JP2000003299A - データ処理装置および記憶媒体 - Google Patents

データ処理装置および記憶媒体

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JP2000003299A JP10168908A JP16890898A JP2000003299A JP 2000003299 A JP2000003299 A JP 2000003299A JP 10168908 A JP10168908 A JP 10168908A JP 16890898 A JP16890898 A JP 16890898A JP 2000003299 A JP2000003299 A JP 2000003299A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理装置において、プログラムのエラ
ー等によって発生した異常なデータを記録せずに、確実
に正常なデータのみをバックアップすることが可能なよ
うにする。 【解決手段】 CPU11は、記憶装置13および記憶
媒体14内に格納されたプログラムを実行する際に、当
該プログラムおよび当該プログラムに係るデータにおい
て不整合などの異常が検出された場合には、異常の発生
日時やプログラム名などを記録した実行結果ログファイ
ルを生成して記憶装置13内のログファイル領域13c
に格納する。そして、記憶装置13の記憶媒体14に格
納されたデータやプログラムをバックアップ記憶装置1
5のバックアップ記憶媒体16にバックアップする際
に、ログファイル領域13c内の実行結果ログファイル
を参照し、最後にバックアップを実行した日時よりも後
に異常が発生したことを検知すると、表示装置19によ
り報知を実行し、バックアップを中断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラムやデー
タのバックアップ処理を実行する機能を備えたデータ処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、経理業務や管理業務をはじめ、幅
広い業務にわたってコンピュータシステムが導入される
ようになっている。このコンピュータシステムの導入に
より、多量のデータの処理が容易になり、これまで手作
業で行われてきた様々な処理の効率が著しく向上した。
しかしその一方で、コンピュータシステムにおいて取り
扱うデータの規模が大きく、また、そのデータの重要性
が増すにつれて、データの破損や消失といった事態が大
きな損害をもたらすようになっていた。このため、業務
に利用されるコンピュータシステムにおいては、データ
やプログラムをバックアップする処理が日常的に行われ
てきた。
【0003】一般に、業務で取り扱われるデータは、日
々更新されることが多く、バックアップ処理は、ほぼ毎
日のように行われる。しかし、データの量が多くなるに
つれて、バックアップ処理に要する時間も長くなるの
で、バックアップ処理に要する作業負担は大きくなる一
方であった。このため、予め定められた時刻に、自動的
にバックアップ処理を行う機能を備えたコンピュータシ
ステムが利用されるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、自動的にバ
ックアップ処理を実行する際に、誤って、トラブルによ
り破損したデータをさらに更新してしまうことがあると
いう問題があった。通常、コンピュータシステム全体に
影響を及ぼすような重大なトラブルが発生した際には、
バックアップ処理は中断される。しかし、特定のアプリ
ケーションプログラムにおける小規模なトラブルによっ
てデータが破損した場合には、コンピュータシステム全
体に対する影響が軽微であれば、バックアップ処理が実
行され、正常なデータが記録された記録媒体に、破損し
たデータを最新データとして上書きしてしまうことがあ
った。
【0005】このため、大きなトラブルが発生した際
に、バックアップしておいたデータを修復作業に利用し
ようとしても、完全に正常なデータが保存されていない
ために、修復作業に支障を来し、より多くの手間がかか
るという問題があった。
【0006】この発明は、上記問題点を解決するため、
データ処理装置において、プログラムのエラー等によっ
て発生した異常なデータをバックアップせずに、確実に
正常なデータのみをバックアップすることが可能なよう
にすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、データを格納するデータ格
納手段と、このデータ格納手段に格納されたデータを複
製して格納するバックアップ手段と、前記データ格納手
段内に格納されたデータを読み込み、当該データにおけ
る異常の有無を検知して、異常が検知された場合には異
常の発生を示す異常記録を生成して出力する異常検知手
段と、この異常検知手段により出力された異常記録を格
納する異常記録格納手段と、前記バックアップ手段によ
りデータの複製が実行される際に、前記異常記録格納手
段に格納された異常記録を参照し、異常記録が発見され
た場合に異常の発生を報知する報知手段と、この報知手
段により異常の発生が報知された場合には、前記バック
アップ手段によるデータの複製を中止させるバックアッ
プ制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】ここで、データ記録手段に記録されるデー
タとは、データ処理装置によって処理されるデータのほ
か、データ処理装置により実行される各種プログラムの
プログラムコード等を含むものである。また、報知手段
とは、利用者に対して報知を実行することが可能なもの
であり、報知のための表示を実行する表示画面を備えた
表示装置や、警告音を発する警告装置が挙げられる。
【0009】この請求項1記載の発明によれば、格納さ
れているデータやプログラムにおいて異常が検出された
後、データやプログラムをバックアップする際には、異
常が検出された旨が報知され、バックアップが中止され
るので、プログラム実行時の異常により破損したデータ
をバックアップしてしまうことを避けることができる。
このため、バックアップされたデータやプログラムに異
常なデータが含まれることが無いので、データ処理装置
に異常が発生した等の場合に備えて、正常なデータやプ
ログラムのみを格納しておくことができる。これによっ
て、データ処理装置において異常が発生した場合の修復
作業を、支障無く速やかに行うことができ、効率よく作
業を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のデータ処理装置
に係る実施の形態例を図1から図5に基づいて説明す
る。先ず、図1は本発明の実施の形態としてのコンピュ
ータシステム1の概略構成を示すブロック図であり、同
図に示すように、コンピュータシステム1は、CPU1
1、RAM12、記憶装置13、記憶装置13が有する
記憶媒体14、バックアップ記憶装置15、バックアッ
プ記憶装置15が有するバックアップ記憶媒体16、入
力装置17、印刷装置18、表示装置19およびタイマ
20によって構成され、記憶媒体14およびバックアッ
プ記憶媒体16を除く各部はバス21によって接続され
ている。
【0011】CPU(Central Processing Unit )11
は、記憶装置13内に格納されているプログラムおよび
当該プログラムに係るデータを読み込んで、RAM12
内に設けられるメモリエリアに展開し、入力装置17か
ら入力される各種指示に従って、各種業務に係る処理等
の各種処理を実行する。そして、入力装置17から入力
された各種指示や、処理中のデータなどを表示画面上に
表示するための表示情報を生成して表示装置19に対し
て出力し、また、入力装置17から、実行中の各種処理
によって作成された書類や帳票を印刷する旨の指示が入
力された場合には、この指示に従って印刷情報を生成し
て印刷装置18に対して出力する。
【0012】また、CPU11は、記憶装置13内に格
納したアプリケーションプログラムを実行した際に、記
憶装置13内の業務ファイル領域13aおよびデータ領
域13bに格納された、当該アプリケーションプログラ
ムに関するファイルにおいて、不整合や異常が発見され
た場合には、ログファイル記録処理を実行し、記憶装置
13内のログファイル領域13cに実行結果を示す実行
結果ログファイルを格納する。そして、CPU11は、
タイマ20から出力される計時信号を随時検出し、現在
時刻が予め指定された時刻に達すると、記憶装置13内
に格納されたアプリケーションプログラムに従って、記
憶装置13の記憶媒体14内に格納されたデータやプロ
グラムをバックアップ記憶装置15のバックアップ記憶
媒体16内に記録するバックアップ処理を実行する。
【0013】さらに、CPU11は、上述したバックア
ップ処理を実行する際に、記憶装置13内のログファイ
ル領域13cに格納された実行結果ログファイルを参照
し、現在記憶装置13の記憶媒体14内に格納されてい
るプログラムやデータの中に、破損したデータが含まれ
ている可能性があると判断した場合には、利用者に対し
て警告表示を行うための表示情報を生成して表示装置1
9に出力し、バックアップ処理を実行するか否かの入力
を要求する。
【0014】RAM(Random Access Memory)12は、
CPU11により処理される各種プログラムや、その処
理に係るデータを一時的に格納するメモリエリアを形成
する。
【0015】記憶装置13は、プログラムやデータ等が
記憶される記憶媒体14を有し、この記憶媒体14は磁
気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成さ
れている。この記憶媒体14は記憶装置13に固定的に
設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものである。
【0016】また、上記の記憶媒体14に記憶されるデ
ータ等は、通信回線等を介して接続された他の機器から
受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、通信回線
等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体を備え
た記憶装置を設け、この記憶媒体に記憶されているプロ
グラムやデータを通信回線を介して使用する構成として
も良い。
【0017】図2は、記憶装置13内の構成を模式的に
示す図である。同図に示すように、記憶装置13内に
は、業務ファイル領域13a、データ領域13bおよび
ログファイル領域13cが設けられている。業務ファイ
ル領域13aには、コンピュータシステム1により実行
される各種業務のためのアプリケーションプログラム
や、コンピュータシステム1の動作に必要なシステムプ
ログラム等が格納されている。また、データ領域13b
内には、業務ファイル領域13a内に格納された各種プ
ログラムに係るデータが格納される。
【0018】そして、ログファイル領域13cには、C
PU11によって業務ファイル領域13a内に格納され
たアプリケーションプログラムが実行された際に、当該
アプリケーションプログラムまたは当該アプリケーショ
ンプログラムに係るデータ領域13b内のデータにおけ
る不整合や異常によって、エラーが発生した場合、CP
U11によって生成される実行結果ログファイルが格納
される。この実行結果ログファイルには、異常が発見さ
れた際に実行されていたプログラムの名称や、異常が発
見されたデータやプログラムを含むファイルのファイル
名、エラーに付されるエラー番号、および、異常を検出
した日付および時刻などが記録されている。
【0019】バックアップ記憶装置15は、記憶媒体1
4内に格納されたプログラムやデータをバックアップす
るための記録媒体であって、記憶装置13と同様に、プ
ログラムやデータ等が記憶されるバックアップ記憶媒体
16を有し、このバックアップ記憶媒体16は磁気的、
光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されてい
る。このバックアップ記憶媒体16はバックアップ記憶
装置15に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装
着するものである。
【0020】また、上記のバックアップ記憶媒体16に
記憶されるデータ等は、前述の記憶媒体14と同様に、
通信回線等を介して接続された他の機器から受信して記
憶する構成にしてもよく、さらに、通信回線等を介して
接続された他の機器側に上記記憶媒体を備えた記憶装置
を設け、この記憶媒体に記憶されているプログラムやデ
ータを通信回線を介して使用する構成としても良い。
【0021】図3は、バックアップ記憶装置15内の構
成を模式的に示す図である。同図に示すように、バック
アップ記憶装置15内には、記憶装置13内に格納され
たプログラムやデータがコピーされたバックアップファ
イルと、当該バックアップファイルが生成された日付、
および、時刻が格納される。
【0022】入力装置17は、文字キー、数字キーや各
種機能キーを備えるキーボード、および、マウス等のポ
インティングを備え、キーボード上のキーが押下された
際に当該キーに対御する押下信号をCPU11に対して
出力するとともに、ポインティングデバイスにおける操
作に応じて、クリック信号などの操作信号と、相対位置
座標データとをCPU11に対して出力する。
【0023】印刷装置18は、レーザプリンタやインク
ジェット式プリンタ等のプリンタを備え、CPU11か
ら入力される印刷情報に基づいて、コンピュータシステ
ム1において実行される各種業務に関する帳票や書類等
の印刷を実行する。
【0024】表示装置19は、CRT(Cathode Ray Tu
be)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成
される表示画面を備え、CPU11により実行される各
種処理に関する表示情報がCPU11から入力される
と、この表示情報に基づいて表示画面上に表示を実行す
る。
【0025】タイマ20は、内部に水晶発振器等を備え
た計時手段を有し、現在の日付および時刻を示す計時信
号を、随時、CPU11に対して出力する。
【0026】図4は、コンピュータシステム1により実
行されるログファイル記録処理を示すフローチャートで
あり、図5は、コンピュータシステム1により実行され
るバックアップ処理を示すフローチャートである。以
下、これら図4および図5に基づいて、コンピュータシ
ステム1の動作を説明する。
【0027】入力装置17から入力された指示により、
業務開始が指示されると、まず、CPU11は、記憶装
置13(図2)の業務ファイル領域13a内に格納され
た業務用のアプリケーションプログラムや、データ領域
13b内に格納された当該アプリケーションプログラム
に係るデータを読み込む(ステップS11)。ここで、
読み込んだアプリケーションプログラムと、当該アプリ
ケーションプログラムに係るデータにおいて、不整合や
異常の有無を確認し(ステップS12)、異常が発見さ
れなければ、そのまま読み込んだアプリケーションプロ
グラムを実行し(ステップS14)、処理を終了する。
【0028】ステップS12において、読み込んだプロ
グラムやデータに異常が発見された場合には、実行結果
を示す実行結果ログファイルに、実行したプログラムの
名称、発生したエラーの番号、異常が発見されたファイ
ルのファイル名、異常が発見された日時等の実行結果を
記録し、ログファイル領域13c内に格納して(ステッ
プS13)、処理を終了する。
【0029】そして、現在時刻が、予め設定された時刻
に達した場合には、図5に示すバックアップ処理が実行
される。まずCPU11は、記憶装置13(図2)のロ
グファイル領域13c内を参照し、実行結果ログファイ
ルを読み込みを行う(ステップS21)。ここで、ログ
ファイル領域13c内に実行結果ログファイルが格納さ
れていないことが判明した場合には(ステップS2
2)、実行中にエラーが発生したプログラムが全くない
と判断してよいので、記憶装置13の記憶媒体14内に
格納されている内容を、全てバックアップ記憶装置15
のバックアップ記憶媒体16にコピーして(ステップS
27)、バックアップ記憶装置15内に格納される最終
バックアップ日付に現在の日時を記録し(ステップS2
8)、処理を終了する。
【0030】また、ログファイルの読み込みに成功した
場合には、バックアップ記憶装置15内に格納されてい
る最終バックアップ日付を読み込み(ステップS2
3)、ステップS21で読み込んだ実行結果ログファイ
ルに格納されている日付と、ステップS23で読み込ん
だ最終バックアップ日付とを比較する(ステップS2
4)。ここで、エラー発生日時を示す実行結果ログファ
イルの日付が、最後にバックアップをした時の日時より
も新しい場合には、当該エラーが発生してから一度もバ
ックアップが行われていないことになる。このため、C
PU11は、表示装置19に表示情報を出力して、表示
画面上において、異常を検出した旨を示す警告表示を実
行させる(ステップS25)。
【0031】さらに、CPU11は、表示画面上におい
て、利用者に対してバックアップを実行するか否かの入
力を要求する表示を実行させ、バックアップを行う旨の
入力が行われた場合には、ステップS27に移行して、
ステップS27およびステップS28に示すバックアッ
プ処理を実行する。また、ステップS26においてバッ
クアップをしない旨の指示が入力された場合には、その
まま処理を終了する。
【0032】また、ステップS24において、実行結果
ログファイルに記録されている日付が、最終バックアッ
プ日付よりも前の日時であれば、エラー発生後に、バッ
クアップ処理が行われていることになる。従って、エラ
ー発生直後のバックアップ処理において、すでに、上述
のステップS25〜ステップS26に示す処理が実行さ
れているので、現在バックアップ記憶装置15のバック
アップ記憶媒体16に格納されているデータは、エラー
発生直後のバックアップ処理の際に、利用者の指示に従
って処理されたデータである。このため、再度利用者に
対して警告を表示する必要がないので、ステップS27
に移行して、バックアップ処理を実行し、バックアップ
日付を現在時刻に更新して(ステップS28)、処理を
終了する。
【0033】以上のように、本発明の実施の形態として
のコンピュータシステム1によれば、CPU11によっ
て記憶装置13内に格納されたアプリケーションプログ
ラムを実行する際に、当該プログラムおよび当該プログ
ラムに係るデータにおいて不整合などの異常の有無を検
知して、異常が発見された際には、エラー発生時の処理
として記憶装置13内のログファイル領域13cに実行
結果ログファイルを格納する。そして、記憶装置13の
記憶媒体14内のデータやプログラムをバックアップ記
憶装置15のバックアップ記憶媒体16にバックアップ
する際に記憶装置13内のログファイル領域13cに格
納された実行結果ログファイルを読み込んで、最終のバ
ックアップ処理以降に発生したエラーがあったことを検
知すると、表示画面上においてエラーが発生した旨を示
す警告表示を実行させ、入力された指示に従ってバック
アップ処理を中断し、あるいは、そのままバックアップ
処理を実行する。
【0034】従って、プログラムやデータの不整合など
の異常により、アプリケーションプログラム実行時にエ
ラーが発生した際には、エラー発生後にバックアップ処
理を実行する際に、利用者に対して警告が発せられるの
で、利用者がバックアップ処理の中断を指示することに
よって、破壊されたデータやプログラムが、バックアッ
プ記憶装置15のバックアップ記憶媒体16に記録され
てしまうことが無く、バックアップ記憶装置15のバッ
クアップ記憶媒体16内に、確実に、正常なデータやプ
ログラムのみを格納しておくことができる。これによっ
て、例えばコンピュータシステム1のシステムに障害が
発生した場合にも、確実なデータおよびプログラムのバ
ックアップが行われているので、バックアップ記憶装置
15のバックアップ記憶媒体16内に格納されたデータ
やプログラムを利用して、速やかに修復・復旧作業を行
うことができる。
【0035】なお、以上の実施の形態においては、記憶
装置13内の業務ファイル領域13aに格納されたアプ
リケーションプログラムを実行する際に異常が発見され
た場合に、実行結果ログファイルに異常の内容を記録し
てログファイル領域13c内に格納する構成としたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、例えばコンピ
ュータシステム1の起動時に読み込むシステムプログラ
ムにおいて異常が発見された場合に、この異常の内容を
実行結果ログファイルに記録してログファイル領域13
c内に格納する構成としても良い。また、上記実施の形
態においては、タイマ20から出力される計時信号に基
づいて、所定の時刻に自動的にバックアップ処理を実行
する構成としたが、利用者から入力される指示に基づい
て、毎回のバックアップ処理を実行する構成としても良
い。
【0036】さらに、実行結果ログファイルに、異常が
発生した日時やエラー番号、プログラム名、ファイル名
のほか、発生した異常の程度や内容に応じてレベルを設
定して記録しておき、バックアップ処理を実行する際
に、実行結果ログファイルに記録された異常のレベルに
応じて、そのままバックアップ処理を実行するか、ある
いは、利用者に対して警告表示を行うかを判断する構成
としても良い。この場合、発生した異常が軽微なもので
あった場合に、そのまま自動的にバックアップ処理を実
行させることができ、作業者の負担をより軽減すること
ができる。さらに、その他の具体的な細部構造等につい
ても、適宜に変更可能であることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】請求項1および3記載の発明によれば、
格納されているデータやプログラムにおいて異常が検出
された後、データやプログラムをバックアップする際に
は、異常が検出された旨が報知され、バックアップが中
止されるので、プログラム実行時の異常により破損した
データをバックアップしてしまうことを避けることがで
きる。このため、バックアップされたデータやプログラ
ムに異常なデータが含まれることが無いので、データ処
理装置に異常が発生した等の場合に備えて、正常なデー
タやプログラムのみを格納しておくことができる。これ
によって、データ処理装置において異常が発生した場合
の修復作業を、支障無く速やかに行うことができ、効率
よく作業を行うことができる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、以前に発生
し、適切な措置が取られた異常に対して、繰り返し異常
を報知することが無く、新たに発生した異常に対しての
み、バックアップを中止させて報知を行うので、バック
アップの作業をいたずらに増大させることがないので、
より効率よく作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてのコンピュータシス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の記憶装置内の構成を模式的に示す図であ
る。
【図3】図1のバックアップ記憶装置内の構成を模式的
に示す図である。
【図4】図1のコンピュータシステムによって実行され
るログファイル記録処理を示すフローチャートである。
【図5】図1のコンピュータシステムによって実行され
るバックアップ処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 コンピュータシステム 11 CPU 12 RAM 13 記憶装置 14 記憶媒体 15 バックアップ記憶装置 16 バックアップ記憶媒体 17 入力装置 18 印刷装置 19 表示装置 20 タイマ 21 バス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを格納するデータ格納手段と、 このデータ格納手段に格納されたデータを複製して格納
    するバックアップ手段と、 前記データ格納手段内に格納されたデータを読み込み、
    当該データにおける異常の有無を検知して、異常が検知
    された場合には異常の発生を示す異常記録を生成して出
    力する異常検知手段と、 この異常検知手段により出力された異常記録を格納する
    異常記録格納手段と、 前記バックアップ手段によりデータの複製が実行される
    際に、前記異常記録格納手段に格納された異常記録を参
    照し、異常記録が発見された場合に異常の発生を報知す
    る報知手段と、 この報知手段により異常の発生が報知された場合には、
    前記バックアップ手段によるデータの複製を中止させる
    バックアップ制御手段と、 を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】日付および時刻を示す計時信号を出力する
    計時手段をさらに備え、 前記バックアップ手段は、前記データ格納手段に格納さ
    れたデータを複製して格納する際に、当該データを複製
    した日時をバックアップ日時として格納し、 前記異常記録格納手段は、前記異常検知手段により出力
    された異常記録に対応づけて、当該異常記録が出力され
    た日時を格納し、 前記報知手段は、前記異常記録格納手段内に格納された
    異常記録を発見した際に、当該異常記録が出力された日
    時が、前記バックアップ手段に格納されたバックアップ
    日時以降である場合にのみ、報知を実行すること、 を特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】コンピュータが実行可能なプログラムコー
    ドを格納した記憶媒体であって、 データをデータ格納手段に格納させるためのプログラム
    コードと、 前記データ格納手段に格納されたデータを複製してバッ
    クアップ手段に格納させるためのプログラムコードと、 前記データ格納手段内に格納されたデータを読み込み、
    当該データにおける異常の有無を検知して、異常が検知
    された場合には異常の発生を示す異常記録を生成して出
    力させるためのプログラムコードと、 出力された異常記録を異常記録格納手段に格納させるた
    めのプログラムコードと、 前記データ格納手段に格納されたデータの複製が実行さ
    れる際に、前記異常記録格納手段に格納された異常記録
    を参照し、異常記録が発見された場合に異常の発生を報
    知させるためのプログラムコードと、 異常の発生が報知された場合には、前記データ格納手段
    に格納されたデータの複製を中止させるためのプログラ
    ムコードと、 を含むプログラム格納したことを特徴とする記憶媒体。
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