JP2008009494A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファームウェアが自動的にアップデートされるという利便性を保ちつつ、手動書換の開始指示によりファームウェアをアップデートして再起動したあと、不必要なファームウェアのアップデートが実行されてしまうという現象を防止する。
【解決手段】可搬型記憶媒体Mにおける自動更新用ファームウェア及び手動更新用ファームウェアの有無を判別し、判別手段4による自動更新用ファームウェア有無の判別結果に基づいて、外部からの手動書換の開始指示を有効にするか無効にするかを切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、CFカード等の可搬型記憶媒体をチェックして、更新用のファームウェアを検出したときには、装置のフラッシュROMに格納されているファームウェアを自動的に書換保存する機能を有した画像形成装置に関する。
従来、装置を制御するためのファームウェアをフラッシュROM等の書換可能な不揮発性メモリに格納する構成として、必要に応じてファームウェアが書換えられるようにした電子装置が多数市販されている。その例として、パソコンでは、フレキシブルディスクに更新用のバイオスプログラムと、書換プログラムとを準備しておき、フレキシブルディスクから起動し、そのプログラムによって、フラッシュROMに格納されているバイオスプログラムを書換えるのが一般的である。
また、次の特許文献1には、ファクシミリ複合機に、書換プログラム及び汎用通信インターフェースのプログラムを記憶させたブートROMと、USBコントローラ及びUSBコネクタとを備えた書換治具を装着し、そのUSBコネクタを介して、パソコンを複合機に接続し、複合機は書換治具の書換プログラムを実行して、パソコンから更新プログラム、データの少なくとも一方を受信し、複合機内のフラッシュメモリに記憶されているプログラム、データを書換えるものが教示されている。この場合、更新プログラム、データは、インターネット等を介してサービス拠点のサーバからダウンロードして、パソコンのハードディスクやメモリカードに記憶させたり、パソコンによって、それらのチェックサム値等を算出させたりすることが可能になる。
特開2004−030518号公開公報
ところで、画像形成装置の一例である家庭用のプリンタ装置等には、デジタル写真を保存したCFカード等の可搬型記憶媒体を本体に装着すれば、本体のみで、そのデータを読み出して印刷できるものがある。このような画像形成装置は、可搬型記憶媒体のデータを自由に読み出す機能を備えているので、その可搬型記憶媒体に更新用のファームウェアを保存しておき、本体のファームウェアを書換える構成とすることが可能である。
そして、ファームウェアを書換える方法としては、装置の電源投入(リセットによる再起動を含む)の際に、可搬型記憶媒体をチェックし、更新用のファームウェアが検出されれば、自動的にファームウェアを書換える手順、及び、操作に応じて、ファームウェアを書換える手順が考えられる。
前者の方法は、装置に対する知識が不足しがちな一般ユーザに適し、後者の方法は、不具合等の状況に応じて複数のファームウェアからいずれかを選択して書換えを行う必要があるサービスマン等に適する。
しかしながら、可搬型記憶媒体に自動更新用ファームウェアと、手動更新用ファームウェアの両方が存在している場合には、サービスマンが手動書換の開始指示によりファームウェアをアップデートしても、再起動させたあと、自動的にファームウェアを書換える処理が実行されてしまい、サービスマンが書換えした後のファームウェアが、勝手に自動更新用ファームウェアに書換えられてしまうという現象が発生することになる。
そこで本発明は、そのような現象の発生を防止し、可搬型記憶媒体に自動更新用ファームウェアを保存しておくだけで、ファームウェアが自動的にアップデートされるという利便性を保ちつつ、上記現象の発生を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の画像形成装置は、可搬型記憶媒体を装着する装着手段と、ファームウェアを記憶する記憶手段と、装置の起動時に、前記装着手段に装着された可搬型記憶媒体から自動更新用ファームウェアを自動的に読み出して前記記憶手段に書き込む自動書換手段と、外部からの開始指示に基づいて、前記装着手段に装着された可搬型記憶媒体から手動更新用ファームウェアを読み出して前記記憶手段に書き込む手動書換手段と、前記装着手段に装着された可搬型記憶媒体における自動更新用ファームウェアの有無を判別する判別手段と、前記判別手段による自動更新用ファームウェアの有無の判別結果に基づいて、外部からの手動書換の開始指示を有効にするか無効にするかを切り替える書換制御手段とを備えたことを特徴とする。
前記書換制御手段は、前記判別手段によって自動更新用ファームウェアが存在すると判断した場合、外部からの手動書換の開始指示を無効にし、自動更新用ファームウェアが存在しないと判断した場合、外部からの手動書換の開始指示を有効にする。なお、前記記憶手段は、書換可能な不揮発性メモリとされる。また、外部からの開始指示は、装置におけるユーザによる開始指示操作や、外部装置からのネットワークを介した開始指示コマンドの受信として入力される。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1において、外部にメッセージを報知する報知手段を更に備え、前記報知手段は、前記書換制御手段により外部からの手動書換の開始指示を無効にする場合、理由とともにその旨を報知することを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項2において、前記報知手段により報知を行った後、或は、報知中において、自動更新用ファームウェアの消去指示が入力された場合、前記装着手段に装着された可搬型記憶媒体に記憶されている自動更新用ファームウェアを消去する消去手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記手動書換手段は、前記装着手段に装着された可搬型記憶媒体に複数の手動更新用ファームウェアが記憶されている場合、入力された選択指示によって指定された手動更新用ファームウェアを読み出して前記記憶手段に書き込むことを特徴とする。
本発明によれば、可搬型記憶媒体に、自動更新用ファームウェアが検出されれば、記憶手段に記憶されているファームウェアを自動的に書換えるので、自動更新用ファームウェアを記憶させた可搬型記憶媒体を装着して起動させるだけで、装置のファームウェアが自動的にアップデートされるという利便性が保たれる。
また、自動更新用ファームウェアが検出されないことを条件に、外部から手動書換の開始指示を受付けて、ファームウェアを書換えるようにしているので、その書換え後、可搬型記憶媒体を装着したまま再起動しても、不必要なファームウェアの書換えが自動的に実行されてしまうという現象が確実に防止される。
特に請求項2では、前記報知手段は、前記書換制御手段により外部からの手動書換の開始指示を無効にする場合、理由とともにその旨を報知するので、手動書換を行えない場合には、その理由が直ちに判り、可搬型記憶媒体から自動更新用ファームウェアを消去する等の対応処理をすることができる。
特に請求項3では、消去指示によって、可搬型記憶媒体から自動更新用ファームウェアを消去することができるので、そのファームウェアを消去するために、可搬型記憶媒体を消去用の装置に装着し直すという手間が省かれる。
特に請求項4では、1つの可搬型記憶媒体に複数の手動更新用ファームウェアを保存し、そのいずれかを選択指示によって指定して、ファームウェアを書換えることができるので、複数のファームウェアを試す場合にも、可搬型記憶媒体を複数用意する必要がない。
以下、本発明の実施例を図に従って説明する。
図1は、実施例となる画像形成装置の構成を、請求項の記載に対応したブロックによって表した機能ブロック図である。
図に示すように、画像形成装置1は、可搬型記憶媒体Mを装着する装着手段18と、装置を制御するためのファームウェアを記憶する記憶手段である不揮発性メモリ13と、装置の起動時に、装着手段18に装着された可搬型記憶媒体Mから自動更新用ファームウェアを自動的に読み出して不揮発性メモリ13に書き込む自動書換手段2と、外部からの開始指示に基づいて、装着手段18に装着された可搬型記憶媒体Mから手動更新用ファームウェアを読み出して不揮発性メモリ13に書き込む手動書換手段3と、装着手段18に装着された可搬型記憶媒体Mにおける自動更新用ファームウェア及び手動更新用ファームウェアの有無を判別する判別手段4と、判別手段4による自動更新用ファームウェア有無の判別結果に基づいて、外部からの手動書換の開始指示を有効にするか無効にするかを切り替える書換制御手段5と、画像形成に係る機能部19とを備えている。
ここに、書換制御手段5は、判別手段4によって自動更新用ファームウェアが存在すると判断した場合、外部からの手動書換の開始指示を無効にし、自動更新用ファームウェアが存在しないと判断した場合、外部からの手動書換の開始指示を有効にする。ここで云う外部からの開始指示は、装置におけるユーザによる開始指示操作や、外部装置30からのネットワークNを介した開始指示コマンドの受信として入力されるものである。
手動書換手段3は、装着手段18に装着された可搬型記憶媒体Mに複数の手動更新用ファームウェアが記憶されている場合には、入力された選択指示によって指定された手動更新用ファームウェアを読み出して不揮発性メモリ13に書き込むようにしてもよい。
また、画像形成装置1は、外部にメッセージを報知する報知手段15を更に備え、書換制御手段5により手動書換の開始指示を無効にする場合、この報知手段15が、その旨を理由とともに報知するようにしてもよい。報知手段15は、表示手段や音声出力手段、あるいは外部装置と通信する通信手段17として構成することができる。そして、報知手段15により報知を行った後、或は、報知中において、自動更新用ファームウェアの消去指示が入力された場合に、装着手段18に装着された可搬型記憶媒体Mに記憶されている自動更新用ファームウェアを消去する消去手段6を更に備えてもよい。
図1Aは、画像形成装置1の概略構成をより具体的に示すブロック図である。ここでは、画像形成装置1として、ファクシミリ複合機を想定しているが、これに限られず、パソコン等に接続されるプリンタ装置、スキャナ装置であってもよい。
画像形成装置1は、ファームウェアを実行するCPU11と、そのCPU11と装置各部を接続するメモリ制御手段12と、フラッシュROM等で構成される書換可能な不揮発性メモリ13と、SDRAM等で構成される大容量な揮発性メモリ14と、液晶パネル等で構成され、報知手段15として機能する表示手段と、各種操作キーで構成される操作手段16と、ネットワークNを介して、パソコン等の外部装置30を接続する通信手段17と、CFカード等の可搬型記憶媒体Mを装着する装着手段18と、画像形成手段を構成する機能部19と、所望のタイミングで割込み信号を発生するタイマ手段20とを備えている。なお、CPU11には、装置電源の電圧を監視する電源監視手段21が付加されており、電源投入時には、CPU11に対してリセット信号が入力されるようになっている。このような電源監視手段21は、リセットICとして市販されている。
また、画像形成手段は、画像形成装置1がファクシミリ複合機であれば、スキャナ部、プリンタ部、ファクシミリ通信部、コーデック部、画像処理回路等を構成する各種回路や機械機構に相当し、プリンタ装置であれば、プリンタ部等を構成する各種回路や機械機構に相当する。
メモリ制御手段12は、クロスバー回路、SDRAM制御回路等で構成され、CPU11が、このメモリ制御手段12を通じて、不揮発性メモリ13に格納されているファームウェアを揮発性メモリ14に一旦展開してから実行することにより、画像形成装置1としての機能を実現している。なお、メモリ制御手段12には、それぞれ専用メモリバスを介して、不揮発性メモリ13、揮発性メモリ14を接続し、更に、I/Oバスを介して、報知手段15、操作手段16、通信手段17、装着手段18、機能部19、タイマ手段20を接続している。このI/Oバスは、バス幅を異ならせた複数のバスとして構成してもよい。このような構成により、メモリ制御手段12は、装置各部を制御するシステムコントローラとして機能する。
不揮発性メモリ13を構成するフラッシュROMは、様々な容量のものがベンダから入手可能であるが、基本的には、容量全体が複数のブロックに分割されており、ブロック単位のフラッシュ(消去)、再書込みが可能である。そのため、ファームウェアを格納するブロックと、例えば短縮ダイヤル等の重要な設定データを格納するブロックとを異ならせておけば、ファームウェアを書換えた場合でも、設定データを失わずに維持しておくことができる。
ファームウェアは、画像形成装置1の一部を構成するソフトウェア部品であり、各部を制御する制御プログラムと、バージョン情報として、バージョン名、ベンダ名、コンパイ日等の情報を含んでいる。また、特殊なプログラムとして、不揮発性メモリ13のファームウェアを書換えて更新するための書換プログラムも含んでいる。なお、制御プログラムは、例えば組込み用Linuxカーネルと、そのOSの一部として動作し、報知手段15、操作手段16、機能部19等を制御するデバイスドライバと、待機画面等を表示し、指示によって指定されたジョブを実行するアプリケーションという様な形式としてもよい。なお、ファームウェアは、揮発性メモリ14に一旦展開されてから実行されるので、最初に実行されるローダプログラムを除いて、圧縮形式としてもよい。
揮発性メモリ14を構成するSDRAMは、アクセスが高速な上、容量当りの価格が安いという利点があるが、制御が複雑であるため、SDRAM制御回路が必須である。この画像形成装置1では、揮発性メモリ14を、用途毎に、つまり不揮発性メモリ13から読み出したファームウェアを展開して配置するためのプログラム領域、各種変数、スタック等を格納するためのワーク領域、画像形成に係る画像データを蓄積する画像メモリ領域というように、予め区分けして使用するようにしている。
可搬型記憶媒体Mは、画像形成装置1に更新用ファームウェアを提供する媒体で、具体的には、例えば、CFカード、USBメモリ、CDROM等とされるが、それらに限定されるわけではない。また、装着手段18は、その具体的な可搬型記憶媒体Mに対応したメモリインタフェース、あるいはCDドライブ等によって実現される。
この画像形成装置1は、可搬型記憶媒体Mをアクセスし、そこから有効な、つまり不揮発性メモリ13に格納しているものとはバージョン情報等が異なる自動更新用ファームウェアを読み取って、不揮発性メモリ13に自動的に書換保存する機能と、開始指示に応じて、指定された手動更新用ファームウェアに書換える機能とを備えている。
そのため、CPU11は、装着手段18を通じて、起動時等に可搬型記憶媒体Mをアクセスして、自動更新用ファームウェアの保存の有無を判別し、自動更新用ファームウェアの存在を判断したときには、手動書換の開始指示を無効にする一方、自動更新用ファームウェアが存在しないと判断したときには、手動書換の開始指示を有効にする。なお、不揮発性メモリ13であるフラッシュROMを書換える際には、フラッシュROMのベンダが規定した手順を確実に実行する必要があるが、その手順は、メモリ制御手段12によって実行される。
ここで、記憶媒体Mに保存されている更新用ファームウェアが自動更新用、手動更新用のいずれであるかを識別するための方法を説明する。
簡単な方法としては、可搬型記憶媒体Mの内部に自動更新用領域を設定し、そこに自動更新用ファームウェアを保存し、かつその自動更新用領域とは異なる領域に、手動更新用ファームウェアを保存するようにしてもよい。このような領域設定をするには、何らかのファイルシステムが必要とされるが、例えば、FATファイルシステムを採用してもよい。そして、自動更新用領域に予め定めた名前を付けておき、その名前によって自動更新用領域を認識し、そこに属する更新用ファームウェアを、自動更新用として、一方、そこに属さないものを手動更新用として識別することが可能である。
図2は、そのような領域設定を示した図面で、自動更新用領域と、手動更新用領域とが、それぞれディレクトリ(フォルダ)として設定されており、前者の領域には、自動更新用ファームウェアが1つだけ保存され、後者の領域には、手動更新用ファームウェアが2つ保存されている。なお、この例では、自動更新用領域と手動更新用領域を設定しているが、それに限定されるわけではなく、更新用ファームウェアの種別が区別できれば、領域はどのように設定してもよい。例えば、自動更新用領域のみを設定し、手動更新用ファームウェアは、可搬型記憶媒体Mのルートディレクトリに置くようにしてもよい。
また、更新用ファームウェアを保存する領域によって区別せず、ファイル名によって区別するようにしてもよい。
このように、自動更新用ファームウェアと、手動更新用ファームウェアと区別する方法は様々な変形が可能であるが、CPU11は、その区別方法に対応した基準に従って、両者を区別して認識することが可能とされる。
次いで、ファームウェアの書換処理をより具体的に説明する。
図3は、起動時に自動的にファームウェアを書換える自動書換の概略手順を説明するフローチャートである。ここでは、最初に電源投入を検出しているが(101)、その検出はソフトウェアの処理ではなく、電源監視手段21によるもので、電源投入が検出されたときには、CPU11にリセット信号が入力される(102)。
リセットによりファームウェアの実行が開始された後、CPU11は、可搬型記憶媒体Mが装着手段18に装着されているか否かを判断し(103)、装着されていれば、更に、その可搬型記憶媒体Mに、自動更新用ファームウェアが保存されているか否かを判断する(104)。この判断では、自動更新領域は存在するが、そこにファームウェアが1つもない場合、あるいはその領域自体が存在しない場合に、自動更新用ファームウェアが保存されていないと判断する。
ここで、自動更新用ファームウェアが保存されていれば、更に、その自動更新用ファームウェアのバージョン情報と、不揮発性メモリ13に格納しているファームウェアとのバージョン情報とを比較し、両者が不一致の場合には、処理を継続するが、一致していれば処理を中止するようにしてもよい(ステップ105)。
あるいは、自動更新用ファームウェアが不揮発性メモリ13に格納されているファームウェアよりも新しいバージョン情報のものであるか否かを判断し、より新しい場合のみ、書換えを許可してもよい。また、自動更新用ファームウェアのバージョン情報をチェックして、画像形成装置1に適合したものであるか否かを判断する処理を行ってもよい。この適合性の判断は、バージョン情報中に、対応する機種名を含ませておけば確実かつ簡単にできる。
そして、処理が継続された場合には、可搬型記憶媒体Mからファームウェアを読み出して、揮発性メモリ14に記憶させる(106)。このとき、ファームウェアは、そのサイズが大きいこと、また特定のワードアライメントで記憶する必要があるなどの理由から、上述した画像メモリ領域の先頭から、ROMイメージとして配置されるように、揮発性メモリ14に記憶される。
次いで、揮発性メモリ14に記憶したファームウェアを読み出して、不揮発性メモリ13に転送し、そこに格納されていたファームウェアを書換え(107)、その後、ソフトウェアによりリセットを発生させる(108)。
上記の手順によれば、可搬型記憶媒体Mに保存されている自動更新用ファームウェアのバージョンが、不揮発性メモリ13に格納されているファームウェアのバージョンと異なる場合にのみ、書換処理が自動的に実行される。従って、この手順を実行して、可搬型記憶媒体Mを装着したまま再起動しても、再び、同じ書換処理が実行されることはない。よって、可搬型記憶媒体Mに自動更新用ファームウェアと手動更新用ファームウェアとが並存している場合には、少なくとも、その再起動時には、以下に説明する処理により、手動書換の開始指示を試みることが可能になる。
図4は、手動書換の概略手順を説明するフローチャートである。ここでは、最初に、各種ジョブの実行指示を受付けるための待機画面が表示されており(201)、ここで操作手段16から手動書換の開始指示を受付ける(202)。
そして、開始指示が入力されると、可搬型記憶媒体Mが装着手段18に装着されているか否かを判断し(203)、装着されていれば、更に、その可搬型記憶媒体Mに自動更新用ファームウェアが保存されているか否かを判断する(204)。ここで、可搬型記憶媒体Mが装着されていなければ、待機画面を表示する状態に戻る。これらの判断では、上述した自動書換の手順でも同様の判断(103、104)をしているので、その判断結果を利用するようにしてもよい。
そして先の判断で、自動更新用ファームウェアが検出されれば(204でY)、報知手段15で自動更新用ファームウェアの存在を報知させる(205)。
図5(a)は、このとき報知手段15に出力される報知画面の例で、可搬型記憶媒体Mに自動更新用ファームウェアが存在するため、開始指示によるファームウェアの書換が禁止されていることを報知している。このように、本発明では、可搬型記憶媒体Mに自動更新用ファームウェアが保存されていれば、手動操作によるファームウェアの書換ができないようにしている。
この報知に次いで、検出された自動更新用ファームウェアを消去するための消去画面を表示し(206)、その画面で消去指示を受付けると、その自動更新用ファームウェアを消去するが(207)、消去指示を受付けなければ、自動更新用ファームウェアは消去せずに、待機画面を表示する状態に戻る。図5(b)は、その消去画面の例である。
一方、先の判断で、自動更新用ファームウェアが検出されなければ(204でN)、可搬型記憶媒体Mに、手動更新用ファームウェアが保存されているか否かを判断する(208)。ここで、手動更新用ファームウェアが検出されなけば、処理が継続できないことを報知して、待機画面を表示する状態に戻るようにしてもよい。一方、複数の手動更新用ファームウェアが検出されれば、ファームウェアを選択する選択画面を表示する(209)。
図5(c)は、このとき表示手段15に出力される選択画面の例で、手動更新用ファームウェアのファイル名が、バージョン名、コンパイル日からなるバージョン情報と共に表示されている。この例では、3つのファームウェアのいずれかを、上、下キーで指定し、開始指示として実行キーを押すようになっている。なお、この画面を表示してからの経過時間を、タイマ手段20によって計測し、所定時間が経過したときには、処理を中止して、待機画面を表示する状態に戻るようにしてもよい。
そして、開始指示を受付けると、可搬型記憶媒体Mから指定されたファームウェアを読み出して、揮発性メモリ14に記憶させる(210)。次いで、上記と同様に、揮発性メモリ14に記憶したファームウェアを読み出して、不揮発性メモリ13に転送し、そこに格納されていたファームウェアを書換え(211)、その後、ソフトウェアによりリセットを発生させる(213)。
なお、画像形成装置1は、通信手段17によって、外部装置30から更新用ファームウェアを受付けるようにしてもよい。また、外部装置30から、手動書換の開始指示コマンドを受信するようにしてもよい。
また、本発明の思想は、ファームウェアに換えて、短縮ダイヤル等のデータを書換える構成にも適用できる。
実施例となる画像形成装置の機能ブロック図である。 実施例となる画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 可搬型記憶媒体における領域設定を示した図面である。 自動書換の概略手順を示すフローチャートである。 手動書換の概略手順を示すフローチャートである。 (a)は報知画面の例、(b)は消去画面の例、(c)は選択画面の例である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 自動書換手段
3 手動書換手段
4 判別手段
5 書換制御手段
13 不揮発性メモリ(記憶手段)
15 報知手段
18 装着手段
M 可搬型記憶媒体

Claims (4)

  1. 可搬型記憶媒体を装着する装着手段と、
    ファームウェアを記憶する記憶手段と、
    装置の起動時に、前記装着手段に装着された可搬型記憶媒体から自動更新用ファームウェアを自動的に読み出して前記記憶手段に書き込む自動書換手段と、
    外部からの開始指示に基づいて、前記装着手段に装着された可搬型記憶媒体から手動更新用ファームウェアを読み出して前記記憶手段に書き込む手動書換手段と、
    前記装着手段に装着された可搬型記憶媒体における自動更新用ファームウェアの有無を判別する判別手段と、
    前記判別手段による自動更新用ファームウェアの有無の判別結果に基づいて、外部からの手動書換の開始指示を有効にするか無効にするかを切り替える書換制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1において、
    外部にメッセージを報知する報知手段を更に備え、
    前記報知手段は、前記書換制御手段により外部からの手動書換の開始指示を無効にする場合、理由とともにその旨を報知することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2において、
    前記報知手段により報知を行った後、或は、報知中において、自動更新用ファームウェアの消去指示が入力された場合、前記装着手段に装着された可搬型記憶媒体に記憶されている自動更新用ファームウェアを消去する消去手段を更に備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記手動書換手段は、前記装着手段に装着された可搬型記憶媒体に複数の手動更新用ファームウェアが記憶されている場合、入力された選択指示によって指定された手動更新用ファームウェアを読み出して前記記憶手段に書き込むことを特徴とする画像形成装置。
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