JP5004831B2 - 画像形成装置、画像形成方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Description
<RAID(Redundant Arrays of Inexpensive (もしくはIndependent) Disks、レイド)>
これは、複数台のハードディスク(Hard Disc Drive:以下“HDD”)を組み合わせることで仮想的な1台のHDDとして運用する技術である。ディスクアレイの代表的な実装形態で、主に信頼性の向上を図るために用いられる。複数台のHDDのうちの1台(RAID6の場合は2台)のHDDが故障してもデータを保持できる。RAIDには以下の(1)〜(3)3種類が挙げられる。
(2)RAID 5 : ブロック単位でのパリティ分散記録 : HDDが最低3台必要
(3)RAID 6 : ブロック単位・複数パリティ分散記録 : HDDが最低4台必要
ここで、HDDの故障とは、セクタの読み出しや書き込みができない状態、及びセクタの読み出しはできるがデータ不整合(あり得ない動作をする)状態を生じた時をいう。
バックアップ装置は、HDD等を備えた装置であり、通常使用するHDDが故障した時に備え、データを記憶しておく。通常使用のHDDで発生したデータ障害はバックアップ装置からのデータで復旧を行う(例えば、特許文献2〜6参照)。
これは、ファイルとその管理情報を記憶するファイル記憶装置であって、書き込み対象のデータを一時的に記憶する揮発性メモリと、揮発性メモリから読み出される書き込み対象データを記憶する不揮発性の主記憶部とを備えた第1の記憶手段と、不揮発性の第2の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶される管理情報を更新する場合、更新前の管理情報から更新後の管理情報を再構築するための再構築用情報を第2の記憶手段に書き込み、書き込みが完了した後で更新を実行する制御手段と、を有するものが挙げられる。
本発明に係る画像形成装置の一実施の形態は、画像形成装置のデータを記憶するストレージ(不揮発性大容量記憶手段:HDD)と、ストレージの故障個所を検知する故障検知手段と、故障検知手段が検知した結果に基づいて機能を制限する機能制限手段とを有することを特徴とする。
ここで、故障検知手段及び機能制限手段は、ソフトウェアで構成されるものとする。
(a)壊れていない機能は使い続けたい。ユーザー操作により初期化(フォーマット)をして復帰させたい。
(b)故障とはいえ、フォーマットをすると復帰できる場合が多い。
(c)機器内に予備のHDDや代替ストレージはコストがかかる。
(d)アクセススピードは落としたくない。という観点から本願発明に至った。
(1)フォーマットして直る程度の故障の場合にはユーザーにより復旧できる。
(2)サービスマンを呼ばなくてもいい。
(3)フォーマットで直らなくても、故障箇所以外は使用が可能。
(4)機器内での Backup(控え)/ Restore(復元)による性能低下やダウンタイム発生が無い。
(5)ジャーナリングファイルシステムによる性能低下やダウンタイム発生が無い。
(6)コストを抑えることができる。
(7)消費電力はHDDを複数設けるよりははるかに低い。
という効果が得られる。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、HDDのフォーマットにより復旧の可能性のある故障が発生した旨の表示と、故障のアドレスを含むパーティションをフォーマットしても良いか否かの表示を操作パネルに表示し、ユーザーの意志を確認してからフォーマットを行うことを特徴とする。
すなわち、本画像形成装置は、ストレージのフォーマットにより復旧の可能性のある故障が発生した旨の表示、及び故障のアドレスを含むパーティションのフォーマットの要否の表示を表示する操作パネルを有し、機能制限手段は、操作パネルでフォーマットを必要とする旨の操作が行われてからフォーマットを行うことを特徴とする。
(a)HDDが壊れたのか否かがわからない。
(b)以下の(b-1)や(b-2)のような使い方をしているユーザーにとって、勝手にフォーマットされてパーティション内のデータが全て消えてしまうのは困る。
(b-1)文書蓄積をする。
(b-2)スキャン文書を予め設定されたPC、メールアドレス、FAX番号先に転送する。
という観点から本願発明に至った。
(1)HDDが壊れたことがわかる。
(2)パーティション内のデータでアクセス可能なデータについては、他のデバイスにバックアップすることができる。
という効果が得られる。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、ストレージに故障を検知した場合、故障のアドレスを含むパーティションをユーザーの了解無しにフォーマットすることを特徴とする。
すなわち、本画像形成装置は、故障検知手段が前記ストレージの故障を検知した場合、機能制限手段は、故障のアドレスを含むパーティションをフォーマットすることを特徴とする。
(a)以下の(a-1)や(a-2)のような使い方をしているユーザーにとって、故障する毎に、ユーザーにフォーマットの可否を問われるのは煩わしい。
(a-1)文書蓄積をしない。
(a-2)スキャン文書を予め設定されたPC、メールアドレス、FAX番号先に転送しない。
という観点から本発明に至った。
(1)自動的に故障を修復できるので、メンテナンスフリーとなる。
(2)操作部を操作しなくても、常に使用できる状態を維持できる。
という効果が得られる。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、HDDにHDDのフォーマットにより復旧の可能性のある故障を検知した場合、操作パネルに故障箇所を含むパーティションをフォーマットして良いか否かの確認メッセージを出力するか否かを切り替えることができることを特徴とする。
ここで、切り替え手段としては、ソフトウェアで構成されるものとする。
(a)使い方により、HDD故障検出時の該当箇所のフォーマットをして良いか否かのメッセージを出力した方が良い場合と、出力しない方が良い場合とがあり、切り替えて使えないと不自由がある。
(b)メッセージを表示しない方が良い場合の使い方(フォーマットされて、データが消去されても困らない)。
(b-1)文書蓄積をしない。
(b-2)スキャン文書を予め設定されたPC、メールアドレス、FAX番号先に転送しない。
(c)メッセージを表示した方がいい場合の使い方(フォーマットされて、データが消去されると困る。)。
(c-1)文書蓄積をする。
(c-2)スキャン文書を予め設定されたPC、メールアドレス、FAX番号先に転送する。
という観点から本願発明に至った。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、フォーマットを行っても規定回数同じ場所の故障が発生する場合は、HDDのフォーマットにより復旧できない故障が発生した旨の表示を行い、それ以降、HDDのフォーマットをしないことを特徴とする。
すなわち、本画像形成装置は、機能制限手段は、フォーマットを行っても規定回数同一箇所の故障が発生する場合は、ストレージのフォーマットにより復旧できない故障が発生した旨の表示を表示手段に行わせ、それ以降、ストレージのフォーマットを行わないことを特徴とする。
(a)HDDの同じ場所に複数回故障が発生する場合は、フォーマットによって故障の復旧は難しく、使用す るたびに“復旧可能な故障が発生したので、フォーマットをしても良いですか?”の表示が出る。
(b)故障が直らないのにフォーマットを行ったりすることにより、時間、電力の無駄が発生する。
という観点から本願発明に至った。
(1)フォーマットにより復旧不可能な故障が発生していることがわかる。
(2)復旧できないのにフォーマットをし続けることが無くなり、時間や電力の無駄が無くなる。
という効果が得られる。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、ユーザーの意志によりフォーマットをしなかった場合や、故障がフォーマットにより修復しないと判断された場合に、HDDの故障箇所を使用しないように制御を行い、操作パネル上に、HDDの故障箇所を使用する機能が使用不可であったり性能が低下したりする等の制約事項を表示する。
すなわち、本画像形成装置は、操作パネルでフォーマットを必要とする旨の操作が行われなかった場合、及びストレージの故障がフォーマットにより修復しないと判断された場合には、機能制限手段は、ストレージの故障箇所を使用しないように制御し、操作パネル上にストレージの故障箇所を使用する機能が使用不可もしくは性能低下の制約事項を表示することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、故障箇所がコピー文書やドキュメントBOX文書蓄積領域で、使用できない機能が、コピー文書の蓄積やドキュメントBOX文書の蓄積や蓄積されたコピー文書の印刷や蓄積されたドキュメントBOX文書の印刷であることを特徴とする。
ここで、ドキュメントBOXとはコピーするか否かを決定するために一時的にデータを保存するための記憶領域である。
また、上記構成に加え、故障箇所がスキャナ文書蓄積領域で、使用できない機能が、スキャナ文書の蓄積や蓄積されたスキャナ文書の送信であってもよい。
また、上記構成に加え、故障箇所がFAX文書蓄積領域で、使用できない機能が、FAX文書の蓄積や蓄積されたFAX文書の送信であってもよい。
また、上記構成に加え、故障箇所がメールアドレス記憶領域で、使用できない機能が、文書のメール送信であってもよい。
また、上記構成に加え、故障箇所が配信先のアカウント情報(FTP(File Transfer Protocol:ファイル転送プロトコル)をログインするときの情報、パスワード、samba(登録商標:UNIX(登録商標)上でWindows(登録商標)ネットワークのファイル共有機能を実現するためのソフトウェア)を使ったフォルダ認証のアクセス先とパスワード)記憶領域で、使用できない機能が、文書のFTP送信、指定フォルダへの転送であってもよい。
また、上記構成に加え、故障箇所がFAX送信先の電話番号記憶領域で、使用できない機能が、FAX送信であってもよい。
また、上記構成に加え、故障箇所がコピー画像一時蓄積領域で、使用できない機能が、コピーの複数部出力(ソート)であってもよい。
また、上記構成に加え、故障箇所がプリンタ描画後画像一時蓄積領域で、使用できない機能が、プリンタの複数部出力(ソート)であってもよい。
すなわち、本画像形成装置は、故障箇所に関連する領域を使用しない機能については引き続き使用可能なことを特徴とする。
(1)HDDの故障箇所がコピー文書やドキュメントBOX文書蓄積領域の場合、その領域を使用しない機能はHDDに故障があっても引き続き使用することができる。
(2)HDDの故障箇所がスキャナ文書蓄積領域の場合、その領域を使用しない機能はHDDに故障があっても引き続き使用することができる。
(3)HDDの故障箇所がFAX文書蓄積領域の場合、その領域を使用しない機能はHDDに故障があっても引き続き使用することができる。
(4)HDDの故障箇所がアカウント情報記憶領域の場合、その領域を使用しない機能はHDDに故障があっても引き続き使用することができる。
(5)HDDの故障箇所がFAX送信先の電話番号記憶領域の場合、その領域を使用しない機能はHDDに故障があっても引き続き使用することができる。
(6)HDDの故障箇所がコピー画像一時蓄積領域の場合、その領域を使用しない、コピーの複数部出力(ソート)以外の機能はHDDに故障があっても引き続き使用することができる。
(7)HDDの故障箇所がプリンタ描画後画像一時蓄積領域の場合、その領域を使用しない、プリンタの複数部出力(ソート)以外の機能はHDDに故障があっても引き続き使用することができる。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、故障箇所がプリンタ用の描画後画像一時蓄積領域で、制約事項が、出力性能であることを特徴とする。
ここで、出力性能とは、印刷速度、文書蓄積速度、文書蓄積容量、文書読み出し速度等が挙げられる。
すなわち、本画像形成装置は、故障箇所がプリンタ用の描画後画像一時蓄積領域であり、制約事項が出力性能であることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、故障箇所がアクセスログや動作ログ等のログ蓄積領域で、使用できない機能が、ログの蓄積と蓄積ログの送信であることを特徴とする。
すなわち、本画像形成装置は、故障箇所がアクセスログや動作ログを含むログ蓄積領域であり、使用できない機能がログの蓄積及び蓄積ログの送信であることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、故障箇所がユーザカスタマイズ追加機能プログラム領域で、使用できない機能が、ユーザカスタマイズ追加機能であることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、それぞれの使用出来ない機能を呼び出す操作パネル上のボタンを通常より薄く表示し、その機能が選択できないことを示すことを特徴とする。
すなわち、本画像形成装置は、使用できない機能を呼び出す操作パネル上のボタンを通常とは異なる色相、明度、もしくは彩度で表示し、その機能が選択できないことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、それぞれの使用出来ない機能を呼び出す操作パネル上のボタンを押したときに通常とは違う音を発し、その機能が選択できないことを示すことを特徴とする。
すなわち、本画像形成装置は、使用できない機能を呼び出す操作パネル上のボタンを押すと、通常とは異なる音声を発し、その機能ができないことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、ストレージを交換すると、機能オフレジスタをすべて1論理レベルにすることを特徴とする。
本発明に係る画像形成方法の一実施の形態は、画像形成装置のデータを記憶するストレージの故障個所を検知し、検知した結果に基づいて機能を制限することを特徴とする。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。
ここで、記録媒体としては、例えば、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD-R(CD Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、FeRAM(強誘電体メモリ)等の半導体メモリが挙げられる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施例を示すブロック図である。
コントローラ(1)は、CPU(Central Processing Unit:6)とASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向けIC:7)とNVRAM(non-volataile random access memory:不揮発性ランダムアクセスメモリ:11)とROM(読み取り専用メモリ:10)とRAM(09)とSATA(serial AT attachment:パソコンとハードディスクとを接続するインターフェースを標準化した規格の一種) HOSTコントローラ(08)とで構成され、全体を制御する。
CPU(06)は全体を制御する。
NVRAM(11)は各種設定を不揮発に記憶するROM(10)はCPU(6)のプログラムを格納する。RAM(09)は汎用に使用する。スキャナやプロッタへの画像データも記憶する。
SATA HOSTコントローラ(8)はHDD(17)が接続され、HDD(17)のREAD/WRITEアクセスを行う。また、アクセス時に発生した故障を検知する。
スキャナ(4)は紙をスキャンし、スキャンデータをスキャナデータ処理部(13)に渡す。プロッタデータ処理とエンジン制御部(12)は、プロッタ(3)に送るデータの画像処理を行ったり、MFP内のモータ制御やセンサデータの検出、紙搬送のタイミング制御などを行ったりする。スキャナデータ処理部(13)はスキャナ(04)から来たデータの画像処理を行う。
図2に示すようにアドレスマップは、10個の領域に分けられている。各領域はそれぞれ別のパーティションとし、フォーマットはパーティション毎に実施することができる。
図2に示す例では、LBA(logical block addressing)を以下のように区分けしている。
LBAが0から9999までの領域をコピー文書およびドキュメントBOX文書蓄積領域(A201)とする。LBAが10000から19999までの領域をスキャナ文書蓄積領域(A202)とする。LBAが20000から29999までの領域をFAX文書蓄積領域(A203)とする。LBAが30000から39999までの領域をメールアドレス記憶領域(A204)とする。LBAが40000から49999までの領域をアカウント情報記憶領域(A205)とする。LBAが50000から59999までの領域を電話番号記憶領域(A206)とする。LBAが60000から69999までの領域をコピー画像一時記憶領域(A207)とする。LBAが70000から79999までの領域をプリンタ画像一時記憶領域(A208)とする。LBAが80000から89999までの領域をログ蓄積領域(A209)とする。LBAが90000から99999までの領域をユーザカスタマイズ追加機能プログラム記憶領域(A210)とする。
図3(a)は、図1に示した画像形成装置に用いられるSATAのコマンド/ステータスのフォーマットの一例であり、図3(b)はFISタイプ一覧の一例である。
Serial ATAではコマンドやステータスなどの情報の授受をFIS(Frame Information Structure)という形式で行う。FISは複数のDword(32bitデータ)から構成され、最初の8bitはFIS タイプを表しており、表記の通り8種類のタイプが存在する。そのタイプの中で、従来のATAのレジスタアクセスにあたるのが2種類有る。レジスタのWRITEアクセスにあたるのがFIS TYPE CODE=27(H)であり、レジスタのREADアクセスにあたるのがFIS TYPE CODE=34(H)である。
CS0、CS1、A0-2、READ/WRITEの組み合わせで、図に示すように、Data、Error、Features、Sector Count、Sector Number、Cylinder Low、Cylinder High、Device/Head、Status、Command、Alternate Status、Device Controlのレジスタをマッピングする。
図5において、ATAのレジスタ名からSATAのレジスタ名への変換の対応がとれる。
図6に示す通り、5つのDwordで構成されている。FIS TYPE CODE = 27(H)固定である。例えば、DMA WRITEアクセスは、Command = C8(H)であり、DMA READアクセスは、Command = CA(H)である。
図7に示す通り、5つのDwordで構成されている。FIS TYPE CODE = 34(H)固定である。Dword = 0の2Byte目がStatusレジスタでDMAコマンドの実行結果がわかる。
すなわち、Statusレジスタの1番目のビット(網点で示す領域のビット)をチェックすることによりDMAコマンドの実行結果がわかる(1論理レベル(“1”)のときはエラーであり0論理レベル(“0”)のときは正常であることが分かる)。つまり、FISタイプの34(H)のステータスの一番上位ビットを見るとエラーが発生したか否かが分かるのである。
まず、リトライカウンタを0にし(ステップS1)、最大リトライ数を設定する(ステップS2)。
次にREADまたはWRITE DMAコマンドをSATA HOSTコントローラ(108)からHDD(17)に発行する(ステップS3)。
コマンドが実行され実行結果がHDD(17)からSATA HOSTコントローラ(8)に転送される(ステップS4)。
実行結果の中にDMAコマンドが正しく実行できたか否かのステータス情報が存在する。ステータスにエラーが有るか否かを判断する(ステップS5)。
ステータスにエラーが無ければ(ステップS5/No)、正常終了する。
ステータスにエラーが有れば(ステップS5/Yes)、次にリトライ回数が最大リトライ数値以下か否かを判断して(ステップS6)、リトライ回数が最大リトライ回数以下であれば(ステップS6/Yes)、リトライカウンタを+1にした後(ステップS7)、DMAコマンドの実行に戻る。リトライ回数が設定値を超えていたら(ステップS6/No)、故障と判断して故障処理を継続して行う。
まず、故障を検出したLBAがどの領域かを判断する。判断には図2に示したアドレスマップを参照しながら、判断を行う(ステップS11)。
次に、どの領域かの判断ができたら、その領域を使用している機能を使用不可にする(ステップS12)。
まず、実施例1と同様に、故障を検出したLBAがどの領域かを判断する(ステップS21)。
次に、操作部(2)の表示部(14)に“xxの領域が故障しました。初期化を行うと、故障が直る可能性がありますが、初期化を行いますか?”と表示する(ステップS22)。
また、同じく“Yes”もしくは“No”を表示し、入力を待つ(ステップS23)。
“Yes”の入力を検知した場合(ステップS23/Yes)、故障箇所を含むパーティションのフォーマットを実行する(ステップS24)。
“No”が入力された場合(ステップS23/No)は、実施例1と同様に、その領域を使用している機能を使用不可にする(ステップS25)。
実施例1と同様に、故障を検出したLBAがどの領域かを判断する(ステップS31)。
次に故障箇所を含むパーティションのフォーマットを実行する(ステップS32)。
その領域を使用している機能を使用不可にする。尚表示及び入力を待つ動作は行わない(ステップS33)。
実施例1と同様に、故障を検出したLBAがどの領域かを判断し(ステップS41)、実施例2のように操作部(2)の表示部(4)に表示を行うか否かを切り替える。
NVRAM(11)に不揮発のレジスタを設ける。すなわち、設定値が“1”であるか否かを判断する(ステップS42)。
設定値が“1”であれば(ステップS42/Yes)、ステップS43に進み、設定値が“0”であればステップS46に進む。
すなわち、設定値が“1”であれば(ステップS42/Yes)、操作部(2)の表示部(14)に“xxの領域が故障しました。初期化を行うと、故障が直る可能性がありますが、初期化を行いますか?”と表示する(ステップS43)。
また、同じく“Yes”もしくは“No”を表示し、入力を待つ(ステップS44)。
“Yes”の入力を検知したら(ステップS44/Yes)、故障箇所を含むパーティションのフォーマットを実行する(ステップS46)。
“No”が入力された場合(ステップS44/No)は、実施例1と同様に、その領域を使用している機能を使用不可にする(ステップS45)。
図8〜12との差異は、ステップS51、S52、S61、S63、S64の5箇所である。
NVRAM(11)に不揮発のフォーマットカウンタレジスタと最大フォーマット数設定レジスタとを設ける。フォーマットカウンタレジスタはパーティション毎に設ける。
また、最大フォーマット数設定レジスタに最大値、この例では“5”を設定する(ステップS52)。
リトライカウンタを“0”に設定する(ステップS53)。
最大リトライ数を設定する(ステップS54)。
READコマンドまたはWRITEコマンドを発行する(HOST→HDD:ステップS55)。
実行結果を転送する(インタラプト及びステータス:ステップS56)。
リトライ回数が最大リトライ数値以下であるか否かを判断し(ステップS58)、リトライ回数が最大リトライ数値以下である場合(ステップS59/Yes)、リトライカウンタを+1にしてステップS55に戻り、リトライ回数が最大リトライ数値以下でない場合(ステップS59/No)、故障を検出したLBAがどの領域かを判断する(ステップS60)。
フォーマットカウンタレジスタ値の方が最大フォーマット数設定レジスタの値と同じか小さい場合(ステップS61/Yes)は、故障箇所を含むパーティションをフォーマットし(ステップS62)、フォーマットカウントを+1にし(ステップS63)、ステップS53に戻る。
"Yes"もしくは"No"を表示し、入力を待つ(ステップS65)。
"Yes"の入力を検知したら(ステップS65/Yes)、故障箇所を含むパーティションのフォーマットを実行する(ステップS62)。
"No"が入力された場合(ステップS65/No)は、実施例1と同様に、その領域を使用している機能を使用不可にする(ステップS66)。
また、フォーマットを行った場合、該当パーティションのフォーマットカウンタレジスタを+1する(ステップS63)。
図14に示したフローチャートのうち、ステップS71〜S86は、図13に示したフローチャートのステップS51〜S66と同様のため、説明を省略する。
故障が発生し、HDDの故障箇所を使用する機能を使用不可にしたら(ステップS86)、操作部(2)の表示部(14)に“zz機能が使用不可能、または、現在、zz機能の性能は低下しています。"、と表示する(ステップS87)。
図15は、図1に示した画像形成装置に用いられるHDDの領域とその領域を使用する機能と機能ON/OFFレジスタのbitアサインの一例を示す図である。
図15は、図2に示したアドレスマップの10個の領域に対応する機能を表記の通りとする。また、NVRAM(11)に不揮発の“機能ON/OFFレジスタ”を設ける。16bitの幅を持ちb15〜b06に表記されたそれぞれの機能がONかOFFであるかを示す。“1”で、その機能がON(使用可能)であることを示し、“0”でOFF(使用不可能)であることを示す。機能をOFFにする場合は、機能ON/OFFレジスタの該当機能のbitを“0”に変更する。
MFPの電源がONされたら、HDDのシリアルNo.をチェックし(ステップS91)、NVRAM(11)に記憶されているHDDのシリアルNoと同一の場合には終了し(ステップS91/Yes)、記憶されているHDDのシリアルNoとは異なっていた場合には(ステップS91/No)、機能ON/OFFレジスタを全て“1”に設定し(ステップS92)、終了する。
機能を起動しようとしたらまず、該当機能の機能ON/OFFレジスタは“1”であるか否かをチェックし(ステップS101)、該当機能の機能ON/OFFレジスタが“1”の場合(ステップS101/Yes)は、高い音(例えば、ピー音)を発して(ステップS102)、起動し、該当機能の機能ON/OFFレジスタが“0”の場合(ステップS101/No)は、低い音(例えば、ブー音)を発して(ステップS103)、起動せず終了する。
コピー文書およびドキュメントBOX文書蓄積領域(A201)に故障が発生し、規定のリトライを行ってもエラーが発生し、また、同じ領域のフォーマットが規定回数を超えたら機能ON/OFFレジスタのbit 15を“0”に書き換える。
次に、操作部(2)の表示部(14)に“コピー文書の蓄積やドキュメントBOX文書の蓄積や蓄積されたコピー文書の印刷や蓄積されたドキュメントBOX文書の印刷”機能が使用不可能、の表示を操作部に表示する。
操作部(2)の表示部(14)のタッチパネル入力から“コピー文書の蓄積やドキュメントBOX文書の蓄積や蓄積されたコピー文書の印刷や蓄積されたドキュメントBOX文書の印刷”機能を起動しようとする場合には、まず、機能ON/OFFレジスタのbit 15が“1”であるか否かをチェックし、“1”の場合には起動し、“0”の場合には起動せず終了する。
スキャナ文書蓄積領域(202)に故障が発生し、規定のリトライを行ってもエラーが発生し、また、同じ領域のフォーマットが規定回数を超えたら機能ON/OFFレジスタのbit 14を“0”に書き換える。
次に、操作部(2)の表示部(14)に“スキャナ文書の蓄積や蓄積されたスキャナ文書の送信”機能が使用不可能、の表示を操作部に表示する。操作部(2)の表示部(14)のタッチパネル入力から“スキャナ文書の蓄積や蓄積されたスキャナ文書の送信”機能を起動しようとしたらまず、機能ON/OFFレジスタのbit 14が“1”であるか否かをチェックし、“1”の場合には起動し、“0”の場合には起動せず終了する。
FAX文書蓄積領域(A203)に故障が発生し、規定のリトライを行ってもエラーが発生し、また、同じ領域のフォーマットが規定回数を超えたら機能ON/OFFレジスタのbit 13を“0”に書き換える。
次に、操作部(2)の表示部(14)に“FAX文書の蓄積や蓄積されたFAX文書の送信”機能が使用不可能、の表示を操作部に表示する。操作部(2)の表示部(14)のタッチパネル入力から“FAX文書の蓄積や蓄積されたFAX文書の送信”機能を起動しようとしたらまず、機能ON/OFFレジスタのbit 13が“1”であるか否かをチェックし、“1”Nの場合には起動し、“0”の場合には起動せず終了する。
メールアドレス記憶領域(A204)に故障が発生し、規定のリトライを行ってもエラーが発生し、また、同じ領域のフォーマットが規定回数を超えた場合には機能ON/OFFレジスタのbit 12を“0”に書き換える。
次に、操作部(2)の表示部(14)に“文書のメール送信”機能が使用不可能、の表示を操作部に表示する。操作部(2)の表示部(14)のタッチパネル入力から“文書のメール送信”機能を起動しようとしたらまず、機能ON/OFFレジスタのbit 12が“1”であるか否かをチェックし、“1”の場合には起動し、“0”の場合には起動せず終了する。
アカウント情報記憶領域(A205)に故障が発生し、規定のリトライを行ってもエラーが発生し、また、同じ領域のフォーマットが規定回数を超えたら機能ON/OFFレジスタのbit 11を“0”に書き換える。
次に、操作部(2)の表示部(14)に“文書のFTP送信、指定フォルダへの転送”機能が使用不可能、の表示を操作部に表示する。操作部(2)の表示部(14)のタッチパネル入力から“文書のFTP送信、指定フォルダへの転送”機能を起動しようとしたらまず、機能ON/OFFレジスタのbit 11が“1”であるか否かをチェックし、“1”の場合には起動し、“0”の場合には起動せず終了する。
電話番号記憶領域(A206)に故障が発生し、規定のリトライを行ってもエラーが発生し、また、同じ領域のフォーマットが規定回数を超えたら機能ON/OFFレジスタのbit 10を“0”に書き換える。
次に、操作部(2)の表示部(14)に“FAX送信”機能が使用不可能、の表示を操作部に表示する。操作部(2)の表示部(14)のタッチパネル入力から“FAX送信”機能を起動しようとしたらまず、機能ON/OFFレジスタのbit 10が“1”であるか否かをチェックし、“1”の場合には起動し、“0”の場合には起動せず終了する。
コピー画像一時蓄積領域(A207)に故障が発生し、規定のリトライを行ってもエラーが発生し、また、同じ領域のフォーマットが規定回数を超えたら機能ON/OFFレジスタのbit 09を“0”に書き換える。
次に、操作部(2)の表示部(14)に“コピーの複数部出力(ソート)”機能が使用不可能、の表示を操作部に表示する。操作部(2)の表示部(14)のタッチパネル入力から“コピーの複数部出力(ソート)”機能を起動しようとしたらまず、機能ON/OFFレジスタのbit 09が“1”であるか否かをチェックし、“1”の場合には起動し、“0”の場合には起動せず終了する。
プリンタ画像一時蓄積領域(A208)に故障が発生し、規定のリトライを行ってもエラーが発生し、また、同じ領域のフォーマットが規定回数を超えたら機能ON/OFFレジスタのbit 08を“0”に書き換える。
次に、操作部(2)の表示部(14)に“プリンタの複数部出力(ソート)”機能が使用不可能、の表示を操作部に表示する。操作部(2)の表示部(14)のタッチパネル入力から“プリンタの複数部出力(ソート)”機能を起動しようとしたらまず、機能ON/OFFレジスタのbit 08が“1”であるか否かをチェックし、“1”の場合には起動し、“0”の場合には起動せず終了する。
プリンタ画像一時蓄積領域(A208)に故障が発生し、規定のリトライを行ってもエラーが発生し、また、同じ領域のフォーマットが規定回数を超えたら機能ON/OFFレジスタのbit 08を“0”に書き換える。
次に、操作部(2)の表示部(14)に“プリンタ出力機能が低下しています”の表示を操作部に表示する。操作部(2)の表示部(14)のタッチパネル入力からPCからネットワーク経由でプリントアウトの指示が来た場合は、機能ON/OFFレジスタのbit 08が“1”であるか否かをチェックし、“1”の場合にはHDDを使用してプリント動作を行い、“0”の場合にはHDDを使用せずに(メインメモリのみを使って)プリント動作を行う。
ログ蓄積領域(A209)に故障が発生し、規定のリトライを行ってもエラーが発生し、また、同じ領域のフォーマットが規定回数を超えたら機能ON/OFFレジスタのbit 07を“0”に書き換える。
次に、操作部(2)の表示部(14)に“ログの蓄積と蓄積ログの送信”機能が使用不可能、の表示を操作部に表示する。操作部(2)の表示部(14)のタッチパネル入力から“ログの蓄積と蓄積ログの送信”機能を起動しようとしたらまず、機能ON/OFFレジスタのbit 07が“1”であるか否かをチェックし、“1”の場合には起動し、“0”の場合には起動せず終了する。
ユーザカスタマイズ追加機能プログラム記憶領域(A210))に故障が発生し、規定のリトライを行ってもエラーが発生し、また、同じ領域のフォーマットが規定回数を超えたら機能ON/OFFレジスタのbit 06を“0”に書き換える。
次に、操作部(2)の表示部(14)に“ユーザカスタマイズ追加機能プログラムによる追加機能”が使用不可能、の表示を操作部に表示する。操作部(2)の表示部(14)のタッチパネル入力から“ユーザカスタマイズ追加機能プログラムによる追加機能”を起動しようとしたらまず、機能ON/OFFレジスタのbit 06が“1”であるか否かをチェックし、“1”の場合には起動し、“0”の場合には起動せず終了する。
図18に示す文書蓄積ボタンのように機能が使用できない場合にボタンの色を薄く表示する。例えば、モノクロの場合はグレー、カラーの場合は薄い色に変更する(また、色相、明度、彩度を変えても良い。)。
操作画面にスキャナ画面のフォルダ送信画面を示すこの場合、タブと点線内の字、枠、塗りつぶし色を薄く表示する。
機能の起動時に該当機能の機能ON/OFFレジスタの値をチェックする“1”の場合、コントローラはブザー(15)に短い周波数の高い音を発するように指示を出す。感覚的には“ピッ”と聞こえる音とする。“0”の場合、コントローラはブザー(15)に長い周波数の低い音を発するように指示を出す。感覚的には“ブー”と聞こえる音とする。音の高さや長さ、音の数は問わない。
図20は、図1に示した画像形成装置がプリンタの場合の構成図の一例である。
尚、画像処理回路(116)にストレージとしてのHDD(17)、コントローラ(1)等が内蔵されている。
回転可能に支持されて図20の矢印方向に回転する感光体(201)の外周部には、除電装置Lと、クリーニング装置(202)と、帯電装置(203)と、現像装置(205)とが配設されている。
図20に示す構成では感光体(201)が4個(201a、201b、201c、201d)あるが、現像装置(205)が扱う色材(トナー)の色が異なるのみであり、それぞれの外周部に設けられる画像形成用の上述した部品構成は同じである。
中間転写ベルト(210)から転写されたトナー像を記録媒体Pに転写する以前、すなわち裏面用中間転写ベルト(100)がトナー像を担持しているときは離れた状態とし、記録媒体Pへの転写が行われてクリーニングが必要となったとき、ブラシローラは図20での反時計方向に揺動し接触される。
除去された不要トナーはトナー収納部(250B)に集められる。
この中間転写ベルト(210)に対して図20の右方には、ベルト状の裏面用中間転写ベルト(第2の顕像担持手段)(200)が配設されている。この裏面用中間転写ベルト(200)は、回転ローラ(216、217、218、219)により支持され、図20の矢印方向に移動可能に張架されており、裏側(ループの内側)には、第2の転写手段(220)が配設されている。裏面用中間転写ベルト(200)によるベルトループの外側に、この裏面用中間転写ベルト用クリーニング装置(250)、チャージャCH、などが配設されている。
記録媒体Pが搬送されるさらに下流には、定着用加熱手段(230)、排紙ガイド対(231)、排紙ローラ対(232)、排紙スタック部(240)が配設されている。
ユーザーは、この操作・入力部により、コピーの片面/両面切り替え、コピー動作の開始、コピー枚数の設定、コピー機能とプリンタ機能との切り替えなどの各種操作を行う。
まず作像手段による作像が行われる。
露光装置(204)の動作により、不図示のLD(Laser Diode)光源からの光は、不図示の光学部品を経て、帯電装置(203)により一様に帯電された感光体(201)のうち、まず感光体(201a)上に至り、書き込み情報(色に応じた情報)に対応した潜像を形成する。
感光体(201a)の表面は、残存するトナーがクリーニング装置(202)でクリーニングされ、除電装置Lで除電され次の作像サイクルに備える。
このように、本実施形態としての画像形成装置は、いわゆるタンデム形式である4個の感光体(201)上で顕像が形成されながら、中間転写ベルト(210)および裏面用中間転写ベルト(200)が搬送移動し、作像が進められるので、感光体(201)上に顕像を形成して中間転写ベルト(210)、裏面用中間転写ベルト(200)まで転写していく工程に要する時間が短縮できる構成となっている。
給紙ローラ(227)が反時計方向に回転すると、給紙装置(給紙カセット)(226-1、226-2)内の最上部にある記録媒体Pが引き出され、レジストローラ対(228)に搬送される。
更に記録媒体Pは図20における上方に搬送され、裏面用中間転写ベルト(200)表面のトナー像が、チャージャCHにより記録媒体Pのもう一方の面(裏面)に転写される。転写に際して、記録媒体Pは画像の位置が正規のものとなるよう、タイミングがとられて搬送される。
上述のように中間転写ベルト(210)表面のトナーが記録媒体Pの片側の面(表面)に転写された後、チャージャCHからプラス極性の電荷与えることで、裏面用中間転写ベルト(200)表面のマイナス極性のトナーは吸引されて、記録媒体Pの他の面(裏面)に転写される。
2 操作部
3 プロッタ
4 スキャナ
5 ボタン
6 CPU
7 ASIC
8 SATA HOST コントローラ
9 RAM
10 ROM
11 NVRAM
12 データ処理とエンジン制御部
13 スキャナデータ処理部
14 表示部
15 ブザー
16 ネットワーク
17 HDD(ストレージ)
Claims (16)
- 画像形成装置のデータを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段の故障個所を検知する故障検知手段と、
前記故障検知手段が検知した結果に基づいて機能を制限する機能制限手段とを有する画像形成装置において、
前記記憶手段のフォーマットにより復旧の可能性のある故障が発生した旨の表示、及び故障のアドレスを含むパーティションのフォーマットの要否の表示を表示する表示手段を有し、前記機能制限手段は、前記表示手段で前記フォーマットを必要とする旨の操作が行われてからフォーマットを行うと共に、フォーマットを行っても規定回数同一箇所の故障が発生する場合は、前記記憶手段のフォーマットにより復旧できない故障が発生した旨の表示を前記表示手段に行わせ、それ以降、前記記憶手段のフォーマットを行わないことを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成装置のデータを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段の故障個所を検知する故障検知手段と、
前記故障検知手段が検知した結果に基づいて機能を制限する機能制限手段とを有する画像形成装置において、
前記故障検知手段が前記記憶手段の故障を検知した場合、前記機能制限手段は、故障のアドレスを含むパーティションをフォーマットし、
前記機能制限手段は、フォーマットを行っても規定回数同一箇所の故障が発生する場合は、前記記憶手段のフォーマットにより復旧できない故障が発生した旨の表示を表示手段に行わせ、それ以降、前記記憶手段のフォーマットを行わないことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1において、前記故障検知手段が前記記憶手段に前記記憶手段のフォーマットにより復旧の可能性のある故障を検知した場合、前記表示手段に該当故障箇所を含むパーティションのフォーマットの要否の確認メッセージを出力するか否かを切り替える切り替え手段を有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1または2において、前記表示手段で前記フォーマットを必要とする旨の操作が行われなかった場合、及び前記記憶手段の故障がフォーマットにより修復しないと判断された場合には、前記機能制限手段は、前記記憶手段の故障箇所を使用しないように制御し、前記表示手段上に前記記憶手段の故障箇所を使用する機能が使用不可もしくは性能低下の制約事項を表示することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項4において、前記故障箇所に関連する領域を使用しない機能については引き続き使用可能なことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項4において、前記故障箇所がプリンタ用の描画後画像一時蓄積領域であり、制約事項が出力性能であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項4において、前記故障箇所がアクセスログや動作ログを含むログ蓄積領域であり、使用できない機能がログの蓄積及び蓄積ログの送信であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項4において、前記故障箇所がユーザカスタマイズ追加機能プログラム記憶領域であり、使用できない機能がユーザカスタマイズ追加機能プログラムによる追加機能であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項5、7または8において、使用できない機能を呼び出す表示手段上のボタンを通常とは異なる色相、明度、もしくは彩度で表示し、その機能が選択できないことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項9において、使用できない機能を呼び出す表示手段上のボタンを押すと、通常とは異なる音声を発し、その機能ができないことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項4において、前記記憶手段を交換すると、機能オフレジスタをすべて1論理レベルにすることを特徴とする画像形成装置。
- 画像形成装置のデータを記憶する記憶手段の故障個所を検知し、検知した結果に基づいて機能を制限する画像形成方法において、
前記記憶手段のフォーマットにより復旧の可能性のある故障が発生した旨を表示手段に表示し、故障のアドレスを含むパーティションのフォーマットの要否を表示し、前記表示手段で前記フォーマットを必要とする旨の操作が行われてからフォーマットを行うと共に、フォーマットを行っても規定回数同一箇所の故障が発生する場合は、前記記憶手段のフォーマットにより復旧できない故障が発生した旨の表示を前記表示手段に行わせ、それ以降、前記記憶手段のフォーマットを行わないことを特徴とする画像形成方法。 - 画像形成装置のデータを記憶する記憶手段の故障個所を検知し、検知した結果に基づいて機能を制限する画像形成方法において、
前記記憶手段の故障を検知した場合、故障のアドレスを含むパーティションをフォーマットし、
フォーマットを行っても規定回数同一箇所の故障が発生する場合は、前記記憶手段のフォーマットにより復旧できない故障が発生した旨を表示し、それ以降、前記記憶手段のフォーマットを行わないことを特徴とする画像形成方法。 - 記憶手段が画像形成装置のデータを記憶する手順と、
故障検知手段が前記記憶手段の故障個所を検知する手順と、
機能制限手段が前記故障検知手段の検知した結果に基づいて機能を制限する手順とを実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラムにおいて、
表示手段が、前記記憶手段のフォーマットにより復旧の可能性のある故障が発生した旨の表示、及び故障のアドレスを含むパーティションのフォーマットの要否の表示を表示する手順と、
前記機能制限手段が、前記表示手段で前記フォーマットを必要とする旨の操作が行われてからフォーマットを行うと共に、フォーマットを行っても規定回数同一箇所の故障が発生する場合は、前記記憶手段のフォーマットにより復旧できない故障が発生した旨の表示を前記表示手段に行わせ、それ以降、前記記憶手段のフォーマットを行わない手順と、
を実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。 - 記憶手段が画像形成装置のデータを記憶する手順と、
故障検知手段が前記記憶手段の故障個所を検知する手順と、
機能制限手段が前記故障検知手段の検知した結果に基づいて機能を制限する手順とを実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラムにおいて、
前記機能制限手段は、前記故障検知手段が前記記憶手段の故障を検知した場合、故障のアドレスを含むパーティションをフォーマットする手順、
前記機能制限手段は、フォーマットを行っても規定回数同一箇所の故障が発生する場合は、前記記憶手段のフォーマットにより復旧できない故障が発生した旨の表示を表示手段に行わせ、それ以降、前記記憶手段のフォーマットを行わない手順、
を実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。 - 請求項14または15記載のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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