JP6072160B2 - 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、インストールされたアプリケーションを実行可能な印刷装置に関する。
従来、故障などで一部の機能が使用できなくなったとき、その機能を無効にして利用可能な他の機能動作させる縮退手段を有するデジタル複合機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、画像処理装置等におけるリアルタイムOS上にさらに別の組み込みシステム向けの実行環境、例えばJava(登録商標)などの実行環境を構築し、アプリケーションを外部からダウンロードして実行することも知られている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2010−156862号公報 特開2001−249814号公報
特許文献2のような、ダウンロードして実行するようなアプリケーションの中には、ユ
ーザによって運用の異なる可能性の高い、ユーザ認証などセキュリティに関わる機能や、画像処理装置の使用状況を集計するアカウント機能を持つものがある。
画像処理装置内の2次記憶機能が使用できなくなったとき、無条件にエラー画面を表示し、サービスマンをコールするような構成、即ちユーザが画像処理装置を利用できなくなるような構成では、画像処理装置のダウンタイムが長くなる。また、特許文献1の考え方のように、2次記憶機能を無効にして画像処理装置を使用し続けると、ダウンロードしたアプリケーションの機能が使えなくなる。そのため、例えばアプリケーションがユーザ認証機能などのセキュリティにかかわる機能を提供するものである場合、そのような機能が有効とならない状況で画像処理装置が利用可能とってしまいセキュリティ上好ましくない。
また、例えば、アプリケーションが画像処理装置の使用状況を集計するアカウント機能を提供するものである場合、そのような機能が有効とならない状況で画像処理装置が利用可能となってしまい、使用状況を正しく集計することができなくなる。よって、縮退動作を行うことによって画像処理装置を管理するために必要な機能を提供することができなくなると画像処理装置が正しく動作しなくなることがある。
本発明は、記憶手段においてエラーが発生した場合に、印刷装置を適切に動作させることを目的とする。
本発明の印刷装置は、印刷機能を有し、アプリケーションをインストール可能な印刷装置であって、記憶手段と、前記記憶手段においてエラーが発生し、かつ、前記記憶手段前記アプリケーションのアプリケーションファイル記憶されていない場合に、前記印刷装置の動作モードとして、前記印刷機能の使用が可能であり前記記憶手段の使用が制限される縮退モードを設定し、前記記憶手段においてエラーが発生し、かつ、前記記憶手段前記アプリケーションのアプリケーションファイル記憶されている場合に、前記印刷装置の動作モードとして、前記縮退モードではなく、前記印刷機能を使用できないエラーモードを設定する設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、記憶手段においてエラーが発生した場合に、印刷装置を適切に動作させることができる。
印刷装置100の装置構成の一例を示すブロック図である。 印刷装置100のソフトウェア構造の一例を示す図である。 印刷装置100の機能ブロックの一例を示す図である。 アプリケーションの構造の一例を示す図である。 印刷装置100がHDD107のエラーを検知する際に実行する処理の一例を示すフローチャートである。 印刷装置100が起動時に実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の印刷装置の本発明の機能ブロック図である。 第2の実施形態の印刷装置100がHDD107のエラーを検知する際に実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の印刷装置100が起動時に実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本実施形態における印刷装置100の装置構成の一例を示すブロック図である。印刷装置100は画像処理装置の一例である。CPU109を含む制御部108は、印刷装置100全体の動作を制御する。CPU109は、ROM110、あるいはハードディスク(HDD)に記憶されたプログラムを読み出して印刷装置100の各種制御を実行する。RAM111は、CPU109の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。本実施形態では、RAM111は、不揮発性の領域(SRAM/FRAM等)を含むものとする。HDD107は、画像データや各種プログラムを記憶する。制御部108は機能部101と接続し、機能部101に含まれる操作部102やプリンタ部103の動作を制御する。
操作部102には、タッチパネル機能を有する液晶表示部やキーボードなどが備えられている。プリンタ部103は制御部108から入力された印刷すべき画像データをシート上に印刷する。また、プリンタ部103は、給紙装置、排紙装置を有している。
インターフェース部105は、制御部108を不図示のネットワーク等に接続し、ネットワーク上の情報処理装置(不図示)などから印刷用の画像データを受信したり、操作部102で表示する画面データを受信したりする。また、後述するアプリケーションを印刷装置100にインストールする場合、インターフェース部105を介してアプリケーションをダウンロードする。なお、不図示の情報処理装置から受信した印刷画像は画像メモリ106に一時的に格納され、制御部108を介してプリンタ部103において印刷される。
なお、本実施形態では、印刷装置100を画像処理装置の一例として説明するが、更にスキャナ機能や画像送信機能などを備えた複合機であっても良い。
図2は、本実施形態における印刷装置100のソフトウェア構造の一例を示す図である。図2に示される各ソフトウェアは、ROM110あるいはHDD107に格納され、CPU109によって実行されるものとする。
OS(Operation System)層201は、一般的にはリアルタイムOSが使用されるが、Linux(登録商標)等の汎用OSを用いても良い。Java(登録商標)VM202は、Java(登録商標)などの仮想マシンであり、アプリケーションの実行環境を提供する。アプリケーション・フレームワーク203は、アプリケーションのライフサイクルを管理する機能を提供する。インストーラ・サービス204は、後述のアプリケーションA,Bなど複数のアプリケーションを、アプリケーション・フレームワーク203に登録することでインストール処理を行う。
アプリケーションA 205,アプリケーションB 206は、インストーラ・サービス204によってインストールされたアプリケーションであり、印刷装置100上で様々な機能を提供する。アプリケーションA 205,アプリケーションB 206は、印刷装置100の外部からダウンロードしてインストールすることが可能である。こアプリケーションA 205,アプリケーションB 206の少なくともいずれかは、操作部102を介してユーザとやり取りを行うことが可能である。また、アプリケーションA 205,アプリケーションB 206の少なくともいずれかは、インターフェース部105を介して、図外のネットワーク上のPCなどからデータを受信し、プリンタ部103を使って印刷することも可能である。なお、インストーラ・サービス204は、不図示の情報処理装置からブラウザを使用してアクセスされ、後述の図4に示す所定のアプリケーション・ファイルを受信する。
Native機能207は、印刷装置100に組み込まれた機能を提供する。インターフェース部105を介して受信した印刷データに基づき、プリンタ部103で印刷を行う機能がNative機能の一例である。なお、本実施形態では、Java(登録商標)VM202、アプリケーション・フレームワーク203、アプリケーションA 205、アプリケーションB 206はHDD107に格納されているものとする。また、Native機能207はROM110に格納されているものとする。
図3は、第1の実施形態の印刷装置100の機能ブロックの一例を示す図である。図3に示される各機能はソフトウェアとして構成され、図2に示した各ソフトウェアの何れか、あるいはその一部、または図2に示した複数のソフトウェアの組み合わせによって提供される。
アプリケーション管理手段301は、インストーラ・サービス204に含まれる機能である。アプリケーション有無判定手段302は、インストーラ・サービス204を介してインストールされたアプリケーションの有無を判定する。アプリケーション実行判定手段303は、インストーラ・サービス204を介してインストールされたアプリケーションが実行中であるか否か、または、印刷装置100の起動時等の所定のタイミングで実行すべきアプリケーションであるか否かを判定する。セキュリティ識別情報判定手段304は、図4に示されるセキュリティ識別情報403を参照し、アプリケーションがセキュリティ識別情報403を持っているか否かを判定する。
縮退管理手段305は、Native機能207に含まれる機能である。縮退管理手段305は、後述のエラー検知手段306により検知したエラーによっては、エラーが発生した機能を無効化して、印刷装置100の動作を継続する(縮退動作)処理を行う。エラー検知手段306は、プリンタ部103が有する給紙装置、排紙装置の状態をはじめ、HDD107や、インターフェース部105等の印刷装置100の各部の状態を監視する。
表示手段307は、操作部102の液晶表示部などにメッセージ等を表示するための指示を行う。記憶手段308は、HDD107やRAM111へのデータの書き込みおよび読みだしを行う。
図4は、本実施形態における、アプリケーションの構造の一例を示す図である。具体的には、図2のアプリケーションA 205、アプリケーションB 206の構造を示すものである。
アプリケーション・ファイル401は、アプリケーション構成情報402とアプリケーション実体部404とを含む。アプリケーション構成情報402は、セキュリティ識別情報403を含む。インストーラ・サービス204に含まれるアプリケーション管理手段301は、アプリケーション・ファイル401をインストールする際に、セキュリティ識別情報403を抽出する。そして、記憶手段308は、抽出されたセキュリティ識別情報403をHDD107あるいはRAM111に格納する。アプリケーション実体部404は、アプリケーション・ファイル401に含まれるアプリケーションの実体そのものである。アプリケーション管理手段301がアプリケーション・ファイル401をインストールする際には、アプリケーション実体部404は記憶手段308によってHDD107の所定の領域に格納される。セキュリティ識別情報403は、そのアプリケーションが印刷装置100のセキュリティに関わるアプリケーションであることを示している。セキュリティ識別情報403を有するアプリケーションを実行することによって、印刷装置100のセキュリティが保たれる。例えば、印刷装置100のユーザを認証するためのアプリケーションや、印刷装置100のHDD107に格納されるデータを暗号化するためのアプリケーションや、セキュアプリントを実現するためのアプリケーション等がセキュリティ識別情報403を有している。
なお、印刷装置100の使用状況を集計するアカウント機能を提供するようなアプリケーションがセキュリティ識別情報403を有していてもよい。つまり、印刷装置の管理のために用いられるアプリケーションに対して、印刷装置の管理のために用いられるアプリケーションであることを示す識別情報としてセキュリティ識別情報403を用いてもよい。
図5は、第1の実施形態の印刷装置100がHDD107のエラーを検知する際に実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、図5、図6のフローチャートにおいて、図3に示した機能ブロックのいずれかが各ステップを実行する主体となるように説明するが、図3に示した機能ブロックは、印刷装置100のCPU109が図2に示したソフトウェアの何れかを実行することによって実現される。よって、本フローチャートは、印刷装置100のCPU109が図2に示すソフトウェアのいずれかを実行することによって実現される。
ステップ501において、エラー検知手段306はHDD107のエラーを検知したか否かを判定(決定)する。HDD107のエラーを検知できない場合は本ステップを繰り返す。HDD107のエラーを検知した場合はステップ502に進む。
ステップ502では、表示手段307はHDD107でエラーが発生したことを示すメッセージを操作部102の液晶表示部に表示する。そしてステップ503に進み、アプリケーション有無判定手段302は、印刷装置100にインストール済みのアプリケーションが存在するかを判定する。印刷装置100にインストールされたアプリケーションが存在しなければステップ504に進み、存在する場合はステップ505に進む。
ステップ504において、縮退管理手段305は「HDD縮退モード」を設定する。「HDD縮退モード」は、印刷装置100が次回起動時にHDD107を無効化した状態に遷移するためのパラメータである。このパラメータは、RAM111の不揮発性の領域(SRAM/FRAM(登録商標)等)に格納される。ステップ505において、セキュリティ識別情報判定手段304は、印刷装置100にインストールされたアプリケーションのうち、セキュリティ識別情報403を持ったアプリケーションが存在するか否かを判定(決定)する。セキュリティ識別情報403を持ったアプリケーションが存在しないと判定された場合は、ステップ506に進み、存在すると判定された場合はステップ507に進む。
ステップ506において、縮退管理手段305は、「警告メッセージ付きHDD縮退モード」を、RAM111の不揮発性の領域(SRAM/FRAM(登録商標)等)に設定する。「警告メッセージ付きHDD縮退モード」については後述する。
ステップ507において、アプリケーション実行判定手段303はセキュリティ識別情報403を持ったアプリケーションと判定されたアプリケーションについて以下の判定(決定)を行う。即ち、(1)アプリケーションが実行中であるか否か、あるいは、(2)印刷装置100の起動時等の所定のタイミングで実行すべきアプリケーションであるか否か、を判定(決定)する。セキュリティ識別情報403を持ったアプリケーションと判定されたアプリケーションが実行中である、あるいは印刷装置100の起動時等の所定のタイミングで実行すべきアプリケーションであると判定された場合にはステップ508へ進む。一方、セキュリティ識別情報403を持ったアプリケーションと判定されたアプリケーションが実行中でない、あるいは印刷装置100の起動時等の所定のタイミングで実行すべきアプリケーションでないと判定された場合にはステップ506へ進む。なお、ステップ505でセキュリティ識別情報403を持ったアプリケーションが複数存在することが判定された場合、ステップ507ではこれら複数のアプリケーションの少なくとも1つが印刷装置100の起動時に実行すべきアプリケーションであると判定された場合にはステップ508へ進む。一方、ステップ507で、これら複数のアプリケーションがいずれも印刷装置100の起動時に実行すべきアプリケーションでないと判定された場合にはステップ506へ進む。
ステップ508では、縮退管理手段305は、「HDDエラー表示モード」をRAM111の不揮発性の領域(SRAM/FRAM(登録商標)等)に設定する。更に、縮退管理手段305は、印刷装置100の次回起動時に、HDD107にエラーが発生したことを示すエラーメッセージを操作部102の液晶表示部に表示するためのパラメータをRAM111の不揮発性の領域(SRAM/FRAM(登録商標)等)に設定する。
ステップ504、506、508を実行した後、本フローチャートを終了する。なお、本フローチャートの実行を終了した後、印刷装置100は印刷動作や印刷データの受付を停止し、操作部102に印刷装置100を再起動(電源をオフして再投入)することをユーザに促すメッセージを表示した状態で待機する。メッセージとしてエラーコードを表示してもよい。このような状態でユーザが印刷装置100を再起動させると、印刷装置100は図6のフローチャートで説明する処理を実行する。
図6は、第1の実施形態の印刷装置100が起動時に実行する処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、印刷装置100のCPU109が図2に示すソフトウェアのいずれかを実行することによって実現される。印刷装置100に電源を投入することにより本フローチャートは実行を開始する。
ステップ601において、RAM111の不揮発性の領域(SRAM/FRAM(登録商標)等)を参照して、起動用のパラメータの中に「HDD縮退モード」が設定されているか否かを判定(決定)する。「HDD縮退モード」が設定されている場合にはステップ602に進み、そうでなければステップ603に進む。
ステップ602では、「HDD縮退モード」で動作する。「HDD縮退モード」では、印刷装置100はHDD107を無効化した状態で起動する。HDD107が無効化された場合、アプリケーション管理手段301は、HDD107に記憶されたアプリケーションの起動処理を行うことができない。よって、アプリケーションによる機能が提供されない状態で印刷装置100は稼働し、ROM110に格納されたNative機能207が提供する印刷機能(画像処理機能)が動作する。
ステップ603では、RAM111の不揮発性の領域(SRAM/FRAM(登録商標)等)を参照して、起動用のパラメータの中に「警告メッセージ付きHDD縮退モード」が設定されているか否かを判定(決定)する。「警告メッセージ付きHDD縮退モード」設定されている場合は、ステップ604に進み、設定されていなければステップ606に進む。
ステップ604において、表示手段307は使用できないアプリケーションが存在する趣旨の所定の警告メッセージを、操作部102の液晶表示部に表示する。ステップ605では、ステップであり、操作部102に対してユーザによる所定の操作が行われることにより、ステップ604で表示された警告メッセージの解除が行われたかを判定する。警告メッセージの解除が行われたと判定した場合にはステップ602に進む。
ステップ606では、RAM111の不揮発性の領域(SRAM/FRAM(登録商標)等)を参照して、起動用のパラメータの中に「HDDエラー表示モード」が設定されているか否かを判定(決定)する。「HDDエラー表示モード」が設定されている場合はステップ607に進み、設定されていなければステップ608に進む。ステップ607において、表示手段307は操作部102の液晶表示部にエラーメッセージを表示する。エラーメッセージは、サービスマンに所定の復旧処理を依頼することを促す趣旨のメッセージである。「HDDエラー表示モード」においては印刷装置100は稼働状態にはならず、印刷機能などは動作しない。また「HDDエラー表示モード」では、印刷装置100を「HDD縮退モード」で実行することもない。「HDDエラー表示モード」から印刷装置100を復旧させるためには、サービスマンなどによる所定の復旧処理が必要となる。
ステップ608では、RAM111の不揮発性の領域(SRAM/FRAM(登録商標)等)にパラメータが設定されていない(HDD107にエラーが発生していない)ので、印刷装置100の動作を正常に開始する。
図5、図6のフローチャートによれば、ステップ507,508、606,607によって、セキュリティ識別情報403を持つ特定のアプリケーションを実行できなくなった場合には、印刷装置100がHDD107を無効にして縮退動作することを防止する。これにより、印刷装置100がセキュリティ識別情報403を有するアプリケーション、即ち、印刷装置100のセキュリティを保つために必要なアプリケーションを実行することなく印刷装置100が稼働してしまうことを防止することができる。よって、印刷装置100のセキュリティを保つことが可能になる。また、図6のステップ604において、印刷装置100の使用者は、サービスマンをコールして所定の復旧処理を行うか、業務に影響がないと判断すればアプリケーションの機能を使用せず、そのまま使用し続けることができる。このように「HDD縮退モード」で動作するか否かを選択的に制御することができるので、印刷装置100が正しく動作しなくなることを防止でき、ユーザの利便性を向上できる。
なお、図5のフローチャートのステップ503で、アプリケーション有無判定手段302がインストール済みのアプリケーションが存在すると判定した場合にはステップ505、507の判定を行わずにステップ508へ遷移するようにしても良い。つまり、印刷装置100にアプリケーションがインストールされており、HDD107がアプリケーション・ファイルを記憶している状態でHDD107にエラーが発生した場合には、「HDDエラー表示モード」に設定される。この状態では印刷装置100を再起動しても印刷装置100は稼働できる状態にはならない。この場合、印刷装置100にアプリケーションがインストールされていない場合に限り、「HDD縮退モード」へ移行することが可能になる。
また、図5のフローチャートのステップ505でセキュリティ識別情報403を有するアプリケーションであると判定された場合には、ステップ507の判定を行わずにステップ508の処理を行うようにしてもよい。
〔第2の実施形態〕
以下、本発明を実施するための第2の形態について図面を用いて説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態に対し、記憶領域の自動復旧処理、および復旧できなかった場合の記憶領域初期化処理を加えたものである。
第2の実施形態における、印刷装置100の装置構成は図1に示したものと同様である。また、印刷装置100のソフトウェア構造は図2に示したものと同様である。また、印刷装置100にインストールされるアプリケーションの構造は図4に示したものと同じである。
図7は、第2の実施形態における印刷装置100の機能ブロックの一例を示す図である。図7に示される各機能はソフトウェアとして構成され、図2に示した各ソフトウェアの何れか、あるいはその一部、または図2に示した複数のソフトウェアの組み合わせによって提供される。
アプリケーション管理手段701は、図3のアプリケーション管理手段301と同じである。そしてその中に含まれるアプリケーション有無判定手段702、アプリケーション実行判定手段703、セキュリティ識別情報判定手段704は、それぞれ図3のアプリケーション有無判定手段302、アプリケーション実行判定手段303、セキュリティ識別情報判定手段304と同じである。アプリケーション有無判定手段702、アプリケーション実行判定手段703、セキュリティ識別情報判定手段704が判定を行う際に使用するデータは、RAM111の不揮発性の領域(SRAM/FRAM(登録商標)等)に格納されている。
エラー検知手段705であり、プリンタ部103が有する給紙装置、排紙装置の状態をはじめ、HDD107や、インターフェース部105等の印刷装置100の各部の状態を監視する。
表示手段706は図3の表示手段307と同じである。記憶手段707は図3の記憶手段308と同じである。記憶装置自動復旧手段708は、HDD107の復旧を行う機能を有する。記憶装置自動復旧手段708が有する記憶装置初期化手段709は、HDD107を初期化(フォーマット)し、HDD107を初期状態に復旧する機能を有する。
図8は、第2の実施形態の印刷装置100がHDD107のエラーを検知する際に実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、図8、図9のフローチャートの各ステップにおいて、図7に示した機能ブロックのいずれかが各ステップを実行する主体となるように説明するが、図7に示した機能ブロックは、印刷装置100のCPU109が図2に示したソフトウェアの何れかを実行することによって実現される。よって、本フローチャートは、印刷装置100のCPU109が図2に示すソフトウェアのいずれかを実行することによって実現される。
ステップ801において、エラー検知手段705はHDD107のエラーを検知したかを判定(決定)する。HDD107のエラーを、検知できていない場合は本ステップを繰り返す。HDD107のエラーを検知した場合はステップ802に進む。ステップ802において、表示手段706はHDD107でエラーが発生したことを示すメッセージを操作部102の液晶表示部に表示する。ステップ803は、印刷装置100の次回起動時に、HDD107の自動復旧を実施させるためのパラメータである「自動復旧モード」を設定する。このパラメータは、RAM111の不揮発性の領域(SRAM/FRAM(登録商標)等)に格納される。以上で本フローチャートを終了する。
図9は、第2の実施形態の印刷装置100が起動時に実行する処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、印刷装置100のCPU109が図2に示すソフトウェアのいずれかを実行することによって実現される。印刷装置100に電源を投入することにより本フローチャートは実行を開始する。
ステップ901では、RAM111の不揮発性の領域(SRAM/FRAM(登録商標)等)を参照して、「自動復旧モード」が設定されているか否かを判定(決定)する。「自動復旧モード」が設定されていない場合はステップ902に進み、設定されている場合はステップ903にすすむ。ステップ902では、印刷装置100は正常動作を行う。ここでは印刷装置100は本来の機能(印刷機能や画像処理機能)を実行する。また、正常動作時の印刷装置100は、HDD107に格納されているアプリケーションが提供する機能も実行する。
ステップ903において、記憶装置自動復旧手段708は、HDD107の自動復旧を行う。ここでは、記憶装置自動復旧手段708は、HDD107のエラーを解消し、エラー発生前の状況に復帰するための処理を実行する。ここでは、公知の修復処理(例えばCHKDSKなど)ステップ904では、ステップ903の自動復旧処理によって、HDD107がエラー発生前の状態に復旧したか否かを判定(決定)する。復旧できたと判定した場合には、ステップ902に進み正常動作を行う。一方、復旧に失敗したと判定した場合にはステップ905に進む。ステップ905では、HDD107を初期化(フォーマット)する。
ステップ906において、アプリケーション有無判定手段702は、印刷装置100にインストール済みのアプリケーションが存在するか否かを判定(決定)する。インストール済みのアプリケーションが存在しないと判定した場合にはステップ902に進み、印刷装置100は正常動作を行う。インストール済みのアプリケーションが存在すると判定した場合にはステップ907に進む。一方ステップ907では、セキュリティ識別情報判定手段704はインストール済みのアプリケーションの中にセキュリティ識別情報403を持ったアプリケーションが存在するか否かを判定(決定)する。セキュリティ識別情報403を持ったアプリケーションが存在しないと判定された場合は、ステップ908に進み、セキュリティ識別情報403を持ったアプリケーションが存在すると判定された場合はステップ910に進む。
ステップ908において、表示手段706は、ステップ905での記憶領域初期化処理によってHDD107に記憶されたアプリケーションが消失したことを示すメッセージを操作部102に表示する。そしてステップ909に進み、ステップ908で表示された警告メッセージを解除するためのユーザによる所定の操作が行われたかを判定する。解除のための所定の操作が行われた場合には、ステップ902に進み、そうでなければ本ステップを繰り返す。
ステップ910において、アプリケーション実行判定手段703はセキュリティ識別情報を持ったアプリケーションが、(1)実行中であるか否か、あるいは、(2)印刷装置100の起動時等の所定のタイミングで実行すべきアプリケーションであるか否か、を判定(決定)する。セキュリティ識別情報を持ったアプリケーションが実行中でない、あるいは印刷装置100の起動時等の所定のタイミングで実行すべきアプリケーションでないと判定された場合にはステップ908に進む。一方、セキュリティ識別情報を持ったアプリケーションが実行中である、あるいは印刷装置100の起動時等の所定のタイミングで実行すべきアプリケーションがあると判定された場合にはステップ911に進む。ステップ911は図6のステップ607における「HDDエラー表示モード」と同様に、エラーメッセージを表示する。ここで表示されるエラーメッセージはサービスマンを呼び所定の復旧処理を依頼することを促す旨のメッセージである。本ステップが実行される場合、印刷装置100を復旧させるには所定の復旧処理が必要となる。また、ステップ911を実行している間に印刷装置100は稼働状態にはならず、印刷機能や画像処理機能などが動作可能にはならない。
以上、図9のフローチャートによれば、ステップ907、910、911によって、セキュリティ識別情報403をもつアプリケーションが実行できない場合には、HDD107が復旧したとしても印刷装置100を稼働させない。これにより、印刷装置100がセキュリティ識別情報403を有するアプリケーション、即ち、印刷装置100のセキュリティを保つために必要なアプリケーションを実行することなく印刷装置100が稼働してしまうことを防止することができる。よって、印刷装置100のセキュリティを保つことが可能になる。
なお、図9のフローチャートのステップ906で、アプリケーション有無判定手段302がインストール済みのアプリケーションが存在すると判定した場合にはステップ907、910の判定を行わずにステップ911へ遷移するようにしても良い。つまり、印刷装置100にアプリケーションがインストールされており、HDD107がアプリケーション・ファイルを記憶している状態でHDD107にエラーが発生し、かつHDD107の初期化が行われた場合には、「HDDエラー表示モード」に設定される。この状態では印刷装置100を再起動しても印刷装置100は稼働できる状態にはならない。
また、図9のフローチャートのステップ907で、セキュリティ識別情報403を有するアプリケーションであると判定された場合には、ステップ910の処理を実行せずにステップ911へ進むようにしてもよい。
〔他の実施形態〕
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 印刷装置
107 HDD
205 アプリケーションA
206 アプリケーションB

Claims (8)

  1. 印刷機能を有し、アプリケーションをインストール可能な印刷装置であって、
    記憶手段と、
    前記記憶手段においてエラーが発生し、かつ、前記記憶手段前記アプリケーションのアプリケーションファイル記憶されていない場合に、前記印刷装置の動作モードとして、前記印刷機能の使用が可能であり前記記憶手段の使用が制限される縮退モードを設定し、
    前記記憶手段においてエラーが発生し、かつ、前記記憶手段前記アプリケーションのアプリケーションファイル記憶されている場合に、前記印刷装置の動作モードとして、前記縮退モードではなく、前記印刷機能を使用できないエラーモードを設定する設定手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 表示手段を更に備え、
    前記印刷装置が前記エラーモードで動作する場合、前記表示手段は、前記エラーモードに対応する所定のエラーメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記所定のエラーメッセージは、サービスマンに復旧処理を依頼することを促すメッセージであることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記記憶手段とは異なる他の記憶手段を更に備え、
    前記印刷機能は、前記他の記憶手段に記憶されているプログラムが提供する機能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記他の記憶手段はROMであることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記記憶手段はハードディスクであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 印刷機能を有し、アプリケーションをインストール可能な印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷装置の記憶手段においてエラーが発生したことを検知する検知ステップと、
    エラーが発生したことを前記検知ステップで検知し、かつ、前記記憶手段前記アプリケーションのアプリケーションファイル記憶されていない場合に、前記印刷装置の動作モードとして、前記印刷機能の使用が可能であり前記記憶手段の使用が制限される縮退モードを設定し、
    エラーが発生したことを前記検知ステップで検知し、かつ、前記記憶手段前記アプリケーションのアプリケーションファイル記憶されている場合に、前記印刷装置の動作モードとして、前記縮退モードではなく、前記印刷機能を使用できないエラーモードを設定する設定ステップとを有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の印刷装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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