JP3919375B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリを有する像形成のためのカートリッジを装着する画像形成装置及び画像形成装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、例えば特開平4−299375号、あるいは特開平6−130754号等に記載されている電子写真方式のプリンタでは、ドラム及びトナー容器一体型のカートリッジに不揮発性メモリを搭載し、この不揮発性メモリにドラムの寿命、プリント枚数等を示すデータを書き込んでいた。
【0003】
そして、そのデータを参照することで、ドラムの寿命やトナーの残量を検知する。そして、このデータの書き込みは、複数のデータセットで行い、エラーが発生しているデータセットは使用しない様にしていた。
【0004】
また、この不揮発性メモリには、寿命やトナー残量を検知するためのデータの他に、そのカートリッジに適切なプロセス条件やカートリッジの識別情報等のデータも格納されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種の装置では、不揮発性メモリに対してチェックサム等でエラー検出を行ってエラーを検出した場合の制御が不適切であり、像形成動作を許可するか否かを適切に判定することが望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述した課題を解決することを目的として成されたもので、上述した点を考慮した画像形成装置を提供するにある。また本発明の他の目的は、メモリの異常の発生場所に応じて、エラー処理を異ならせて、使いやすい画像形成装置の提供にある。本発明はかかる目的を達成するなどするため、例えば以下の構成を備える。
【0007】
即ち、画像形成のために必要な情報を記憶するメモリを有するカートリッジであって、前記メモリに、前記カートリッジの識別情報、及び、前記カートリッジを用いた画像形成のためのプロセスパラメータを記憶する読み出し専用領域と、前記カートリッジの使用量に係る情報を記憶する読み書き可能領域とを有する前記カートリッジを装着可能な画像形成装置において、前記カートリッジが装着されている状態で前記メモリの前記読み出し専用領域及び前記読み書き可能領域に記憶されたデータを読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出される前記読み出し専用領域のデータ及び前記読み書き可能領域のデータの異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段により前記読み出し専用領域のデータに異常が検出された場合に、第1の異常報知を行うと共に画像形成動作を禁止し、前記異常検出手段により前記読み書き可能領域のデータに異常が検出された場合に、前記第1の異常報知とは異なる第2の異常報知を行うと共に画像形成動作を許可するように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0008】
また、画像形成のために必要な情報を記憶するメモリを有するカートリッジであって、前記メモリに、前記カートリッジの識別情報、及び、前記カートリッジを用いた画像形成のためのプロセスパラメータを記憶する読み出し専用領域と、前記カートリッジの使用量に係る情報を記憶する読み書き可能領域とを有する前記カートリッジを装着可能な画像形成装置において、前記カートリッジが装着されている状態で、前記メモリの前記読み出し専用領域及び前記読み書き可能領域に記憶されたデータを読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出される前記読み出し専用領域のデータ及び前記読み書き可能領域のデータの異常を検出する異常検出手段と、前記読み出し専用領域のデータに対応する標準データを記憶する記憶手段と、前記異常検出手段により前記読み出し専用領域のデータに異常が検出された場合に、第1の異常報知を行うと共に、前記記憶手段に記憶されている標準データを参照した画像形成動作を許可し、前記異常検出手段により前記読み書き可能領域のデータに異常が検出された場合に、前記第1の異常報知とは異なる第2の異常報知を行うと共に画像形成動作を許可するように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0018】
[第1の実施形態]
図1は本発明に係る第1の実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【0019】
図1において、1は電子写真方式による画像形成を行うプリンタであり、電子写真方式による画像形成を実現するためのレーザ駆動回路、感光ドラム、トナー供給部、帯電部、定着器、給紙系等の構成を有している。なお、本実施の形態例では、感光ドラムとトナー容器は一体となったカートリッジ4で構成されており、プリンタ1内に着脱可能とする。
【0020】
2はCPUであり、プリンタ1の動作等の各種制御を司る。なおCPU2は、ROM(不図示)、RAM(不図示)、I/O(不図示)を内蔵する1チップCPUで構成される。5は不揮発性メモリであり、本実施の形態例では、例えば、EEPROMを用いる。6はビデオコントローラ、7は操作部である。
【0021】
CPU2はプリンタの動作を制御し、ビデオコントローラは、外部コンピュータとのコマンドやプリントデータの送受信や操作部とのデータの送受信を制御する。
【0022】
EEPROM5は、カートリッジ4に内蔵され、プリンタ1のドラム寿命、プリント枚数等の状態を管理するためのデータが、CPU2の制御によって読み書きされる。3はカートリッジ4がプリンタ1内に搭載された際に、コネクタ等で接続されるEEPROM5とCPU2のインタフェースラインである。
【0023】
なお、カートリッジ4は、以上に説明した感光ドラムとトナー容器が一体となったものに限らず、感光ドラムのみ、現像器のみ等のカートリッジであっても良い。
【0024】
図2に図1に示すカートリッジ4中の不揮発性メモリ5の領域の構成例を示す。図2に示すように、本実施の形態例の不揮発性メモリ5の領域は読み出し専用領域20、読み書き可能領域25に分類され、データの重要性に応じてデータエリアとそのチェックサムエリアの領域が確保され、メモリ内のデータの異常チェックに利用している。
【0025】
即ち、例えば、読み出し専用領域20をデータエリアA21、データエリアA21のチェックサムエリアA22、データエリアB23、データエリアB23のチェックサムエリアB24に分類し、読み書き可能領域25をデータエリアC26、データエリアC26のチェックサムエリアC27に分類する。
【0026】
そして、データエリアA21には、そのカートリッジの製造ライン番号(NO.)等の識別コードや対応機種、メーカーコードを格納し、データエリアB23には、ドラムの感度情報や下地情報等の感光ドラムに関するプロセスパラメータや、ドラム寿命計算の為に必要なドラム回転数、高圧印加時間、印字枚数やメモリを監視するためのメモリ書き込み回数を格納する。
【0027】
データの重要性より、データを書き込むタイミングは異なる。データエリアA21へのデータ書き込みは、工場での組み立て時のみ、データエリアB23へのデータ書き込みは工場での組み立て時及び出荷時のみとし、データエリアC26へのデータ書き込みは工場出荷時、画像形成装置の電源OFF検出時、ドラム交換時、画像形成装置のドアオープン時、所定枚数の像形成毎とする。すなわち、画質や、プリンタに悪影響を及ぼす恐れのあるパラメータの領域及び書き込みタイミングの分類を行ないデータエラーになる可能性に基づきエラー後の処理を異ならしめる。
【0028】
次に、図3を用いて本実施の形態例の不揮発性メモリ5へのデータ書き込み処理について説明する。
【0029】
CPU2は、まずステップS31で印刷動作モードであるか否かをチェックする。印刷動作モードでない場合にはステップS33に進み、格納指示があるか否かをチェックする。格納指示がなければ当該処理を終了する。
【0030】
一方、ステップS33で特定治具による格納指示、例えば、CPU2の入力ポートの1つを格納指示のトリガとし、ここから格納指示があった場合にはステップS34以下の処理に進む。
【0031】
ステップS34、S35、S36、S37では、図2に示した各々のデータエリアのデータとデータより算出したチェックサム値を前記不揮発性メモリ5に格納する。そして格納が終了すれば当該処理を終了する。
【0032】
即ち、ステップS34でデータエリアA21に格納すべきデータのチェックサムを計算し、データエリアA21に格納すべきデータをデータエリアA21に格納すると共に計算したチェックサムAをチェックサムエリアA22に格納する。
【0033】
続いてステップS34で、データエリアB23に格納すべきデータのチェックサムを計算し、データエリアB23に格納すべきデータをデータエリアB23に格納すると共に計算したチェックサムBをチェックサムエリアB24に格納する。
【0034】
更にステップS36で、データエリアC26に格納すべきデータのチェックサムを計算し、データエリアC27に格納すべきデータをデータエリアC27に格納すると共に計算したチェックサムCをチェックサムエリアC27に格納する。
【0035】
一方、ステップS31における判断で印刷動作モードでない場合にはステップS32に進み、メモリ格納条件をチェックする。このメモリ格納条件は予め定められているが、例えば、感光ドラムカートリッジが装着されている状態で、電源スイッチをユーザが切ろうとしたか?あるいは、感光ドラムカートリッジを取り出し可能なドアを開けたか?あるいは、所定枚数異常印刷動作が終了したか?のいずれかの条件に一致した場合にメモリ格納条件であると判断する。なお、この条件は前記の例に限定されるものではなく、種々の条件を設定することができる。
【0036】
ステップS32でメモリ格納条件でない場合には当該処理を終了する。一方、ステップS32で前述のメモリ格納条件を満たしていれば後述するステップS36に進み、読み書き可能な領域25のデータの更新を行う。
【0037】
次に、本実施の形態例における不揮発性メモリ5からのデータ読み出し制御について図4を参照して説明する。まずステップS41でメモリ読み出し条件が満足されているか否かを調べる。メモリ読み出し条件でなければ当該処理を終了する。
【0038】
一方、ステップS41でメモリ読み出し条件が満足されていればステップS42以下の処理に進み、ステップS42、S43、S44にて、不揮発性メモリ5内のデータエリア及びデータエリアに格納されている格納データに付随したチェックサム値を読み出し、不図示のCPU2のワークメモリに格納する。
【0039】
即ち、ステップS42でデータエリアA21に格納されたデータ及びチェックサムエリアA22に格納されているチェックサムAを不揮発性メモリ5から読み出す。続いてステップS43でデータエリアB23に格納されたデータ及びチェックサムエリアB24に格納されているチェックサムBを不揮発性メモリ5から読み出す。
【0040】
更にステップS44でデータエリアC26に格納されたデータ及びチェックサムエリアC27に格納されているチェックサムCを不揮発性メモリ5から読み出す。なお、読み出した各データは不図示のワークメモリ等に一時的に保持させる。
【0041】
ステップS41のメモリ読み出し条件には、例えば、電源スイッチによる電源投入時のイニシャル処理実行時か、感光ドラムカートリッジの取り出しが可能なドアを閉めたか、の何れかの条件に一致した場合等である。
【0042】
次に図5を参照して本実施の形態例における不揮発性メモリ5のチェックについて説明する。
【0043】
まずステップS51で読み出したデータエリアA21のチェックサムを計算する。続くステップS52で計算したチェックサム値と読み出したチェックサムAの値とを比較し、両方の値が一致しているか否かを調べる。一致していればステップS54に進む。
【0044】
一方、ステップS52で両値が一致していなければチェックサムAエラーを保持してステップS54に進む。ステップS54では、読み出したデータエリアB23のチェックサムを計算する。続くステップS55で計算したチェックサム値と読み出したチェックサムBの値とを比較し、両方の値が一致しているか否かを調べる。一致していればステップS57に進む。
【0045】
一方、ステップS55で両値が一致していなければチェックサムBエラーを保持してステップS57に進む。
【0046】
ステップS57では、読み出したデータエリアC26のチェックサムを計算する。続くステップS58で計算したチェックサム値と読み出したチェックサムCの値とを比較し、両方の値が一致しているか否かを調べる。一致していれば当該処理を終了する。
【0047】
一方、ステップS58で両値が一致していなければチェックサムCエラーを保持して当該処理を終了する。
【0048】
以上の処理は、上記したデータ読み出し処理に引き続き実行される。
【0049】
次に、本実施の形態例のメモリのエラー検出時の処理を、図6を参照して説明する。
【0050】
まずステップS61において、チェックサムAエラー又は、チェックサムBエラーであるか否か、即ち、不揮発性メモリ5の読み出し専用領域の情報にエラーがあるか否かを調べる。不揮発性メモリ5の読み出し専用領域20の情報にエラーがある場合にはステップS62に進み、印刷品質の保証が出来ないと判断して感光ドラムメモリ異常1をプリンタコントローラ6に報知する。プリンタコントローラ6は、オペレータコールエラーとして、操作部7にエラー表示し、プリンタの印刷動作を禁止する等の制御を行う。そして当該処理を終了する。
【0051】
一方、ステップS61にて不揮発性メモリ5の読み出し専用領域20の情報にエラーが無い場合にはステップS63に移行し、チェックサムCエラー、即ち、不揮発性メモリ5の読み書き可能領域25にエラーがあるか否かを調べる。不揮発性メモリ5の読み書き可能領域25にエラーがある場合にはステップS68に進み、印刷を続けるか否かはユーザに任せるべきであると判断し、感光ドラムメモリ異常2をプリンタコントローラ6に報知する。
【0052】
プリンタコントローラ6は、例えばワーニングだけで印刷動作は可能と判断して、操作部7への警告表示のみでプリンタの印刷動作は行うように制御する。そして当該処理を終了する。
【0053】
一方、ステップS63で不揮発性メモリ5の読み書き可能領域25にエラーが発生していなければステップS64に進み、不揮発性メモリ5から読み出した寿命判断のための値に対して印刷動作時間、例えば、感光ドラム回転時間や高圧印可時間等各々加算する。
【0054】
そして続くステップS65において、ステップS64で加算した値を、例えば画質の保証が不可能となった値であることを示す閾値Bと比較し、閾値B以上となったか否かを調べる。加算値が閾値B以上であればステップS65よりステップS66に進み、感光ドラム寿命をプリンタコントローラ6に報知する。プリンタコントローラ6では、オペレータコールエラーとして、操作部7にエラー表示し、プリンタの印刷動作を禁止する等の処置を実行する。
【0055】
一方、ステップS65においてステップS64で加算した加算値が閾値B以下であればステップS65よりステップS67に進み、ステップS64で加算した加算値が感光ドラム寿命ではないが警告を発する値である閾値A以上となったか否かを調べる。加算値が閾値A以下であれば感光ドラムの状態は満足のいく状態であるため特別の報知などをせずに当該処理を終了する。
【0056】
一方、ステップS67において、ステップS64で加算した加算値が閾値A以上であればステップS67よりステップS68に進み、感光ドラム寿命警告をプリンタコントローラ6に報知する。プリンタコントローラ6では、感光ドラム寿命であることを操作部7に表示する。この場合には、プリンタの印刷動作は禁止しない。
【0057】
以上説明したように本実施の形態例によれば、各画像形成装置構成部材をカートリッジ方式で交換可能に構成し、この各カートリッジ単位でカートリッジ内に不揮発性メモリを搭載させる構成を採用し、当該不揮発性メモリに対するデータの格納手段、読み出し手段、及び記憶内容の診断手段等を具備したため、格納する情報を分類して格納及び読み出しチェック可能であり、搭載したメモリ内の情報が正常な時はカートリッジ部材(消耗品)の消耗情報をより正確且つ詳細に把握できる。更に、メモリの情報が正常に読み出せない時であっても、その状況に応じてカートリッジ部材(消耗品)の状態がより確実に把握可能となり、より適切な内容が可能となる。
【0058】
即ち、プリンタ制御部1では、カートリッジの状態を木目細かくかつ正確に把握することができ、従来のような、誤検知、誤情報の報知が無くなり、画質の保証、ユーザビリティの向上が可能となる。
【0059】
なお、本発明は以上の例に限定されるものではなく、カートリッジ方式で着脱可能な構成の全ての部材に適用でき、例えば、帯電器、定着器、除電器、トナーカートリッジなどの部材に適用できる。
【0060】
例えば、消耗品であるカートリッジ(感光ドラム、トナーカートリッジ等)単位にメモリを搭載させ、カートリッジの情報をメモリに記憶させるとともに、メモリの情報異常が発生した場合には、各異常の程度に応じてシーケンス処理を異ならせる。また、搭載したメモリが正常時は、消耗品の消耗情報を詳細に、異常時には、異常レベルをプリンタコントローラ6に知らせることが可能となり、画質の向上、ユーザビリティの向上が可能となる。
【0061】
なお、メモリ異常の際に、ユーザには感光ドラム寿命或いは感光ドラム寿命警告を報知し、サービスマンがメンテナンスモードに切り換えたときに、メモリ異常であることを報知するようにしても良い。
【0062】
即ち、ユーザにメモリ異常を報知したとしても、ユーザが対処できないのであれば、メモリ異常であることの報知はあまり意味がない。また、メモリの読み出し専用領域の異常及び感光ドラム寿命のいずれでも、像形成を禁止しているので、メモリ異常であることの報知の代りに、感光ドラム寿命を報知する。
【0063】
また、メモリの書き換え可能領域の異常の場合は、感光ドラム寿命警告を報知する。このようにすることにより、例えばLED等のランプで異常報知を行う構成の場合、表示機の数を減らすことができ、装置を安価にできるという効果もある。
【0064】
[第2の実施の形態例]
以下、本発明に係る第2の実施の形態例について説明する。図7は本発明に係る第2の発明の実施の形態例を示す画像形成装置のプリンタ制御機構を説明するブロック図であり、図1と同一構成には、同じ符号を付し詳細説明を省略する。第2の実施の形態においては、上述した図1に示す第1の実施の形態に比し、プリンタ制御部1内に各カートリッジに対する標準データが予め登録されている標準ROM8を備えている。他の構成は図1と同様である。
【0065】
第2の実施の形態における処理は、上述した第1の実施の形態のエラー処理が異なり、他の処理は上述した第1の実施の形態と同様である。以下、第1の実施の形態と異なる処理を説明する。
【0066】
第1の実施の形態では、不揮発性メモリ5内の読み出し専用領域20の情報にエラーが生じた場合や、感光ドラム寿命を示す閾値Bを越えた場合等、画質の保証が不可能になったと判断して、その旨をプリンタコントローラ6に報知し、プリンタ自身の判断で、印刷動作を不可能としていた。
【0067】
しかし、画質が最適でなくても、あと数枚印刷したい等の要求が出ることが予想させる。この様な場合に、上述した第1の実施の形態においては、機械は停止してしまい全く使うことができない。これは、ユーザに対するユーザビリティの著しい低下になる虞がある。
【0068】
第2の実施の形態では、画質の保証が不可能な状況と判断した場合であっても、画像形成装置を停止させるのでは無く、その旨をワーニングとして、プリンタコントローラ6に報知し、プリンタコントローラ6は、ユーザの指示に依存するように制御する。
【0069】
以下、図8を参照して第2の実施の形態でのエラー処理を説明する。図8において、上述した図6に示すフローチャートと同様の処理には同一ステップ番号を付し詳細説明を省略する。
【0070】
ステップS61でチェックサムAエラー又は、チェックサムBエラーがあり、不揮発性メモリ5の読み出し専用領域の情報にエラーがある場合にステップS71に進む。そしてステップS71において、カートリッジ内ではなくプリンタ制御部1内の標準ROM8内に予め格納されている標準データを読み出してきて参照データとする。
【0071】
そして続くステップS72において、カートリッジの内の不揮発性メモリ5の読み出し、専用領域20の読み出し不良を示す感光ドラムメモリ警告1をプリンタコントローラ6に報知する。プリンタコントローラ6は、この警告を操作部7に表示するのみとし、プリンタの印刷動作を許可する。そして当該処理を終了する。
【0072】
一方、ステップS63の処理でチェックサムCエラー、即ち、不揮発性メモリ5の読み書き可能領域25にエラーがある場合にはステップS73に進む。そしてステップS73において、カートリッジ内の不揮発性メモリ5の読み書き可能領域25の読み書き不良を示す感光ドラムメモリ警告2をプリンタコントローラ6に報知する。プリンタコントローラ6は、この警告を制御部7に表示するのみとし、プリンタの印刷動作を許可する。そして、当該処理を終了する。
【0073】
更に、ステップS65においてステップS64で加算した値が閾値B以上であればステップS76に進み、感光ドラム寿命を示す感光ドラム寿命Bをプリンタコントローラ6に報知する。プリンタコントローラ6ではこの寿命を操作部7に表示するのみとし、プリンタの印刷動作を許可する。そして当該処理を終了する。
【0074】
更に、ステップS67においてステップS64で加算した加算値が閾値A以上であればステップS68に進み、感光ドラム寿命命令をプリンタコントローラ6に報知する。プリンタコントローラ6では、操作部7に感光ドラム寿命警告を表示する。この場合にもプリンタの印刷動作を禁止しない。また、第1の実施形態で説明したように、メモリ異常の場合でも、ユーザには感光ドラム寿命や感光ドラム寿命警告を報知するようにしても良い。
【0075】
この様に、感光ドラムなどのカートリッジ部材が寿命のしきい値を越えた場合や感光ドラムメモリの異常の場合でも、寿命警告を報知するのみで印刷動作は可能である。このため、印刷するか否かはユーザの指示に任せる。また、図9に示すように、ユーザが装置の状態を十分に認識可能なように警告の詳細、即ち画質を保証しないことのレベルを階層的に知らせるようにしても良い。
【0076】
以上に説明したように第2の実施の形態例によれば、感光ドラムなどのカートリッジ部材が寿命のしきい値を越えた場合でも、寿命警告を報知するのみで印刷動作は可能である。このため、例えば図9に示すように、装置自身で動作を停止して使用不可能にしない代わりに、印刷するか否かはユーザ責任とし、ユーザが装置状態を十分に認識可能に警告の詳細、即ち画質の保証不可能レベルを階層的に知らせることが可能とした。
【0077】
即ち、第2の実施の形態例によれば、このように階層的な警告表示を行なえるため、装置自身で動作を停止して使用不可能にしない代わりに、印刷するか否かはユーザ責任とすることができ、画質の保証に関する情報の提示と共にユーザビリティの向上が可能となる。
【0078】
[他の実施形態]
なお、本発明は、プリンタだけでなく、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0079】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0080】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0081】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0082】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0084】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになる。
【0085】
本発明は上述した各実施形態に限らず、クレームに示した範囲で種々の変更が可能である。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、画像形成装置に着脱可能なカートリッジにメモリを搭載させ、メモリの異常の発生場所に応じて処理を異ならせるように制御して、ユーザビリティ上することができる。
【0087】
また、階層的な状態認識が可能となり、更に階層的な警告表示も可能となり、画質の保証に関する情報の提示と共にユーザビリティの向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態におけるプリンタ制御機構を説明するブロック図である。
【図2】第1実施の形態におけるメモリの領域の構成例を示す図である。
【図3】第1実施の形態におけるデータ書き込み処理手順を示すフローチャートである。
【図4】第1実施の形態におけるデータ読み出しの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】第1実施の形態におけるエラーチェック処理手順を示すフローチャートである。
【図6】第1実施の形態におけるエラー処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る第2の実施の形態におけるプリンタ制御機構を説明するブロック図である。
【図8】本発明に係る第2の実施の形態におけるエラー処理手順を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態における階層的な報知情報を示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ制御回路
2 CPU
3 インタフェースライン
4 カートリッジ
5 不揮発性メモリ
6 ビデオコントローラ
7 操作部

Claims (6)

  1. 像形成のために必要な情報を記憶するメモリを有するカートリッジであって、前記メモリに、前記カートリッジの識別情報、及び、前記カートリッジを用いた画像形成のためのプロセスパラメータを記憶する読み出し専用領域と、前記カートリッジの使用量に係る情報を記憶する読み書き可能領域とを有する前記カートリッジを装着可能な画像形成装置において
    前記カートリッジが装着されている状態で前記メモリの前記読み出し専用領域及び前記読み書き可能領域に記憶されたデータを読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出される前記読み出し専用領域のデータ及び前記読み書き可能領域のデータの異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段により前記読み出し専用領域のデータ異常が検出された場合に、第1の異常報知を行うと共に画像形動作を禁止し、前記異常検出手段により前記読み書き可能領域のデータ異常が検出された場合に、前記第1の異常報知とは異なる第2の異常報知を行うと共に像形成動作を許可するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の異常報知としてオペレータコールエラーを表示し、前記第2の異常報知として警告を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 像形成のために必要な情報を記憶するメモリを有するカートリッジであって、前記メモリに、前記カートリッジの識別情報、及び、前記カートリッジを用いた画像形成のためのプロセスパラメータを記憶する読み出し専用領域と、前記カートリッジの使用量に係る情報を記憶する読み書き可能領域とを有する前記カートリッジを装着可能な画像形成装置において
    前記カートリッジが装着されている状態で、前記メモリの前記読み出し専用領域及び前記読み書き可能領域に記憶されたデタを読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出される前記読み出し専用領域のデータ及び前記読み書き可能領域のデータの異常を検出する異常検出手段と、
    前記読み出し専用領域のデータに対応する標準データを記憶する記憶手段と、
    前記異常検出手段により前記読み出し専用領域のデータ異常が検出された場合に、第1の異常報知を行うと共に、前記記憶手段に記憶されている標準データを参照した画像形成動作許可し、前記異常検出手段により前記読み書き可能領域のデータ異常が検出された場合に、前記第1の異常報知とは異なる第2の異常報知を行うと共に像形成動作を許可するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記読み出し専用領域のデータのうち、前記カートリッジの識別情報は、前記カートリッジの組み立て時に書き込まれ、前記プロセスパラメータは、前記カートリッジの組み立て時及び工場出荷時に書き込まれことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記読み書き可能領域へのデータの書き込みは、前記カートリッジの工場出荷時、または、前記画像形成装置の電源OFF時、または、前記カートリッジ交換時、または、前記画像形成装置のドアオープン時、または、予め定められた枚数の画像形成毎に行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記読み出し専用領域には、前記識別情報を用いて算出された第1チェックサム値と、前記プロセスパラメータを用いて算出された第2チェックサム値とが記憶されており、前記読み書き可能領域には、前記カートリッジの使用量に係る情報を用いて算出された第3チェックサム値が記憶されており、
    前記異常検出手段は、
    前記第1チェックサム値と前記読み出し手段が読み出した識別情報を用いて算出したチェックサム値とを比較し、かつ、前記第2チェックサム値と前記読み出し手段が読み出したプロセスパラメータを用いて算出したチェックサム値とを比較することにより、前記読出手段により読み出される前記読み出し専用領域のデータの異常を検出し、
    前記第3チェックサム値と前記読み出し手段が読み出したカートリッジの使用量に係る情報を用いて算出したチェックサム値とを比較することにより、前記読み書き可能領域のデータの異常を検出する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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