JP4577338B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、複合機、コピー機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
例えば、プリンタ、複合機、コピー機、ファクシミリ装置等の画像形成装置は、電子写真方式で記録用紙に印刷を行う。電子写真方式では、帯電器にコロナ放電させて感光体に表面電位を形成した後、露光装置によって感光体の表面に静電潜像を形成し、その後、感光体にトナーを付着させて静電潜像を可視化してから、感光体のトナーを記録用紙に転写し、定着させる。トナーを記録用紙に転写した感光体は、表面に残っている未転写トナーをクリーニングされた後、除電器によって残留する表面電位が除かれる。
帯電器や除電器は、画像形成装置が印刷を繰り返すうちに、トナーや紙粉などがワイヤに付着して、ワイヤが太くなる。太くなったワイヤは、感光体との間の距離が近くなったり、トナーなどの付着物の分布に亀裂が入った場合などに、アーク放電を生じる。画像形成装置は、アーク放電が生じると、正常な放電状態であるコロナ放電が阻害され、印字に黒い縦筋が入ったり、印字性能が著しく低下するばかりでなく、記録用紙やトナーが無駄になる問題がある。
そのため、従来より、帯電器や除電器の異常を検出する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが供給される4個の感光体に、帯電器と除電器がそれぞれ対向配置され、各帯電器又は各除電器に接続される放電検知回路が、高圧電源部から電力を供給された各帯電器又は各除電器の異常放電を検知する画像形成装置が記載されている。よって、このような特許文献1記載の画像形成装置によれば、異常放電が発生した帯電器や除電器の清掃をユーザに促し、印字性能の低下や、記録用紙、トナーの浪費を抑制することができる。
特開2007−178595号公報
しかしながら、従来の画像形成装置は、帯電器又は除電器が生じた異常放電を検知するものの、実際にユーザが帯電器や除電器を清掃したか確認していなかった。そのため、ユーザが帯電器や除電器を清掃せずに再印刷を実行すると、画像形成装置は、異常放電を再度発生していた。画像形成装置は、異常放電を何回も繰り返すと、帯電器や除電器が故障する恐れがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、異常放電が生じた後に帯電器又は除電器を清掃したか否かを確認できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、次のような構成を有している。
(1)感光体と、前記感光体に対向配置された帯電又は除電手段と、前記帯電又は除電手段に電力を供給する高圧電源部と、を備える画像形成装置において、前記帯電又は除電手段の放電を検知する放電検知手段と、前記放電検知手段が放電を検知した場合に、前記帯電又は除電手段への前記高圧電源部の出力を目標値に制御する制御情報を記憶する記憶手段と、前記放電検知手段が前記帯電又は除電手段の異常な放電を検知した場合に、前記帯電又は除電手段への前記高圧電源部の前記出力を前記目標値に制御する現在の制御情報を、前回前記帯電又は除電手段の放電を前記放電検知手段が検知した場合に前記記憶手段に記憶した前回の制御情報と比較し、前記放電検知手段に放電を検知された前記帯電又は除電手段が清掃されたか否かを検知する清掃検知手段と、前記清掃検知手段が、前記帯電又は除電手段が清掃されていないことを検知した場合に、前記高圧電源部が前記帯電又は除電手段に電力を出力することを制限する出力制限手段を有する
ここで、「出力」には、高圧電源部が帯電又は除電手段に供給する電力(例えば供給電流や出力電圧)だけでなく、高圧電源部の出力電力を制御する制御情報(PWM制御信号等)を含む。但し、高圧電源部の出力は、プラス電源である場合とマイナス電源である場合とでは、電圧の大きさが同じでも、絶対値の符号が異なる。そこで、「出力」を「出力電圧」でみる場合には、出力電圧の絶対値を「出力」とする。
本発明に係る画像形成装置は、次のような構成を有している。
(1)感光体と、前記感光体に対向配置された帯電又は除電手段と、前記帯電又は除電手段に電力を供給する高圧電源部と、を備える画像形成装置において、前記帯電又は除電手段への前記高圧電源部の出力を目標値に制御するPWM制御情報、又はグリッドフィードバック電圧情報である制御情報を前記高圧電源部に出力する制御情報出力手段と、前記帯電又は除電手段の放電を検知する放電検知手段と、前記放電検知手段が放電を検知した場合に、前記制御情報の値を記憶する記憶手段と、前記放電検知手段が前記帯電又は除電手段の異常な放電を検知した場合に、前記帯電又は除電手段への前記高圧電源部の前記出力を前記目標値に制御する現在の制御情報の値を、前回前記帯電又は除電手段の放電を前記放電検知手段が検知した場合に前記記憶手段に記憶した前回の異常な放電を検出したときの制御情報の値と比較し、現在の制御情報の値が小さくなったときに、前記帯電又は除電手段が清掃されたことを検知する清掃検知手段と、前記清掃検知手段が、前記帯電又は除電手段が清掃されていないことを検知した場合に、前記高圧電源部が前記帯電又は除電手段に電力を出力することを制限する出力制限手段を有することを特徴とする
)(1)又は)に記載の発明において、前記感光体と前記帯電又は除電手段を複数有し、前記清掃検知手段は、前記複数の帯電又は除電手段のうち、前記放電検知手段に放電を検知された帯電又は除電手段について、清掃されたか否かを検知する。
)()に記載の発明において、前記放電検知手段が放電を検知した場合に、前記放電検知手段が放電を検知しなかった帯電又は除電手段を用いて印刷を行う印刷実行手段を有する。
)()に記載の発明において、前記印刷実行手段は、印刷見本を印刷する。
本発明の画像形成装置は、放電検知手段が帯電又は除電手段の放電を検知すると、放電を検知された帯電又は除電手段への高圧電源部の出力を制御する制御情報と、放電を検知された帯電又は除電手段について前回放電を検知したときに放電を検知された帯電又は除電手段への高圧電源部の出力を制御していた前回の制御情報とを比較し、放電検知手段に放電を検知された帯電又は除電手段が清掃されたか否かを判断する。よって、本発明の画像形成装置によれば、放電検知手段に放電を検知された後に帯電又は除電手段が清掃されたか否かを確認することができる。
本発明の画像形成装置は、清掃検知手段が帯電又は除電手段が清掃されていないことを検知した場合に、高圧電源部が帯電又は除電手段に電力を出力することを制限するので、放電を検知された帯電又は除電手段が再放電することを防止できる。
本発明の画像形成装置は、印刷実行前に放電検知手段が放電を検知したときに、清掃検知手段に帯電又は除電手段の清掃を検知させるので、放電を検知された帯電又は除電手段が清掃されたことを確認してから印刷データを印刷することができる。
本発明の画像形成装置は、複数の帯電又は除電手段のうち、放電を検知された帯電又は除電手段について清掃されたか否かを検知するので、放電を検知されていない帯電又は除電手段まで清掃されたか否かを検出せず、清掃検知を短時間で行うことができる。
本発明の画像形成装置は、放電検知手段が放電を検知した場合に、放電を検知されなかった帯電又は除電手段を用いて印刷を実行するので、例えば、印刷内容がわかれば良く、印刷の色に問わないような場合には、清掃検知を待たずに印刷を短時間で実行できる。
このとき、印刷見本を印刷するようにすれば、印字見本により印字性能をユーザに確認させた上で、印刷データを印刷するか否かの判断をユーザに仰ぐことができる。
次に、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るプリンタ1の断面図である。
「画像形成装置」の一例であるプリンタ1は、放電検知回路40が帯電器23又は除電器26の放電を検知したときに、放電を検知された帯電器23又は除電器26への高圧電源部41の出力を制御する現在の制御情報を、放電を検知された帯電器23又は除電器26について前回放電を検知したときに放電を検知された帯電器23又は除電器26への高圧電源部41の出力を制御していた前回の制御情報と比較し、放電を検知された帯電器23又は除電器26が清掃されたか否かを検知するものである。
ここで、「出力」には、高圧電源部41が帯電器23に供給する電力(例えば供給電流や出力電圧)だけでなく、高圧電源部41の出力電力を制御する制御情報(PWM制御信号等)を含む。但し、高圧電源部41の出力は、プラス電源である場合とマイナス電源である場合とでは、電圧の大きさが同じでも、絶対値の符号が異なる。そこで、「出力」を「出力電圧」でみる場合には、出力電圧の絶対値を「出力」とする。本実施形態では、高圧電源部41の出力をプラス電源で構成するものとする。
<プリンタの構成>
図1において、プリンタ1は、4つの画像形成ユニット20が水平方向に並んで配設される、いわゆるタンデム式のカラー電子写真プリンタである。プリンタ1は、本体ケーシング2の上面に排紙トレイ3が設けられている。
本体ケーシング2は、上方に開口する本体部4と、本体部4の開口部4aを塞ぐように本体部4にヒンジ部6を介して回動可能に連結されるカバー部5とから構成されている。本体部4の内壁には、カバー部5の開閉状態を検知するための開閉検知センサ7が取り付けられている。
プリンタ1は、給紙カセット8に積層された記録用紙9を給紙部10によりピックアップして画像形成部11へ搬送し、画像形成部11において記録用紙9に画像を形成した後、排紙部12から排紙トレイ3へ記録用紙9を排出する。プリンタ1は、制御部13によって、印刷動作を制御されている。
プリンタ1のカバー部5には、後述するように、操作指示を入力するための操作部14と、データ表示をする表示部15が設けられている。
<画像形成部の構成>
画像形成部11は、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kと、転写ローラ22と、定着部28とから構成されている。
画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kは、イエロー(Y)用トナー、マゼンタ(M)用トナー、シアン(C)用トナー、ブラック(K)用トナーを感光体21に供給するものである。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kは、駆動ローラ16と従動ローラ17に巻回された搬送ベルト18に沿って、水平方向に並んで配置されている。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kは、同一構造をなす。Y,M,C,Kは、各色トナー用の画像形成ユニット20を区別するために使用しており、以下の説明で画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kを特に区別する必要がない場合には、添え字Y,M,C,Kを省略する。尚、図1は、図面を見やすくするために、画像形成ユニット20Kについてのみ構成部品に符号を記載している。
画像形成ユニット20は、感光体21が搬送ベルト18の表面に接した状態で、本体部4に回転可能に保持されている。感光体21は、転写デバイスを印加するための転写ローラ22と、搬送ベルト18を挟んで対向配置されている。感光体21の周りには、帯電器23と、露光ユニット24と、現像ユニット25と、除電器26が配置されている。
帯電器23は、帯電ワイヤ27の周りにグリッド部28が配置され、帯電ワイヤ27から感光体21の表面にコロナ放電して感光体21に表面電位を形成する。露光ユニット24は、帯電器23によって表面をプラス帯電された感光体21の表面にレーザ光をパターン照射して静電潜像を形成する。現像ユニット25は、静電潜像が形成された感光体21の表面にトナー29を供給して静電潜像を可視化する。現像ユニット25は、トナー29の交換を容易にするために開口部4aから本体部4に着脱自在に取り付けられている。感光体21は、搬送ベルト18によって転写ローラ22との間に搬送されてきた記録用紙9にトナー像を転写する。除電器26は、感光体21の表面にコロナ放電を行い、感光体21に残留する表面電位を除去する。
画像形成部11は、画像形成ユニット20によって記録用紙9に転写されたトナー像を定着部30において記録用紙9に熱定着させた後、画像形成された記録用紙9を排紙部12へ送り出す。
<カラー電子写真プリンタの電気的構成>
次に、図2を用いてプリンタ1の電気的構成を説明しつつ、前述した装置内各部の連携動作により当該プリンタ1がカラー画像を記録用紙9上に形成するまでの工程について説明する。なお、図2は、プリンタ1の電気的構成を概略的に表したブロック図である。
図2に示すように、プリンタ1は、装置各部を統括制御する制御部13(CPU31、ROM32、RAM33、入出力インターフェース(以下「I/O」という。)34、ドライバ35等を内蔵)を備える。ROM32には、後述する放電検知プログラム36が格納されている。
制御部13は、開閉センサ7に接続し、カバー部5の開閉状態を監視している。また、制御部13は、操作部14と表示部15に接続し、操作部14からの指示を入力したり、データを表示部15に表示する。
制御部13は、給紙部10、画像形成部11(画像形成ユニット20(感光体21、帯電器23、露光ユニット24、現像ユニット25、除電器26)、転写ローラ22、定着部28)、排紙部12、駆動ローラ16、電源27に接続し、印刷動作を制御する。
<放電検知回路>
図3は、図1に示すプリンタ1が使用する放電検知回路40Y,40M,40C,40Kを示す図である。
放電検知回路40Y,40M,40C,40Kは、「放電検知手段」の一例であって、帯電器23Y,23M,23C,23Kと対応して設けられている。
帯電器23は、感光体21に対して1対1の関係で対向配置され、高圧電源部41で生成された高圧なチャージ電圧を、帯電器23に印加することにより、感光体21を帯電させる。高圧電源部41の構成については後述する。帯電器23に印加された電圧は、帯電ワイヤ27とグリッド部28及び感光体21との間にコロナ放電されて感光体21を帯電させる。そのため、感光体21の電位はグリッド部28の電位によって決定される。
グリッド部28は、放電時に生じる電圧によって接続点P1へ向かって電流が流れる。接続点P1には、抵抗R5とコンデンサ42とが並列に接続している。本実施形態のコンデンサ42は、接続点P1の電圧の内、直流成分をカットして交流成分のみを放電検知回路40に流す役割をしている。一方、抵抗R5には、抵抗R6が接続点P2を介して直列に接続されている。
CPU31には、第1A/Dポート43aと、第2A/Dポート43bと、第3A/Dポート43cと、第4A/Dポート43dとが設けられている。第1〜第4A/Dポート43a,43b,43c,43dは、第1〜第4帯電器23Y,23M,23C,23Kの各接続点P2Y,P2M,P2C,P2Kにそれぞれ接続し、グリッド部28の電圧値(電流値)を監視している。尚、第1〜第4A/Dポート43a,43b,43c,43dは、特に区別する必要がない場合には、説明や図面に「A/Dポート43」を用いる。
また、CPU31には、第1放電検知信号入力ポート44aと、第2放電検知信号入力ポート44bと、第3放電検知信号入力ポート44cと、第4放電検知信号入力ポート44dが設けられている。第1〜第4放電検知信号入力ポート44a,44b,44c,44dは、放電検知回路40Y,40M,40C,40Kにそれぞれ接続し、放電検知回路40Y,40M,40C,40Kから出力される放電検知信号Y,M,C,Kを監視している。
<放電検知回路の具体的構成>
図4は、図3に示す放電検知回路40の構成を示す図である。放電検知回路40Y,40M,40C,40Kは同一の構成であるので、図4には放電検知回路40を1個だけ記載する。
放電検知回路40は、抵抗46、コンデンサ47、トランジスタ48、抵抗49などで構成されている。抵抗46とコンデンサ47は、コンデンサ42(図3参照)から入力する電圧を調整するために設けられている。すなわち、抵抗46が、コンデンサ42から入力する電圧を調整し、コンデンサ47が、コンデンサ42(図3参照)から入力する電圧のピーク値を下げ、トランジスタ48に出力する出力信号を取り出している。これにより、放電検知回路40は、コンデンサ42から入力する電圧がノイズを含む場合でも、トランジスタ48が、接続点P1に所定電圧以上の大きな電圧を印加する出力信号にのみ反応するため、ノイズが放電検知に与える影響を排除できる。
トランジスタ48は、エミッタがグランドに接続され、コレクタが抵抗49を介して電源に接続され、ベースがコンデンサ42に接続されている。接続点P3は、トランジスタ48と抵抗49との間に設けられ、CPU31に設けられた放電検知信号入力ポート44と接続されている。尚、抵抗49は、接続点P3の電圧をプルアップするために設けられている。
図3に示すCPU31は、放電検知回路40が放電検知信号入力ポート44に印加した電圧(放電検知信号)に基づいて異常放電の有無を検出する。CPU31は、トランジスタ48のコレクタ・エミッタ間に電流が流れず、接続点P3の電圧が略3.3ボルトにされるときには、放電検知信号入力ポート44がハイ状態(以下、「H」と称す。)にされ、帯電器23が正常な放電、すなわち、コロナ放電を行っていると判断する。一方、CPU31は、トランジスタ48のコレクタ・エミッタ間に電流が流れ、接続点P3の電圧が低くなって0ボルトもしくは0ボルトに近い状態になったときには、放電検知信号入力ポート44がロー状態(以下、「L」と称す。)にされ、異常な放電、すなわち、帯電器23を構成する帯電ワイヤ27に局部的にアーク放電が発生していると判断する。
<高圧電源部>
図5は、図3に示す高圧電源部41のブロック図である。尚、高圧電源部41Y,41M,41C,41Kは、帯電器23Y,23M,23C,23Kにそれぞれ対応して設けられているが、それらは同一構成であるので、図5には1個の高圧電源部41のみを記載する。
高圧電源部41は、対応する帯電器23に高圧な電圧を印加するものである。CPU31には、帯電器23の数に対応して、「制御情報」の一例であるPWM制御信号を出力する制御情報出力ポート45(45a,45b,45c,45d)が設けられている。高圧電源部41は、制御情報出力ポート45から出力されるPWM制御信号に従って、帯電器23に印加する印加電圧が制御される。
高圧電源部41は、CPU31の制御情報出力ポート45が抵抗R1を介してトランジスタTR1のベースに接続している。抵抗R1とトランジスタTR1との間の接続点P4は、コンデンサC1を介してグランドに接続されている。抵抗R1は、制御情報出力ポート45から接続点P4に印加される電圧を調整するために設けられ、コンデンサC1は、トランジスタTR1のベースに作用する電圧を平滑化するために設けられている。
トランジスタTR1は、コレクタが抵抗R2を介して電源に接続され、エミッタが抵抗R3に接続され、ベースが上述したように接続点P4を介してCPU31の制御情報出力ポート45に接続されている。トランジスタTR1と抵抗R3との間に設けられた接続点P5は、コンデンサC2を介してグランドに接続されている。そして、抵抗R3は、コイルL1を介してトランジスタTR2のベースに接続されている。
トランジスタTR1は、例えば、CPU31からベースに電圧が印加されないときには、コレクタ・エミッタ間に電流が流れない。この場合、トランジスタTR2は、ベースに電圧が印加されず、コレクタ・エミッタ間に電流が流れない。一方、トランジスタTR1は、CPU31からベースに電圧が印加されたときには、コレクタ・エミッタ間に電流が流れる。それにより、トランジスタTR2は、ベースに電圧を印加され、コレクタ・エミッタ間に電流が流れる。
従って、トランジスタTR2は、トランジスタTR1と同期して、導通状態と非導通状態を切り替えられる。トランジスタTR2のコレクタは、トランスの一次コイルL2に接続している。トランスは、トランジスタTR2のコレクタ・エミッタ間に電流が流れたときに、電源から一次コイルL2へ印加された電圧(例えば24ボルト)を二次コイルL3との間で例えば6000〜8000ボルトに昇圧させる。従って、トランスは、トランジスタTR2の導通状態と非導通状態との切り替え動作に応じて、高圧電圧を出力する。
トランスの二次コイルL3は、ダイオードD1と抵抗4とを介して帯電器23に接続されている。二次コイルL3からの出力は、ダイオードD1において整流された後、コンデンサC3によって滑らかな直流に変換され、その後、帯電器23に供給される。尚、抵抗R4は、短絡保護用の抵抗である。この結果、帯電器23には、一定電流が供給される。本実施形態では、帯電器23には300μAの電流が供給される。
スコロトロン型の帯電器23に高圧電圧(例えば6000〜8000ボルト)を印加することにより、帯電ワイヤ27にコロナ放電が発生する。コロナ放電により帯電ワイヤ27の周辺に多数のイオンが発生し、そのイオンが感光体21(図3参照)とグリッド部28に放電され、それによってグリッド部28に電流が流れる。例えば、帯電器23が正常に放電した場合には、グリッド部28には、電流が275μA流れる。グリッド部28には、抵抗R5,R6が接続しており、抵抗R5,R6との間に設けられた接続点P2には、電圧が発生する。接続点P2は、CPU31のA/Dポート43(43a,43b,43c,43d)に接続されている。
CPU31は、A/Dポート43(43a,43b,43c,43d)に入力した電圧を一定値に制御するように、すなわち、グリッド部28からの電流値を一定に(言い換えれば、グリッド部28の電圧が一定になるように)制御するように、制御情報出力ポート45(45a,45b,45c,45d)からPWM制御信号を出力し、帯電器23に印加するチャージ電圧を安定させている。
例えば、CPU31は、グリッド部28からの電流値が小さい、言い換えれば、グリッド部28の電圧が低い場合には、チャージ電圧が低いと判断し、PWM制御信号のデューティ値を大きくして、高圧電源部41の印加電圧を大きくする。一方、CPU31は、グリッド部28からの電流値が大きい、言い換えれば、グリッド部28の電圧が高い場合には、チャージ電圧が高いと判断し、PWM制御信号のデューティ値を小さくして、高圧電源部41の印加電圧を小さくする。よって、高圧電源部41が帯電器23に印加する印加電圧の大きさは、理想的には、制御情報出力ポート45(45a,45b,45c,45d)から出力されるPWM制御信号のデューティ値に比例している。
<動作説明>
続いて、プリンタ1の動作について説明する。
プリンタ1は、電源37が投入されると、CPU31が放電検知プログラム36をROM32からRAM33にコピーし、所定時間間隔で実行する。放電検知プログラム36のフローチャートを図6に示す。
プリンタ1のCPU31は、図6のステップ1(以下「S1」と略記する。)において、第1〜第4帯電器23Y,23M,23C,23Kにチャージ電圧を印加する印加タイミングであるか否かを判断する。本実施形態では、電源37が投入されてウォーミングアップ動作をするとき、又は、印刷データを入力して印刷を行うときに、印加タイミングであると判断する。
印加タイミングでないと判断した場合には(S1:NO)、第1〜第4帯電器23Y,23M,23C,23Kが放電して感光体21Y,21M,21C,21Kを帯電させていないので、S1に戻る。一方、印加タイミングであると判断した場合には(S1:YES)、S2において、帯電器23Y,23M,23C,23Kに対応してRAM33に設けられた放電検知フラグの全てに0をセットして初期動作を行う。そして、S3において、帯電器23Y,23M,23C,23Kのそれぞれについて異常放電があるか否かを判断する。
CPU31は、第1〜第4放電検知信号入力ポート44a,44b,44c,44dが放電検知回路40Y,40M,40C,40Kから入力した放電検出信号Y,M,C,Kによって「H」にされている場合には、第1〜第4帯電器23Y,23M,23C,23Kの何れも正常な放電をしていると判断し(S3:NO)、S1に戻る。
一方、第1〜第4放電検知信号入力ポート44a,44b,44c,44dの何れかが放電検知回路40Y,40M,40C,40Kから入力した放電検出信号Y,M,C,Kによって「L」にされている場合には、異常放電(アーク放電)があると判断する(S3:YES)。そこで、CPU31は、S4において、「L」にされた放電検知信号入力ポート44を検索し、異常放電が検知された帯電器23に対応する放電検知フラグに1をセットする。
そして、S5において、放電検知フラグに1をセットした帯電器23について、放電エラーが生じたことを知らせる放電エラーメッセージを表示部15に表示し、放電エラーをユーザに通知する。放電エラーが生じた際の電圧を帯電器23に印加して印刷を継続しても、印字性能が悪く、記録用紙9やトナー29を無駄にするので、S6において、印刷を中止する。
そして、S7において、開閉検知センサ7の検出信号に基づいて、カバー部5が閉状態から開状態にされたかを確認する。カバー部5が閉状態にされたままである場合には(S7:NO)、放電エラーが解消されていないので、そのまま待機する。
一方、カバー部5が閉状態から開状態にされた場合には(S7:YES)、S8において、開閉検知センサ7の検出信号に基づいて、カバー部5が開状態から閉状態にされたかを確認する。カバー部5が開状態にされたままである場合には(S8:NO)、帯電器23の清掃途中であると考えられるので、そのまま待機する。
これに対して、カバー部5が開状態から閉状態にされた場合には(S8:YES)、S9において、清掃検知処理を実行する。清掃検知処理が終了したら、S1に戻る。
<清掃検知処理>
図7は、図6に示す清掃検知処理(S9)のフローチャートである。
プリンタ1は、図7に示すように、図6において放電を検知された帯電器23について、GRID電圧を第1目標電圧にするようにPWM制御信号を設定するテストモードを実行し(S11〜S15参照)、そのPWM制御信号を前回放電を検知したときのPWM制御信号と比較して、放電を検知された帯電器23が清掃されたか否かを検知する。
プリンタ1のCPU31は、上述したように、グリッド部28Y,28M,28C,28Kの電圧を一定にすることにより帯電ワイヤ27Y,27M,23C,27Kに印加するチャージ電圧を制御している。そこで、プリンタ1のCPU31は、S11において、グリッド部28Y,28M,28C,28Kの目標電圧(GRID目標電圧)として、第1目標電圧をそれぞれ設定する。
第1目標電圧は、帯電器23がコロナ放電を発生しうる電圧値であれば良く、正常時に印刷を実行する際に帯電器23に印加する電圧より低くしても良い。本実施形態では、通常印刷時のGRID電圧が870Vであるのに対して、第1目標電圧を700Vとする。尚、第1目標電圧は、トナーの特性などに応じて、GRID部28Y,28M,28C,28K毎に変えても良い。
そして、S12において、第1〜第4制御情報出力ポート45a,45b,45c,45dが帯電器23Y,23M,23C,23Kに出力する「制御情報」の一例であるPWM制御信号に、所定のオフセットをそれぞれ加算し、グリッド部28Y,28M,28C,28Kの電圧(GRID電圧)を上昇させる。
それから、S13において、グリッド部28Y,28M,28C,28KのGRID電圧が第1目標電圧に到達したか否かを判断する。グリッド部28Y,28M,28C,28KのGRID電圧が第1目標電圧に到達していない場合には(S13:NO)、S14において、所定の待機時間(例えば500us)だけ待機してから、S12に戻る。
グリッド部28Y,28M,28C,28Kの各GRID電圧が第1目標電圧に到達したら(S13:YES)、S15において、第1〜第4制御情報出力ポート45a,45b,45c,45dが帯電器23YM23M,23C,23Kに出力しているPWM制御信号をROM32に蓄積して記録する。そして、S16において、放電検知フラグに1がセットされているものがあるか否かを判断する。何れの放電検知フラグにも1がセットされていない場合には(S16:NO)、全ての帯電器23Y,23M,23C,23Kが正常な放電をしているので、図6のS1に戻る。
一方、放電検知フラグに1がセットされたものがある場合には(S16:YES)、S17において、放電検知フラグに1がセットされた帯電器23に出力する現在のPWM制御信号が、放電検知フラグに1がセットされた帯電器23について前回異常放電を検知したときに当該帯電器23に出力したPWM制御信号から誤差値を減算した値(前回のPWM制御信号)より小さいか否かを判断する。誤差値は、帯電ワイヤ27を清掃した場合に、PWM制御信号が変動する量より小さく設定することが望ましい。第1実施形態では、CPU31が出力するPWM制御信号は、1024階層設けられ、帯電ワイヤ27の清掃時に100階層分低下する場合に、誤差値を50に設定する。尚、誤差値は、必ずしも設定する必要はない。
現在のPWM制御信号が、前回のPWM制御信号より小さい場合には、S18において、放電検知フラグの1を0にクリアすることにより、異常放電を検知した帯電器が清掃されたことを記憶した後、図6のS1に戻る。
これに対して、現在のPWM制御信号が、前回のPWM制御信号以上である場合には、帯電ワイヤ27が清掃されていないと考えられる。この場合には、異常放電の再発を防止するために、S19において、高圧電源部41が帯電器23に高圧を印加することを停止させる。そして、S20において、異常放電を検知した帯電器23を清掃することを促すメッセージを表示部15に表示する。その後、図6のS5に戻り、異常放電した帯電器23が清掃されるのを待つ。
尚、第1実施形態では、図7のS17が「清掃検知手段」の一例である。また、図7のS19の処理が「出力制限手段」の一例である。また、図6のS3の処理が「清掃検知制御手段」の一例である。
<第1実施形態に係る画像形成装置の作用効果>
第1実施形態のプリンタ1は、例えば、放電検知回路40Kが帯電器23Kの放電を検知すると、放電を検知された帯電器23Kへの高圧電源部41Kの出力を制御する現在のPWM制御信号を、放電を検知された帯電器23Kについて前回放電を検知したときに当該帯電器23Kへの高圧電源部41Kの出力を制御していた前回のPWM制御信号と比較し、放電検知回路40Kに放電を検知された帯電器23Kが清掃されたか否かを判断する(図6のS3:YES、S9、図7の17参照)。よって、第1実施形態のプリンタ1によれば、放電検知回路40Kの異常放電を検知した後に帯電器23Kが清掃されたか否かを確認することができる。
第1実施形態のプリンタ1は、例えば、放電を検知された帯電器23Kが清掃されていないことを検知した場合に、高圧電源部41Kが帯電器23Kに電力を出力することを制限するので(図7のS17:NO、S19参照)、放電を検知された帯電器23Kが、再度、異常放電することを防止できる。
第1実施形態のプリンタ1は、例えば、印刷実行前に放電検知回路40Kが帯電器23Kの放電を検知したときに、帯電器23Kが清掃されたか否かを検知するので(図6のS1:YES、S9参照)、放電を検知された帯電器23Kが清掃されたことを確認してから印刷データを印刷することができる。
第1実施形態のプリンタ1は、複数の帯電器23Y,23M,23C,23Kのうち、例えば、放電を検知された帯電器23Kについて清掃されたか否かを検知するので(図7のS16:YES参照)、放電を検知されていない帯電器23Y,23M,23Cまで清掃されたか否かを検出せず、清掃検知を短時間で行うことができる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係るプリンタ1Aが実行する清掃検知処理の手順を示すフローチャートである。
第2実施形態に係るプリンタ1Aは、放電検知プログラム36Aにおいて実行する清掃検知処理の手順を除き、第1実施形態のプリンタ1と構成が共通する。よって、ここでは、清掃検知処理のみを説明し、その他の説明は適宜省略する。
図8の清掃検知処理は、CPU31が制御情報出力ポート45から帯電器23に出力するPWM制御信号のデューティ値に基づいて、帯電器23が清掃されたか否かを検知している点が、第1実施形態と相違している。
すなわち、CPU31は、図8のS31において、制御情報出力ポート45a,45b,45c,45dが帯電器23Y,23M,23C,23Kに出力するPWM制御信号のデューティ値を、通常印刷時のデューティ値(例えば70〜80%)より低い値(例えば60%)に設定する。そして、S32において、100ms待機し、グリッド部28Y,23M,23C,23Kの電圧が安定するのを待つ。
そして、S33において、第1〜第3A/Dポート43a,43b,43c,43dがグリッド部28Y,28M,28C,28Kから入力する電圧(GRIDフィードバック電圧)をROM32に記録する。
S16において、帯電器23Y,23M,23C,23Kの何れかに対応する放電検知フラグに1がセットされている場合には(S16:YES)、S34において、異常放電を検知された帯電器23への高圧電源部41の出力を制御する現在のGRIDフィードバック電圧(「現在の制御情報」の一例)が、異常放電を検知された帯電器23について前回異常放電を検知したときに当該帯電器23への高圧電源部41の出力を制御していたGRIDフィードバック電圧から誤差値(例えば0.1)を減算した値(前回のGRIDフィードバック電圧(「前回の制御情報」の一例))より小さいか否かを判断する。
現在のGRIDフィードバック電圧が、前回のGRIDフィードバック電圧より小さい場合には(S34:YES)、S18において放電検知フラグにセットされた1を0にリセットしてから、S35において、異常放電が検知された帯電器23に制御情報出力ポート45が出力するPWM制御信号のデューティ値を0%にセットした後、図6のS1に戻る。
一方、現在のGRIDフィードバック電圧が、前回のGRIDフィードバック電圧異常である場合には(S34:NO)、S36において、異常放電が検知された帯電器23に制御情報出力ポート45が出力するPWM制御信号のデューティ値を0%にセットした後、S20において、清掃警告メッセージを表示部15に表示する。その後、図6のS1に戻る。
尚、第2実施形態では、図8のS34が「清掃検知処理」の一例である。図8のS36の処理が「出力制限手段」の一例である。
<第2実施形態に係る画像形成装置の作用効果>
第2実施形態のプリンタ1Aは、第1実施形態のプリンタ1と同様の作用効果を奏する。簡単に説明すると、第2実施形態のプリンタ1Aは、例えば、放電検知回路40Kが帯電器23Kの放電を検知すると、放電を検知された帯電器23Kへの高圧電源部41Kの出力を制御する現在のGRIDフィードバック電圧を、放電を検知された帯電器23Kについて前回放電を検知したときに帯電器23Kへの高圧電源部41の出力を制御していた前回のGRIDフィードバック電圧と比較し、放電検知回路40Kに放電を検知された帯電器23Kが清掃されたか否かを判断する(図8のS34参照)。よって、第2実施形態のプリンタ1Aによれば、放電検知回路40Kに異常放電を検知された後に帯電器23Kが清掃されたか否かを確認することができる。
第2実施形態のプリンタ1Aは、例えば、放電を検知された帯電器23Kが清掃されていないことを検知した場合に、制御情報出力ポート45dから帯電器23Kに出力するPWM制御信号のデューティ値を0%にして、高圧電源部41Kが帯電器23Kに電力を出力することを制限するので(図8のS34:NO、S36参照)、放電を検知された帯電器23Kが、再度、異常放電することを防止できる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。図9は、本発明の第3実施形態に係るプリンタ1Bが実行する放電検知プログラム36Bのフローチャートである。
第3実施形態に係るプリンタ1Bは、異常放電検知後に、印刷を実行してから清掃検知処理を行う点を除き、第1実施形態と共通する。よって、ここでは、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、共通する点は図面と説明に第1実施形態と同一符号を使用して適宜説明を省略する。
プリンタ1BのCPU31は、図9のS4において、例えば、異常放電を検知した帯電器23Kに対応する放電検知フラグに1をセットすると、S41において、異常放電が検知されていない帯電器23Y,23M,23Cに、制御情報出力ポート45a,45b,45cからPWM制御信号を出力し、印刷見本を印刷する。そして、S42において、印刷指示を入力したか否かを判断する。
ユーザは、印刷見本を見て、異常放電が検知されていない帯電器23Y,23M,23Cにチャージ電圧を印加して印刷を実行することを望まない場合には、操作部14に印刷指示を入力しない。この場合には(S42:NO)、そのままS7へ進む。
一方、ユーザは、印刷見本を見て、異常放電が検知されていない帯電器23Y,23M,23Cにチャージ電圧を印加して印刷を実行しても良いと判断した場合には、操作部14に印刷指示を入力する。この場合には(S42:YES)、S43において、印刷が完了したか否かを判断する。印刷が完了するまでは(S43:NO)、そのまま待機する。印刷が完了したら(S43:YES)、S7へ進む。
尚、第3実施形態では、図9のS41の処理が、「印刷実行手段」の一例である。
<第3実施形態に係る画像形成装置の作用効果>
第3実施形態のプリンタ1Bは、例えば、放電検知回路40Kが放電を検知した場合に、放電を検知しなかった放電検知回路40Y,40M,40Cに対応する帯電器23Y,23M,23Cを用いて印刷を実行する(図9のS3:YES、S41参照)。つまり、例えば、印刷内容がわかれば良く、印刷の色を黒に限定する必要がないような場合には、帯電器23Kが清掃されたか否かを検知する前に、帯電器23Cに電圧を印加して印刷を実行する。よって、第3実施形態のプリンタ1Bによれば、放電を検知された帯電器23Kの清掃検知を待たずに印刷を短時間で実行できる。
このとき、第3実施形態のプリンタ1Bは、直ちに印刷データを印刷するのではなく、印刷見本を印刷する(図9のS41参照)。よって、第3実施形態のプリンタ1Bによれば、印字見本により印字性能をユーザに確認させた上で、印刷データを印刷するか否かの判断をユーザに仰ぐことができる。
(第4実施形態)
続いて、本発明の第4実施形態について図面を参照して説明する。図10は、本発明の第4実施形態に係るプリンタ1Cが実行する放電検知プログラム36Cのフローチャートである。
第3実施形態に係るプリンタ1Cは、異常放電した帯電器23に印加する電圧を低下させて印刷を実行した後、清掃検知処理を行う点が第1実施形態と共通する。よって、ここでは、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、共通する点は図面と説明に第1実施形態と同一符号を使用して適宜説明を省略する。
プリンタ1CのCPU31は、図10のS4において、異常放電を検知した帯電器23に対応する放電検知フラグに1をセットすると、S51において、異常放電を検知した帯電器23に通常印刷より低い電圧を印加し、印刷を実行する。そして、S52において、印刷が完了したか否かを判断する。印刷が完了するまでは(S52:NO)、そのまま待機する。一方、印刷が完了したら(S52:YES)、S7へ進む。
<第4実施形態に係る画像形成装置の作用効果>
第4実施形態に係るプリンタ1Cは、例えば、放電検知回路40Kが帯電器23Kの異常放電を検知したときに、制御情報出力ポート45が出力するPWM制御信号を、帯電器23Kに印加する電圧を第1目標電圧(例えば700V)より低くするように制御し、印刷を実行する(図10のS51参照)。つまり、帯電器23Kの異常放電を回避しつつ、印字データを印刷する。よって、第4実施形態のプリンタ1Cによれば、例えば、印刷濃度を問わないような場合には、清掃検知を待たずに印刷を短時間で実行できる。
尚、ここでは、放電を検知した帯電器23Kに印加する電圧のみを低下させたが、印刷のバランスを考慮して、放電を検知しない帯電器23Y,23M,23Cについても、放電を検知した帯電器23Kと同様に印加電圧を低下させるようにしても良い。
尚、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施形態では、帯電器23K,23M,23C,23Kに対応して放電検知回路40Y,40M,40C,40Kを設けたが、帯電器23Y,23M,23C,23Kを1個の放電検知回路40に並列に接続するようにしても良い。或いは、使用頻度が帯電器23Kより少ない帯電器23Y,23M,23Cを1個の放電検知回路40に接続するようにしても良い。このように帯電器23を放電検知回路40に並列に接続した場合にも、異常放電を発生した帯電器23を特定し、特定した帯電器23について清掃検知を行うと良い。
(2)例えば、上記実施形態では、帯電器23K,23M,23C,23Kについて放電と清掃の検知を行った。これに対して、除電器26Y,26M,26C,26Kを放電検知回路40Y,40M,40C,40Kを介してCPU31に接続し、上記実施形態と同様にして除電器26Y,26M,26C,26Kの放電と清掃の検知を行っても良い。
(3)例えば、上記第1実施形態では、放電を検知された帯電器23を清掃したか否かを検知するために、現在のPWM制御信号と、前回のPWM制御信号から誤差値を減算した値とを比較した。これに対して、高圧電源部41がマイナス電源である場合には、現在のPWM制御信号を、前回のPWM制御信号に誤差値を加算した値と比較すると良い。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 図1に示す画像形成装置の電気的構成を概略的に表したブロック図である。 図1に示す画像形成装置が使用する放電検知回路を示す図である。 図3に示す放電検知回路の構成を示す図である。 図3に示す高圧電源部の回路構成図である。 図2に示す放電検知プログラムのフローチャートである。 図6に示す清掃検知処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置が実行する清掃検知処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置が実行する放電検知プログラムのフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置が実行する放電検知プログラムのフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ(画像形成装置)
21 感光体
23 帯電器(帯電手段)
26 除電器(除電手段)
36,36A 放電検知プログラム(清掃検知手段(S9)、出力制限手段(S19、S36)、清掃検知制御手段(S1)、印刷実行手段(S41))
40 放電検知回路(放電検知手段)
41 高圧電源部

Claims (5)

  1. 感光体と、前記感光体に対向配置された帯電又は除電手段と、前記帯電又は除電手段に電力を供給する高圧電源部と、を備える画像形成装置において、
    前記帯電又は除電手段への前記高圧電源部の出力を目標値に制御するPWM制御情報、又はグリッドフィードバック電圧情報である制御情報を前記高圧電源部に出力する制御情報出力手段と、
    前記帯電又は除電手段の放電を検知する放電検知手段と、
    前記放電検知手段が放電を検知した場合に、前記制御情報の値を記憶する記憶手段と、
    前記放電検知手段が前記帯電又は除電手段の異常な放電を検知した場合に、前記帯電又は除電手段への前記高圧電源部の前記出力を前記目標値に制御する現在の制御情報の値を、前回前記帯電又は除電手段の放電を前記放電検知手段が検知した場合に前記記憶手段に記憶した前回の異常な放電を検出したときの制御情報の値と比較し、現在の制御情報の値が小さくなったときに、前記帯電又は除電手段が清掃されたことを検知する清掃検知手段と、
    前記清掃検知手段が、前記帯電又は除電手段が清掃されていないことを検知した場合に、前記高圧電源部が前記帯電又は除電手段に電力を出力することを制限する出力制限手段を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において、
    前記放電検知手段が放電を検知した場合、前記目標値を、通常印刷時に前記高圧電源部が前記帯電又は除電手段に供給する出力の目標値より小さく設定している
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する画像形成装置において、
    前記感光体と前記帯電又は除電手段を複数有し、
    前記清掃検知手段は、前記複数の帯電又は除電手段のうち、前記放電検知手段に放電を検知された帯電又は除電手段について、清掃されたか否かを検知する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載する画像形成装置において、
    前記放電検知手段が放電を検知した場合に、前記放電検知手段が放電を検知しなかった帯電又は除電手段を用いて印刷を行う印刷実行手段を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載する画像形成装置において、
    前記印刷実行手段は、印刷見本を印刷すること
    を特徴とする画像形成装置。
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