JP4878113B2 - Dasd故障時のリンクライブラリの復旧方法、及びプログラム - Google Patents

Dasd故障時のリンクライブラリの復旧方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、連続運転を必要とする情報処理システムにおいて、DASD(DirectAcc ess Strage Device)に発生した障害の復旧方法、及びプログラムに関する 。
従来より、基幹サーバとして使用される情報処理装置(例えば、いわゆる大型計算機、メインフレームと呼ばれる計算機等)には、情報の格納場所としてDASDが使用されている。
また、基幹サーバとして情報処理装置を運用するためのシステム環境を提供するOS(Operating System)では、通常、ライブラリから所定のプログラムを読出す場合には、その都度、OPEN処理(データ等が格納されているファイルについて読出し可能な状態にする処理)、READ処理(所定のアドレスに格納されているデータの読出しを行なう処理)、及びCLOSE処理(読出し可能な状態から開放する処理)の一連の処理を行なうことによって必要なプログラムを読出す。
しかしながら、リンクライブラリのようにDASDに格納されているデータセットからデータ等を読み出す場合には、読出し時間を短縮するなどの理由から、オーバーヘッド時間であるOPEN処理時間及びCLOSE処理時間をなくすために、OS起動時に一括OPEN処理を行なってリンクライブラリの読出し環境(以下、リンクライブラリのオープン環境という)を構築している。
ここで、リンクライブラリとは、OS起動時にメモリに展開される静的なライブラリを除いたシステム運用に必要なプログラム群(システム共通のライブラリやユーザ定義によるライブラリ等)のことをいい、DASDの所定の場所に格納され、ファイルのオープン環境においてCPUから読込みが行なわれる。
図5は、リンクライブラリのオープン環境についての構成例の主要部を示している。
同図に示すリンクライブラリのオープン環境は、情報処理装置1に備わるメモリ上に展開されるリンクライブラリ管理表及び装置管理表とDASDとの関係を示し、OSがシステムを制御する上で必要な情報等を管理するデータ管理表14と、リンクライブラリの格納場所(格納位置)を管理するためのリンクライブラリ管理表15と、外部装置(例えば、DASD等)の情報を制御する装置管理表16と、外部記憶装置であるDASD17とを少なくとも備えている。
情報処理装置1に電源が投入されると、OS(OSデータ)がメモリに展開され、さらに、展開されたOS(OSデータ)が実行可能なデータ構造となるように再配置され、OSが動作するために必要なデータをメモリ上に生成する。
この時、データ管理表14やリンクライブラリ管理表15、及び装置管理表16も生成されてメモリ上に展開される。
データ管理表14は、OSがシステムを制御する上で必要な情報を管理する管理表であり、リンクライブラリ管理表15も管理する。
リンクライブラリ管理表15は、リンクライブラリ管理表15に格納されているデータを管理するためのヘッダ部と、それぞれのリンクライブラリについて、リンクライブラリが格納されている装置(同図ではDASD)の実装情報等を管理する制御表へのポインタと、DASD内のデータセットが格納される領域の開始アドレス(物理位置)と、DASD内のデータセットが格納される領域の終わりアドレス(物理位置)と、を備えた管理表である。
また、装置管理表16は、情報処理装置1に接続されている外部装置の情報を管理するための管理表であり、それぞれの外部装置に対して、情報処理装置に接続された装置の種類や装置の状態(使用可能な状態にあるかなど)の情報と、装置の接続位置を示す装置機番の情報と、DASDの場合にはそのボリューム名の情報と、から構成されている。
以上に説明したリンクライブラリのオープン環境が構築されると、例えば、トランザクション処理等のプログラムからライブラリAを呼び出す場合には、情報処理装置に備わるCPUは、まず、メモリ上の所定のアドレスに格納されているデータ管理表14を参照し、リンクライブラリ管理表15が格納されているアドレスを読み出す。
そして、リンクライブラリ管理表15を上位のアドレス(又は下位のアドレス)から順に参照し、目的のリンクライブラリについての情報が格納されている装置管理表16へのポインタを検索する。
CPUは、リンクライブラリ管理表15から、目的のリンクライブラリが格納されている装置を特定すると、メモリ上の所定のアドレスに展開されている装置管理表16を参照し、対象の装置の接続位置及び状態を読み出す。
そして、CPUは、所定の接続位置に接続されているDASD17から、例えば、I/Oプロセッサを介して目的のリンクライブラリを読み出すこととなる。
また、以上に説明したリンクライブラリの読み出し処理は、上述のようにリンクライブラリについてのOPEN処理及びCLOSE処理を行なうことなく、読出し処理を行なう。
特開平05−313831号公報
このような基幹サーバは、24時間等の長期に渡る連続運用が行なわれるので、障害発生時における保守(障害復旧作業)を、稼働中のシステムを停止することなく行なうことが要求される場合も多い。
しかしながら、24時間等の長期に渡る連続運用中に、DASDに障害が発生した場合には、障害が発生したDASDに格納されているリンクライブラリを含むデータを新たなDASDにバックアップすると共に、リンクライブラリのオープン環境を改めて構築するために、OSを再起動する処理(以下、IPL(Initial Program Loading)という)を行なわなければならなかった。
特許文献1には、正系ボリュームと副系ボリュームとでボリュームを2重化し、正系又は副系のいずれか一方に障害が発生した場合に、障害の発生したボリュームを切り離し、正常に動作するボリュームで運用を続ける二重化ボリュームの制御方法について開示されている。
しかしながら、特許文献1のように、DASDの障害発生に備えるために、全てのDASDを二重化することは、装置構成も大規模となり、さらにコストも膨大なものになってしまう。 本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、リンクライブラリを格納したDASD等の記憶装置に重大な障害が発生した場合であっても、運用を停止することなく、リンクライブラリを復旧することが可能な方法、及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、OSの起動時に、記憶装置から読み出す各リンクライブラリの記憶装置に関する情報と該各リンクライブラリの格納位置とを少なくとも備えるリンクライブラリ管理情報からなるオープン環境を生成するリンクライブラリの復旧方法において、各リンクライブラリに対応する予備リンクライブラリを格納する少なくとも1つ以上の共通予備記憶装置(例えば、DASD)に関する情報と該各予備リンクライブラリの格納位置とを少なくとも備える予備リンクライブラリ管理情報を前記オープン環境に生成する予備リンクライブラリ管理情報生成処理ステップと、リンクライブラリが格納された記憶装置障害時に、該障害が発生した記憶装置に格納されていた前記リンクライブラリ管理情報に換えて、前記障害が発生した記憶装置に格納されていたリンクライブラリに対応する予備リンクライブラリ管理情報を用いて前記オープン環境を動的に変更するオープン環境変更処理ステップと、を備える。
これにより、DASD等の記憶装置に障害が発生した場合に、障害が発生した記憶装置についてのリンクライブラリ管理情報を、障害が発生した記憶装置に格納されていたリンクライブラリに対応する予備リンクライブラリが格納されている共通予備記憶装置についての予備リンクライブラリ管理情報に動的に変更することが可能となるので、再度IPLや情報処理装置の再起動を行なうことなくオープン環境を変更、又は再構築することが可能となる効果を奏する。
ここで、前記記憶装置と前記共通予備記憶装置とは、二重化された関係ではない。したがって、例えば、1又は2以上の記憶装置に対して、共通予備記憶装置は1つでもよく、また、2以上でもよい。
また、本発明は、前記オープン環境変更処理ステップにおいて、前記障害が生じた記憶装置に格納されたリンクライブラリを前記共通予備記憶装置に格納するリンクライブラリ退避処理ステップと、前記障害が生じた記憶装置についての前記リンクライブラリ管理情報の格納位置を、前記リンクライブラリ管理情報を管理するヘッダ情報から読出す格納先読出し処理ステップと、前記共通予備記憶装置についての前記予備リンクライブラリ管理情報の格納位置を前記ヘッダ情報から読出して、該格納位置から予備リンクライブラリ管理情報を読み出す予備リンクライブラリ管理情報読出し処理ステップと、該予備リンクライブラリ管理情報読出し処理によって読み出した前記予備リンクライブラリ管理情報を、前記格納先読出し処理によって読み出した前記格納位置に格納する予備リンクライブラリ管理情報格納処理ステップと、を更に備えてもよい。
リンクライブラリ退避処理ステップによって、障害が発生した記憶装置に格納されているリンクライブラリを、共通予備記憶装置に格納し、予備リンクライブラリ管理情報格納処理ステップによって、該予備リンクライブラリ管理情報読出し処理によって読み出した前記予備リンクライブラリ管理情報を、前記格納先読出し処理によって読み出した前記格納位置に格納することによって、障害が発生した記憶装置についてのリンクライブラリ管理情報を、障害が発生した記憶装置に格納されていたリンクライブラリに対応する予備リンクライブラリが格納されている共通予備記憶装置についての予備リンクライブラリ管理情報に動的に変更することが可能となるので、再度IPLや情報処理装置の再起動を行なうことなくオープン環境を変更、又は再構築することが可能となる効果を奏する。
また、本発明は、OSの起動時に、記憶装置(例えば、DASD)から読み出す各リンクライブラリのオープン環境を生成する情報処理装置において、前記各リンクライブラリを格納するための少なくとも1つ以上の記憶装置と、該記憶装置に障害が生じた場合に備えた少なくとも1つ以上の共通予備記憶装置と、前記リンクライブラリのオープン環境生成時において生成される管理情報であって、前記各リンクライブラリが格納された記憶装置に関する情報と該各リンクライブラリの格納位置とを少なくとも備えるリンクライブラリ管理情報と、前記リンクライブラリのオープン環境生成時において生成される管理情報であって、前記各リンクライブラリに対応する予備リンクライブラリが格納された共通予備記憶装置に関する情報と該各予備リンクライブラリの格納位置とを少なくとも備える予備リンクライブラリ管理情報と、を備え、リンクライブラリが格納された記憶装置障害時に、該障害が生じた記憶装置に格納されたリンクライブラリを前記共通予備記憶装置に退避し、前記共通予備記憶装置についての前記予備リンクライブラリ管理情報を、前記障害が生じた記憶装置についての前記リンクライブラリ管理情報の格納位置に格納することによりリンクライブラリの復旧する行なう情報処理装置であってもよい。
これによっても、記憶装置に障害が発生した場合に、障害が発生した記憶装置についてのリンクライブラリ管理情報を、障害が発生した記憶装置に格納されていたリンクライブラリに対応する予備リンクライブラリが格納されている共通予備記憶装置についての予備リンクライブラリ管理情報に動的に変更することが可能となるので、再度IPLや情報処理装置の再起動を行なうことなくオープン環境を変更、又は再構築することが可能となる効果を奏する。
以上のように、本発明によると、リンクライブラリを格納したDASD等の記憶装置に重大な障害が発生した場合であっても、運用を停止することなリンクライブラリを復旧することが可能な方法、及びプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図1から図4に基づいて説明する。
図1は、本実施例に係る実施例の原理図を示す図である。
同図に示す本実施例においては、例えば、基幹サーバとして使用される大型計算機等の情報処理装置1と、OSを含む情報処理装置1を所定の目的で動作させるために必要なプログラム及びデータを格納するための外部記憶装置であるDASD2と、リンクライブラリ3と、リンクライブラリに関する情報を管理してOS等がリンクライブラリにアクセスするために使用されるリンクライブラリ管理手段4と、リンクライブラリ管理手段5の情報を変更するための管理手段変更手段5と、を少なくとも備えている。
本実施例においては、更に、DASD2及びリンクライブラリ退避手段7に発生した障害を検出して管理手段変更手段5に通知する障害検出手段6と、障害検出手段6からの通知に応じてDASD2に格納されているリンクライブラリ3を情報処理装置1に接続される他のDASDに退避(バックアップ)するリンクライブラリ退避手段7と、を備えている。
ここで、リンクライブラリとは、OS起動時にメモリに展開される静的なライブラリを除くシステム運用に必要なプログラム群(システム共通のライブラリ)のことをいい、DASDの所定の場所に格納され、ファイルのオープン環境においてCPUから読出し/書込みが行なわれる。
図2は、本実施例に係るリンクライブラリのオープン環境についての構成例の主要部を示す図である。
同図に示すリンクライブラリのオープン環境は、情報処理装置に備わるメモリ上に展開される管理表及び制御表とDASDとの関係を示し、OSがシステムを制御する上で必要な情報等を管理するデータ管理表9と、リンクライブラリの格納場所(格納位置)を管理するためのリンクライブラリ管理表10と、外部装置(例えば、DASD等)の情報を制御する装置管理表11と、外部記憶装置であるDASD12とを少なくとも備えている。
情報処理装置1に電源が投入されると、メモリ上にOS(OSデータ)が展開される。さらに、展開されたOS(OSデータ)が実行可能なデータ構造となるように再配置され、OSが動作するために必要なデータをメモリ上に生成する。
この時、データ管理表9やリンクライブラリ管理表10、及び装置管理表11も生成されてメモリ上に展開される。
データ管理表9は、OSがシステムを制御する上で必要な情報を管理する管理表であり、リンクライブラリや管理表10も管理する。
リンクライブラリ管理表10は、リンクライブラリ管理表10に格納されているデータを管理するためのヘッダ部10aと、システム運用に使用する第1のリンクライブラリ管理表10bと、DASD12に障害が発生した場合に使用する第2のリンクライブラリ管理表10cとで構成されている。
第1のリンクライブラリ管理表10b及び第2のリンクライブラリ管理表10cには、それぞれのリンクライブラリについて、リンクライブラリが格納されている装置(同図に示すDASD12a、12b等)の実装情報等を管理する制御表へのポインタと、DASD内のデータセットが格納される領域の開始アドレス(物理位置)と、DASD内のデータセットが格納される領域の終わりアドレス(物理位置)と、を備えた管理表である。
なお、以下の説明では、例えば、「装置管理表へのポインタ」、「ライブラリAの物理位置(開始)」、及び「ライブラリAの物理位置(終了)」を「リンクライブラリAの管理情報」といい、「予備装置管理表へのポインタ」、「ライブラリAの物理位置(開始)」、及び「ライブラリAの物理位置(終了)」を「予備リンクライブラリAの管理情報」という。
本実施例に係る第1のリンクライブラリ管理表10bと第2のリンクライブラリ管理表10cとは、「装置管理表へのポインタ」の情報のみが異なる情報が予め格納されている。
また、本実施例においては、情報処理装置1に接続する共通予備DASD12cの接続位置は予め決められているので、第2のリンクライブラリ管理表10cにおける「装置管理表へのポインタ」は全て共通予備DASD12cについて定義されている。
装置管理表11は、システム運用に使用する第1の装置管理表11aと、DASD12に障害が発生した場合に使用する第2の装置管理表11bと、からなる情報処理装置1に接続される外部装置の情報を管理するための管理表であり、それぞれの外部装置に対して、情報処理装置に接続された装置の種類や装置の状態(使用可能な状態にあるかなど)の情報と、装置の接続位置を示す装置機番の情報と、DASDの場合にはそのボリューム名の情報と、から構成されている。 本実施例に係る第2の装置管理表11bは、予め決められた共通予備DASD12cの情報処理装置1に接続される位置に基づいて定義されている。
ここで、以下の説明では、例えば、「装置種別/状態」、「装置機番」、及び「ボリュームX(ボリューム名)」を「ボリュームXの管理情報」という。
本実施例では、複数のDASD(例えば、同図に示すDASD12a、DASD12b)と、予備として使用する1つの共通予備DASD12cを使用している。
したがって、例えば、DASD12bに障害が発生した場合には、DASD12bに格納されているリンクライブラリD、リンクライブラリE、及びリンクライブラリFは、DASD12cにバックアップされることとなるが、本実施例の場合には、DASD12aに格納されていたリンクライブラリの格納位置と、DASD12cに格納するリンクライブラリの格納位置は同一としている。
したがって、上述のように、本実施例に係る第1のリンクライブラリ管理表10bと第2のリンクライブラリ管理表10cとは、「装置管理表へのポインタ」の情報のみが異なり、かつ「装置管理表へのポインタ」は全て共通予備DASD12cについて定義されている。
IPL処理によって、以上に説明したリンクライブラリのオープン環境が構築されると、例えば、トランザクション処理等のプログラムからライブラリAを呼び出す場合、情報処理装置1に備わるCPUは、まず、メモリ上の所定のアドレスに格納されているデータ管理表9を参照し、リンクライブラリ管理表10が格納されているアドレスを読み出す。
そして、読み出したアドレスに格納されているリンクライブラリ管理表10を上位のアドレス(又は下位のアドレス)から順に参照し、目的のリンクライブラリの管理情報を検索する。
目的のリンクライブラリの管理情報を特定すると、CPUは、リンクライブラリの管理情報の「装置管理表へのポインタ」を読出して、メモリ上の所定のアドレスに展開されている装置管理表11を参照し、目的のリンクライブラリが格納されている装置の接続位置(例えば、DASDが接続されるI/Oプロセッサに備わるチャネルの番号等)及びその状態を読み出す。
そして、CPUは、目的のリンクライブラリが格納されているDASDから、例えば、図示しないI/Oプロセッサを介して目的のリンクライブラリを読み出すこととなる。
通常、ライブラリから所定のデータの読出し又は所定の処理(トランザクション、プロシジャ等)等を呼び出す場合には、その都度、OPEN処理(データ等が格納されているデータセット(ファイル)について読出し可能又は書込み可能な状態にする処理)、READ処理又はWRITE処理(所定のアドレスに格納されているデータの読出し又は書込みを行なう処理)、及びCLOSE処理(読出し可能な状態又は書込み可能な状態から開放する処理)の一連の処理を行なうことによって必要なデータを読出す。
しかしながら、リンクライブラリのようにDASDに格納されているデータセットからデータ等を読み出す場合には、読出し時間を短縮するなどの理由から、オーバーヘッド時間であるOPEN処理時間及びCLOSE処理時間をなくすために、OS起動時(IPL時)に一括OPEN処理を行なってリンクライブラリの読出し環境(以下、リンクライブラリのオープン環境という)を構築している。
図3は、本実施例に係るDASDに障害が発生した場合のリンクライブラリのオープン環境についての動的変例の主要部を示す図である。
同図には、DASD12bに障害が発生し、CPUが、同DASDに格納されているリンクライブラリDのデータセットを読み出せなくなった場合に、リンクライブラリのオープン環境を復旧した例を示している。
DASD12bからの障害発生を通知するCPUへの割り込み信号を受付けた場合、又は、CPUがリンクライブラリDへのアクセスに失敗した場合、手動によって事前にバックアップしたリンクライブラリDからEを共通予備DASD12Cにインストールして格納する。
そして、メモリ上に展開されているリンクライブラリ管理表10のヘッダ部10aを読出し、第2のリンクライブラリ管理表10cに格納されている「予備リンクライブラリDの管理情報」の格納位置を取得する。
そして、CPUは、取得した格納位置から「予備リンクライブラリDの管理情報」を読み出し、第1のリンクライブラリ管理表10bに格納されていた「リンクライブラリDの管理情報」が格納されていた領域に書き込む処理を行なう。 以上の処理によって、CPUは、共通予備DASD12cに格納されているリンクライブラリDを読み出すことが可能となる。
したがって、IPL処理を再度実行することなく、リンクライブラリのオープン環境を復旧(再構築)することが可能となる。
図4は、図3に示した処理の詳細を示すフローチャートである。
情報処理装置1に電源が投入されると、メモリ上にOSがロードされてIPL処理が開始され(ステップS401)、ハードウェアの初期化処理やOSが動作するために必要なデータの生成処理等が開始される。
ハードウェアの初期化やOSを動作するために必要なデータ(例えば、データ管理表9等)の生成処理等が完了すると、CPUは、ステップS402に処理を移行し、ハードウェアの初期化時に取得したDASDの実装情報等から装置管理表11を生成する。
そして、ステップS403において、CPUは、リンクライブラリのオープン環境の生成処理を開始し、リンクライブラリをオープンするために必要なデータの設定等を行ない、さらに、ステップS404において、データ管理表9からリンクライブラリ管理表10へのポインタを参照し、このポインタが示すアドレスに、リンクライブラリ管理表10を展開する。
以上の処理が完了して、オープン環境の生成処理及びIPL処理が完了するとOSは通常のシステム運用処理を開始する(ステップS405、ステップS406)。
リンクライブラリが格納されているDASD12に障害が発生した場合、例えば、DASD12からの割り込み信号からハードウェア障害等の重大な障害であることを検出すると(ステップS407)、手動によって事前にバックアップしたリンクライブラリを、他の正常なDASD12、又は、予備として情報処理装置1に備えられていたDASD12にインストールして格納する(ステップS408)。
リンクライブラリのバックアップ処理が完了すると、CPUは、図2及び図3に示した第1のリンクライブラリ管理表10bに格納されている障害が発生したDASD12に格納されているリンクライブラリの管理情報を、一時退避する(ステップS409)。
そして、CPUは、ステップS409で一時退避したリンクライブラリの管理情報についての第2のリンクライブラリ管理表10cに格納されている予備リンクライブラリの管理情報を、同じくステップS409で一時退避したリンクライブラリの管理情報が格納されていた第1のリンクライブラリ管理表10bの領域にコピーする(ステップS410)。
さらに、ステップS409で一時退避したリンクライブラリの管理情報を、ステップS410における予備リンクライブラリの管理情報が格納されていた第2のリンクライブラリ管理表10cの領域にコピーする(ステップS411)。
ステップS409からステップS411の処理によって、リンクライブラリのオープン環境の復旧処理が完了すると、CPUは、処理の異常終了によるリトライ処理等の処理を再開し、通常のシステム運用を開始する(ステップS412)。
以上の処理によって、第1のリンクライブラリ管理表10bにおける障害が発生したDASDに格納されているリンクライブラリの管理情報を、第2のリンクライブラリ管理表10cにおける障害が発生したDASDに格納されているリンクライブラリと同一のリンクライブラリであって、予備のDASDに格納されているリンクライブラリについての管理情報に置き換えることができる。
したがって、DASDに障害が発生した場合であっても、IPL等によって、システムを再起動することなく、リンクライブラリのオープン環境を復旧(再構築)することが可能となる。
また、本実施例においては、共通予備DASDとして共通予備DASD12cのみを使用しているが、これに限定するものではなく、複数の共通予備DASDを使用してもよい。
本実施例に係る実施例の原理図を示す図である。 本実施例に係るリンクライブラリのオープン環境についての構成例の主要部を示す図である。 本実施例に係るDASDに障害が発生した場合のリンクライブラリのオープン環境についての動的変更例の主要部を示す図である。 図3に示した処理の詳細を示すフローチャートである。 リンクライブラリのオープン環境についての構成例の主要部を示す図である。
符号の説明
1 情報処理装置
2 DASD
3 リンクライブラリ
4 リンクライブラリ管理手段
5 管理手段変更手段
6 障害検出手段
7 リンクライブラリ退避手段
9 データ管理表
10 リンクライブラリ管理表
10a ヘッダ部
10b 第1のリンクライブラリ管理表
10c 第2のリンクライブラリ管理表
11 装置管理表
11a 第1の装置管理表
11b 第2の装置管理表
12 DASD
12a ボリュームX
12b ボリュームY
12c ボリュームZ
13a リンクライブラリA〜C
13b リンクライブラリD〜E

Claims (3)

  1. ータの読み出し処理に用いる前記データの格納先情報として、前記データを格納する記憶装置の前記データの格納先アドレスを設定して、主記憶装置に記憶させるとともに、前記データを格納する前記記憶装置とは異なる他の記憶装置のアドレスを前記主記憶装置に記憶させ、
    前記データを格納する前記記憶装置が故障した場合に、前記主記憶装置に記憶された前記他の記憶装置のアドレスを用いて、前記他の記憶装置のアドレスによって示される格納先に前記データを格納し、
    前記主記憶装置に記憶された前記他の記憶装置のアドレスを用いて、前記主記憶装置に記憶された前記データの格納先情報を、前記他の記憶装置のアドレスに更新する
    処理を実行するコンピュータ
  2. 記データを格納する前記記憶装置が故障した場合、前記主記憶装置に記憶された前記データの格納先アドレスを複製した後に、前記データの格納先情報を、前記他の装置のアドレスに更新する
    処理を実行する請求項1に記載のコンピュータ
  3. イブラリの読み出し処理に用いる前記ライブラリの格納先情報として、前記ライブラリを格納する記憶装置の前記ライブラリの格納先アドレスを設定して、オペレーティング・システムを起動する際に、前記ライブラリの格納先情報を主記憶装置に記憶させるとともに、前記ライブラリを格納する前記記憶装置とは異なる他の記憶装置のアドレスを前記主記憶装置に記憶させ、
    前記ライブラリを格納する前記記憶装置が故障した場合に、前記主記憶装置に記憶された前記他の記憶装置のアドレスを用いて、前記他の記憶装置のアドレスによって示される格納先に前記ライブラリを格納し、
    前記主記憶装置に記憶された前記他の記憶装置のアドレスを用いて、前記主記憶装置に記憶された前記ライブラリの格納先情報を、前記他の記憶装置のアドレスに更新する
    処理を実行するコンピュータ
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