JP3812281B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、一般的な印刷装置は、何らかのエラーの発生により正常に動作できない状態(以下、エラー状態と表記する)となったときには、装置の筐体に設けられた液晶パネル等に当該エラーの種類を示す情報や対処法に関する情報を表示し、動作を停止するように構成されている。また、発生が検出されるエラーは、製造元(或いは販売元)にその発生を通知すべきエラーであるサービスコールエラーとそれ以外のエラーとに分類されており、印刷装置は、サービスコールエラーではない各エラーに対してだけ、通電したままの状態でエラー状態を解消することができるように構成されている。
【0003】
すなわち、サービスコールエラーは、元々、印刷装置内において発生し得る各種のエラーの中から、製造元が対処しなければならない(ユーザが本質的な対処を行えない)エラーとして選ばれたものである。従って、従来の印刷装置には、サービスコールエラーの発生により生じたエラー状態を解除するための機能は設けられておらず、通常のエラーよりも詳細な情報を出力する機能が設けられているだけであった。換言すれば、従来の印刷装置は、ユーザができることが電源の再投入に限られた装置となっていた。
【0004】
なお、サービスコールエラーに関する情報を出力する機能の内容は、印刷装置によって異なっており、例えば、サービスコールエラーが発生した際、その内容を示す情報(通常、エラーコードと総印刷枚数とアドレスとタイプ)を、内蔵している不揮発性メモリに記憶するとともに、その筐体に設けられた液晶パネルに表示し、電源が再投入された際には、不揮発性メモリに記憶されている内容(すなわち、発生したサービスコールエラーに関する情報)の印刷を行う印刷装置が存在している。また、発生したサービスコールエラーに関する情報を印刷する機能を有さない(表示装置への表示のみを行う)印刷装置も存在している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
さて、従来より、印刷装置においては、構成部品の故障等のハードウェア的なエラーと、“0”での除算や0番地コールなどのソフトウェア的なエラーとが、サービスコールエラーとされている。
【0006】
ソフトウェア的なエラーは、プログラムが想定していない状況下で実行されることにより生ずるものである。すなわち、プログラムのバグに起因して生ずるものであるので、ソフトウェア的なエラーは、本来、発生してはいけないものである、しかしながら、バグを見出すこと自体が困難であるので、バグがないプログラムを作成することは極めて困難である。このため、バグが見出されたときに対処することとして、従来より、ソフトウェア的なエラーをサービスコールエラーとすることが行われているのである。
【0007】
このソフトウェア的なエラーが、近年の印刷装置では、一世代前の印刷装置よりも発生しやすくなってきている。何故ならば、その高機能化に伴い、印刷装置内で並列的に実行されるプログラムの組み合わせが増え、また各プログラムがより多くの状況下で実行されるようになっており、全ての場合に対応したプログラム(バグがないプログラム)を作成することがより困難なものとなっているためである。
【0008】
このような状況であるにも拘わらず、近年の印刷装置も、サービスコールエラーに関しては一世代前の印刷装置と変わらぬ手順で動作するもの(サービスコールエラーが発生した場合、そのサービスコールエラーがソフトウェア的なエラーであっても、ハードウェア的なエラーであっても、電源を再投入するといった対処しかユーザが行えない状態となるもの)となっている。
【0009】
このため、ソフトウェア的なサービスコールエラーが発生しているが故に利用できない状態にある確率が、近年の印刷装置は、従前の印刷装置よりも高い装置となっていた。
【0010】
そこで、本発明の課題は、サービスコールエラーの発生に対して、ユーザにとってより好ましい形態の対処が行われる印刷装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の印刷装置は、実行すべき印刷ジョブを受け付ける受付手段と、不揮発性記憶手段と、揮発性記憶手段と、プログラムに従って動作することにより、揮発性記憶手段を利用して、受付手段によって受け付けられた印刷ジョブを解釈して実行する印刷ジョブ実行手段と、印刷ジョブ実行手段が印刷ジョブに対する処理を中断することになるエラーであり、かつ、その発生が製造元へ通知されるべきエラーである各種のサービスコールエラーの発生を検出する検出手段と、この検出手段によってサービスコールエラーの発生が検出されたときに、そのサービスコールエラーの種類を示すエラーコード情報を不揮発性記憶手段に記憶し、そのサービスコールエラーが、電源の再投入により解消されるものとして予め設定された種類のサービスコールエラーであった場合には、印刷ジョブ実行手段にプログラムを最初から実行させるエラー対処手段とを備える。さらに、本発明の印刷装置は、前記エラー対処手段が、前記サービスコールエラーの種類を示すエラーコード情報を前記不揮発性記憶手段に記憶するとともに、前記サービスコールエラーが発生した時点において前記印刷ジョブ実行手段が処理を行っていた印刷ジョブのページを示すエラーページ情報を前記揮発性記憶手段に記憶する手段であり、前記印刷ジョブ実行手段が、前記プログラムに従った動作の開始時、前記不揮発性記憶手段に前記エラー情報が記憶されていなかった場合には、前記揮発性記憶手段の内容の書き換えを伴う機能チェックを行い、前記不揮発性記憶手段に前記エラー情報が記憶されていた場合には、前記機能チェックを行うことなく、前記不揮発性記憶手段に記憶されている前記エラーコード情報と、前記揮発性記憶手段に記憶されている前記エラーページ情報とを印刷する手段である構成を有する。
【0012】
すなわち、本発明の印刷装置は、発生が検出されたサービスコールエラーが、電源の再投入により解消されるものとして予め設定された種類のサービスコールエラーであった場合には、電源の再投入と同様の制御が行われる構成を有する。従って、本発明によれば、例えば、ソフトウェア的なサービスコールエラーが発生した場合に、そのエラーが、ユーザが電源を再投入しなくとも自動的に解消される印刷装置、すなわち、サービスコールエラーの発生に対して、ユーザにとってより好ましい形態の対処が行われる印刷装置が得られることになる。
【0017】
また、本発明の他の態様の印刷装置は、実行すべき印刷ジョブを受け付ける受付手段と、
不揮発性記憶手段と、揮発性記憶手段と、プログラムに従って動作することにより、前記揮発性記憶手段を利用して、前記受付手段によって受け付けられた印刷ジョブを解釈して実行する印刷ジョブ実行手段と、印刷ジョブ実行手段が印刷ジョブに対する処理を中断することになるエラーであって、その発生が製造元へ通知されるべきエラーである各種のサービスコールエラーの発生を検出する検出手段と、この検出手段によってサービスコールエラーの発生が検出されたときに、そのサービスコールエラーの種類を示すエラーコード情報を不揮発性記憶手段に記憶し、そのサービスコールエラーが電源の再投入により解消されるものとして予め設定された種類のサービスコールエラーであった場合には、印刷ジョブ実行手段にプログラムを最初から実行させるエラー対処手段とを備え、エラー対処手段が、検出手段によってエラーの発生が検出されたときに、印刷ジョブ実行手段による処理対象とされていた印刷ジョブとは異なる印刷ジョブが受付手段によって受け付けられていた場合には、受付手段によって既に受け付けられている当該印刷ジョブのみを不揮発性記憶手段に格納した後、印刷ジョブ実行手段にプログラムを最初から実行させ、印刷ジョブ実行手段による処理対象とされていた印刷ジョブとは異なる印刷ジョブが受付手段によって受け付けられていなかった場合には、印刷ジョブ実行手段による処理対象とされていた印刷ジョブを不揮発性記憶手段に格納することなく、印刷ジョブ実行手段にプログラムを最初から実行させる手段であり、印刷ジョブ処理手段が、プログラムに従った動作を開始した際に、不揮発性記憶手段に印刷ジョブが格納されていた場合には、その印刷ジョブを処理する手段である構成を有する。
【0018】
このような構成を採用すれば、従来の印刷装置では、電源を再投入した後に、再送信せざるを得なかった印刷ジョブが、そのような作業を行わなくとも印刷される印刷装置が得られることになる。なお、この構成を採用する際には、不揮発性記憶手段として、不揮発性メモリとハードディスク装置とを含むものを用い、エラー対処手段として、エラー情報を不揮発性メモリに格納し、印刷ジョブをハードディスク装置に格納するものを用いることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る印刷装置の構成、動作の概要を説明する。
【0021】
本実施形態に係る印刷装置10は、ネットワークに接続されて使用される装置(いわゆるネットワークプリンタ)であり、図示したように、バス29で相互に接続されたCPU21、ROM22、RAM23、NVRAM24、ハードディスク装置(HDD)25、ネットワークインタフェース部26、操作パネル部27、印刷機構28を備える。
【0022】
印刷機構28は、印刷を用紙上に実際に行う印刷エンジン,給紙装置,給紙装置にセットされた用紙を印刷エンジンに供給する機構,印刷エンジンによって印刷がなされた用紙を印刷装置10外に排出する機構等からなる。また、操作パネル部27は、印刷装置10の上面に設けられた液晶パネル27a,複数のボタン及び複数のLEDと、それらをCPU21が制御できるようにするための回路とからなる。
【0023】
ネットワークインタフェース部26は、ネットワークに接続されているコンピュータから送信されてくる印刷ジョブデータ(印刷要求)を受信する回路である。RAM23、NVRAM24(本実施形態では、EEPROM)、HDD25は、各種の情報を記憶しておくためにCPU21が利用する記憶装置である。ROM22は、CPU21の動作手順を規定する各種のプログラム(リアルタイムOSと、その上で走る各種プログラム)が記憶されたメモリである。このROM22内に記憶された各種プログラムは、CPU21に起動処理(詳細は後述)を実行させ、その後、CPU21を、インタフェース管理部31、ページ記述言語解釈部32、印刷管理部33、印刷機構制御部34、ステータス管理部35、サービスコールエラー対処部36等として機能させるものとなっている。
【0024】
以下、印刷装置10の動作を、図1ないし図4を用いて、サービスコールエラー関連の動作を中心に説明する。
【0025】
図1に示してあるインタフェース管理部31、ページ記述言語解釈部32、印刷管理部33、印刷機構制御部34は、それぞれ、以下に記すような処理(制御)を行う。
【0026】
インタフェース管理部31は、ネットワークインタフェース部26によって受信された印刷ジョブデータを、RAM23(場合によってはHDD25)に記憶する処理を行う。ページ記述言語解釈部32は、RAM23に記憶された、ページ記述言語で印刷内容が示されている印刷ジョブデータを解釈し、中間コードデータを作成する。印刷管理部33は、作成された中間コードデータの管理(印刷機構制御部34に展開させる中間コードデータの指定)を行い、印刷機構制御部34は、中間コードデータをバンド展開して印刷エンジンに供給する処理や、搬送機構を制御する処理を行う。
【0027】
また、これらの各部は、サービスコールエラーの発生を検出する機能を有している。そして、サービスコールエラーの発生を検出した各部(以下、エラー発生検出元と表記する)は、そのサービスコールエラーのエラーコード,印刷エンジンがそれまでに印刷した総印刷枚数,サービスコールエラーが発生した印刷ジョブの名称であるジョブ名,及び,当該印刷ジョブ内のいずれのページの処理時にサービスコールエラーが発生したかを示すエラーページ情報を、ステータス管理部35に通知する。また、エラー発生検出元は、発生したサービスコールエラーがソフトウェア的なサービスコールエラーであった場合には、サービスコールエラーが発生したアドレス、発生したエラーのタイプをサービスコールエラー対処部36に通知する。
【0028】
エラー発生検出元から、エラーコード、総印刷枚数,ジョブ名,及び,エラーページ情報の通知を受けたステータス管理部35は、図2に示したように、まず、エラーコードと総印刷枚数とをNVRAM24に保存する(ステップS101)。次いで、ステータス管理部35は、ジョブ名及びエラーページ情報をサービスコールエラー対処部36に通知する(ステップS102)。その後、ステータス管理部35は、次の印刷ジョブデータが受信されていた場合(ステップS103;YES)、すなわち、インタフェース管理部31によって既に処理されている印刷ジョブデータがあった場合には、その印刷ジョブデータをHDD25内に保存(ステップS104)し、処理を終了する。
【0029】
一方、エラー発生検出元からアドレスとタイプが通知され、ステータス管理部35からジョブ名とエラーページ情報とが通知されたサービスコールエラー対処部36は、図3に示したように、アドレスとタイプをNVRAM24に保存(ステップS201)し、発生したサービスコールエラーに関する情報を液晶パネル27aに表示する(ステップS202)。その後、サービスコールエラー対処部36は、ジョブ名とエラーページ情報をRAM23に保存(ステップS203)し、NVRAM24に、サービスコールエラーが発生したことを示すサービスコールエラー発生フラグを保存する(ステップS204)。
【0030】
次いで、サービスコールエラー対処部36は、発生したサービスコールエラーが、自動復帰可能エラーであるか否かを判断する(ステップS205)。ここで、自動復帰可能エラーとは、電源の再投入によりエラー状態を解除できるソフトウェア的なサービスコールエラーのことである。
【0031】
発生したサービスコールエラーが自動復帰可能エラーであった場合(ステップS205;YES)、サービスコールエラー対処部36は、その旨を示す自動復帰フラグをNVRAM24に保存する(ステップS206)。そして、所定時間(本装置では1分)が経過するのを待機(ステップS207)した後、電源投入時にも行われる処理である起動処理を開始させ(ステップS208)、動作を終了する。
【0032】
以下、図4を用いて、起動処理の内容を説明する。
起動処理の開始時には、印刷装置10を構成しているリセット可能な各ハードウェアがリセットされる(ステップS301)。その後、NVRAM24内に自動復帰フラグが記憶されているか否かが判断される(ステップS302)。
【0033】
自動復帰フラグが記憶されていなかった場合(ステップS302;NO)、ROMチェック(ステップS303)、RAMチェック(ステップS304)が行われる。すなわち、ステップS303では、ROM22内の各データが読み出され、パリティのチェックが行われる。また、ステップS304では、RAM23がデータを正確に書き込め、かつ、読み出せるものであるかをチェックするために、RAM23へのデータの書き込みを含む処理が行われる。
【0034】
その後、HDDチェック(ステップS305)が行われる。このステップでは、HDD25が正常に機能する否かがチェックされ、HDD25内に記憶されている不要なファイルが消去される。なお、NVRAM24内に自動復帰フラグが記憶されていた場合(ステップS302;NO)には、ROM22、RAM23のチェックが行われることなく、このステップS305が行われる。すなわち、RAM23内のデータの書き換えが行われることなく、HDD25のチェックが行われる。
【0035】
HDDチェック(ステップS305)後には、印刷装置10を図1に示した状態とするための初期化処理が行われる(ステップS306)。すなわち、各種プログラムを起動する処理や印刷装置10をネットワークに接続するための処理が行われる。
【0036】
その後、NVRAM24内に、サービスコールエラー発生フラグが保存されているか否か判断される(ステップS307)。そして、サービスコールエラー発生フラグが記憶されていなかった場合(ステップS307;YES)には、起動処理が終了される。
【0037】
一方、NVRAM24に、サービスコールエラー発生フラグが記憶されていた場合(ステップS307;YES)、NVRAM24に記憶されているサービスコールデータ(エラーコード、総印刷枚数等からなるデータ)が印刷される(ステップS308)。なお、本印刷装置10では、このステップS308で印刷される印刷物の内容が、後述するステップS311で印刷物が出力されていた場合にはその内容とともに、適宜、製造元等に通知されることになる。
【0038】
サービスコールデータの印刷(ステップS308)後には、NVRAM24内のサービスコールエラー発生フラグとサービスコールデータが消去される(ステップS309)。その後、NVRAM24に自動復帰フラグが記憶されていた場合(ステップS310;YES)には、RAM23に保存されているジョブ名、エラーページ情報の印刷が行われる(ステップS311)。
【0039】
次いで、HDD25に印刷ジョブデータが保存されていた場合には、その印刷ジョブデータがページ記述言語解釈部22に渡される(ステップS312)。すなわち、図2のステップS104が実行されていた場合には、このステップS312の処理により、サービスコールエラー発生時に既に受信されていた印刷ジョブデータに応じた印刷を行うための処理(制御)が、ページ記述言語解釈部32、印刷管理部33、印刷機構制御部34によって開始され、各部の処理の結果として、印刷機構28から当該印刷ジョブデータに応じた印刷物が排出される。
【0040】
その後、印刷を行ったHDD25内の印刷ジョブデータの消去と、NVRAM24内の自動復帰フラグの消去とが行われ(ステップS313)、起動処理が終了する。
【0041】
以上、説明したように、本実施形態に係る印刷装置10は、発生したサービスコールエラーがソフトウェア的なサービスコールエラー(自動復帰可能エラー)であった場合、そのサービスコールエラーを解消するための処理(一般的な印刷装置における電源の再投入と同様の処理)が自動的に行われる。このため、印刷装置10は、ソフトウェア的なサービスコールエラーの発生により利用できない状態にある確率が、極めて少ない装置となっている。
【0042】
また、印刷装置10では、発生したサービスコールエラーがソフトウェア的なエラーであった場合において、既に次に処理すべき印刷ジョブデータが受け付けられていたときには、サービスコールエラーを解消するための処理が行われた後に、その印刷ジョブデータを用いた印刷がなされる。すなわち、従来の印刷装置において、次印刷ジョブデータが既に受信されている状態でソフトウェア的なエラーが発生した場合、その印刷ジョブデータに応じた印刷を従来の印刷装置に行わせるためには、印刷装置の電源を再投入した後に当該印刷ジョブデータを再送信せざるを得なかったが、本印刷装置10では、そのような作業を行わなくとも次印刷ジョブデータの印刷が行われる。従って、印刷装置10は、ソフトウェア的なサービスコールエラーの発生により派生する弊害が少ない装置となっているということができる。
【0043】
さらに、印刷装置10は、サービスコールエラーが発生したときに、従来の印刷装置では記録が行われていなかったジョブ名とエラーページ情報の記録を行うように構成されている。従って、サービスコールエラーの発生を通知された製造元が、サービスコールエラーの発生原因をより容易に見出せることになり、その結果として、サービスコールエラーへの対処(プログラムの改良)がより早く行えることになる。
【0044】
<変形形態>
実施形態に係る印刷装置10は各種の変形を行うことができる。例えば、印刷装置10は、RAM23にエラーページ情報等を記憶する装置であった。しかしながら、このように構成してあるのは、NVRAM24の容量が少なかったためであるので、NVRAM24にエラーページ情報等が記憶されるように印刷装置10を変形しても良い。そして、そのように変形した場合には、ステップS302が行われないように(NVRAM24内に自動復帰フラグが記録されていた場合にも、RAMチェック等が行われるように)することができる。
【0045】
また、印刷装置10は、ソフトウェア的なエラーのみを自動復帰可能エラーとした装置であったが、例えば、ソフトウェア的なエラーではないが、電源の再投入により解消されることが多いサービスコールエラーがある場合には、そのサービスコールエラーも自動復帰可能エラーと判断されるように装置を構成することもできる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、サービスコールエラーの発生に対して、ユーザにとってより好ましい形態の対処が行われる印刷装置が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る印刷装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態に係る印刷装置に含まれるステータス管理部の動作手順を示した流れ図である。
【図3】実施形態に係る印刷装置に含まれるサービスコールエラー対処部の動作手順を示した流れ図である。
【図4】実施形態に係る印刷装置で実行される起動処理の流れ図である。
【符号の説明】
10 印刷装置
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 NVRAM
25 HDD
26 ネットワークインタフェース部
27 操作パネル部
28 印刷機構
31 インタフェース管理部
32 ページ記述言語解釈部
33 印刷管理部
34 印刷機構制御部
35 ステータス管理部
36 サービスコールエラー対処部

Claims (3)

  1. 実行すべき印刷ジョブを受け付ける受付手段と、
    不揮発性記憶手段と、
    揮発性記憶手段と、
    プログラムに従って動作することにより、前記揮発性記憶手段を利用して、前記受付手段によって受け付けられた印刷ジョブを解釈して実行する印刷ジョブ実行手段と、
    前記印刷ジョブ実行手段が印刷ジョブに対する処理を中断することになるエラーであって、その発生が製造元へ通知されるべきエラーである各種のサービスコールエラーの発生を検出する検出手段と、
    この検出手段によってサービスコールエラーの発生が検出されたときに、そのサービスコールエラーの種類を示すエラーコード情報を前記不揮発性記憶手段に記憶し、そのサービスコールエラーが電源の再投入により解消されるものとして予め設定された種類のサービスコールエラーであった場合には、前記印刷ジョブ実行手段に前記プログラムを最初から実行させるエラー対処手段と
    を備え、
    前記エラー対処手段は、前記サービスコールエラーの種類を示すエラーコード情報を前記不揮発性記憶手段に記憶するとともに、前記サービスコールエラーが発生した時点において前記印刷ジョブ実行手段が処理を行っていた印刷ジョブのページを示すエラーページ情報を前記揮発性記憶手段に記憶し、
    前記印刷ジョブ実行手段は、前記プログラムに従った動作の開始時、前記不揮発性記憶手段に前記エラー情報が記憶されていなかった場合には、前記揮発性記憶手段の内容の書き換えを伴う機能チェックを行い、前記不揮発性記憶手段に前記エラー情報が記憶されていた場合には、前記機能チェックを行うことなく、前記不揮発性記憶手段に記憶されている前記エラーコード情報と、前記揮発性記憶手段に記憶されている前記エラーページ情報とを印刷する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 実行すべき印刷ジョブを受け付ける受付手段と、
    不揮発性記憶手段と、
    揮発性記憶手段と、
    プログラムに従って動作することにより、前記揮発性記憶手段を利用して、前記受付手段によって受け付けられた印刷ジョブを解釈して実行する印刷ジョブ実行手段と、
    前記印刷ジョブ実行手段が印刷ジョブに対する処理を中断することになるエラーであって、その発生が製造元へ通知されるべきエラーである各種のサービスコールエラーの発生を検出する検出手段と、
    この検出手段によってサービスコールエラーの発生が検出されたときに、そのサービスコールエラーの種類を示すエラーコード情報を前記不揮発性記憶手段に記憶し、そのサービスコールエラーが電源の再投入により解消されるものとして予め設定された種類のサービスコールエラーであった場合には、前記印刷ジョブ実行手段に前記プログラムを最初から実行させるエラー対処手段と
    を備え、
    前記エラー対処手段が、前記検出手段によってエラーの発生が検出されたときに、前記印刷ジョブ実行手段による処理対象とされていた印刷ジョブとは異なる印刷ジョブが前記受付手段によって受け付けられていた場合には、前記受付手段によって既に受け付けられている当該印刷ジョブのみを前記不揮発性記憶手段に格納した後、前記印刷ジョブ実行手段に前記プログラムを最初から実行させ、前記印刷ジョブ実行手段による処理対象とされていた印刷ジョブとは異なる印刷ジョブが前記受付手段によって受け付けられていなかった場合には、前記印刷ジョブ実行手段による処理対象とされていた印刷ジョブを前記不揮発性記憶手段に格納することなく、前記印刷ジョブ実行手段に前記プログラムを最初から実行させる手段であり、
    前記印刷ジョブ処理手段が、前記プログラムに従った動作を開始した際に、前記不揮発性記憶手段に印刷ジョブが格納されていた場合には、その印刷ジョブを処理する手段である
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 前記不揮発性記憶手段は、不揮発性メモリとハードディスク装置とを含み、
    前記エラー対処手段は、前記エラー情報を前記不揮発性メモリに格納し、前記印刷ジョブを前記ハードディスク装置に格納する
    ことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
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