JP2004195737A - 画像形成装置 - Google Patents

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義久 鎌田
Takao Kurohata
貴夫 黒畑
Katsuichi Nakamura
勝一 中村
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Abstract

【課題】本発明の課題は、設定情報等の画像形成装置の駆動に関する情報のバックアップを適切なタイミングにて実行すると共に、これらの情報を確実に保護して、情報が消失した場合であっても容易に情報を復帰させる。
【解決手段】画像形成装置1は、メンテナンスマンの指示又は自動バックアップモードの設定により、画像形成装置1に備える不揮発メモリ112に記憶された不揮発データを読み出して、記憶部119又は記憶部205に記憶させ、不揮発データのバックアップを行う。また、自動バックアップモードにおいて、不揮発データのバックアップを行う際に、不揮発データに異常が発生しているか否かを判別し、不揮発データが正常である場合に不揮発データのバックアップを行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データのバックアップ機能を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置は、ユーザの使用形態に応じて多様な機能を実現するため、種々の設定情報、調整値、カウンタ、バックアップデータ等を更新可能に記憶する不揮発メモリを備えている。そして、画像形成装置は、この不揮発メモリに記憶された各種情報に基づいて、画像形成装置の動作を制御する。このような画像形成装置では、不具合等により不揮発メモリに記憶された情報が消えてしまった場合、不具合から復旧後、画像形成装置の再調整やユーザが設定した内容の再入力を行い、不揮発メモリに記憶されていた情報の復元を行っていた。しかしながら、画像形成装置の駆動に伴って常に更新されるカウンタ等の情報を再現することは困難であり、完全な情報の復元は殆ど不可能であった。
【0003】
そこで、近年では、ユーザにより設定されたユーザ設定情報を通信回線を介してホスト装置に送信し、ホスト装置にてユーザ設定情報をバックアップする画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、省エネモード移行時及び省エネモードからの復帰時に、第1格納部に格納されたデータを他の格納部に格納することで、省エネモード中に電源が供給されているデバイスが不具合を起こしても正常なデータを他の格納部から読み出して復元が可能な画像形成装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−224368号公報
【特許文献2】
特開2002−67449号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した画像形成装置においては、例えば、通信回線を介してユーザ設定情報をホスト装置に送信してバックアップを取る場合、画像形成装置の他に別途ホスト装置を備える必要がありコストが係るという問題があった。また、通信回線を介してユーザ設定情報を送信することから、セキュリティ上の問題や、通信に時間及びコストが係るという問題があった。
【0006】
また、省エネモードの移行時及び省エネモードの復帰時に他の格納部にデータの格納を行う場合、省エネモードの度にデータの書き込みを行われ、処理が煩雑になる場合があった。また、データの格納タイミングが省エネモードに限られるため、画像形成装置が頻繁に使用され、省エネモードに移行しない場合は、データのバックアップが殆ど行われない。このため、画像形成装置を使用中に不具合が発生した場合、重要なデータが失われてしまうという問題があった。
【0007】
さらに、従来の画像形成装置においては、不揮発メモリに記憶された情報のバックアップを行う際に、バックアップする情報が正常な情報であるか否かをチェックすることなく情報のバックアップを行っていた。したがって、バックアップを行った情報に異常があった場合、バックアップした情報を不揮発メモリに復元した際に、画像形成装置が正常に動作しないことにより、初めてバックアップした情報に異常があったことに気付く場合が殆どであり、確実な情報のバックアップが行えないという問題があった。
【0008】
本発明の課題は、設定情報等の画像形成装置の駆動に関する情報のバックアップを適切なタイミングにて実行すると共に、これらの情報を確実に保護して、情報が消失した場合であっても容易に情報を復帰させることができる画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
画像形成装置の駆動に関する情報を更新可能に記憶する不揮発メモリと、各種指示を入力する入力部とを備える画像形成装置において、
前記不揮発メモリに記憶された情報をバックアップデータとして記憶する記憶部と、
前記入力部の指示により調整モードが設定された場合、前記入力部からの指示に応じて、前記不揮発メモリに記憶された情報を読み出して、前記記憶部にバックアップデータとして記憶させる制御を行い、前記入力部の指示により自動バックアップモードが設定された場合、所定時間毎に前記不揮発メモリに記憶された情報を読み出して、前記記憶部にバックアップデータとして記憶させる制御を行う制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0010】
したがって、例えば、調整モードにおいてメンテナンスマンの指示により、不揮発メモリに記憶された画像形成装置の駆動に関する情報をバックアップデータとして記憶部に記憶させておくことができる。これにより、不揮発メモリに不具合が生じ、情報が破壊されてしまった場合であっても、記憶部に記憶させた情報を読み出して、容易に情報を復元することができる。また、自動バックアップモードにおいて、所定時間毎に不揮発メモリに記憶された情報を記憶部にバックアップデータとして記憶させることができるため、画像形成装置の駆動に伴って更新される情報も記憶部に保存させることができる。これにより、重要な情報の損失を防いで、画像形成装置の運用を確実に行うことができる。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の画像形成装置において、
前記不揮発メモリから読み出された情報をバックアップデータとして記憶するための複数の記憶部を備え、
前記制御手段は、前記不揮発メモリに記憶されている画像形成装置の駆動に関する情報に基づいて、前記複数の記憶部の中から保存先を選択して、前記不揮発メモリから読み出された情報をバックアップデータとして記憶させる制御を行うことを特徴とする。
【0012】
したがって、画像形成装置に複数の記憶部が備えられている場合、複数の中から記憶部を選択して保存先に決定することができ、ユーザの使用形態に応じて複数の記憶部を有効に利用することができる。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、前記不揮発メモリに記憶された情報に異常があるか否かを判別し、前記不揮発メモリに記憶された情報に異常がある場合に、当該情報を記憶部に記憶させない制御を行うことを特徴とする。
【0014】
したがって、不揮発メモリに記憶されている情報に異常があるか否かを確認し、この情報に異常がある場合に記憶部に記憶させないため、不必要な情報がバックアップデータとして記憶部に記憶されてしまうことがない。また、不揮発メモリに記憶されている情報の異常の有無を確認することにより、不揮発メモリの不具合を速やか発見して、迅速に不具合に対応することができる。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
表示部を備え、
前記制御手段は、前記不揮発メモリに記憶された情報に異常があった場合に、当該情報に異常があることを示す警告情報を生成して、前記表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする。
【0016】
したがって、不揮発メモリに記憶された情報に異常があった場合、速やかにユーザに異常を知らせることができ、発生した不具合に迅速に対応することができる。これにより、画像形成装置を常に正常に運用させることができ、ユーザの利益機会の損失を最小限に抑えて、顧客満足度を向上させることができる。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、前記入力部から入力される指示に応じて、前記記憶部に記憶されたバックアップデータを読み出して、前記不揮発メモリに記憶させる制御を行うことを特徴とする。
【0018】
したがって、不揮発メモリに記憶された情報が破壊されてしまった場合でも、記憶部に記憶された情報を読み出して、不揮発メモリに記憶させることができるため、容易に情報の復元を行うことができる。これにより、画像形成装置のメンテナンスに係る労力を大幅に軽減して、業務効率を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0020】
まず、本実施の形態の構成を説明する。図1は、本実施の形態における画像形成装置1の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置1は、制御部11、スキャナ部12、入力部13、プリンタ部14を備える本体と、コントローラ部20を備えて構成され、本体とコントローラ部20は、PCIバスにより接続されている。
【0021】
まず、制御部11は、制御手段としてのCPU111、不揮発メモリ112、画像メモリ113、DRAM制御IC114、読み取り処理部115、圧縮IC116、伸長IC117、書き込み処理部118、記憶部119を備えて構成されており、入力部13から入力される指示に応じて、スキャナ部12、コントローラ部20から入力される画像データに所定の処理を施して、プリンタ部14に出力する。
【0022】
制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)111は、後述する記憶部119に記憶される各種制御プログラムを読み出して、該制御プログラムに従って、画像形成装置1を構成する各部の動作を集中制御する。具体的に、CPU111は、DRAM制御IC114、スキャナ制御部122、入力制御部132、プリンタ制御部142等の各制御部を統括して制御することにより、画像形成装置全体の制御を行う。
【0023】
また、CPU111は、記憶部119から調整モード処理プログラム、自動バックアップ設定処理プログラム、自動バックアップモード処理プログラム、データ破壊チェック処理プログラムを読み出して、後述する調整モード処理(図2参照)、自動バックアップ設定処理(図6参照)、自動バックアップモード処理(図10参照)、データ破壊チェック処理(図11参照)を実行する。なお、各処理の詳細については後述する。
【0024】
不揮発メモリ112は、各種処理プログラムで処理されたデータ等を格納している。また、不揮発メモリ112は、画像形成装置1の駆動に関する情報(以下、「不揮発データ」と呼ぶ)として、画像形成装置1に係る調整値データ、各駆動部に係るカウンタ、ユーザ(メンテナンスマンを含む)により設定される設定情報等を更新可能に記憶している。
【0025】
ここで、画像形成装置1の駆動に関する情報について具体的に説明する。画像形成装置1に係る調整値データは、例えば、印刷用紙サイズに応じたストッパー位置調整値データ、パンチ位置調整値データ、折り位置調整値データ等を含んでいる。各駆動部に係るカウンタは、例えば、印刷用紙サイズ毎にコピーの回数をカウントするコピーカウンタ、スキャナの回数をカウントするスキャナカウンタ、プリントの回数をカウントするプリントカウンタ等を含んでいる。ユーザにより設定される設定情報は、例えば、自動バックアップモードの設定の有無や、不揮発データの保存先等を含んでいる。なお、上述した画像形成装置1の駆動に関する情報は、一例であり、その他種々の画像形成装置1の駆動に関する情報が含まれている。
【0026】
不揮発メモリ112は、CPU111の制御に応じて、後述する記憶部119又はコントローラ20の記憶部205に上述した不揮発データを出力する。また、不揮発メモリ112は、CPU111の制御により、記憶部119又はコントローラ20の記憶部205から入力される不揮発データを記憶する。
【0027】
画像メモリ(DRAM:Dynamic Random Access Memory)113は、圧縮メモリ113a、ページメモリ113bを備えている。圧縮メモリ113aは、スキャナ部12、コントローラ部20から入力され、圧縮ICで圧縮された画像データを一時的に格納する。ここで、圧縮メモリ113aは、圧縮された画像データを格納する領域と、圧縮メモリ113aに取り込まれた後に記憶部に出力される画像データを一時的に格納するための領域を備えている。即ち、圧縮メモリ113aは、ユーザにより入力部13を介して入力、設定される規定値、又はデフォルトで設定されている規定値の容量を除いた領域に圧縮された画像データを格納し、圧縮メモリ113aの残容量が規定値以下になった場合、格納した圧縮画像データを記憶部119に出力する。また、ページメモリ113bは、圧縮されていない画像データ、圧縮された後、伸長された画像データ等を一時的に格納する。
【0028】
DRAM制御IC(Integrated Circuit)114は、CPU111の制御に応じて、画像メモリ113に格納される画像データの入出力、及び圧縮/伸長処理の制御を行う。例えば、スキャナ部12から画像データが入力された場合、圧縮IC116から入力された圧縮済画像データを圧縮メモリ113aに格納させる。また、コントローラ部20から画像データが入力された場合、PCIバスを介して入力される非圧縮画像データをページメモリに一旦格納させ、ページメモリから非圧縮画像データを読み出して圧縮ICに出力し、画像データの圧縮を行わせ、圧縮された画像データを圧縮メモリ113aに格納させる。
【0029】
また、プリンタ部14に画像データを出力する場合、DRAM制御IC114は、圧縮メモリ113aから圧縮された画像データを読み出して伸長IC117に出力し、画像データを伸長させ、伸長された画像データを書き込み処理部118に出力させる。さらに、コントローラ部20に画像データを出力する場合、圧縮メモリ113aから圧縮された画像データを読み出して伸長IC117に出力し、画像データを伸長させ、伸長された画像データをページメモリ113bに一旦格納させる。続いて、ページメモリから伸長された画像データを読み出して、PCIバスを介して、コントローラ部20に伸長された画像データを出力させる。
【0030】
読み取り処理部115は、スキャナ部12のCCD121から入力される原稿に記載されている文字列又は画像の光情報を電気信号(画像データ)に変換して、圧縮IC116に出力する。
【0031】
圧縮IC116は、読み取り処理部115から入力された画像データを圧縮して、DRAM制御IC114に出力する。
伸長IC117は、DRAM制御IC114から入力された圧縮された画像データを可視化するため伸長して、書込み処理部118に出力する。
【0032】
書き込み処理部118は、伸長IC117から入力される伸長済画像データに基づいて、プリンタ部14のLD141を制御して、図示しない感光体ドラム上にレーザビームを照射させ、静電潜像を形成させる。
【0033】
記憶部119は、プログラムやデータ等が予め記憶されている図示しない記録媒体(例えば、HDD:Hard Disk Drive)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。また、この記録媒体は記憶部119に固定的に設けられるもの、もしくは着脱自在に装着するものであり、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0034】
記憶部119は、不揮発メモリ112に記憶された不揮発データのバックアップを行うため、CPU111の制御に応じて、不揮発メモリ112から不揮発データを取得して記憶する。さらに、記憶部119は、CPU111の制御に応じて、記憶した不揮発データを読み出して不揮発メモリ112に出力し、不揮発データの復元を行う。
【0035】
この記憶部119は、バックアップデータを格納するための特定の領域を有しており、例えば、階層化ディレクトリ構造により、不揮発メモリ112から取得された不揮発データに当該取得した日時情報を付帯させたファイル形式にて順次記憶している。記憶部119は、不揮発メモリ112から取得された不揮発データを全て蓄積して記憶する構成であっても良いが、記憶部119の容量を有効に利用するため、所定の期間が経過したファイルから順次削除を行う構成であっても良い。また、不揮発データを更新する毎に、古い不揮発データを消去する構成であっても良い。なお、画像形成装置1の初期設定時の不揮発データは、常に記憶部119に記憶させておくことが好ましい。
【0036】
スキャナ部12は、CCD121、スキャナ制御部122等を備えて構成されている。CCD121は、光電変換機能を有する複数の画素が配列された光電面(図示せず)を有しており、これら複数の画素によって前記原稿面の画像情報を含む光情報を読み取り処理部115に出力する。また、スキャナ制御部122は、CPU111の制御に応じて、CCD121を駆動制御する。
【0037】
入力部13は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等によってなる表示部131を覆うように設けられたタッチパネルを備え、入力制御部132は、電磁誘導式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した座標を位置信号としてCPU111に出力する。
【0038】
プリンタ部14は、赤外レーザ光、LED(Light Emitting Diode)、LD(laser diode)等によってなる光源141を備え、プリンタ制御部142は、光源141の投射光を用いた電子写真方式によって、書込処理部118から入力される画像データを、被画像形成媒体(例えば、印刷用紙等)に転写して排紙出力する。
【0039】
コントローラ部20は、コントローラ制御CPU201、DRAM制御IC202、画像メモリ(DRAM)203、LAN I/F204、記憶部205等を備えて構成されている。コントローラ部20は、ネットワークNを介してパーソナルコンピュータ、ファクシミリ等から受信した画像データを画像メモリ203に一旦記憶した後、制御部11に画像データを出力して画像形成可能なデータに変換し、プリンタ部14にて画像形成を行わせる。
【0040】
コントローラ制御CPU201は、図示しないROMに記憶される各種制御プログラムを読み出して、該制御プログラムに従って、コントローラ部20を構成する各部の動作を集中制御する。
【0041】
DRAM制御IC202は、コントローラ制御CPU201の制御に応じて、画像メモリ203に格納される画像データの入出力の制御を行う。具体的に、DRAM制御IC202は、LAN I/F204を介して入力される画像データ又は制御部11からPCIバスを介して入力される画像データを画像メモリ203に格納する。また、画像メモリ203に格納された画像データをLAN I/F204に出力して他機器に送信させる。さらには、PCIバスを介して制御部11に出力して、画像形成を行わせる。
【0042】
画像メモリ203は、ネットワークNを介してLAN I/F204から入力される画像データ、又はPCIバスを介して制御部11から入力される画像データを一時的に格納する。
【0043】
LAN I/F204は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、あるいはインターネット等のネットワークNに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェイスであり、ネットワークNを介して入力される画像データをDRAM制御IC202に出力すると共に、DRAM制御IC202から出力される画像データを、ネットワークNを介して他機器に送信する。
【0044】
記憶部205は、プログラムやデータ等があらかじめ記憶されている図示しない記録媒体(例えば、HDD)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。また、この記録媒体は記憶部17に固定的に設けられるもの、もしくは着脱自在に装着するものであり、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0045】
また、記憶部205は、不揮発メモリ112に記録された不揮発データのバックアップを行うため、CPU111の制御に応じて、不揮発メモリ112から不揮発データを取得して記憶する。さらに、記憶部205は、制御部11の制御に応じて、記憶した不揮発データを読み出して、不揮発メモリ112に出力し、不揮発データの復元を行う。
【0046】
記憶部205は、バックアップデータを格納するための特定の領域を有しており、不揮発メモリ112から取得された不揮発データをファイル形式にて順次記憶する。また、記憶部205は、不揮発メモリ112から取得された不揮発データを蓄積して記憶する構成であっても良いが、記憶部119の容量を有効に利用するため、所定の期間が経過したファイルから順次削除を行う構成であっても良い。或いは、不揮発データを更新する毎に、古い不揮発データを消去する構成であっても良い。
【0047】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、画像形成装置1のCPU111が読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部119に格納されており、CPU111は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0048】
図2は、CPU111により実行される調整モード処理を示すフローチャートである。図2に示すように、CPU111は、調整モードの設定が指示されたか否かを判別し、調整モードの設定が指示された場合(ステップS1;YES)、後述する調整モード画面(図3参照)を表示部131に表示させる。
【0049】
次いで、CPU111は、調整モード画面において、不揮発データのバックアップを行う指示が入力されたか否かを判別し(ステップS3)、バックアップを行う指示が入力された場合(ステップS3;YES)、不揮発メモリ112から、不揮発データを取得して、記憶部119のHDDに不揮発データを記憶させる(ステップS9)。
【0050】
一方、バックアップの指示が入力されない場合(ステップS3;NO)、CPU11は、不揮発データを復元する指示が入力されたか否かを判別し(ステップS4)、不揮発データを復元する指示が入力された場合(ステップS4;YES)、不揮発メモリ112に記憶されている保存先を取得して(ステップS5)、保存先がコントローラ20であるか否かを判別する(ステップS6)。保存先がコントローラ20である場合(ステップS6;YES)、CPU111は、コントローラ20の記憶部205から不揮発データを取得して(ステップS7)、取得した不揮発データを不揮発メモリ112に記憶させる(ステップS9)。
【0051】
一方、保存先がコントローラ20でない場合(ステップS6;NO)、CPU111は、記憶部119から不揮発データを取得して(ステップS8)、取得した不揮発データを不揮発メモリ112に記憶させる(ステップS9)。続いて、CPU111は、調整モードを終了するか否かを判別し(ステップS10)、調整モードを終了する指示が入力されない場合(ステップS10;NO)、ステップS2に戻って調整モード画面を表示させ、入力された指示に応じて上述した処理を繰り返して実行する。一方、調整モードを終了する指示が入力された場合(ステップS10;YES)、CPU111は、本調整モード処理を終了する。
【0052】
図3を参照して、調整モード画面について説明する。ここで、調整モードは、例えば、画像形成装置1の初期設定やメンテナンスを行う際に、メンテナンスマンが各種設定を行うためのモードである。図3に示すように、調整モード画面121には、調整モードのメニュー項目として、「1.プロセス調整」、「2.画像調整」、「3.ランニングテストモード」、「4.テストパターン出力モード」、「5.テストパターン濃度設定」、「6.フィニッシャ調整」、「7.リスト出力モード」、「8.不揮発バックアップモード」、「9.不揮発復元モード」を設定するための設定釦が設けられている。この調整モード画面131a上において、各設定釦が操作されることにより、対応するメニューを設定するための設定画面が表示される。
【0053】
例えば、調整モード画面131aにおいて、「8.不揮発バックアップモード」釦が操作されると、図4に示す設定画面131bが表示部131に表示される。図4に示すように、表示画面131bの上部には、「不揮発バックアップモード」として、設定を行うメニュー項目が表示され、その下方には、「全ての不揮発データをバックアップしますか?」なるメッセージが表示されている。さらに、その下方には、不揮発データのバックアップを行う指示を入力するための「YES」釦と、不揮発データのバックアップを行わない指示を入力するための「NO」釦が設けられている。この設定画面131bにおいて、「YES」釦を操作することにより、不揮発データのバックアップを行う指示を入力することができる。
【0054】
また、図3の調整モード画面131aにおいて、「9.不揮発復元モード」釦が操作されると、図5に示す設定画面131cが表示部131に表示される。図5に示すように、表示画面131cの上部には、「不揮発復元モード」として、設定を行うメニュー項目が表示され、その下方には、「不揮発データを復元しますか?」なるメッセージが表示されている。さらに、その下方には、不揮発データの復元を行う指示を入力するための「YES」釦と、不揮発データの復元を行わない指示を入力するための「NO」釦が設けられている。この設定画面131cにおいて、「YES」釦を操作することにより、不揮発データの復元を行う指示を入力することができる。
【0055】
続いて、図6を参照して、自動バックアップ設定処理について説明する。図6は、CPU111により実行される自動バックアップ設定処理を示すフローチャートである。図6に示すように、入力部13を介して、各種設定を行うための設定メニュー画面を表示させる指示が入力されると(ステップS21)、CPU111は、表示部131に後述する設定メニュー画面(図7参照)を表示させる(ステップS22)。次いで、CPU111は、設定メニュー画面において、自動バックアップモードの設定を行う指示が入力されたか否かを判別する(ステップS23)。
【0056】
自動バックアップモードの設定を行う指示が入力された場合(ステップS23;YES)、CPU111は、バックアップ期間等の設定条件を入力させ(ステップS24)、入力された設定条件を設定情報として不揮発メモリ112に記憶させる(ステップS25)。続いて、CPU111は、設定メニュー画面において、バックアップ先、すなわち不揮発データの保存先を設定する指示が入力されたか否かを判別する(ステップS26)。保存先を設定する指示が入力された場合(ステップS26;YES)、CPU111は、設定条件として保存先を入力させ(ステップS27)、入力された設定条件を設定情報として不揮発メモリ112に記憶させる(ステップS28)。
【0057】
続いて、CPU111は、設定を終了する指示が入力されたか否かを判別し(ステップS29)、設定を続行する指示が入力された場合(ステップS29;NO)、ステップS22に戻り、上述した処理を繰り返して実行する。一方、設定を終了する指示が入力された場合(ステップS29;YES)、CPU111は、本バックアップ設定処理を終了する。
【0058】
ここで、図7を参照して、上述した設定メニュー画面について説明する。図7に示すように、設定メニュー画面131dは、設定メニューの項目と、設定内容とを表示する設定メニュー領域131e、設定メニューの項目を選択するためのカーソル釦131f、次ページの設定メニューを表示させるためのページ釦131g、設定内容の変更を指示するための変更釦131h、前画面を表示させるための前画面釦131iが設けられている。この設定メニュー画面131dにおいて、カーソル釦131fにより、設定メニュー表示領域131eの中から設定メニューが選択され、変更釦131hが操作されると、対応するメニューを設定するための設定画面が表示部131に表示される。
【0059】
例えば、この設定メニュー画面131eにおいて、カーソル釦131fにより、「6.自動バックアップ機能」が選択され、変更釦131hが操作されると、図8に示す設定画面131jが表示部131に表示される。図8に示すように、設定画面131jの上部には、設定を行うメニュー項目として、「6.自動バックアップ機能」が表示されている。その下方には、設定条件を表示するための設定条件領域131k、設定条件を選択するためのカーソル釦131l、選択された設定条件を設定するための設定釦131m、選択された設定条件をキャンセルするためのキャンセル釦131n、前画面釦131oが設けられている。
【0060】
また、設定条件領域131kには、自動バックアップモードを作動させない「OFF」、1日、1週間又は1ヶ月毎に自動バックアップを行う「1日」、「1週間」、「1ヶ月」が自動バックアップモードの設定条件として表示されている。この設定画面131jにおいて、例えば、カーソル釦131lにより、「1週間」の設定条件が選択され、設定釦131mが操作されると、1週間毎の自動バックアップモードの設定が行われる。
【0061】
また、図7の設定メニュー画面131dにおいて、カーソル釦131fにより、「7.バックアップ先」が選択され、変更釦131hが操作されると、図9に示す設定画面131pが表示部131に表示される。図9に示すように、設定画面131pの上部には、設定を行うメニュー項目として、「7.バックアップ先」が表示されている。その下方には、設定条件を表示するための設定条件表示領域131q、設定条件を選択するためのカーソル釦131s、選択された設定条件を設定するための設定釦131t、選択された設定条件をキャンセルするためキャンセル釦125d、前画面釦126eが設けられている。
【0062】
また、設定条件表示領域131qには、「内蔵HDD」、「コントローラ」、「その他」が表示され、バックアップ先としてそれぞれを設定することができる。なお、「1.内蔵HDD」は、記憶部119に備えられるHDDに対応し、「2.コントローラ」は、コントローラ20の記憶部205に備えられるHDDに対応している。また、「3.その他」には、例えば、後付けされた記憶部をバックアップ先として指定するため、後付けされた記憶部の名称や、この記憶部と接続されるインターフェイス、ポート番号等の情報を入力する。この設定画面131pにおいて、例えば、カーソル釦131sにより、「2.コントローラ」の設定条件を選択し、設定釦131tを操作することにより、不揮発データのバックアップ先をコントローラ20の記憶部205に設定することができる。
【0063】
続いて、図10を参照して、バックアップモード処理について説明する。図10は、CPU111により実行されるバックアップモード処理のフローチャートを示す図である。図10に示すように、CPU111は、不揮発メモリ112から設定情報を読み出して、自動バックアップモードがONに設定されているか否かを判別する(ステップS31)。
【0064】
自動バックアップモードがONに設定されている場合(ステップS31;YES)、CPU111は、取得した設定情報から自動バックアップを行う期間を取得して、所定時間が経過しているか否かを判別する(ステップS32)。所定時間が経過していない場合(ステップS32;NO)、所定時間が経過するまで待機し、所定時間が経過した場合(ステップS32;YES)、不揮発メモリ112に記憶されている不揮発データに異常があるか否かを判別するためのデータ破壊チェック処理を実行する(ステップS33)。
【0065】
図11は、CPU111により、自動バックアップモード処理の一部として実行されるデータ破壊チェック処理を示すフローチャートである。図11に示すように、CPU111は、不揮発メモリ112から、不揮発データを取得すると(ステップS51)、記憶部119又は記憶部205から前回のバックアップデータを取得する(ステップS52)。次いで、CPU11は、取得した不揮発データの調整値と、前回のバックアップデータの調整値とを同一項目においてそれぞれ比較し、調整値の差分を算出する(ステップS53)。
【0066】
続いて、算出された調整値の差分が所定範囲以内であるか否かを判別し(ステップS54)、調整値の差分が所定範囲以内である場合(ステップS54;YES)、CPU111は、不揮発データが正常であると判断して(ステップS55)、本データ破壊チェック処理を終了し、バックアップモード処理に移行する。一方、調整値の差分が所定範囲以内でない場合(ステップS54;NO)、CPU111は、不揮発データが異常であると判断して(ステップS56)、本データ破壊チェック処理を終了し、バックアップモード処理に移行する。
【0067】
図10に戻り、データ破壊チェック処理により、データに異常があると判断された場合(ステップS34;NO)CPU111は、警告情報を生成して表示部131に表示させる。図12は、警告情報が表示された場合の表示画面例を示す図である。図12に示すように、表示画面131wには、エラーが発生したメニュー項目として、「不揮発バックアップモード」が表示され、その下方には、「不揮発データが壊れている可能性があります。サービスへ連絡してください。」なる警告情報が表示されている。
【0068】
一方、図10に戻り、データ破壊チェック処理により、データが正常であると判断された場合(ステップS34;YES)、CPU111は、設定情報から不揮発データの保存先を取得して(ステップS35)、保存先が制御部11の記憶部119であるか、コントローラ20の記憶部205であるかを判別する(ステップS36)。保存先がコントローラ20の記憶部205である場合(ステップS36;YES)、CPU111は、記憶部205にHDDが正常に装着されているか否かを確認し、記憶部205にHDDが正常に装着されている場合(ステップS37;YES)、不揮発メモリ112から不揮発データを取得して、記憶部205のHDDに格納する。
【0069】
一方、保存先が制御部11の記憶部119である場合(ステップS36;NO)、CPU111は、記憶部119にHDDが正常に装着されているか否かを判別し(ステップS40)、記憶部119にHDDが正常に装着されている場合(ステップS40;YES)、不揮発メモリ112から不揮発データを読み出して、記憶部119のHDDに格納する(ステップS41)。そして、CPU111は、本自動バックアップモード処理を終了する。
【0070】
以上のように、本実施の形態によれば、画像形成装置1に備える不揮発メモリ112に記憶された不揮発データをメンテナンスマンの指示により、記憶部119又は記憶部205に記憶させ、不揮発データのバックアップを行う。これにより、不具合により不揮発メモリ112に記憶された不揮発データに異常が発生した場合であっても、重要なデータを記憶部119又は205から取得して、不揮発メモリ112に復元させることができる。したがって、メンテナンスマンは、不揮発メモリ112に記憶させた不揮発データを煩雑な作業を行うことなく、容易に復元することができ、画像形成装置1のメンテナンスに係る業務効率を大幅に向上させることができる。
【0071】
また、自動バックアップモードを設定しておくことにより、予め設定した時間毎に自動で不揮発メモリ112に記憶された不揮発データのバックアップを行うことができるため、画像形成装置1の使用に伴って常に更新されるカウンタの値等も容易に復元させることができる。これにより、例えば、カウンタ値に基づいて課金処理を行っている場合に、データの消失に伴う金銭的損失を防ぐことができる。また、各カウント値や調整値データ等を容易に復元して、画像形成装置1の運用を確実に行うことができる。
【0072】
また、画像形成装置1に複数の記憶部119又は記憶部205を備え、ユーザの設定に応じて、不揮発データの保存先を設定することができる。すなわち、ユーザの使用形態に応じて、記憶部119又は205を選択して使用することができるため、記憶部119又は205を有効に利用することができる。さらに、自動バックアップモードにおいて、バックアップを行う期間は、ユーザにより任意に設定できるため、ユーザの使用形態に応じて好適なタイミングにて不揮発データのバックアップを行うことができる。
【0073】
また、自動バックアップモードにて不揮発データのバックアップを行う場合、不揮発メモリ112に記憶されている不揮発データに異常があるか否かをチェックし、不揮発データが正常である場合に、不揮発データのバックアップを行う。したがって、正常な不揮発データのみをバックアップすることができ、効率の良いバックアップを確実に行うことができる。
【0074】
また、不揮発データに異常がある場合、不揮発データのバックアップを行わず、警告情報を表示部13に表示させる。これにより、不揮発データに異常が発生した場合、即座にこれを把握することができるため、速やかに不具合に対応することができる。この結果、ユーザの利益機会の損失を最小限に抑えることができ、顧客満足度を向上させることができる。また、無駄なバックアップが行われることを防いで、効率良く画像形成装置1の運用を行うことができる。
【0075】
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上述したデータ破壊チェック処理は、一例であり、その他種々の方法により、不揮発メモリ112に記憶された不揮発データの確認を行う構成であってもよい。
【0076】
例えば、不揮発データとして記憶される画像形成装置1に係る調整値データは、調整幅の範囲が規定されている。そこで、記憶部119又は記憶部205に調整値データの調整幅の範囲を規定したデータを記憶させておき、データ破壊チェック処理において、不揮発メモリ112から調整値データを読み出し、記憶部119又は記憶部205に記憶させた調整値データの調整幅の範囲内にあるか否かに基づいて、異常の有無を確認する構成であってもよい。
【0077】
また、不揮発メモリ112に記憶されたカウンタのカウント値により不揮発データの確認を行う構成であっても良い。この場合、例えば、印刷用紙サイズ毎にプリントの回数をカウントするカウンタの合計値を算出し、この合計値と、プリントの合計回数をカウントするカウンタの値とを比較することにより、データのチェックを行う構成であっても良い。
【0078】
さらに、不揮発メモリ112の特定のエリア、及び記憶部119又は205に同一の固定データを記憶させておくことにより、不揮発データの確認を行う構成であっても良い。すなわち、データ破壊チェック処理において、不揮発メモリ112の固定データと、記憶部119又は記憶部205の固定データとを読み出して比較し、これらの固定データが一致しない場合に、不揮発メモリ112に記憶された不揮発データに異常があると判断する構成であっても良い。
【0079】
また、不揮発メモリ112に記憶される情報及び不揮発データとしてバックアップが行われる情報の種類は上述した例に限定されない。また、本実施の形態においては、画像形成装置1に2つの記憶部119及び記憶部205を備える構成として説明を行ったが、記憶部の数はこれに限定されず任意である。
【0080】
その他、本実施の形態における画像形成装置1の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
【0081】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、例えば、調整モードにおいてメンテナンスマンの指示により、不揮発メモリに記憶された画像形成装置の駆動に関する情報をバックアップデータとして、記憶部に記憶させておくことができる。これにより、不揮発メモリに不具合が生じ、情報が破壊されてしまった場合であっても、記憶部に記憶させた情報を読み出して、容易に情報を復元することができる。また、自動バックアップモードにおいて、所定時間毎に不揮発メモリに記憶された情報を記憶部にバックアップデータとして記憶させることができるため、画像形成装置の駆動に伴って更新される情報も記憶部に保存させることができる。これにより、重要な情報の損失を防いで、画像形成装置の運用を確実に行うことができる。
【0082】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、画像形成装置に複数の記憶部が備えられている場合、複数の中から記憶部を選択して保存先に決定することができ、ユーザの使用形態に応じて複数の記憶部を有効に利用することができる。
【0083】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、不揮発メモリに記憶されている情報に異常があるか否かを確認し、この情報に異常がある場合に記憶部に記憶させないため、不必要な情報がバックアップデータとして記憶部に記憶されてしまうことがない。また、不揮発メモリに記憶されている情報の異常の有無を確認することにより、不揮発メモリの不具合を速やか発見して、迅速に不具合に対応することができる。
【0084】
請求項4記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、不揮発メモリに記憶された情報に異常があった場合、速やかにユーザに異常を知らせることができ、発生した不具合に迅速に対応することができる。これにより、画像形成装置を常に正常に運用させることができ、ユーザの利益機会の損失を最小限に抑えて、顧客満足度を向上させることができる。
【0085】
請求項5記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、不揮発メモリに記憶された情報が破壊されてしまった場合でも、記憶部に記憶された情報を読み出して、不揮発メモリに記憶させることができるため、容易に情報の復元を行うことができる。これにより、画像形成装置のメンテナンスに係る労力を大幅に軽減して、業務効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における画像形成装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】図1のCPU111により実行される調整モード処理を示すフローチャートである。
【図3】図2のステップS2において表示される調整モード画面の一例を示す図である。
【図4】図2のステップS3において表示される設定画面の一例を示す図である。
【図5】図2のステップS4において表示される設定画面の一例を示す図である。
【図6】図1のCPU111により実行されるバックアップ設定処理を示すフローチャートである。
【図7】図6のステップS22において表示される設定メニュー画面の一例を示す図である。
【図8】図6のステップS23において表示される設定画面の一例を示す図である。
【図9】図6のステップS26において表示される設定画面の一例を示す図である。
【図10】図1のCPU111により実行されるバックアップモード処理を示すフローチャートである。
【図11】図10のバックアップモード処理の一部として実行されるデータ破壊チェック処理を示す図である。
【図12】図10のステップS39において表示される警告情報の表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
11 制御部
111 CPU
112 不揮発メモリ
113 画像メモリ
113a 圧縮メモリ
113b ページメモリ
114 DRAM制御IC
115 読み取り処理部
116 圧縮IC
117 伸長IC
118 書き込み処理部
119 記憶部
12 スキャナ部
121 CCD
122 スキャナ制御部
13 入力部
131 表示部
132 入力制御部
14 プリンタ部
141 LD
142 プリンタ制御部
20 コントローラ部
201 コントローラ制御部
202 DRAM制御IC
203 画像メモリ
204 LAN I/F
205 記憶部
N ネットワーク

Claims (5)

  1. 画像形成装置の駆動に関する情報を更新可能に記憶する不揮発メモリと、各種指示を入力する入力部とを備える画像形成装置において、
    前記不揮発メモリに記憶された情報をバックアップデータとして記憶する記憶部と、
    前記入力部の指示により調整モードが設定された場合、前記入力部からの指示に応じて、前記不揮発メモリに記憶された情報を読み出して、前記記憶部にバックアップデータとして記憶させる制御を行い、前記入力部の指示により自動バックアップモードが設定された場合、所定時間毎に前記不揮発メモリに記憶された情報を読み出して、前記記憶部にバックアップデータとして記憶させる制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記不揮発メモリから読み出された情報をバックアップデータとして記憶するための複数の記憶部を備え、
    前記制御手段は、前記不揮発メモリに記憶されている画像形成装置の駆動に関する情報に基づいて、前記複数の記憶部の中から保存先を選択して、前記不揮発メモリから読み出された情報をバックアップデータとして記憶させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記不揮発メモリに記憶された情報に異常があるか否かを判別し、前記不揮発メモリに記憶された情報に異常がある場合に、当該情報を記憶部に記憶させない制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 表示部を備え、
    前記制御手段は、前記不揮発メモリに記憶された情報に異常がある場合に、当該情報に異常があることを示す警告情報を生成して、前記表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記入力部から入力される指示に応じて、前記記憶部に記憶されたバックアップデータを読み出して、前記不揮発メモリに記憶させる制御を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009090513A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Fujitsu Ltd 印刷装置,バックアップ装置,バックアップ方法およびバックアッププログラム
JP2017134604A (ja) * 2016-01-27 2017-08-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置およびデータ処理プログラム
JP2018028577A (ja) * 2016-08-16 2018-02-22 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法

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