JP5067105B2 - 印刷装置,バックアップ装置,バックアップ方法およびバックアッププログラム - Google Patents

印刷装置,バックアップ装置,バックアップ方法およびバックアッププログラム Download PDF

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Description

本発明は、プリンタや複写機等のような、印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンをそなえた印刷装置を用いた技術に関する。
例えば、プリンタや複写機等のような印刷機能をそなえた装置(以下、印刷装置)には、印刷媒体に対して実際に印刷を行なう印刷機構やこの印刷機構の制御を行なうエンジンボードで構成された印刷エンジンがそなえられている。
また、例えば、エンジンボードには、エンジン情報を格納(記憶保持)する不揮発メモリが搭載されている。この不揮発メモリは、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリ等のような、電源を落としても記憶した内容を保持可能なメモリにより実現されている。
ここで、エンジン情報とは、印刷エンジンに関する情報であって、例えば、消耗品カウントデータや本体寿命データ等の印刷エンジン特有の情報や、印刷装置の機種情報で構成されている。消耗品カウントデータは、消耗品に関するデータであって、例えば、印刷機構を構成するトナーの量やインクの量を示すデータや、感光体ドラムの使用量を示すデータである。本体寿命データは、例えば、印刷媒体を搬送するローラの回転数を示すデータである。
ところで、上述した印刷装置においては、エンジン情報が格納された不揮発メモリが破損した場合や、不揮発メモリ内の情報が何らかの原因で異常となった場合、又、エンジンボード上の他の部品が故障した場合には、エンジンボードを交換して印刷装置を復旧するようになっている。
そして、エンジンボードを交換することにより、エンジン情報が格納された不揮発メモリも交換され、交換前のエンジン情報を失うことになる。そのため、交換後の不揮発メモリに対して交換前のエンジン情報を復旧できない場合には、印刷装置とエンジン情報との間に齟齬が生じ、保守管理等に影響を与える他、場合によっては、エンジンボードの交換とともに、エンジン情報によって管理されていた印刷エンジン内の各部品も交換しなければならず、多大な修理費用と修理時間を費やすこととなっていた。
そのため、従来においては、不揮発メモリに格納されたエンジン情報を他のメモリにバックアップする手法が用いられており、例えば、下記特許文献1には、電源投入後、初期化動作の前にエンジン側のEEPROMに格納された情報からまずエンジンボードが新たに印刷装置に装填されたものか否かを判断し、新たに装填されたものであるときは、メイン側のEEPROMからエンジン側のEEPROMにエンジン情報をアップロードさせ、新たに装填されたものでないときは、エンジン側のEEPROMからメイン側のEEPROMにバックアップさせることが開示されている。
特開2005−138411号公報
例えば、上記特許文献1においては、印刷装置に電源が投入されている時間が長くなると、メイン側のEEPROMに格納されたエンジン情報と、当該印刷装置の使用により更新されたエンジン側のEEPROMに格納されたエンジン情報とが大きく異なる場合がある。このような場合には、メイン側のEEPROMのエンジン情報を流用したとしても、この流用したエンジン情報では保守管理に影響が生じることがあり、又、この部品の交換をエンジンボードの交換とともに行なわなければならないことがある。
また、エンジン側及びメイン側双方のCPUが画像処理や印刷処理等の種々の処理を実行することから、エンジン情報のバックアップに際して、CPUにおける画像処理や印刷処理等の種々の処理を優先し、これらの処理を停止させないようにすることが求められる場合がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、バックアップされたエンジン情報の信頼性を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷装置(請求項1)は、印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンをそなえた印刷装置であって、該印刷エンジンに関するエンジン情報を格納する第1記憶部と、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を格納可能な第2記憶部と、該印刷装置がパワーセーブ中であることを判断する第1判断部と、該第1判断部によって該印刷装置がパワーセーブ中であると判断された場合に、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を該第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうバックアップ処理部と、該バックアップ処理部による該バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、当該印刷データの受信を停止させ、該バックアップ処理が完了した後に該印刷データを受信し、受信した当該印刷データを処理する印刷データ処理部とをそなえることを特徴としている。
また、予め設定された設定時間が経過したことを判断する第2判断部をそなえ、該バックアップ処理部が、該第2判断部によって該設定時間が経過したと判断される都度、該バックアップ処理を行なってもよい(請求項2)。
さらに、該バックアップ処理を実行可能であることを判断する第3判断部をそなえ、該バックアップ処理部が、該第3判断部によって該バックアップ処理を実行可能であると判断された場合に、該バックアップ処理を行なってもよい(請求項3)。
また、該第1記憶部が、該印刷エンジンに搭載されることが好ましい(請求項4)。
なお、本発明のバックアップ装置(請求項5)は、印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンと当該印刷エンジンに関するエンジン情報を格納する第1記憶部とをそなえた印刷装置に関して、該第1記憶部に格納されたエンジン情報を第2記憶部に格納するバックアップ装置であって、該印刷装置がパワーセーブ中であることを判断する第1判断部と、該第1判断部によって該印刷装置がパワーセーブ中であると判断された場合に、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を該第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうバックアップ処理部と、該バックアップ処理部による該バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、当該印刷データの受信を停止させ、該バックアップ処理が完了した後に該印刷データを受信し、受信した当該印刷データを処理する印刷データ処理部とをそなえることを特徴としている。
また、本発明のバックアップ方法(請求項6)は、印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンと当該印刷エンジンに関するエンジン情報を格納する第1記憶部とをそなえた印刷装置に関して、該第1記憶部に格納されたエンジン情報を第2記憶部に格納するバックアップ方法であって、該印刷装置がパワーセーブ中であることを判断する第1判断ステップと、該第1判断ステップにおいて該印刷装置がパワーセーブ中であると判断された場合に、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を該第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうバックアップ処理ステップと、該バックアップステップにおける該バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、当該印刷データの受信を停止させ、該バックアップ処理が完了した後に該印刷データを受信し、受信した当該印刷データを処理する印刷データ処理ステップとをそなえることを特徴としている。
そして、本発明のバックアッププログラム(請求項7)は、印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンと当該印刷エンジンに関するエンジン情報を格納する第1記憶部とを有する印刷装置に関して、該第1記憶部に格納されたエンジン情報を第2記憶部に格納する機能をコンピュータに実行させるためのバックアッププログラムであって、該印刷装置が
パワーセーブ中であることを判断する第1判断部と、該第1判断部によって該印刷装置がパワーセーブ中であると判断された場合に、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を該第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうバックアップ処理部と、該バックアップ処理部による該バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、当該印刷データの受信を停止させ、該バックアップ処理が完了した後に該印刷データを受信し、受信した当該印刷データを処理する印刷データ処理部として、該コンピュータを機能させることを特徴としている。
本発明によれば、第1記憶部に格納されたエンジン情報を第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうことにより、第1記憶部が破損した場合であっても、第1記憶部を交換する前のエンジン情報を容易に復旧することができる。
また、印刷装置がパワーセーブ中である場合にバックアップ処理を行なうことにより、印刷装置における画像処理や印刷処理等の種々の処理を優先し、これらの処理を停止させずにバックアップ処理を行なうことができ、これにより、バックアップされたエンジン情報の信頼性を高めることができる。
さらに、設定時間が経過したと判断する都度、バックアップ処理を行なうことにより、定期的なバックアップ処理が可能になり、印刷装置の連続使用時にもバックアップデータを最新にすることができる。従って、第1記憶部が破損した場合に、第2記憶部に格納されたエンジン情報を流用して管理する際の不具合がなくなる。
また、バックアップ処理を実行可能であるか否かを判断し、エンジン情報や第2記憶部に異常がある場合にバックアップ処理を行なわないことにより、バックアップを安全に行なうことができる。
さらに、バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、バックアップ処理が完了した後に印刷データを処理することにより、バックアップ処理と画像処理や印刷処理等の種々の処理とを並行して行なうことがなく、バックアップをより安全に行なうことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
〔1〕本発明の一実施形態の説明
図1は本発明の一実施形態としての印刷装置の構成例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る印刷装置10は、情報処理装置30から送信された印刷データや印刷データに対する各種指示(両面印刷および片面印刷の選択、排出口の選択、印刷媒体の種類の選択、印刷媒体のサイズの選択、印刷媒体の枚数の選択等)を含む印刷ジョブデータに基づいて、印刷用紙等の印刷媒体(図示省略)に対して印刷を行なうものであって、例えば、パワーセーブモードをそなえたプリンタや複写機により実現される。
なお、パワーセーブモードは、待機時の消費電力を抑えるモードであって、例えば、後述するメインコントローラ12側のCPU20にそなえられた電源管理機能プログラムを実行することにより実現され、印刷装置10のアイドル状態が一定時間以上続くと自動的に移行するようになっている。又、印刷装置10がパワーセーブモードに移行した場合には、例えば、後述するメインコントローラ12側のCPU20が、パワーセーブ中であることを示すフラグを立てたり、パワーセーブ中であることを示す割り込み制御信号を後述する第1判断部21に出力したりするようになっている。
この印刷装置10は、図1に示すように、印刷エンジン11およびメインコントローラ(メイン制御部)12をそなえて構成されている。
印刷エンジン11は、後述するメインコントローラ12が制御を行なうことにより、印刷媒体に対して印刷を行なうものであって、例えば、印刷機構13およびメカコントローラ14をそなえて構成されている。
印刷機構13は、印刷媒体に対して実際に印刷を行なうものであって、プロセスユニット,定着器,光学ユニット等のような、印刷媒体に対して実際に印刷を行なうための各種部品をそなえて構成されている。
なお、印刷機構13を構成する各種部品については、既知の技術であり、その説明を省略する。
メカコントローラ14は、印刷機構13を構成する各種部品の制御を行なうものであって、本実施形態においては、エンジンボード(図示省略)に搭載されている。このメカコントローラ14は、不揮発メモリ(第1記憶部)15,CPU(Central Processing Unit)16およびコントローラ通信部17をそなえて構成されている。
不揮発メモリ15は、エンジン情報(エンジン制御情報)を格納(記憶保持)するものであって、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリのような、印刷装置10の電源を落としても記憶した内容を保持するメモリにより実現される。即ち、不揮発メモリ15は、印刷エンジン11に搭載されているのである。
ここで、エンジン情報とは、印刷エンジン11に関する情報であって、例えば、消耗品カウントデータや本体寿命データ等の印刷エンジン特有の情報や、印刷装置10の機種情報で構成されている。消耗品カウントデータは、消耗品に関するデータであって、例えば、印刷機構13を構成するトナーの量やインクの量を示すデータや、感光体ドラムの使用量を示すデータである。本体寿命データは、例えば、印刷媒体を搬送するローラの回転数を示すデータである。
CPU16は、印刷エンジン11において各種の数値計算,情報処理および機器制御等を行なうものであって、印刷機構13を構成する各種部品の制御を行なう他、例えば、後述するバックアップ処理部24から読み込みコマンドを受信することにより、メカコントローラ14側の不揮発メモリ15に格納されたエンジン情報のデータチェックを行なった後に、不揮発メモリ15に格納されたエンジン情報を後述するバックアップ処理部24に送信(出力)するようになっている。
なお、CPU16におけるエンジン情報のデータチェックとしては、パリティチェックやチェックサム等のような、既知のデータ誤り検出手法が用いられる。
コントローラ通信部17は、後述するメインコントローラ12とのデータ通信を行なうものであって、後述するエンジン通信部19に通信可能に接続できる既知の種々の手段により実現される。
メインコントローラ12は、情報処理装置30から送信された印刷データや印刷ジョブデータ等に基づいて印刷エンジン11の制御を行なうものであって、本実施形態においては、上述したエンジンボードとは異なる他の基板(図示省略)に搭載されている。このメインコントローラ12は、不揮発メモリ(第2記憶部)18,エンジン通信部19およびCPU(Central Processing Unit)20をそなえて構成されている。即ち、不揮発メモリ18は、メインコントローラ12に搭載されているのである。
不揮発メモリ18は、後述するバックアップ処理部24によって印刷エンジン11側の不揮発メモリ15に格納されたエンジン情報を格納可能なものであって、例えば、上述した不揮発メモリ15と同様に、EEPROMやフラッシュメモリのような、印刷装置10の電源を落としても記憶した内容を保持するメモリにより実現される。
エンジン通信部19は、メカコントローラ14とのデータ通信を行なうものであって、例えば、コントローラ通信部17に通信可能に接続できる既知の種々の手段により実現される。
CPU20は、メインコントローラ12において各種の数値計算,情報処理および機器制御等を行なうものであって、例えば、バックアッププログラムを実行することにより、第1判断部21,第2判断部22,第3判断部23,バックアップ処理部24および印刷データ処理部25として機能するようになっている。
第1判断部21は、印刷装置10がパワーセーブ中であることを判断するものであって、例えば、パワーセーブ中であることを示す印刷装置10内のフラグを確認したり、パワーセーブ中であることを示す割り込み制御信号が印刷装置10内から入力されたりすることにより、印刷装置10がパワーセーブ中であると判断するようになっている。
第2判断部22は、設定時間が経過したことを判断するものであって、例えば、経過時間を計測可能なタイマより実現される。なお、設定時間は、ユーザによって任意に予め設定可能であり、例えば、本実施形態においては12時間に設定されている。
具体的には、第2判断部22は、例えば、印刷装置10の電源投入後からの経過時間を計測し、この経過時間が設定時間を越えた(経過した)か否かを判断し、経過時間が設定時間を超えた場合に、上記設定時間が経過したと判断するとともに、経過時間をリセットするようになっている。
そして、第2判断部22は、リセットしてからの経過時間を計測し、この経過時間が設定時間を越えたか否かを判断するようになっており、以下、リセットしてからの経過時間が設定時間を越える都度、上記設定時間が経過したと判断するとともに、経過時間をリセットするようになっている。
従って、第2判断部22は、電源投入後から設定時間の間隔で、定期的に上記設定時間が経過したと判断するのである。
第3判断部23は、後述するバックアップ処理を実行可能であることを判断するものであって、例えば、メカコントローラ14とメインコントローラ12との間の通信状態のチェックを行なったり、エンジン情報のデータチェックを行なったり、不揮発メモリ18のエラーチェックを行なったりすることにより、後述するバックアップ処理を実行可能であるか否かを判断するようになっている。
具体的には、例えば、第3判断部23は、通信状態のチェックの結果、メカコントローラ14とメインコントローラ12との間で通信可能な状態でない場合に、後述するバックアップ処理を実行可能でないと判断するようになっている。なお、メカコントローラ14とメインコントローラ12との間で通信可能な状態でない場合とは、例えば、メカコントローラ14が印刷機構13の制御を行なっている場合や、メインコントローラ12が情報処理装置30から印刷データや印刷ジョブデータを受信中である場合、メインコントローラ12が印刷データや印刷ジョブデータを処理中である場合をいう。
また、例えば、第3判断部23は、エンジン情報のデータチェックの結果、後述するバックアップ処理部24がメカコントローラ14から受信したエンジン情報や、メインコントローラ12側の不揮発メモリ18に書き込まれたエンジン情報に異常がある場合に、後述するバックアップ処理を実行可能でないと判断するとともに、ディスプレイ等の表示部(図示省略)にエラーメッセージを表示させるようになっている。なお、第3判断部23におけるエンジン情報のデータチェックとしては、パリティチェックやチェックサム等のような、既知のデータ誤り検出手法が用いられる。
さらに、例えば、第3判断部23は、不揮発メモリ18のエラーチェックの結果、後述するバックアップ処理部24がエンジン情報をメインコントローラ12側の不揮発メモリ18に書き込む処理を実行中に不揮発メモリ18にエラーが発生している場合に、後述するバックアップ処理を実行可能でないと判断するとともに、ディスプレイ等の表示部(図示省略)にエラーメッセージを表示させるようになっている。なお、第3判断部23における不揮発メモリ18のエラーチェックとしては、既知のメモリエラーチェック機能が用いられる。
バックアップ処理部24は、所定条件を満たした場合にバックアップ処理を行なうものである。
ここで、バックアップ処理とは、印刷エンジン11側の不揮発メモリ15に格納されたエンジン情報をメインコントローラ12側の不揮発メモリ18に格納することをいう。
このバックアップ処理部24は、例えば、第2判断部22によって設定時間が経過したと判断される都度、第1判断部21によって印刷装置10がパワーセーブ中であると判断され、且つ、第3判断部23によってバックアップ処理を実行可能であると判断された場合に、バックアップ処理を行なうようになっている。
具体的には、バックアップ処理部24は、バックアップ処理として、例えば、印刷エンジン11側の不揮発メモリ15に格納されたエンジン情報の受信を要求する読み込みコマンドをメカコントローラ14に送信し、印刷エンジン11側の不揮発メモリ15に格納されたエンジン情報を受信した後に、この受信したエンジン情報をメインコントローラ12側の不揮発メモリ18に書き込む処理を行なうようになっている。
また、バックアップ処理部24は、バックアップ処理の実行中において、第3判断部23によってバックアップ処理を実行可能でないと判断された場合や、メカコントローラ14側のCPU16によってメカコントローラ14側の不揮発メモリ15に格納されたエンジン情報に異常があると判断された場合には、バックアップ処理を中止するようになっている(自動バックアップ未実行)。
印刷データ処理部25は、情報処理装置30等のような外部(上位装置)からの印刷データや印刷ジョブデータを処理するものであって、例えば、バックアップ処理部24によるバックアップ処理中に情報処理装置30から印刷データや印刷ジョブデータが送信された場合に、バックアップ処理が完了した後に印刷データや印刷ジョブデータを処理するようになっている。
具体的には、例えば、印刷データ処理部25は、バックアップ処理部24がバックアップ処理を開始した後に、バックアップ処理中に、上位装置である情報処理装置30から印刷データや印刷ジョブデータの割り込みがあるか否かを判断し、割り込みがあると判断した場合には、これらの印刷データ等の受信を一時的に停止させて、印刷データ受信待ち状態である旨を設定する。
そして、例えば、印刷データ処理部25は、バックアップ処理部24がバックアップ処理を終了(完了)した後に、印刷データ受信待ち状態である旨が設定されている場合には、印刷データ受信待ち状態である旨の設定を解除するとともに、印刷データや印刷ジョブデータを受信し、受信した印刷データに対して色変換やハーフトーン処理等の画像処理を行なったり、同じく受信した印刷ジョブデータを印刷装置10において処理可能なデータに変換する処理を行なったりするようになっている。
即ち、印刷データ処理部25は、バックアップ処理中に、印刷データや印刷ジョブデータを受信した場合には、バックアップ処理を優先的に行なうようになっているのである。
上述の如く構成された本発明の一実施形態としての印刷装置10における電源投入後からバックアップ処理を行なう手順の一例を、図2に示すフローチャート(ステップA11〜A22)に従って説明する。
先ず、印刷装置10に電源が投入されると(ステップA11)、第2判断部22が経過時間の計測を開始するとともに、バックアップ処理部24が図3を用いて後述するバックアップ処理を実行する(ステップA12、ステップA13;バックアップ処理ステップ)。
次に、第2判断部22が、経過時間が設定時間として設定された12時間を経過したか否かを判断する(ステップA14;第2判断ステップ)。
第2判断部22によって経過時間が12時間を越えていないと判断された場合には(ステップA14の“NO”ルート参照)、ステップA14の処理を引き続き行ない、第2判断部22によって12時間を越えたと判断された場合には(ステップA14の“YES”ルート参照)、第1判断部21が、印刷装置10がパワーセーブ中であるか否かを判断する(ステップA15;第1判断ステップ)。
第1判断部21によって印刷装置10がパワーセーブ中でないと判断された場合には(ステップA15の“NO”ルート参照)、ステップA15の処理を引き続き行ない、第1判断部21によって印刷装置10がパワーセーブ中であると判断された場合には(ステップA15の“YES”ルート参照)、バックアップ処理部24が後述するバックアップ処理を開始する(ステップA16;バックアップ処理ステップ)。
そして、印刷データ処理部25が、後述するバックアップ処理部24によるバックアップ処理中に情報処理装置30から印刷データや印刷ジョブデータの割り込みがあるか否かを判断する(ステップA17)。
印刷データ処理部25は、情報処理装置30から印刷データや印刷ジョブデータの割り込みがあると判断した場合には(ステップA17の“YES”ルート参照)、印刷データ受信待ち状態である旨を設定する処理を行ない(ステップA18)、情報処理装置30から印刷データや印刷ジョブデータの割り込みがないと判断した場合には(ステップA17の“NO”ルート参照)、印刷データ受信待ち状態である旨を設定する処理を行なわない。
また、バックアップ処理部24が後述するバックアップ処理を終了すると(ステップA19)、印刷データ処理部25は、印刷データ受信待ち状態である旨が設定されているか否かを判断する(ステップA20)。
印刷データ受信待ち状態である旨が設定されている場合には(ステップA20の“YES”ルート参照)、印刷データ処理部25は、印刷データ受信待ち状態である旨の設定を解除するとともに(ステップA21)、印刷データや印刷ジョブデータを受信し(ステップA22;印刷データ受信ステップ)、受信した印刷データに対して色変換やハーフトーン処理等の画像処理を行なったり、同じく受信した印刷ジョブデータを印刷装置10において処理可能なデータに変換する処理を行なったりする。その後、第2判断部22は、経過時間をリセットしてから、経過時間の計測を再開して、ステップA12の処理に戻る。
印刷データ受信待ち状態である旨が設定されていない場合には(ステップA20の“NO”ルート参照)、第2判断部22は、経過時間をリセットしてから、経過時間の計測を再開して、ステップA14の処理に戻る。
そして、上述した処理が、印刷装置10の電源が遮断されるまで行なわれる。
上述の如く構成された本発明の一実施形態としての印刷装置10におけるバックアップ処理の手順の一例を、図3に示すフローチャート(ステップB11〜B25)に従って説明する。
第3判断部23は、メカコントローラ14とメインコントローラ12との間の通信状態のチェックを行なう(ステップB11;第3判断ステップ)。
第3判断部23における通信状態のチェックの結果、メカコントローラ14とメインコントローラ12との間で通信可能な状態でない場合には(ステップB11の“NO”ルート参照)、第3判断部23によってバックアップ処理を実行可能でないと判断されるので、バックアップ処理部24は、バックアップ処理未実行で(ステップB12)、処理を終了する。
一方、メカコントローラ14とメインコントローラ12との間で通信可能な状態である場合には(ステップB11の“YES”ルート参照)、第3判断部23によってバックアップ処理を実行可能であると判断されるので、バックアップ処理部24は、メカコントローラ14に読み込みコマンドを送信する(ステップB13)。
メカコントローラ14側のCPU16は、読み込みコマンドを受信すると、メカコントローラ14側の不揮発メモリ15に格納されたエンジン情報のデータチェックを行なう(ステップB14)。
メカコントローラ14側のCPU16におけるエンジン情報のデータチェックの結果、メカコントローラ14側の不揮発メモリ15に格納されたエンジン情報に異常がある場合には(ステップB14の“NO”ルート参照)、バックアップ処理部24は、メカコントローラ14側のコントローラ通信部17からエンジン情報が送信されず、バックアップ処理未実行で(ステップB15)、処理を終了する。
一方、メカコントローラ14側の不揮発メモリ15に格納されたエンジン情報に異常がない場合には(ステップB14の“YES”ルート参照)、メカコントローラ14側のCPU16は、メカコントローラ14側の不揮発メモリ15に格納されたエンジン情報の送信を開始し、バックアップ処理部24は、メカコントローラ14側のコントローラ通信部17から送信されたエンジン情報の受信を開始する(ステップB16)。
バックアップ処理部24がエンジン情報の受信を完了すると、第3判断部23は、バックアップ処理部24が受信したエンジン情報のデータチェックを行なう(ステップB17)。
第3判断部23におけるエンジン情報のデータチェックの結果、バックアップ処理部24が受信したエンジン情報に異常がある場合には(ステップB17の“NO”ルート参照)、第3判断部23によってバックアップ処理を実行可能でないと判断されるので、バックアップ処理部24は、受信したエンジン情報を廃棄し、バックアップ処理未実行で(ステップB18)、処理を終了する。
一方、バックアップ処理部24が受信したエンジン情報に異常がない場合には(ステップB17の“YES”ルート参照)、第3判断部23によってバックアップ処理を実行可能であると判断されるので、バックアップ処理部24は、受信したエンジン情報をメインコントローラ12側の不揮発メモリ18に書き込む処理を開始する(ステップB19)。
そして、第3判断部23は、バックアップ処理部24が受信したエンジン情報をメインコントローラ12側の不揮発メモリ18に書き込む処理を実行中に、不揮発メモリ18のエラーチェックを行なう(ステップB20)。
第3判断部23における不揮発メモリ18のエラーチェックの結果、不揮発メモリ18にエラーが発生した場合には(ステップB20の“YES”ルート参照)、第3判断部23は、バックアップ処理を実行可能でないと判断するとともに、不揮発メモリがエラーである旨のエラーメッセージを表示部(図示省略)に表示させ(ステップB21)、バックアップ処理部24は、バックアップ処理未実行で(ステップB22)、処理を終了する。
一方、不揮発メモリ18にエラーが発生していない場合には(ステップB20の“NO”ルート参照)、第3判断部23によってバックアップ処理を実行可能であると判断されるので、バックアップ処理部24は、受信したエンジン情報をメインコントローラ12側の不揮発メモリ18に書き込む処理を完了し、第3判断部23は、不揮発メモリ18に書き込まれた(格納された;保存された)エンジン情報のデータチェックを行なう(ステップB23)。
第3判断部23におけるエンジン情報のデータチェックの結果、不揮発メモリ18に書き込まれたエンジン情報に異常がある場合には(ステップB24の“NO”ルート参照)、第3判断部23は、バックアップ処理を実行可能でないと判断するとともに、不揮発メモリがエラーである旨のエラーメッセージを表示部(図示省略)に表示させ(ステップB21)、バックアップ処理部24は、バックアップ処理未実行で(ステップB22)、処理を終了する。
一方、不揮発メモリ18に書き込まれたエンジン情報に異常がない場合には(ステップB24の“YES”ルート参照)、第3判断部23によってバックアップ処理を実行可能であると判断されるので、バックアップ処理部24は、バックアップ処理を完了し(ステップB25)、処理を終了する。
このように、本発明の一実施形態としての印刷装置10によれば、印刷エンジン11側の不揮発メモリ15に格納されたエンジン情報を、メインコントローラ12側の不揮発メモリ18に格納するバックアップ処理を行なうことにより、印刷エンジン11側の不揮発メモリ15が破損してエンジンボードを交換した場合であっても、エンジンボードを交換する前のエンジン情報を容易に復旧することができる。
また、印刷装置10がパワーセーブ中である場合にバックアップ処理を行なうことにより、印刷エンジン11側のCPU16やメインコントローラ12側のCPU20における画像処理や印刷処理等の種々の処理を優先し、これらの処理を停止させずにバックアップ処理を行なうことができ、これにより、バックアップされたエンジン情報の信頼性を高めることができる。
さらに、第2判断部22によって設定時間が経過したと判断する都度、バックアップ処理を行なうことにより、定期的なバックアップ処理が可能になり、印刷装置10の連続使用時にもバックアップデータを最新にすることができる。従って、メカコントローラ14側の不揮発メモリ15が破損した場合に、メインコントローラ12側の不揮発メモリ18に格納されたエンジン情報を流用して管理する際の不具合がなくなる。
また、第3判断部23が、メカコントローラ14とメインコントローラ12との間の通信状態のチェックを行なったり、エンジン情報のデータチェックを行なったり、不揮発メモリ18のエラーチェックを行なったりして、バックアップ処理を実行可能であるか否かを判断し、バックアップ処理部24が、エンジン情報や不揮発メモリ18に異常がある場合にバックアップ処理を中止することにより、バックアップを安全に行なうことができる。
さらに、バックアップ処理部24によるバックアップ処理中に情報処理装置30から印刷データや印刷ジョブデータが送信された場合に、印刷データ処理部25が、これらの印刷データ等の受信を一時的に停止させて、バックアップ処理が完了した後に印刷データや印刷ジョブデータを処理することにより、バックアップ処理と画像処理や印刷処理等の種々の処理とを並行して行なうことがなく、バックアップをより安全に行なうことができる。
〔2〕その他
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、不揮発メモリ18をメインコントローラ12に搭載した例について説明しているが、それに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、印刷データ処理部25が、バックアップ処理部24によるバックアップ処理中に情報処理装置30から印刷データや印刷ジョブデータが送信された場合に、バックアップ処理が完了した後に印刷データや印刷ジョブデータを受信する例について説明しているが、それに限定されるものではなく、例えば、バックアップ処理部24によるバックアップ処理中に印刷データや印刷ジョブデータを受信して、メモリやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶領域(図示省略)に格納しておき、バックアップ処理が完了した後に、記憶領域に格納された印刷データや印刷ジョブデータを処理するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、CPU20が第1判断部21,第2判断部22,第3判断部23,バックアップ処理部24および印刷データ処理部25として機能する例について説明しているが、それに限定されるものではなく、例えば、情報処理装置30のCPU31が第1判断部21,第2判断部22,第3判断部23,バックアップ処理部24および印刷データ処理部25として機能してもよく、この場合には、情報処理装置30がバックアップ装置として機能する。又、メインコントローラ12自体が情報処理装置30に搭載されてもよい。
そして、情報処理装置30のCPU31がバックアッププログラムを実行することにより、これらの第1判断部21,第2判断部22,第3判断部23,バックアップ処理部24および印刷データ処理部25として機能するようにしてもよい。
なお、これらの第1判断部21,第2判断部22,第3判断部23,バックアップ処理部24および印刷データ処理部25としての機能を実現するためのプログラム(バックアッププログラム)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD−DVD等),磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク,ブルーレイディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
第1判断部21,第2判断部22,第3判断部23,バックアップ処理部24および印刷データ処理部25としての機能を実現する際には、内部記憶装置に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、コンピュータとは、ハードウェアとオペレーティングシステムとを含む概念であり、オペレーティングシステムの制御の下で動作するハードウェアを意味している。又、オペレーティングシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえており、本実施形態においては、情報処理装置30がコンピュータとしての機能を有しているのである。
さらに、本実施形態における記録媒体としては、上述したフレキシブルディスク,CD,DVD,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスクのほか、ICカード,ROMカートリッジ,磁気テープ,パンチカード,コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ),外部記憶装置等や、バーコードなどの符号が印刷された印刷物等のコンピュータ読取可能な種々の媒体を利用することができる。
〔3〕付記
(付記1) 印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンをそなえた印刷装置であって、
該印刷エンジンに関するエンジン情報を格納する第1記憶部と、
該第1記憶部に格納された該エンジン情報を格納可能な第2記憶部と、
該印刷装置がパワーセーブ中であることを判断する第1判断部と、
該第1判断部によって該印刷装置がパワーセーブ中であると判断された場合に、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を該第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうバックアップ処理部とをそなえることを特徴とする、印刷装置。
(付記2) 予め設定された設定時間が経過したことを判断する第2判断部をそなえ、
該バックアップ処理部が、該第2判断部によって該設定時間が経過したと判断される都度、該バックアップ処理を行なうことを特徴とする、付記1に記載の印刷装置。
(付記3) 該バックアップ処理を実行可能であることを判断する第3判断部をそなえ、
該バックアップ処理部が、該第3判断部によって該バックアップ処理を実行可能であると判断された場合に、該バックアップ処理を行なうことを特徴とする、付記1または付記2に記載の印刷装置。
(付記4) 該第1記憶部が、該印刷エンジンに搭載されることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
(付記5) 該印刷エンジンの制御を行なうメイン制御部をそなえ、
該第2記憶部が、該メイン制御部に搭載されることを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の印刷装置。
(付記6) 該バックアップ処理部による該バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、該バックアップ処理が完了した後に該印刷データを処理する印刷データ処理部をそなえることを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の印刷装置。
(付記7) 印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンと当該印刷エンジンに関するエンジン情報を格納する第1記憶部とをそなえた印刷装置に関して、該第1記憶部に格納されたエンジン情報を第2記憶部に格納するバックアップ装置であって、
該印刷装置がパワーセーブ中であることを判断する第1判断部と、
該第1判断部によって該印刷装置がパワーセーブ中であると判断された場合に、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を該第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうバックアップ処理部とをそなえることを特徴とする、バックアップ装置。
(付記8) 予め設定された設定時間が経過したことを判断する第2判断部をそなえ、
該バックアップ処理部が、該第2判断部によって該設定時間が経過したと判断される都度、該バックアップ処理を行なうことを特徴とする、付記7に記載のバックアップ装置。
(付記9) 該バックアップ処理を実行可能であることを判断する第3判断部をそなえ、
該バックアップ処理部が、該第3判断部によって該バックアップ処理を実行可能であると判断された場合に、該バックアップ処理を行なうことを特徴とする、付記7または付記8に記載のバックアップ装置。
(付記10) 該印刷エンジンの制御を行なうメイン制御部をそなえ、
該第2記憶部が、該メイン制御部に搭載されることを特徴とする、付記7〜9のいずれか1項に記載のバックアップ装置。
(付記11) 該バックアップ処理部による該バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、該バックアップ処理が完了した後に該印刷データを処理する印刷データ処理部をそなえることを特徴とする、付記7〜10のいずれか1項に記載のバックアップ装置。
(付記12) 印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンと当該印刷エンジンに関するエンジン情報を格納する第1記憶部とをそなえた印刷装置に関して、該第1記憶部に格納されたエンジン情報を第2記憶部に格納するバックアップ方法であって、
該印刷装置がパワーセーブ中であることを判断する第1判断ステップと、
該第1判断ステップにおいて該印刷装置がパワーセーブ中であると判断された場合に、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を該第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうバックアップ処理ステップとをそなえることを特徴とする、バックアップ方法。
(付記13) 予め設定された設定時間が経過したことを判断する第2判断ステップをそなえ、
該バックアップ処理ステップにおいて、該第2判断ステップにおいて該設定時間が経過したと判断される都度、該バックアップ処理を行なうことを特徴とする、付記12に記載のバックアップ方法。
(付記14) 該バックアップ処理を実行可能であることを判断する第3判断ステップをそなえ、
該バックアップ処理ステップにおいて、該第3判断ステップにおいて該バックアップ処理を実行可能であると判断された場合に、該バックアップ処理を行なうことを特徴とする、付記12または付記13に記載のバックアップ方法。
(付記15) 該バックアップ処理ステップにおける該バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、該バックアップ処理が完了した後に該印刷データを処理する印刷データ処理ステップをそなえることを特徴とする、付記12〜14のいずれか1項に記載のバックアップ方法。
(付記16) 印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンと当該印刷エンジンに関するエンジン情報を格納する第1記憶部とを有する印刷装置に関して、該第1記憶部に格納されたエンジン情報を第2記憶部に格納する機能をコンピュータに実行させるためのバックアッププログラムであって、
該印刷装置がパワーセーブ中であることを判断する第1判断部と、
該第1判断部によって該印刷装置がパワーセーブ中であると判断された場合に、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を該第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうバックアップ処理部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、バックアッププログラム。
(付記17) 予め設定された設定時間が経過したことを判断する第2判断部として該コンピュータを機能させるとともに、
該バックアップ処理部が、該第2判断部によって該設定時間が経過したと判断される都度、該バックアップ処理を行なうように該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記16に記載のバックアッププログラム。
(付記18) 該バックアップ処理を実行可能であることを判断する第3判断部として該コンピュータを機能させるとともに、
該バックアップ処理部が、該第3判断部によって該バックアップ処理を実行可能であると判断された場合に、該バックアップ処理を行なうように該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記16または付記17に記載のバックアッププログラム。
(付記19) 該バックアップ処理部による該バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、該バックアップ処理が完了した後に該印刷データを処理する印刷データ処理部として該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記16〜18のいずれか1項に記載のバックアッププログラム。
本発明の一実施形態としての印刷装置の構成例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態としての印刷装置における電源投入後からバックアップ処理を行なう手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態としての印刷装置におけるバックアップ処理の手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 印刷装置
11 印刷エンジン
12 メインコントローラ(メイン制御部)
13 印刷機構
14 メカコントローラ
15 不揮発メモリ(第1記憶部)
16,20,31 CPU
17 コントローラ通信部
18 不揮発メモリ(第2記憶部)
19 エンジン通信部
21 第1判断部
22 第2判断部
23 第3判断部
24 バックアップ処理部
25 印刷データ処理部
30 情報処理装置(バックアップ装置)

Claims (7)

  1. 印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンをそなえた印刷装置であって、
    該印刷エンジンに関するエンジン情報を格納する第1記憶部と、
    該第1記憶部に格納された該エンジン情報を格納可能な第2記憶部と、
    該印刷装置がパワーセーブ中であることを判断する第1判断部と、
    該第1判断部によって該印刷装置がパワーセーブ中であると判断された場合に、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を該第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうバックアップ処理部と、
    該バックアップ処理部による該バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、当該印刷データの受信を停止させ、該バックアップ処理が完了した後に該印刷データを受信し、受信した当該印刷データを処理する印刷データ処理部とをそなえることを特徴とする、印刷装置。
  2. 予め設定された設定時間が経過したことを判断する第2判断部をそなえ、
    該バックアップ処理部が、該第2判断部によって該設定時間が経過したと判断される都度、該バックアップ処理を行なうことを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 該バックアップ処理を実行可能であることを判断する第3判断部をそなえ、
    該バックアップ処理部が、該第3判断部によって該バックアップ処理を実行可能であると判断された場合に、該バックアップ処理を行なうことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
  4. 該第1記憶部が、該印刷エンジンに搭載されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンと当該印刷エンジンに関するエンジン情報を格納する第1記憶部とをそなえた印刷装置に関して、該第1記憶部に格納されたエンジン情報を第2記憶部に格納するバックアップ装置であって、
    該印刷装置がパワーセーブ中であることを判断する第1判断部と、
    該第1判断部によって該印刷装置がパワーセーブ中であると判断された場合に、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を該第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうバックアップ処理部と、
    該バックアップ処理部による該バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、当該印刷データの受信を停止させ、該バックアップ処理が完了した後に該印刷データを受信し、受信した当該印刷データを処理する印刷データ処理部とをそなえることを特徴とする、バックアップ装置。
  6. 印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンと当該印刷エンジンに関するエンジン情報を格納する第1記憶部とをそなえた印刷装置に関して、該第1記憶部に格納されたエンジン情報を第2記憶部に格納するバックアップ方法であって、
    該印刷装置がパワーセーブ中であることを判断する第1判断ステップと、
    該第1判断ステップにおいて該印刷装置がパワーセーブ中であると判断された場合に、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を該第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうバックアップ処理ステップと、
    該バックアップステップにおける該バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、当該印刷データの受信を停止させ、該バックアップ処理が完了した後に該印刷データを受信し、受信した当該印刷データを処理する印刷データ処理ステップとをそなえることを特徴とする、バックアップ方法。
  7. 印刷媒体に対して印刷を行なう印刷エンジンと当該印刷エンジンに関するエンジン情報を格納する第1記憶部とを有する印刷装置に関して、該第1記憶部に格納されたエンジン情報を第2記憶部に格納する機能をコンピュータに実行させるためのバックアッププログラムであって、
    該印刷装置がパワーセーブ中であることを判断する第1判断部と、
    該第1判断部によって該印刷装置がパワーセーブ中であると判断された場合に、該第1記憶部に格納された該エンジン情報を該第2記憶部に格納するバックアップ処理を行なうバックアップ処理部と、
    該バックアップ処理部による該バックアップ処理中に外部から印刷データが送信された場合に、当該印刷データの受信を停止させ、該バックアップ処理が完了した後に該印刷データを受信し、受信した当該印刷データを処理する印刷データ処理部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、バックアッププログラム。
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