JP2008131603A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】STRモード中の省エネ効果低減を防止した画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】STRモード中に、サブCPUの暴走を検知し、暴走からの復帰を行い、光学系の補正動作が必要か否かを判断するためのエンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納させることにより、STRモード時のセンサー電源が常にON状態になることを回避するので、STRモード中の省エネ効果低減を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
図5は、画像処理装置としての画像形成装置の従来例を示す構成例である。
画像形成装置100は、複数の機器で構成されている。
CPU101は、画像形成装置のシステム全体を制御する中央演算処理装置である。ブートROM102は、電源投入時に最初に実行されるブートプログラムが格納されるメモリである。RAM105は、ワークメモリであって、機器の制御プログラム等がロードされる記憶装置である。オペレーションパネルコントローラ106は、入力装置107及び表示装置108を制御する装置である。入力装置107は、マウス、キーボード等の装置である。表示装置108は、操作内容等を表示する装置である。プリンタエンジン109は、画像を出力する装置である。スキャナー110は、原稿中の画像を読み取る装置である。ネットワークI/F111は、他のネットワークとのインターフェース用の装置であり、バス112に接続された機器とのデータ通信を行う装置である。バス112は、機器間のデータ通信を行うための伝送路である。
このように、画像形成装置においてはブートプログラムの格納にはブートROM102が用いられる。
図6は、図5に示した画像形成装置に用いられるブートROMの構成例である。
図6に示すブートROM200は、ブートプログラム210、制御プログラム220を格納している。ブートプログラム210は、図5に示すCPU101が、起動時に、最初に実行するプログラムである。制御プログラム220は、画像形成装置を構成する機器を制御するプログラムである。
この種の画像形成装置は、STR(Suspend to Ram)モードを採用しているものがある。このSTRモードは、例えば、コンピュータを休眠状態にして電力消費を抑える「サスペンド」の形態の一つで、現在の状態をメモリに保存したまま、CPUやハードディスク等、殆どのデバイスへの電源供給を停止することにより省エネを行うモードである(例えば、特許文献1〜6参照)。
特開2005−269103号公報 特開2005−278110号公報 特開2005−303978号公報 特開2006−126987号公報 特開2006−155391号公報 特開2006−252482号公報
ところで、上述した従来技術はメインCPUの他、STRモード中にも作動するサブCPUを有しているが、STRモード中にサブCPUが暴走した場合、STRモード時のセンサー電源のON/OFF機能や高速起動制御が正常に機能しなくなり、STRモード時のセンサー電源が常にON状態となってしまい、省エネ効果を低減させる要因となったり、STRモードからのリブート動作でエンジン側の補正機能が正常に働かなかったりすることがあった。
そこで、本発明の目的は、STRモード中の省エネ効果低減を防止した画像処理装置及び画像処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明は、STRモード中にサブCPUの暴走を検知する手段と、復帰させる手段と、エンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納する手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、STRモード中に、サブCPUの暴走を検知し、暴走からの復帰を行い、光学系の補正動作が必要か否かを判断するためのエンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納させることにより、STRモード時のセンサー電源が常にON状態になることを回避するので、STRモード中の省エネ効果低減を防止することができる。
請求項2記載の発明は、当該装置を構成する機器の制御プログラムが格納されている補助記憶装置と、前記補助記憶装置から読み出された前記制御プログラムが格納されるRAMと、前記補助記憶装置から前記RAMへ前記制御プログラムを転送するフラグとブートプログラムとが格納されているブートROMと、前記装置の起動時に前記フラグをチェックし、そのチェック結果に基づき、前記制御プログラムの前記RAMへの転送を行うSTRモード中に、サブCPUの暴走を検知する手段と、前記暴走からの復帰を行う手段と、光学系の補正動作が必要か否かを判断するためのエンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納させる手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、STRモード中に、サブCPUの暴走を検知し、暴走からの復帰を行い、光学系の補正動作が必要か否かを判断するためのエンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納させることにより、STRモード時のセンサー電源が常にON状態になることを回避するので、STRモード中の省エネ効果低減を防止することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記リブート時にエラーフラグを検出する手段を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、リブート時にエラーフラグを検出することにより、リブートで起動したのか正常復帰や電源投入で復帰したのか判断することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の発明において、サブCPUの暴走でリブートしたと判断した場合には、前記不揮発性メモリの高速起動用情報を参照して、画像を出力するエンジン制御部の補正動作を実施するか否かを判断する手段を備えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、不揮発性メモリの高速起動用情報を参照して、画像を出力するエンジン制御部の補正動作を実施するか否かを判断することにより、補正動作が不要な場合は高速起動モードで立ち上がり、補正動作が必要な場合にはエンジン制御部の補正処理が適切に行われる。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の発明において、画像を出力するエンジン制御部のエンジンJOB終了時の時刻とSTRモード移行時の時刻とリブート時の時刻とを不揮発性メモリに格納する手段を備えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、画像を出力するエンジン制御部のエンジンJOB終了時の時刻とSTRモード移行時の時刻とリブート時の時刻とを不揮発性メモリに格納する手段を備えたことにより、異常履歴情報を格納することができる。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項記載の発明において、リブート時に操作部上にエラーコード、エラー時刻、及び異常履歴情報を表示する手段を備えたことを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、リブート時に操作部上にエラーコード、エラー時刻、及び異常履歴情報を表示する手段を備えたことにより、ユーザーにシステム異常が発生して再起動が発生したことを通知することができる。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項記載の発明において、リブート時にネットワークに接続されたサーバーや端末機にエラーコード、エラー時刻、及び異常履歴情報を通知する手段を備えたことを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、リブート時にネットワークに接続されたサーバーや端末機にエラーコード、エラー時刻、及び異常履歴情報を通知する手段を備えたことにより、ユーザーやシステム管理者が、システム異常が発生して再起動が発生したことを把握することができる。
請求項8記載の発明は、STRモード中にサブCPUの暴走を検知し、復帰させ、エンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納することを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、STRモード中に、サブCPUの暴走を検知し、暴走からの復帰を行い、光学系の補正動作が必要か否かを判断するためのエンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納させることにより、STRモード時のセンサー電源が常にON状態になることを回避するので、STRモード中の省エネ効果低減を防止することができる。
請求項9記載の発明は、当該装置を構成する機器の制御プログラムを補助記憶装置に格納し、前記補助記憶装置から読み出された前記制御プログラムをRAMに格納し、前記補助記憶装置から前記RAMへ前記制御プログラムを転送するフラグとブートプログラムとをブートROMに格納し、前記装置の起動時に前記フラグをチェックし、そのチェック結果に基づき、前記制御プログラムの前記RAMへの転送を行うSTRモード中に、サブCPUの暴走を検知し、前記暴走からの復帰を行い、光学系の補正動作が必要か否かを判断するためのエンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納させることを特徴とする。
請求項9記載の発明によれば、STRモード中に、サブCPUの暴走を検知し、暴走からの復帰を行い、光学系の補正動作が必要か否かを判断するためのエンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納させることにより、STRモード時のセンサー電源が常にON状態になることを回避するので、STRモード中の省エネ効果低減を防止することができる。
本発明によれば、STRモード中に、サブCPUの暴走を検知し、暴走からの復帰を行い、光学系の補正動作が必要か否かを判断するためのエンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納させることにより、STRモード時のセンサー電源が常にON状態になることを回避するので、STRモード中の省エネ効果低減を防止することができる。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る画像処理方法を適用した画像処理装置の一実施の形態を示すブロック図である。
図1に示す画像処理装置は、主にエンジン制御部10と、操作部15と、コントローラ制御部20とで構成されている。
エンジン制御部10では、図示しない原稿画像を読み取るスキャナー制御部11と、スキャナー部制御11で読み取った画像を印字したり、コントローラ制御部20から転送される画像データを印字するプロッター制御部12と、図示しない印字用紙を給紙したり、印字された印字用紙を排出したりする周辺機制御部13と、エンジン制御部10やコントローラ制御部20を含む本装置の電源供給制御を行うPSU(Power Supply Unit)部14とで構成される。13aはセンサーである。
ここで、STRモードではサブCPU32b及び一部のデバイス以外の電源はOFFされている状態であり、外部からの印刷起動や復帰要因をサブCPU32bが監視している。サブCPU32bを備えたASICは、STR時の省エネ効果を上げるためにセンサー電源(圧版開閉センサーや原稿セットセンサー)やLED電源の供給を周期的にON/OFFできるような制御を行っている。サブCPU32bを備えたASICは、エンジン駆動系を高速に立ち上げるための高速起動制御信号を備えており、このSTRモードでサブCPU32bが暴走してしまうとSTRモード時のセンサー電源のON/OFF機能や高速起動制御が正常に機能しなくなり、STRモード時のセンサー電源が常にON状態となってしまう場合には省エネ効果を低減させる要因となり、STRモードからのリブート動作でエンジン側の補正機能が正常に働かないことが考えられる。
本システムでは、サブCPU32bの暴走を検知する手段を設け、システム異常から自動復帰することで、STRモード中の省エネ効果低減を防ぐことができる。また、本システムでは、不揮発性メモリ33へ高速起動用情報を格納し、リブート時の参照データとして用いることで、高速起動用のデータを損失することなくエンジン制御部10の補正処理が適切に行われ、システムが正常に起動させることを特徴とする。
コントローラ制御部20は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)22、ノースチップ(North chip)24、サウスチップ(South chip)27、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)1(32)、及びASIC2(23)等の主要デバイスで構成されている。
CPU22は、本コントローラ制御部20のメインシステムを制御するCPUであり、Northchip24と接続されている。Northchip24は、Southchip27やDDR2(メモリ)25やASIC2(23)間で制御される。DDR2(メモリ)25では、実行プログラムの作業領域や画像データを処理する領域として使用される。ブートロムBootRom26ではコントローラ制御部20の基本動作を制御するための基本的なプログラムが格納されており、電源立ち上げ時のブートプログラムとして動作する。Southchip27はメインシステムのマネージメント機能やBootRom26を制御するBootRom制御やUSB(Universal Serial Bus) HostをUSB Host I/F28を介して制御する制御機能を備えている。
USB Controller29は、本装置のメインシステムプログラムが格納されているNAND Flash(メモリ)31と接続される。ASIC2(23)では、エンジン制御部10との通信を行い、互いの制御部のステータス確認や画像データ転送制御を行っている。
また、ASIC2(23)では、エンジン制御部10からのスキャンデータや外部I/F(Option Board I/F30)経由で入力されるプリントデータを処理するASICであり、画像データを圧縮・伸張したり、変倍したりする機能を有する。
ハードディスクドライバHDD21では、エンジン制御部10からのスキャンデータや後述の外部I/F経由で入力されるプリントデータを前出のASIC2(23)にて画像処理された後に格納される。
ASIC1(32)は、サブ(Sub)CPU32b、ウオッチドッグ(WD32a)、RTC(Real Time Clock)機能を有するRTC34を備え、かつ、EEPROM35や不揮発性メモリ33やNOR FLASH(メモリ)36やSD(Standard Digital)カード用のSD CARD I/F37を介して行うI/O制御及びUSB Device I/F38、ネットワークのPHY制御を備えるASICである。尚、ネットワークとの接続はPHY39及びNetworkI/F40を介して行われる。
また、ASIC1(32)は操作部15との通信制御やエンジン制御部10との省エネ制御を行う機能も有する。EEPROM35はMACアドレスを格納し、不揮発性メモリ33はユーザーコードなどの情報を格納し、NOR FLASH36ではサブCPU32bのプログラムが格納されている。SDは本コントローラ制御部20の各プログラムが格納されているBoot Rom26やNAND Flash31やNOR FLASH36へのプログラムのダウンロードやバージョンアップの手段として用いられたり、各アプリケーションソフトやエミュレーションソフトとして用いられたりする。
本画像処理装置では、各省エネモードを有しており、スタンバイモード、エンジンOFFモード、STRモード、コントローラOFFモードを有する。
スタンバイモードは、エンジン制御部10、コントローラ制御部20共に電源が全てONされている状態で、直ぐに各動作(コピー動作、スキャナー動作、プリント動作)が可能なモードである。
エンジンOFFモードは、エンジン制御部10の電源がOFF、コントローラ制御部20の電源がONされている状態で、本装置と外部機器との間でステータス状態通知などのやりとりが行えるモードである。
STRモードは、エンジン制御部10の電源がOFF、コントローラ制御部20の一部の電源以外はOFFにさせている状態で、USB device I/F38やネットワーク(Network)I/F40を経由して接続される外部機器からのプリント要求が受け付けられる低電力モードである。
すなわち、STRモード中においては、センサー13a、PSU部14の一部、LED電源キー15a、DDR2(25)、USB Controller29、South Chip27の一部、NAND Flash31、RTC34、ASIC1(32)、不揮発性メモリ33、NOR FLASH36、USB Device I/F38、PHY39、及びNetwork I/F40のみ作動する。
コントローラOFFモードは、エンジン制御部10の電源がOFF、コントローラ制御部20のSouth chip27とASIC1(32)以外の電源がOFFされている状態であって、STRモードよりも更に低電力なモードであり、操作部15に設けられているLED電源キー15aやSDカード挿入や圧版開閉やADF(Auto Document Feeder)への原稿セット等の動作で本省エネから復帰する。
省エネモード中から復帰するシーケンスの中でエンジン制御部10のプロセス系、光学系の補正動作が必要かどうかを判断させる為の高速起動用信号SG3がASIC1(32)より送出される。
コントローラ制御部20のシステムが立ち上がる前に、この高速起動用信号SG3にてプロセス系及び光学系の補正動作の必要性の判断ができ、補正動作が開始できる。つまり、エンジン制御部10とコントローラ制御部20との間の通信確立後に補正動作するよりも早く開始することができるため、本装置がより早く省エネ中から復帰することができる。
STRモード中から復帰シーケンスの中でもこのように高速起動用信号SG3が送出されるが、STRモード中にASIC1(32)内のサブCPU32bが何らかの影響で暴走した場合には、STRモード中から復帰ができなかったり、復帰したとしても高速起動用信号レベルの信頼性が損なわれていたりするおそれがあり、プロセス系や光学系の不要な補正動作を行ったり、又はその逆で補正動作が必要なのにできなかったりする状況がありえる。
また、STRモード中に更に電力を下げる為に圧版開閉のセンサー電源やADFへの紙セットセンサー電源やLED電源への供給を周期的にON/OFFさせる機能もASIC1(32)で備えているが、STRモード中にASIC1(32)内のサブCPU32bが何らかの影響で暴走した場合には、省エネ効果を低減させる要因となる可能性がありえる。
高速起動用信号SG3とは、エンジン制御部10のジョブ終了時点からの経過時間がある設定時間よりも長いか短いかを判定して送出する信号である。尚、SG1は操作制御信号であり、SG2はサブCPUリブート検出信号であり、SG4は省エネ制御信号である。
請求12の説明を以下に示す。
ASIC1(32)では、WD機能が内蔵されており、STRモード中にサブCPU32bが正常に動作しているかを監視している。サブCPU32bが何らかの影響で暴走した場合には、WD機能が作動してSouth Chip27に対して割り込み信号を発生した後、本体のメインリセットが発生し、コントローラ制御部20のメインシステムをリブートさせる。
図2に、図1に示した画像処理装置におけるSTRモード移行時及びSTRモード中のフロー図を示す。
エンジン制御部10のジョブ終了毎に、ジョブ終了時刻データを不揮発性メモリ33に格納する(ステップS10)。
次に、エンジン制御部10及びコントローラ制御部20がSTR移行可能かどうかを判断して(ステップS11)、STR移行可能な場合(ステップS11/YES)にはSTR移行時の時刻データを不揮発性メモリ33に格納後(ステップS12)、STRに移行する(ステップS13)。STR移行可能でない場合(ステップS11/NO)には待機する。
STRモード中はWD機能にてサブCPU32bの動作を監視する(ステップS14)。サブCPU32bが暴走しないときは待機し(ステップS14/NO)、サブCPU32bが暴走した場合(ステップS14/YES)には、ASIC1(32)内のエラーレジスタのエラーフラグがセットされると同時にサブCPUブート検出信号SG2のレベルが変化して(Low→High:ステップS15)、South Chip27に対して割り込み信号を発生した後、本体のメインリセットが発生し、コントローラ制御部20のメインシステムをリブートさせる(ステップS16)。
図3に、図1に示した画像処理装置におけるリブート時のフロー図を示す。
まず、ASIC1(32)内のサブCPUエラーレジスタにアクセスし(エラーフラグレジスタを読み込み:ステップS20)、エラービットが立っているかどうか(エラーフラグが有るか否か)を判断し(ステップS21)、エラービットが立っていない場合(ステップS21/NO)は、サブCPUリブート検出信号(L)を検出し(ステップS29)、高速起動制御信号SG3がアサートされているかどうかを判断し(ステップS30)、アサートされている場合(ステップS30/YES)はエンジン制御部10のプロセス系・光学系の補正動作を開始する。
エラービットが立っている場合は(ステップS21/YES)、サブCPUリブート検出信号(H)を検出し(ステップS22)、サブCPUエラーレジスタのエラービットをクリアする(ステップS23)。
エラービットをクリアすると(ステップS23)、クリアと同時にサブCPUリブート検出信号SG2のレベルが変化する(High→Low:ステップS24)。
次に、不揮発性メモリ33より時刻データXを読み出し(ステップS25)、RTCより読み出した現在時刻データZと時刻データXとから、JOB終了時から現在までの経過時間Tを算出し(ステップS26)、予め操作部15等で設定されている設定値と経過時間Tとを比較する(ステップS27)。
経過時間Tが設定値よりも大きい場合(ステップS27/YES)にはエンジン制御部10のプロセス系・光学系の補正動作が行われ(ステップS28)、経過時間Tが設定値よりも小さい場合(ステップS27/NO)には補正動作が行われず、リブート動作が完了される。
ここで、エラービットが立っている場合(ステップS21/YES)には、操作部15上にエラーコード、エラー時刻及び異常履歴情報を表示し、サブCPU異常によりリブートして本装置が立ち上がったことを通知する。また、エラービットが立っている場合(ステップS21/YES)には、ネットワークI/F40を介して外部機器へエラーコード、エラー時刻及び異常履歴情報を表示し(図4参照)、サブCPU異常によりリブートして本装置が立ち上がったことを通知する。
尚、図4は、図1に示した画像処理装置における異常履歴情報の一例である。
作用効果
(請求項1、2、8、9)STRモードではサブCPU及び一部のデバイス以外の電源はOFFされている状態であり、外部からの印刷起動や復帰要因をサブCPUが監視している。サブCPUを備えたASICは、STR時の省エネ効果を上げるためにセンサー電源(圧版開閉センサーや原稿セットセンサー)やLED電源の供給を周期的にON/OFFできるような制御を行っている。サブCPUを備えたASICは、エンジン駆動系を高速に立ち上げるための高速起動制御信号を備えており、このSTRモードでサブCPUが暴走してしまうとSTRモード時のセンサー電源のON/OFF機能や高速起動制御が正常に機能しなくなり、STRモード時のセンサー電源が常にON状態となってしまう場合には省エネ効果を低減させる要因となったり、STRモードからのリブート動作でエンジン側の補正機能が正常に働かなかなったりすることが考えられる。
本システムでは、サブCPUの暴走を検知する手段を設け、システム異常から自動復帰することで、STRモード中の省エネ効果低減を防ぐことができる。また、本システムでは、不揮発性メモリへ高速起動用情報を格納し、リブート時の参照データとして用いることで、高速起動用のデータを損失することなくエンジン部の補正処理が適切に行われ、システムが正常に起動させることができる。
(請求項3)リブート時にエラーフラグを検出する手段を備えることで、リブートで起動したのか又は正常復帰や電源投入で起動したのか判断させることができる。
(請求項4)エンジン部の補正動作を実施するかどうかを判断する手段を備えることで、補正動作が不要な場合は高速起動モードで立ち上がり、補正動作が必要な場合にはエンジン部の補正処理が適切に行うことができる。
(請求項5)エンジンJOB終了時刻とSTR移行時の時刻とリブート時の時刻の履歴情報とを不揮発性メモリに格納する手段を設けることで、異常履歴情報を格納することができる。
(請求項6)本装置の操作部に表示する手段を設けることで、ユーザーにシステム異常が発生して再起動が発生したことを通知させることができる。
(請求項7)本装置のネットワークI/Fを経由してネットワークに接続されたサーバーや端末機に通知する手段を設けることで、ユーザーやシステム管理者にシステム異常が発生して再起動が発生したことを通知させることができる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
本発明に係る画像処理方法を適用した画像処理装置の一実施の形態を示すブロック図である。 図1に示した画像処理装置におけるSTRモード移行時及びSTRモード中のフロー図を示す。 図1に示した画像処理装置におけるリブート時のフロー図を示す。 図1に示した画像処理装置における異常履歴情報の一例である。 図4に示した画像形成装置に用いられるブートROMの構成例である。 図5に示した画像形成装置に用いられるブートROMの構成例である。
符号の説明
10 エンジン制御部
11 スキャナー制御部
12 プロッター制御部
13 周辺機制御部
13a センサー
14 PSU部
15 操作部
15a LED電源キー
20 コントローラ制御部
21 HDD
22 CPU
23 ASIC2
24 North Chip
25 DDR2
26 Boot Rom
27 South Chip
28 USB Host I/F
29 USB Controller
30 Optiotion Board I/F
31 NAND Flash
32 ASIC1
33 不揮発性メモリ
34 RTC
35 EEPROM
36 NOR FLASH
37 SD CARD I/F
38 USB Device I/F
39 PHY
40 Network I/F

Claims (9)

  1. STRモード中にサブCPUの暴走を検知する手段と、復帰させる手段と、エンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納する手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 当該装置を構成する機器の制御プログラムが格納されている補助記憶装置と、
    前記補助記憶装置から読み出された前記制御プログラムが格納されるRAMと、
    前記補助記憶装置から前記RAMへ前記制御プログラムを転送するフラグとブートプログラムとが格納されているブートROMと、
    前記装置の起動時に前記フラグをチェックし、そのチェック結果に基づき、前記制御プログラムの前記RAMへの転送を行うSTRモード中に、サブCPUの暴走を検知する手段と、
    前記暴走からの復帰を行う手段と、
    光学系の補正動作が必要か否かを判断するためのエンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納させる手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記リブート時にエラーフラグを検出する手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. サブCPUの暴走でリブートしたと判断した場合には、前記不揮発性メモリの高速起動用情報を参照して、画像を出力するエンジン制御部の補正動作を実施するか否かを判断する手段を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像処理装置。
  5. 画像を出力するエンジン制御部のエンジンJOB終了時の時刻とSTRモード移行時の時刻とリブート時の時刻とを不揮発性メモリに格納する手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像処理装置。
  6. リブート時に操作部上にエラーコード、エラー時刻、及び異常履歴情報を表示する手段を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項の画像処理装置。
  7. リブート時にネットワークに接続されたサーバーや端末機にエラーコード、エラー時刻、及び異常履歴情報を通知する手段を備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の画像処理装置。
  8. STRモード中にサブCPUの暴走を検知し、復帰させ、エンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納することを特徴とする画像処理方法。
  9. 当該装置を構成する機器の制御プログラムを補助記憶装置に格納し、
    前記補助記憶装置から読み出された前記制御プログラムをRAMに格納し、
    前記補助記憶装置から前記RAMへ前記制御プログラムを転送するフラグとブートプログラムとをブートROMに格納し、
    前記装置の起動時に前記フラグをチェックし、そのチェック結果に基づき、前記制御プログラムの前記RAMへの転送を行うSTRモード中に、サブCPUの暴走を検知し、
    前記暴走からの復帰を行い、
    光学系の補正動作が必要か否かを判断するためのエンジン高速起動用情報を不揮発性メモリに格納させることを特徴とする画像処理方法。
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