状態から閉状態に切り換わったか否かを判断する(S21)。ステップS21において、制御装置130は、アッパーカバー11が開状態から閉状態に切り替わったと判断した場合には(Yes)、カラープリンタ1を起動させる(S22)。
ここで、起動とは、カラープリンタ1を印刷制御が実行できる状態にするための準備動作を開始することをいい、例えば定着ユニット80の加熱ローラ81を加熱させる制御や、トナー収容部56内のアジテータ(符号略)を回転させてトナーを攪拌する制御を開始させることをいう。
ステップS22の後、制御装置130は、第1帯電バイアスを第2電圧(前回値よりも小さな電圧)にし、この第1帯電バイアスを各ワイヤ電極521Y,521M,521Cに印加する(S23)。ステップS23の後、制御装置130は、そのときに各ワイヤ電極521Y,521M,521Cに流れた各帯電電流の値を測定値として測定するととともに、温度センサ122および湿度センサ123から温度・湿度を取得(測定)する(S24)。
ステップS24の後、制御装置130は、記憶部137に記憶している各基準値を、印刷制御の終了時点および起動時の第1帯電バイアスや温度・湿度等に基づいて補正する(S25)。具体的には、制御装置130は、記憶部137に記憶している各基準値A2,A4,A6と第1帯電バイアスV2とから各色に対応した各マップM1〜M3を特定し、各マップM1〜M3から各基準値A2,A4,A6を、それぞれ起動時の第1帯電バイアスV1に対応した値A1,A3,A5に補正し、さらに、これらの値A1,A3,A5を温度・湿度に基づいて補正する。
ステップS25の後、制御装置130は、各測定値と、補正した各基準値とを比較して、3つのうち一部(1つまたは2つ)のワイヤ電極521のみがクリーニングされたか否かを判断する(S26)。
ここで、仮に、マップM2に対応したマゼンタ用のワイヤ電極521Mのみがクリーニングされた場合には、マップM2に相当する汚れ具合であったワイヤ電極521Mが、例えばマップM6に相当する状態に変化する。そのため、この場合、起動時においてマゼンタ用のワイヤ電極521Mに第1帯電バイアスV1を印加すると、測定値がマップM6上の値A7となるので、この値A7と、補正された基準値A3との差が所定値以上となって、マゼンタ用のワイヤ電極521Mがクリーニングされたと判断される。
また、マゼンタ用のワイヤ電極521Mがクリーニングされなかった場合には、起動時においてワイヤ電極521Mの汚れ具合がマップM2に相当する状態のままであるため、測定値がマップM2上の値A3となる。そのため、この場合には、測定値A3と、補正された基準値A3との差が所定値未満(略ゼロ)となるので、マゼンタ用のワイヤ電極521Mがクリーニングされていないと判断される。
ステップS26において、制御装置130は、一部のワイヤ電極521のみがクリーニングされたと判断した場合には(Yes)、3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cをクリーニングすることを表示装置121を介してエラー表示する(S27)。ステップS27の後や、ステップS21,S26でNoと判断した場合には、制御装置130は、本制御を終了する。
以上、本実施形態によれば、前述した効果の他、以下のような効果を得ることができる。
温度補正・湿度補正を行うことにより、温度変化や湿度変化による電流値の変化を抑えることができるので、より精度よくクリーニングの判断を行うことができる。
文字を表示する表示装置121でエラーメッセージを表示するようにしたので、例えば音声で情報をユーザに報知する形態に比べ、クリーニングすべきワイヤ電極521をユーザに正確に伝えることができる。
ワイヤ電極521をクリーニングする際に必ず行うアッパーカバー11の開閉動作をきっかけにして、カラープリンタ1を起動させることで、ワイヤ電極521がクリーニングされた場合には、クリーニング直後の電流値を測定値として測定することができるので、クリーニングされたか否かの判断をより正確に行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、並列接続された3つのワイヤ電極521Y,521M,521Cのうち一部のワイヤ電極521がクリーニングされた場合には、3つのすべてのワイヤ電極521Y,521M,521Cをクリーニングするように指示することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、並列接続された複数のワイヤ電極のうち一部のワイヤ電極がクリーニングされた場合には、クリーニングされていない残りのワイヤ電極をクリーニングするように指示してもよいし、並列接続されていないワイヤ電極を含めて画像形成装置内にあるすべてのワイヤ電極をクリーニングするように指示してもよい。
前記実施形態では、基準値を補正したが、本発明はこれに限定されず、測定値を補正してもよい。
前記実施形態では、画像形成ユニットとして、現像ローラ53を有する現像カートリッジ(符号略)と、感光体ドラム51を有するドラムカートリッジ(符号略)とが別体であるプロセスユニット50(図1参照)を例示したが、本発明はこれに限定されず、現像カートリッジとドラムカートリッジが一体に構成されたものを画像形成ユニットとしてもよい。
前記実施形態では、アッパーカバー11の開閉動作後の起動時に本発明に係る制御を実行するようにしたが、本発明はこれに限定されず、例えば、カラープリンタ1の電源スイッチをONにした後の起動時に本発明に係る制御を実行してもよい。
前記実施形態では、報知手段として表示装置121を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば音声によって情報を報知する装置などであってもよい。
前記実施形態では、カバーとしてアッパーカバー11を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、フロントカバーやサイドカバーなどであってもよい。
前記実施形態では、現像剤として正帯電性のトナーを例示したが、本発明はこれに限定されず、負帯電性のトナーであってもよい。なお、この場合には、前述した電圧の正負の関係を逆にすればよい。
前記実施形態では、感光体として感光体ドラム51を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の感光体であってもよい。
前記実施形態では、帯電部材としてワイヤ電極521を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばワイヤ状でない部材であってもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、ブラック(K)を個別電源(第2帯電バイアス印加回路112)とし、3色(Y,M,C)を共通電源(第1帯電バイアス印加回路111)とした例を記載したが、本発明はこれに限定されず、YMCKすべてを共通電源(全色のワイヤ電極を並列接続)としてもよい。
前記実施形態では、3色(YMC)の電圧印加手段を共通化したが、本発明はこれに限定されず、3色のうちの2色の電圧印加手段を共通化して、他の1色の電圧印加手段を別に設けてもよい。たとえば、MとCのみの電圧印加手段を共通化してもよい。その場合、MとCの一方が第1帯電部材となり、他方が第2帯電部材となる。
前記実施形態では、4色のカラープリンタ1を記載したが、本発明はこれに限定されず、3色のプリンタでも、2色のプリンタでもよい。たとえば、黒と赤の2色のプリンタであってもよい。この場合、黒と赤の一方が第1帯電部材となり、他方が第2帯電部材となる。
1 カラープリンタ
51 感光体ドラム
52 帯電器
110 帯電バイアス印加装置
111 第1帯電バイアス印加回路
121 表示装置
122 温度センサ
123 湿度センサ
124 開閉センサ
130 制御装置
133 基準値記憶手段
134 測定手段
135 判断手段
136 指示手段
137 記憶部
521 ワイヤ電極

Claims (7)

  1. ワイヤ電極およびグリッド電極を有し、第1感光体および第2感光体をコロナ放電により帯電させる第1帯電部材および第2帯電部材と、
    並列に接続された前記第1帯電部材および前記第2帯電部材のワイヤ電極に電圧を印加する電圧印加手段と、
    印刷制御において前記第1帯電部材および前記第2帯電部材を流れた電流のうち最小値となる電流が所定電流値となるように前記電圧印加手段を制御する制御装置と、を備えた画像形成装置であって、
    前記制御装置は、
    前記印刷制御における所定のタイミングで前記第1帯電部材および前記第2帯電部材に流れていた各電流の値をそれぞれ第1基準値および第2基準値として記憶部に記憶させる基準値記憶手段と、
    画像形成装置を起動するときに、前記電圧印加手段による電圧の印加を開始して、前記第1帯電部材および前記第2帯電部材に流れた各電流の値をそれぞれ第1測定値および第2測定値として測定する測定手段と、
    前記第1測定値と前記第1基準値との差の第1絶対値が所定値以上であるか否かを判断し、前記第2測定値と前記第2基準値との差の第2絶対値が所定値以上であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記第1絶対値および前記第2絶対値のいずれか一方の絶対値が所定値以上であり、かつ、他方の絶対値が所定値未満であると判断された場合に、前記他方の絶対値に対応する帯電部材をクリーニングすることを報知手段を介してユーザに指示する指示手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記測定手段は、
    前回印加した第1電圧よりも絶対値が小さい第2電圧となるように前記電圧印加手段を制御し、当該第2電圧の印加によって前記第1帯電部材および前記第2帯電部材に流れた各電流の値をそれぞれ第1測定値および第2測定値として測定し、
    前記制御装置は、前記基準値記憶手段による記憶時と前記測定手段による測定時の電圧条件が同一となるように、電圧に基づいて前記各測定値または前記各基準値を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 温度を検出する温度センサを備え、
    前記制御装置は、前記基準値記憶手段による記憶時と前記測定手段による測定時の温度条件が同一となるように、温度に基づいて前記各測定値または前記各基準値を補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 湿度を検出する湿度センサを備え、
    前記制御装置は、前記基準値記憶手段による記憶時と前記測定手段による測定時の湿度条件が同一となるように、湿度に基づいて前記各測定値または前記各基準値を補正することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記報知手段は、文字を表示する表示装置であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 開口が形成された装置本体と、
    装置本体に設けられ、前記開口を開閉可能なカバーと、
    前記第1感光体および前記第1帯電部材を有し、前記開口を通して前記装置本体内に装着可能な第1画像形成ユニットと、
    前記第2感光体および前記第2帯電部材を有し、前記開口を通して前記装置本体内に装着可能な第2画像形成ユニットと、
    を有し、
    前記画像形成装置の起動は、前記カバーの開閉動作に基づいて行われることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記測定手段は、画像形成装置を起動するときに、前回の印刷制御における所定のタイミングで印加した第1電圧よりも小さい第2電圧となるように前記電圧印加手段を制御し、
    前記制御装置は、
    前記印刷制御における所定のタイミングでの前記第1電圧と前記第1帯電部材に流れる電流との対応関係と、前記第2電圧とに基づき、前記第1基準値を補正し、
    前記印刷制御における所定のタイミングでの前記第1電圧と前記第2帯電部材に流れる電流との対応関係と、前記第2電圧とに基づき、前記第2基準値を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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