JP2007293446A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な操作でログ情報の集計を行うことができる画像形成装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】画像形成装置には、例えばその設置時等に、初期設定としてユーザの認証方式を設定しておき、ステップS1002bにおいて、この設定された認証方式が、ある一定のものであるか否かの判定を行う。ステップS1002bでは、ある一定の方式としてSDL認証方式及びSSO認証方式が指定されている。そして、画像形成装置に設定されている認証方式がSDL認証方式又はSSO認証方式であれば、ステップS1003bに進み、それ以外の認証方法が設定されていれば、ステップS1005bに進む。ステップS1003bにおいて、集計キーとして「ユーザ名」を使用すると決定する。一方、ステップS1005bでは、集計キーとして「部門ID」を使用すると決定する。
【選択図】図10b
【解決手段】画像形成装置には、例えばその設置時等に、初期設定としてユーザの認証方式を設定しておき、ステップS1002bにおいて、この設定された認証方式が、ある一定のものであるか否かの判定を行う。ステップS1002bでは、ある一定の方式としてSDL認証方式及びSSO認証方式が指定されている。そして、画像形成装置に設定されている認証方式がSDL認証方式又はSSO認証方式であれば、ステップS1003bに進み、それ以外の認証方法が設定されていれば、ステップS1005bに進む。ステップS1003bにおいて、集計キーとして「ユーザ名」を使用すると決定する。一方、ステップS1005bでは、集計キーとして「部門ID」を使用すると決定する。
【選択図】図10b
Description
本発明は、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ及び複写機並びにこれらの複合機に公的な画像形成装置及びその制御方法に関する。
従来、ユーザが、画像形成装置において、装置を利用する個人個人を区別し、画像形成装置上の使用者別にジョブを管理集計する印刷管理プログラム(例えば、特許文献1、特許文献2参照)がある。このような画像形成装置としては、プリンタ(印刷装置)、スキャナ及び複写機並びにこれらを統合したマルチファンクション機器(マルチファンクションプリンタ(MFP))等が挙げられる。
上記のジョブ管理集計を行う印刷管理プログラムは、画像形成装置と同じネットワーク内にサーバとなるPCをユーザが構築する必要があった。これに対し、近年では、その問題を解決し、サーバーレスで画像形成装置そのものにジョブ集計機能を持たせた画像形成装置及び印刷管理プログラムがある。
しかしながら、上記画像形成装置上で動作する印刷管理プログラムにおいては、使用者を特定する手段が煩雑であったことが問題である。印刷管理プログラムにおいて、使用者や設定された区分(部門)ごとの集計や分析を行う場合、どの区分にあわせて情報を表示するかを決定しなければならない。もちろん全てを対象として集計することは可能であるが、使用者がそれだけに限らず、自分の見たい情報を指定して運用することは往々にして考えられる。
そのような場合、従来はユーザがIDをキーパネルなどの手段により入力し、指定する方法が主流である。そして、画像形成装置が独自のユーザ認証方式を持つ場合、ユーザは複数回の入力を強いられるという問題がある。
本発明は、簡易な操作でログ情報の集計を行うことができる画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本願発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
本発明に係る第1の画像形成装置は、印刷ジョブ情報が入力されると印刷に関するログ情報を更新するログ更新手段と、前記ログ情報に含まれるデータの集計の指示が入力されると当該データの集計表を作成する集計表作成手段と、を有し、前記集計表作成手段は、認証方式に対応して予め定められている集計キーを用いて前記集計表を作成することを特徴とする。
本発明に係る第2の画像形成装置は、印刷ジョブ情報が入力されると印刷に関するログ情報を更新するログ更新手段と、前記ログ情報に含まれるデータの集計の指示が入力されると当該データの集計表を作成する集計表作成手段と、を有し、前記集計表作成手段は、2以上の集計キーの組み合わせを用いて前記集計表を作成することを特徴とする。
本発明に係る第1の画像形成装置の制御方法は、印刷ジョブ情報が入力されると印刷に関するログ情報を更新するログ更新ステップと、前記ログ情報に含まれるデータの集計の指示が入力されると当該データの集計表を作成する集計表作成ステップと、を有し、前記集計表作成ステップにおいて、認証方式に対応して予め定められている集計キーを用いて前記集計表を作成することを特徴とする。
本発明に係る第2の画像形成装置の制御方法は、印刷ジョブ情報が入力されると印刷に関するログ情報を更新するログ更新ステップと、前記ログ情報に含まれるデータの集計の指示が入力されると当該データの集計表を作成する集計表作成ステップと、を有し、前記集計表作成ステップにおいて、2以上の集計キーの組み合わせを用いて前記集計表を作成することを特徴とする。
本発明に係る第1のプログラムは、画像形成装置に設けられたコンピュータに、印刷ジョブ情報が入力されると印刷に関するログ情報を更新するログ更新手順と、前記ログ情報に含まれるデータの集計の指示が入力されると当該データの集計表を作成する集計表作成手順と、を実行させるプログラムであって、前記集計表作成手順において、認証方式に対応して予め定められている集計キーを用いて前記集計表を作成させることを特徴とする。
本発明に係る第2のプログラムは、画像形成装置に設けられたコンピュータに、印刷ジョブ情報が入力されると印刷に関するログ情報を更新するログ更新手順と、前記ログ情報に含まれるデータの集計の指示が入力されると当該データの集計表を作成する集計表作成手順と、を実行させるプログラムであって、前記集計表作成手順において、2以上の集計キーの組み合わせを用いて前記集計表を作成させることを特徴とする。
本発明によれば、使用者に任意の設定をさせることなく、画像形成装置が使用者にとって好ましい集計表を表示することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。この際、専用サーバを用いずとも印刷ログ集計を行うことも可能である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置を備えた印刷システムの構成を示すブロック図である。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置を備えた印刷システムの構成を示すブロック図である。
この印刷システムでは、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置100及び200並びにコンピュータ(情報処理装置)11及び12がネットワーク5を介して互いに接続されている。更に、ネットワーク5に、インターネット網21を介してコンピュータ(情報処理装置)20が接続され、公衆回線網15を介してファックス装置14が接続されている。なお、他の周辺機器等がネットワーク5に接続されていてもよい。
画像形成装置100及び200は、例えばプリンタ、スキャナ及びファックス装置等の機能を備えた複合機である。これらの画像形成装置100及び200には、リーダ部1、プリンタ部(プリンタエンジン)2、コントローラ部3及び操作部500が設けられている。更に、コントローラ部3に、モデム通信部4、ネットワーク処理部7、PDL展開部8及びコア部10が設けられている。画像形成装置100及び200は、例えば、内部のハードディスク(図示せず)内の所定の記憶領域をボックスとして設け、当該ボックス内の画像データを操作することもある。
リーダ部1は、画像形成装置にセットされた原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを、コア部10を通じて、プリンタ部2へ出力する。プリンタ部2は、リーダ部1からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
コンピュータ11及び12は、例えば標準的なパーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)である。コンピュータ11及び12からは、PDL(Page Description Language)プリントデータが、ネットワーク5及びネットワーク処理部7を介してコア部10に出力される。そして、PDL展開部8によりPDLプリントデータがプリンタ部2によって記録可能な画像データに展開され、コア部10を介してプリンタ部2によりプリントされる。
コンピュータ11には、ハードディスク30、入力装置31及び表示装置35が設けられており、コンピュータ12には、ハードディスク36、入力装置38及び表示装置37が設けられている。ハードディスク30及び36は、記憶媒体の一例である。入力装置31及び38は、例えばキーボードである。表示装置35及び37は、例えば液晶ディスプレイである。
ファックス装置14は、例えば、リーダ部1により読み取られ、コア部10、モデム通信部4及び公衆回線網15を介して送信されてきた原稿画像を印刷する。また、ファックス装置14は、自身により読み取られた原稿画像を、公衆回線網15を介して画像形成装置100又は200に送信する。この場合、画像形成装置100又は200においては、モデム通信部4及びコア部10が原稿画像を受信し、プリンタ部2が原稿画像をプリントする。
図2は、画像形成装置(複写機)100の内部構成を示す模式図である。なお、画像形成装置200の内部構成も同様である。
画像形成装置100には、図2に示すように、プラテンガラス101、スキャナ102、走査ミラー105及び106、レンズ108、並びにCCDセンサ(イメージセンサ部)109が設けられている。また、感光体ドラム110、1次帯電器112、前露光ランプ114、クリーニング装置116、転写帯電器118、露光制御部120、現像器121、転写ベルト130、上段カセット131、並びに下段カセット132が設けられている。更に、ピックアップローラ133及び134、給紙ローラ135及び136、レジストローラ137、吸着帯電器138、転写ベルトローラ170、定着前帯電器139及び140、並びに定着器141が設けられている。また、排紙ローラ142、排紙フラッパ154、反転パス155、再給紙トレイ156、多重フラッパ157、搬送パス158、給紙ローラ159、並びに排出ローラ161が設けられている。更に、第1の送りローラ162、第2の送りローラ162a、反転ローラ163及び循環式自動原稿送り装置(RDF)189が設けられている。
図1におけるリーダ部1は、図2のプラテンガラス101〜CCDセンサ109に対応し、図1におけるプリンタ部2は、図2の感光体ドラム110〜反転ローラ163に対応する。
リーダ部1に関し、プラテンガラス101は、原稿載置台である。スキャナ102には、原稿照明ランプ103及び走査ミラー104等が設けられている。スキャナ102は、モータ(図示せず)により所定方向に往復走査され、原稿の反射光107を、走査ミラー104〜106を介してレンズ108を透過させてCCDセンサ109に結像する。結像された光信号は、CCDセンサ109によって電気信号に変換され、この電気信号に対して、CCDセンサ109付近のスキャナ画像処理部(図示せず)によって、A/D変換、シェーディング補正が行われる。そして、後述するコア部10のゲートアレイ326を介して、メモリ324に、デジタル画像データとして蓄積される。
プリンタ部2に関し、露光制御部120には、レーザ及びポリゴンスキャナ等が設けられており、コア部10のメモリ324に蓄積されたデジタル画像データを読み出す。次いで、後述するコア部10のゲートアレイ326が、デジタル画像データからビデオ信号に変換し、I/F325を通じてプリンタ部に送る。そして、露光制御部120は、そのビデオ信号に基づいて変調されたレーザ光129を、感光体ドラム110に照射する。感光体ドラム110の周囲には、1次帯電器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニング装置116及び前露光ランプ114が装備されている。これらから画像形成部126が構成されている。感光体ドラム110は、モータ(図示せず)により図中矢印方向に回転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電された後、露光制御部120からのレーザ光129が照射され、静電潜像が形成される。
一方、上段カセット131又は下段カセット132からピックアップローラ133又は134により給紙された転写紙は、給紙ローラ135又は136によりレジストローラ137に向けて送られ、レジストローラ137により転写ベルトに給送される。そして、可視化されたトナー像が転写帯電器118により転写紙に転写される。転写後の感光体ドラム110においては、クリーニング装置116により残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により残留電荷が消去される。転写後の転写紙は転写ベルト130から分離され、定着前帯電器139及び140によりトナーが再帯電される。その後、転写紙が定着器141に送られ、加圧及び加熱によりトナーが定着された後、排紙ローラ142により本体100の外に排出される。
吸着帯電器138は、レジストローラ137から送られた転写紙を転写ベルト130に吸着させる。転写ベルトローラ170は、転写ベルト130の回転に用いられると同時に、吸着帯電器138と対になって、転写ベルト130に転写紙を吸着帯電させる。
画像形成装置100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。また、画像形成装置100には、例えば100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し153が装備されている。
排紙フラッパ154は、両面記録側又は多重記録側の経路と排紙側の経路とを切り替える。排紙ローラ142から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ154により両面記録側又は多重記録側に切り替えられる。多重フラッパ157は、両面記録の経路と多重記録の経路とを切り替えるものであり、これを左方向に倒すことにより、反転パス155を介さず、直接、搬送パス158に転写紙を導く。給紙ローラ159は、経路160を通じて転写紙を感光体ドラム110側に給紙する。
排出ローラ161は、排紙フラッパ154の近傍に配置されており、排紙フラッパ154によりその経路が排出側に切り替えられた転写紙を機外に排出する。両面記録(両面複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、多重フラッパ157を右に倒し、記録(複写)済みの転写紙を反転パス155で介した後、多重フラッパ157を左に倒し、搬送パス158を介して裏返した状態で再給紙トレイ156に格納する。また、多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、多重フラッパ157を左に倒し、記録(複写)済みの転写紙を搬送パス158で介した後、再給紙トレイ156に格納する。再給紙トレイ156に格納されている転写紙が、下から1枚ずつ給紙ローラ159により経路160を介してレジストローラ137に導かれる。
転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ154を上方へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、記録(複写)済みの転写紙を搬送パス155側へ搬送する。そして、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通過した後に、反転ローラ163によって第2の送りローラ162a側へ搬送し、排出ローラ161によって転写紙を裏返して機外へ排出する。また、機外へ排出された転写紙は、フィニッシャ190に搬送される。
フィニッシャ190は、印刷され搬送されてきた転写紙をスタックする。パス193は、画像形成装置100で印刷された転写紙を受け取る経路である。ローラ197は、パス193から搬送された転写紙を、パス195又はパス196に送り出す。パス195へ送り出すには、排紙フラッパ194を下方に移動し、パス196へ送り出すには、排紙フラッパ194を上方に移動させる。そして、パス196を通った場合は、ローラ198によって、ビン192に排紙される。パス195を通った場合は、そのままビン192に排紙される。例えば、コピーを行った場合は、転写紙をビン191に排紙し、PDLプリントを行った場合は、ビン192に排紙することで、ユーザの利便性が上がる。
図3は、画像形成装置(複合機)100のコア部10に記憶されたソフトウエアの構造を示す図である。なお、画像形成装置200のコア部に記憶されたソフトウエアの構造も同様である。
このソフトウエア300には、OS301及び仮想マシン305が含まれている。OS301は、画像形成装置100全体を制御する第1の実行環境の一例である。また、仮想マシン305は、特定のアプリケーションを実行するために好ましい第2の実行環境の一例である。
OS301は、画像形成装置100の各種機能をリアルタイムに制御可能なリアルタイムOSの各モジュール、又は、CPUに命令してクリティカルに画像形成装置100のオプション装置及び拡張カードを含む各機能を制御することが可能なライブラリ群である。そして、例えば、その上位で動作するアプリケーションに対して、インタフェース・コマンドを提供するモジュール群により実現される。
また、ソフトウエア300には、OS(第1の実行環境)301上で動作するコントローラ制御部300、アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)303、及びOS301上で動作するアプリケーション304が含まれている。コントローラ制御部300は、例えば、リーダ部1、プリンタ部2、モデム通信部4、PDL展開部8等を制御するモジュールにより構成される。API303は、アプリケーションからの命令の入力の命令列に応答して、このインタフェースでコントローラ制御部302にアクセスするための機能を具えている。API303は、更に、ネットワーク処理部7及びネットワーク5を介して画像形成装置200等に制御コマンドを送る機能をも具えている。アプリケーション304は、API303を使用し、コントローラ制御部302に各種処理を依頼する。アプリケーション304は、ネットワーク処理部7を介してネットワーク5上のコンピュータ(情報処理装置)11、12及び20と通信することも可能である。
仮想マシン305は、例えば、Java(登録商標)の仮想マシンなどにより実現される。ソフトウエア300には、更に、API306、フレームワークモジュール307、アプリケーション308、309及び310、並びにリソース管理部311が含まれている。
API306は、仮想マシン(第2の実行環境)305上のアプリケーションが第1の実行環境であるリアルタイムOS301上で動作するコントローラ制御部302にアクセスするためのAPIである。本実施形態において、API306は、API303を呼び出すための変換モジュールの機能、並びにネットワーク処理部7及びネットワーク5を介して画像形成装置200等に制御コマンドを送る機能を具えている。
フレームワークモジュール307は、仮想マシン305上のアプリケーションを統括的に制御する機能を有する。アプリケーション管理アプリケーション308は、仮想マシン305上の他のアプリケーションを管理するアプリケーションである。このアプリケーション308は、フレームワークモジュール307と協調して、後述のアプリケーション309及び310のダウンロード、アップロード、消去及び無効化等を行う。
アプリケーション309及び310は、仮想マシン305上で動作するアプリケーションであり、API306を使用してコントローラ制御部302に各種処理を依頼する。また、アプリケーション309及び310は、ネットワーク処理部7を介してネットワーク5上のコンピュータ(情報処理装置)11、12及び20と通信することも可能である。
リソース管理部311は、第1の実行環境を実現するリアルタイムOS301上で動作し、仮想マシン305が使用する資源を管理する。リソース管理部311は、第2の実行環境を実現する仮想マシン305自身、API306、フレームワーク307、又はOS305上の全アプリケーションがメモリ等のリソース資源を使用する際、予め決められた以上の資源が使用できないように制限する。
次に、API303について説明する。API303は、第1の実行環境であるリアルタイムOS301によって制御されるコントローラ制御部302にアクセスするための複数の制御コマンドにそれぞれ対応したリアルタイムOS301上のインタフェースの集合である。この制御コマンドに対応した個々のインタフェースでは、制御コマンドを実行する対象の機器を指定するパラメータを持ち、かつ同一機器内のコントローラ制御部302を指定することが可能である。更に、ネットワーク5を介して接続された画像形成装置200のコントローラ制御部302を指定することも可能である。
図4は、API303のインタフェースの呼び出しの動作を示すブロック図である。API303は、例えば、ネットワークプリンティングプロトコルを実現するためのライブラリ群である。但し、画像形成装置にリアルタイムOSを単独で載せている場合には、当該リアルタイムOS上で、画像形成装置の動作をきめ細かく制御可能な印刷プロトコルに従ったインタフェース群等を採用してもよい。
本実施形態では制御コマンドAに対応するインタフェースAが呼び出されたものとする。ここでは、コマンドとインタフェースとが一対一対応して呼び出し可能なものと考えているが、シンプルなコマンドを複数組み合わせて一つの新しいコマンドとみなし、これをインタフェースAと対応させてもよい。
先ず、制御アプリケーション304が、API303のインタフェースAを呼び出す(ステップ401)。インタフェースAには、処理の対象となる画像形成装置を表す識別子が付加できる。API303は、インタフェースAに付加された識別子を解釈し、識別子が示す機器が、API303が備えられた画像形成装置100自身であると判断した場合は、ステップ402でコントローラ制御部302に対し、コマンドAを実行して対応する処理を行う。API303は、コマンドの制御対象が機器外(画像形成装置200)と同様の識別情報を用いて判断すれば、ステップ403でネットワーク処理部7を介してネットワーク5の当該コマンドに対応したパケット形式のデータを送出する。
画像形成装置200のネットワーク処理部7(取得手段)は、前記パケット形式のデータから、コマンドを取得し、ステップ404で通信アプリケーション304に当該コマンドAのデータを渡す。通信アプリケーション304は、コマンドAに対応するインタフェースAを認識し、ステップ405で画像形成装置200内のコントローラ制御部302を対象としたAPI303のインタフェースAを呼び出す。
このとき、ステップ401で呼び出されたインタフェースAとステップ405で呼び出されたインタフェースAとを同一のものとしてもよい。画像形成装置200のAPI303は、コマンドの対象が機器内であるので、ステップ406でコントローラ制御部302に対し当該コマンドAに対応した処理を行う。このとき、ステップ402のコマンドに対応した処理とステップ406のコマンドに対応した処理とを同一のものとする。
図5は、API306の動作を示すブロック図である。本実施形態では最終的に画像形成装置に命令を行うコマンドAに対応するインタフェースとして、インタフェースAが呼び出されたものとする。ステップ501は制御アプリケーション2(309)が、API306のインタフェースAを呼び出すことを示す。以下、図4と異なる部分について詳述する。
API303に含まれる各インタフェースは、第1の実行環境(例えばOS301)において用いられる第1形式の命令の好適な一例である。一方、API306に含まれる各インタフェースは、第2の実行環境(例えば仮想マシン305)において用いられる第2形式の命令の好適な一例である。
先ず、API306について詳述する。API306は、仮想マシン305上のインタフェースの集合であり、API303が提供するインタフェースを呼び出し可能なインタフェースを含む。また、API306の各コマンドに対応した個々のインタフェースでは、API303と同様に制御コマンドを実行する対象を指定するパラメータが設けられている。そして、指定の対象として画像形成装置100内のコントローラ制御部302及びネットワーク5で接続された画像形成装置200のコントローラ制御部302が指定可能である。
ここでは、第1の実行環境に変換して実行する必要があるインタフェースAが呼び出された場合について説明する。先ず、呼び出されたインタフェースAが起動する処理の対象が画像形成装置100内であれば、API306のインタフェースを呼び出す。API306のインタフェースが呼び出されるのに応答して、リアルタイムOS301が解釈可能な、API303のインタフェースが起動され、呼び出される。そして、呼び出されると、APIのインタフェースは、コマンドAに対応する処理を起動する(ステップ502)。API303はコントローラ制御部302に対し、コマンドに対応した処理を行う(ステップ503)。コマンドの対象が機器外(例えば、画像形成装置200)であれば、ネットワーク処理部7を介してネットワーク5の当該コマンドに対応したパケットを送出する(ステップ504)。画像形成装置200のネットワーク処理部7は、送信された前述のパケットを受信し、ステップ505で通信アプリケーション304に当該コマンドAに対応するパケットデータを渡す。通信アプリケーション304は、ステップ506で機器内のコントローラ制御部302を対象としたAPI303のインタフェースAを呼び出す。このとき、ステップ502で呼び出されたインタフェースAとステップ506で呼び出されたインタフェースAとは同一のものとする。
このようにして、操作したい機能が、画像形成装置100内であるか、他の画像形成装置200内であるかの違い、装置のアーキテクチャの違い、及び、OSの差異に夫々依存することがないインタフェース群であるAPI306を提供することができる。そして、API306を活用することによって、第2の実行環境である仮想マシン305のAPI306の体系を学ぶだけで、各種アプリケーションの開発が可能となる。更に、API303をオーバーヘッドがなしに呼び出して活用できる仕組みとなっているので、画像形成装置100の様々な機能を制御するに際し、既に開発資産であるAPI303がある場合には、これを活用することもできる。
API306は、コマンドの対象が画像形成装置100内であるので、ステップ507でコントローラ制御部302に対し、当該コマンドAに対応した処理を行う。このとき、ステップ503のコマンドに対応した処理とステップ507のコマンドに対応した処理とを同一のものとする。また、ステップ404からステップ406までの処理とステップ505からステップ507までの処理とも同一にし、API303を使用した際の動作とAPI306を使用した際の動作とを同一にする。
図6は、画像形成装置100及び200の操作部500(図1参照)の表示部に表示される画面を示す図である。この操作部500を介して、第1の実行環境の一例であるリアルタイムOS301上で実行されるアプリケーションを選択、実行することができる。なお、この画面はタッチパネルとなっており、それぞれ表示される機能の枠内を触れることにより、その機能が選択され、実行される。
コピーモードキー623は、複写動作を行う場合に押すキーである。そして、このコピーモードキー623が押されると、図6に示すコピーモードの画面630が表示される。拡張機能キー601が押されると、両面複写、多重複写、移動、綴じ代の設定、枠消しの設定等のモードに入る。画像モードキー602が押されると、複写画像に対して網掛け、影付け、トリミング、マスキングを行うための設定モードに入る。ユーザモードキー603は、モードメモリの登録、標準モード画面の設定をユーザが行う際に押すキーである。応用ズームキー604が押されると、原稿のX方向、Y方向を独立に変倍するモード、原稿サイズと複写サイズから変倍率を計算するズームプログラムのモードに入る。M1キー605、M2キー606、M3キー607は、それぞれに登録されたモードメモリを呼び出す際にユーザが押すキーである。オプションキー609は、フィルムから直接複写するため、フィルムプロジェクタ等のオプション機能の設定を行う際にユーザが押すキーである。
ソータキー610は、ソート、ノンソート、グループの設定を行う際にユーザが押すキーである。原稿混載キー611は、原稿フィーダに、A4サイズ及びA3サイズの原稿を一緒にセットしたり、又はB5サイズ及びB4サイズの原稿を一緒にセットしたりする際にユーザが押すキーである。等倍キー612は、複写倍率を100%にする際にユーザが押すキーである。用紙選択キー613は、複写用紙の選択を行う際にユーザが押すキーである。縮小キー614及び拡大キー615は、定型の縮小、拡大を行う際にユーザが押すキーである。濃度キー618及び620は、濃度を調節する際にユーザが押すキーであり、濃度キー618が押される毎に濃く複写を行い、濃度キー620が押される毎に薄く複写を行う。濃度表示617は、濃度キー618又は620が押される毎に左右に移動し、どの程度に濃度が設定されているかを表示する。
AEキー619は、新聞のように地肌の濃い原稿を自動濃度調整複写する際にユーザが押すキーである。HiFiキー621は、写真原稿のように中間調の濃度が濃い原稿の複写の際にユーザが押すキーである。文字強調キー622は、文字原稿の複写で文字を際だたせる場合にユーザが押すキーである。送信モードキー624は、ファックス送信等を行うときにユーザが押すキーである。ボックスモードキー625は、ボックスに格納されたデータを操作する際にユーザが押すキーである。
なお、コピーモードキー623、送信モードキー624又はボックスモードキー625の操作は、夫々OS301上で実行されるアプリケーション304を選択する操作に該当する。
拡張モードキー626は、第2の実行環境である仮想マシン305上で実行されるアプリケーションを選択、実行するための画面(図7)に遷移する際にユーザが押すキーである。図6に示す例では、他のモードキーと同等に表示しているが、キーの大きさやデザインを変更するなどして視覚的により認識しやすいように表示してもよい。
ステータスライン640は、画像形成装置100自身の状態や印刷情報を示すメッセージを表示する。図6に示す例では、コピー中であることを示している。縮退履歴キー650が押下されると、印刷済みのジョブの履歴情報を表示する。例えば、印刷ジョブの終了時刻、ユーザ名、ファイル名及び印刷枚数等の情報を表示する。
コピーモード画面630が表示されている時に、Startキー(図示せず)等により複写動作の実行が指示された場合、API303に対し処理の開始や各種パラメータの設定等を行うインタフェースが順次呼び出される(ステップ401)。通常、複写動作は画像形成装置100内に対して指示されるため、API303において、コントローラ制御部302にコマンドを伝え(ステップ402)、結果として複写動作が実行される。
図7は、画像形成装置100又は200上に表示されるアプリケーションの画面である。本実施形態では、この画面は図6に示すコピーモード画面630内の拡張モードキー626が押されると表示されるが、他の遷移用のキーを設けておいてもよい。図7中の701は表示される画面全体を表している。ボタン702は直前の画面(即ち、図6)に戻るためのボタンである。表示部位703は、アプリケーションが動作中であることをユーザに視認させるために、特定のロゴ等を表示する。キー704はアプリケーションの機能の1つを起動するためのキーであり、このキー704が押下されると、ログの集計表を更新する。後述のように、本実施形態では、ログ集計表は印刷を行うたびに自動で更新されるが、キー704を設けておくことにより、ユーザが任意のタイミンングで更新させることが可能となる。
ここで、ログ集計表について説明する。図11は、本発明の第1の実施形態におけるログ集計表の一例を示す図である。図11に示すログ情報1101は、本実施形態では、画像形成装置100及び200内で生成され、記録されるものであり、画像形成装置100若しくは200に印刷要求が投入されて印刷が完了すると更新される。
ログ情報1101には、データ項目1102とよばれる領域が設けられており、本実施形態では、データ項目1102に、「処理時間」、「ユーザ名」、「部門ID」及び「ジョブに関する情報」の4項目が含まれている。また、これらの項目毎に、項目値1104のリストが記録される領域が設けられている。項目値1104は、印刷が完了するたびに更新される。なお、項目の数は特に限定されない。更に、本実施形態では、データ項目1102のうちの「ユーザ名」及び「部門ID」の2項目が集計キー1103と定義されている。但し、他の項目が集計キー1103と定義されていてもよい。
このようなログ情報1101は、後述のように、図9a及び図9bの処理を経てアプリケーションにより作成・更新される。
図12は、集計キー1103に対応する項目値1104のリストの一例を示す図である。図12に示すように、本実施形態では、「部門ID」のリスト1201及び「ユーザ名」のリスト1202が存在する。各項目値1104の値は、アプリケーション304による後述の処理を介して登録される。
次に、印刷ログが発生した場合の本実施形態の動作について説明する。図9aは、印刷ログが発生した場合の動作を示すフローチャートである。
先ず、ステップS901aにおいて、画像形成装置100又は200は、コンピュータ11又は12からネットワーク5を介して印刷(排紙)に関する処理を受け、印刷を行った後、印刷ログを発生させる。印刷ログの発生は、画像形成装置100又は200内のソフトウエア300のコントローラ制御部304により行われる。
次に、ステップS902aにおいて、アプリケーション304が、API303を介して、印刷ログが発生したというイベントを受け取る。
次いで、アプリケーション304は、ステップS903aにおいて、受け取ったイベントの印刷ログを更新し、保持する。
その後、アプリケーション304は、ステップS904aにおいて、集計キー1103の項目値1104のリストの更新処理を行う。図9bは、第1の実施形態における集計キー1103の項目値1104のリストの更新処理の内容を示すフローチャートである。
先ず、ステップS901bにおいて、アプリケーション304は、保持している印刷ログの情報から、集計キー1103の項目値1104として、印刷で使用された「部門ID」の項目値1104を取得する。
次に、ステップS902bにおいて、アプリケーション304は、集計対象のリストとして図12に示す「部門ID」のリスト1201を取得した上で、ステップS901aで取得した「部門ID」の値と、リスト1201内の「部門ID」の値とを比較する。
次いで、ステップS903bにおいて、ステップS901aで取得した「部門ID」の値と同一のものがリスト1201内の「部門ID」の値に含まれているか判断する。
そして、同一の「部門ID」がなければステップS904bに進み、同一の「部門ID」があればそのまま処理を終了する。ステップS904bでは、アプリケーション304は、「部門ID」のリスト1201に、ステップS901bにおいて取得した「部門ID」の値を追加する。そして、リスト1201の更新及び保持を行い、処理を終了する。
このようにして、印刷ログが発生するたびに、必要に応じてリスト1201が更新される。
次に、「集計表の更新」のキー704が押下された場合の本実施形態の動作について説明する。図10aは、「集計表の更新」のキー704が押下された場合の動作を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1001aにおいて、アプリケーション304は、ログ情報1101を用いて集計表の更新及び保持の処理を行う。この処理の詳細については、後述する。次いで、ステップS1002aにおいて、アプリケーション304は、画像形成装置100又は200上のユーザインタフェース(UI)に集計表を表示し、処理を終了する。図10bは、第1の実施形態における集計表の更新及び保持の処理の内容を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1001bにおいて、アプリケーション304は集計キー1103を自動で決定するかどうかの判断処理を行う。アプリケーション304は、集計キーの「自動決定モード」及び「手動決定モード」の2つのモードを選択可能に構成されており、ステップS1001bでは、どちらのモードに設定されているかを判断する。そして、「自動決定モード」に設定されている場合は、ステップS1002bに進み、「手動決定モード」に設定されている場合、即ち自動では集計キーを決定しない場合は、ステップS1006bに進む。
ステップS1002bにおいて、アプリケーション304は、ユーザの認証方式を判定する。画像形成装置100及び200には、例えばその設置時等に、初期設定としてユーザの認証方式を設定しておき、ステップS1002bにおいて、この設定された認証方式が、ある一定のものであるか否かの判定を行う。ユーザの認証方式としては、例えばSDL(Simple Device Login)認証方式、SSO(Single Sign On)認証方式、カード認証方式及び指紋認証方式等が挙げられる。そして、本実施形態では、ステップS1002bにおいて、ある一定の方式としてSDL認証方式及びSSO認証方式が指定されている。そして、画像形成装置100又は200に設定されている認証方式がSDL認証方式又はSSO認証方式であれば、ステップS1003bに進み、それ以外の認証方法が設定されていれば、ステップS1005bに進む。
ステップS1003bにおいて、アプリケーション304は、集計キーとして「ユーザ名」を使用すると決定する。一方、ステップS1005bでは、アプリケーション304は、集計キーとして「部門ID」を使用すると決定する。
また、ステップS1006bでは、アプリケーション304は、画像形成装置100又は200のユーザインタフェース(UI)に、ユーザに集計キーの選択を促す画像等を表示する。そして、ユーザによる選択が行われると、選択されたものを集計キーとして使用すると決定する。
そして、ステップS1003b、S1005b又はS1006bの後には、ステップS1004bにおいて、アプリケーション304が、図11に示すログ情報から、集計表の生成(更新)を行う。このとき、ステップS1003b、S1005b又はS1006bにおいて決定した集計キーを使用する。
本実施形態では、このような処理を実行することにより、認証済みのユーザが、集計表の表示要求を行う際に、再度認証を求めることなく集計表を作成し、表示することが可能となる。
本実施形態では、認証方式としてSDL認証方式又はSSO認証方式が設定されている場合に限り、集計キーとして「ユーザ名」を使用することとしているが、設定されている認証方式によって集計キーが一意に決まるのであれば、他の判断基準を用いてもよい。
また、ステップS904aにおいて、「部門ID」についての処理と同様の処理を経て、「ユーザ名」のリスト1202の更新及び保持が行われてもよい。
また、画像形成装置を備えた印刷システムの構成は図1に示すものに限定されることはなく、例えば図8に示す構成を採用してもよい。
この印刷システムには、クライアントコンピュータ810及び820、サーバコンピュータ830並びに印刷履歴を保持する機能(印刷履歴保持機能)を備えたプリンタ840が設けられている。更に、MFP(Multi Function Printer)及び印刷履歴保持機能を備えていないプリンタ860が設けられている。MFP850は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、印刷履歴保持機能を備えている。これらの装置は、ネットワークを介して互いに通信を行うことができる。クライアントコンピュータ810において、アプリケーション811がGDI812を呼び出すことにより、GDI812は、アプリケーション811からの指示に応じて印刷データを生成し、その印刷データをスプーラ813に送信する。ジョブアカウントクライアントアプリケーション814は、アプリケーション811によるGDI812の呼び出しを監視(フック)して、その印刷データに係るジョブの情報を蓄積する。スプーラ813は、ネットワークを介して周辺機器と通信し、周辺機器がレディ状態であれば印刷データを送信する。
また、クライアントコンピュータ820がプリントサーバとして機能している場合、GDI812が生成した印刷データはスプーラ823に送信される。ジョブアカウントクライアントアプリケーション814は、ジョブアカウントサーバアプリケーション831に、定期的に蓄積したジョブ情報を送信する。クライアントコンピュータ820において、アプリケーション821、GDI822及び、スプーラ823は、夫々アプリケーション810、GDI812及び813と同様の動作を行う。ジョブアカウントクライアントアプリケーション824は、定期的にスプーラ823を監視する。スプーラ823にスプールされている印刷ジョブがあれば、ジョブアカウントクライアントコンピュータ824はAPIを用いてその印刷ジョブの情報を取得する。具体的には、印刷ジョブの排紙枚数やページ数を取得する。そして、ジョブアカウントクライアントコンピュータ824は、蓄積したジョブ情報をジョブアカウントサーバアプリケーション831に送信する。
ジョブアカウントクライアントアプリケーション824が定期的にスプーラ823を監視しなくても、OSがスプーラ823の状態が変化したことを他のアプリケーションに伝える機能を備えていればよい。印刷ジョブがスプーラ823にスプールされたことをOSがジョブアカウントクライアントアプリケーション824に伝えればよい。サーバコンピュータ830において、ジョブアカウントサーバアプリケーション831は、ジョブアカウントクライアントアプリケーション814及び824からジョブ情報を受信し、不揮発性記憶装置にジョブ情報を格納する。更に、ジョブアカウントサーバアプリケーション831は、ネットワークに接続された周辺機器それぞれがジョブ履歴保持機能を有しているかを調査する。そして、ジョブ履歴保持機能を有する周辺機器からジョブ履歴(ジョブ情報)を取得する。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、アプリケーション304による集計キー1103の項目値1104のリストの更新処理並びに集計表の更新及び保持の処理が第1の実施形態と相違している。他の構成は、第1の実施形態と同一である。図13は、第2の実施形態における集計キー1103の項目値1104のリストの更新処理の内容を示すフローチャートである。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、アプリケーション304による集計キー1103の項目値1104のリストの更新処理並びに集計表の更新及び保持の処理が第1の実施形態と相違している。他の構成は、第1の実施形態と同一である。図13は、第2の実施形態における集計キー1103の項目値1104のリストの更新処理の内容を示すフローチャートである。
第2の実施形態では、先ず、テップS1301において、アプリケーション304は、保持している印刷ログの情報から、集計キー1103の項目値1104として、印刷で使用された「部門ID」及び「ユーザ名」の項目値1104を取得する。
次に、ステップS1302において、アプリケーション304は、集計対象のリストとして図12に示す「部門ID」のリスト1201及び「ユーザ名」のリスト1202を取得する。その上で、アプリケーション304は、ステップS1301で取得した「部門ID」及び「ユーザ名」の各値と、リスト1201及び1202内の「部門ID」及び「ユーザ名」の各値とを比較する。
次いで、ステップS1303において、ステップS1301で取得した「部門ID」及び「ユーザ名」の値の組み合わせと同一のものがリスト1201及び1202内の「部門ID」及び「ユーザ名」の値の組み合わせに含まれているか判断する。
そして、同一の「部門ID」及び「ユーザ名」の組み合わせがなければステップS1304に進み、同一の「部門ID」及び「ユーザ名」の組み合わせがあればそのまま処理を終了する。ステップS1304では、アプリケーション304は、「部門ID」のリスト1201及び「ユーザ名」のリスト1202に、ステップS1301において取得した「部門ID」及び「ユーザ名」の値を組み合わせたものを追加する。そして、リスト1201及び1202の更新及び保持を行い、処理を終了する。
一方、集計表の更新及び保持の処理では、図14に示す動作が行われる。図14は、第2の実施形態における集計表の更新及び保持の処理の内容を示すフローチャートである。
第2の実施形態では、先ず、ステップS1401において、アプリケーション304は集計キー1103を自動で決定するかどうかの判断処理を行う。そして、「自動決定モード」に設定されている場合は、ステップS1403に進み、「手動決定モード」に設定されている場合、即ち自動では集計キーを決定しない場合は、ステップS1402に進む。
ステップS1403において、アプリケーション304は、集計キーとして「部門ID」及び「ユーザ名」を使用すると決定する。
一方、ステップS1402では、アプリケーション304は、画像形成装置100又は200のユーザインタフェース(UI)に、ユーザに集計キーの選択を促す画像等を表示する。そして、ユーザによる選択が行われると、選択されたものを集計キーとして使用すると決定する。
そして、ステップS1402又はS1403の後には、ステップS1404において、アプリケーション304が、図11に示すログ情報から、集計表の生成(更新)を行う。このとき、ステップS1402又はS1403において決定した集計キーを使用する。
このような第2の実施形態によれば、部門IDが異なるユーザが存在する場合、部門を区別した上で集計を行うことが可能となる。
なお、第2の実施形態では、2個の集計キーを使用することとしているが、3個以上の集計キーを用いて集計を行うように構成してもよい。
また、本発明の実施形態は、例えばコンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
1:リーダ部
2:プリンタ部
3:コントローラ部
4:モデム通信部
5:ネットワーク
7:ネットワーク処理部
8:PDL展開部
10:コア部
11、12:コンピュータ
14:ファックス装置
15:公衆回線網
20:コンピュータ
21:インターネット網
30、36:ハードディスク
31、38:入力装置
35、37:表示装置
100、200:画像形成装置
500:操作部
2:プリンタ部
3:コントローラ部
4:モデム通信部
5:ネットワーク
7:ネットワーク処理部
8:PDL展開部
10:コア部
11、12:コンピュータ
14:ファックス装置
15:公衆回線網
20:コンピュータ
21:インターネット網
30、36:ハードディスク
31、38:入力装置
35、37:表示装置
100、200:画像形成装置
500:操作部
Claims (9)
- 印刷ジョブ情報が入力されると印刷に関するログ情報を更新するログ更新手段と、
前記ログ情報に含まれるデータの集計の指示が入力されると当該データの集計表を作成する集計表作成手段と、
を有し、
前記集計表作成手段は、認証方式に対応して予め定められている集計キーを用いて前記集計表を作成することを特徴とする画像形成装置。 - 前記ログ更新手段は、前記印刷ジョブ情報が入力されると、当該印刷ジョブ情報に含まれている前記集計キーに関するデータと最新のログ情報に含まれている前記集計キーのリストとを照合して、前記集計キーに関するデータが前記リストに含まれていない場合には、前記集計キーに関するデータを前記リストに含ませることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 印刷ジョブ情報が入力されると印刷に関するログ情報を更新するログ更新手段と、
前記ログ情報に含まれるデータの集計の指示が入力されると当該データの集計表を作成する集計表作成手段と、
を有し、
前記集計表作成手段は、2以上の集計キーの組み合わせを用いて前記集計表を作成することを特徴とする画像形成装置。 - 前記ログ更新手段は、前記印刷ジョブ情報が入力されると、当該印刷ジョブ情報に含まれている前記集計キーの組み合わせに関するデータと最新のログ情報に含まれている前記集計キーのリストとを照合して、前記集計キーの組み合わせに関するデータが前記リストに含まれていない場合には、前記集計キーの組み合わせに関するデータを前記リストに含ませることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記集計表作成手段は、前記集計表の作成にあたって使用する集計キーが手動入力に設定されている場合には、使用すべき集計キーを使用者に入力させた上で、入力された集計キーを使用して集計表を作成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 印刷ジョブ情報が入力されると印刷に関するログ情報を更新するログ更新ステップと、
前記ログ情報に含まれるデータの集計の指示が入力されると当該データの集計表を作成する集計表作成ステップと、
を有し、
前記集計表作成ステップにおいて、認証方式に対応して予め定められている集計キーを用いて前記集計表を作成することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 印刷ジョブ情報が入力されると印刷に関するログ情報を更新するログ更新ステップと、
前記ログ情報に含まれるデータの集計の指示が入力されると当該データの集計表を作成する集計表作成ステップと、
を有し、
前記集計表作成ステップにおいて、2以上の集計キーの組み合わせを用いて前記集計表を作成することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 画像形成装置に設けられたコンピュータに、
印刷ジョブ情報が入力されると印刷に関するログ情報を更新するログ更新手順と、
前記ログ情報に含まれるデータの集計の指示が入力されると当該データの集計表を作成する集計表作成手順と、
を実行させるプログラムであって、
前記集計表作成手順において、認証方式に対応して予め定められている集計キーを用いて前記集計表を作成させることを特徴とするプログラム。 - 画像形成装置に設けられたコンピュータに、
印刷ジョブ情報が入力されると印刷に関するログ情報を更新するログ更新手順と、
前記ログ情報に含まれるデータの集計の指示が入力されると当該データの集計表を作成する集計表作成手順と、
を実行させるプログラムであって、
前記集計表作成手順において、2以上の集計キーの組み合わせを用いて前記集計表を作成させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006118334A JP2007293446A (ja) | 2006-04-21 | 2006-04-21 | 画像形成装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006118334A JP2007293446A (ja) | 2006-04-21 | 2006-04-21 | 画像形成装置及びその制御方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010016634A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | Sharp Corp | 認証システム及び端末装置 |
JP2017202629A (ja) * | 2016-05-11 | 2017-11-16 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置及びプログラム |
-
2006
- 2006-04-21 JP JP2006118334A patent/JP2007293446A/ja active Pending
Cited By (4)
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