JP7106934B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置には、トナーカートリッジをドラムカートリッジに装着したプロセスカートリッジを、画像形成装置に装着するものが知られている。例えば、特許文献1には、プロセスカートリッジに記憶手段を設け、記憶手段に感光体の感度情報を記憶し、その感度情報に基づいて画像形成条件を制御する画像形成装置が開示されている。
特開平10-39723号公報
特許文献1に記載の画像形成装置では、記憶手段から感度情報を読み取れないと、印刷制御できない。しかしながら、記憶手段との通信ができない場合であっても、感光体を制御でき、印刷を行いたい場合がある。特に、プロセスカートリッジが、トナーカートリッジと、ドラムカートリッジとの2種類のカートリッジから構成される場合、画像形成装置が、ドラムカートリッジの記憶手段との通信ができない場合であっても、トナーカートリッジが正常に装着されているため、印刷を行いたい場合がある。
本発明は、ドラムカートリッジの記憶手段との通信が行えない場合であっても、装着されたドラムカートリッジにより印刷可能かを判定することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
第1の開示は、画像形成装置であって、トナーカートリッジと、前記トナーカートリッジが装着されるドラムカートリッジであって、感光体ドラムと、前記感光体ドラムを帯電させる帯電器と、ドラムメモリであって、前記ドラムカートリッジに関するドラム情報を記憶するドラムメモリと、を有するドラムカートリッジと、前記トナーカートリッジが装着された状態のドラムカートリッジが装着される筐体と、前記帯電器に電圧を印加する電圧印加部と、印刷制御を行う制御部であって、前記ドラムメモリと通信可能かを判定する通信判定処理と、前記通信判定処理で通信可能でないと判定した場合、前記電圧印加部に対して前記帯電器への電圧印加を指示し、前記電圧印加の結果に基づいて、印刷可能かを判定する印刷判定処理と、前記印刷処理の判定結果に基づいて、印刷を実行する印刷実行処理と、を実行する制御部と、を備える。
第2の開示は、第1の開示の画像形成装置であって、前記画像形成装置は、前記ドラムカートリッジが前記筐体に装着されたときに、電圧が印加された前記帯電器に流れる電流の検出が可能な電流検出回路、をさらに有し、前記印刷判定処理は、前記電流検出回路による検出結果に基づいて、印刷可能かを判定する。
第3の開示は、第1の開示または第2の開示の画像形成装置であって、前記制御部は、前記印刷実行処理において、連続印刷許可枚数を、前記通信判定処理で通信可能と判定した場合に実行される印刷処理での連続印刷許可枚数より少なくする。
第4の開示は、第3の開示の画像形成装置であって、前記制御部は、前記連続印刷許可枚数の印刷媒体に対して印刷を行う毎に、前記感光体ドラム上のトナーを回収するクリーニング処理、を実行する。
第5の開示は、第3の開示または第4の開示の画像形成装置であって、前記印刷実行処理において、前記感光体ドラムに帯電させる帯電量は、前記通信判定処理で通信可能と判定した場合に実行される印刷処理で、前記感光体ドラムに帯電させる帯電量よりも少ない。
第6の開示は、第1の開示から第5の開示のいずれか1つの画像形成装置であって、印刷媒体を搬送する搬送機構、をさらに備え、前記制御部は、前記印刷実行処理での前記搬送機構による前記印刷媒体の搬送速度を、前記通信判定処理で通信可能と判定した場合に実行される印刷処理における前記搬送速度よりも遅くする。
第7の開示は、第1の開示から第6の開示のいずれか1つの画像形成装置であって、前記制御部が前記印刷実行処理を実行する場合に、報知を行う処理報知部、をさらに備える。
第8の開示は、第1の開示から第7の開示のいずれか1つの画像形成装置であって、前記制御部が、前記印刷判定処理で印刷可能でないと判定した場合に、報知を行うエラー報知部、さらに備える。
第9の開示は、第1の開示から第8の開示のいずれか1つの画像形成装置であって、前記トナーカートリッジおよび前記ドラムカートリッジを複数備え、前記通信判定処理は、複数の前記ドラムカートリッジそれぞれの前記ドラムメモリと通信可能かを判定し、前記印刷判定処理は、前記通信判定処理が通信可能でないと判定した前記ドラムカートリッジが有する前記帯電器への電圧印加を、前記電圧印加部に対して指示し、前記電圧印加の結果に基づいて、印刷可能かを判定する。
第10の開示は、第1の開示から第9の開示のいずれか1つの画像形成装置であって、前記トナーカートリッジは、現像ローラを有し、前記現像ローラの表面が、前記感光体ドラムの表面と向かい合う状態で、前記ドラムカートリッジに装着される。
第11の開示は、第1の開示から第10の開示のいずれか1つの画像形成装置であって、前記トナーカートリッジは、前記トナーカートリッジに関するトナー情報を記憶するトナーメモリ、を有し、前記通信判定処理は、前記トナーメモリと通信可能かを判定し、前記印刷実行処理は、前記ドラムメモリと通信可能であり、かつ、前記トナーメモリと通信可能であると前記通信判定処理で判定した場合に印刷を許可し、前記印刷判定処理は、前記ドラムメモリと通信可能でなく、前記トナーメモリと通信可能であると前記通信判定処理で判定された場合、前記電圧印加部に対して前記帯電器への電圧印加を指示し、前記電圧印加の結果に基づいて、印刷可能かを判定する。
第12の開示は、第1の開示から第11の開示のいずれか1つの画像形成装置であって、前記ドラム情報は、前記ドラムカートリッジの製造シリアル番号、純正品であることを示す識別コード、前記ドラムカートリッジの適合機種、前記ドラムカートリッジの仕様、前記感光体ドラムの寿命、前記感光体ドラムの帯電特性、前記ドラムカートリッジが新品であるかどうかを示す情報、前記感光体ドラムの回転数、前記感光体ドラムの帯電時間、印刷枚数、エラー履歴の少なくとも一つを含む。
本開示によれば、ドラムカートリッジのドラムメモリとの通信ができなくても、ドラムカートリッジは印刷可能な状態である場合があるため、印刷が全く行えなくなることを回避できる。これにより、ドラムカートリッジを交換するまでの間に、印刷が行えなくなるといったユーザに不便を強いることを回避できる。
画像形成装置の概念図である。 画像形成装置における電気的接続を示す図である。 開けられたカバーが閉じられた際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。 開けられたカバーが閉じられた際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。 印刷実行処理を示すフローチャートである。 画像形成装置の概念図である。 開けられたカバーが閉じられた際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。 開けられたカバーが閉じられた際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。
<1.実施形態1>
<1-1.装置の構成>
図1は、画像形成装置100の概念図である。図2は、画像形成装置100における電気的接続を示す図である。
画像形成装置100は、電子写真方式のプリンタである。画像形成装置100の例としては、レーザプリンタまたはLEDプリンタが挙げられる。図1に示すように、画像形成装置100は、本体ケーシング101、制御回路基板3、複数のドラムカートリッジ1、複数のトナーカートリッジ2、フレーム103、ディスプレイ104、搬送機構105および廃トナー回収部106を備える。
本体ケーシング101は、制御回路基板3、フレーム103、搬送機構105および廃トナー回収部106を収容する筐体である。後述する、複数のドラムカートリッジ1および複数のトナーカートリッジ2は、本体ケーシング101内のフレーム103に対して装着される。より詳細には、フレーム103は、4つのスロット103Aを有する。また、ドラムカートリッジ1それぞれに対して、トナーカートリッジ2が装着さる。そして、ドラムカートリッジ1それぞれに対して、トナーカートリッジ2が装着された状態で、ドラムカートリッジ1が、フレーム103のスロット103Aに対して装着される。本体ケーシング101は、開閉可能なカバー101Aを有する。本体ケーシング101は、カバー101Aを開けることで、複数のドラムカートリッジ1および複数のトナーカートリッジ2が、フレーム103のスロット103Aに装着可能となる。
トナーカートリッジ2は、ドラムカートリッジ1に装着される。複数のトナーカートリッジ2は、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色)のトナー(現像剤)を収容する。なお、複数のトナーカートリッジ2は、同じ色のトナーを収容してもよい。また、本実施形態のトナーカートリッジ2の数は、4つである。また、本実施形態のドラムカートリッジ1の数は、4つである。ただし、トナーカートリッジ2の数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。また、ドラムカートリッジ1の数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
トナーカートリッジ2は、トナーメモリ21と、現像ローラ22とを有する。トナーメモリ21は、情報の読み出しおよび書き込みが可能な記憶媒体である。トナーメモリ21は、フラッシュROM、EEPROMなど、データの読み出し、書き込みおよびデータの消去などが可能なメモリであればよい。トナーメモリ21は、トナーカートリッジ2が装着された状態で、ドラムカートリッジ1がスロット103Aに装着されると、制御回路基板3と電気的に接続される。そして、後述のプロセッサ31により、トナーメモリ21に情報が書き込みされ、または、トナーメモリ21から情報が読み出される。トナーメモリ21に記憶される情報には、例えば、トナーの色情報、現像ローラ22の回転数、トナーの使用量、トナーカートリッジ2に関するエラー履歴、ドットカウントなど、少なくともいずれか一つを含んでいる。なお、トナーメモリ21に記憶される情報は、適宜変更可能である。
ドラムカートリッジ1は、ドラムメモリ11と、感光体ドラム12と、帯電器13と、クリーナ14とを有する。ドラムメモリ11は、情報の読み出しおよび書き込みが可能な記憶媒体である。ドラムメモリ11は、フラッシュROM、EEPROMなど、データの読み出し、書き込みおよびデータの消去などが可能なメモリであればよい。ドラムメモリ11は、トナーカートリッジ2が装着された状態で、ドラムカートリッジ1がスロット103Aに装着されると、制御回路基板3と電気的に接続される。そして、後述のプロセッサ31により、ドラムメモリ11に情報が書き込みされ、または、ドラムメモリ11から情報が読み出される。ドラムメモリ11には、ドラムカートリッジ1に関する情報が記憶される。ドラムメモリ11に記憶される情報は、ドラムカートリッジ1の製造シリアル番号、純正品であることを示す識別コード、ドラムカートリッジ1の適合機種、ドラムカートリッジ1の仕様、感光体ドラム12の寿命、感光体ドラム12の帯電特性、新品であるかどうかを示す情報、感光体ドラム12の回転数、感光体ドラム12の帯電時間、印刷枚数、エラー履歴など、少なくともいずれか一つを含んでいる。ドラムメモリ11に記憶される情報は、適宜変更可能である。
感光体ドラム12の表面は、ドラムカートリッジ1に装着されたトナーカートリッジ2の現像ローラ22の表面と接触する。感光体ドラム12の表面には、現像ローラ22を介して、トナーカートリッジ2のトナーが供給される。感光体ドラム12は、トナーカートリッジ2から供給されるトナーを、印刷用紙に転写する。
帯電器13は、複数の感光体ドラム12それぞれに対応して設けられ、感光体ドラム12の表面を帯電させる。帯電器13は、感光体ドラム12の表面を帯電させることができる位置に配置される。詳しくは、帯電器13は、不図示のワイヤと、グリッド電極とを有する。帯電器13のワイヤに電圧が印加されると放電が発生し、その放電により生じたイオンによって、帯電器13と向かい合う感光体ドラム12の表面が一様に正極性に帯電する。このとき、グリッド電極に印加される電圧によって、感光体ドラム12の帯電電位が制御される。帯電した感光体ドラム12の表面に、不図示の露光部からのレーザ光が照射されると、感光体ドラム12の表面に静電潜像が形成される。現像ローラ22の表面に担持されたトナーは、感光体ドラム12の表面に形成された静電潜像に応じて、現像ローラ22から感光体ドラム12へ移動する。その結果、感光体ドラム12の表面において、静電潜像が可視像化される。
クリーナ14は、例えば、ローラ、ブラシ、または、ブレードのいずれかであって、感光体ドラム12の表面に接触して配置される。クリーナ14は、例えば、吸引バイアスが印加されると、感光体ドラム12の表面に残ったトナー(以下、残トナーという)を電気的に吸引する。また、クリーナ14は、吸引バイアスと逆極性の吐出バイアスが印加されると、吸引した残トナーを感光体ドラム12の表面へ電気的に吐出する。後述するが、クリーナ14から感光体ドラム12の表面に吐出された残トナーは、転写ベルト105Aへ転写され、その後、廃トナー回収部106に回収される。
搬送機構105は印刷用紙を搬送する機構である。搬送機構105は、フレーム103に設けられる。搬送機構105は、無端ベルトである転写ベルト105Aを有する。転写ベルト105Aは、フレーム103のスロット103Aに装着されるドラムカートリッジ1の感光体ドラム12と向かい合う位置に設けられる。搬送機構105は、図示しない駆動ローラを回転させて転写ベルト105Aを移動させて、印刷用紙を感光体ドラム12の表面に接触させつつ、搬送する。感光体ドラム12の表面と接触した印刷用紙には、感光体ドラム12の表面に付着したトナーが、転写される。
廃トナー回収部106は、フレーム103に設けられる。また、廃トナー回収部106は、フレーム103のスロット103Aにトナーカートリッジ2が装着されているときに、転写ベルト105Aに対して、感光体ドラム12の反対側に位置する。廃トナー回収部106は、転写ベルト105Aに付着した残トナーを回収する。
制御回路基板3は、例えば、回路基板と、CPU等のプロセッサ31と、記憶媒体である本体メモリ32と、電圧印加部33と、電流検出部34と、を有する。
プロセッサ31は、本体メモリ32に記憶されるプログラムに従って、印刷制御を行う制御部であって、画像形成装置100における諸処理を実行する。プロセッサ31が実行する諸処理は、後述する、通信判定処理、印刷判定処理、印刷実行処理およびクリーニング処理、などである。
本体メモリ32は、プロセッサ31が実行するプログラム、および必要なデータを記憶する記憶媒体である。
電圧印加部33は、帯電器13に対して電圧を印加する。電圧印加部33は、例えば、トランスなどが実装された基板回路であり、帯電器13に対して誘起電圧を印加する。本体ケーシング101内には、フレーム103のスロット103Aにドラムカートリッジ1が装着されると、帯電器13のワイヤおよびグリッド電極と電気的に接触する端子が設けられる。電圧印加部33は、その端子に対し、電圧を印加することで、帯電器13のワイヤおよびグリッド電極それぞれに電圧を印加する。
電流検出部34は、電圧印加部33により電圧が印加されて、帯電器13に流れる電流を検出する回路である。電流検出部34は、例えば、帯電器13に接続された配線経路途中に設けられた抵抗を有し、その抵抗の電圧降下から帯電器13に流れる電流を検出する。電流検出部34は、ドラムカートリッジ1がフレーム103のスロット103Aに装着されたときに、電流の検出が可能となる。
ディスプレイ104は、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイである。ディスプレイ104は、制御回路基板3からの指令に従って、画像形成装置100の動作に関する種々の情報を画面上に表示する。ディスプレイ104は、「処理報知部」および「エラー報知部」の一例である。
<1-2.カバー開閉後の処理について>
続いて、カバー101A開閉後にプロセッサ31が行う処理について、説明する。図3および図4は、開けられたカバー101Aが閉じられた際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。
本体ケーシング101のカバー101Aが閉じられると、プロセッサ31は、まず、初期化処理を行う(ステップS1)。初期化処理は、例えば、本体メモリ32に記憶された不要な情報の削除、必要な情報の読み出しなどである。
次に、プロセッサ31は、例えば、ドラムメモリ11と信号の送信または受信ができるかにより、ドラムメモリ11と通信可能かを判定する(ステップS2)。プロセッサ31がドラムメモリ11との通信が可能でないと判定した場合(ステップS2:NO)、プロセッサ31は、NGフラグをオンにする(ステップS6)。NGフラグは、ドラムメモリ11との通信ができないである場合に、ドラムカートリッジ1がフレーム103のスロット103Aに装着され、かつ、印刷可能な状態であるかの判定処理を実行するためのフラグである。プロセッサ31がNGフラグをオンにした場合、プロセッサ31は、例えば、本体メモリ32に、NGフラグを記憶する。
プロセッサ31がドラムメモリ11との通信が可能であると判定した場合(ステップS2:YES)、プロセッサ31は、ドラムカートリッジ1の認証が可能かを判定する(ステップS3)。例えば、プロセッサ31は、ドラムメモリ11から、記憶された認証情報を読み込み、本体メモリ32に、その認証情報が記憶されているかにより、認証が可能かを判定する。
プロセッサ31が認証が可能でないと判定した場合(ステップS3:NO)、プロセッサ31は、NGフラグをオンにする(ステップS6)。プロセッサ31が、認証が可能であると判定した場合(ステップS3:YES)、プロセッサ31は、ドラムメモリ11に記憶された情報を読み込む(ステップS4)。その後、プロセッサ31は、ドラムメモリ11から読み込んだ情報が正常かを判定する(ステップS5)。具体的には、ドラムメモリ11から読み込んだ情報が、所定の条件に合致しているか否かを判定する。
プロセッサ31が、ドラムメモリ11から読み込んだ情報が正常でないと判定した場合(ステップS5:NO)、つまり、その情報が所定の条件に合致しない場合、プロセッサ31は、NGフラグをオンにする(ステップS6)。プロセッサ31が、ドラムメモリ11から読み込んだ情報が正常であると判定した場合(ステップS5:YES)、つまり、その情報が所定の条件に合致する場合、プロセッサ31は、全てのドラムカートリッジ1について、ステップS2~ステップS6の上記の処理を行ったかを判定する(ステップS7)。すべてのドラムカートリッジ1に対して、上記処理を行っていない場合(ステップS7:NO)、プロセッサ31は、未処理のドラムカートリッジ1について、ステップS2以降の処理を実行する。
上記のステップS2~ステップS5の処理は、本開示の「通信判定処理」の一例である。通信判定処理において通信可能でない場合には、上記のように、ドラムメモリ11との通信ができない場合だけでなく、または、ドラムメモリ11との通信ができても、読み込んだ情報が正常でない場合を含む。
プロセッサ31が、すべてのドラムカートリッジ1に対して、ステップS2以降の上記処理を行った場合(ステップS7:YES)、プロセッサ31は、NGフラグがオンであるかを判定する(ステップS8)。プロセッサ31が、NGフラグがオンでないと判定した場合(ステップS8:NO)、プロセッサ31は、印刷モードを通常印刷モードに設定する(ステップS9)。この場合、プロセッサ31は、例えば、設定モードを本体メモリ32に記憶する。印刷モードが通常印刷モードのときに実行される印刷処理では、感光体ドラム12のトナーの帯電量、または、搬送機構105による印刷用紙の搬送速度に、後述する制限が課されない状態で、印刷が実行される。
プロセッサ31が、NGフラグがオンであると判定した場合(ステップS8:YES)、プロセッサ31は、トナーカートリッジ2があるかを判定する(ステップS10)。ここでは、例えば、プロセッサ31は、トナーメモリ21と通信できた場合、または、フレーム103に設けられた不図示のセンサにより、トナーカートリッジ2が検知された場合に、トナーカートリッジ2があると判定する。
プロセッサ31が、トナーカートリッジ2がないと判定した場合(ステップS10:NO)、印刷が不可であるため、プロセッサ31は、印刷モードを印刷禁止モードに設定する(ステップS15)。プロセッサ31が、印刷モードが印刷禁止モードであると判定した場合、プロセッサ31は、印刷命令を受けても、印刷処理を実行しない。印刷禁止モードに設定後、プロセッサ31は、ドラムエラーとして、ドラムカートリッジ1がフレーム103のスロット103Aに装着されていない旨の情報を報知する(ステップS16)。例えば、プロセッサ31は、エラーメッセージ情報をディスプレイ104に表示する。
プロセッサ31が、トナーカートリッジ2があると判定した場合(ステップS10:YES)、プロセッサ31は、電圧印加部33により帯電器13へ電圧を印加する(ステップS11)。具体的には、上記したように、プロセッサ31は、電圧印加部33により、フレーム103のスロット103Aに装着されたドラムカートリッジ1の帯電器13のワイヤと電気的に接触する端子に対して、電圧を印加する。フレーム103のスロット103Aにドラムカートリッジ1が装着されていれば、その端子を介して帯電器13のワイヤへ電圧が印加される。
次に、プロセッサ31は、帯電器13への電圧印加のフィードバック値が正常であるかを判定する(ステップS12)。詳しくは、プロセッサ31は、電流検出部34により、電圧印加された帯電器13に流れる電流を検出する。電流検出部34は、ドラムカートリッジ1がフレーム103のスロット103Aに装着されると、帯電器13と電気的に接続される。したがって、ドラムカートリッジ1がフレーム103のスロット103Aに装着されていると、電流検出部34により電流が検知できる。一方、ドラムカートリッジ1がフレーム103のスロット103Aに装着されていないと、電流検出部34により電流が検知できない、または、電流検出部34による検出結果が異常値となる。電流検出部34による検出結果が異常値とは、例えば、検出された電流値が、所定の閾値の範囲外である場合である。プロセッサ31は、電流検出部34により正常な値の電流が検出された場合、フィードバック値が正常であると判定する。ステップS10~ステップS12の処理は、本開示の「印刷判定処理」の一例である。
プロセッサ31が、フィードバック値が正常でないと判定した場合(ステップS12:NO)、つまり、電流検出部34により電流が検出されない、または、異常値の電流が検出された場合、ドラムカートリッジ1がフレーム103のスロット103Aに正常に装着されていない、または、ドラムカートリッジ1が印刷できる状態でない。この場合、プロセッサ31は、印刷モードを印刷禁止モードに設定する(ステップS15)。その後、プロセッサ31は、ドラムエラーとして、ドラムカートリッジ1がフレーム103のスロット103Aに装着されていない旨の情報を報知する(ステップS16)。
プロセッサ31が、フィードバック値が正常であると判定した場合(ステップS12:YES)、つまり、電流検出部34により正常な値の電流が検出された場合、プロセッサ31は、ドラムメモリ11との通信はできないが、ドラムカートリッジ1はフレーム103のスロット103Aに正常に装着され、かつ、印刷が可能な状態であると判定する。ただし、ドラムカートリッジ1が印刷可能な状態であっても、プロセッサ31は、ドラムメモリ11から情報を読み込みできないため、ドラムカートリッジ1の詳細な状態を取得できない。そこで、プロセッサ31は、制限を設けた印刷処理を可能とするため、印刷モードをセーフティ印刷モードに設定する(ステップS13)。この場合、プロセッサ31は、印刷モードを、例えば本体メモリ32に記憶する。
後述するが、印刷モードがセーフティ印刷モードの場合、印刷モードが通常印刷モード時に行われる印刷処理に対して、制限が課された印刷処理が実行される。そして、プロセッサ31は、印刷モードがセーフティ印刷モードとなること、および、その理由をユーザに報知する(ステップS14)。例えば、プロセッサ31は、メッセージ情報をディスプレイ104に表示する。
次に、図3および図4の処理で印刷モードが設定された後に実行する印刷実行処理について説明する。図5は、印刷実行処理を示すフローチャートである。
プロセッサ31は、印刷命令を受け付けたかを判定する(ステップS21)。プロセッサ31が、印刷命令を受け付けていないと判定した場合(ステップS21:NO)、プロセッサ31は、ステップS21の処理を繰り返す。プロセッサ31が、印刷命令を受け付けたと判定した場合(ステップS21:YES)、プロセッサ31は、連続印刷枚数Nをリセット(N=0)する(ステップS22)。連続印刷枚数Nは、印刷が行われた印刷用紙の枚数であり、1枚の印刷用紙へ印刷が行われる都度、加算される。
続いて、プロセッサ31は、本体メモリ32に記憶された印刷モードがセーフティ印刷モードに設定されているかを判定する(ステップS23)。プロセッサ31が、印刷モードがセーフティ印刷モードに設定されていないと判定した場合(ステップS23:NO)、プロセッサ31は、印刷モードが通常印刷モードに設定されていると判定し、連続印刷許可枚数Mに値Xを設定する(ステップS27)。値Xは、通常印刷モードに対して予め設定された値であり、例えば、本体メモリ32に記憶される。そして、プロセッサ31は、感光体ドラム12に付着させるトナーの帯電量目標値、および、搬送機構105による印刷用紙の搬送速度を、通常印刷時モードのパラメータに設定する(ステップS28)。これらパラメータは、例えば、予め本体メモリ32に記憶されている。
プロセッサ31が、印刷モードがセーフティ印刷モードに設定されていると判定した場合(ステップS23:YES)、プロセッサ31は、連続印刷許可枚数Mに値Yを設定する(ステップS24)。値Yは、セーフティ印刷モードに対して予め設定された値であり、例えば、予め本体メモリ32に記憶されている。値Yは、通常印刷モードに対して設定された値Xよりも小さい。
そして、プロセッサ31は、帯電量目標値を、通常印刷モード時よりも小さく設定する(ステップS25)。プロセッサ31がセーフティ印刷モードであると判定した場合、プロセッサ31は、ドラムメモリ11から情報を読み込めないため、ドラムカートリッジ1の状態を認識できない。このため、感光体ドラム12に対して高電圧が印加されないように、プロセッサ31は、帯電量目標値を、通常印刷モード時よりも小さく設定する。
帯電量目標値が小さいと、印刷用紙に転写するトナーの量も小さい。このため、印刷用紙を感光体ドラム12の表面に接触させる時間が短いと、印刷用紙へトナーが十分に転写されない。そこで、プロセッサ31は、印刷用紙の搬送速度を通常印刷モード時よりも遅く設定する(ステップS26)。これにより、印刷用紙と、感光体ドラム12の表面との接触時間は長くなり、少しでも多くのトナーを印刷用紙に転写することができる。なお、ステップS24~ステップS26の処理の順序は、適宜変更可能である。
ステップS26またはステップS28の終了後、プロセッサ31は、連続印刷枚数Nが、設定された連続印刷許可枚数M未満であるかを判定する(ステップS29)。プロセッサ31が、連続印刷枚数Nが、設定された連続印刷許可枚数M未満であると判定した場合(ステップS29:YES)、プロセッサ31は、ステップS21で受け付けた印刷命令に従い、1枚の印刷用紙に対して印刷を行う(ステップS32)。このとき、プロセッサ31は、ステップS25またはステップS28で設定された帯電量目標値に従い、電圧印加部33による帯電器13への印加電圧を制御する。また、プロセッサ31は、ステップS26またはステップS28で設定された搬送速度に従い、搬送機構105を制御する。
プロセッサ31が、連続印刷枚数Nが、設定された連続印刷許可枚数M未満でないと判定した場合(ステップS29:NO)、プロセッサ31は、印刷処理の実行前に、クリーニング処理を実行する(ステップS30)。クリーニング処理とは、感光体ドラム12上のトナーを、廃トナー回収部106へ回収する処理である。そして、プロセッサ31は、連続印刷枚数Nをリセット(N=0)する(ステップS31)。その後、プロセッサ31は、1枚の印刷用紙に対して印刷を行う(ステップS32)。
セーフティ印刷モードで印刷処理を実行する場合、ドラムカートリッジ1の状態を認識できないため、感光体ドラム12の表面の残トナーの量も認識できない。このため、連続印刷許可枚数Mを、通常印刷モードよりも小さく設定することで、セーフティ印刷モードで印刷処理を実行する場合のクリーニング処理の実行回数を、通常印刷モードで印刷処理を実行する場合と比べて多くする。このように、セーフティ印刷モードでは、クリーニング処理を頻繁に行うことで、残トナーが印刷用紙に付着するなどの影響を抑制できる。
プロセッサ31が1枚の印刷用紙に対して印刷を行った後、プロセッサ31は、連続印刷枚数Nを加算する(ステップS33)。そして、プロセッサ31は、印刷処理を終了するか否かを判定する(ステップS34)。印刷処理を終了しない場合(ステップS34:NO)、プロセッサ31は、ステップS29以降の処理を再度実行する。印刷処理を終了する場合、(ステップS34:YES)、プロセッサ31は、ステップS30と同様のクリーニング処理を実行する(ステップS35)。その後、プロセッサ31は、ステップS21の処理を実行する。
以上のように、ドラムカートリッジ1のドラムメモリ11との通信ができない場合であっても、ドラムカートリッジ1は印刷可能な状態である場合がある。このような場合に、印刷処理を中断させることなく、印刷処理を続行することができる。これにより、ドラムカートリッジ1を交換するまでの間であっても、印刷が可能となる。また、ドラムメモリ11との通信ができないため、ドラムカートリッジ1の状態を認識できないときに、印刷処理に制限を課すことで、感光体ドラム12に対して高電圧が印加されたり、残トナーが印刷用紙に付着したりするなどの影響を抑制できる。
<2.実施形態2>
<2-1.装置の構成>
以下に、実施形態2の画像形成装置について説明する。実施形態1の画像形成装置は、ドラムカートリッジそれぞれに対して、1つのトナーカートリッジが装着される構成である。これに対して、実施形態2の画像形成装置は、1つのドラムカートリッジが複数の感光体ドラム12を備えており、複数の感光体ドラム12それぞれに対して、トナーカートリッジが装着される構成である点で、実施形態1と相違する。以下、その相違点について説明する。なお、以下の説明で、実施形態1と同じ部材に対しては、実施形態1と同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6は、画像形成装置100の概念図である。図1に示すように、画像形成装置100は、本体ケーシング101、制御回路基板3、ディスプレイ104、ドラムカートリッジ1、および複数のトナーカートリッジ2を有する。
複数のトナーカートリッジ2は、ドラムカートリッジ1に対して、個別に装着可能である。また、複数のトナーカートリッジ2が装着されたドラムカートリッジ1は、本体ケーシング101に対して装着可能である。本実施形態のドラムカートリッジ1に装着されるトナーカートリッジ2の数は、4つである。ただし、ドラムカートリッジ1に装着されるトナーカートリッジ2の数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
複数のトナーカートリッジ2は、それぞれ、トナーメモリ21を有する。複数のトナーカートリッジ2がドラムカートリッジ1に装着され、本体ケーシング101内に装着されると、トナーメモリ21に記憶された情報は、制御回路基板3により読み込まれる。
ドラムカートリッジ1は、4つのスロット1Aを有し、各スロット1Aに感光体ドラム12が設けられた、ドロワである。4つのスロット1Aそれぞれには、トナーカートリッジ2が挿入される。また、ドラムカートリッジ1は、ドラムメモリ11と、帯電器13と、クリーナ14と、を有する。ドラムメモリ11に記憶された情報は、制御回路基板3により読み込まれる。複数の感光体ドラム12は、それぞれその表面が、装着されるトナーカートリッジ2の現像ローラ22の表面と接触する。帯電器13は、複数の感光体ドラム12それぞれに対して設けられる。クリーナ14は、複数の感光体ドラム12それぞれに対して設けられる。
制御回路基板3は、実施形態1と同様に、プロセッサ31と、記憶媒体である本体メモリ32と、電圧印加部33と、電流検出部34と、を有する。
<2-2.カバー開閉後の処理について>
続いて、カバー101A開閉後にプロセッサ31が行う処理について、説明する。図7および図8は、開けられたカバー101Aが閉じられた際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。なお、図7および図8に示す処理において、図3および図4と同じ処理については、その説明を省略する。
本体ケーシング101のカバー101Aが閉じられると、プロセッサ31は、まず、初期化処理を行う(ステップS41)。次に、プロセッサ31は、例えば、ドラムメモリ11と信号の送信または受信ができるかにより、ドラムメモリ11との通信が可能かを判定する(ステップS42)。プロセッサ31がドラムメモリ11との通信が可能でないと判定した場合(ステップS42:NO)、プロセッサ31は、NGフラグをオンにする(ステップS46)。
プロセッサ31がドラムメモリ11との通信が可能であると判定した場合(ステップS42:YES)、プロセッサ31は、ドラムカートリッジ1の認証が可能かを判定する(ステップS43)。プロセッサ31が、認証が可能でないと判定した場合(ステップS43:NO)、プロセッサ31は、NGフラグをオンにする(ステップS46)。プロセッサ31が、認証が可能であると判定した場合(ステップS43:YES)、プロセッサ31は、ドラムメモリ11に記憶された情報を読み込む(ステップS44)。その後、プロセッサ31は、ドラムメモリ11から読み込んだ情報が正常かを判定する(ステップS45)。
プロセッサ31が、ドラムメモリ11から読み込んだ情報が正常でないと判定した場合(ステップS45:NO)、プロセッサ31は、NGフラグをオンにする(ステップS46)。以上のステップS42~ステップS45の処理は、本開示の「通信判定処理」の一例である。
プロセッサ31が、ドラムメモリ11から読み込んだ情報が正常であると判定した場合(ステップS45:YES)、プロセッサ31は、NGフラグがオンであるかを判定する(ステップS47)。プロセッサ31が、NGフラグがオンでないと判定した場合(ステップS47:NO)、プロセッサ31は、印刷モードを通常印刷モードに設定する(ステップS48)。
プロセッサ31が、NGフラグがオンであると判定した場合(ステップS47:YES)、プロセッサ31は、トナーカートリッジ2があるかを判定する(ステップS49)。プロセッサ31が、トナーカートリッジ2がないと判定した場合(ステップS49:NO)、印刷が不可であるため、プロセッサ31は、印刷モードを印刷禁止モードに設定する(ステップS54)。その後、プロセッサ31は、ドラムエラーを報知する(ステップS55)。
プロセッサ31が、トナーカートリッジ2があると判定した場合(ステップS49:YES)、プロセッサ31は、電圧印加部33により帯電器13へ電圧を印加する(ステップS50)。次に、プロセッサ31は、帯電器13への電圧印加のフィードバック値が正常であるかを判定する(ステップS51)。ステップS49~ステップS51の処理は、本開示の「印刷判定処理」の一例である。
プロセッサ31が、フィードバック値が正常でないと判定した場合(ステップS51:NO)、プロセッサ31は、ドラムカートリッジ1は印刷できる状態でない、と判定する。そして、プロセッサ31は、印刷モードを印刷禁止モードに設定する(ステップS54)。その後、プロセッサ31は、ドラムエラーを報知する(ステップS55)。
プロセッサ31が、フィードバック値が正常であると判定した場合(ステップS51:YES)、プロセッサ31は、ドラムメモリ11との通信はできないが、ドラムカートリッジ1は印刷が可能な状態であると判定する。ドラムカートリッジ1が印刷可能な状態であっても、プロセッサ31は、ドラムメモリ11から情報を読み込みできないため、ドラムカートリッジ1の詳細な状態を取得できない。そこで、プロセッサ31は、制限を設けた印刷処理を可能とするため、印刷モードをセーフティ印刷モードに設定する(ステップS52)。続いて、プロセッサ31は、印刷モードがセーフティ印刷モードとなること、および、その理由をユーザに報知する(ステップS53)。
なお、図7および図8の処理で印刷モードが設定された後に実行する印刷実行処理については、実施形態1で説明した図5の処理と同じであるため、その説明は省略する。
以上のように、ドラムカートリッジ1のドラムメモリ11との通信できない場合でも、ドラムカートリッジ1は印刷可能な状態である場合があるため、印刷処理を中断させることなく、印刷処理を続行することができる。これにより、ドラムカートリッジ1を交換するまでの間であっても、印刷が可能となる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、各フローチャートにおいて実行する処理の順序は、順番を適宜入れかえてもよい。また、ユーザへの報知は、ディスプレイ104を用いているが、音声により報知してもよい
上記の実施形態に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 :ドラムカートリッジ
1A :スロット
2 :トナーカートリッジ
3 :制御回路基板
11 :ドラムメモリ
12 :感光体ドラム
13 :帯電器
14 :クリーナ
21 :トナーメモリ
22 :現像ローラ
31 :プロセッサ
32 :本体メモリ
33 :電圧印加部
34 :電流検出部
100 :画像形成装置
101 :本体ケーシング
101A :カバー
103 :フレーム
103A :スロット
104 :ディスプレイ
105 :搬送機構
105A :転写ベルト
106 :廃トナー回収部

Claims (12)

  1. 画像形成装置であって、
    トナーカートリッジと、
    前記トナーカートリッジが装着されるドラムカートリッジであって、
    感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムを帯電させる帯電器と、
    前記ドラムカートリッジに関するドラム情報を記憶するドラムメモリと、
    を有するドラムカートリッジと、
    前記トナーカートリッジが装着された状態のドラムカートリッジが装着される筐体と、
    前記帯電器に電圧を印加する電圧印加部と、
    印刷制御を行う制御部であって、
    前記ドラムメモリと通信可能かを判定する通信判定処理と、
    前記通信判定処理で通信可能でないと判定した場合、前記電圧印加部に対して前記帯電器への電圧印加を指示し、前記電圧印加の結果に基づいて、印刷可能かを判定する印刷判定処理と、
    前記印刷判定処理の判定結果に基づいて、印刷を実行する印刷実行処理と、
    を実行する制御部と、
    を備える、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成装置は、
    前記ドラムカートリッジが前記筐体に装着されたときに、電圧が印加された前記帯電器に流れる電流の検出が可能な電流検出回路、
    をさらに有し、
    前記印刷判定処理は、
    前記電流検出回路による検出結果に基づいて、印刷可能かを判定する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記印刷判定処理において印刷可能と判定した場合に、前記印刷実行処理を行い、
    前記制御部は、
    前記印刷実行処理において、連続印刷許可枚数を、前記通信判定処理で通信可能と判定した場合に実行される印刷処理での連続印刷許可枚数より少なくする、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記連続印刷許可枚数の印刷媒体に対して印刷を行う毎に、前記感光体ドラム上のトナーを回収するクリーニング処理、
    を実行する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記印刷実行処理において、前記感光体ドラムに帯電させる帯電量は、前記通信判定処理で通信可能と判定した場合に実行される印刷処理で、前記感光体ドラムに帯電させる帯電量よりも少ない、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    印刷媒体を搬送する搬送機構、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記印刷判定処理において印刷可能と判定した場合に、前記印刷実行処理を行い、
    前記制御部は、
    前記印刷実行処理での前記搬送機構による前記印刷媒体の搬送速度を、前記通信判定処理で通信可能と判定した場合に実行される印刷処理における前記搬送速度よりも遅くする、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記印刷判定処理において印刷可能と判定した場合に、前記印刷実行処理を行い、
    前記制御部が前記印刷実行処理を実行する場合に、報知を行う処理報知部、
    をさらに備える、ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部が、前記印刷判定処理で印刷可能でないと判定した場合に、報知を行うエラー報知部、
    さらに備える、ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記トナーカートリッジおよび前記ドラムカートリッジを複数備え、
    前記通信判定処理は、
    複数の前記ドラムカートリッジそれぞれの前記ドラムメモリと通信可能かを判定し、
    前記印刷判定処理は、
    前記通信判定処理が通信可能でないと判定した前記ドラムカートリッジが有する前記帯電器への電圧印加を、前記電圧印加部に対して指示し、前記電圧印加の結果に基づいて、印刷可能かを判定する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記トナーカートリッジは、現像ローラを有し、前記現像ローラの表面が、前記感光体ドラムの表面と向かい合う状態で、前記ドラムカートリッジに装着される、
    ことを特徴とする、画像形成装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記トナーカートリッジは、
    前記トナーカートリッジに関するトナー情報を記憶するトナーメモリ、
    を有し、
    前記通信判定処理は、
    前記トナーメモリと通信可能かを判定し、
    前記制御部は、
    前記ドラムメモリと通信可能であり、かつ、前記トナーメモリと通信可能であると前記通信判定処理で判定した場合に印刷を許可し、
    前記印刷判定処理は、
    前記ドラムメモリと通信可能でなく、前記トナーメモリと通信可能であると前記通信判定処理で判定された場合、前記電圧印加部に対して前記帯電器への電圧印加を指示し、前記電圧印加の結果に基づいて、印刷可能かを判定する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記ドラム情報は、
    前記ドラムカートリッジの製造シリアル番号、純正品であることを示す識別コード、前記ドラムカートリッジの適合機種、前記ドラムカートリッジの仕様、前記感光体ドラムの寿命、前記感光体ドラムの帯電特性、前記ドラムカートリッジが新品であるかどうかを示す情報、前記感光体ドラムの回転数、前記感光体ドラムの帯電時間、印刷枚数、エラー履歴の少なくとも一つを含む、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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