JP2002264455A - 画像形成装置および画像形成装置管理装置および画像形成装置の制御方法および画像形成装置管理装置の制御方法および記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置管理装置および画像形成装置の制御方法および画像形成装置管理装置の制御方法および記憶媒体

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JP2002264455A
JP2002264455A JP2001063149A JP2001063149A JP2002264455A JP 2002264455 A JP2002264455 A JP 2002264455A JP 2001063149 A JP2001063149 A JP 2001063149A JP 2001063149 A JP2001063149 A JP 2001063149A JP 2002264455 A JP2002264455 A JP 2002264455A
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Masayuki Honma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の機能の一部に障害が発生して
も、ユーザにとっては、従来のように、機器全体を止め
ていたことによる不便を強いられていたという不具合等
を防止し、また外部から一部の機能を無効にしたという
縮退の履歴を知ることが可能となり、サービスマンにと
ってのメインテナンス性を飛躍的に向上させること。 【解決手段】 コア部10内のCPUが、複数の機能を
有する画像形成装置の前記各機能の状態を検知し、機能
の障害が検知された場合、前記障害が検知された機能の
みを無効とし、また、機能が無効になった場合に機能の
縮退の履歴を蓄積し、該蓄積された縮退の履歴を外部に
通知する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機や
レーザービームプリンタなどの画像形成装置と、画像形
成装置と通信可能な外部コンピュータとを組み合わせた
画像形成システムを構成可能な画像形成装置および画像
形成装置管理装置および画像形成装置の制御方法および
画像形成装置管理装置の制御方法および記憶媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機の障害の状態とし
て、例えばスキャナの場合、ランプ点灯エラー、モータ
エラー、プリンタの場合、定着器温度上昇不良、ファン
モータエラー等の障害があり、この障害が発生した場
合、複写機の操作部に障害の内容を表示していた。ま
た、遠隔地の外部コンピュータ等に、対応するエラーコ
ード(Eコード)を通信し、サービスマンによる修理の
必要の可能性があることを遠隔地の外部コンピュータ側
のサービス拠点に知らせていた。この場合、一部の機能
だけ、例えば、スキャナ部分だけにEコードが発生して
いても、機器全体の機能を停止させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては下記のような問題があった。
【0004】即ち、デジタル複写機の一部の機能、例え
ばスキャナ機能だけに障害(Eコード)が発生していて
も、プリンタ機能も含む機器全体を停止させていた。そ
の為、スキャナを使わなくても済むジョブ、例えば、機
器内のハードディスクにあらかじめ格納されていたスキ
ャン画像を選んでプリントするなどの機能さえも実行す
ることができず、あるいは、外部コンピュータから送信
されたプリントデータを、単にプリントする機能も実行
できなかった。
【0005】したがって、スキャナの機能の障害が発生
し、その情報を遠隔地の外部コンピュータに通信し、遠
隔地のサービス拠点に知らせたとしても、サービスマン
が修理を完了するまで、ユーザはその間プリントできな
いという不便を強いられていたという問題点があった。
【0006】また、販売会社としても、スキャナの機能
の障害が発生し、サービスマンが修理を完了するまで
に、トナーの消費、紙の消費、カウンタ料金による収入
を得られていなかったという不具合があった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第15の発
明の目的は、複数の機能を有する画像形成装置の前記各
機能の状態を検知し、機能の障害が検知された場合、前
記障害が検知された機能のみを無効にすることにより、
画像形成装置の機能の一部に障害が発生しても、ユーザ
にとっては、従来のように、機器全体を止めていたこと
による不便を強いられていたという不具合や、機器全体
の使用を止めていたことによる消耗品消費の停止による
販売会社の収益低下等を防止でき、また、機能が無効に
なった場合に機能の縮退の履歴を蓄積し、該蓄積された
縮退の履歴を外部に通知することにより、外部から一部
の機能を無効にしたという縮退の履歴を知ることが可能
となり、サービスマンが、障害を修理するときの手順を
決める判断材料として有効となり、サービスマンにとっ
てのメインテナンス性を飛躍的に向上させることができ
る画像形成装置および画像形成装置管理装置および画像
形成装置の制御方法および画像形成装置管理装置の制御
方法および記憶媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、複数の機能を有する画像形成装置において、前記各
機能の状態を検知する検知手段(図3に示すCPU32
3)と、前記検知手段により機能の障害が検知される場
合、前記障害が検知された機能のみを無効にする縮退手
段(図3に示すCPU323)とを有するものである。
【0009】本発明に係る第2の発明は、前記縮退手段
により機能が無効になった場合、機能の縮退の履歴を蓄
積する縮退履歴蓄積手段(図3に示すメモリ324)
と、前記縮退履歴蓄積手段に蓄積された縮退の履歴を外
部に通知する通知手段(図4に示す操作部500内の図
示しないCPUが表示部に図5に示す縮退履歴画面60
0を表示する,CPU323がモデム通信部4を介して
外部コンピュータ12に通知制御する)とを有するもの
である。
【0010】本発明に係る第3の発明は、前記縮退履歴
蓄積手段は、前記縮退手段により機能が無効になった場
合、該縮退の履歴を、該縮退の原因となった障害の履歴
に対応させて、蓄積するものであり、前記通知手段は、
前記縮退履歴蓄積手段に蓄積された縮退の履歴を、該縮
退の原因となった障害の履歴に対応させて、外部に通知
する(図4に示す操作部500内の図示しないCPUが
表示部に図11に示す縮退履歴画面800を表示制御す
る,CPU323がモデム通信部4を介して外部コンピ
ュータ12に通知制御する)ものである。
【0011】本発明に係る第4の発明は、前記通知手段
は、前記縮退履歴蓄積手段に蓄積された縮退の履歴を操
作部に表示する表示手段(図4に示す操作部500内の
図示しないCPUが表示部に表示制御する)を含むもの
である。
【0012】本発明に係る第5の発明は、前記通知手段
は、前記縮退履歴蓄積手段に蓄積された縮退の履歴を所
定の通信媒体を介して通信可能な外部装置へ送信する送
信手段(図3に示すCPU323が図1に示すモデム通
信部4を介して外部コンピュータ12に通知制御する)
を含むものである。
【0013】本発明に係る第6の発明は、前記送信手段
は、前記外部装置からの要求に基づいて、前記縮退履歴
蓄積手段に蓄積された縮退の履歴を外部装置へ送信する
(図10のステップS305)ものである。
【0014】本発明に係る第7の発明は、前記複数の機
能は、スキャン機能,プリント機能,PDL展開機能,
フィーダ機能,フィニッシング機能,ファクシミリ通信
機能,給紙機能,ネットワーク通信機能を含むものであ
る。
【0015】本発明に係る第8の発明は、障害が検知さ
れた機能を無効にし機能の縮退の履歴を蓄積する画像形
成装置と通信可能な画像形成装置管理装置において、前
記画像形成装置に蓄積されている前記縮退の履歴を前記
画像形成装置から取得する取得手段(図1に示す外部コ
ンピュータ12の図示しないCPU)と、前記取得手段
により取得された前記画像形成装置に蓄積されている前
記縮退の履歴を表示する表示手段(図1に示す外部コン
ピュータ12の図示しないCPUが図9に示す縮退履歴
画面700をディスプレイに表示制御する)とを有する
ものである。
【0016】本発明に係る第9の発明は、前記画像形成
装置は、前記縮退の履歴を該縮退の原因となった障害の
履歴に対応して蓄積するものであり、前記取得手段は、
前記画像形成装置から前記縮退の履歴を該縮退の原因と
なった障害の履歴に対応させて取得するものであり、前
記表示手段は、前記取得手段により取得された前記縮退
の履歴を該縮退の原因となった障害の履歴に対応させて
表示する(図1に示す外部コンピュータ12の図示しな
いCPUが図12に示す縮退履歴画面900をディスプ
レイに表示制御する)ものである。
【0017】本発明に係る第10の発明は、複数の機能
を有する画像形成装置の制御方法において、前記各機能
の状態を検知する検知工程(図6のステップS201)
と、該障害が検知された機能のみを無効にする縮退工程
(図6のステップS204)とを有するものである。
【0018】本発明に係る第11の発明は、機能が無効
になった場合、機能の縮退の履歴を蓄積する縮退履歴蓄
積工程(図6のステップS205)と、該蓄積された縮
退の履歴を外部に通知する通知工程(図6のステップS
205以降の図示しない工程,図10のステップS30
5)とを有するものである。
【0019】本発明に係る第12の発明は、障害が検知
された機能を無効にし機能の縮退の履歴を蓄積する画像
形成装置と通信可能な画像形成装置管理装置の制御方法
において、前記画像形成装置に蓄積されている前記縮退
の履歴を前記画像形成装置から取得する取得工程(図示
しない工程)と、該取得された前記画像形成装置に蓄積
されている前記縮退の履歴を表示する表示工程(図示し
ない工程)とを有するものである。
【0020】本発明に係る第13の発明は、複数の機能
を有する画像形成装置に、前記各機能の状態を検知する
検知工程(図6のステップS202)と、該障害が検知
された機能のみを無効にする縮退工程(図6のステップ
S204)とを実行させるためのプログラムを記憶媒体
にコンピュータが読み取り可能に記憶させたものであ
る。
【0021】本発明に係る第14の発明は、機能が無効
になった場合、機能の縮退の履歴を蓄積する縮退履歴蓄
積工程(図6のステップS205)と、該蓄積された縮
退の履歴を外部に通知する通知工程(図6のステップS
205以降の図示しない工程,図10のステップS30
5)とを有するものである。
【0022】本発明に係る第15の発明は、障害が検知
された機能を無効にし機能の縮退の履歴を蓄積する画像
形成装置と通信可能な画像形成装置管理装置に、前記画
像形成装置に蓄積されている前記縮退の履歴を前記画像
形成装置から取得する取得工程(図示しない工程)と、
該取得された前記画像形成装置に蓄積されている前記縮
退の履歴を表示する表示工程(図示しない工程)と、を
実行させるためのプログラムを記憶媒体にコンピュータ
が読み取り可能に記憶させたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0024】〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実
施形態に係る画像形成装置(画像処理装置)を適用可能
な画像形成システムの構成を示すブロック図である。
【0025】図に示すように、本発明の第1実施形態に
係る画像形成装置は、リーダ部1と、プリンタ部2と、
操作部500と、モデム通信部4,ネットワーク処理部
7,PDL展開部8,コア部10を有する画像入出力制
御部3とを有する。
【0026】リーダ部1は、画像形成装置にセットされ
た原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データ
を、コア部10を通じて、プリンタ部2へ出力する。プ
リンタ部2は、リーダ部1からの画像データに応じた画
像を記録紙上に記録する。
【0027】11はコンピュータで、パーソナルコンピ
ュータまたはワークステーション(PC/WS)であ
り、例えば、そこからポストスクリプト等のPDLプリ
ントデータを、ネットワーク(Network)14
(例えば、Ethernet),ネットワーク処理部7
を通じて、コア部10に流し、PDL展開部8でPDL
データをプリンタ部2で記録できる画像データに展開
し、コア部10を通じて、プリンタ部2でプリントす
る。
【0028】16は他のファクシミリ装置で、例えばリ
ーダ部1で読み取った原稿画像を、コア部10,モデム
通信部4を経由し、公衆回線網15を通じてファクシミ
リ送信する。あるいは、他のファクシミリ装置16から
の画像データを、公衆回線網15,モデム通信部4,コ
ア部10を通じて受信し、プリンタ部2で受信画像をプ
リントする。
【0029】12はコンピュータで、パーソナルコンピ
ュータまたはワークステーション(PC/WS)で、本
発明の外部コンピュータに該当する。例えば、本発明に
関わる縮退(詳細は後述する)が一定回数以上発生し、
縮退の履歴を、コア部10が中心となって、モデム通信
部4,公衆回線網15を通じ、コンピュータ12へ自発
的に通信する。
【0030】また、本発明の画像形成装置は、コンピュ
ータ12から本発明に関わる縮退の履歴を取得するコマ
ンドを受けた場合、その情報を、公衆回線網15,モデ
ム通信部4を通じて、コア部10に知らせる。そしてコ
ア部10が、縮退の履歴をモデム通信部4,公衆回線網
15を通じ、コンピュータ12へ通信する。
【0031】13はデジタル複写機で、重連コピーを行
うための複写機である。例えばリーダ部1で読み取った
画像を、コア部10を介して、プリンタ部2でプリント
すると同時に、ネットワーク処理部7を経由してデジタ
ル複写機13へ通信し、そこでプリントすることで、重
連コピーが実行でき、プリントの生産性を上げることが
できる。
【0032】なお、図1に示す構成は一例であり、図示
の構成に限定されるものではない。
【0033】図2は、本発明の第1実施形態に係る画像
形成装置の一例を示す断面図である。本発明の第1実施
形態に係る画像形成装置は、画像形成装置本体(複写装
置本体)100、デッキ150、循環式自動原稿送り装
置(RDF)189から大略構成されている。
【0034】画像形成装置本体(以下、本体)100
は、プラテンガラス101、スキャナ102、走査ミラ
ー105、106、レンズ108、CCDセンサ(イメ
ージセンサ部)109、感光体ドラム110、1次帯電
器112、前露光ランプ114、クリーニング装置11
6、転写帯電器118、剥離帯電器119、露光制御部
120、現像器121、転写ベルト130、上段カセッ
ト131、下段カセット132、ピックアップローラ1
33,134、給紙ローラ135,136、レジストロ
ーラ137、吸着帯電器138、転写ベルトローラ17
0、定着前帯電器139,140、定着器141、排紙
ローラ142、排紙フラッパ154、反転パス155、
再給紙トレイ156、多重フラッパ157、搬送パス1
58、給紙ローラ159、経路160、排出ローラ16
1、第1の送りローラ162、第2の送りローラ162
a、反転ローラ163を備えている。
【0035】上記構成を詳述すると、図1におけるリー
ダ部1は、図2のプラテンガラス101〜CCDセンサ
109に対応し、図1におけるプリンタ部2は、図2の
感光体ドラム110〜反転ローラ163に対応する。
【0036】まず、リーダ部1について、詳述する。
【0037】プラテンガラス101は、原稿載置台とな
るものである。スキャナ102は、原稿照明ランプ10
3、走査ミラー104等で構成される。スキャナ102
は、不図示のモータにより所定方向に往復走査されるこ
とにより、原稿の反射光107を、走査ミラー104〜
106を介してレンズ108を透過させてCCDセンサ
109に結像する。CCDセンサ109で、電気信号に
変換され、CCDセンサ109付近の、図示しないスキ
ャナ画像処理部によって、A/D変換、シェーディング
補整が行われ、後述するコア部10のゲートアレイ(デ
ータ処理部321)を介して、メモリ324に、デジタ
ル画像データとして蓄積される。
【0038】次にプリンタ部2について詳述する。
【0039】露光制御部120は、レーザ、ポリゴンス
キャナ等で構成されており、後述するコア部10のメモ
リ324に蓄積されたデジタル出画像データをメモリか
ら読み出し、コア部10のゲートアレイ(データ処理部
326)が、デジタル画像データからビデオ信号に変換
し、I/F327を通じてプリンタ部に送る。そして、
そのビデオ信号に基づいて変調されたレーザ光129
を、感光体ドラム110に照射する。
【0040】感光体ドラム110の回りには、1次帯電
器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニ
ング装置116、前露光ランプ114が装備されてい
る。感光体ドラム110を中心とした画像形成部126
において、感光体ドラム110は、不図示のモータによ
り図中矢印方向に回転しており、1次帯電器112によ
り所望の電位に帯電された後、露光制御部120からの
レーザ光129が照射され、静電潜像が形成される。
【0041】一方、上段カセット131或いは下段カセ
ット132からピックアップローラ133,134によ
り給紙された転写紙は、給紙ローラ135,136によ
り本体100に送られ、レジストローラ137により転
写ベルト130に給送され、可視化されたトナー像が転
写帯電器118により転写紙に転写される。転写後の感
光体ドラム110は、クリーニング装置116により残
留トナーが清掃され、前露光ランプ114により残留電
荷が消去される。転写後の転写紙は、転写ベルト130
から分離され、定着前帯電器139,140によりトナ
ーが再帯電され、定着器141に送られ加圧、加熱によ
り定着され、排紙ローラ142により本体100の外に
排出される。
【0042】吸着帯電器138は、レジストローラ13
7から送られた転写紙を転写ベルト130に吸着させ
る。転写ベルトローラ170は、転写ベルト130の回
転に用いられると同時に、吸着帯電器138と対になっ
て、転写ベルト130に転写紙を吸着帯電させる。
【0043】画像形成装置本体100には、例えば40
00枚の転写紙を収納し得るデッキ150が装備されて
いる。デッキ150のリフタ151は、給紙ローラ15
2に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上
昇する。また、画像形成装置本体100には、例えば1
00枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し153が装備
されている。
【0044】排紙フラッパ154は、両面記録側ないし
多重記録側と排紙側の経路を切り替える。排紙ローラ1
42から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ15
4により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられ
る。多重フラッパ157は、両面記録と多重記録の経路
を切り替えるものであり、これを左方向に倒すことによ
り、反転パス155を介さず、直接、搬送パス158に
転写紙を導く。給紙ローラ159は、経路160を通じ
て転写紙を感光体ドラム110側に給紙する。
【0045】排出ローラ161は、排紙フラッパ154
の近傍に配置されて、この排紙フラッパ154により排
出側に切り替えられた転写紙を機外に排出する。両面記
録(両面複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上
げて、多重フラッパ157を右に倒し、記録(複写)済
みの転写紙を反転パス155を介した後、多重フラッパ
157を左に倒し、搬送パス158を介して裏返した状
態で再給紙トレイ156に格納する。
【0046】また、多重記録(多重複写)時には、排紙
フラッパ154を上方に上げて、多重フラッパ157を
左に倒し、記録(複写)済みの転写紙を搬送パス158
を介した後、再給紙トレイ156に格納する。再給紙ト
レイ156に格納されている転写紙が、下から1枚ずつ
給紙ローラ159により経路160を介して本体のレジ
ストローラ137に導かれる。
【0047】本体100から転写紙を反転して排出する
時には、排紙フラッパ154を上方へ上げ、多重フラッ
パ157を右方向へ倒し、記録(複写)済みの転写紙を
搬送パス155側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送り
ローラ162を通過した後に、反転ローラ163によっ
て第2の送りローラ162a側へ搬送し、排出ローラ1
61によって転写紙を裏返して機外へ排出する。また、
機外へ排出された転写紙は、フィニッシャ190に搬送
される。
【0048】190はフィニッシャであり、画像形成装
置本体100で印刷された転写紙をスタックするもので
ある。パス193は、画像形成装置本体100で印刷さ
れた転写紙を受け取る経路である。ローラ197は、パ
ス193から搬送された転写紙を、パス195あるいは
パス196に送り出すものである。パス195へ送り出
すには、排紙フラッパ194を下方に移動し、パス19
6へ送り出すには、排紙フラッパ194を上方に移動さ
せる。そして、パス196を通った場合は、ローラ19
8によって、ビン192に排紙される。パス195を通
った場合は、そのままビン191に排紙される。例え
ば、コピーを行った場合は、転写紙をビン191に排紙
し、PDLプリントを行った場合は、ビン192に排紙
することで、ユーザの利便性が上がる。
【0049】図3は、本発明の第1実施形態に係る画像
形成装置のコア部10(図1参照)の構成を示すブロッ
ク図である。
【0050】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置
のコア部10は、インターフェース部(I/F)32
0,322,328,327、データ処理部321,3
26、CPU323(各制御手段)、メモリ324を備
えている。
【0051】上記構成を詳述すると、リーダ部1からの
画像データは、I/F322を介してデータ処理部32
1へ転送される。データ処理部321では、画像の回転
処理や変倍処理などの画像処理を行う。そして、データ
処理部321へ転送された画像データは、CPU323
を通じて、メモリ324にデジタル画像データとして蓄
積される。また、操作部500からの制御コマンドに応
じて、CPU323,データ処理部326,I/F32
7を通じて、プリンタ部2へ転送される。または、イン
ターフェース部320を介してモデム処理部4,ネット
ワーク処理部7へ転送される。
【0052】また、ネットワーク処理部7を介して入力
された画像を表すコードデータは、I/F320を介し
て、CPU323へ転送され、CPU323が、PDL
コードであると判定した場合、PDLコードは、I/F
320を通じて、PDL展開部8へ転送されて、そこ
で、画像ビットマップデータに展開される。この画像ビ
ットマップデータは、I/F320,CPU323を通
じて、メモリ324へ蓄積されていく。その後、CPU
323,データ処理部326,I/F327を通じて、
プリンタ部2へ転送され、プリントされる。
【0053】モデム通信部4からのファクシミリ画像デ
ータは、I/F320,CPU323を介して、データ
処理部326へ転送された後、I/F327を介して、
プリンタ部へ転送される。
【0054】CPU323は、メモリ324に記憶され
ている制御プログラム、及びI/F328経由で操作部
500から受けた制御コマンドに従って、上記のような
制御を行う。また、メモリ324はCPU323の作業
領域としても使われる。
【0055】このように、本画像形成装置では、画像入
出力制御部3のコア部10を中心に、原稿画像の読み取
り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コン
ピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた
処理を行うことが可能である。
【0056】CPU323は、本発明に関わる状態検知
手段となる。例えば、リーダ(スキャナ)部1に機能の
障害が起きた場合、あるいは、フィーダ部189に機能
の障害が起きた場合、I/F322を通じて、リーダ部
1からその情報を受け、検知する事ができる。また、プ
リンタ部2に障害が起きた場合、あるいは、フィニッシ
ャ部190に障害が起きた場合、I/F327を通じ
て、プリンタ2部からその情報を受け、検知する事がで
きる。同様に、ネットワーク処理部7、PDL展開部8
の各機能に障害が起きた場合、それぞれから、I/F3
20を通じてその情報を受け、CPU323で検知する
ことができる。
【0057】そして、その障害を、操作部500を通じ
て無効にする、すなわち縮退を行った場合、その履歴
を、メモリ324に蓄積する。また、その情報を、I/
F328を通じて操作部500から読み出し表示する。
あるいは、モデム通信部4を通じて外部コンピュータに
その情報を送信する。また、外部コンピュータが、モデ
ム通信部4経由でなく、ネットワーク処理部7を経由し
たネットワーク上にある実施形態の場合は、モデム通信
部(ファクシミリ通信部としても機能する)4に障害が
起きたことを、外部コンピュータへ知らせることができ
る。
【0058】図4は、本発明の第1実施形態に係る画像
形成装置の操作部500(図1参照)の表示部に表示さ
れる基本画面を示す説明図である。なお、この画面はタ
ッチパネルとなっており、それぞれ表示される機能の枠
内を触れることにより、その機能が実行される。
【0059】図において、524はコピーモードキー
で、複写動作を行う場合に押すキーである。そして、こ
のコピーモードキー524が押されたときに、表示エリ
ア530に示すコピーモードの画面を表示する。501
は拡張機能キーで、このキーを押すことによって両面複
写、多重複写、移動、綴じ代の設定、枠消しの設定等の
モードに入る。
【0060】540はステータスラインで、機器の状態
を示すメッセージを表示する。本発明に関わる、縮退手
段により縮退した結果は、このステータスライン540
に示す場所に表示される。例えば、この図(図4)に示
す例では、フィニッシャ機能に障害があり、その機能を
縮退させて無効にし、フィニッシャエラーのコード54
0とともに表示している様子を示している。
【0061】502は画像モードキーで、複写画像に対
して網掛け、影付け、トリミング、マスキングを行うた
めの設定モードに入る。503はユーザモードキーで、
モードメモリの登録、標準モード画面の設定が行える。
504は応用ズームキーで、原稿のX方向、Y方向を独
立に変倍するモード、原稿サイズと複写サイズから変倍
率を計算するズームプログラムのモードに入る。
【0062】505はM1キー、506はM2キー、5
07はM3キーで、それぞれに登録されたモードメモリ
を呼び出す際に押すキーである。508はコールキーで
ある。509はオプションキーで、フィルムから直接複
写するため、フィルムプロジェクタ等のオプション機能
の設定を行うキーである。
【0063】510はソータキーで、ソート、ノンソー
ト、グループの設定を行うキーである。511は原稿混
載キーで、原稿フィーダにA4サイズとA3サイズ、ま
たはB5サイズとB4サイズの原稿を一緒にセットする
際に押すキーである。
【0064】512は等倍キーで、複写倍率を100%
にする際に押すキーである。514縮小キー、515は
拡大キーで、定型の縮小、拡大を行う際に押すキーであ
る。516はズームキーで、任意倍率の拡大縮小を行う
際に押下する。513は用紙選択キーで、複写用紙の選
択を行う際に押すキーである。518、520は濃度キ
ーで、濃度キー518を押す毎に濃く複写され、濃度キ
ー520を押す毎に薄く複写される。517は濃度表示
で、濃度キー518,520を押すと表示が左右に変化
する。519はAEキーで、新聞のように地肌の濃い原
稿を自動濃度調整複写するときに押すキーである。
【0065】521はHiFiキーで、写真原稿のよう
に中間調の濃度が濃い原稿の複写の際に押すキーであ
る。522は文字強調キーで、文字原稿の複写で文字を
際だたせたい場合に押すキーである。
【0066】523はガイドキーで、あるキーの機能が
わからないとき押すキーであり、そのキーの説明が表示
される。525はファクシミリキーで、ファクシミリを
行うときに押すキーである。526はファイルキーで、
ファイルデータを出力したいときに押すキーである。5
27はプリンタキーで、プリントの濃度を変更する、あ
るいは、リモートのホストコンピュータからのPDLデ
ータのプリント出力結果を参照したい場合に押すキーで
ある。528はIDキーで、暗証モードを設定するとき
に押下する。
【0067】550は、本発明に関わる、縮退履歴キー
であり、このキーを押すことで、後述する図5で示す、
縮退の発生時刻、内容の履歴を表示することができる。
【0068】図5は、図4の縮退履歴キーを押したとき
の縮退履歴を表示している画面(縮退履歴画面)の一例
を示す模式図である。
【0069】600は縮退履歴画面で、図4の縮退履歴
キー550を押したときに表示する。601は縮退機能
表示列で、縮退が発生し機能が無効になった、あるいは
機能が復帰した機能の種類を表示する。602は発生日
表示列で、縮退が発生し機能が無効になった、あるいは
機能が復帰した日時を表示する。603はステータス表
示列で、縮退が発生し、機能が無効になったら「縮
退」、機能が復帰した場合、「復帰」と表示する。例え
ば、「2000年5 17日14:31 」に、フィニッシャ機能を縮
退したことを示す。
【0070】604、605はそれぞれ上スクロールキ
ー、下スクロールキーで、1画面に表示できないほど、
縮退の履歴のレコードがある場合、それぞれのキーを押
す毎に、それぞれの方向に1レコードずつ履歴の表示が
スクロールされる。606は戻るキーで、このキーを押
すことで、図4のメイン画面に戻る。
【0071】以下、図6〜図8のフローチャートを参照
して、本発明に関わる画像形成装置の制御処理手順につ
いて説明する。
【0072】図6は、本発明に関わる画像形成装置の第
1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
図3に示したCPU323(メモリ324又は不図示の
記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて)を中心に
行う。なお、S201〜S205は各ステップを示す。
【0073】まず、ステップS201では、CPU32
3が、機器の障害を検知したか否かを判断する。リーダ
部1(スキャナ)の障害の場合、あるいはフィーダ18
9の障害の場合、リーダ部1からI/F322を介して
通知される。プリンタ2の障害の場合、あるいはフィニ
ッシャ190の障害の場合、あるいは、デッキ150の
障害の場合、プリンタ部2からI/F327を介して通
知される。ネットワークボードの障害の場合、あるいは
PDL展開部の障害の場合、それぞれネットワーク処理
部7、あるいはPDL展開部8から、I/F320を通
じて通知される。なお、ここでは、フィニッシャ190
に障害が発生した場合について説明する。
【0074】ステップS201で、障害が検知された
ら、ステップS202へ移る。
【0075】ステップS202では、障害が発生した場
合の障害のエラーコード等の障害履歴、例えば「機能=
フィニッシャ、原因=E540、障害日=2000/5/17/14:31
」等の情報がメモリ324に記録される。
【0076】ステップS203では、一定時間、例えば
10秒間経過したかを判断し、経過するまでウエイトす
る。一定時間経過後、ステップS204で、障害部分で
あるフィニッシャ機能を無効する。メモリ324内の各
機能に対応する縮退フラグをONにする。
【0077】次に、ステップS205で、フィニッシャ
機能を自動的に無効、つまり自動縮退したことを、メモ
リ324に縮退履歴として蓄積する。同時に、図4の操
作部500のステータスライン540に、エラーコード
と、縮退の状態を表示してもよい。上述した図4では、
フィニッシャ機能の障害でエラーコード540が発生
し、フィニッシャ機能が縮退している様子を示してい
る。また、この縮退の履歴は、図5で示した縮退履歴画
面を表示したときにメモリ324から読み出され表示さ
れる。また、縮退履歴の1レコードは、図5の表示例で
「機能=フィニッシャ、発生日=2000/5/17/14:31 、ス
テータス=縮退」という情報が、コード化された状態で
保存されている。このコード化された情報は、操作部5
00内の図示しないCPUによりデコードされ、「機能
=フィニッシャ、発生日=2000/5/17/14:31 、ステータ
ス=縮退」という情報に戻され、そのまま図5のディス
プレイに表示できるようにする。
【0078】なお、上述した障害履歴、縮退履歴、各機
能に対応する縮退フラグは、メモリ324に不揮発に蓄
積されるものとする。
【0079】図7は、本発明に関わる画像形成装置の第
2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
図3に示したCPU323(メモリ324又は不図示の
記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて)を中心に
行う。なお、S401〜S409は各ステップを示す。
【0080】まず、ステップ401では、CPU323
は、電源が投入された、所定のドア(全面ドア)が閉じ
られた、又はサービスマンにより所定のリセット処理が
実行されたこと等を検知すると、ステップS402にお
いて、リーダ部1(スキャナ),フィーダ189,プリ
ンタ部2,フィニッシャ190,デッキ150,ネット
ワーク処理部7,モデム通信部4等の各部と通信して各
部の状態をチェックする。
【0081】次に、ステップS403において、ステッ
プS402でチェックした情報とメモリ324に蓄積さ
れている障害履歴とを比較し、新たに障害が発生してい
るか否かを判断し、新たな障害が発生していると判断さ
れた場合は、ステップS404において、その障害のエ
ラーコード等の障害履歴、例えば「機能=フィニッシ
ャ、原因=E540、障害日=2000/5/17/14:31 」等の情報
がメモリ324に記録される。
【0082】次に、ステップS405において、一定時
間、例えば10秒間経過したかを判断し、経過するまで
ウエイトする。一定時間経過後、ステップS406で、
新たな障害部分の機能を無効にし(その機能に対応する
メモリ324内の縮退フラグをONにする)、ステップ
S407に進む。
【0083】一方、ステップS403で新たな障害が発
生していないと判断された場合は、そのままステップS
407に進む。
【0084】次に、ステップS407において、ステッ
プS402でチェックした障害の情報とメモリ324に
蓄積されている障害履歴とを比較し、復旧した機能があ
るか否かを判断し、復旧した機能があると判断された場
合は、ステップS408において、その機能の部分を復
帰させ(その機能に対応するメモリ324内の縮退フラ
グをOFFにする)、ステップS409に進む。
【0085】一方、ステップS407において、復旧し
た機能がないと判断された場合は、そのままステップS
409に進む。
【0086】次に、ステップS409において、新たな
障害部分の機能を自動的に無効にしたこと、および復旧
部分の機能を復帰したこと等(例えば、「機能=フィー
ダ、発生日=1998/10/20/09:02、ステータス=復帰」,
「機能=フィニッシャ、発生日=2000/5/17/14:31 、ス
テータス=縮退」)を、メモリ324に縮退履歴として
蓄積し、ステップS401に戻る。同時に、図4の操作
部500のステータスライン540に、エラーコードと
縮退,復帰の状態を表示してもよい。なお、各機能の状
態に変化のない場合(S403で「N」、且つS407
で「N」の場合)は、S409では特に処理をすること
なく、ステップS401に戻るものとする。
【0087】図8は、本発明に関わる画像形成装置の第
3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
図3に示したCPU323(メモリ324又は不図示の
記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて)を中心に
行う。なお、S501〜S504は各ステップを示す。
【0088】まず、ステップS501では、CPU32
3が、操作部500(又は、コンピュータ11,12、
ファクシミリ16、デジタル複写機13等)から何らか
の指示を受けたことを検知したかを判断し、指示を受け
たことを検知するまで待機し、一方、ステップS501
で、指示が検知されたら、ステップS502へ移る。
【0089】ステップS502では、ステップS501
で受けた指示が縮退された機能に関する指示であるか否
かをメモリ324に蓄積された縮退フラグに基づいて判
断する。
【0090】例えば、スキャン機能にランプ点灯エラー
等の障害が発生し、スキャン機能が無効になっていた場
合(スキャン機能に対応するメモリ324内の縮退フラ
グがONになっていた場合)、縮退された機能に関する
指示とは、例えば、コピー指示、スキャン指示、紙原稿
を読み取ってのファクシミリ送信指示等であり、縮退さ
れた機能と無関係の指示とは、例えば、PDLデータの
プリント指示、ファクシミリプリント指示、PDLデー
タ等のファクシミリ送信指示等である。なお、各機能と
対応する指示との関係は、メモリ324に不揮発に格納
されているものとする。
【0091】ステップS502で、縮退された機能に関
する指示であると判断された場合は、ステップS503
において、図4の操作部500のステータスライン54
0に、その機能が縮退されていることを示すメッセージ
を表示して、その旨をユーザに通知し、その指示を実行
することなく、そのままステップS501に戻り、次の
指示を待つ。なお、上記指示が操作部500以外の場合
(コンピュータ11,12、ファクシミリ16、又は、
デジタル複写機13等の場合)、その指示を出した機器
に対して、指示された機能が縮退されていることを示す
メッセージを送信して、その旨をユーザに通知するよう
に構成してもよい。
【0092】一方、ステップS502で、ステップS5
01で受けた指示が縮退された機能に関する指示でない
と判断された場合は、ステップS504において、その
指示の処理を実行し、ステップS501に戻り、次の指
示を待つ。
【0093】以上により、画像形成装置の機能の一部、
例えばスキャン機能にランプ点灯エラー等の障害が発生
しても、スキャン機能を自動的に無効にすることがで
き、従来のように、機器全体を無効にするわけではな
く、障害のあるスキャン機能だけを自動的に無効にする
ことができる。そして、その他の機能、例えばプリント
機能は有効のままとし、機器内の図示しないハードディ
スク内にある画像をプリントする、あるいは外部コンピ
ュータからのプリントデータを受信してプリントすると
いった機能をユーザが使えるようにしている。
【0094】これにより、ユーザにとっては、従来のよ
うに、一部の機能の障害が発生した場合、機器全体を止
めていたことによる不便を強いられていたという不具合
が解消でき、他の機能を、引き続き使用できるといった
効果が生まれる。
【0095】さらには、一部の機能を無効にしたという
縮退の履歴を機器の記憶装置に蓄積し、操作部からその
履歴を見ることができるので、サービスマンが、障害を
修理するときの手順を決める判断材料として有効とな
る。また、現地でスキャン機能が無効になった状態だけ
を見ても、原因を探るのに困難となる場合が多いが、そ
ういった不具合が事前に避けられる。このように、ユー
ザにとっての利便性、サービスマンにとってのメインテ
ナンス性が飛躍的に向上する。さらには、スキャナ等の
一部の機能が無効になっても、他のプリント等の機能を
有効にすることで、今まで、機器全体を止めていたこと
で、スキャナ障害が起きてから、サービスマンがスキャ
ナ障害の修理を完了するまでの間、プリンタが使用でき
ず、その間に使用されるはずであったトナー、紙、カウ
ンタ料金を、本発明により逃すことなく収益とすること
ができ、メーカや販売店(販売会社)にとっても大きな
利益が生ずる。
【0096】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
画像形成装置のメモリ324内に蓄積された縮退履歴を
操作部500からの指示により操作部500の表示部上
に表示する構成について説明したが、外部コンピュータ
12からの要求に応じて画像形成装置がメモリ324内
の縮退履歴を外部コンピュータ12に送信して、外部コ
ンピュータ12がディスプレイ上に表示するように構成
してもよい。以下、その実施形態について図6,図9,
図10を用いて説明する。
【0097】図9は、図1に示した外部コンピュータ1
2のディスプレイに表示される縮退履歴画面の一例を示
す模式図である。
【0098】図において、700は縮退履歴画面で、こ
の画面を開いたタイミングで、外部コンピュータ12内
の図示しないCPUが、公衆回線網15を通じて、機器
のモデム通信部4にアクセスし、機器のメモリ324に
蓄積されている縮退履歴を取得する為のコマンドを発行
し、機器のメモリ324に蓄積されている縮退履歴を、
I/F320,モデム通信部4を通じて取得し、該取得
した縮退履歴を外部コンピュータ12内の図示しないC
PUがディスプレイに表示制御する。
【0099】701は縮退機能表示列で、縮退が発生し
機能が無効になった、あるいは機能が復帰した機能の種
類を表示する。702は発生日表示列で、縮退が発生し
機能が無効になった、あるいは機能が復帰した日時を表
示する。703はステータス表示列で、縮退が発生し、
機能が無効になったら「縮退」、機能が復帰した場合
「復帰」と表示する。例えば、2000年5 17日14:31 に、
フィニッシャ機能を縮退したことを示す。
【0100】704,705は、それぞれ上スクロール
キー,下スクロールキーであり、1画面に表示できない
ほど、縮退の履歴のレコードがある場合、それぞれのキ
ーをマウスでクリックする毎に、それぞれの方向に1レ
コードずつ履歴の表示がスクロールされる。706は戻
るキーで、このキーをクリックすることで、図示しない
メイン画面に戻る。707はポインタカーソルで、上記
のキーをクリックする為にマウス等のポインティングデ
バイスを動かすことで移動させる。
【0101】以下、図10のフローチャートを参照し
て、本実施形態の制御処理動作について説明する。
【0102】図10は、本発明に関わる画像形成装置の
第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図3に示したCPU323(メモリ324又は不図
示の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて)を中
心に行う。なお、S301〜S306は各ステップを示
す。
【0103】まず、ステップS301で、CPU323
は、モデム通信部4を通じて、外部コンピュータ12か
らコマンドを受信するまで待機する。モデム通信部4を
通じて、外部コンピュータ12からコマンドを受信した
ら、ステップS302に移り、メモリ324に縮退履歴
が蓄積されているか否かを判断し、蓄積されていなけれ
ば、ステップS306で終端記号を、モデム通信部4を
通じて、外部コンピュータ12に送信する。
【0104】一方、ステップS302で、メモリ324
に縮退履歴が蓄積されていると判断された場合は、ステ
ップS303において、縮退履歴レコードをメモリ32
4から1レコード読み出し、ステップS304におい
て、I/F320,モデム通信部4を介して送信する。
【0105】メモリ324に蓄積されている縮退履歴の
1レコードは、図9の表示例に示した「機能=フィニッ
シャ、発生日=2000/5/17/14:31 、ステータス=縮退」
という情報が、コード化された状態で保存されている。
このレコードは、縮退を行ったとき、つまり図6のステ
ップS205で、「機能=フィニッシャ、縮退日=2000
/5/17/14:31 、ステータス=縮退」という情報が、コー
ド化された状態でメモリ324に記録されている。この
コード化された情報は、モデム通信部4を通じて外部コ
ンピュータ12に送信された後は、外部コンピュータ1
2側で、コード化された情報をデコードし、「機能=フ
ィニッシャ、発生日=2000/5/17/14:31、ステータス=
縮退」という情報に戻し、そのまま図9に示したように
外部コンピュータ12のディスプレイに表示できるよう
にする。
【0106】最後に、ステップS305で全てのレコー
ドを送信したか否かを判断し、まだ全てのレコードを送
信していないならステップS303へ戻り、一方、全て
のレコードを送信し終わったと判断された場合は、ステ
ップS306において、終端記号を送信し、処理を終了
する。
【0107】以上より、画像形成装置の機能の一部、例
えばスキャン機能にランプ点灯エラー等の障害が発生し
ても、スキャン機能を自動的に無効にすることができ、
従来のように、機器全体を無効にするわけではなく、障
害のあるスキャン機能だけを自動的に無効にすることが
できる。そして、その他の機能、例えばプリント機能は
有効のままとし、機器内のハードディスク内にある画像
をプリント、あるいは外部コンピュータからのプリント
データを受信してプリントするといった機能をユーザが
使えるようにしている。
【0108】これにより、ユーザにとっては、従来のよ
うに、一部の機能の障害が発生した場合、機器全体を止
めていたことによる不便を強いられていたという不具合
が解消でき、他の機能を、引き続き使用できるといった
効果が生まれる。さらには、機能の一部を無効にした
後、縮退の履歴を機器の記憶装置に蓄積し、外部コンピ
ュータに対して、その履歴を送信するあるいは外部コン
ピュータから機器の縮退の履歴を取得できるので、外部
コンピュータ側のサービス拠点にいるサービスマンが、
障害を修理するときの手順を決める判断材料として有効
となる。
【0109】また、障害が発生し、スキャナが無効にな
っている機器の状態を、現地に行く前に知ることによっ
て、修理のための部材や、修理のキットを事前に用意す
ることができ、下見のための往復が不要になるという効
果がある。また、現地でスキャン機能が無効になった状
態だけを見ても、原因を探るのに困難となる場合が多い
が、そういった不具合が事前に避けられる。
【0110】このように、ユーザにとっての利便性、サ
ービスマンにとってのメインテナンス性が飛躍的に向上
する。さらには、スキャナ等の一部の機能が無効になっ
ても、他のプリント等の機能を有効にすることで、今ま
で、機器全体を止めていたことで、スキャナ障害が起き
てから、サービスマンがスキャナ障害の修理を完了する
までの間、プリンタが使用できず、その間使用されるは
ずであったトナー、紙、カウンタ料金を、本発明により
逃すことなく収益する事ができ、メーカや販売店(販売
会社)にとっても大きな利益が生ずる。
【0111】〔第3実施形態〕上記第1実施形態では、
操作部500からの指示によりメモリ324内に蓄積さ
れた縮退履歴を、障害が発生した機能、障害の発生日、
障害が発生した機能のステータス等の項目で表示する構
成について示したが、縮退履歴にその縮退の原因となっ
た障害履歴を関係づけて表示するように構成してもよ
い。以下、その実施形態について図6,図11を用いて
説明する。
【0112】図11は、図4に示した縮退履歴キーを押
したときの縮退履歴、およびその縮退の原因となった障
害履歴を関係づけて表示している画面の一例を示す模式
図である。
【0113】図において、800は縮退履歴画面で、図
4の縮退履歴キー550を押したときに表示される。8
01は縮退機能表示列で、縮退が発生し機能が無効にな
った、あるいは機能が復帰した機能の種類を表示する。
【0114】802は発生日表示列で、縮退が発生し機
能が無効になった、あるいは機能が復帰した日時を表示
する。803は原因表示列で、縮退を発生させる原因と
なった障害のコードを示している。804は障害日表示
列で、障害が発生した日時を表示する。
【0115】805はステータス表示列で、縮退が発生
し、機能が無効になったら「縮退」、機能が復帰した場
合「復帰」と表示する。例えば、2000年5 17日14:30
に、エラーコードE540、つまりフィニッシャの異常
が発生し、2000年5 17日14:31に、フィニッシャ機能を
自動的に無効、つまり縮退したことを示す。
【0116】806,807は、それぞれ上スクロール
キー,下スクロールキーで、1画面に表示できないほ
ど、縮退の履歴のレコードがある場合、それぞれのキー
を押す毎に、それぞれの方向に1レコードずつ履歴の表
示がスクロールされる。
【0117】808は戻るキーで、このキーを押すこと
で、図4のメイン画面に戻る。また、この縮退の履歴
は、この画面(図11で示す画面)を表示したときにメ
モリ324から読み出され、表示される。
【0118】縮退履歴の1レコードは、図11の表示例
では、「機能=フィニッシャ、縮退日=2000/5/17/14:3
1、原因=E540、障害日=2000/5/17/14:30 、ステータス
=縮退」という情報が、コード化された状態で保存され
ている。このコード化された情報は、操作部500側で
情報をデコードし、「機能=フィニッシャ、発生日=20
00/5/17/14:31 、ステータス=縮退」という情報に戻
し、そのまま図11のディスプレイに表示できるように
する。
【0119】なお、このレコードは、障害発生時に、つ
まり図6のステップS202で、「機能=フィニッシ
ャ、縮退日=未定、原因=E540、障害日=2000/5/17/1
4:30 、ステータス=障害発生」という状態でメモリ3
24の縮退履歴に蓄積される。その後、その障害に対し
て縮退を行ったとき、つまり図6のステップS205
で、ステップS202で蓄積した縮退履歴のレコード
は、「機能=フィニッシャ、縮退日=2000/5/17/14:31、
原因=E540、障害日=2000/5/17/14:30 、ステータス=
縮退」という状態に更新されるものとする。
【0120】以上により、画像形成装置の機能の一部、
例えばスキャン機能にランプ点灯エラー等の障害が発生
しても、スキャン機能を自動的に無効にすることがで
き、従来のように、機器全体を無効にするわけではな
く、障害のあるスキャン機能だけを自動的に無効にする
ことができる。そして、その他の機能、例えばプリント
機能は有効のままとし、機器内のハードディスク内にあ
る画像をプリントする、あるいは外部コンピュータから
のプリントデータを受信してプリントするといった機能
をユーザが使えるようにしている。
【0121】これにより、ユーザにとっては、従来のよ
うに、一部の機能の障害が発生した場合、機器全体を止
めていたことによる不便を強いられていたという不具合
が解消でき、他の機能を、引き続き使用できるといった
効果が生まれる。
【0122】さらには、機器の障害が発生した場合、そ
の障害の履歴を蓄積するとともに、その障害の機能に対
して無効にしたという縮退の履歴を機器の記憶装置に蓄
積し、操作部からその履歴を見ることができる。そのた
め、サービスマンが、障害を修理するときの手順を決め
る判断材料として有効となる。また、現地でスキャン機
能が無効になった状態だけを見ても、原因を探るのに困
難となる場合が多いが、機能が無効になった縮退の履歴
と、縮退の原因となった障害の履歴に対応づけがされて
いるので、そういった不具合が避けられる。このよう
に、ユーザにとっての利便性、サービスマンにとっての
メインテナンス性が飛躍的に向上する。
【0123】さらには、スキャナ等の一部の機能が無効
になっても、他のプリント等の機能を有効にすること
で、今まで、機器全体を止めていたことで、スキャナ障
害が起きてから、サービスマンがスキャナ障害の修理を
完了するまでの間、プリンタが使用できず、その間使用
されるはずであったトナー、紙、カウンタ料金を、本発
明により逃すことなく収益でき、メーカや販売店(販売
会社)にとっても大きな利益が生ずる。
【0124】〔第4実施形態〕上記第2実施形態では、
外部コンピュータ12からの要求に応じて画像形成装置
がメモリ324内の縮退履歴の障害が発生した機能、障
害の発生日、障害が発生した機能のステータス等の項目
を外部コンピュータ12に送信して、外部コンピュータ
12がディスプレイ上に表示する構成について示した
が、縮退履歴にその縮退の原因となった障害履歴を関係
づけた情報を外部コンピュータ12に送信して、外部コ
ンピュータ12が縮退履歴にその縮退の原因となった障
害履歴を関係づけた情報をディスプレイ上に表示するよ
うに構成してもよい。以下、その実施形態について図
6,図10,図12を用いて説明する。
【0125】図12は、図1に示した外部コンピュータ
12のディスプレイに表示される縮退履歴画面の一例を
示す模式図であり、縮退履歴及びその縮退の原因となっ
た障害履歴を関係づけて表示している。
【0126】図において、900は縮退履歴画面で、こ
の画面を開いたタイミングで、外部コンピュータ12
が、公衆回線網15を通じて、機器のモデム通信部4に
アクセスし、機器のメモリ324に蓄積されている縮退
履歴にその縮退の原因となった障害履歴を関係づけた情
報を取得する為のコマンドを発行し、機器のメモリ32
4に蓄積されている縮退履歴及びその縮退の原因となっ
た障害履歴を関連づけた情報を、I/F320,モデム
通信部4を通じて取得した後に表示される。
【0127】また、901は縮退機能表示列で、縮退が
発生し機能が無効になった、あるいは機能が復帰した機
能の種類を表示する。902は発生日表示列で、縮退が
発生し機能が無効になった、あるいは機能が復帰した日
時を表示する。903は原因表示列で、縮退を発生させ
る原因となった障害のコードを示している。
【0128】904は障害日表示列で、障害が発生した
日時を表示する。905はステータス表示列で、縮退が
発生し、機能が無効になったら「縮退」、機能が復帰し
た場合「復帰」と表示する。例えば、2000年5 17日14:3
0 に、エラーコードE540、つまりフィニッシャの異
常が発生し、2000年5 17日14:31 に、フィニッシャ機能
を自動的に無効、つまり縮退したことを示す。
【0129】906,907はそれぞれ上スクロールキ
ー,下スクロールキーであり、1画面に表示できないほ
ど、縮退の履歴のレコードがある場合、それぞれのキー
マウスでクリックする毎に、それぞれの方向に1レコー
ドずつ履歴の表示がスクロールされる。908は戻るキ
ーで、このキーをクリックすることで、図示しないメイ
ン画面に戻る。909はポインタカーソルであり、上記
のキーをクリックする為にマウス等のポインティングデ
バイスを動かすことで移動させる。
【0130】また、この縮退の履歴は、図12で示す画
面を表示したときに読み出され、表示される。縮退履歴
の1レコードは、図12の表示例で「機能=フィニッシ
ャ、縮退日=2000/5/17/14:31、原因=E540、障害日=20
00/5/17/14:30 、ステータス=縮退」という情報が、コ
ード化された状態で保存されている。このコード化され
た情報は、I/F320,モデム通信部4を通じて外部
コンピュータ12に送信された後、外部コンピュータ1
2側で情報をデコードし、「機能=フィニッシャ、縮退
日=2000/5/17/14:31、原因=E540、障害日=2000/5/17/
14:30 、ステータス=縮退」という情報に戻し、そのま
ま図12のディスプレイに表示できるようにする。
【0131】なお、このレコードは、障害発生時に、つ
まり図6のステップS202で、「機能=フィニッシ
ャ、縮退日=未定、原因=E540、障害日=2000/5/17/1
4:30 、ステータス=障害発生」という状態で記録され
る。その後、その障害に対して縮退を行ったとき、つま
り図6のステップS205で、「機能=フィニッシャ、
縮退日=2000/5/17/14:31、原因=E540、障害日=2000/5
/17/14:30 、ステータス=縮退」という情報へ更新され
る。
【0132】次に、図10を再度、用いて、本発明に関
わる制御処理手順を示す。なお、この制御は、CPU3
23を中心に行われる。
【0133】ステップS301において、CPU323
は、モデム通信部4を通じて、外部コンピュータ12か
らコマンドを受信するまで待機する。モデム通信部4を
通じて、外部コンピュータ12からコマンドを受信した
ら、ステップS302に移り、メモリ324で縮退履歴
が蓄積されているか否かを判断し、蓄積されていなけれ
ば、ステップS306で終端記号を、モデム通信部4を
通じて、外部コンピュータ12に送信する。
【0134】一方、ステップS302で、メモリ324
で縮退履歴が蓄積されていると判断された場合は、ステ
ップS303において、縮退履歴レコードをメモリ32
4から1レコード読み出し、ステップS304におい
て、I/F320,モデム通信部4を介して送信する。
【0135】なお、メモリ324に蓄積されている縮退
履歴の1レコードは、図12の表示例で「機能=フィニ
ッシャ、縮退日=2000/5/17/14:31、原因=E540、障害日
=2000/5/17/14:30、ステータス=縮退」という情報
が、コード化された状態で保存されている。このコード
化された情報は、モデム通信部4を通じて外部コンピュ
ータ12に送信された後は、外部コンピュータ12側
で、コード化された情報をデコードし、「機能=フィニ
ッシャ、縮退日= 2000/5/17/14:31、原因=E540、障害
日= 2000/5/17/14:30、ステータス=縮退」という情報
に戻し、そのまま図12のディスプレイに表示できるよ
うにする。
【0136】次に、ステップS305において、全ての
レコードを送信したか否かを判断し、まだならステップ
S303へ戻る。一方、全てのレコードを送信し終わっ
たと判断された場合は、ステップS306で終端記号を
送信し、終了する。
【0137】以上より、画像形成装置の機能の一部、例
えばスキャン機能にランプ点灯エラー等の障害が発生し
ても、スキャン機能を自動的に無効にすることができ、
従来のように、機器全体を無効にするわけではなく、障
害のあるスキャン機能だけを自動的に無効にすることが
できる。そして、その他の機能、例えばプリント機能は
有効のままとし、機器内のハードディスク内にある画像
をプリント、あるいは外部コンピュータからのプリント
データを受信してプリントするといった機能をユーザが
使えるようにしている。これにより、ユーザにとって
は、従来のように、一部の機能の障害が発生した場合、
機器全体を止めていたことによる不便を強いられていた
という不具合が解消でき、他の機能を、引き続き使用で
きるといった効果が生まれる。
【0138】さらには、機器の障害が発生した場合、そ
の障害の履歴を蓄積するとともに、その障害の機能に対
して無効にしたという縮退の履歴を機器の記憶装置に蓄
積し、外部コンピュータに対して、その履歴を送信する
あるいは外部コンピュータから機器の縮退の履歴を取得
できるので、外部コンピュータ側のサービス拠点にいる
サービスマンが、障害を修理するときの手順を決める判
断材料として有効となる。また、障害が発生し、スキャ
ナが無効になっている機器の状態を、現地に行く前に知
ることによって、修理のための部材や、修理のキットを
事前に用意することができ、下見のための往復が不要に
なるという効果がある。
【0139】また、現地でスキャン機能が無効になった
状態だけを見ても、原因を探るのに困難となる場合が多
いが、機能が無効になった縮退の履歴と、縮退の原因と
なった障害の履歴に対応づけがされているので、そうい
った不具合が事前に避けられる。
【0140】このように、ユーザにとっての利便性、サ
ービスマンにとってのメインテナンス性が飛躍的に向上
する。さらには、スキャナ等の一部の機能が無効になっ
ても、他のプリント等の機能を有効にすることで、今ま
で、機器全体を止めていたことで、スキャナ障害が起き
てから、サービスマンがスキャナ障害の修理を完了する
までの間、プリンタを使用できず、その使用されるはず
であったトナー、紙、カウンタ料金を、本発明により逃
すことなく収益でき、メーカや販売店(販売会社)にと
っても大きな利益が生ずる。
【0141】なお、上記各実施形態において、障害が発
生した場合に縮退する機能としてスキャン機能,プリン
ト機能,PDL展開機能,フィーダ機能,フィニッシャ
機能,ファクシミリ通信機能,給紙機能,ネットワーク
機能を含むことは、言うまでもない。
【0142】また、上述した第2,第4実施形態におい
て、図10のステップS301で外部コンピュータから
コマンドを受信したタイミングで、機器が縮退履歴を読
み出し、外部コンピュータに送信する例について示した
が、ステップS301において、例えば「縮退履歴が一
定件数発生したら」、あるいは「縮退履歴が書き込まれ
て一定時間以上経過したら」という判定に置き換え(又
は、「コンピュータからコマンドを受信したタイミング
で」、或いは「縮退履歴が一定件数発生したら」、或い
は「縮退履歴が書き込まれて一定時間以上経過した
ら」)という判定に置き換え、外部コンピュータからコ
マンドを受信しなくても、機器が自発的に、外部コンピ
ュータへ縮退履歴を送信するように構成してもよい。
【0143】さらに、上述した第1〜第4実施形態にお
いては、画像形成装置の印刷方式として電子写真方式を
例に上げたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、インクジェット方式、熱転写方式、感熱方式、静電
方式、放電破壊方式など他の印刷方式を用いることも可
能である。
【0144】また、上記外部コンピュータと画像形成装
置は、公衆回線網で繋がれていなくても、たとえばイン
ターネット回線で繋がれていてもよい。あるいはLAN
で繋がれていてもよい。その場合、通信コストを大きく
下げることが可能となる。
【0145】さらに、本発明の画像形成装置に、例え
ば、カードリーダを設け、ユーザ毎や部署毎にカードを
発行し、そのカードを差し込むことにより(或いは、ユ
ーザ名と暗証番号の入力により)使用可能とするように
した場合、障害が発生したときに使用していたユーザを
特定し、障害履歴及び縮退履歴として障害発生時に使用
していたユーザのデータをメモリ324に蓄積すること
ができる。さらに、管理者モード等で縮退履歴キー55
0を押下した(或いは、外部コンピュータで縮退履歴画
面を開いた)時、縮退履歴に障害発生時に使用していた
ユーザ名をも表示するように構成してもよい。なお、コ
ンピュータ11から画像形成装置にコマンドを送信して
使用した場合は、そのユーザ名を記録表示するようにし
てもよい。
【0146】これにより、障害発生が頻発するユーザが
いるときは、そのユーザの使用方法に問題がある場合も
あり、そのことを管理者やサービスマンが把握し、その
ユーザに対して使用方法の改善などを指導することによ
り、不正な機器の使用による障害発生を防止して、障害
発生率を低下させることもできる。
【0147】なお、本願発明は、上述した実施形態を組
み合わせた構成であっても適用可能であることは言うま
でもない。
【0148】以上によれば、画像形成装置の機能の一
部、例えばスキャン機能にランプ点灯エラー等の障害が
発生しても、スキャン機能を自動的に無効にすることが
でき、従来のように、機器全体を無効にするわけではな
く、障害のあるスキャン機能だけを自動的に無効にする
ことができる。そして、その他の機能、例えばプリント
機能は有効のままとし、機器内の図示しないハードディ
スク内にある画像をプリントする、あるいは外部コンピ
ュータからのプリントデータを受信してプリントすると
いった機能をユーザが使えるようにしている。
【0149】これにより、ユーザにとっては、従来のよ
うに、一部の機能の障害が発生した場合、機器全体を止
めていたことによる不便を強いられていたという不具合
が解消でき、他の機能を、引き続き使用できるといった
効果が生まれる。
【0150】さらには、一部の機能を無効にしたという
縮退の履歴を機器の記憶装置に蓄積し、操作部からその
履歴を見ることができるので、サービスマンが、障害を
修理するときの手順を決める判断材料として有効とな
る。また、現地でスキャン機能が無効になった状態だけ
を見ても、原因を探るのに困難となる場合が多いが、そ
ういった不具合が事前に避けられる。このように、ユー
ザにとっての利便性、サービスマンにとってのメインテ
ナンス性が飛躍的に向上する。さらには、スキャナ等の
一部の機能が無効になっても、他のプリント等の機能を
有効にすることで、今まで、機器全体を止めていたこと
で、スキャナ障害が起きてから、サービスマンがスキャ
ナ障害の修理を完了するまでの間、プリンタが使用でき
ず、その間に使用されるはずであったトナー、紙、カウ
ンタ料金を、本発明により収益とすることができ、メー
カや販売店(販売会社)にとっても大きな利益が生ず
る。
【0151】また、機能の一部を無効にした後、縮退の
履歴を機器の記憶装置に蓄積し、外部コンピュータに対
して、その履歴を送信するあるいは外部コンピュータか
ら機器の縮退の履歴を取得できるので、外部コンピュー
タ側のサービス拠点にいるサービスマンが、障害を修理
するときの手順を決める判断材料として有効となる。
【0152】また、サービスマンは、障害が発生し、無
効になっている機器の状態を、現地に行く前に知ること
によって、修理のための部材や、修理のキットを事前に
用意することができ、下見のための往復が不要になると
いう効果がある。
【0153】さらに、現地で、例えばスキャン機能が無
効になった状態だけを見ても、原因を探るのに困難とな
る場合が多いが、そういった不具合が事前に避けられ
る。
【0154】また、機器の障害が発生した場合、その障
害の履歴を蓄積するとともに、その障害の履歴に関連付
けて、その障害機能を無効にしたという縮退の履歴を機
器の記憶装置に蓄積し、操作部からその履歴を見ること
ができるため、サービスマンが、障害を修理するときの
手順を決める判断材料として有効となる。また、現地で
スキャン機能が無効になった状態だけを見ても、原因を
探るのに困難となる場合が多いが、機能が無効になった
縮退の履歴と、縮退の原因となった障害の履歴に対応づ
けがされているので、そういった不具合が避けられる。
【0155】このように、ユーザにとっての利便性、サ
ービスマンにとってのメインテナンス性が飛躍的に向上
し、短時間で復旧することができるので、障害が起きて
から、サービスマンがスキャナ障害の修理を完了するま
での間でも、無効とされた機能が使用されることによ
り、メーカや販売店販売店などが得ることができる利
益、例えばトナー、紙等の消耗品の利益、カウンタ料金
の損失を最低限に押えることができ、メーカや販売店
(販売会社)にとっても大きな利益が生ずる。
【0156】また、機器の障害が発生した場合、その障
害の履歴を蓄積するとともに、その障害の履歴に関連付
けて、その障害機能を無効にしたという縮退の履歴を機
器の記憶装置に蓄積し、外部コンピュータに対して、そ
の履歴を送信するあるいは外部コンピュータから機器の
縮退の履歴を取得できるので、外部コンピュータ側のサ
ービス拠点にいるサービスマンが、障害を修理するとき
の手順を決める判断材料として有効となる。また、障害
が発生し、スキャナが無効になっている機器の状態を、
現地に行く前に知ることによって、修理のための部材
や、修理のキットを事前に用意することができ、下見の
ための往復が不要になるという効果がある。さらに、現
地でスキャン機能が無効になった状態だけを見ても、原
因を探るのに困難となる場合が多いが、機能が無効にな
った縮退の履歴と、縮退の原因となった障害の履歴に対
応づけがされているので、そういった不具合が事前に避
けられる。このように、ユーザにとっての利便性、サー
ビスマンにとってのメインテナンス性が飛躍的に向上す
る。
【0157】さらに、障害が発生した場合に縮退する機
能としてスキャン機能を含むので、スキャンに関係の無
い機能、例えば、機器内のハードディスク内にある画像
をプリントする機能や、外部コンピュータからのプリン
トデータを受信してプリントするといった機能は有効に
することができるという効果が生ずる。
【0158】また、障害が発生した場合に縮退する機能
としてプリント機能を含むので、プリントに関係の無い
機能、例えば、スキャナで原稿から読み取った画像を、
ネットワーク経由で、外部コンピュータへ転送するスキ
ャンセンド機能は有効にすることができるという効果が
生ずる。
【0159】さらに、障害が発生した場合に縮退する機
能としてPDL展開機能を含むので、PDLに関係の無
い機能、例えば、機器内のハードディスク内にある画像
をプリントする機能や、スキャン機能は有効にすること
ができるという効果が生ずる。
【0160】また、障害が発生した場合に縮退する機能
としてフィーダ機能を含むので、例えば、フィーダに無
関係な、圧板スキャン、圧板コピー機能は有効にするこ
とができるという効果が生ずる。
【0161】さらに、障害が発生した場合に縮退する機
能をフィニッシャ機能としている為、例えば、フィニッ
シャに無関係な、ステイプル等しないプリントジョブ機
能等は有効にすることができるという効果が生ずる。
【0162】また、障害が発生した場合に縮退する機能
としてファクシミリ機能を含むので、例えば、回線との
送受信を行うファクシミリ機能に無関係な、コピー機
能、スキャン機能、プリント機能等は有効にすることが
できるという効果が生ずる。
【0163】さらに、障害が発生した場合に縮退する機
能として給紙機能を含むので、例えば、ペーパーデッキ
が縮退したら、ペーパーデッキ給紙に無関係な、カセッ
トからの給紙は有効にできるという効果が生ずる。
【0164】また、障害が発生した場合に縮退する機能
としてネットワーク通信機能を含むので、例えば、ネッ
トワークに無関係な、コピー機能、スキャンした画像を
機器内のハードディスクに蓄積する機能、機器内のハー
ドディスク内にある画像をプリントする機能は有効にす
ることができるという効果が生ずる。
【0165】以下、図13に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像形成装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0166】図13は、本発明に係る画像形成装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0167】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0168】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0169】本実施形態における図6,図7,図8,図
10に示す機能が外部からインストールされるプログラ
ムによって、ホストコンピュータにより遂行されていて
もよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュ
メモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワー
クを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報
群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用される
ものである。
【0170】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0171】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0172】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,
不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリ
コンディスク等を用いることができる。
【0173】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0174】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0175】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0176】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0177】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第
1,10,13の発明によれば、複数の機能を有する画
像形成装置の各機能の状態を検知し、機能の障害が検知
される場合、前記障害が検知された機能のみを無効にす
るので、画像形成装置の機能の一部に障害が発生して
も、ユーザにとっては、従来のように、機器全体を止め
ていたことによる不便を強いられていたという不具合
や、機器全体の使用を止めていたことによる消耗品消費
の停止によるメーカや販売会社等の収益低下等を防止す
ることができる。
【0178】第2,11,14の発明によれば、機能が
無効になった場合、機能の縮退の履歴を蓄積し、該蓄積
された縮退の履歴を外部に通知するので、外部から一部
の機能を無効にしたという縮退の履歴を知ることが可能
となり、サービスマンが、障害を修理するときの手順を
決める判断材料として有効となり、サービスマンにとっ
てのメインテナンス性を飛躍的に向上させることができ
る。
【0179】第3の発明によれば、前記縮退履歴蓄積手
段は、前記縮退手段により機能が無効になった場合、該
縮退の履歴を、該縮退の原因となった障害の履歴に対応
させて、蓄積するものであり、前記通知手段は、前記縮
退履歴蓄積手段に蓄積された縮退の履歴を、該縮退の原
因となった障害の履歴に対応させて、外部に通知するの
で、サービスマンがある機能が無効になった状態だけを
見ても、原因を探るのに困難となる場合が多いが、そう
いった不具合を事前に避けることができ、迅速に復旧作
業を行うことができる。
【0180】第4の発明によれば、前記通知手段は、前
記縮退履歴蓄積手段に蓄積された縮退の履歴を操作部に
表示する表示手段を含むので、外部から一部の機能を無
効にしたという縮退の履歴を知ることが可能となり、サ
ービスマンが、障害を修理するときの手順を決める判断
材料として有効となり、サービスマンにとってのメイン
テナンス性を飛躍的に向上させることができる。
【0181】第5の発明によれば、前記通知手段は、前
記縮退履歴蓄積手段に蓄積された縮退の履歴を所定の通
信媒体を介して通信可能な外部装置へ送信する送信手段
を含むので、サービスマンがサービス拠点等の離れた場
所から縮退履歴を取得でき、障害を修理するときの手順
を決める判断材料として有効となる。また、サービスマ
ンは、障害が発生し、無効になっている機器の状態、原
因を、現地に行く前に知ることによって、修理のための
部材や、修理のキットを事前に用意することができる。
【0182】第6の発明によれば、前記送信手段は、前
記外部装置からの要求に基づいて、前記縮退履歴蓄積手
段に蓄積された縮退の履歴を外部装置へ送信するので、
サービスマンがサービス拠点等の離れた場所から所望の
時に最新の縮退履歴を取得でき、障害を修理するときの
手順を決める判断材料として有効となる。
【0183】第7の発明によれば、前記複数の機能は、
スキャン機能,プリント機能,PDL展開機能,フィー
ダ機能,フィニッシング機能,ファクシミリ通信機能,
給紙機能,ネットワーク通信機能を含むので、スキャン
機能,プリント機能,PDL展開機能,フィーダ機能,
フィニッシング機能,ファクシミリ通信機能,給紙機
能,ネットワーク通信機能のいずれかに障害が発生した
場合でも、他の機能を使用することができる。
【0184】第8,12,15の発明によれば、障害が
検知された機能を無効にし機能の縮退の履歴を蓄積する
画像形成装置に蓄積されている前記縮退の履歴を前記画
像形成装置から取得し、該取得された前記画像形成装置
に蓄積されている前記縮退の履歴を表示するので、サー
ビスマンがサービス拠点等の離れた場所から縮退履歴を
取得でき、障害を修理するときの手順を決める判断材料
として有効となり、サービスマンにとってのメインテナ
ンス性を飛躍的に向上させることができる。
【0185】第9の発明によれば、前記画像形成装置
は、前記縮退の履歴を該縮退の原因となった障害の履歴
に対応して蓄積するものであり、前記取得手段は、前記
画像形成装置から前記縮退の履歴を該縮退の原因となっ
た障害の履歴に対応させて取得するものであり、前記表
示手段は、前記取得手段により取得された前記縮退の履
歴を該縮退の原因となった障害の履歴に対応させて表示
するので、サービスマンがある機能が無効になった状態
だけを見ても、原因を探るのに困難となる場合が多い
が、そういった不具合を事前に避けることができ、迅速
に復旧作業を行うことができる。また、サービスマン
は、障害が発生し、無効になっている機器の状態、原因
を、現地に行く前に知ることによって、修理のための部
材や、修理のキットを事前に用意することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置(画
像処理装置)を適用可能な画像形成システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一
例を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のコ
ア部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の操
作部の表示部に表示される基本画面を示す説明図であ
る。
【図5】図4の縮退履歴キーを押したときの縮退履歴を
表示している画面(縮退履歴画面)の一例を示す模式図
である。
【図6】本発明に関わる画像形成装置の第1の制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に関わる画像形成装置の第2の制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に関わる画像形成装置の第3の制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】図1に示した外部コンピュータのディスプレイ
に表示される縮退履歴画面の一例を示す模式図である。
【図10】本発明に関わる画像形成装置の第4の制御処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】図4に示した縮退履歴キーを押したときの縮
退履歴、およびその縮退の原因となった障害履歴を関係
づけて表示している画面の一例を示す模式図である。
【図12】図1に示した外部コンピュータのディスプレ
イに表示される縮退履歴画面の一例を示す模式図であ
る。
【図13】本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 10 コア部 11 PC/WS 12 外部コンピュータ 14 ネットワーク 324 メモリ 323 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 396 G03G 21/00 396 500 500 G06F 3/12 G06F 3/12 K H04N 1/00 106 H04N 1/00 106Z Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ04 AQ05 AQ06 AR03 AS02 CQ04 CQ24 CQ42 HK19 HQ12 HV34 HV35 HV41 HV44 HV60 2H027 DA34 DA36 EE08 EJ08 EJ13 EJ15 EK01 EK11 GB07 GB09 ZA07 5B021 AA01 BB01 BB04 BB10 CC05 EE01 NN06 5C062 AA02 AA05 AB17 AB21 AB38 AB40 AC21 AC58 BA00

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能を有する画像形成装置におい
    て、 前記各機能の状態を検知する検知手段と、 前記検知手段により機能の障害が検知される場合、前記
    障害が検知された機能のみを無効にする縮退手段と、を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記縮退手段により機能が無効になった
    場合、機能の縮退の履歴を蓄積する縮退履歴蓄積手段
    と、 前記縮退履歴蓄積手段に蓄積された縮退の履歴を外部に
    通知する通知手段と、を有することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記縮退履歴蓄積手段は、前記縮退手段
    により機能が無効になった場合、該縮退の履歴を、該縮
    退の原因となった障害の履歴に対応させて、蓄積するも
    のであり、 前記通知手段は、前記縮退履歴蓄積手段に蓄積された縮
    退の履歴を、該縮退の原因となった障害の履歴に対応さ
    せて、外部に通知することを特徴とする請求項2記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記通知手段は、前記縮退履歴蓄積手段
    に蓄積された縮退の履歴を操作部に表示する表示手段を
    含むことを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記通知手段は、前記縮退履歴蓄積手段
    に蓄積された縮退の履歴を所定の通信媒体を介して通信
    可能な外部装置へ送信する送信手段を含むことを特徴と
    する請求項2〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記送信手段は、前記外部装置からの要
    求に基づいて、前記縮退履歴蓄積手段に蓄積された縮退
    の履歴を外部装置へ送信することを特徴とする請求項5
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の機能は、スキャン機能,プリ
    ント機能,PDL展開機能,フィーダ機能,フィニッシ
    ング機能,ファクシミリ通信機能,給紙機能,ネットワ
    ーク通信機能を含むことを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 障害が検知された機能を無効にし機能の
    縮退の履歴を蓄積する画像形成装置と通信可能な画像形
    成装置管理装置において、 前記画像形成装置に蓄積されている前記縮退の履歴を前
    記画像形成装置から取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された前記画像形成装置に蓄積
    されている前記縮退の履歴を表示する表示手段と、を有
    することを特徴とする画像形成装置管理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成装置は、前記縮退の履歴を
    該縮退の原因となった障害の履歴に対応して蓄積するも
    のであり、 前記取得手段は、前記画像形成装置から前記縮退の履歴
    を該縮退の原因となった障害の履歴に対応させて取得す
    るものであり、 前記表示手段は、前記取得手段により取得された前記縮
    退の履歴を該縮退の原因となった障害の履歴に対応させ
    て表示することを特徴とする請求項8記載の画像形成装
    置管理装置。
  10. 【請求項10】 複数の機能を有する画像形成装置の制
    御方法において、 前記各機能の状態を検知する検知工程と、 該障害が検知された機能のみを無効にする縮退工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 機能が無効になった場合、機能の縮退
    の履歴を蓄積する縮退履歴蓄積工程と、 該蓄積された縮退の履歴を外部に通知する通知工程と、
    を有することを特徴とする請求項10記載の画像形成装
    置の制御方法。
  12. 【請求項12】 障害が検知された機能を無効にし機能
    の縮退の履歴を蓄積する画像形成装置と通信可能な画像
    形成装置管理装置の制御方法において、 前記画像形成装置に蓄積されている前記縮退の履歴を前
    記画像形成装置から取得する取得工程と、 該取得された前記画像形成装置に蓄積されている前記縮
    退の履歴を表示する表示工程と、を有することを特徴と
    する画像形成装置管理装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 複数の機能を有する画像形成装置に、 前記各機能の状態を検知する検知工程と、 該障害が検知された機能のみを無効にする縮退工程と、 を実行させるためのプログラムをコンピュータが読み取
    り可能に記憶した記憶媒体。
  14. 【請求項14】 機能が無効になった場合、機能の縮退
    の履歴を蓄積する縮退履歴蓄積工程と、 該蓄積された縮退の履歴を外部に通知する通知工程と、
    を有することを特徴とする請求項13記載の記憶媒体。
  15. 【請求項15】 障害が検知された機能を無効にし機能
    の縮退の履歴を蓄積する画像形成装置と通信可能な画像
    形成装置管理装置に、 前記画像形成装置に蓄積されている前記縮退の履歴を前
    記画像形成装置から取得する取得工程と、 該取得された前記画像形成装置に蓄積されている前記縮
    退の履歴を表示する表示工程と、を実行させるためのプ
    ログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶した記憶
    媒体。
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