JP2000056635A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2000056635A
JP2000056635A JP10225540A JP22554098A JP2000056635A JP 2000056635 A JP2000056635 A JP 2000056635A JP 10225540 A JP10225540 A JP 10225540A JP 22554098 A JP22554098 A JP 22554098A JP 2000056635 A JP2000056635 A JP 2000056635A
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JP10225540A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Yoshida
一義 吉田
Hideichiro Ogata
秀一郎 尾形
Shuichi Fujikura
秀一 藤倉
Daisuke Kobayashi
大輔 小林
Hiroyuki Inoue
弘之 井上
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像記録装置のコストを低くすることができ、
オペレータによる操作性を向上させることができるよう
にする。 【解決手段】トナー像を形成するための像担持体を備
え、装置本体に対して着脱自在に配設された画像形成部
と、前記像担持体と対向させて配設され、前記トナー像
を記録媒体に転写する転写手段と、該転写手段に転写電
圧を印加する転写電圧印加手段と、前記転写電圧の印加
に伴って、転写手段から像担持体に向けて流れる転写電
流iY を検出する転写電流検出手段と、検出された転写
電流iYに基づいて、異常が発生したことを検出する異
常検出手段とを有する。転写電流iY が検出され、検出
された転写電流iY に基づいて異常が発生したことが検
出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プリンタ等のように電子
写真方式を利用した画像記録装置においては、感光体ド
ラムの表面が、帯電手段によって一様にかつ均一に帯電
させられ、露光手段によって光が照射されて静電潜像が
形成されるようになっている。続いて、該静電潜像は現
像手段によって現像されてトナー像になり、該トナー像
は転写手段によって記録媒体に転写される。そして、該
記録媒体に転写されたトナー像は定着手段によって定着
される。このようにして画像が記録される。
【0003】そして、カラー画像を記録するための画像
記録装置においては、搬送ベルトに沿ってイエロー、マ
ゼンタ、シアン及びブラックの画像形成部が配設され、
前記搬送ベルトを走行させることによって記録媒体が搬
送され、各画像形成部において形成されたトナー像が順
次前記記録媒体に転写され、カラーのトナー像が形成さ
れる。その後、記録媒体は定着器に送られ、該定着器に
おいて前記カラーのトナー像は記録媒体に定着される。
このようにしてカラー画像が記録される。
【0004】ところで、各感光体ドラムは、寿命になっ
たときに新しい感光体ドラムと交換する必要がある。そ
こで、各画像形成部を印刷プロセスカートリッジに収容
し、各印刷プロセスカートリッジをそれぞれ独立させて
画像記録装置の装置本体にセットしたり、交換したりす
ることができるようにした画像記録装置が提供されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の画像記録装置においては、各印刷プロセスカートリ
ッジが装置本体にセットされていないのに記録を開始す
ると、異常が発生してしまう。そこで、装着状態検出セ
ンサを配設し、該装着状態検出センサによって各印刷プ
ロセスカートリッジが装置本体にセットされていないこ
とを検出するようにしている。
【0006】ところが、各画像形成部が搬送ベルトに沿
って配設されるので、記録媒体の搬送路が長くなり、ま
た、各印刷プロセスカートリッジに対応させて複数の装
着状態検出センサを配設する必要があるだけでなく、各
装着状態検出センサのセンサ出力を読み取る手段が必要
になる。したがって、画像記録装置のコストが高くなっ
てしまうだけでなく、オペレータによる操作性が低下し
てしまう。
【0007】本発明は、前記従来の画像記録装置の問題
点を解決して、コストを低くすることができ、オペレー
タによる操作性を向上させることができる画像記録装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の画
像記録装置においては、トナー像を形成するための像担
持体を備え、装置本体に対して着脱自在に配設された画
像形成部と、前記像担持体と対向させて配設され、前記
トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、該転写手段
に転写電圧を印加する転写電圧印加手段と、前記転写電
圧の印加に伴って、転写手段から像担持体に向けて流れ
る転写電流を検出する転写電流検出手段と、検出された
転写電流に基づいて、異常が発生したことを検出する異
常検出手段とを有する。
【0009】本発明の他の画像記録装置においては、記
録媒体を搬送するために走行させられる搬送手段と、像
担持体を備え、前記搬送手段に沿って、かつ、装置本体
に対して着脱自在に配設された複数の画像形成部と、前
記搬送手段を挟んで各像担持体と対向させて配設され、
各像担持体に形成されたマーカを、互いに位置を異なら
せて搬送手段に転写する転写手段と、前記マーカを検出
するマーカ検出手段とを有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図2は本発明の
第1の実施の形態における画像記録装置の第1の概略
図、図3は本発明の第1の実施の形態における画像記録
装置の第2の概略図である。なお、本実施の形態におい
ては、画像記録装置としてカラーの画像記録装置11に
ついて説明する。
【0011】図に示されるように、画像記録装置11に
は、印刷機構部を構成する第1〜第4の印刷機構P1〜
P4が記録媒体37の搬送方向における上流側(挿入
側)から下流側(排出側)にかけて配設される。なお、
前記第1〜第4の印刷機構P1〜P4は、電子写真方式
のイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各LED
(発光ダイオード)プリント機構をそれぞれ備えるが、
いずれも同じ構成を有するので、第1の印刷機構P1に
ついてだけ説明し、第2〜第4の印刷機構P2〜P4に
ついては同一の符号を付与することによって説明を省略
する。
【0012】前記第1の印刷機構P1は、画像形成部1
2、画像データに従って露光して静電潜像を形成する露
光手段としてのLEDヘッド13、及び前記画像形成部
12において形成されたトナー像を記録媒体37に転写
する転写手段としての転写ローラ14によって構成され
る。なお、本実施の形態においては、露光手段としてL
EDヘッド13を使用しているが、該LEDヘッド13
に代えてレーザー光照射装置、液晶シャッタ等を使用す
ることもできる。
【0013】前記画像形成部12は、軸15を中心に矢
印a方向に回転させられる像担持体としての感光体ドラ
ム16、該感光体ドラム16の表面を一様にかつ均一に
帯電させる帯電手段としての帯電ローラ17、及び前記
静電潜像を現像してトナー像にする現像手段としての現
像器18によって構成され、印刷プロセスカートリッジ
50に収容される。該印刷プロセスカートリッジ50
は、画像記録装置11の装置本体に対して着脱自在に配
設される。
【0014】前記現像器18は、半導電性ゴム材によっ
て形成された現像ローラ18a、現像ブレード18b、
前記現像ローラ18aに図示されない非磁性一成分のト
ナーを適量だけ供給するスポンジローラ18c、及び前
記トナーを収容し、該トナーが無くなると交換されるト
ナータンク18dから成る。また、前記感光体ドラム1
6に当接させて図示されないクリーニングブレードが配
設され、該クリーニングブレードによって感光体ドラム
16の表面に残留したトナーを削り落とし、図示されな
いスクリューシャフトによって前記トナーを第1の印刷
機構P1の外部に配設された図示されない廃トナータン
クに排出するようにしている。
【0015】前記トナータンク18d内のトナーは、ス
ポンジローラ18cを介して現像ローラ18aに供給さ
れ、現像ブレード18bによって現像ローラ18aの表
面に薄層化させて付着させられ、現像ローラ18aと感
光体ドラム16との接触面に到達する。そして、前記ト
ナーは、薄層化されるときに現像ローラ18a及び現像
ブレード18bによって強く擦(こす)られて摩擦帯電
させられる。なお、本実施の形態において、前記トナー
は負の極性に摩擦帯電させられる。
【0016】前記LEDヘッド13は、図示されないL
EDアレイ、該LEDアレイを駆動する図示されないド
ライブICを搭載した基板13a、前記LEDアレイの
光を集束させるロッドレンズアレイ13b等から成り、
ばねによって図における下方に向けて付勢されている。
そして、前記LEDヘッド13は、後述されるインタフ
ェース部から画像データが入力されると、該画像データ
に対応させてLEDアレイを発光させ、感光体ドラム1
6を露光し、該感光体ドラム16の表面に、画像部と非
画像部とから成る静電潜像を形成する。
【0017】次に、該静電潜像の画像部に、現像ローラ
18aの表面のトナーが静電気力によって付着させら
れ、前記静電潜像はトナー像になる。なお、感光体ドラ
ム16と転写ローラ14との間には、搬送手段としての
エンドレスの搬送ベルト19が前記感光体ドラム16及
び転写ローラ14によって挟まれた状態で走行させられ
る。
【0018】そして、前記第1の印刷機構P1における
現像器18のトナータンク18dにはイエローのトナー
が、前記第2の印刷機構P2における現像器18のトナ
ータンク18dにはマゼンタのトナーが、前記第3の印
刷機構P3における現像器18のトナータンク18dに
はシアンのトナーが、前記第4の印刷機構P4における
現像器18のトナータンク18dにはブラックのトナー
がそれぞれ収容される。
【0019】また、第1の印刷機構P1のLEDヘッド
13にはカラーの画像データのうちイエローの画像デー
タが、第2の印刷機構P2のLEDヘッド13にはカラ
ーの画像データのうちマゼンタの画像データが、第3の
印刷機構P3のLEDヘッド13にはカラーの画像デー
タのうちシアンの画像データが、第4の印刷機構P4の
LEDヘッド13にはカラーの画像データのうちブラッ
クの画像データがそれぞれ入力される。
【0020】前記搬送ベルト19は、抵抗値の高い半導
電性プラスチックフィルムから成り、駆動ローラ20、
従動ローラ21及び張設ローラ22の間に張設される。
なお、前記抵抗値は、静電気力によって記録媒体37を
搬送ベルト19に吸着させることが可能であり、しか
も、記録媒体37を搬送ベルト19から分離させたとき
に、該搬送ベルト19に残留する静電気力を自然に除電
することが可能な範囲に設定される。
【0021】前記駆動ローラ20は、駆動手段としての
図示されない第1のモータに接続され、該第1のモータ
を駆動することによって矢印b方向に回転させられ、そ
の結果、従動ローラ21も矢印b方向に回転させられ
る。また、前記張設ローラ22は図示されないばねによ
って矢印c方向に付勢されるので、搬送ベルト19は常
に張設される。そして、該搬送ベルト19の上半部19
aは、第1〜第4の印刷機構P1〜P4の各感光体ドラ
ム16と各転写ローラ14との間を矢印d方向に走行さ
せられる。その結果、前記搬送ベルト19によって記録
媒体37を設定された搬送速度で搬送することができ
る。
【0022】また、搬送ベルト19を挟んで駆動ローラ
20と対向させてクリーニングブレード23が配設さ
れ、該クリーニングブレード23の先端が搬送ベルト1
9に押し付けられる。なお、前記クリーニングブレード
23は、可撓(とう)性のゴム、プラスチック材等によ
って形成される。このようにして、前記クリーニングブ
レード23の先端が搬送ベルト19に押し付けられるの
で、該搬送ベルト19の表面に残留して付着している図
示されないトナー、ゴミ等を、削り落として廃トナータ
ンク24に排出することができる。なお、本実施の形態
においては、第1〜第4の印刷機構P1〜P4の各感光
体ドラム16及び転写ローラ14は搬送ベルト19に接
触させられている。
【0023】また、前記画像記録装置11の図2におけ
る右下側には給紙機構30が配設される。該給紙機構3
0は、媒体収容カセットとしての用紙収容カセット30
A、ホッピング機構30B、搬送ローラ42、及び該搬
送ローラ42に圧接させられる第1、第2のレジストロ
ーラ41、81から成る。そして、前記用紙収容カセッ
ト30Aは、記録媒体収容箱31、押上板32及び押圧
手段33から成り、前記ホッピング機構30Bは、弁別
手段34、ばね35及び給紙ローラ36から成る。前記
弁別手段34は、ばね35によって給紙ローラ36に圧
接され、該給紙ローラ36との間に弁別部を形成する。
【0024】前記給紙機構30において、まず、記録媒
体収容箱31に収容されている記録媒体37は、押圧手
段33によって押上板32を介して給紙ローラ36に圧
接させられ、弁別手段34によって1枚ずつ弁別され
る。この状態において、図示されない第2のモータを駆
動して給紙ローラ36を矢印e方向に回転させると、給
紙ローラ36及び弁別手段34によって挟まれた記録媒
体37は、弁別されながら前記弁別部から繰り出され、
ガイド38、39によって案内され、搬送ローラ42と
第1のレジストローラ41との間に到達する。
【0025】そして、前記第2のモータを駆動して前記
搬送ローラ42を矢印方向に回転させると、記録媒体3
7は、搬送ローラ42及び第2のレジストローラ81に
よって矢印d方向に搬送され、ガイド82によって案内
され、吸着ローラ83と搬送ベルト19との間に送られ
る。なお、前記吸着ローラ83は、搬送ベルト19を挟
んで従動ローラ21に圧接されるとともに、給紙機構3
0によって送られてきた記録媒体37を帯電させ、静電
気力によって搬送ベルト19に吸着させる。そのため
に、吸着ローラ83は抵抗値の高い半導電性ゴム材によ
って形成される。そして、前記吸着ローラ83と第1の
印刷機構P1との間には、記録媒体37の前端を検出す
るホトセンサ70が配設される。
【0026】また、84は手差給紙部を構成する手差ト
レイであり、該手差トレイ84及びガイド85に沿って
記録媒体37を手差しで挿入することができるようにな
っている。86は手差しで挿入された記録媒体37の前
端を検出するホトセンサである。手差しで挿入された記
録媒体37は、前述されたように、搬送ローラ42及び
第2のレジストローラ81によって、吸着ローラ83と
搬送ベルト19との間に送られる。
【0027】また、駆動ローラ20側における搬送ベル
ト19の上半部19aに対向させて、除電器43が配設
される。該除電器43は、搬送ベルト19に吸着されて
搬送されてきた記録媒体37を、除電して吸着状態を解
除し、搬送ベルト19から分離する。そして、前記除電
器43の図3における左方には、記録媒体37の後端を
検出するホトセンサ71が配設される。
【0028】さらに、前記除電器43の図3における左
方には、ガイド44及び定着器45が配設される。該定
着器45は、記録媒体37上のトナー像を加熱するヒー
トローラ46、及び該ヒートローラ46と共に記録媒体
37を加圧する加圧ローラ47から成り、記録媒体37
に転写されたトナー像を定着する。また、前記定着器4
5の図3における上方には、フェルトによって形成され
たクリーニングパッド28が配設され、該クリーニング
パッド28によってヒートローラ46の表面がクリーニ
ングされる。
【0029】そして、前記定着器45の図3における左
方に排出口48が、該排出口48の左側に排出スタッカ
49が配設され、該排出スタッカ49に、印刷が終了し
カラー画像が記録された記録媒体37が排出される。ま
た、前記廃トナータンク24の近傍に環境センサとして
の温度センサ29が配設され、該温度センサ29によっ
て画像記録装置11の置かれた環境条件としての温度が
常時検出される。
【0030】次に、前記構成の画像記録装置11の制御
回路について説明する。図4は本発明の第1の実施の形
態における画像記録装置の制御回路のブロック図であ
る。図において、51はマイクロプロセッサ、ROM、
RAM、タイマ、I/Oポート等から成る制御回路であ
り、該制御回路51は画像記録装置11(図2及び3)
の全体の制御を行う。前記制御回路51には、各第1〜
第4の印刷機構P1〜P4の各現像器18の各スポンジ
ローラ18cにそれぞれ電圧を印加するSPバイアス電
源52Y、52M、52C、52BK、前記各第1〜第
4の印刷機構P1〜P4の各現像ローラ18aにそれぞ
れ電圧を印加するDBバイアス電源53Y、53M、5
3C、53BK、前記各第1〜第4の印刷機構P1〜P
4の各帯電ローラ17にそれぞれ電圧を印加する帯電用
電源54Y、54M、54C、54BK、及び前記各第
1〜第4の印刷機構P1〜P4の各転写ローラ14にそ
れぞれ電圧を印加する転写電圧印加手段としての転写用
電源55Y、55M、55C、55BKがそれぞれ接続
される。本実施の形態においては、SPバイアス電源5
2Y、52M、52C、52BK、DBバイアス電源5
3Y、53M、53C、53BK、帯電用電源54Y、
54M、54C、54BK、及び転写用電源55Y、5
5M、55C、55BKを、それぞれオン・オフさせる
ことができるだけでなく、電圧切替手段として機能さ
せ、電圧を変更することもできる。
【0031】また、制御回路51には、吸着ローラ83
に帯電用の電圧を印加する吸着帯電用電源56、及び除
電器43に除電用の高電圧を印加する除電用電源57が
それぞれ接続される。なお、従動ローラ21は接地さ
れ、該従動ローラ21と吸着ローラ83との電位差によ
って静電気力が発生させられ、該静電気力によって、記
録媒体37は搬送ベルト19に吸着される。
【0032】また、前記各SPバイアス電源52Y、5
2M、52C、52BK、各DBバイアス電源53Y、
53M、53C、53BK、各帯電用電源54Y、54
M、54C、54BK、各転写用電源55Y、55M、
55C、55BK、吸着帯電用電源56、及び除電用電
源57は、前記制御回路51の指示によってオン・オフ
させられる。
【0033】さらに、制御回路51には、各第1〜第4
の印刷機構P1〜P4に対応させて印刷制御回路58が
接続される。そして、該印刷制御回路58には第1〜第
4の印刷機構P1〜P4の各LEDヘッド13が接続さ
れ、印刷制御回路58から各LEDヘッド13に画像デ
ータが転送される。前記印刷制御回路58は、メモリ5
9からイエロー画像信号、マゼンタ画像信号、シアン画
像信号及びブラック画像信号を読み出し、制御回路51
からの指示によって各LEDヘッド13に転送し、図示
されないLEDアレイの露光時間を制御する。
【0034】そのために、インタフェース部60は、図
示されない外部装置、例えば、ホストコンピュータから
送信されてきたカラー画像信号を受信すると、該カラー
画像信号を色別に分解してイエロー画像信号、マゼンタ
画像信号、シアン画像信号及びブラック画像信号を発生
させ、前記イエロー画像信号、マゼンタ画像信号、シア
ン画像信号及びブラック画像信号を各色の画像データと
してメモリ59に格納する。
【0035】そして、定着器ドライバ61は、定着器4
5のヒートローラ46を所定の温度に保つようにヒート
ローラ46内の図示されないヒータをオン・オフさせ
る。また、モータ駆動回路62は、駆動ローラ20を回
転させる第1のモータ(M)63、給紙ローラ36及び
搬送ローラ42を回転させる第2のモータ(M)64、
定着器45を駆動する第3のモータ(M)65、及び第
1〜第4の印刷機構P1〜P4の各転写ローラ14を回
転させる第4〜第7のモータ(M)90〜93を駆動す
る。
【0036】そして、センサレシーバドライバ66は、
各ホトセンサ70、71、86及び温度センサ29を作
動させ、各ホトセンサ70、71、86及び温度センサ
29の出力波形の信号を制御回路51に送る。次に、前
記構成の画像記録装置11の動作について説明する。ま
ず、画像記録装置11の図示されない電源がオンにされ
ると、制御回路51はモータ駆動回路62を介して所定
の初期設定を行った後、前記第3のモータ65を駆動し
て定着器45内のヒートローラ46を回転させ、クリー
ニングパッド28によってヒートローラ46の表面をク
リーニングしながら定着器ドライバ61を駆動し、ヒー
トローラ46が所定の温度になるまでウォーミングアッ
プを行う。
【0037】なお、一定時間印刷動作が行われない場
合、スリープモードが設定され、一時的にヒートローラ
46への電源の供給が遮断されて画像記録装置11の消
費電力が少なくされるが、前記スリープモードから通常
モードに復帰する際においても、前述されたようなウォ
ーミングアップが行われる。また、前記定着器ドライバ
61は、ヒートローラ46が常に所定の温度に保たれる
ように定着温度を制御する。
【0038】そして、前記ヒートローラ46が所定の温
度になると、制御回路51は、モータ駆動回路62を介
して第1のモータ63を駆動し、駆動ローラ20を回転
させて搬送ベルト19を矢印d方向に走行させる。該搬
送ベルト19が1周分よりわずかに長く走行させられる
と、第1のモータ63が停止させられ、搬送ベルト19
も停止させられる。これにより、搬送ベルト19の表面
に付着しているトナー、ゴミ等が、クリーニングブレー
ド23によって削り落とされ、廃トナータンク24に排
出される。
【0039】なお、このクリーニング動作中において、
前記各第1〜第4の印刷機構P1〜P4の第4〜第7の
モータ90〜93が駆動され、制御回路51は、各SP
バイアス電源52Y、52M、52C、52BK、各D
Bバイアス電源53Y、53M、53C、53BK、及
び各帯電用電源54Y、54M、54C、54BKをオ
ンにし、スポンジローラ18c、現像ローラ18a、及
び帯電ローラ17に所定の電圧を印加する。また、感光
体ドラム16の表面に残留しているトナーは図示されな
いクリーニングブレードによって削り落とされる。
【0040】続いて、インタフェース部60は前記外部
装置からカラー画像信号が送信されてくるのを待機す
る。なお、前記初期設定は、ジャムを解除するとき、各
画像形成部12を交換したとき等に行われ、また、画像
記録装置11の図示されないカバーを開閉した後にも行
われる。そして、前記インタフェース部60が前記カラ
ー画像信号を受信すると、制御回路51は、インタフェ
ース部60及びメモリ59に指示を出し、該指示に基づ
いて、前記インタフェース部60は、受信されたカラー
画像信号を色別に分解してイエロー画像信号、マゼンタ
画像信号、シアン画像信号及びブラック画像信号を発生
させ、該イエロー画像信号、マゼンタ画像信号、シアン
画像信号及びブラック画像信号を各色の画像データとし
てメモリ59に格納する。この場合、メモリ59には、
記録媒体37上に印刷される1ページ分の画像データが
格納されるようになっている。
【0041】次に、記録媒体37に画像を記録する動作
について説明する。まず、制御回路51は、モータ駆動
回路62を介して第2のモータ64を駆動し、給紙ロー
ラ36を矢印e方向に回転させる。該給紙ローラ36が
回転すると、弁別手段34及び給紙ローラ36によっ
て、記録媒体収容箱31に収容された記録媒体37が弁
別され、1枚ずつ繰り出される。そして、繰り出された
記録媒体37は、ガイド38、39によって案内され、
前端が搬送ローラ42と第1のレジストローラ41との
間に到達するが、その後、わずかな量だけ更に搬送され
る。
【0042】その結果、記録媒体37は、前端が搬送ロ
ーラ42及び第1のレジストローラ41に当接してわず
かに撓(たわ)み、この撓みによって記録媒体37のス
キューが修正される。次に、制御回路51は、モータ駆
動回路62を介して第1、第3〜第7のモータ63、6
5、90〜93を駆動し、第1〜第4の印刷機構P1〜
P4の各感光体ドラム16、各帯電ローラ17、各現像
ローラ18a、各スポンジローラ18c及び各転写ロー
ラ14、駆動ローラ20並びにヒートローラ46をそれ
ぞれ回転させる。また、同時に、制御回路51は、SP
バイアス電源52Y、52M、52C、52BK、及び
DBバイアス電源53Y、53M、53C、53BKを
オンにする。そして、第1〜第4の印刷機構P1〜P4
の各感光体ドラム16の表面はそれぞれ帯電ローラ17
によって一様にかつ均一に帯電させられ、各スポンジロ
ーラ18c及び各現像ローラ18aは所定の高電圧に帯
電させられる。
【0043】続いて、前記第2のモータ64を駆動し、
搬送ローラ42を矢印方向に回転させると、記録媒体3
7は、搬送ローラ42及び第1、第2のレジストローラ
41、81によって搬送され、ガイド82によって案内
される。その結果、記録媒体37の前端が吸着ローラ8
3と搬送ベルト19との間に到達する。この時点におい
て、制御回路51は吸着帯電用電源56をオンにし、吸
着ローラ83に電圧を印加する。
【0044】そして、記録媒体37の前端は、吸着ロー
ラ83と従動ローラ21との間に発生させられる静電気
力によって搬送ベルト19に吸着される。その後、記録
媒体37は搬送ベルト19に吸着された状態で矢印d方
向に搬送される。そして、制御回路51は、センサレシ
ーバドライバ66を介してホトセンサ70によって記録
媒体37の前端を検出する。
【0045】なお、記録媒体37の後端が前記弁別部か
ら離れると、制御回路51はモータ駆動回路62を介し
て第2のモータ64を停止させる。次に、搬送ローラ4
2が回転を開始して一定時間が経過すると、前記制御回
路51は、イエローの画像データが格納されているメモ
リ59に指示を出し、該メモリ59から1ライン分のイ
エローの画像データを読み出し、該イエローの画像デー
タを印刷制御回路58に送る。該印刷制御回路58は、
制御回路51からの指示によってメモリ59から送られ
てきたイエローの画像データを、第1の印刷機構P1の
LEDヘッド13に転送することができる形に変え、該
LEDヘッド13に転送する。
【0046】そして、第1の印刷機構P1のLEDヘッ
ド13は、印刷制御回路58から転送されたイエローの
画像データに対応する図示されないLEDアレイを発光
させ、一様にかつ均一に帯電させられた感光体ドラム1
6の表面に、前記イエローの画像データに対応した1ラ
イン分の静電潜像を形成する。このようにして、1ライ
ンごとにメモリ59から読み出されたイエローの画像デ
ータに従って、感光体ドラム16の表面に静電潜像が形
成され、記録媒体37における副走査方向の長さ分のイ
エローの画像データに従って静電潜像が形成されると、
露光が終了される。そして、静電潜像が形成された感光
体ドラム16の表面に、帯電させられた現像ローラ18
aの静電気力によってイエローのトナーが付着される。
したがって、前記感光体ドラム16の回転に伴って、静
電潜像はイエローのトナーによって順次現像され、イエ
ローのトナー像になる。
【0047】そして、前記記録媒体37の前端が第1の
印刷機構P1の感光体ドラム16と転写ローラ14との
間の転写部に到達すると、制御回路51は第1の印刷機
構P1の転写用電源55Yをオンにする。その結果、感
光体ドラム16上のイエローのトナー像は、転写ローラ
14によって電気的に記録媒体37に1ラインずつ転写
される。そして、前記感光体ドラム16の回転に伴っ
て、1ページ分のイエローのトナー像が記録媒体37に
転写される。このようにして、第1の印刷機構P1によ
る記録媒体37へのイエローのトナー像の転写が終了す
る。
【0048】次に、記録媒体37の後端が第1の印刷機
構P1の感光体ドラム16と転写ローラ14との間を通
過してから一定時間が経過すると、制御回路51は第1
の印刷機構P1の転写用電源55Yをオフにする。そし
て、前記搬送ベルト19は継続して走行させられ、記録
媒体37は第1の印刷機構P1から第2の印刷機構P2
に送られ、該第2の印刷機構P2においてマゼンタのト
ナー像が記録媒体37に転写される。
【0049】すなわち、制御回路51は、メモリ59に
指示を出し、メモリ59から1ライン分のマゼンタの画
像データを読み出し、該マゼンタの画像データを印刷制
御回路58に送る。該印刷制御回路58は、制御回路5
1からの指示によってメモリ59から送られてきたマゼ
ンタの画像データを、第2の印刷機構P2のLEDヘッ
ド13に転送することができる形に変え、該LEDヘッ
ド13に転送する。
【0050】そして、第2の印刷機構P2のLEDヘッ
ド13は、印刷制御回路58から転送されたマゼンタの
画像データに対応させて図示されないLEDアレイを発
光させ、帯電させられた感光体ドラム16の表面に、前
記マゼンタの画像データに対応した1ライン分の静電潜
像を形成する。このようにして、1ラインごとにメモリ
59から読み出されたマゼンタの画像データに従って、
感光体ドラム16の表面に静電潜像が形成され、前記副
走査方向の長さ分のマゼンタの画像データに従って静電
潜像が形成されると、露光が終了される。第2の印刷機
構P2における現像及び転写の動作については、前述さ
れた第1の印刷機構P1における現像及び転写の動作と
同様であるので説明を省略する。
【0051】次に、記録媒体37は、第2の印刷機構P
2から第3の印刷機構P3に送られ、該第3の印刷機構
P3においてシアンのトナー像が記録媒体37に転写さ
れる。そして、シアンのトナー像が記録媒体37に転写
されると、記録媒体37は第3の印刷機構P3から第4
の印刷機構P4に送られ、該第4の印刷機構P4におい
てブラックのトナー像が記録媒体37に転写される。
【0052】このように、各色のトナー像が記録媒体3
7に重ねて転写され、カラーのトナー像になる。続い
て、記録媒体37は搬送ベルト19によって除電器43
に送られる。ここで、制御回路51は、除電用電源57
をオンにして除電器43によって記録媒体37を除電す
る。これにより、記録媒体37は、搬送ベルト19から
分離し、駆動ローラ20の上部で搬送ベルト19から離
れ、ガイド44によって案内され、定着器45に送られ
る。そして、前記記録媒体37が除電器43から離れる
と、制御回路51は除電用電源57をオフにする。
【0053】前記定着器45においては、既に定着可能
な所定の温度に達しているヒートローラ46、及び加圧
ローラ47によって、カラーのトナー像が記録媒体37
に定着され、カラー画像になる。そして、定着が終了す
ると、記録媒体37は排出スタッカ49に排出される。
この場合、前記制御回路51は、センサレシーバドライ
バ66を介してホトセンサ71によって記録媒体37の
後端を検出し、記録媒体37が排出されたことを知る。
【0054】このようにして、前記記録媒体37の排出
が終了すると、制御回路51は、モータ駆動回路62を
介して第1、第3のモータ63、65を停止させる。な
お、各第2〜第4の印刷機構P2〜P4において、1ペ
ージ分の各色のトナー像の転写が終了すると、各SPバ
イアス電源52M、52C、52BK、及び各DBバイ
アス電源53M、53C、53BKはそれぞれオフにさ
れる。
【0055】このように、給紙機構30から繰り出され
た記録媒体37にカラー画像を記録することができる。
なお、手差トレイ84から挿入された記録媒体37に
も、同様にカラー画像を記録することができる。この場
合、記録媒体37を手差トレイ84にセットすると、制
御回路51は、センサレシーバドライバ66を介してホ
トセンサ86によって記録媒体37を検出し、次に、モ
ータ駆動回路62を介して第1〜第7のモータ63〜6
5、90〜93を駆動し、搬送ローラ42、各第1〜第
4の印刷機構P1〜P4の各感光体ドラム16、各帯電
ローラ17、各現像ローラ18a、各スポンジローラ1
8c及び各転写ローラ14、駆動ローラ20並びにヒー
トローラ46をそれぞれ回転させる。また、同時に、制
御回路51は、吸着帯電用電源56をオンにして吸着ロ
ーラ83に電圧を印加する。
【0056】その結果、前記搬送ローラ42は矢印方向
に回転させられるので、手差トレイ84から挿入された
記録媒体37は、前記搬送ローラ42と第2のレジスト
ローラ81とによって搬送されてガイド82によって案
内され、前端が吸着ローラ83と搬送ベルト19との間
に到達する。このとき、記録媒体37の前端は、吸着ロ
ーラ83と従動ローラ21との間に発生させられる静電
気力によって搬送ベルト19に吸着される。さらに、搬
送ローラ42が矢印方向に回転させられると、記録媒体
37は搬送ベルト19に吸着されながら矢印d方向に搬
送される。そして、制御回路51は、センサレシーバド
ライバ66を介してホトセンサ70によって記録媒体3
7の前端を検出する。
【0057】以下、記録動作については、前述されたも
のと同じであるので、説明を省略する。また、印刷動作
中にジャムが発生したことが検出された場合、制御回路
51はすべての動作を停止し、ヒートローラ46に押圧
されている加圧ローラ47を、第3のモータ65を逆回
転させることによって離反させた状態で停止させる。こ
れにより、例えば、記録媒体37がヒートローラ46に
巻き付いても容易に取り除くことができる。
【0058】次に、各第1〜第4の印刷機構P1〜P4
において転写ローラ14に転写電圧が印加される状態に
ついて説明する。なお、第1〜第4の印刷機構P1〜P
4において転写ローラ14に転写電圧が印加される状態
は、いずれも同じであるので、第1の印刷機構P1にお
いて転写ローラ14に転写電圧が印加される状態につい
てだけ説明する。
【0059】図1は本発明の第1の実施の形態における
転写ローラに転写電圧が印加される状態を示す概念図で
ある。図において、14は転写ローラ、16は感光体ド
ラム、19は搬送ベルト、55Yはイエローの転写用電
源、101は高圧電源部、102は転写電流検出手段と
しての転写電流検出部である。
【0060】前述されたように、画像記録装置11(図
2及び3)の図示されない電源がオンにされると、ウォ
ーミングアップ及びクリーニングが開始され、各第1〜
第4の印刷機構P1〜P4は作動を開始し、搬送ベルト
19は走行を開始する。このとき、制御回路51の指示
によって高圧電源部101はイエローの転写電圧を発生
させる。そして、転写電流iY は、矢印方向に流れ、転
写ローラ14、搬送ベルト19及び感光体ドラム16を
順次流れた後、転写電流検出部102に流れる。
【0061】次に、転写電流iY が流れる原理について
説明する。図5は本発明の第1の実施の形態における感
光体ドラムを停止させたときの転写ローラに転写電圧が
印加される状態を示す等価回路図、図6は本発明の第1
の実施の形態における感光体ドラムを回転させたときの
第1の等価回路図、図7は本発明の第1の実施の形態に
おける感光体ドラムを回転させたときの第2の等価回路
図である。なお、図5は、感光体ドラム16を停止させ
た状態の等価回路図であり、転写ローラ14(図1)及
び搬送ベルト19は抵抗体であるのでそれぞれ抵抗R
TRY 、RB で表し、感光体ドラム16は絶縁体であるの
でコンデンサC DYで表す。
【0062】そして、高圧電源部101がオンになり、
高電圧(550〔V〕以上)が発生させられると、搬送
ベルト19と感光体ドラム16との間の微小空間におい
てパッシェン放電が起こり、感光体ドラム16における
搬送ベルト19の近傍が帯電させられ、コンデンサCDY
が充電するまで瞬間的に転写電流iY が矢印方向に流れ
る。ところが、転写電流iY は瞬間的に流れるだけであ
るので、転写電流検出部102によって転写電流iY
検出することはできない。
【0063】これに対して、感光体ドラム16を回転さ
せた状態においては、感光体ドラム16の表面は、円周
方向において絶縁性を有するので、図7に示されるよう
に、感光体ドラム16は複数のコンデンサCi (i=
1、2、…)で表される。そして、前記感光体ドラム1
6が矢印a方向に回転させられると、コンデンサCi
抵抗RB との間に配設されたスイッチS1 、S2
3 、…が順に接続されることになるので、感光体ドラ
ム16における搬送ベルト19の近傍は帯電していない
部分が常に存在する。
【0064】したがって、常にパッシェン放電が起こ
り、転写電流iY が矢印方向に流れるので、転写電流検
出部102によって転写電流iY を検出することができ
る。ところで、転写用電源55Y、55M(図4)、5
5C、55BKにおいて、イエロー、マゼンタ、シアン
及びブラックの転写電圧がそれぞれ発生させられると、
制御回路51は、各転写用電源55Y、55M、55
C、55BKに指示を出し、イエロー、マゼンタ、シア
ン及びブラックの各転写電流検出部102によって検出
されたイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの転写
電流iY 、iM、iC 、iBKの値を読み込んでモニタす
る。
【0065】そして、閾(しきい)値より大きい転写電
流iY 、iM 、iC 、iBKが一定時間流れると、ウォー
ミングアップ及びクリーニングをそのまま継続し、転写
電流iY 、iM 、iC 、iBKのうちの少なくとも一つが
閾値より小さい場合、制御回路51の図示されない異常
検出手段は、画像記録装置11に異常が発生したこと、
すなわち、転写電流iY 、iM 、iC 、iBKが流れなか
った第1〜第4の印刷機構P1〜P4において印刷プロ
セスカートリッジ50が画像記録装置11にセットされ
ていないことを検出し、画像記録装置11のすべての動
作を停止させ、図示されない表示部に指示を出し、転写
電流iY 、iM 、iC 、iBKが流れなかった第1〜第4
の印刷機構P1〜P4において印刷プロセスカートリッ
ジ50が画像記録装置11にセットされていないことを
表示する。
【0066】このように、本実施の形態においては、各
第1〜第4の印刷機構P1〜P4にそれぞれ高圧電源部
101及び転写電流検出部102が配設され、感光体ド
ラム16を回転させながら高圧電源部101において高
電圧を発生させ、転写電流検出部102によって転写電
流iY 、iM 、iC 、iBKを検出することにより、各第
1〜第4の印刷機構P1〜P4の印刷プロセスカートリ
ッジ50が画像記録装置11にセットされているかどう
かを判断することができる。したがって、ホトセンサが
不要になるので、画像記録装置11のコストを低くする
ことができるだけでなく、オペレータによる操作性を向
上させることができる。
【0067】なお、各第1〜第4の印刷機構P1〜P4
の印刷プロセスカートリッジ50が画像記録装置11に
セットされているかどうかの判断は、画像記録装置11
の図示されない電源がオンにされたときに行われる。ま
た、前記判断を画像記録装置11の図示されないカバー
を開閉した後に行うこともできる。次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。なお、第1〜第4の印
刷機構P1〜P4において転写ローラ14に転写電圧が
印加される状態は、いずれも同じであるので、第1の印
刷機構P1において転写ローラ14に転写電圧が印加さ
れる状態についてだけ説明する。
【0068】図8は本発明の第2の実施の形態における
転写ローラに転写電圧が印加される状態を示す概念図で
ある。図において、14は転写手段としての転写ロー
ラ、16は像担持体としての感光体ドラム、19は搬送
手段としての搬送ベルト、37は記録媒体、55Yは転
写電圧印加手段としてのイエローの転写用電源、101
は高圧電源部、106は該高圧電源部101をオン・オ
フするためのスイッチ素子、R1は転写電流iYの変化
を検出するための転写電流検出手段としての抵抗、10
8は該抵抗R1の端子間に発生する検出電圧V1と基準
電圧Vrとを比較し、比較結果を制御回路51に出力す
る比較回路である。
【0069】次に、前記構成の画像記録装置の動作につ
いて説明する。図9は本発明の第2の実施の形態におけ
る画像記録装置の動作を示すタイムチャート、図10は
本発明の第2の実施の形態における画像記録装置の動作
を示す第1のフローチャート、図11は本発明の第2の
実施の形態における画像記録装置の動作を示す第2のフ
ローチャート、図12は本発明の第2の実施の形態にお
ける画像記録装置の動作を示す第3のフローチャート、
図13は本発明の第2の実施の形態における画像記録装
置の動作を示す第4のフローチャートである。
【0070】図9に示されるように、印刷開始のタイミ
ングT0から時間TYが経過すると、記録媒体37(図
8)の前端がイエローの感光体ドラム16と転写ローラ
14との間の転写部に到達する。その結果、イエローの
転写部における抵抗が大きくなり、前記転写部を流れる
転写電流iY が少なくなる。印刷動作が行われている印
刷時間TpYの間、転写電流iY は印刷デューティに対
応して更に少なくなる。すなわち、該印刷デューティが
高いほど感光体ドラム16の表面の電位はLEDヘッド
13によって露光されて低くなる。したがって、感光体
ドラム16と転写ローラ14との間の電位差が小さくな
るので、転写部を流れる転写電流iY も少なくなる。
【0071】そして、イエローの印刷時間TpYが経過
すると、記録媒体37の後端がイエローの転写部を通過
するので、再び転写電流iY が多くなり、その後、転写
電圧が0になると、転写電流iY も0になる。なお、T
pM、TpC、TpBKは、マゼンタ、シアン、ブラッ
クの印刷時間である。そこで、制御回路51の図示され
ない異常検出手段は、タイミングT0から時間TYが経
過したときに転写電流iY が変化するかどうかを判断す
ることによって、記録媒体37に異常が発生したこと、
すなわち、記録媒体37が正常に搬送されておらず、イ
エローの転写部を通過していないことを検出することが
できる。
【0072】また、前記異常検出手段は、タイミングT
0から時間TM、TC、TBKが経過したときに転写電
流iM 、iC 、iBKの変化を検出することによって記録
媒体37が正常に搬送されておらず、マゼンタ、シアン
及びブラックの各転写部を通過していないことを検出す
ることができる。なお、各転写電流iY 、iM 、iC
BKの変化は、比較回路108によって検出電圧V1と
基準電圧Vrとを比較することにより検出することがで
きる。例えば、図9においては、ブラックの転写電流i
BKが抵抗R1を流れたときの比較回路108の出力が示
される。
【0073】該比較回路108の出力は記録媒体検出信
号として制御回路51に送られ、該制御回路51は、前
記記録媒体検出信号に対してプログラム処理を行い、記
録媒体37が正常に搬送されているかどうかを判断し、
正常に搬送されていないと判断すると、画像記録装置1
1のすべての動作を停止させ、図示されない表示部に指
示を出し、記録媒体37の搬送異常を表示する。
【0074】前記制御回路51におけるプログラム処理
は、タイマ割込処理によって行われ、一定時間が経過す
るたびに、制御回路51に割込要求が発生させられるよ
うになっている。まず、制御回路51は、印刷が開始さ
れているかどうかを判断し、印刷が開始されている場
合、イエロー通過フラグがオンになっているかどうかを
判断することによって、記録媒体37がイエローの転写
部を通過したかどうかを判断する。そして、イエロー通
過フラグがオンでない場合、印刷が開始されてから、す
なわち、印刷開始から時間TY−Δtが経過しているか
どうかを判断し、時間TY−Δtが経過している場合、
記録媒体検出信号がオンであるかどうか、すなわち、記
録媒体37がイエローの転写部を通過しているかどうか
を判断する。そして、記録媒体37がイエローの転写部
を通過している場合、イエロー通過フラグをオンにす
る。
【0075】また、前記異常検出手段は、記録媒体37
がイエローの転写部を通過していない場合、印刷開始か
ら時間TY+Δtが経過しているかどうかを判断し、時
間TY+Δtが経過している場合は、異常が発生したこ
とを検出し、イエロージャムフラグをオンにし、エラー
情報をセットしてエラー処理に進む。そして、マゼン
タ、シアン及びブラックについても同様に、印刷開始か
ら時間TM−Δt、TC−Δt、TBK−Δtが経過し
た後に、記録媒体37が各転写部を通過したかどうかを
判断し、ジャムが発生したかどうかの監視を行う。
【0076】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS1 印刷が開始されているかどうかを判断す
る。印刷が開始されている場合はステップS2に進み、
開始されていない場合は処理を終了する。 ステップS2 イエロー通過フラグがオンになっている
かどうかを判断する。イエロー通過フラグがオンになっ
ている場合はステップS8に、オフになっている場合は
ステップS3に進む。 ステップS3 印刷開始から時間TY−Δtが経過して
いるかどうかを判断する。印刷開始から時間TY−Δt
が経過している場合はステップS4に、経過していない
場合はステップS8に進む。 ステップS4 記録媒体37がイエローの転写部を通過
したかどうかを判断する。記録媒体37がイエローの転
写部を通過した場合はステップS5に、通過していない
場合はステップS6に進む。 ステップS5 イエロー通過フラグをオンにする。 ステップS6 印刷開始から時間TY+Δtが経過して
いるかどうかを判断する。印刷開始から時間TY+Δt
が経過している場合はステップS7に、経過していない
場合はステップS8に進む。 ステップS7 イエロージャムフラグをオンにし、エラ
ー処理を行う。 ステップS8 マゼンタ通過フラグがオンになっている
かどうかを判断する。マゼンタ通過フラグがオンになっ
ている場合はステップS14に、オフになっている場合
はステップS9に進む。 ステップS9 印刷開始から時間TM−Δtが経過して
いるかどうかを判断する。印刷開始から時間TM−Δt
が経過している場合はステップS10に、経過していな
い場合はステップS14に進む。 ステップS10 記録媒体37がマゼンタの転写部を通
過したかどうかを判断する。記録媒体37がマゼンタの
転写部を通過した場合はステップS11に、通過してい
ない場合はステップS12に進む。 ステップS11 マゼンタ通過フラグをオンにする。 ステップS12 印刷開始から時間TM+Δtが経過し
ているかどうかを判断する。印刷開始から時間TM+Δ
tが経過している場合はステップS13に、経過してい
ない場合はステップS14に進む。 ステップS13 マゼンタジャムフラグをオンにし、エ
ラー処理を行う。 ステップS14 シアン通過フラグがオンになっている
かどうかを判断する。シアン通過フラグがオンになって
いる場合はステップS20に、オフになっている場合は
ステップS15に進む。 ステップS15 印刷開始から時間TC−Δtが経過し
ているかどうかを判断する。印刷開始から時間TC−Δ
tが経過している場合はステップS16に、経過してい
ない場合はステップS20に進む。 ステップS16 記録媒体37がシアンの転写部を通過
したかどうかを判断する。記録媒体37がシアンの転写
部を通過した場合はステップS17に、通過していない
場合はステップS18に進む。 ステップS17 シアン通過フラグをオンにする。 ステップS18 印刷開始から時間TC+Δtが経過し
ているかどうかを判断する。印刷開始から時間TC+Δ
tが経過している場合はステップS19に、経過してい
ない場合はステップS20に進む。 ステップS19 シアンジャムフラグをオンにし、エラ
ー処理を行う。 ステップS20 ブラック通過フラグがオンになってい
るかどうかを判断する。ブラック通過フラグがオンにな
っている場合はリターンし、オフになっている場合はス
テップS21に進む。 ステップS21 印刷開始から時間TBK−Δtが経過
しているかどうかを判断する。印刷開始から時間TBK
−Δtが経過している場合はステップS22に進み、経
過していない場合はリターンする。 ステップS22 記録媒体37がブラックの転写部を通
過したかどうかを判断する。記録媒体37がブラックの
転写部を通過した場合はステップS23に、通過してい
ない場合はステップS24に進む。 ステップS23 ブラック通過フラグをオンにする。 ステップS24 印刷開始から時間TBK+Δtが経過
しているかどうかを判断する。印刷開始から時間TBK
+Δtが経過している場合はステップS25に進み、経
過していない場合はリターンする。 ステップS25 ブラックジャムフラグをオンにする。
【0077】次に、前記タイマ割込処理が行われた記録
媒体37の状態に対応させて行われる用紙監視処理につ
いて説明する。図14は本発明の第2の実施の形態にお
ける用紙監視処理のサブルーチンを示すフローチャート
である。まず、制御回路51は、印刷が開始されている
かどうかを判断し、印刷が開始されていない場合はリタ
ーンする。また、印刷が開始されている場合はイエロー
の処理を行い、該イエローの処理において、イエロー通
過フラグがオンになっているかどうかを判断することに
よって、記録媒体37がイエローの転写部を通過したか
どうかを判断し、イエロー通過フラグがオンになってい
る場合は、イエローランプを点灯して次の色の処理に進
む。
【0078】一方、イエロー通過フラグがオフになって
いる場合は、イエロージャムフラグがオンになっている
かどうかを判断することによって、ジャムであるかどう
かのチェックを行い、イエロージャムフラグがオンにな
っている場合は、イエローランプを点滅させ、印刷停止
処理を行って処理を終了する。そして、イエロージャム
フラグがオフになっている場合は、次の色の処理に進
む。
【0079】続いて、前述されたようなイエローの処理
と同様にマゼンタ、シアン及びブラックの処理を行う。
このような処理を行うことによって、記録媒体37が所
定の時間内にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラック
の各転写部を通過した場合は、イエローランプ、マゼン
タランプ、シアンランプ、ブラックランプ等の表示ラン
プが点灯させられ、前記記録媒体37が所定の時間より
早く、又は遅く各色の転写部を通過したり、各色の転写
部を通過しなかったりした場合は、前記表示ランプが点
滅させられるので、オペレータは、記録媒体37が正常
に搬送されているかどうかを知ることができる。
【0080】また、オペレータはジャムになった箇所を
知ることができるので、画像記録装置11(図2及び
3)の保守・管理が容易になるとともに、オペレータに
よる操作性を向上させることができる。次に、フローチ
ャートについて説明する。 ステップS31 印刷が開始されているかどうかを判断
する。印刷が開始されている場合はステップS32に進
み、開始されていない場合はリターンする。 ステップS32 イエロー通過フラグがオンになってい
るかどうかを判断する。イエロー通過フラグがオンにな
っている場合はステップS33に、オフになっている場
合はステップS34に進む。 ステップS33 イエローランプを点灯する。 ステップS34 イエロージャムフラグがオンになって
いるかどうかを判断する。イエロージャムフラグがオン
になっている場合はステップS35に、オフになってい
る場合はステップS37に進む。 ステップS35 イエローランプを点滅する。 ステップS36 印刷停止処理を行う。 ステップS37 マゼンタ通過フラグがオンになってい
るかどうかを判断する。マゼンタ通過フラグがオンにな
っている場合はステップS38に、オフになっている場
合はステップS39に進む。 ステップS38 マゼンタランプを点灯する。 ステップS39 マゼンタジャムフラグがオンになって
いるかどうかを判断する。マゼンタジャムフラグがオン
になっている場合はステップS40に、オフになってい
る場合はステップS41に進む。 ステップS40 マゼンタランプを点滅する。 ステップS41 シアン通過フラグがオンになっている
かどうかを判断する。シアン通過フラグがオンになって
いる場合はステップS42に、オフになっている場合は
ステップS43に進む。 ステップS42 シアンランプを点灯する。 ステップS43 シアンジャムフラグがオンになってい
るかどうかを判断する。シアンジャムフラグがオンにな
っている場合はステップS44に、オフになっている場
合はステップS45に進む。 ステップS44 シアンランプを点滅する。 ステップS45 ブラック通過フラグがオンになってい
るかどうかを判断する。ブラック通過フラグがオンにな
っている場合はステップS46に、オフになっている場
合はステップS47に進む。 ステップS46 ブラックランプを点灯する。 ステップS47 ブラックジャムフラグがオンになって
いるかどうかを判断する。ブラックジャムフラグがオン
になっている場合はステップS48に、オフになってい
る場合はリターンする。 ステップS48 ブラックランプを点滅する。
【0081】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図15は本発明の第3の実施の形態における
画像記録装置のブロック図、図16は本発明の第3の実
施の形態における搬送ベルトの斜視図、図17は本発明
の第3の実施の形態における画像記録装置の動作を示す
タイムチャートである。図15に示されるように、制御
回路51にはA/Dコンバータ112が、該A/Dコン
バータ112には増幅器111が、該増幅器111には
ホトセンサ110が接続される。さらに、制御回路51
にはタイミング発生回路113が接続される。
【0082】また、図16に示されるように、駆動ロー
ラ20と従動ローラ21との間に搬送手段としての搬送
ベルト19が張設され、図示されない駆動手段を駆動す
ることによって前記駆動ローラ20を矢印b方向に回転
させると、従動ローラ21が矢印b方向に回転させら
れ、搬送ベルト19は矢印d方向に走行させられる。そ
して、前記ホトセンサ110は搬送ベルト19を挟んで
駆動ローラ20と対向させて配設される。
【0083】前記構成の画像記録装置において、図示さ
れない電源がオンにされると、前述されたように、図示
されないヒータのウォーミングアップ、搬送ベルト19
のクリーニング、像担持体としての感光体ドラム16
(図2)のクリーニング等が行われ、その後、制御回路
51は、印刷制御回路58(図4)に指示を出し、各色
のLEDヘッド13を駆動する。このとき、各LEDヘ
ッド13は、各感光体ドラム16を露光し、マーカとし
てのパッチパターンを発生させる。
【0084】その結果、図16に示されるように、搬送
ベルト19上の中央にイエロー、マゼンタ、シアン及び
ブラックのパッチパターンq、p、g、rが各画像形成
部12によって順次形成される。そして、前記搬送ベル
ト19の走行に伴って、各パッチパターンr、g、p、
qが順次ホトセンサ110を通過し、該ホトセンサ11
0から、図17に示されるように、タイミング発生回路
113によって発生させられたタイミング信号SG1に
従って、各色のパッチパターンr、g、p、qに対応し
たアナログの微小出力から成るパッチ信号SG2が出力
される。
【0085】該パッチ信号SG2において、各色のパッ
チパターンr、g、p、qに対応しない部分の電圧は、
搬送ベルト19の反射率によって定まる出力レベルを表
す。そして、ブラックのパッチパターンrの反射率は搬
送ベルト19の反射率より低いので、ブラックのパッチ
パターンrに対応する部分の電圧は、前記搬送ベルト1
9の反射率によって定まる出力レベルより低く、イエロ
ー、マゼンタ及びシアンのパッチパターンq、p、gに
対応する部分の電圧は、前記搬送ベルト19の反射率に
よって定まる出力レベルより高くなる。
【0086】前記パッチ信号SG2は増幅器111によ
って増幅され、A/Dコンバータ112によってディジ
タル化されて制御回路51に入力される。該制御回路5
1のマーカ検出手段は、前記タイミング信号SG1に同
期させて、A/Dコンバータ112からのディジタル信
号をスキャンし、パッチ信号SG2の電圧の変化を認識
する。
【0087】ここで、各第1〜第4の印刷機構P1〜P
4の印刷プロセスカートリッジ50のうちの一つでも画
像記録装置11にセットされていないと、制御回路51
は、タイミング信号SG1に同期させて入力された前記
パッチ信号SG2の電圧の変化を認識することができな
い。したがって、オペレータは、パッチ信号SG2の電
圧の変化に基づいて、各印刷プロセスカートリッジ50
が画像記録装置11にセットされているかどうかを容易
に知ることができる。
【0088】しかも、一つのホトセンサ110を配設す
るだけでよいので、センサの数を少なくすることがで
き、画像記録装置11のコストを低くすることができ
る。なお、本発明は前記実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが
可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもので
はない。
【0089】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、画像記録装置においては、トナー像を形成するた
めの像担持体を備え、装置本体に対して着脱自在に配設
された画像形成部と、前記像担持体と対向させて配設さ
れ、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、該
転写手段に転写電圧を印加する転写電圧印加手段と、前
記転写電圧の印加に伴って、転写手段から像担持体に向
けて流れる転写電流を検出する転写電流検出手段と、検
出された転写電流に基づいて、異常が発生したことを検
出する異常検出手段とを有する。
【0090】この場合、転写電圧印加手段によって転写
手段に転写電圧が印加されると、転写手段から像担持体
に向けて転写電流が流れる。このとき、該転写電流が転
写電流検出手段によって検出され、異常検出手段は、検
出された転写電流に基づいて異常が発生したことを検出
する。したがって、異常が発生したことを検出するため
に、センサを配設する必要がなくなるので、画像記録装
置のコストを低くすることができる。また、オペレータ
による操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における転写ローラ
に転写電圧が印加される状態を示す概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における画像記録装
置の第1の概略図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における画像記録装
置の第2の概略図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における画像記録装
置の制御回路のブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における感光体ドラ
ムを停止させたときの転写ローラに転写電圧が印加され
る状態を示す等価回路図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における感光体ドラ
ムを回転させたときの第1の等価回路図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における感光体ドラ
ムを回転させたときの第2の等価回路図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における転写ローラ
に転写電圧が印加される状態を示す概念図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における画像記録装
置の動作を示すタイムチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態における画像記録
装置の動作を示す第1のフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態における画像記録
装置の動作を示す第2のフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態における画像記録
装置の動作を示す第3のフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態における画像記録
装置の動作を示す第4のフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態における用紙監視
処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施の形態における画像記録
装置のブロック図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態における搬送ベル
トの斜視図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態における画像記録
装置の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
11 画像記録装置 12 画像形成部 14 転写ローラ 16 感光体ドラム 19 搬送ベルト 37 記録媒体 51 制御回路 55Y、55M、55C、55BK 転写用電源 102 転写電流検出部 iY 、iM 、iC 、iBK 転写電流 R1 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤倉 秀一 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 (72)発明者 小林 大輔 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 (72)発明者 井上 弘之 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 Fターム(参考) 2H027 DA01 DA09 DC15 DE10 EC03 EC10 ED16 ED17 ED24 FA28 HB15 HB18 ZA01 2H032 AA05 BA11 BA18 CA02 CA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)トナー像を形成するための像担持
    体を備え、装置本体に対して着脱自在に配設された画像
    形成部と、(b)前記像担持体と対向させて配設され、
    前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、(c)
    該転写手段に転写電圧を印加する転写電圧印加手段と、
    (d)前記転写電圧の印加に伴って、転写手段から像担
    持体に向けて流れる転写電流を検出する転写電流検出手
    段と、(e)検出された転写電流に基づいて、異常が発
    生したことを検出する異常検出手段とを有することを特
    徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検出手段は、画像形成部が装置
    本体にセットされていないことを検出する請求項1に記
    載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記異常検出手段は、前記記録媒体が転
    写部を正常に搬送されていないことを検出する請求項1
    に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 (a)前記記録媒体を搬送するために走
    行させられる搬送手段を有するとともに、(b)前記画
    像形成部は、搬送手段に沿って複数配設される請求項2
    又は3に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 (a)記録媒体を搬送するために走行さ
    せられる搬送手段と、(b)像担持体を備え、前記搬送
    手段に沿って、かつ、装置本体に対して着脱自在に配設
    された複数の画像形成部と、(c)前記搬送手段を挟ん
    で各像担持体と対向させて配設され、各像担持体に形成
    されたマーカを、互いに位置を異ならせて搬送手段に転
    写する転写手段と、(d)前記マーカを検出するマーカ
    検出手段とを有することを特徴とする画像記録装置。
JP10225540A 1998-08-10 1998-08-10 画像記録装置 Pending JP2000056635A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6404999B1 (en) * 1999-10-15 2002-06-11 Hitachi, Ltd. Image formation apparatus with determination of state of transfer device
JP2013195471A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Sharp Corp 電源ユニット、画像形成装置、及び出力異常検知方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6404999B1 (en) * 1999-10-15 2002-06-11 Hitachi, Ltd. Image formation apparatus with determination of state of transfer device
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