JP2001310537A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2001310537A
JP2001310537A JP2000128757A JP2000128757A JP2001310537A JP 2001310537 A JP2001310537 A JP 2001310537A JP 2000128757 A JP2000128757 A JP 2000128757A JP 2000128757 A JP2000128757 A JP 2000128757A JP 2001310537 A JP2001310537 A JP 2001310537A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービスコールエラーの発生に対して、ユー
ザにとってより好ましい形態の対処が行われる印刷装置
を提供する。 【解決手段】 印刷装置は、発生が検出されたサービス
コールエラーが、自動復帰可能なソフトウェア的なサー
ビスコールエラーであった場合(ステップS205;Y
ES)には、電源投入時に行われる処理である起動処理
を開始する(ステップS208)。また、印刷装置は、
サービスコールエラーを発生させたジョブ名、エラーペ
ージ情報の記録(ステップS203)を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、一般的な印刷装置は、何
らかのエラーの発生により正常に動作できない状態(以
下、エラー状態と表記する)となったときには、装置の
筐体に設けられた液晶パネル等に当該エラーの種類を示
す情報や対処法に関する情報を表示し、動作を停止する
ように構成されている。また、発生が検出されるエラー
は、製造元(或いは販売元)にその発生を通知すべきエ
ラーであるサービスコールエラーとそれ以外のエラーと
に分類されており、印刷装置は、サービスコールエラー
ではない各エラーに対してだけ、通電したままの状態で
エラー状態を解消することができるように構成されてい
る。
【0003】すなわち、サービスコールエラーは、元
々、印刷装置内において発生し得る各種のエラーの中か
ら、製造元が対処しなければならない(ユーザが本質的
な対処を行えない)エラーとして選ばれたものである。
従って、従来の印刷装置には、サービスコールエラーの
発生により生じたエラー状態を解除するための機能は設
けられておらず、通常のエラーよりも詳細な情報を出力
する機能が設けられているだけであった。換言すれば、
従来の印刷装置は、ユーザができることが電源の再投入
に限られた装置となっていた。
【0004】なお、サービスコールエラーに関する情報
を出力する機能の内容は、印刷装置によって異なってお
り、例えば、サービスコールエラーが発生した際、その
内容を示す情報(通常、エラーコードと総印刷枚数とア
ドレスとタイプ)を、内蔵している不揮発性メモリに記
憶するとともに、その筐体に設けられた液晶パネルに表
示し、電源が再投入された際には、不揮発性メモリに記
憶されている内容(すなわち、発生したサービスコール
エラーに関する情報)の印刷を行う印刷装置が存在して
いる。また、発生したサービスコールエラーに関する情
報を印刷する機能を有さない(表示装置への表示のみを
行う)印刷装置も存在している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、従来より、印刷
装置においては、構成部品の故障等のハードウェア的な
エラーと、“0”での除算や0番地コールなどのソフト
ウェア的なエラーとが、サービスコールエラーとされて
いる。
【0006】ソフトウェア的なエラーは、プログラムが
想定していない状況下で実行されることにより生ずるも
のである。すなわち、プログラムのバグに起因して生ず
るものであるので、ソフトウェア的なエラーは、本来、
発生してはいけないものである、しかしながら、バグを
見出すこと自体が困難であるので、バグがないプログラ
ムを作成することは極めて困難である。このため、バグ
が見出されたときに対処することとして、従来より、ソ
フトウェア的なエラーをサービスコールエラーとするこ
とが行われているのである。
【0007】このソフトウェア的なエラーが、近年の印
刷装置では、一世代前の印刷装置よりも発生しやすくな
ってきている。何故ならば、その高機能化に伴い、印刷
装置内で並列的に実行されるプログラムの組み合わせが
増え、また各プログラムがより多くの状況下で実行され
るようになっており、全ての場合に対応したプログラム
(バグがないプログラム)を作成することがより困難な
ものとなっているためである。
【0008】このような状況であるにも拘わらず、近年
の印刷装置も、サービスコールエラーに関しては一世代
前の印刷装置と変わらぬ手順で動作するもの(サービス
コールエラーが発生した場合、そのサービスコールエラ
ーがソフトウェア的なエラーであっても、ハードウェア
的なエラーであっても、電源を再投入するといった対処
しかユーザが行えない状態となるもの)となっている。
【0009】このため、ソフトウェア的なサービスコー
ルエラーが発生しているが故に利用できない状態にある
確率が、近年の印刷装置は、従前の印刷装置よりも高い
装置となっていた。
【0010】そこで、本発明の課題は、サービスコール
エラーの発生に対して、ユーザにとってより好ましい形
態の対処が行われる印刷装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の印刷装置は、実行すべき印刷ジョブを受け
付ける受付手段と、不揮発性記憶手段と、揮発性記憶手
段と、プログラムに従って動作することにより、揮発性
記憶手段を利用して、受付手段によって受け付けられた
印刷ジョブを解釈して実行する印刷ジョブ実行手段と、
印刷ジョブ実行手段が印刷ジョブに対する処理を中断す
ることになるエラーであり、かつ、その発生が製造元へ
通知されるべきエラーである各種のサービスコールエラ
ーの発生を検出する検出手段と、この検出手段によって
サービスコールエラーの発生が検出されたときに、その
サービスコールエラーの種類を示すエラーコード情報を
不揮発性記憶手段に記憶し、そのサービスコールエラー
が、電源の再投入により解消されるものとして予め設定
された種類のサービスコールエラーであった場合には、
印刷ジョブ実行手段にプログラムを最初から実行させる
エラー対処手段とを備える。
【0012】すなわち、本発明の印刷装置は、発生が検
出されたサービスコールエラーが、電源の再投入により
解消されるものとして予め設定された種類のサービスコ
ールエラーであった場合には、電源の再投入と同様の制
御が行われる構成を有する。従って、本発明によれば、
例えば、ソフトウェア的なサービスコールエラーが発生
した場合に、そのエラーが、ユーザが電源を再投入しな
くとも自動的に解消される印刷装置、すなわち、サービ
スコールエラーの発生に対して、ユーザにとってより好
ましい形態の対処が行われる印刷装置が得られることに
なる。
【0013】本発明の印刷装置を実現するに際しては、
エラー対処手段として、エラーコード情報と、サービス
コールエラーが発生した印刷ジョブのページを示す情報
とを含むエラー情報を不揮発性記憶手段に記憶する手段
を採用してもよい。このようなエラー対処手段を採用す
れば、発生したサービスコールエラーに関するより多く
の情報が不揮発性記憶手段に記憶されることになるの
で、製造元が、サービスコールエラーにより迅速に対処
できることになる。
【0014】なお、印刷装置内に記憶されたエラー情報
は、どのような形で出力されるようにすることもでき
る。
【0015】たとえば、印刷ジョブ実行手段として、プ
ログラムに従った動作の開始時、不揮発性記憶手段にエ
ラー情報が記憶されていた場合には、そのエラー情報を
印刷する手段を用いることによって、エラー情報が印刷
されるように印刷装置を構成することもできる。
【0016】また、エラー対処手段として、サービスコ
ールエラーの種類を表すエラー情報を不揮発性記憶手段
に記憶するとともに、サービスコールエラーが発生した
時点において印刷ジョブ実行手段が処理を行っていた印
刷ジョブのページを示すページ情報を揮発性記憶手段に
記憶する手段を用いるとともに、印刷ジョブ実行手段と
して、プログラムに従った動作の開始時、不揮発性記憶
手段にエラー情報が記憶されていなかった場合には、揮
発性記憶手段の内容の書き換えを伴う機能チェックを行
い、不揮発性記憶手段にエラー情報が記憶されていた場
合には、機能チェックを行うことなく、不揮発性記憶手
段に記憶されているエラー情報と、揮発性記憶手段に記
憶されているエラーページ情報とを印刷する手段を用い
ることもできる。
【0017】また、本発明の印刷装置を実現するに際し
ては、エラー対処手段として、検出手段によってエラー
の発生が検出されたときに、印刷ジョブ実行手段による
処理対象とされていた印刷ジョブとは異なる印刷ジョブ
が受付手段によって受け付けられていた場合には、当該
印刷ジョブを不揮発性記憶手段に格納した後、印刷ジョ
ブ実行手段にプログラムを最初から実行させる手段を用
い、印刷ジョブ処理手段として、プログラムに従った動
作を開始した際に、不揮発性記憶手段に印刷ジョブが格
納されていた場合には、その印刷ジョブを処理する手段
を用いることができる。
【0018】このような構成を採用すれば、従来の印刷
装置では、電源を再投入した後に、再送信せざるを得な
かった印刷ジョブが、そのような作業を行わなくとも印
刷される印刷装置が得られることになる。なお、この構
成を採用する際には、不揮発性記憶手段として、不揮発
性メモリとハードディスク装置とを含むものを用い、エ
ラー対処手段として、エラー情報を不揮発性メモリに格
納し、印刷ジョブをハードディスク装置に格納するもの
を用いることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0020】まず、図1を用いて、本発明の一実施形態
に係る印刷装置の構成、動作の概要を説明する。
【0021】本実施形態に係る印刷装置10は、ネット
ワークに接続されて使用される装置(いわゆるネットワ
ークプリンタ)であり、図示したように、バス29で相
互に接続されたCPU21、ROM22、RAM23、
NVRAM24、ハードディスク装置(HDD)25、
ネットワークインタフェース部26、操作パネル部2
7、印刷機構28を備える。
【0022】印刷機構28は、印刷を用紙上に実際に行
う印刷エンジン,給紙装置,給紙装置にセットされた用
紙を印刷エンジンに供給する機構,印刷エンジンによっ
て印刷がなされた用紙を印刷装置10外に排出する機構
等からなる。また、操作パネル部27は、印刷装置10
の上面に設けられた液晶パネル27a,複数のボタン及
び複数のLEDと、それらをCPU21が制御できるよ
うにするための回路とからなる。
【0023】ネットワークインタフェース部26は、ネ
ットワークに接続されているコンピュータから送信され
てくる印刷ジョブデータ(印刷要求)を受信する回路で
ある。RAM23、NVRAM24(本実施形態では、
EEPROM)、HDD25は、各種の情報を記憶して
おくためにCPU21が利用する記憶装置である。RO
M22は、CPU21の動作手順を規定する各種のプロ
グラム(リアルタイムOSと、その上で走る各種プログ
ラム)が記憶されたメモリである。このROM22内に
記憶された各種プログラムは、CPU21に起動処理
(詳細は後述)を実行させ、その後、CPU21を、イ
ンタフェース管理部31、ページ記述言語解釈部32、
印刷管理部33、印刷機構制御部34、ステータス管理
部35、サービスコールエラー対処部36等として機能
させるものとなっている。
【0024】以下、印刷装置10の動作を、図1ないし
図4を用いて、サービスコールエラー関連の動作を中心
に説明する。
【0025】図1に示してあるインタフェース管理部3
1、ページ記述言語解釈部32、印刷管理部33、印刷
機構制御部34は、それぞれ、以下に記すような処理
(制御)を行う。
【0026】インタフェース管理部31は、ネットワー
クインタフェース部26によって受信された印刷ジョブ
データを、RAM23(場合によってはHDD25)に
記憶する処理を行う。ページ記述言語解釈部32は、R
AM23に記憶された、ページ記述言語で印刷内容が示
されている印刷ジョブデータを解釈し、中間コードデー
タを作成する。印刷管理部33は、作成された中間コー
ドデータの管理(印刷機構制御部34に展開させる中間
コードデータの指定)を行い、印刷機構制御部34は、
中間コードデータをバンド展開して印刷エンジンに供給
する処理や、搬送機構を制御する処理を行う。
【0027】また、これらの各部は、サービスコールエ
ラーの発生を検出する機能を有している。そして、サー
ビスコールエラーの発生を検出した各部(以下、エラー
発生検出元と表記する)は、そのサービスコールエラー
のエラーコード,印刷エンジンがそれまでに印刷した総
印刷枚数,サービスコールエラーが発生した印刷ジョブ
の名称であるジョブ名,及び,当該印刷ジョブ内のいず
れのページの処理時にサービスコールエラーが発生した
かを示すエラーページ情報を、ステータス管理部35に
通知する。また、エラー発生検出元は、発生したサービ
スコールエラーがソフトウェア的なサービスコールエラ
ーであった場合には、サービスコールエラーが発生した
アドレス、発生したエラーのタイプをサービスコールエ
ラー対処部36に通知する。
【0028】エラー発生検出元から、エラーコード、総
印刷枚数,ジョブ名,及び,エラーページ情報の通知を
受けたステータス管理部35は、図2に示したように、
まず、エラーコードと総印刷枚数とをNVRAM24に
保存する(ステップS101)。次いで、ステータス管
理部35は、ジョブ名及びエラーページ情報をサービス
コールエラー対処部36に通知する(ステップS10
2)。その後、ステータス管理部35は、次の印刷ジョ
ブデータが受信されていた場合(ステップS103;Y
ES)、すなわち、インタフェース管理部31によって
既に処理されている印刷ジョブデータがあった場合に
は、その印刷ジョブデータをHDD25内に保存(ステ
ップS104)し、処理を終了する。
【0029】一方、エラー発生検出元からアドレスとタ
イプが通知され、ステータス管理部35からジョブ名と
エラーページ情報とが通知されたサービスコールエラー
対処部36は、図3に示したように、アドレスとタイプ
をNVRAM24に保存(ステップS201)し、発生
したサービスコールエラーに関する情報を液晶パネル2
7aに表示する(ステップS202)。その後、サービ
スコールエラー対処部36は、ジョブ名とエラーページ
情報をRAM23に保存(ステップS203)し、NV
RAM24に、サービスコールエラーが発生したことを
示すサービスコールエラー発生フラグを保存する(ステ
ップS204)。
【0030】次いで、サービスコールエラー対処部36
は、発生したサービスコールエラーが、自動復帰可能エ
ラーであるか否かを判断する(ステップS205)。こ
こで、自動復帰可能エラーとは、電源の再投入によりエ
ラー状態を解除できるソフトウェア的なサービスコール
エラーのことである。
【0031】発生したサービスコールエラーが自動復帰
可能エラーであった場合(ステップS205;YE
S)、サービスコールエラー対処部36は、その旨を示
す自動復帰フラグをNVRAM24に保存する(ステッ
プS206)。そして、所定時間(本装置では1分)が
経過するのを待機(ステップS207)した後、電源投
入時にも行われる処理である起動処理を開始させ(ステ
ップS208)、動作を終了する。
【0032】以下、図4を用いて、起動処理の内容を説
明する。起動処理の開始時には、印刷装置10を構成し
ているリセット可能な各ハードウェアがリセットされる
(ステップS301)。その後、NVRAM24内に自
動復帰フラグが記憶されているか否かが判断される(ス
テップS302)。
【0033】自動復帰フラグが記憶されていなかった場
合(ステップS302;NO)、ROMチェック(ステ
ップS303)、RAMチェック(ステップS304)
が行われる。すなわち、ステップS303では、ROM
22内の各データが読み出され、パリティのチェックが
行われる。また、ステップS304では、RAM23が
データを正確に書き込め、かつ、読み出せるものである
かをチェックするために、RAM23へのデータの書き
込みを含む処理が行われる。
【0034】その後、HDDチェック(ステップS30
5)が行われる。このステップでは、HDD25が正常
に機能する否かがチェックされ、HDD25内に記憶さ
れている不要なファイルが消去される。なお、NVRA
M24内に自動復帰フラグが記憶されていた場合(ステ
ップS302;NO)には、ROM22、RAM23の
チェックが行われることなく、このステップS305が
行われる。すなわち、RAM23内のデータの書き換え
が行われることなく、HDD25のチェックが行われ
る。
【0035】HDDチェック(ステップS305)後に
は、印刷装置10を図1に示した状態とするための初期
化処理が行われる(ステップS306)。すなわち、各
種プログラムを起動する処理や印刷装置10をネットワ
ークに接続するための処理が行われる。
【0036】その後、NVRAM24内に、サービスコ
ールエラー発生フラグが保存されているか否か判断され
る(ステップS307)。そして、サービスコールエラ
ー発生フラグが記憶されていなかった場合(ステップS
307;YES)には、起動処理が終了される。
【0037】一方、NVRAM24に、サービスコール
エラー発生フラグが記憶されていた場合(ステップS3
07;YES)、NVRAM24に記憶されているサー
ビスコールデータ(エラーコード、総印刷枚数等からな
るデータ)が印刷される(ステップS308)。なお、
本印刷装置10では、このステップS308で印刷され
る印刷物の内容が、後述するステップS311で印刷物
が出力されていた場合にはその内容とともに、適宜、製
造元等に通知されることになる。
【0038】サービスコールデータの印刷(ステップS
308)後には、NVRAM24内のサービスコールエ
ラー発生フラグとサービスコールデータが消去される
(ステップS309)。その後、NVRAM24に自動
復帰フラグが記憶されていた場合(ステップS310;
YES)には、RAM23に保存されているジョブ名、
エラーページ情報の印刷が行われる(ステップS31
1)。
【0039】次いで、HDD25に印刷ジョブデータが
保存されていた場合には、その印刷ジョブデータがペー
ジ記述言語解釈部22に渡される(ステップS31
2)。すなわち、図2のステップS104が実行されて
いた場合には、このステップS312の処理により、サ
ービスコールエラー発生時に既に受信されていた印刷ジ
ョブデータに応じた印刷を行うための処理(制御)が、
ページ記述言語解釈部32、印刷管理部33、印刷機構
制御部34によって開始され、各部の処理の結果とし
て、印刷機構28から当該印刷ジョブデータに応じた印
刷物が排出される。
【0040】その後、印刷を行ったHDD25内の印刷
ジョブデータの消去と、NVRAM24内の自動復帰フ
ラグの消去とが行われ(ステップS313)、起動処理
が終了する。
【0041】以上、説明したように、本実施形態に係る
印刷装置10は、発生したサービスコールエラーがソフ
トウェア的なサービスコールエラー(自動復帰可能エラ
ー)であった場合、そのサービスコールエラーを解消す
るための処理(一般的な印刷装置における電源の再投入
と同様の処理)が自動的に行われる。このため、印刷装
置10は、ソフトウェア的なサービスコールエラーの発
生により利用できない状態にある確率が、極めて少ない
装置となっている。
【0042】また、印刷装置10では、発生したサービ
スコールエラーがソフトウェア的なエラーであった場合
において、既に次に処理すべき印刷ジョブデータが受け
付けられていたときには、サービスコールエラーを解消
するための処理が行われた後に、その印刷ジョブデータ
を用いた印刷がなされる。すなわち、従来の印刷装置に
おいて、次印刷ジョブデータが既に受信されている状態
でソフトウェア的なエラーが発生した場合、その印刷ジ
ョブデータに応じた印刷を従来の印刷装置に行わせるた
めには、印刷装置の電源を再投入した後に当該印刷ジョ
ブデータを再送信せざるを得なかったが、本印刷装置1
0では、そのような作業を行わなくとも次印刷ジョブデ
ータの印刷が行われる。従って、印刷装置10は、ソフ
トウェア的なサービスコールエラーの発生により派生す
る弊害が少ない装置となっているということができる。
【0043】さらに、印刷装置10は、サービスコール
エラーが発生したときに、従来の印刷装置では記録が行
われていなかったジョブ名とエラーページ情報の記録を
行うように構成されている。従って、サービスコールエ
ラーの発生を通知された製造元が、サービスコールエラ
ーの発生原因をより容易に見出せることになり、その結
果として、サービスコールエラーへの対処(プログラム
の改良)がより早く行えることになる。
【0044】<変形形態>実施形態に係る印刷装置10
は各種の変形を行うことができる。例えば、印刷装置1
0は、RAM23にエラーページ情報等を記憶する装置
であった。しかしながら、このように構成してあるの
は、NVRAM24の容量が少なかったためであるの
で、NVRAM24にエラーページ情報等が記憶される
ように印刷装置10を変形しても良い。そして、そのよ
うに変形した場合には、ステップS302が行われない
ように(NVRAM24内に自動復帰フラグが記録され
ていた場合にも、RAMチェック等が行われるように)
することができる。
【0045】また、印刷装置10は、ソフトウェア的な
エラーのみを自動復帰可能エラーとした装置であった
が、例えば、ソフトウェア的なエラーではないが、電源
の再投入により解消されることが多いサービスコールエ
ラーがある場合には、そのサービスコールエラーも自動
復帰可能エラーと判断されるように装置を構成すること
もできる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、サービスコールエラー
の発生に対して、ユーザにとってより好ましい形態の対
処が行われる印刷装置が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る印刷装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】実施形態に係る印刷装置に含まれるステータス
管理部の動作手順を示した流れ図である。
【図3】実施形態に係る印刷装置に含まれるサービスコ
ールエラー対処部の動作手順を示した流れ図である。
【図4】実施形態に係る印刷装置で実行される起動処理
の流れ図である。
【符号の説明】
10 印刷装置 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 NVRAM 25 HDD 26 ネットワークインタフェース部 27 操作パネル部 28 印刷機構 31 インタフェース管理部 32 ページ記述言語解釈部 33 印刷管理部 34 印刷機構制御部 35 ステータス管理部 36 サービスコールエラー対処部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実行すべき印刷ジョブを受け付ける受付
    手段と、 不揮発性記憶手段と、 揮発性記憶手段と、 プログラムに従って動作することにより、前記揮発性記
    憶手段を利用して、前記受付手段によって受け付けられ
    た印刷ジョブを解釈して実行する印刷ジョブ実行手段
    と、 前記印刷ジョブ実行手段が印刷ジョブに対する処理を中
    断することになるエラーであって、その発生が製造元へ
    通知されるべきエラーである各種のサービスコールエラ
    ーの発生を検出する検出手段と、 この検出手段によってサービスコールエラーの発生が検
    出されたときに、そのサービスコールエラーの種類を示
    すエラーコード情報を前記不揮発性記憶手段に記憶し、
    そのサービスコールエラーが電源の再投入により解消さ
    れるものとして予め設定された種類のサービスコールエ
    ラーであった場合には、前記印刷ジョブ実行手段に前記
    プログラムを最初から実行させるエラー対処手段とを備
    えることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記エラー対処手段は、前記エラーコー
    ド情報と、前記サービスコールエラーが発生した時点に
    おいて前記印刷ジョブ実行手段が処理を行っていた印刷
    ジョブのページを示すエラーページ情報とを含むエラー
    情報を前記不揮発性記憶手段に記憶することを特徴とす
    る請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷ジョブ実行手段は、前記プログ
    ラムに従った動作の開始時、前記不揮発性記憶手段に前
    記エラー情報が記憶されていた場合には、そのエラー情
    報を印刷することを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記エラー対処手段は、前記サービスコ
    ールエラーの種類を示すエラーコード情報を前記不揮発
    性記憶手段に記憶するとともに、前記サービスコールエ
    ラーが発生した時点において前記印刷ジョブ実行手段が
    処理を行っていた印刷ジョブのページを示すエラーペー
    ジ情報を前記揮発性記憶手段に記憶し、 前記印刷ジョブ実行手段は、前記プログラムに従った動
    作の開始時、前記不揮発性記憶手段に前記エラー情報が
    記憶されていなかった場合には、前記揮発性記憶手段の
    内容の書き換えを伴う機能チェックを行い、前記不揮発
    性記憶手段に前記エラー情報が記憶されていた場合に
    は、前記機能チェックを行うことなく、前記不揮発性記
    憶手段に記憶されている前記エラーコード情報と、前記
    揮発性記憶手段に記憶されている前記エラーページ情報
    とを印刷することを特徴とする請求項1記載の印刷装
    置。
  5. 【請求項5】 前記エラー対処手段は、前記検出手段に
    よってエラーの発生が検出されたときに、前記印刷ジョ
    ブ実行手段による処理対象とされていた印刷ジョブとは
    異なる印刷ジョブが前記受付手段によって受け付けられ
    ていた場合には、当該印刷ジョブを前記不揮発性記憶手
    段に格納した後、前記印刷ジョブ実行手段に前記プログ
    ラムを最初から実行させ、 前記印刷ジョブ処理手段は、前記プログラムに従った動
    作を開始した際に、前記不揮発性記憶手段に印刷ジョブ
    が格納されていた場合には、その印刷ジョブを処理する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記不揮発性記憶手段は、不揮発性メモ
    リとハードディスク装置とを含み、 前記エラー対処手段は、前記エラー情報を前記不揮発性
    メモリに格納し、前記印刷ジョブを前記ハードディスク
    装置に格納することを特徴とする請求項5記載の印刷装
    置。
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